JPS61229815A - 入浴剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な入浴剤、更に詳細には、炭酸ガス又は
炭酸ガス発生物とアルカリ金属の塩化物を配合した弱酸
性の入浴剤に関する、〔従来の技術〕 入浴剤は一般にで硝、硼砂、イオウ、炭酸塩等の無機塩
類混合物に香料、着色料、植物エキス、有機酸等を配合
したもので、浴湯に香り、色調を与えた抄、皮膚面に適
度な刺激を与えることにより崩液の循環を活発にし、疲
労回復、新陳代謝を増進１せるものである。

これらの浴用剤の中で、炭酸塩と酸を組合せた発泡性入
浴剤がるり、これは浴湯中に炭酸ガスの気泡を発生させ
て、リラックス感や爽快感を高め、入浴を楽しくする効
果を有する。

しかし表から、従来の発泡性入浴剤は、中性ないしは弱
アルカリ性でろって、発生した炭酸ガスのほとんど全て
は水中に溶解せず、空気中に揮散してしまうので、この
炭酸ガスの気泡は単に感覚的な機械的作用を奏するのみ
でめった。

本発明者らは先に、炭酸塩と酸を含有し、浴湯のｐＨが
弱酸性を呈する入浴剤とすることにより、炭酸ガスを浴
液中に留め、血行を促進し、湯冷めを惹起しない弱酸性
入浴剤を報告した。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、更に浴用効果の優れた入浴剤が望まれて
いる。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者らは、浴用効果の高い入浴剤を得るべく種々の
面から検討を重ねた結果、炭酸ガス又は炭酸ガス発生物
と共にアルカリ金属の塩化物を加え、弱酸性とすること
によって浴用効果が著しく高まることを見出し、本発明
を完成した。

すなわち本発明は、炭酸ガス又は炭酸ガス発生物とアル
カリ金属の塩化物を配合したことを特徴とする弱酸性入
浴剤を提供するものである。

本発明において炭酸ガスは、アルミノ珪酸塩等の炭酸ガ
ス保持物質により保持されるか又は高圧下で封じられる
。

炭酸ガス保持物質として用いられるアルミノ珪酸塩は、
無定型、部分結晶型、結晶型のいずれでも使用できるが
、結晶型のものが好適でるる。具体的には、方沸石、斜
方沸石等の天然アルミノ珪酸塩、ゼオライトＡ％Ｘ。

Ｙ等の名称で指称嘔れる合成ゼオライト等が使用される
。就中、不純物等夾雑物が少ない下記一般式で衷わされ
る合成ゼオライトが好ましい。

（Ｍ２／ｎ　Ｏ）　、・Ａ４０．−　（ＳＩＯ，）・（
馬０）（式中、Ｍは原子価ｎの金属原子を、Ｘは０．７
〜１．５、ｙはｏ、　ｓ　〜ｔ　ｏ、２は０以上の数を
示す） 一般式の合成ゼオライトのうち、Ｍで示される金属原子
としてはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシ
ウム等が挙げられ、２としては０、すなわち実質的に水
分を含有しないものが好ましい。

炭酸ガス保持物資の大きさは、粒径で０．５〜ｌＯＯμ
、好ましくは１〜４０μでるる。

当該炭酸ガス保持物質の使用形態は、上記粒径の微粉末
のままもしくは顆粒状、ベレット等が挙げられるが、効
果の点から微粉末が好ましい。

これらの保持物質に炭酸ガスを吸着させるには、例えば
該保持物質と炭酸ガスとを接触させることにより行なわ
れる。ここで用いられる保持物質、例えばアルミノ珪酸
塩は、好ましくは加熱処理により脱水して、最適には実
質的に水分を含有しないものを用いることが好ましい。

当該吸着は好ましくは無水条件下に、炭酸ガス圧力０．
１　Ｋグ／　ｃｍ　”以上、好適にはＬ　−Ｌ　ＯＫｙ
／ｃ＊ａで行なわれる。温度は３０℃以下、好ましくは
２０℃以下で、時間は特に制限され々いが、好ましくは
平衡に達するまで行なわれる。

炭酸ガスの保持物質への吸着量は、２ｇＣ０゜／ＬＯＯ
ｆ保持物質以上でるることが好ましいが、特に５ｆＣＯ
ｔ／１００　Ｆ保持物質以上が好ましい。

炭酸ガス発生物としては、反応によって炭酸ガスを発生
するものであれば良く、就中炭酸塩と酸との組合せが好
ましい。

炭酸塩としては、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナト
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素
アンモニウム塩、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等
が挙げられ、これらは単独又は２種以上を組合わせて使
用できる。

また、酸としては、有機酸及び無機酸の何れも使用でき
るが、水溶性で固体のものが好ましい。有機酸としては
、例えばコハク酸、グルタル酸、アゾピン酸、−メリン
酸、フマル酸等のゾカルｇン酸；グルタミン酸、アス／
ｅラギン醗等の酸性アミノ醗；リンゴ酸、クエン酸、ア
スコルビン酸等のオキシ酸；安息香酸、ピロリドンカル
ボン酸運びにこれら有機酸の酸性塩等が挙げられる。無
機酸とじては、例えばリン醗二水素カリウム、亜硫酸ナ
トリウムなどが挙げられる。就中、式：ａｏｏｃ−（ｃ
ｕ、）　−ｃｏｏｉ　（式中、ｎは２〜４の整数を示す
）で表わされる酸及びフマル酸から選ばれた一種又はそ
れ以上の酸が好ましい。

