JPH0741467B2 - 鋸 刃 - Google Patents

鋸 刃

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JPH0741467B2
JPH0741467B2 JP60277842A JP27784285A JPH0741467B2 JP H0741467 B2 JPH0741467 B2 JP H0741467B2 JP 60277842 A JP60277842 A JP 60277842A JP 27784285 A JP27784285 A JP 27784285A JP H0741467 B2 JPH0741467 B2 JP H0741467B2
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cutting
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純生 吉田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/12Straight saw blades; Strap saw blades
    • B23D61/121Types of set; Variable teeth, e.g. variable in height or gullet depth; Varying pitch; Details of gullet

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Knives (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は鋸刃に係り、さらに詳細には、例えば帯鋸、丸
鋸あるいはハクソーのごとき鋸刃に関する。
[従来の技術] 従来、例えば金属製の大きなワークピースを切断(切
削)する装置として、帯鋸盤が使用されている。帯鋸盤
に使用される帯鋸刃においては、例えばびびり振動や騒
音等に対応するために、あさりのパターンをレーカーセ
ット、ウェーブセットあるいはストレートセットなど、
種々のパターンに設定したり、また、各歯のピッチを不
等ピッチにしたりしている。さらには、例えばステンレ
ス鋼のごとき難削材に対応すべく、各歯の歯高寸法を異
にする帯鋸刃も開発されている。
しかし従来の帯鋸刃においては、各歯の歯高寸法を同一
に形成した後に、帯鋸刃の厚み方向(左右方向)に屈曲
した左右のあさり歯と、左右に屈曲を行なわない直歯と
の組合わせによって各種のあさりパターンを設定してい
るのが一般的である。
[発明が解決しようとする課題] したがって、直歯の歯先部と左右のあさり歯の歯先部と
の間に多少の高低差があるものの、例えば直歯の厚み中
心の跡軌上でとらえると、各歯の歯先部はほとんど同一
高さにある。そのために、ワークピースを切削すると
き、ワークピースに直歯が最初に切込むとは限らず、左
右のあさり歯がワークピースに最初に切込むことがあ
り、例えば左あさり歯がワークピースに最初に切込む
と、切削抵抗に起因して帯鋸刃は右側へ振られる傾向に
ある。
すなわち、従来の帯鋸刃においては、左右方向への振動
や切曲りが生じ易い問題がある。
また、難削材の対策用として各歯の歯高寸法を異にした
帯鋸刃においては、歯高寸法の大きな歯のみがワークピ
ースの切削作用を行なって、歯高寸法の小さな歯はほと
んど切削作用を行なわないのが普通である。特にその歯
の歯先の内側コーナ部すなわち、右あさり歯であれば左
コーナ、左あさり歯であれば右コーナは、切削方向から
見ると歯高寸法の大きい歯に完全に隠れており、まった
く切削作用を行なうことができないという問題がある。
また、歯高寸法を異にした鋸刃では、歯高寸法の小さい
右あさり歯と左あさり歯を連続して配置してあるのが普
通であり、そのため歯高寸法の小さい左右あさり歯の次
(切削方向に)位置する歯高の大きい歯が特に大きな負
荷を受ける。それと共に、弓なり状に湾曲した状態でワ
