JP2005218511A - 椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者に無理のない全身ストレッチを施す。
【解決手段】座部2と、座部2の後側にリクライニング可能に設けられた背もたれ部3と、座部2の前側に前後揺動自在に設けられ且つ前上がりに傾斜可能に支持されているフットレスト部4と、着座者Mの全身のストレッチを可能とするべく、前記前上がり傾斜状態にあるフットレスト部4の傾き及び背もたれ部3の傾きを変更するストレッチ手段40とを有する。
【選択図】図3
【解決手段】座部2と、座部2の後側にリクライニング可能に設けられた背もたれ部3と、座部2の前側に前後揺動自在に設けられ且つ前上がりに傾斜可能に支持されているフットレスト部4と、着座者Mの全身のストレッチを可能とするべく、前記前上がり傾斜状態にあるフットレスト部4の傾き及び背もたれ部3の傾きを変更するストレッチ手段40とを有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、リクライニング可能である背もたれ部と着座者の下肢を載置可能なフットレスト部を備えた椅子に関するものである。
従来から、リハビリや健康増進等の目的とし、使用者の体の一部や全身を強制的に引き延ばしてストレッチ作用を与える装置(椅子)が開発されている。
例えば、特許文献1に開示された椅子は、着座者すなわち使用者の背中を反らして全身を引き伸ばす、いわゆる「全身ストレッチ」を行うものである。当該椅子は、座部と、座部後側に連結された背もたれ部と、座部の前側に配置されるフットレスト部とを有し、このフットレスト部には、全身ストレッチ時に使用者の下肢を挟み込んで固定する足拘束手段が備えられている。
例えば、特許文献1に開示された椅子は、着座者すなわち使用者の背中を反らして全身を引き伸ばす、いわゆる「全身ストレッチ」を行うものである。当該椅子は、座部と、座部後側に連結された背もたれ部と、座部の前側に配置されるフットレスト部とを有し、このフットレスト部には、全身ストレッチ時に使用者の下肢を挟み込んで固定する足拘束手段が備えられている。
かかる椅子でストレッチ動作を行わせるには、まず、特許文献1の図2(A)のように、背もたれ部が起立すると共に、フットレスト部が略水平に突出するように椅子の各部を配置する。その状態の椅子に着座者は着座し、両下肢をフットレスト部に拘束させる。
次に、前記拘束状態を維持したまま、図2(A)の2点鎖線で示すように背もたれ部を後方に倒すようにし、その後、図2(C)に示すように、背もたれ部を後方側に180°以上倒して、着座者の全身のストレッチを施すようにしている。
特開2003−210270号公報(第3頁〜第6頁、図2)
次に、前記拘束状態を維持したまま、図2(A)の2点鎖線で示すように背もたれ部を後方に倒すようにし、その後、図2(C)に示すように、背もたれ部を後方側に180°以上倒して、着座者の全身のストレッチを施すようにしている。
しかしながら、特許文献1の図2を参照してわかるように、通常の着座姿勢から、フットレスト部に下肢を保持したまま背もたれ部を後側に倒して、全身ストレッチ姿勢とした場合、体が固くなっている老人やリハビリが必要な患者にとって、過度なストレッチ作用が加わる可能性があった。
そのような状況を回避し効果的な全身ストレッチを行うために、例えば、広く流布しているラジオ体操等を鑑みてみると、「反らし姿勢」の前には、必ず、準備姿勢として「前屈姿勢」をとるとよいことがわかる。
そのような状況を回避し効果的な全身ストレッチを行うために、例えば、広く流布しているラジオ体操等を鑑みてみると、「反らし姿勢」の前には、必ず、準備姿勢として「前屈姿勢」をとるとよいことがわかる。
