JPS61236468A - 自由曲面加工機 - Google Patents

自由曲面加工機

Info

Publication number
JPS61236468A
JPS61236468A JP60078703A JP7870385A JPS61236468A JP S61236468 A JPS61236468 A JP S61236468A JP 60078703 A JP60078703 A JP 60078703A JP 7870385 A JP7870385 A JP 7870385A JP S61236468 A JPS61236468 A JP S61236468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape
workpiece
processing
grinding
finished
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60078703A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0698567B2 (ja
Inventor
Masahide Kamiya
神谷 昌秀
Akio Asai
浅井 昭夫
Katsuiku Hokao
外尾 勝育
Hideto Watanabe
渡辺 英人
Masaaki Uchiumi
内海 昌秋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP60078703A priority Critical patent/JPH0698567B2/ja
Publication of JPS61236468A publication Critical patent/JPS61236468A/ja
Publication of JPH0698567B2 publication Critical patent/JPH0698567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Machine Tool Copy Controls (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は機械加工により所望の三次元自由曲面を実現す
る自由曲面加工機に関し、特にその実現に際して人手を
不用として完全な自動化を達成する自由曲面加工機に関
するものである。
[従来技術] 従来、金型の製作等三次元自由曲面に高い精度を要する
機械加工は、熟練者の手作業と勘によって行われており
、多くの時間と労力を必要としている。例えば、粗い型
彫りのみを加工機等によって実行した後は、荒仕上げを
手持グラインダーによって行い、次いで、熟練者の触覚
、視覚に頼って砥石等を用い研削、研磨がなされている
このため、上記手作業の機械化を目的として三次元自由
曲面の研削機が近年開発されるに至っている。この種の
機器は研削作業の内容を定圧自己誘導倣いによって又は
代表的な作業点を倣い教示するティーチングによって知
り、所望の作業を達成しようとしているものであって、
加工面を定圧で倣いながら移動し、若しくは前もって人
手による作業点ティーチングにより加工面の情報入力を
必要としている。
[発明が解決しようとする問題点] 従って、上記従来の三次元自由曲面の加工には以下のご
とき問題点を有していた。
まず、定圧自己誘導倣いによる研削機は、加工面上を一
定の粗さにすることはできるものの前加工の形状通りに
しか研削できず、最終的には前記熟練者の作業が必要と
なる。すなわち、作業の所要時間をある程度短縮できる
効果に止まるのである。
又、ティーチングにより作業内容が教示される研削機に
あっては、人手により作業毎に代表的な作業点を教える
煩雑さがあり多品種少僅生産への適用に問題があった。
更に、上記両者の研削機ともに研削機の自由度が低く、
一つのワークの研削を実行するのに幾度となくワークチ
ャックを行わねばならず、生産性が低く、かつ完全な自
動化が達成できないこと等が挙げられる。
すなわち、換言するならば従来の加工機は全て自由度の
低いオープン制御であり、自動化に対する適用、加工精
度等の面より充分なものではなく、今日のオートメーシ
ョン化に追従できないのである。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、一度のワ
ークチャックで三次元自由曲面金てにわたり、迅速かつ
精度良く所望の機械加工を実行することのできる優れた
自由曲面加工機を提供することをその目的としている。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本発明の構成した手段は、
