JPS61220615A

JPS61220615A - 人体支持装置

Info

Publication number: JPS61220615A
Application number: JP6017085A
Authority: JP
Inventors: 洋司川本
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1985-03-25
Filing date: 1985-03-25
Publication date: 1986-09-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔技術分野〕この発明は、椅子やベッドなどの形状に構成して人体を
支持するもので、長時間使用しても、筋肉や骨にかかる
負担を少なくして疲労を軽減する人体支持装置（いわゆ
る健康機器の一種）に関するものである。

〔背景技術〕

例えば椅子に長時間にわたって座り続けていると、自然
に身体を動かしたくなったり、筋肉が痛み出したりする
ことは、日常しばしば経験するところである。要するに
、同じ姿勢を長時間にわたってとり続けることは、非常
にむずかしいものである。

その原因については、つぎのように考えられる。

■　人の最も楽な姿勢は、人それぞれにわずかずつ異な
る。どのような姿勢が最も楽であるということは、一義
的に定められない。そして、各人が、最適の椅子を入手
することもむずかしい。

■　たとえ、すべての人にとって、あるいは、ある個人
にとって、最も楽な姿勢をとれる椅子があったとしても
、同じ姿勢が長時間続くと、筋肉がかたくなり疲労を生
じる。つまり、少しずつでも、筋肉を動かした方が楽に
なるのである。

以上のことは、ベッドについても当てはまることであり
、睡眠中に寝返りをうつのも、このためである。

従来から、椅子やベッドについて、楽な姿勢でくつろい
だり、睡眠をとったりすることができるように工夫され
た人体支持装置が健康機器として種々提供されている。

しかしながら、そのいずれも、人体支持面が固定化され
たものである。そして、前記のような事情から、長時間
にわたって使用する場合には、人体を動かさなければな
らなかったり、疲労が激しくなったりするという問題を
有している。

〔発明の目的〕

この発明の目的は、従来例の問題点の解決を図り、長時
間の使用に際しても疲労が少ない人体支持装置を提供す
ることである。

〔発明の開示〕

この発明の人体支持装置は、各々が人体支持面を有しか
つ各々をその人体支持面に垂直な面に沿った方向に揺動
自在とする状態で並設した複数個の人体支持体と、これ
ら複数個の人体支持体の各々を個別に駆動するもので各
人体支持体を前記の方向に沿って揺動する揺動駆動機構
とを備えたものである。

この発明の構成による作用は、つぎのとおりである。

人体各部を支えている複数個の人体支持体のそれぞれが
、揺動駆動機構によって積極的に揺動されるため、長時
間の使用に際しても人体を動かさなければならなかった
り、疲労が激しくなったりするという問題が解消され、
疲労を効果的に軽減する。

実施例この発明を椅子に適用した場合の一実施例を第１図ない
し第９図に基づいて説明する。第１図は人体支持装置（
椅子）の内部構造の斜視図、第２図は破断側面図、第３
図は部分の拡大側面図、第４閏は部分の拡大平面図、第
５図は全体の概略斜視図、第６図は揺動駆動機構の制御
手段のブロック図である。

第１図および第２図に示すように、安定脚１から前後の
支柱２，３が立設され、前部支柱２に第４の軸体Ｓ４が
左右軸心Ｘ４まわりに揺動自在に軸支され、第４の軸体
Ｓ４の端部に第５の軸体Ｓ。

が左右軸心Ｘ５まわりに揺動自在に軸支されている。

また、後部の支柱３に第３の軸体Ｓ３が左右軸心Ｘ３ま
わりに揺動自在に軸支され、第３の軸体Ｓ３の端部に第
２の軸体Ｓ２が左右軸心Ｘ２まわりに揺動自在に軸支さ
れ、第２の軸体Ｓ２の端部に第１の軸体Ｓ、が左右軸心
Ｘ１まわりに揺動自在に軸支されている。

長方形の第１の支持板Ａ１の背面の上下に筒軸４．４が
固着されており、この筒軸４，４が第１の軸体Ｓ、に、
その軸心まわりに回動自在に外嵌されでいる。第１の支
持板Ａ、は、パイプなどでつくられた骨組５と、骨組５
の前部に固着した板金あるいはプラスチック板などの薄
板材６とから構成されている。

上下の筒軸４，４の間において、第１の軸体Ｓ１の後部
に後方へ延出するアーム７が固着されており、このアー
ム７の後端に揺動レバー８が左右軸心まわりに軸支され
ている。第２の軸体Ｓ２の上端部にモータ取付は板９が
固着され、このモータ取付は板９に第１の前後揺動用モ
ータＭ１が取付けられている。このモータＭ、の出力軸
には、第３図、第４図に示すように、小アーム１０が固
定され、この小アーム１０と揺動レバー８とが左右軸心
まわりに回動自在に軸支されている。

