JPS61221114A - 脂肪乳剤 - Google Patents

脂肪乳剤

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JPS61221114A
JPS61221114A JP6081485A JP6081485A JPS61221114A JP S61221114 A JPS61221114 A JP S61221114A JP 6081485 A JP6081485 A JP 6081485A JP 6081485 A JP6081485 A JP 6081485A JP S61221114 A JPS61221114 A JP S61221114A
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JP
Japan
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drugs
ester
emulsion
fat emulsion
fat
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JP6081485A
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English (en)
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Yutaka Mizushima
裕 水島
Yoko Shoji
東海林 洋子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、薬物と、エイコサペンタン酸もしくはそのエ
ステル及び/又はスクワレンとを含有してなる脂肪乳剤
に関する。更に詳細には、本発明は、脂溶性の低い薬物
に対しても適用可能な脂肪乳剤であって、薬物と、エイ
コサペンタエン酸もしくはそのエステル及び/又はスク
ワレンとを含有してなる脂肪乳剤に関する。
従来、脂肪乳剤(lipid m1crosphere
s : L M)は、通常、大豆油5〜50w/v%、
リン脂質0.05〜25W/V%及び適当量の水より成
る。
かかる脂肪乳剤の作成時に、大豆油に薬剤を溶解せしめ
ることによって、薬物を封入した脂肪乳剤製剤を得るこ
とができる。かかる製剤としては、例えばデキサメサゾ
ン、インドメサシンあるいはプロスタグランジンE、を
封入した脂肪乳剤が知られている〔アナルス オブ ザ
 リュウマティフク デイズイーズ(^nnals o
f the Rheun+aticDisease )
、 19 B 2 、互上、263−267;ジャーナ
ル オブ ファーマシューティカル ファーマコロジ4
−(J、 Phar曽、 Pharmacol)+  
1983.35.398−399:ジャーナル オブフ
ァーマシューチティカル ファーマコロジー(J、 P
hara、 Phar+++acol)1983. 3
5. 666−667)。
脂肪乳剤を体内に投与するとき、その体内分布は炎症部
位、動脈硬化を起こした血管壁、癌組織、肺臓などの網
内系組織に集まることが知られており、従って抗炎症剤
を初めとする薬物を脂肪乳剤に封入した製剤は、薬剤の
ターゲツティング療法として利用され効果をあげている
。かかる製剤によれば、薬物の局所濃度を上げることが
でき、かつ薬理効果を長時間持続させることが可能とな
る。
しかしながら、これらの脂肪乳剤にあたっては、薬物を
大豆油に溶解せしめて封入するため、使用し得る薬物が
脂溶性の高い薬物に限られるという欠点を有する。
そこで本発明者は、脂溶性の低い薬物の場合にも適用可
能な脂肪乳剤を得ることを目的として鋭意研究した結果
、薬物とともに、エイコサペンタエン酸もしくはそのエ
ステル及び/又はスクリーンを用いることによって上記
した目的を達成し得ることを見出し本発明に達成したも
のである。
すなわち、本発明は、薬物と、エイコサペンタエン酸も
しくはそのエステル及び/又はスクリーンとを含有して
なる脂肪乳剤である。
本発明の脂肪乳剤においては、エイコサペンタエン酸も
しくはそのエステル及び/又はスクリーンを用いる。
エイコペンタエン酸のエステルとしては、例えばメチル
、エチル、プロピルエステルなどのアルキルエステル、
あるいはグリセリンとのエステルなどが挙げられる。
エイコサペンタエン酸もしくはそのエステル、スクリー
ンは多数の不飽和結合を持ち、分子間に間隙ができ易く
、そのために薬物の溶解を高めるものと考えられる。
本発明の脂肪乳剤は、エイコサペンタエン酸もしくはそ
のエステル及び/又はスクリーンとともに大豆油を用い
る。大豆油の使用量は、用いる薬物によってことなるが
、通常、エイコサペンタエン酸もしくはそのエステル及
び/又はスクリーンの使用量に対してO〜80重量倍で