第1図の基本的構成図に示すごとくワークWの形状を変
化させる加工具を前記ワークの任意の位置に移動させる
とともに、該加工具のワークに対する加工量を変更する
加工手段C1と、前記ワークWの三次元曲面形状を測定
するワーク形状測定手段C2と、 前記ワークWの目標形状である仕上げ三次元曲面形状を
記憶する仕上げ形状記憶手段C3と、前記ワーク形状測
定手段C2によって測定されたワーク形状と前記仕上げ
形状記憶手段C3の記憶する仕上げ三次元曲面形状とを
比較する形状比較手段C4と、 該形状比較手段C4の比較結果に応じて前記加工手段C
1を作動させる制御手段C5とを備えることを特徴とす
る自由曲面加工機をその要旨としている。
[作用] 本発明における加工手段C1とはワークWの形状を変化
させるものであり、従ってワークWの任意の位置へその
形状を変化させる加工具を移動させる能力及びその加工
具の稼働を制御する能力を有する。例えばワークWの形
状を僅かに加工するのみであるときは、該ワークWの所
定の位置まで砥石等の加工具を移動させ、かつ該砥石等
の回転数や押付圧力等を変化させワークWに対する砥石
等の稼働を制御するものが加工手段C1に相当する。
また、加工手段C1はワークWの任意の位置まで加工具
を移動させる能力を有するものであるから、加工具を保
持する部分、いわゆるアーム又はヘッド部は三次元の自
由度を有するものである。例えば、加工具を移動させる
ためにX軸、Y軸、Z軸及び接触角度制御軸A軸、C軸
の5軸を自由に制御可能な、移動用機構の採用がなされ
る。更に、その加工具の実行する加工量を変更するため
に加工具の押付力制御軸の1軸を制御できることが好ま
しく、上記移動用の制御軸と組み合わせ6軸加工手段が
より好ましい態様である。また、更に上記加工量を変更
するための手段として、上記保持する加工具そのものを
選択、変更するものであることが好ましい。すなわち、
加工量が粗く大きな時は研削等の専用工具を、加工量が
細かく小さな時は研磨等の専用工具をと選択可能とする
のである。これは例えば、公知のオートマチックツール
チェンジ−により構成することが可能である。
また、ワーク形状測定手段C2とは、前記ワークWの三
次元曲面形状を測定するものである。これは、例えば現
在提供されている各種の形状認識装置を利用することが
できる。なお、このワーク形状測定手段C2は単一の装
置によって構成されることに限定されるものではなく、
例えば前記加工具の加工実行範囲内についての相対的形
状測定を実行する相対形状測定部と、前記ワーク全体形
状の絶対的形状測定を実行する絶対的形状測定部との二
つの機構部より構成されるものであってもよい。研削等
を実行し、ワーク形状に大きな変化を持たらす場合には
、常にワーク全体の形状を絶対的に検出する必要がある
。従って絶対的形状測定部は必須であるが、実際に研削
を実行している部分にどれほどの形状変化が生じている
かをリアルタイムで検出し研削用工具の使用状況等を知
る上ではその部分の相対的形状の変化を検出することで
充分である。すなわち、研削用工具の目詰りや摩耗等で
研削能力が低下していることを検出するためにはリアル
タイムでの検出が簡単でかつ有効である。更には、ワー
クWの形状変化を伴わない単なる面精度を出すための研
磨工程にあっては、検出に時間を要する絶対的形状検出
より却って簡略的な部分的、相対的な形状検出を実行す
る方が作業性向上の面より好ましい。そこで、上記のご
とく絶対的形状測定部及び相対的形状測定部の2種の測
定部を有し、作業に適した検出を実行可能とすることが
好ましい。
仕上げ形状記憶手段C3は、上記ワークWの最終的な形
状、仕上げ時の形状を記憶するものである。従って、例
えば公知の各種記憶素子を用いることにより構成される
。形状の記憶は通常膨大な情報量となる。そこで、より
正確で、かつ迅速にその記憶を行うためにワークWの形
状を予めCAD(Computer  Aided  
Design)により設計し、そのCADデータ(数値
データ)を直接仕上げ形状記憶手段C3に書き込む等の
データの流れを構成することが好ましい。
更に、本発明における形状比較手段C4とは、上記ワー
ク形状測定手段C2の検出情報と仕上げ形状記憶手段C
3の記憶情報との比較を行うものである。これら2つの
情報の比較によって仕上げ形状と実際の形状との差、す
なわち現在必要とされている加工量が判明するのである
制御手段C5は、上記のごとくして判明した加工量に応
じて加工手段C1を制御する。必要とされている加工量
を加工手段C1に゛実行ざゼるのである。従って、例え
ば加工量が極めて大きく、粗いものを必要としているも
のであれば、加工手段C1に大きな加工量となる目の粗
い砥石やグラインダ等を選択させ、その押付圧を高くか