本発明の弱酸性入浴剤における炭酸塩と酸の配合量は入
浴剤を浴湯に加えたとき浴湯が弱酸性を呈するような比
率、すなわち入浴剤の０．０１重量％水浴液がＰＨ４〜
７、特に好ましくはｐＨ６，０〜６．７になるようにす
ることが必要でるる。ｐＨが４より低いと肌への刺激が
強いと共に風呂釜等をいためる惧れがるり、またｐａが
７を超えると本発明の効果が奏されない。

本発明の効果は、ＰＨが酸性の場合には炭酸ガスはＣＯ
，分子として存在して崩流促進作用を示すがｓ　ｐｌｌ
がアルカリ性側では炭酸ガスはｃｏＰイオンるるいはＨ
ＣＯ，−イオンとして存在するため当該効果は全く見ら
れないという原理に基くものである。

斯かる条件を具備するための炭酸塩と酸の配合量は、こ
れらの種類によって異なるが、全組成に対し、炭酸塩は
５〜８０重量％特Ｋ　　　　−１Ｏ〜５０％、酸は１０
〜８０％、特に１５〜５０％が好ましい。

本発明の入浴剤に配合されるアルカリ金属の塩化物とし
ては、塩化ナトリウム、塩化カリウム等が挙げられるが
、塩化ナトリウムが好ましい。

本発明における炭酸ガス又は炭酸ガス発生物と塩化す）
　ＩＪウムの配合の割合は広い範囲の量で配合できるが
、塩化す）　ＩＪウムの配合量は全組成に対し、２０〜
６０％が好ましい。

更に、本発明入浴剤には、一般に配合されている香料、
色素、ラノリン、シリコン、酵素など通常使用されるも
のを配合することができる。

〔作用及び発明の効果〕

叙上の如く、本発明の弱酸性入浴剤はｐＨが人の肌と大
略同一であるので肌に好影響を与える。しかも浴湯中に
存在する炭酸ガスが肌の通行を促進し、塩化ナトリウム
との相乗作用により、すぐれた浴用効果を示す。

〔実施例〕

次に実施例及び比較例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。内部は重量部
で示した。

実施例１ 塩化ナトリウム３０部、炭酸水素ナトリウム３０部１、
コハク酸２０部、デキストリン２０部、色素、香料微量
よりなる入浴剤を１錠５０ｆの錠剤として製した。

実施例２ 塩化ナトリウム２０部、エタノール１０部、グリセリン
５部、精製水６５部、香料、色素微量よりなる液体的１
００１を耐圧容器中で炭酸ガスを８気圧で充填し、−昼
夜放置後、２ｔをとり耐圧容器に充填し入浴剤とした。

実施例３ ゼオライト（ゼオラムＦ−９：東洋曹達■ＩＯλ型ゼオ
ライト）ＩＬｙをと抄炭醸ガスを４に一９７ＣＭＬ”の
圧をかけて吸着させた。炭酸ガスの吸着量は１９２９で
めった。この炭酸ガスを吸着量せたゼオライト８０ｆＫ
塩化ナトリウム２０ｆを加え、色素香料を微量加え不織
布で包み浴用剤とした。

比較例１ 実施例りより塩化ナトリウムを除き同様にして入浴剤を
製した。

比較例２ 実施例２より塩化ナトリウムを除き、同様にして入浴剤
を製した。

実施例４ 本発明の入浴剤の効果を次の如くして評価した。

方法 実施例１または比較例１の入浴剤は０．０３％水溶液と
なるように、実施例２または比較例２の入浴剤は２ｔを
約２００ｔの浴湯に投入した。これらの浴湯中の炭酸ガ
ス濃度は約１００　ｐｐｍでめった。この浴湯を、Ｑネ
ジ−２０名にＬＯ日日間つ常法に従って使用してもらい
、入浴剤としての全体評価（総合的な使用感）、口たた
まり感、湯冷めの有無及び肌のしっとり感を調べた。

結果 結果を表１に示す。すべての評価項目において、比較例
に比べて実施例が優れていることがわかる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、炭酸ガス又は炭酸ガス発生物とアルカリ金属の塩化
   物を配合したことを特徴とする弱酸性入浴剤。 ２、炭酸ガス発生物が炭酸塩と酸とからなるものである
   特許請求の範囲第１項記載の弱酸性入浴剤。 ３、酸が式 ＨＯＯＣ−（ＣＨ＿２）＿ｎ−ＣＯＯＨ （式中、ｎは２〜４の整数を示す） で表わされる酸及びフマル酸の群から選ばれた一種又は
   それ以上の酸である特許請求の範囲第２項記載の弱酸性
   入浴剤。 ４、炭酸ガスがゼオライトにより保持されている特許請
   求の範囲第１項記載の弱酸性入浴剤。