JPH01254619A - 入浴剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、４ｆ磯酸と炭酸塩を含有する入浴剤において
、当該入浴剤が浴湯中に饅ける際に、炭酸ガスの発泡と
共に香料が揮散するのを防止し、長時間香気を持続せし
めた入浴剤に関する。

〔従来の技術およびその課題〕

入浴剤は一般にで硝、硼砂、イオウ、食塩、炭酸塩等の
無機塩類混合物に香料、屑色科、植物エキス、有機酸等
を配合したもので、浴湯に香り、色調を与えた夛、皮膚
面に適度な刺激を与えることにより血液の循環を活発に
し、疲労回復、新陳代謝を増進させるものである。これ
らの浴用剤の中で、炭酸塩と有機酸を組合せた発泡性入
浴剤があり、これは浴湯中に炭酸ガスの気泡を発生させ
て、リラックス感や爽快感を高め、入浴を楽しくする効
果を有する。

而して、入浴剤の上記効果を高めるために香料が配合さ
れるが、揮発性の制い香料は、炭酸ガスの発泡時に空気
中に揮散してしまい、充分な効果を奏さないという問題
点があった。

このような場合において、香料の揮散を防止して香気を
持続させる手段として、香料をカプセル化ろるいは包接
化して配合する方法が提案されている（轡開昭６２−２
２３１１１号、特公昭５２−２１５７３号）。しかしな
がら、斯かるカプセル化、包接化には煩瑣な操作と費用
を必要とし、経済的に不利であると共に、カプセル化香
料を配合したものは錠剤化が困難であるという問題点が
めった。

〔課題を解決するための手段〕

斯かる実状において、本発明者は上記問題点を解決せん
と鋭意研究を行った結果、上記発泡性の入浴剤において
、有機酸としてフマル酸を２０重量％（以下、％は重量
％で示す）以上含むものを使用すれば、カプセル化、包
接化等の特別の手段をはどこさなくても、特定の高揮発
性香料の揮散を防止できることを見出し、本発明を完成
した。

すなわち、本発明は、有機酸と炭酸塩を含有する入浴剤
において、ｖｍａの２０重量％以上を７マル酸とし、香
料成分として炭素数ｌＯのテルペン系炭化水素又は炭素
数５〜１０のアルコールの蟻酸エステル、酢＋１エステ
ルモジくはゾロピオン酸エステルの一種又は二種以上を
含有することを特徴とする入浴剤を提供するものである
。

本発明の入浴剤に使用する炭酸塩としては、例えば炭酸
水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、
炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、セ
スキ炭酸ナトリウム等が挙けられ、これは単独で又は二
種以上を組み合せて使用できる。

炭酸塩の含有量は、全組成に対して５〜８０重量％、特
に１０〜５０重量％が好ましい。

また、酸剤の有機酸としては、当該有機酸の２０％以上
がフマル酸でろることが必要であるが、他の有機酸とし
てはクエン酸、コノ１り酸、リンゴ酸、酒石酸等を使用
することができる。有機酸中の７マル酸含量が２０％未
満であると、上記高揮発性香料の揮散を防止することが
できない。有機酸の含有量は、当該炭酸塩に対して１０
〜３００％、荷に３０〜１５０％が好ましい。

尚、フマル酸は水に難溶性でるるため、入浴剤が浴湯中
に溶ける際にフマル酸の浮きを生ずることがあるので、
例えば？リアクリル酸ンーダ、カルゴキシメチルセルロ
ースナトリウム等の水浴性高分子、ポリエチレングリコ
ール、または蔗糖脂肪酸エステル、？リグリセリン脂肪
醒エステル等の親水性非イオン界面活性剤、あるいはこ
れらを組み合せてフマルばを表面処理して易溶化して使
用することもできる。

また、本発明で使用する高揮発性香料である炭素数１０
のテルペン系炭化水素としてはα−ピネン、ターピネン
、カンフエン、リモネン、テルピノーレン、ミルセン、
ｐ−サイメン等が；炭素数５〜１０のアルコールの蟻酸
エステルとしては蟻酸ゲラニル、蟻酸ベンシル、蟻酸フ
ェニルエチル等が：炭素数５〜１０のアルコールの酢酸
エステルとしては酢酸インアミル、酢酸シトロネリル、
酢酸ゲラニル、酢酸ペンシル、酢酸リナリル、酢酸フェ
ニルエチル、酢酸メンチル、酢ｏｇルニル、酢酸チルビ
ニル、酢酸シンナミル、酢酸アニシル、酢酸ミルセニル
等が；炭素数５〜１０のアルコールのゾロピオン酸エス
テルとしてはグロビオン酸すナリル、プロピオン酸シト
ロネリル、ゾロピオン酸ゲラニル、ゾロピオン酸ペンシ
ル、プロピオン酸チルビニル、グロビオン酸シンナミル
等が挙げられる。