つ回転数を高くする等の制御信号を送るのである。この
ように本制御手段C5は、上記した各種手段をより効率
的に稼働させるために適宜その制御量の集中管理を行う
のである。近年のコンピュータ技術の進歩により、制御
手段C1としてこのコンピュータを用い、上記各手段を
数値制御すれば、精度、処理速度の面より好ましい。
以下本発明をより具体的に説明するために実施例を挙げ
て詳述する。
[実施例] 第2図は実施例の自由曲面加工機をその機能毎に概略的
に示した説明図である。
図において1はいわゆる門型の加工機本体で門型の支柱
部3にはその上下方向(以下2方向という)に移動可能
な梁材5が架は渡しており、該梁材5を包み込むように
ヘッド7が設けられている。
更に、ヘッド7は、梁材5上を自由に移動可能で紙面左
右方向(以下Y方向という)の任意の位置に移動できる
。また、ワーク9を乗せるパレット11は移動テーブル
13によって紙面の表裏方向(以下、X方向という)に
移動可能である。以上の各構成機器により本実施例の自
由曲面加工機はX、Y及びZの3軸自由作動が達成でき
る。
また、ヘッド7は梁材5上を右方向に移動して門型の支
柱3の脇に並設されるオートマチックアタッチメントチ
ェンジャー15(以下AACという)に達すると種々の
加工に最も適したアタッチメント17が取り付けられる
。同様にアタッチメント17の保持するツール、例えば
砥石、グラインダー、等はアタッチメント17を取り付
けたヘッド7が梁材5上を左方向に移動して支柱3の脇
に並設されるオートマチックツールチェンジャー19(
以下ATCという)に達すると自動的に最適のものに交
換される。21は、前記加工機本体と同様に門型の機器
でX、Y、Z方向に自由に移動できるヘッド23を有し
、その先端部に距離センサ25を持つワーク9の形状を
三次元的に測定する形状測定機である。そして、この形
状測定機21と加工機本体1との間は前期した移動デー
プル13によってオンラインで結ばれており、いわゆる
オートマチックパレットチェンジャー(以下、APCと
いう)を構成している。27及び29は相互に情報通信
を実行しているコンピュータからなるコントローラで、
それぞれ前期した3軸の移動量の制御やATC19、A
AC15及び移動テーブル13の制御を行う。このコン
トローラ27及び29は更に外部の機器とも交信を実行
し、該外部の機器と閉ループを構成している。
上記アタッチメント17の詳細について第3図の説明図
に基づいて説明する。図示のように本実施例では特別な
研削・測定ツール30を有している。この研削・測定ツ
ール30はアタッチメント17で保持されるが、該アタ
ッチメント17の動作によってワーク9に対する接触角
度が自由に変更される(図中のへ軸及びC軸方向への駆
動による)。研削・測定ツール30は例として荒取り用
砥石31を取り付けているところを示している。
この研削・測定ツール30は簡略な形状センサ33をそ
の側壁に有する。これは例えば荒取り用砥石31により
加工されるワーク9表面の研削状況を、カメラ等によっ
てとらえることにより、あるいはその表面粗度等を測定
することにより検出するものである。また研削・測定ツ
ール30は高周波モータ37によってそれぞれのツール
を所定回転数で回転駆動するとともに、その高周波モー
タ37を支えるエアーシリンダー39の制御により各ツ
ールのワーク9に対する押付圧力の調節が可能である。
このような特殊な研削・測定ツール30によりワーク9
に対する加工量が微妙に調節可能となるのである。ヂに
、上記説明した特殊なアタッチメント17に限らず、本
実施例のAAC’15は通常の5軸機が有する押付圧力
の調節機構のないアタッチメントも共有する。
上記詳述したコントローラ27.29及び各種機器が、
どのような情報の授受を実行しているかをブロック図的
に示したものが第4図の説明図である。
図から明らかな通り、本実施例の自由曲面加工機はCA
Dシステムの一部をなすように構成され、2つのコント
ローラ27.29はCADの下位に位置付けられる。4
0はCADと本自由曲面加工機とを情報の互換性を取り
結び付けている中央監視システムでその直下には中央監
視システム40からの指令に応じて研削条件を計算する
研削条件システム42、加工機駆動データ針筒システム
44及び形状測定機21の動作を司る測定機駆動システ
ム46が設けられている。まず加工機側から説明すると
、中央監視システム40からどれだけの研削を実行すべ
きかという情報を入力する研削条件計算システム42は
予め入力されている種々の研削相関関係から研削のため
条件、例えば押付力F、ツール移動速度V、ワークとの
接触角度θ等を決定する。この条件計算の基礎となるツ
ールの動作とそれに対する研削量との相関関係は、理論
的に又は実験的に予め決定され、上記の研削相関関係と