第１の支持板Ａ、の前面にクッション１）が接合されて
おり、第１の支持板Ａ、とクッション１）とが、第１の
人体支持体Ｂ１を構成し、クッション１）の表面が第１
の人体支持面Ｃ１を構成している。

第１の前後揺動用モータＭ、の駆動により、小アーム１
０．揺動レバー８およびアーム７を介して第１の軸体Ｓ
ｌが左右軸心Ｘ、まわりに揺動され、これに伴って第１
の人体支持体Ｂ１も左右軸心ＸＩまわりに前後揺動され
る。この構成が、第１の前後方向の揺動駆動機構り、で
ある。

上下の筒軸４．４の間において、第１の軸体Ｓ１の側部
に側方へ延出するアーム１２が同着されている。第１の
支持板Ａ１の背面に第１の左右揺動用モータｍ、が取付
けられていて、このモータｍ。

の出力軸には、第４図に示すように、小アーム１３が固
定され、アーム１２に形成された長穴１４に対して、小
アーム１３から第１の軸体ＳＩの軸心に平行に突出した
ピン１５が挿通されている。

第１の左右揺動用モータｍ１の駆動により、小アーム１
３が回転すると、小アーム１３のピン１５は固定のアー
ム１２の長穴１４から反力を受けて前後方向に移動する
。この結果、第１の左右揺動用モータｍ、を取付けた第
１の人体支持体Ｂ、が第１の軸体Ｓ、の軸心まわりに左
右揺動される。

この構成が、第１の左右方向の揺動駆動機構ｄ。

である。

第１の軸体Ｓ１に関連して構成された以上のような機構
が、第２の軸体Ｓ２〜第５の軸体ｓ５の各々に関連して
も同様に構成されている。したがって、その各々の詳細
な説明は省略し、図面中に、対応する符号のみを記す。

すなわち、第１の支持板Ａ、に対応するものとしてのＡ
２〜Ａ５、第１の人体支持体Ｂ、に対応するものとして
のＢ２−Ｂｓ、第１の人体支持面Ｃ１に対応するものと
しての０２〜Ｃ３、第１の前後揺動用モータＭ、に対応
するものとしてのＭ２〜Ｍ５、第１の左右揺動用モータ
ｍ１に対応するものとしてのｍ２〜ｍ５、第１の前後方
向の揺動駆動機構Ｄ１に対応するものとしてのＤ２〜Ｄ
５ならびに第１の左右方向の揺動駆動機構ｄ１に対応す
るものとしてのｄ２〜ｄ５を示すに止める。

なお、符号４〜１５が示す部分１部品も各人体支持体Ｂ
、〜Ｂ５について同様のものが使用されている。ただし
、第３および第４の前後揺動用モータＭ３　、Ｍ、は、
それぞれ支柱２．３に固着された大きなモータ取付は板
９’、９’に取付けられている。

そして、第５図のように全体が弾力性のある一連のカバ
ー１６で包まれている。

以上をまとめると、 ■　各々が人体支持面Ｃｌ−０５を有する複数個の人体
支持体Ｂ　Ｉ”　Ｂ　ｓが垂直面に沿って並設されてい
る。

■　各前後方向の揺動駆動機構Ｄ　Ｉ”　Ｄ　ｓによっ
て、第７図に示すように、複数個の人体支持体Ｂ１〜Ｂ
、の各々が、それらの並設ラインを通って各人体支持面
Ｃ１〜Ｃ５に垂直な面に沿った方向で前後揺動自在とな
るように構成されている。

それらの揺動は、複数個の人体支持体Ｂ１〜Ｂ。

が互いに独立した状態で行われる。

■　各左右方向の揺動駆動機構ｄ１〜ｄ、によって、複
数個の人体支持体Ｂ、〜Ｂ、の各々が、それらの並設ラ
インに対する垂直面を通って各人体支持面０１〜Ｃ３に
垂直な面に沿った方向で左右揺動自在となるように構成
されている。それらの揺動は、複数個の人体支持体Ｂ　
Ｉ””　Ｂ　ｓが互いに独立した状態で行われる（第８
図参照）。

■　第１および第２の人体支持体Ｂ、、Ｂ、が背中支持
体であり、第３の人体支持体Ｂ３が腰部支持体であり、
第４の人体支持体Ｂ４が臀部支持体であり、第５の人体
支持体Ｂ、が脚部支持体である。

つぎに、第６図に基づいて揺動駆動機構の制御手段を説
明する。

第１の前後揺動用モータＭ１〜Ｍ、および第１の左右揺
動用モータｍ１〜ｍ５は、それぞれの回転角度を検出す
るパルスエンコーダＥ　＋　−Ｅ　ｓ、ｅ１〜ｅ、と連
結されており、制御部１７において、各モータＭ、〜Ｍ
９、ｍ１〜ｍ、の回転・停止、回転方向、回転角度およ
び回転速度が互いに独立してコントロールされるように
構成されている。