そこで、本発明は、上記のことを鑑み、使用者に無理のない全身ストレッチを施すことのできる椅子を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明における課題解決のための技術的手段は、座部と、座部の後側にリクライニング可能に設けられた背もたれ部と、座部の前側に前後揺動自在に設けられ且つ前上がりに傾斜可能に支持されているフットレスト部と、着座者の全身のストレッチを可能とするべく、前記前上がり傾斜状態にあるフットレスト部の傾き及び背もたれ部の傾きを変更するストレッチ手段とを有することを特徴とする。
この技術的手段によれば、前上がり傾斜状態にフットレスト部を配置することができ、かかる前上がり状態のフットレスト部に着座者(使用者)の下肢を載置した上で、ストレッチ手段により背もたれ部及びフットレスト部の傾きを変更することで、着座者の全身のストレッチを行うことができるようになる。
すなわち、本発明における課題解決のための技術的手段は、座部と、座部の後側にリクライニング可能に設けられた背もたれ部と、座部の前側に前後揺動自在に設けられ且つ前上がりに傾斜可能に支持されているフットレスト部と、着座者の全身のストレッチを可能とするべく、前記前上がり傾斜状態にあるフットレスト部の傾き及び背もたれ部の傾きを変更するストレッチ手段とを有することを特徴とする。
この技術的手段によれば、前上がり傾斜状態にフットレスト部を配置することができ、かかる前上がり状態のフットレスト部に着座者(使用者)の下肢を載置した上で、ストレッチ手段により背もたれ部及びフットレスト部の傾きを変更することで、着座者の全身のストレッチを行うことができるようになる。
こうすることで、着座者の下肢を胴体に近づけた姿勢すなわち前屈姿勢(準備姿勢)にした後、反らし姿勢に移行し、全身のストレッチを行うため、着座者の体に負担をかけることなく、効果的な全身ストレッチを行うことができるようになる。
また、本発明における課題解決のための技術的手段は、座部と、座部の後側にリクライニング可能に設けられた背もたれ部と、座部の前側に前後揺動自在に設けられたフットレスト部とを有し、前記背もたれ部の傾きを変更するように背もたれ部を駆動する背もたれ駆動手段と、前記フットレスト部の前後揺動の傾きを変更するようにフットレスト部を駆動するフットレスト駆動手段とを備える椅子において、前記フットレスト部は前上がりに傾斜可能に支持され、前記前上がり傾斜状態にあるフットレスト部の傾きを変更すると共に背もたれ部の傾きを変更することで、着座者の全身のストレッチが可能となるように、フットレスト駆動手段及び背もたれ駆動手段を制御する制御手段を有することを特徴とする。
また、本発明における課題解決のための技術的手段は、座部と、座部の後側にリクライニング可能に設けられた背もたれ部と、座部の前側に前後揺動自在に設けられたフットレスト部とを有し、前記背もたれ部の傾きを変更するように背もたれ部を駆動する背もたれ駆動手段と、前記フットレスト部の前後揺動の傾きを変更するようにフットレスト部を駆動するフットレスト駆動手段とを備える椅子において、前記フットレスト部は前上がりに傾斜可能に支持され、前記前上がり傾斜状態にあるフットレスト部の傾きを変更すると共に背もたれ部の傾きを変更することで、着座者の全身のストレッチが可能となるように、フットレスト駆動手段及び背もたれ駆動手段を制御する制御手段を有することを特徴とする。
この技術的手段によれば、前上がり傾斜状態にフットレスト部を配置することができ、かかる前上がり状態のフットレスト部に着座者の下肢を載置した上で、制御手段により、背もたれ駆動手段やフットレスト駆動手段を制御して、背もたれ部及びフットレスト部の傾きを変更することで、着座者の全身のストレッチを行うことができるようになる。
こうすることで、着座者の下肢を胴体に近づけた姿勢すなわち前屈姿勢(準備姿勢)にした後、全身のストレッチを行うため、着座者の体に負担をかけることなく、ストレッチを行うことができるようになる。