ークピースを切削していた鋸刃がワークピースの切断終
了の瞬間に直線状態に復帰し、切削されずにワークピー
スに僅かに残る破断状の小さな突起部(バリ)に、無負
荷状態に近くなった歯高寸法の小さな歯が衝撃的に接触
して歯欠けを生じ易い等の問題がある。
さらに、難削材から易削材または大径材から小径材まで
を、同一鋸刃で切削することは困難であり、それぞれの
用途に合った鋸刃を選定しているのが現状である。
本発明は上記のごとき従来の問題に鑑みて創作したもの
であって、その第1の目的は総ての歯がワークピースの
切削を行い、歯高寸法の小さい歯の次に位置する歯高寸
法の大きい歯の負荷を小さくして各歯の負荷をより均等
に、均一な摩耗を図り、切れ曲げを生じ難くした鋸刃を
提供するものである。
本発明の第2の目的は、例えば丸棒の切断時初断終了直
前に切削長が短かくなるワークピースの切削を行なう場
合に、歯欠を生じ難くした鋸刃を提供するものである。
本発明の第3の目的は、鋸刃の切削によって生じる切屑
の細分化ができ、切屑の排出性を向上し得る鋸刃を提供
するものである。
本発明の第4の目的は、同一鋸刃で難削材から易削材ま
で切削を行なえる鋸刃を提供するものである。
本発明の第5の目的は、同一鋸刃で大径材から小径材ま
で切削を行なえる鋸刃を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 上記のごとき目的を達成するために、本発明は、ワーク
ピースの切削を行なうときに切込み方向に先行してワー
クピースの切削を行なう先行歯と、先行歯よりも遅れて
ワークピースに切込みを行ない、かつ先行歯による先行
切削溝の幅を拡開すべく切削する複数の後続歯と、を1
グループとして備えてなり、複数の後続歯は左方向へ屈
曲した左あさり歯と右方向へ屈曲した右あさり歯とを一
対とした複数対よりなり、基準位置から先行歯の歯先部
までの歯高寸法よりも、基準位置から後続歯の各対の歯
先部までの歯高寸法を同じか又は、小さく設けると共
に、後続歯の歯高寸法の大きい対の歯のあさり幅よりも
歯高寸法の小さい対の歯のあさり幅を大きく設け、さら
に歯高寸法を最も小さく設けてある後続歯が連続しない
ように配置してある。
さらに、ワークピースの切削を行なうときに切込み方向
に先行してワークピースの切削を行なう先行歯と、先行
歯よりも遅れてワークピースに切込みを行ない、かつ先
行歯による先行切削溝の幅を拡開すべく切削する複数の
後続歯と、を1グループとして備えてなり、複数の後続
歯は左方向へ屈曲した左あさり歯と右方向へ屈曲した右
あさり歯とを一対とした複数対よりなり、基準位置から
先行歯の歯先部までの歯高寸法よりも、基準位置からの
後続歯の各対の歯先部までの歯高寸法を小さく設けると
共に、後続歯の歯高寸法の大きい対の歯のあさり幅より
も歯高寸法の小さい対の歯のあさり幅を大きく設け、さ
らに後続歯であさり振り出し量の小さい歯の基準位置か
ら屈曲位置までの高さ寸法よりも、最もあさり振り出し
量が大きく、最も歯高寸法の小さい歯の基準位置から屈
曲位置までの高さ寸法を大きく設けた構成である。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に基いて詳細に説明する
に、実施例は帯鋸刃の場合について例示するけれども、
本発明は帯鋸刃に限ることなく丸鋸刃あるいはハクソー
スなど種々の鋸刃にも実施可能である。
まず、第1図(a)〜第1図(c)を参照するに、鋸刃
1は基本的にはワークピースWの切削を行なうときに、
ワークピースWに対する切込み方向(図示の矢印A方
向)に先行してワークピースWの切削を行なう先行歯3
と第1段階の先行溝拡開切削を行なう第1後続歯である
右あさり歯7R、左あさり歯9Lおよび第2段階の先行溝拡
開切削を行なう第2後続歯である左あさり歯5L、右あさ
り歯11Rを基本的な1つのAグループ(セット)として
備えている。
上記先行歯3は例えば鋸刃1の幅の中心を基準位置Fと
した場合、この基準位置Fから歯先部3Pまでの歯高寸法