これらの高揮発性香料はこれら単独でも配合できるが、
これらを他の香料と調合して配合することもできる。本
発明入浴剤に配合される高揮発性香料は全組成の０．０
０１〜２％、特に０．００５〜０．６％が好ましく、ま
た香料全体としては０．２〜２％が好ましい。

また、本発明入浴剤には、上記必須成分のほかに、硫酸
ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛等の硫酸塩ろ
るいは塩化ナトリウム等の塩ｔＲ塩等を配合することが
できる。

更に本発明入浴剤には、一般に配合されている、色素、
ビタミン類、温泉の有効成゛分。

タン、Ｑり分解酵素、海草エキス、アルギン酸ナトリウ
ム、ラノリン、シリコン、生薬あるいはその抽出二ギス
等を配合して、入浴効果を高めることができる。

また、本発明入浴剤は有機酸と炭酸塩の配合割合を選択
し、浴湯の−を５〜７とすることにより、浴湯中に炭酸
ガスを溶解して存在させることが可能なため、この浴湯
に溶解した炭酸ガスによる血行促進効果を付与すること
ができる。

本発明の入浴剤の剤形としては、炭酸ガスの浴湯への溶
ｓｉｉを向上させることができるので錠剤が好ましいが
、粒、顆粒等の形にすることもでき、これらの製剤化の
ために、必要に応じて賦形剤、滑沢剤等を添加すること
もできる。

〔発明の効果」 以上の如く、本発明は、特定比率以上のフマルｒＲを含
む有機酸を使用することによって、特定の高揮発性香料
を空中に揮散させること−なく、長時間浴湯中に留め、
快適な入浴効果を得ることができる。

〔実施例〕

次に実施例を挙げて説明する。

尚実施例で使用した香料Ａ−には第１表に示すとおりで
ある。

以下余白 実施例１ 炭酸水素ナトリウム　　　　４３．８（へ）炭酸ナトリ
ウム　　　　　　１５ 有機酸（第２表）４０ デ牛ストリン　　　　　　　　０．８ 香料Ａ０．４ 上記組成の入浴剤を混合、打錠した後、各入浴剤５０１
を４０℃、ｉｓｏｇの湯で満した９１０Ｘ７１０ｍの浴
槽中に投入し、経時的に匂いを専門／Ｑネラーにより、
次の評価基準で官能評価した。

（評価基準） ○　充分に匂う ■　匂う Δ　弱く匂う Ｘ　全ぐ匂わない 但し、○及び■は入浴剤の匂いとして満足できるもので
ある。

その結果を第２表に示す。

以下余白 実施例２ 炭酸水素ナトリウム　　　　４３．８（Ａ）炭酸ナトリ
ウム　　　　　　１５ 有機２　　　　　　　　　　４０ デキストリン　　　　　　　　０．８ 香料　　　　　０．４ 上記組成の入浴剤を混合、打錠した後、各入浴剤を実施
例１と同様にして浴槽中に投入し、投入６０分後の浴湯
の匂いを専門ノ９ネラーによシ、実施例１と同様にして
官能評価した。その結果を第３表に示す。

以下余白 第３表 ′　実施例３ 実施例２と同様の組成の入浴剤を混合、打錠した後、各
入浴剤を実施例１と同様にして浴槽中に投入し、投入後
６０分後の浴湯の匂いを専門ノ９ネラーにより、実施例
１と同様にして官能評価した。その結果を第４表に示す
。

第４表 （注）＊１：フマル酸９５．２０％ヲ、破りエチレング
リコール（平均分子量６０００）４．７５％及びショ糖
脂肪酸エステル（ｉ（ＬＢ１５）０．０５％を用いて熱
浴融法により表面処理したもの。

＊２：フマル酸８８％を、？リアクリル酸ナトリウム（
平均分子量８０００）１２％を用いて噴霧乾燥法により
表面処理したもの。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、有機酸と炭酸塩を含有する入浴剤において、有機酸
   の２０重量％以上をフマル酸とし、香料成分として炭素
   数１０のテルペン系炭化水素又は炭素数５〜１０のアル
   コールの蟻酸エステル、酢酸エステルもしくはプロピオ
   ン酸エステルの一種又は二種以上を含有することを特徴
   とする入浴剤。