こうすることで、着座者の下肢を胴体に近づけた姿勢すなわち前屈姿勢(準備姿勢)にした後、全身のストレッチを行うため、着座者の体に負担をかけることなく、ストレッチを行うことができるようになる。
また、本発明における課題解決のための技術的手段は、前記制御手段は、背もたれ部を後上がりに傾斜させると共にフットレスト部を前上がりに傾斜させ、その状態から、背もたれ部が後方へ略水平に倒れ且つフットレスト部が前下がり傾斜した状態となるように、背もたれ駆動手段及びフットレスト駆動手段を制御することを特徴とする。
この技術的手段によれば、制御手段は、背もたれ部を後上がりに傾斜させると共にフットレスト部を前上がりに傾斜させることができ、着座者を前屈姿勢とすることができる。さらに、制御手段は、かかる前屈姿勢の状態から、背もたれ部が後方へ略水平に倒れると共にフットレスト部が前下がり傾斜した状態、すなわち反らし姿勢となるように、背もたれ部及びフットレスト部の傾きを変更することができるようになる。
この技術的手段によれば、制御手段は、背もたれ部を後上がりに傾斜させると共にフットレスト部を前上がりに傾斜させることができ、着座者を前屈姿勢とすることができる。さらに、制御手段は、かかる前屈姿勢の状態から、背もたれ部が後方へ略水平に倒れると共にフットレスト部が前下がり傾斜した状態、すなわち反らし姿勢となるように、背もたれ部及びフットレスト部の傾きを変更することができるようになる。
つまり、着座者は、準備姿勢である前屈姿勢から反らし姿勢に移行することにより、ストレッチを施術されるため、体に負担をかけることなく全身ストレッチを行うことができるようになる。
また、本発明における課題解決のための技術的手段は、前記背もたれ部には、着座者の背中に向かって突出し且つ当該背中を押圧する押圧体が備わっていることを特徴とする。
この技術的手段によれば、前記反らし姿勢時に着座者の背中を押圧体が押すことになるため、効果的に背中伸ばしを行うことが可能となる。
また、本発明における課題解決のための技術的手段は、前記背もたれ部には、着座者の背中に向かって突出し且つ当該背中を押圧する押圧体が備わっていることを特徴とする。
この技術的手段によれば、前記反らし姿勢時に着座者の背中を押圧体が押すことになるため、効果的に背中伸ばしを行うことが可能となる。
また、本発明における課題解決のための技術的手段は、前記背もたれ部の内部には、着
座者の背中をマッサージするマッサージ機構が備えられており、前記押圧体は当該マッサージ機構に設けられた揉み玉であることを特徴とする。
この技術的手段によれば、マッサージ機構で着座者の背中をマッサージできると共に、マッサージ機構に備えられた揉み玉を前記押圧体とすることができ、別途押圧体を設ける必要性がなくなる。
また、本発明における課題解決のための技術的手段は、前記フットレスト部は、着座者の下肢を非拘束状態で載置可能であることを特徴とする。
座者の背中をマッサージするマッサージ機構が備えられており、前記押圧体は当該マッサージ機構に設けられた揉み玉であることを特徴とする。
この技術的手段によれば、マッサージ機構で着座者の背中をマッサージできると共に、マッサージ機構に備えられた揉み玉を前記押圧体とすることができ、別途押圧体を設ける必要性がなくなる。
また、本発明における課題解決のための技術的手段は、前記フットレスト部は、着座者の下肢を非拘束状態で載置可能であることを特徴とする。
この技術的手段によれば、着座者の下肢がフットレスト部に拘束されていないため、反らし姿勢時に過度なストレッチ作用が加わることを防ぐことができるようになる。
本発明の椅子を用いることで、使用者に無理のない全身ストレッチを施すことが可能となる。
以下、本発明にかかる椅子の最良の形態を、マッサージ椅子を例示して説明する。