して入力されているのである。この研削条件計算システ
ム42での演算結果、また、中央監視システム40から
の出力が研削条件の計算を必要としない単なる表面研磨
であるときにはその出力はそのまま加工機駆動データ計
算システム44に入力される。ここで、加工機の駆動を
どのように行い、上記各上位機からの命令に答えるかの
計算がなされ、その結果が前述したコントローラ27へ
入力されるのである。
形状測定機側では中央監視システム40からの信号によ
って測定機駆動データ計算システム46がコントローラ
29に起動を命じ、与えられたワーク9の形状を三次元
にわたって検出する。
一方、中央監視システム40側へ向って伝えられる情報
がある。アタッチメントとして前述の形状センサ33を
有するものを使用するとき、該センサ33からの検出出
力は研削状態判定システム48と研磨状態判定システム
50とへ入力される。
研削状態判定システム48は前記研削条件計算システム
42へその研削状態を示すデータを与え、ここに研削の
ためのフィードバック系が構成される。研磨状態判定シ
ステム50は上位の中央監視システム40へ研磨状態を
伝えるためのもので、その出力を再研磨指令システム5
2へ与える。この再研磨指令システム52によりワーク
9の研磨状態が充分か否か、すなわち再研磨を要するか
否かが判定され、中央監視システム40へその判定結果
及び再研磨を必要としているワーク9の部位の情報を与
えるのである。
また、形状測定機21のコントローラ29は該測定機か
らの出力、すなわち形状情報を測定データ判定システム
54へ与える。この測定データ判定システム54は同時
に中央監視システム40を介してCADのデータ、すな
わちワーク9の最終形状のデータをも同時に入力してお
り、これら2つのデータの比較を行い、この結果を再研
削指令システム56へ伝える。そして、この再研削指令
システム56が上記データの比較結果により再研削を必
要とするか否かの判断を下し、その判断及びその判断が
下されたワーク9の部位のデータが中央監視システム4
0へ伝達する。
次に、以上の如き構成をとる本実施例の自由曲面加工機
の動作につき説明する。
例えば、金型を製作するために本実施例の自由曲面加工
機は第5図に示す基本ルーチンに作業を進める。
まず、製作する金型がどのような形状のものであるかの
情報を上位のCADにて作成されたデータベースから入
力する(ステップ100)。次いで、この得られた情報
に基づき、ワークを概略的に上記形状の情報に近づける
型彫り(ステップ200>を実行し、そして、その型彫
り後の形状をより高い面精度とするために荒仕上げ(ス
テップ300)、形状出しくステップ400) 、II
きくステップ500)を順次実行するのである。これに
よりCADにて図面上に描かれたものが、現実の三次元
形状を有する製品として1qられるのである。
第6図が上記各ステップの働きを説明するための説明図
である。図示のようにワーク9は型彫り用ツールによっ
て帯状に細く削られて概略的に型取りされる。その後に
その型彫りによって生じた多数のカッターマークを無く
すために極めて粗い磨きである荒取りがなされ(約o、
oammの深ざ研削)、次いでCADからの情報に則っ
た形状に仕上げる、いわゆる形状出しく約0.15mm
の深さ研削)が行われる。最後の磨き(約O0O’1m
mの深さ研磨)とはワーク9の形状の変化を伴うもので
はなく、その表面精度をより上げるため極めて細かい目
の砥石によって行われる研磨である。
上述の型彫り(ステップ200)は、通常用いられるボ
ールエンドミル等で行われる。X軸、Y軸、Z軸の三次
元の自由度を有するものまであれば、加工面の精度を何
ら必要としないからであり、このため簡単な三次元自動
研削機が提案されている。このためここではその動作は
詳細を記述しないが、本実施例の自由曲面加工機はその
後の処理(ステップ300〜ステツプ500)に大きな
特徴があるのである。
型彫りにより概略形状が形成されたワーク9は、次に自
動的に荒仕上げ(ステップ300)がなされる。荒仕上
げを実行している自由曲面加工機の研削・測定ツール3
0の作動状態を示すものが前述した第3図である。前述
のように荒取り用砥石31を取りつけた研削・測定ツー
ル30はX軸、Y軸、Z軸、A軸及びC軸による5軸制
御でワーク9に対して任意の位置に移動可能である。そ
して、該研削・測定ツール30はその内蔵するエアーシ
リンダー39の作動によりツールのワーク9に対する押
付圧力が可変なのである。このような研削・測定ツール
30は、以下のように制御されて荒取りの作業がなされ
るのである。
第7図がその研削のための制御のフローチャートでおる
が、図示のようにステップ300は大きく3つの処理か
らなる。ステップ301はCAD情報に応じて研削・測