回転速度のコントロールは、人体支持体Ｂ１〜Ｂ、の揺
動の周期の調整になる。各モータＭＩ〜Ｍ５、ｍ、〜ｍ
、は減速機を備えており、人体支持体Ｂ１〜Ｂ、の揺動
の周期が１時間ないし２時間になるように設計されてい
る。

この周期は、睡眠中に寝返りをうつ周期と同程度に定め
たものである。つまり、寝返りをうつのは、筋肉疲労を
軽減するためであり、この周期に設定することにより、
椅子に座った状態での疲労も軽減できるからである。

操作部１８は、モータＭ＋　〜Ｍ５　、、ｍｌ　〜ｍ。

の駆動スイッチＳｗ、〜３ｗ、。、人体支持体Ｂ＋〜Ｂ
５全体の姿勢の種類の選択スイッチＳＳ、。

ｓｓ２．ｓｓ、・・およびランダム周期発生用スイッチ
Ｒ３を備えている。

メモリ１９は、操作部１８において選択された姿勢の種
類に対応して、エンコーダＥ、−Ｅ５、Ｃ１〜Ｃ５の状
態を記憶するものであり、これによって、モータＭ１〜
Ｍ５、ｍｌ−ｍ５を所定角度回転させた後、停止させて
、人体支持体Ｂ、〜Ｂ、全体を第９図の（Ａ）〜（Ｃ）
に示すような各種の姿勢に維持することができる。図（
Ａ）は業務用の姿勢、図（Ｂ）は安楽用の姿勢、図（Ｃ
）は休息、睡眠用の姿勢である。２０は電源部である。

これら各種の姿勢の各々において、ある周期で人体支持
体Ｂ１〜Ｂ５が前後方向、左右方向に揺動するのである
。

〔発明の効果〕

この発明によれば、つぎの効果がある。

人体各部を支えている複数個の人体支持体のそれぞれを
、揺動駆動機構によって積極的に揺動するため、長時間
の使用に際しても人体を動かさなければならないとか疲
労が激しくなるとかの問題を解消して、疲労を効果的に
軽減することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の人体支持装置（椅子）の
内部構造の斜視図、第２図は破断側面図、第３図は部分
の拡大側面図、第４図は部分の拡大平面図、第５図は全
体の概略斜視図、第６図、は揺動駆動機構の制御手段の
ブロック図、第７図は前後揺動の説明図、第８図は左右
揺動の説明図、第９図は各種の姿勢の説明図である。Ｂ、〜Ｂ、・・・人体支持体、Ｃ５〜Ｃ５・・・人体支
持面、Ｄ、〜Ｄ、・・・前後方向揺動駆動機構、ｄ。〜ｄ、・・・左右方向揺動駆動機構、Ｍ　Ｉ−Ｍ　ｓ・
・・前後揺動用モータ、ｍｌ””’ｍ５・・・左右揺動
用モータ第３図第４図箪５図（Ａ）（Ｂ）第９図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）各々が人体支持面を有しかつ各々をその人体支持
面に垂直な面に沿った方向に揺動自在とする状態で並設
した複数個の人体支持体と、これら複数個の人体支持体
の各々を個別に駆動するもので各人体支持体を前記の方
向に沿って揺動する揺動駆動機構とを備えた人体支持装
置。
（２）前記人体支持面に垂直な面が、前記複数個の人体
支持体の並設ラインを通るものである特許請求の範囲第
（１）項記載の人体支持装置。
（３）前記人体支持面に垂直な面が、前記複数個の人体
支持体の並設ラインに対する垂直面を通るものである特
許請求の範囲第（１）項記載の人体支持装置。
（４）前記複数個の人体支持体が、臀部支持体と腰部支
持体と背中支持体とからなり、全体が椅子型に構成され
ている特許請求の範囲第（１）項記載の人体支持装置。
（５）前記各揺動駆動機構が、その駆動源をモータとす
るものである特許請求の範囲第（１）項記載の人体支持
装置。
（６）前記各揺動駆動機構が、互いに独立して動作・停
止するものに構成されている特許請求の範囲第（１）項
記載の人体支持装置。
（７）前記各揺動駆動機構が、それぞれに対応する各人
体支持体の停止姿勢を可変自在とするものに構成されて
いる特許請求の範囲第（６）項記載の人体支持装置。
（８）前記各揺動駆動機構が、その揺動周期を１時間な
いし２時間に設定されている特許請求の範囲第（１）項
記載の人体支持装置。