図1、図2に示すように、マッサージ椅子1は、座部2と、座部2の後側にリクライニング可能に設けられた背もたれ部3と、座部2の前側に前後揺動自在に設けられたフットレスト部4と有している。さらに、前記背もたれ部3の傾きを変更するように背もたれ部3を駆動する背もたれ駆動手段5と、前記フットレスト部4の前後揺動の傾きを変更するようにフットレスト部4を駆動するフットレスト駆動手段6とを備えている。
背もたれ部3の内部には、使用者(着座者)Mの背中をマッサージするマッサージ機構8が備えられている。また、座部2の左右両側部には、使用者Mの上肢37を載置可能なアームレスト部9が設けられている。
図1、図2に示すように、マッサージ椅子1は、座部2と、座部2の後側にリクライニング可能に設けられた背もたれ部3と、座部2の前側に前後揺動自在に設けられたフットレスト部4と有している。さらに、前記背もたれ部3の傾きを変更するように背もたれ部3を駆動する背もたれ駆動手段5と、前記フットレスト部4の前後揺動の傾きを変更するようにフットレスト部4を駆動するフットレスト駆動手段6とを備えている。
背もたれ部3の内部には、使用者(着座者)Mの背中をマッサージするマッサージ機構8が備えられている。また、座部2の左右両側部には、使用者Mの上肢37を載置可能なアームレスト部9が設けられている。
なお、以下、説明においては、図1の左右方向を前後方向又は縦方向と呼び、図1の上下方向を上下方向と呼び、図1の紙面に垂直な方向を左右方向又は幅方向又は横方向と呼ぶ。これは、マッサージ椅子1に着座した使用者Mから見た方向と一致している。
マッサージ椅子1の座部2は、前後方向に延びる一対の縦フレーム10,10を有している。この一対の縦フレーム10,10は、それぞれの略中央部に横方向に配置された横フレーム11により連結され、互いに連結された縦フレーム10及び横フレーム11が弾性を有するクッション材12により覆われることで、座部2が形成されている。
マッサージ椅子1の座部2は、前後方向に延びる一対の縦フレーム10,10を有している。この一対の縦フレーム10,10は、それぞれの略中央部に横方向に配置された横フレーム11により連結され、互いに連結された縦フレーム10及び横フレーム11が弾性を有するクッション材12により覆われることで、座部2が形成されている。
前記横フレーム11は上方を向く支持脚13により床面F上に支持されており、これにより座部2は床面F上の所定高さに配置されるものとなっている。
背もたれ部3は、前記縦フレーム10の後部に左右方向を向く横軸15を介して枢支されている。この横軸15には、背もたれ部3を当該横軸回りに回動させることで、前後方向に揺動させると共にその位置を変更する(リクライニングさせる)ための背もたれ駆動手段5が設けられている。
この背もたれ駆動手段5は、詳しくは、背もたれ部3の下端側に突出するように設けられた横軸ブラケット16と、この横軸ブラケット16に先端部20Aが左右方向軸芯回りに回動自在に連結されている第1アクチュエータ17とから構成されている。
背もたれ部3は、前記縦フレーム10の後部に左右方向を向く横軸15を介して枢支されている。この横軸15には、背もたれ部3を当該横軸回りに回動させることで、前後方向に揺動させると共にその位置を変更する(リクライニングさせる)ための背もたれ駆動手段5が設けられている。
この背もたれ駆動手段5は、詳しくは、背もたれ部3の下端側に突出するように設けられた横軸ブラケット16と、この横軸ブラケット16に先端部20Aが左右方向軸芯回りに回動自在に連結されている第1アクチュエータ17とから構成されている。
第1アクチュエータ17は、例えば、電動モータ18及びラック・ピニオン機構19などから構成されるものであって、先端部20Aが基端部21Aに対し伸縮自在となっている。