3Hを第2後続歯5L、11Rにおける基準位置Fから各歯先
部5P、11Pまでの歯高寸法5H、11Hより大きく形成してあ
る。また、第1後続歯7R、9Lの基準位置Fから各歯先部
7P、9Pまでの歯高寸法7H、9Hは、先行歯3と同じ高さに
形成してある。なお、歯高寸法7H、9Hは先行歯3の歯高
寸法3Hより低くしてもよい。
すなわち、先行歯3および第1後続歯7R、9Lまた第2後
続歯5L、11Rは、第1図(b)より明らかなように、ワ
ークピースWに対する切込み方向に段差が形成されてい
る。
また、第1図(b)より明らかなように、先行歯3は、
ワークピースWの切削方向(図示の矢印B方向)に対向
して見た場合、鋸刃1の厚み方向(以後左右方向と称
す)に屈曲することのない直歯に形成されており、第1
後続歯7R、9Lはそれぞれごく僅かに左右方向に屈曲して
あさり出しを行なった右あさり歯および左あさり歯に形
成してある。第2後続歯5L、11Rは、それぞれ大きく左
右方向に屈曲してあさり出しを行なった左あさり歯およ
び右あさり歯に形成してある。
以上のごとき構成の鋸刃1によりワークピースWの切断
(切削)を行なうとき、歯高寸法3Hが最も大きな先行歯
3がワークピースWに最初に切込み、次に歯高寸法7H、
9Hが次に大きな第1後続歯7R、9Lが、さらに続いて第2
後続歯5L、11RがワークピースWに切込むこととなる。
すなわち歯高寸法の大きい歯からワークピースWに切込
みを行なうものである。
前記先行歯3は左右のあさり出しを行なっていない直歯
であるから、先行歯3がワークピースWに切込むとき、
左右方向への分力を受けることがなく、直進的にワーク
ピースWに切込む。次に第1後続歯7R、9Lがワークピー
スWに切込むとき、第1後続歯7R、9Lは夫々右あさり
歯、左あさり歯であるから、先行歯3の歯先部3Pによっ
て切削された先行切削溝により常に直進的に案内され、
第1後続歯7R、9Lによる左右方向への振動が抑制され
る。第2後続歯5L、11Rも第1後続歯と同様に左右方向
への振動が抑制される。
さらに、第2後続歯5L、11Rは歯高寸法を最も小さく設
けてあり、かつ第1図(a)から明らかなように、互い
に連続しないように配置してあるから、第2後続歯5L、
11Rに続く歯高寸法の大きい歯である第1後続歯7R、先
行歯3の負荷を低減するのである。
上記実施例は、先行歯3が直歯の場合について説明した
けれども、例えば第2図(a)〜第2図(c)に示され
るように、直歯に変えて、左右方向へ極く僅かに屈曲し
た左右のあさり歯3L、3Rを一対として、その他は第1図
(a)〜第1(c)に示した実施例と同様の構成するこ
とも可能である。
この実施例の構成においても、前記実施例と同様の作
用、効果を奏し得るものある。
さらに、鋸刃1の各歯3,5L,7R,9Lおよび11Rに断面形状
が鳩尾状のチップ3C,5C,7C,9C,11Cを固着して撥形あさ
りに構成した場合には、第3図に示すように、各チップ
3C、,5C,7C,9C,11Cの歯高寸法を異にすると共に、歯高
寸法の小さなチップほど歯先部の幅寸法を大きく構成す
ることにより、前述の実施例と同様の作用、効果を奏し
得るものである。
以上の実施例の説明は、先行歯3としての1つの直歯ま
たは極く僅かに左右に屈曲した一対のあさり歯と、後続
歯5L,7R,9L,11Rとしての4つの左右のあさり歯よりなる
歯を1つのグループとした場合について説明した。しか
し、1つのグループおける各歯の数は任意であり、例え
ば1グループにおける各種の数を、4,5,6,7,8,9,…と所
望の数に選定でき、各歯の歯高寸法の差およびあさり幅
の差を適宜に構成できるものである。
第4図(a)〜第4図(c)は、6つの歯を1グループ
とした鋸刃1を示すもので、鋸刃1における先行歯3の
両角部を研削して両側部に同傾斜の傾斜部3Bを形成し、
先行歯3の歯先部をほぼV字形に形成した場合を例示す
るものである。
この実施例においては、1つのBグループ(セット)と