ある。本発明では、脂肪乳剤に通常用いられる大豆油の
全量を、エイコサペンタエン酸もしくはそのエステル及
び/又はスクリーンに替えることも可能である。
本発明に用いる大豆油は、高純度の精製大豆油が好まし
く、例えば水蒸気蒸留法により精製した高純度の大豆油
が好ましい。
本発明の脂肪乳剤は他に、リン脂質、適量の水から主と
して成る。
リン脂質の使用量は、エイコサペンタエン酸もしくはそ
のエステル及び/又はスクヮレンと大豆油の全重量に対
して1〜50重量%が好ましい。
リン脂質は卵黄レシチン、大豆レシチンなどが好ましく
、これらは、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエ
タノールアミン、オスファチジルイノシトール、ホスフ
ァチジルセリン、スフィンゴミエリンなどを含有する。
これら以外にも、乳化補助剤、安定化剤、界面活性剤等
を含むこともできる。乳化補助剤としては、例えばステ
アリン酸、オレイン酸、リノール酸、パルミチン酸、リ
ルン酸、ミリスチン酸などの脂肪酸もしくはそのアルカ
リ金属塩、アルカリ土類金属塩などが挙げられる。安定
化剤をしては、例えばコレステロール、ホスファチジン
酸などが挙げられる。界面活性剤としては例えば、ポリ
アルキレングリコール、ポリオキシアルキレン共重合体
、硬化ヒマシ油ポリオキシアルキレン誘導体などが挙げ
られる。
本発明で用いる薬物としては、任意の薬物が用いられる
が、従来の脂肪乳剤では、有効量含有せしめることがで
きなかった脂溶性の低い薬物が好ましい。かかる薬物と
しては、例えばアセチルグリチルレチン酸エチルエステ
ル、マロチラートなどの肝障害改善剤;インドメサシン
エトキシカルボニルエチルエステル、ハイドロコルチゾ
ンブチレートプロピオネート、金チオリンゴ酸セチルエ
ステルなどの抗炎症もしくは抗リウマチ剤;マイトマイ
シンCファルネシル酢酸アミド、アドリアマイシン、ダ
ウノマイシンなどの抗癌剤;塩酸ジラゼフプ、プロスタ
グランジンE1、プロスタサイクリンなどの心、血管、
循環器系障害の治療剤などが挙げられる。
これら薬物の使用量は、それぞれの薬物の薬効の強さ等
によって決定される。
本発明の脂肪乳剤は、たとえば次の方法によって製造さ
れる。
すなわち、エイコサペンタエン酸もしくはそのエステル
及び/又はスクリーン、所定量の大豆油、リン脂質、薬
物、必要により上記した他の添加物などを混合、加熱し
て溶液となし、通常のホモジナイザー、例えばマントン
−ガラリン型ホモジナイザーの如き加圧噴射型ホモジナ
イザー、超音波型ホモジナイザーなどを用いて均質化し
て水中油型乳剤を得ることにより、本発明の脂肪乳剤が
製造される。本発明の脂肪乳剤の粒子は極めて微細であ
り、その平均粒子径は、従来の脂肪乳剤と同様に約1.
0μm以下である。
本発明の脂肪乳剤は、経口、非経口のいずれの投与経路
でも投与可能である。
以上に詳述した如く、本発明の脂肪乳剤は、脂溶性の低
い薬物の場合でも、その封入を可能にするものであり、
これにより従来不可能とされていた薬物のターゲツティ
ング療法の道を開くものであって、その意義は大きい。
以下本発明を実施例により更に詳細に説明する。
参考例 大豆油、ゴマ油、オリーブ油、綿実油、エイコサペンタ
エン酸(EPA)に対するアセチルグリチルレチン酸エ
チルエステルとHBPの溶解性を検討した。溶解性の検
討は、日本薬局法に準じ、5分ごとに30秒激しく振と
うし、室温で30分間観察し、混濁を認めず、清澄な液
となった濃度を溶解度とした。濃度は、100■/ml
、10■/ m l、1■/mlの3段階にて検討した
また、室温で溶解しなかった場合は60℃、30分間、
更に加温し観察した。
結果を第1表に示す。第1表に示す様に、他の油に比べ
、EPAに対する溶解度は著しく高く、10〜100倍
あった。
(ii )アセチルグリチルレチン エチルエステ実験
(i)と同様の方法で溶解性を検討した。
検討した濃度は、100mg/ml、50w/mi!、
20m1r/mj+、10g/mlの4濃度である。
結果を第2表に示す。第2表に示すように、アセチルグ
リチルレチン酸エチルエステルは、スクワレンに10m
g/ryl、EPAに20■/mj!溶解した。大豆油
には溶解しなかった。この濃度は、脂肪乳剤とした時、
更に10〜20倍に希釈されることを考えても、臨床的
に効果のある量であった。
第2表 □■ ○:溶解 ×:溶解せず (iii )インドメサシンのエステル の  ゛に実
験(ii )と同様の操作にてインドメサシンエトキシ
カルボニルエチルエステルの溶解性をみた。
結果は、第3表に示した。第3表に示す様にインドメサ
シンエトキシンカルボニルエチルエステルは大豆油には
溶けなかったが、スクワレンには20g/m1、EPA
には100 g/m j!溶け、この量は、脂肪乳剤に