第1アクチュエータ17の基端部21Aは横フレーム11に左右方向軸芯回りに回動自在に連結されているため、第1アクチュエータ17の先端部20Aが基端部21Aに対して伸縮することで、背もたれ部3は横軸回りに回動し、リクライニング動作をするようになっている。
第1アクチュエータ17の基端部21Aは横フレーム11に左右方向軸芯回りに回動自在に連結されているため、第1アクチュエータ17の先端部20Aが基端部21Aに対して伸縮することで、背もたれ部3は横軸回りに回動し、リクライニング動作をするようになっている。
背もたれ部3の内部には、使用者Mの背中をマッサージするマッサージ機構8が設けられ、このマッサージ機構8に備えられている上下2個づつで左右一対に配置された揉み玉22(4つの揉み玉)に所定の動きをさせることで、使用者Mの肩や腰のマッサージを行うものとなっている。
前述のマッサージ機構8としては、様々なものを採用することが可能であり、エア等の力で揉み玉22を駆動してもよいが、好ましくは、本願出願人が開発したマッサージ機構(特開2003−38591)を用いるとよい。
前述のマッサージ機構8としては、様々なものを採用することが可能であり、エア等の力で揉み玉22を駆動してもよいが、好ましくは、本願出願人が開発したマッサージ機構(特開2003−38591)を用いるとよい。
すなわち、マッサージ機構8は、左右方向に架設された回転軸と、この回転軸の回転に伴って一端部及び他端部が左右方向において互いに逆向きに揺動するように当該回転軸に連動連結されている左右一対の揺動アームとを備えるものとし、この揺動アームの一端及び他端には揉み玉22が設けられる構成を有している。
また、マッサージ機構8は、図1に示すように、背もたれ部3の長手方向(使用者の背骨に沿った方向)に配設された側面視S字形のガイドレール23により、上下スライド可能となっており、背もたれ部3の長手方向に沿って配置された送りねじ軸24を回転駆動することによって、マッサージ機構8は自動的に長手方向移動するようになっている。
また、マッサージ機構8は、図1に示すように、背もたれ部3の長手方向(使用者の背骨に沿った方向)に配設された側面視S字形のガイドレール23により、上下スライド可能となっており、背もたれ部3の長手方向に沿って配置された送りねじ軸24を回転駆動することによって、マッサージ機構8は自動的に長手方向移動するようになっている。
マッサージ機構8を背もたれ部3内で移動させることにより、背中の上部(肩位置)から下部(腰位置)まで広い範囲に亘ってマッサージを行うことができるようになっている。
なお、前記ガイドレール23を、使用者Mの背中の曲線に沿ったS字形状としているため、マッサージ機構8に備えられた揉み玉22は、使用者Mの背骨に確実に沿った軌跡で移動することになり、どの位置にあっても患部を確実に押圧できるようになっている。
フットレスト部4は、座部2の前部に幅方向を向く1本の枢支軸25により支持され、この枢支軸回りに揺動自在となっている。
なお、前記ガイドレール23を、使用者Mの背中の曲線に沿ったS字形状としているため、マッサージ機構8に備えられた揉み玉22は、使用者Mの背骨に確実に沿った軌跡で移動することになり、どの位置にあっても患部を確実に押圧できるようになっている。
フットレスト部4は、座部2の前部に幅方向を向く1本の枢支軸25により支持され、この枢支軸回りに揺動自在となっている。
詳しくは、フットレスト部4は、幅方向横長の長方形状をしたフットレスト26とフットレスト26を左右両側より支持する一対の支持部材27とからなる。支持部材27は座部2に対して前方突出するように設けられ、前記枢支軸25により各縦フレーム10の前部且つ外側に支持部材27の基端側が支持されている。支持部材27の先端側には、幅方向軸芯回りに回動自在にフットレスト26が設けられている。