定ツール30を駆動し、三次元曲面を研削する処理をな
すもので、この処理により一応の研削を終了すると次の
ステップ302による形状測定処理が実行される。これ
はAPCによる動作でワーク9を形状測定機21へ移動
することでなされる。そして、この処理により測定され
た三次元情報とCADからの情報との比較がなされ、再
研削が必要と認められる限り再度ステップ301へ戻り
以上の処理を繰り返すのである。
すなわち、第4図に示したブロック図に基づき説明する
ならば、CAD情報により中央監視システム40からど
れだけの研削を実行すべきかのデータを入力する研削条
件計算システム42は、そのデータに忠実な研削を行う
ための研削条件を計算し、その結果を加工機駆動データ
計算システム44に送る。これに従って、加工機駆動デ
ータ計算システム44がコントローラ27に制御量を指
示して加工機1が作動する。このようにして一応の研削
がCAD情報に従ってなされた後、APCによってワー
ク9は形状測定機21へ移動され、形状の測定に供され
る。そして、この測定結果は、コントローラ29、測定
データ判定システム54及び再研削指令システム56の
作動によりCAD情報と比較がなされ、未だに研削が不
足している場所及びその不足の程度が中央監視システム
40へ送られるのである。その後は中央監視システム4
0が上述と同様に作動するのである。
第5図に示すステップ400も前記のステップ300と
ほぼ同一の動作をなすもので、第7図と類似のフローチ
ャートにより同様な制御部が作動して研削をする。ただ
、ここで荒仕上げと相違するのはその面の精度であり、
ステップ400の形状出しではより細かい目の砥石をツ
ールとして使用し、より精度の高い形状測定を用いてC
AD情報に可能な限り近い形状を実現するのである。
上記ステップ300、ステップ400で行われる研削条
件計算システム42の計算手法を第8図に示している。
(A)図のようなワーク9の表面状の任意の点、座標(
X、V、Z)の点をどれほど研削するかが中央監視シス
テム40から入力されると、(B)図に示すようにその
研削をなすべき点の法線ベクトル(i、J、k>が算出
さ、れる。
これは形状測定機21からの情報より、座標(X。
y、z)の点の形状が三次元的に把握されていることか
ら通常の図形処理により得られる。そして、この(x、
y、z)及び(i、j、k)の値から前述した加工機の
6軸全ての制御量が決定されるのである。まず、6軸の
うち、X、Y、Z軸の制御量についてはワーク9上の点
(X、V、Z)17)位置までツールを移動することか
ら一義的に決定され、へ軸及びC軸の制御量によってワ
ーク9とツールとの接触する面積が決定される。次いで
、所望の研削を行うために必要なワーク9への押付圧力
(Fa)の制御量が決定されるのである。
更に、上記ステップ300又はステップ400にて研削
が実行されているとき、本自由曲面加工機は学習制御を
も同時に実行する。この学習制御に関与するブロックの
みを抽出したものが第9図に示すブロック図である。図
示のように、この学習制御は形状センサ33の検出結果
に基づいて研削条件を学習するものである。まず、形状
センサ33によって検出されたワーク9の形状情報が研
削状態判定システム48に入力される。この研削状態判
定システム48では、その情報から研削状況を検出し、
研削条件計算システム42で計算して現在実行している
研削とどれほどの差異が生じているかを比較する。そし
て、このようにして得られた比較結果から研削条件計算
システム42での計算に用いられる研削の基本となる数
式や定数等をどの程度変更すべきか、いわゆる学習補正
量が計算され、その結果は研削条件計算システム42に
入力されて以後の条件計算に反映されるのである。この
学習制御により加工機の6軸に対する制御量は常に最良
状態を維持し、精度の高い加工を実現することが可能と
なるのである。
以上のような制御に基づく研削、荒仕上げ及び形状出し
が終了した後に磨き(第5図のステップ500)が実行
される。この磨きはワーク9に形状変化を与えることを
目的とするのではなく、単にその表面精度を向上するだ
けの処理である。従って、前述のごとき形状測定機21
を使用した三次元形状の測定等は行わず、第10図にそ
の詳細を示すようなフローチャートに沿った制御がなさ
れる。すなわち、三次元曲面の研磨が実行され(ステッ
プ501 ) 、その実行部分の面粗度を検出しくステ
ップ502> 、面粗度が所望の値以下となるまで再度
ステップ501に戻り同様の制御を繰り返す(ステップ
503)のである。上記した各ステップの制御から明ら
かなように、このときの制御にはワーク9の絶対的な三
次元形状を把握する必要はなく、単に研磨を実行してい
る部位についての狭い範囲内の面粗度の測定で充分であ