した時、充分に治療効果を発揮する量であった。
第3表 ○:溶解 ×:溶解せず (iv)金 の  ゛に・する汐” の徂実験(11)
と同様の操作で、金チオリンゴ酸セチルエステルの各種
油に対する溶解性をみた。
結果は、第4表に示した。第4表に示す様に、金チオリ
ンゴ酸セチルエステルは、EPAに100■/mIl溶
けた。この量は、臨床上有効な充分量であった。
第3表 0:溶解 ×:溶解せず 実験(社)と同様の操作で、マイトマイシンCファネシ
ル酢酸アミドの各種油に対する溶解性をみた。結果は、
第5表に示した。
第5表に示す様に、マイトマイシンCファネシル酢酸ア
ミドは、EPAに100■/mJ溶けた。
第5表 O:溶解 ×:溶解せず 実施例1 エイコサペンタエン酸30gにリン脂質3.6g、ハイ
ドロコルチゾンブチレートプロピオネート1.500■
、オレイン酸ナトリウム0.15gおよびホスファチジ
ン酸0.15 gを加え、40〜75℃で加熱溶解させ
た。これに蒸留水200m7!を加え、次いで日本薬局
方グリセリン7.5gを加え、20〜40℃の注射用蒸
留水で全量を300mAとし、ホモミキサーで粗乳化し
た。
これをマントン−ガラリン型ホモジナイザーを用い、1
段目120kr/aJ、合計圧500kg/jの加圧下
で10回通過させ乳化した。
これにより得られる脂肪乳剤は、平均粒子径0.2μm
で従来の脂肪乳剤と同様の脂肪小粒子を得ることができ
た。安定性についても従来の脂肪乳剤と何ら変わること
はなかった。
実施例2 実施例1において、エイコサペンタエン酸30gを用い
る替わりに、大豆油とエイコサペンタエン酸の1対l混
合物30g、5対1混合物30gを用いて、実施例2と
同様の実験を行い、脂肪乳剤を得た。これにより得られ
る脂肪乳剤は、平均粒子径0.2μmであり、安定性も
従来の脂肪乳剤と変わることはなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、薬物と、エイコサペンタエン酸もしくはそのエステ
    ル及び/又はスクワレンとを含有してなる脂肪乳剤。 2、薬物が脂溶性の低い薬物である特許請求の範囲第1
    項記載の脂肪乳剤。
JP6081485A 1985-03-27 1985-03-27 脂肪乳剤 Pending JPS61221114A (ja)

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JP6081485A JPS61221114A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 脂肪乳剤

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JP6081485A JPS61221114A (ja) 1985-03-27 1985-03-27 脂肪乳剤

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01143826A (ja) * 1987-11-30 1989-06-06 Taisho Pharmaceut Co Ltd 微粒子脂肪乳剤
ES2275435A1 (es) * 2005-11-18 2007-06-01 Farmaleis, S.L. "composicion farmaceutica que comprende escualeno y uso de la misma para la preparacion de un medicamento para el tratamiento del cancer.
CN104906050A (zh) * 2015-06-30 2015-09-16 武汉大学 一种莲心碱脂微球制剂及其制备方法和用途

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01143826A (ja) * 1987-11-30 1989-06-06 Taisho Pharmaceut Co Ltd 微粒子脂肪乳剤
ES2275435A1 (es) * 2005-11-18 2007-06-01 Farmaleis, S.L. "composicion farmaceutica que comprende escualeno y uso de la misma para la preparacion de un medicamento para el tratamiento del cancer.
CN104906050A (zh) * 2015-06-30 2015-09-16 武汉大学 一种莲心碱脂微球制剂及其制备方法和用途

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