前後方向を向くフットレスト26の面のいずれか1つは、下肢38を載置可能な下肢載置面28であって、下肢載置面28の反対側の面には、両下肢38をそれぞれ挟み込み可能な一対の下肢溝(図示せず)が形成されている。この下肢溝の内側すなわちフットレスト26内部には、後述の下肢38をマッサージする下肢用マッサージ機構29が設けられている。フットレスト26を回動させることで、下肢載置面28と下肢溝が形成されている面とを切り換えることができるようになっている。
前後方向を向くフットレスト26の面のいずれか1つは、下肢38を載置可能な下肢載置面28であって、下肢載置面28の反対側の面には、両下肢38をそれぞれ挟み込み可能な一対の下肢溝(図示せず)が形成されている。この下肢溝の内側すなわちフットレスト26内部には、後述の下肢38をマッサージする下肢用マッサージ機構29が設けられている。フットレスト26を回動させることで、下肢載置面28と下肢溝が形成されている面とを切り換えることができるようになっている。
前記枢支軸25には、フットレスト部4を当該枢支軸回りに回動させることで、前後方向に揺動させ、その位置及び座部2に対する傾斜角を変更するフットレスト駆動手段6が設けられている。
このフットレスト駆動手段6は、詳しくは、前記枢支軸25の軸芯に対し垂直方向を向くように枢支軸25に突設された枢支軸ブラケット30と、この枢支軸ブラケット30に先端部20が横方向軸芯回りに回動自在に連結されている第2アクチュエータ31とから構成されている。
このフットレスト駆動手段6は、詳しくは、前記枢支軸25の軸芯に対し垂直方向を向くように枢支軸25に突設された枢支軸ブラケット30と、この枢支軸ブラケット30に先端部20が横方向軸芯回りに回動自在に連結されている第2アクチュエータ31とから構成されている。
第2アクチュエータ31は、電動モータ18及びラック・ピニオン機構19で構成されるものであって、先端部20Bが基端部21Bに対し伸縮自在となっている。第2アクチュエータ31Bの基端部21Bは、横フレーム11に横方向軸芯回りに回動自在に連結されていて、第2アクチュエータ31の先端部20Bが基端部21Bに対して伸縮することで、フットレスト部4は枢支軸回りに回動し、座部2に対する傾き具合が変更されるようになっている。
なお、枢支軸ブラケット30は、支持部材27が略下方を向く状態において後方側を向くように枢支軸25に取り付けられるものとなっており、第2アクチュエータ31を伸長した際に、フットレスト部4は、座部2から見て前上がり傾斜状態(図1の2点鎖線)となる。
なお、枢支軸ブラケット30は、支持部材27が略下方を向く状態において後方側を向くように枢支軸25に取り付けられるものとなっており、第2アクチュエータ31を伸長した際に、フットレスト部4は、座部2から見て前上がり傾斜状態(図1の2点鎖線)となる。
なお、前述の下肢用マッサージ機構29としては、様々なものが採用可能であるが、好ましくは、本出願人が開発している技術(特許第3339849号)を用いるとよい。
この下肢用マッサージ機構29は、下肢溝の内側で且つ両側に対向して配置されたマッサージ部材と、このマッサージ部材をその長手方向が互いに逆向きに傾斜した状態で接近離反させるように駆動させる駆動手段とを備えており、前記マッサージ部材は、下肢38の長さ方向に長い板材であって、下肢38に対する押圧力を適切なものにするため幅方向に適宜変形可能な板バネ等の弾性体より形成されている。
この下肢用マッサージ機構29は、下肢溝の内側で且つ両側に対向して配置されたマッサージ部材と、このマッサージ部材をその長手方向が互いに逆向きに傾斜した状態で接近離反させるように駆動させる駆動手段とを備えており、前記マッサージ部材は、下肢38の長さ方向に長い板材であって、下肢38に対する押圧力を適切なものにするため幅方向に適宜変形可能な板バネ等の弾性体より形成されている。