る。またその研磨も、ワーク9の表面を一率に磨くとい
う作業であるから押付圧力等の加工量の制御は荒仕上げ
ほど必要としない。そこで、この作業時にはツールとし
てはエアーシリンダー39を備え、定圧倣い制御の採用
が可能である。この制御を実行するものが第4図のブロ
ック図に示す形状センサ33の出力を入力する研磨状態
判定システム50、その出力から再研磨を要するか否か
を判定する再研磨指令システム52、そしてその指令に
基づき加工機駆動データ計算システム44を作動させる
中央監視システム40である。
以上のように構成、制御される自由曲面加工機によれば
、三次元の任意の形状を全く人手を介さずして実現でき
るのである。しかも、型彫りから研磨までを完全自動化
しているため、その工程においても人手の介入を要しな
い。また、制御はCADデータという数値化された情報
に基づき正確に実行されるので人的誤差やムラ等が無く
なり、三次元曲面の精度は極めて高く、ティーチング等
の煩しい作業も不要である。更に、形状を検出する簡略
的な形状センサ33の採用により研削時には学習制御を
同時に実行し高い精度の加工を維持するほか、研磨時に
は加工の所要時間を短縮するため定圧倣い制御をも併せ
て実行することができるのである。
[発明の効果] 以上実施例を挙げて詳述したように、本発明の自由曲面
加工機は、ワークの形状を変化させる加工具を前記ワー
クの任意の位置に移動させるとともに、該加工具のワー
クに対する加工量を変更する加工手段と、 前記ワークの三次元曲面形状を測定するワーク形状測定
手段と、 前記ワークの目標形状である仕上げ三次元曲面形状を記
憶する仕上げ形状記憶手段と、前記ワーク形状測定手段
によって測定されたワーク形状と前記仕上げ形状記憶手
段の記憶する仕上げ三次元曲面形状とを比較する形状比
較手段と、該形状比較手段の比較結果に応じて前記加工
手段を作動させる制御手段と を備えることを特徴とするものである。
従って、仕上げ形状に則った加工が全て自動的に完了す
るのである。しかも、加工量さえも制御可能であること
から、その加工面の精度は高く、研磨等の最終的に熟練
した作業者に頼っていた工程までをも本自由曲面加工機
によって置き換えるこ、とが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成図、第2図は実施例の構成
該略図、第3図はそのアタッチメントの説明図、第4図
はその制御系のブロック図、第5図はその制御の基本ル
ーチンのフローチャート、第6図はその作業の説明図、
第7図はその研削作業の詳細なフローチャート、第8図
はその制御量計算方法の説明図、第9図は研削時の学習
制御の説明図、第10図はその研磨作業の詳細なフロー
チャートを示す。 C1・・・加工手段 C2・・・ワーク形状測定手段 C3・・・仕上げ形状記憶手段 C4・・・形状比較手段 C5・・・制御手段 1・・・加工機 9・・・ワーク 15・・・AAC 17・・・アタッチメント 19・・・ATC 27,29・・・コントローラ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ワークの形状を変化させる加工具を前記ワークの任
    意の位置に移動させるとともに、該加工具のワークに対
    する加工量を変更する加工手段と、前記ワークの三次元
    曲面形状を測定するワーク形状測定手段と、 前記ワークの目標形状である仕上げ三次元曲面形状を記
    憶する仕上げ形状記憶手段と、 前記ワーク形状測定手段によって測定されたワーク形状
    と前記仕上げ形状記憶手段の記憶する仕上げ三次元曲面
    形状とを比較する形状比較手段と、該形状比較手段の比
    較結果に応じて前記加工手段を作動させる制御手段と を備えることを特徴とする自由曲面加工機。 2 前記加工手段が、前記ワークに対する任意の位置に
    加工具を移動させるX軸、Y軸、Z軸及び接触角度制御
    軸A軸、C軸の5軸と、該加工具のワークに対する加工
    量を変更する加工具の押付力制御軸の1軸との6軸を被
    制御される6軸加工機である特許請求の範囲第1項記載
    の自由曲面加工機。 3 前記加工手段が、複数の加工具を有し、前記制御手
    段からの制御信号に応じて所定の加工具を選択する特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載の自由曲面加工機。 4 前記ワーク形状測定手段が、前記加工具の加工実行
    範囲内についての相対的形状測定を実行する相対形状測
    定部と、前記ワーク全体形状の絶対的形状測定を実行す
    る絶対的形状測定部とを有する特許請求の範囲第1項な
    いし第3項いずれか記載の自由曲面加工機。 5 前記仕上げ形状記憶手段が、ワークの目標形状を数