して、先行歯3の歯高寸法3Hと同寸法の第2先行歯3Sが
設けられており、かつ二対の後続歯7R,9Lおよび5L,11R
が設けられている。上記第2先行歯3Sは、先行歯3の歯
高寸法よりも僅かに小さな歯高寸法でも良く、先行歯3
の歯先部の傾斜部3Bを形成したことによって切削されな
い残余の部分を切削する作用をなすものである。
すなわち、この実施例によれば、先行歯3および第2先
行歯3Sが先行切削溝によって直進的に案内されることと
なり、前記実施例と同様の作用、効果を奏するものであ
り、かつ切屑が細分化されて切屑の排出性が向上するも
のである。
なお、第2先行歯3Sは、切屑を細分化する上において設
けることが望ましいが、必ずしも設けなければならない
というものではなく、例えば、第4図(d)に示すよう
に、第2先行歯3Sを省くことも可能である。
さらに、切屑を細分化する構成としては、例えば第4図
(e)に示すように、先行歯3の歯先部にU又はV字形
状等の適宜形状のノッチ部3Nを適数形成する構成とする
ことも可能である。この場合、ノッチ部3Nを形成したこ
とにより切削されないV字形状の残余の部分は、第2先
行歯3Sが切削することとなる。
次に参考例として示す第5図(a)〜第5図(c)を参
照するに、鋸刃1は基準位置にはワークピースWの切削
を行なうときに、ワークピースWに対する切込み方向
(図示の矢印A方向)に先行してワークピースWの切削
を行なう先行歯3と第1段階の先行溝拡開切削を行なう
第1後続歯9L,7Rおよび第2段階の先行溝拡開切削を行
なう第2後続歯5L,11Rまたは先行歯(直歯)3の負荷を
軽減する目的で設けられた第3後続歯の緩衝歯として13
L,15Rを1つのCグループ(セット)として備えてい
る。
第3後続歯の13L,15Rは例えば鋸刃1の幅の中心を基準
位置Fとした場合、この基準位置Fから歯先部13P,15P
までの歯高寸法13H,15Hを第2後続歯5L,11Rにおける基
準位置Fから各歯先部5P,11Pまでの歯高寸法5H,11Hと、
先行歯(直歯)3における基準位置Fから歯先部3Pまで
の歯高寸法3Hとの中間の高さに形成して、第2後続歯11
Rと先行歯(直歯)3との間に設けてある。
緩衝歯13L,15Rのあさりの振り出し量は第2後続歯5L,11
Rよるも小さいことを前提として、任意に設定すること
ができる。また左右方向への屈曲のない直歯とすること
も可能である。
すなわち、本鋸刃は歯高寸法が小さい歯から大きい歯へ
となる切削順序をとる場合、その歯高寸法が小さい歯と
歯高寸法が大きい歯との間に、中間の歯高寸法である緩
衝歯を設けて次にくる歯の衝撃を和らげている。
そして次に、第6図はあさりの曲げ位置による歯先コー
ナーの出入りを示したものである。この図の鋸刃は、ワ
ークピースの切削を行なうときに、切込み方向に先行し
てワークピースの切削を行なう先行歯(直歯)として
3、先行歯に遅れてワークピースに切込みを行い、か
つ、先行歯による先行切削溝の幅を拡開すべく切削する
複数の後続歯として9L,7Rを1つのグループとして備
え、基準位置から先行歯の歯先部までの歯高寸法より
も、後続歯の歯高寸法を小さく設けてなるものを1例と
して示した。
ここで1点鎖線で示したものは曲げ位置mであさりの振
り出しを行なった場合であり、破線で示したものは曲げ
位置nであさりの振り出しを行った場合の後続歯であ
る。また、それぞれの歯の同じ大きさの振り出し量であ
り、1点鎖線で示した歯と、破線で示した歯はあさりの
振り出しを行なうまえは同一高さに形成されていたもの
である。
第6図より明らかなように先行歯3の歯先に近い位置で
ある曲げ位置n(基準位置から屈曲位置までの高さ寸法
は大になる)であさりの振り出しを行なったもののほう
が、先行歯3の歯先に遠い位置である曲げ位置m(基準
位置から屈曲位置までの高い寸法は小になる)であさり
の振り出しを行なったものより、あさりの振り出し方向
に逆方向の歯先コーナー部である歯先の内側コーナ部が
大きくせり上がり、歯高寸法dだけ大きくなる。