座部2の左右両側部には、使用者Mが上肢37を載置可能なアームレスト部9が設けられており、使用者Mは、アームレスト部9に両腕を載置することで楽な姿勢でマッサージを受けることが可能となる。
左右一対に配置されたアームレスト部9の略中央部には、左右方向に開放された空間部39が形成されており、少なくとも一方のアームレスト部9の空間部39には、コントローラ(リモコン)32が設けられており、このコントローラ32によって背もたれ部3のリクライニング動作やマッサージ動作、後述するストレッチ動作などを操作できるようになっている。
左右一対に配置されたアームレスト部9の略中央部には、左右方向に開放された空間部39が形成されており、少なくとも一方のアームレスト部9の空間部39には、コントローラ(リモコン)32が設けられており、このコントローラ32によって背もたれ部3のリクライニング動作やマッサージ動作、後述するストレッチ動作などを操作できるようになっている。
前述のコントローラ32はマッサージ椅子1に備えられた制御手段33に連結されている。
この制御手段33は、マッサージ機構8や下肢用マッサージ機構29の駆動開始や終了、揉み強さ等の制御を行うと共に、背もたれ部3を後上がりに傾斜させると共にフットレスト部4を前上がりに傾斜させ、その状態から、背もたれ部3が後方へ略水平に倒れ且つフットレスト部4が前下がり傾斜した状態となるように、背もたれ部(3)及びフットレスト部(4)の傾きを変更し、使用者Mに対する全身ストレッチ動作を行わせるものである。
この制御手段33は、マッサージ機構8や下肢用マッサージ機構29の駆動開始や終了、揉み強さ等の制御を行うと共に、背もたれ部3を後上がりに傾斜させると共にフットレスト部4を前上がりに傾斜させ、その状態から、背もたれ部3が後方へ略水平に倒れ且つフットレスト部4が前下がり傾斜した状態となるように、背もたれ部(3)及びフットレスト部(4)の傾きを変更し、使用者Mに対する全身ストレッチ動作を行わせるものである。
前記制御手段33は背もたれ駆動手段5及びフットレスト駆動手段6に対して制御信号を出して、各駆動手段5,6の駆動状況を制御し、背もたれ部3の傾き状態とフットレスト部4の傾き状態とを変更する。
換言すれば、前記制御手段33と、背もたれ駆動手段5及びフットレスト駆動手段6とにより、使用者Mの全身のストレッチを可能とするストレッチ手段40が構成されるものとなっている。
制御手段33は、図9のブロック図に示すようなものであり、制御信号発生部34と、ストレッチパターン記憶部35と、マッサージパターン記憶部36とを備えている。コントローラ32からのストレッチ開始信号を受けて、ストレッチパターン記憶部35のデータを読み込み、それに基づいて、背もたれ駆動手段5又はフットレスト駆動手段6に伸縮量と伸縮タイミング等の信号を発するものである。
換言すれば、前記制御手段33と、背もたれ駆動手段5及びフットレスト駆動手段6とにより、使用者Mの全身のストレッチを可能とするストレッチ手段40が構成されるものとなっている。
制御手段33は、図9のブロック図に示すようなものであり、制御信号発生部34と、ストレッチパターン記憶部35と、マッサージパターン記憶部36とを備えている。コントローラ32からのストレッチ開始信号を受けて、ストレッチパターン記憶部35のデータを読み込み、それに基づいて、背もたれ駆動手段5又はフットレスト駆動手段6に伸縮量と伸縮タイミング等の信号を発するものである。
また、制御手段33のマッサージパターン記憶部36には、背中や下肢38のマッサージを行う際のマッサージ強度や回数等のデータが記憶されている。このデータに基づいて、マッサージ機構8や下肢用マッサージ機構29を制御するようにしている。
かかる制御手段33は、図1に示すように、マッサージ椅子1内部に内蔵されており、マイクロコンピュータやロジックIC回路等で構成されている。