    値データとして入力及び記憶するとともに、前記制御手
    段が、前記加工手段に数値制御を実行する特許請求の範
    囲第1項ないし第4項いずれか記載の自由曲面加工機。
JP60078703A 1985-04-12 1985-04-12 自由曲面加工機 Expired - Lifetime JPH0698567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60078703A JPH0698567B2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12 自由曲面加工機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60078703A JPH0698567B2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12 自由曲面加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61236468A true JPS61236468A (ja) 1986-10-21
JPH0698567B2 JPH0698567B2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=13669226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60078703A Expired - Lifetime JPH0698567B2 (ja) 1985-04-12 1985-04-12 自由曲面加工機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0698567B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61257752A (ja) * 1985-05-02 1986-11-15 Shin Nippon Koki Kk 金型研削デ−タ作成方法
JPS63144949A (ja) * 1986-12-10 1988-06-17 Amada Co Ltd 可搬式金型研削装置
JP2004501368A (ja) * 2000-06-21 2004-01-15 ヨー ウント エルンスト リンク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト サンプルのサイズを検出するための測定装置
JP2010105157A (ja) * 2008-11-03 2010-05-13 General Electric Co <Ge> 翼研磨のための視覚フィードバック
JP2014000614A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Nsk Ltd 研削加工装置
JP2017124460A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 共立精機株式会社 カップ状砥石による被加工物の非球面形状の連続加工方法及びその装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104044041A (zh) * 2013-03-14 2014-09-17 昆山齐升磨料磨具有限公司 一种用于加工曲面的磨具设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5424156A (en) * 1977-07-26 1979-02-23 Kanegafuchi Chemical Ind Method of preventing damage of hair ring and cloth in case when hook of hair planting sewing machine again rise and fall and its device
JPS55144981A (en) * 1979-04-20 1980-11-12 Sumitomo Heavy Industries Industrial robot system
JPS5845863A (ja) * 1981-09-07 1983-03-17 Sanko Kikai Kk 自動研削装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5424156A (en) * 1977-07-26 1979-02-23 Kanegafuchi Chemical Ind Method of preventing damage of hair ring and cloth in case when hook of hair planting sewing machine again rise and fall and its device