つまり先行歯3の切込み量が大きくなった場合には、曲
げ位置nであさりの振り出しを行なったもののほうが、
曲げ位置mであさりの振り出しを行なったものよりも歯
先の内側コーナー部が働き易くなり、その歯自体で先行
歯3に生じる負荷の緩衝効果が得られる。
この例では、他にあさり歯のないものを示したが、他に
あさり歯がある場合には後続歯で最もあさり振り出し量
が大きく、最も歯高寸法の小さい歯のあさりの振り出し
曲げ位置を、あさり振り出し量の小さい歯よりも歯先に
近い位置で曲げを行なえばよい。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要す
るに本発明の要旨は特許請求の範囲に記載のとおりであ
る。
その記載より明らかなように、第1発明は、ワークピー
スの切削を行うときに切込み方向に先行する先行歯と、
先行歯よりも遅れてワークピースに切込み、かつ先行歯
による先行切削溝の幅を拡開すべく切削する複数の後続
歯とを1グループとして備えるものであって、複数の後
続歯は、左方向へ屈曲した左あさり歯と右方向へ屈曲し
た右あさり歯とを一対とした複数対よりなるものであ
る。
すなわち、後続歯は、先行歯による先行切削溝の幅を広
げる作用をなすものであり、かつ左右のあさり歯を対と
して備えるものであるから、切削時における左右方向の
分力は互に相殺するものであり、左右方向の振動を抑制
するものである。
また、基準位置から後続歯の歯先部までの歯高寸法は先
行歯の歯行寸法より小さく、かつ後続歯の対のあさり幅
は、歯高寸法の小さい対の歯のあさり幅をより大きく設
けてある。さらに、歯高寸法の最も小さな対の後続歯は
連続しない配置であるから、各後続歯が溝を広げるべく
切削するとき、上記溝を最大に広く切削する後続歯は歯
高寸法が最も小さなものであり、切削時に歯先に作用す
る左右方向の分力によって弾性変形する変形量を抑制で
き、左右方向へ屈曲してあさり出しを行った鋸刃であっ
ても、幅広の溝に切削できるものである。
切粉の細分化が行われることは勿論のこと、最小歯高寸
法の後続歯が連続しない配置であることにより、この最
小歯高寸法の後続歯に続いて切削する次の歯の負荷は、
最小歯高寸法の後続歯が連続する構成に比較して半減す
るものであり、摩耗等が少なくなるものである。
特許請求の範囲の記載より明らかなように、第2発明に
おいては、第1発明と1部同様の構成であって、同様の
効果を奏すると共に、さらに第2発明においては、後続
歯において、歯高寸法の小さい後続歯の左右のあさり出
しを行う屈曲位置は、歯高寸法の大きい後続歯よりも歯
先側に位置するものであるから、歯高寸法の小さい後続
歯の屈曲角が大きくなり、この歯高寸法の小さい後続歯
における内側のコーナ部が外側のコーナ部よりも切込み
方向へ大きく突出する態様となる。したがって、内側の
コーナも切削により寄与することとなり、次に続く歯高
の大きな先行歯の負荷をそれだけ軽減して摩耗等を抑制
し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は鋸刃の正面図、第1図(b)は第1図
(a)におけるb−b線に沿った断面図、第1図(c)
は底面図である。 第2図(a)、第2図(b)および第2図(c)はそれ
ぞれ鋸刃の正面図、b−b線側面図および底面図であ
る。 第3図は鋸刃の正面図である。 第4図(a)、第4図(b)、および第4図(c)は、
それぞれ鋸刃の正面図、b−b線断面図および底面図、
第4図(d)、および第4図(e)は第4図(b)に相
当する他の実施例である。 第5図(a)、第5図(b)および第5図(c)はそれ
ぞれ参考例としての鋸刃の正面図、b−b線断面図およ
び底面図である。 第6図は鋸刃の側面図である。 (図面の主要部を表わす符号の説明) 1……鋸刃 3……先行歯 5L,7R,9L,11R,13L,13R……後続歯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−137520(JP,A) 特開 昭52−26679(JP,A) 実開 昭56−176126(JP,U)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークピースの切削を行なうときに切込み