JPS55144981A (en) * 1979-04-20 1980-11-12 Sumitomo Heavy Industries Industrial robot system
JPS5845863A (ja) * 1981-09-07 1983-03-17 Sanko Kikai Kk 自動研削装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61257752A (ja) * 1985-05-02 1986-11-15 Shin Nippon Koki Kk 金型研削デ−タ作成方法
JPS63144949A (ja) * 1986-12-10 1988-06-17 Amada Co Ltd 可搬式金型研削装置
JP2004501368A (ja) * 2000-06-21 2004-01-15 ヨー ウント エルンスト リンク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト サンプルのサイズを検出するための測定装置
JP2010105157A (ja) * 2008-11-03 2010-05-13 General Electric Co <Ge> 翼研磨のための視覚フィードバック
JP2014000614A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 Nsk Ltd 研削加工装置
JP2017124460A (ja) * 2016-01-13 2017-07-20 共立精機株式会社 カップ状砥石による被加工物の非球面形状の連続加工方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0698567B2 (ja) 1994-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5387061A (en) Parameter monitoring compensation system and method
JP3670700B2 (ja) ロボット機構制御方法
KR950005873B1 (ko) 공작기계
JPS6130342A (ja) 輪郭加工装置
CN110744406A (zh) 一种叶片型面机器人磨抛自适应加工***及方法
JPH0822497B2 (ja) 処方めがねレンズを作成するための方法及び装置
CN105598808A (zh) 一种自动化抛光***及抛光方法
CN114454060B (zh) 一种机器人自适应曲面跟踪恒力磨抛方法及***
EP3457237B1 (en) Method and machine equipment for manufacturing of a cutting tool
JP5023919B2 (ja) 工作機械
JPS61236468A (ja) 自由曲面加工機
CN113932753A (zh) 一种轮毂法兰盘打磨的轮廓标定方法
CN114274047A (zh) 一种基于力感知测量的高效精密研抛轨迹优化方法
Wen et al. Robotic surface finishing of curved surfaces: Real-Time identification of surface profile and control
JP2019155557A (ja) 工作機械の駆動軸の偏差の推定方法及びそれを用いた工作機械
JPS59219156A (ja) 工具研削盤における研削位置の設定方法と装置
JP2021168031A (ja) 機械加工方法及び工作機械
CN114310962A (zh) 一种适用于打磨的智能机器人通讯控制***及方法
JP7035467B2 (ja) 加工装置
JPH05337787A (ja) 工作機械のボーリング径補正装置
US7103441B2 (en) Calibration procedures and such using an erosion and grinding machine
KR20070065667A (ko) 프로펠러의 그라인딩 작업시 발생되는 그라인딩 툴의가공부하 제어방법
JPS584355A (ja) 被加工品の加工方法
CN112192370B (zh) 一种用于光学元件空间曲面抛光的机械手定位方法
JP2019098445A (ja) 加工装置及び加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term