    方向に先行してワークピースの切削を行なう先行歯と、
    先行歯よりも遅れてワークピースに切込みを行ない、か
    つ先行歯による先行切削溝の幅を拡間すべく切削する複
    数の後続歯と、を1グループとして備えてなり、複数の
    後続歯は左方向へ屈曲した左あさり歯と右方向へ屈曲し
    た右あさり歯とを一対とした複数対よりなり、基準位置
    から先行歯の歯先部までの歯高寸法よりも、基準位置か
    ら後続歯の各対の歯先部までの歯高寸法を同じか又は、
    小さく設けると共に、後続歯の歯高寸法の大きい対の歯
    のあさり幅よりも歯高寸法の小さい対の歯のあさり幅を
    大きく設け、さらに歯高寸法を最も小さく設けてある後
    続歯が連続しないように配置してあることを特徴とする
    鋸刃。
  2. 【請求項2】後続歯であさり振り出し量の小さい歯の基
    準位置から屈曲位置までの高さ寸法よりも、最もあさり
    振り出し量が大きく、最も歯高寸法の小さい歯の基準位
    置から屈曲位置までの高さ寸法を大きく設けてなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の鋸刃。
  3. 【請求項3】歯高寸法が小さい歯から大きい歯へとなる
    切削順序をとる際、その歯高寸法の小さい後続歯と歯高
    寸法の大きい先行歯との間に中間歯高寸法である後続歯
    を備えると共に、後続歯であさり振り出し量の小さい歯
    の基準位置から屈曲位置までの高さ寸法よりも、最もあ
    さり振り出し量が大きく、最も歯高寸法の小さい歯の基
    準位置から屈曲位置までの高さ寸法を大きく設けてなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の鋸刃。
  4. 【請求項4】先行歯は左右方向への屈曲のない直歯であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の鋸
    刃。
  5. 【請求項5】先行歯は、極く僅かに左方向への屈曲を行
    なった左あさり歯と極く僅かに右方向への屈曲を行なっ
    た右あさり歯との一対よりなることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の鋸刃。
  6. 【請求項6】先行歯における歯先部に、歯先部を複数の
    部分に分割するノッチ部を備えてなることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の鋸刃。
  7. 【請求項7】ワークピースの切削を行なうときに切込み
    方向に先行してワークピースの切削を行なう先行歯と、
    先行歯よりも遅れてワークピースに切込みを行ない、か
    つ先行歯による先行切削溝の幅を拡開すべく切削する複
    数の後続歯と、を1グループとして備えてなり、複数の
    後続歯は左方向へ屈曲した左あさり歯と右方向へ屈曲し
    た右あさり歯とを一対とした複数対よりなり、基準位置
    から先行歯の歯先部までの歯高よりも、基準位置から後
    続歯の各対の歯先部までの歯高寸法を小さく設けると共
    に、後続歯の歯高寸法の大きい対の歯のあさり幅よりも
    歯高寸法の小さい対の歯のあさり幅を大きく設け、さら
    に後続歯であさり振り出し量の小さい歯の基準位置から
    屈曲位置までの高さ寸法よりも、最もあさり振り出し量
    が大きく、最も歯高寸法の小さい歯の基準位置から屈曲
    位置までの高さ寸法を大きく設けたことを特徴とする鋸
    刃。
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