本発明のマッサージ椅子1を用いて、使用者Mに対するストレッチ動作を行わせた際の作動態様について説明する。
かかる制御手段33は、図1に示すように、マッサージ椅子1内部に内蔵されており、マイクロコンピュータやロジックIC回路等で構成されている。
本発明のマッサージ椅子1を用いて、使用者Mに対するストレッチ動作を行わせた際の作動態様について説明する。
まず、使用者Mはマッサージ椅子1の座部2に着座し、手元のコントローラ32からストレッチ動作を開始する信号を制御手段33に送るようにする。
すると、その信号を受けた制御信号発生部34は、ストレッチパターン記憶部35に記憶された様々な背もたれ部及びフットレスト部4の傾き変更パターン(本実施形態の場合は、パターンI〜パターンIII)に従って、背もたれ駆動手段5及びフットレスト駆動手段6を駆動するようにする。どのパターンを選択したかは、使用者Mが手元のコントローラ32から指示するようにする。
すると、その信号を受けた制御信号発生部34は、ストレッチパターン記憶部35に記憶された様々な背もたれ部及びフットレスト部4の傾き変更パターン(本実施形態の場合は、パターンI〜パターンIII)に従って、背もたれ駆動手段5及びフットレスト駆動手段6を駆動するようにする。どのパターンを選択したかは、使用者Mが手元のコントローラ32から指示するようにする。
ストレッチ動作・パターンIを選択した場合、マッサージ椅子1の背もたれ部及びフッ
トレスト部4は図3に示すような動きをする。
すなわち、使用者Mが、パターンIのストレッチ動作を開始するように制御手段33に
指令を出した場合、まず、図3(a)のようにフットレスト部4が下方に垂下した状態であって背もたれ部3が起きあがった着座状態から、フットレスト部4は座部2に対して前上がりの傾斜状態になり、背もたれ部3は後上がり傾斜状態となる。このとき、フットレスト部4の水平面からの傾きはα=50°、背もたれ部3の水平面からの傾きはβ=50°である。この状況において、使用者Mの格好を見ると、下肢38と胴体が接近した「前屈姿勢」をとっていることになる(図3(b))。
トレスト部4は図3に示すような動きをする。
すなわち、使用者Mが、パターンIのストレッチ動作を開始するように制御手段33に
指令を出した場合、まず、図3(a)のようにフットレスト部4が下方に垂下した状態であって背もたれ部3が起きあがった着座状態から、フットレスト部4は座部2に対して前上がりの傾斜状態になり、背もたれ部3は後上がり傾斜状態となる。このとき、フットレスト部4の水平面からの傾きはα=50°、背もたれ部3の水平面からの傾きはβ=50°である。この状況において、使用者Mの格好を見ると、下肢38と胴体が接近した「前屈姿勢」をとっていることになる(図3(b))。
その後、背もたれ部3が徐々に後に倒れてゆくと共に、連動してフットレスト部4の前上がり傾斜状態が解除されてゆき、例えば、フットレスト部4の傾斜角α=30°、背もたれ部3の傾斜角β=30°となる(図3(c))。
続いて、フットレスト部4が略水平状態α=0°となり、背もたれ部3はβ=10°程度の緩やかな傾きとなる(図3(d))。
最終的には、図3(e)の如く、フットレスト部4は前下がり状態α=−30°となり、背もたれ部3は後方に略水平状態β=0°となる。
続いて、フットレスト部4が略水平状態α=0°となり、背もたれ部3はβ=10°程度の緩やかな傾きとなる(図3(d))。
最終的には、図3(e)の如く、フットレスト部4は前下がり状態α=−30°となり、背もたれ部3は後方に略水平状態β=0°となる。
この傾き状態においては、使用者Mの上体が上方に反り返って引き伸ばされる「反らし姿勢」となって、全身、特に背中のストレッチ(全身ストレッチ)が行われる。
このように、本実施形態のマッサージ椅子1は、単に、使用者を反らし姿勢にすることで全身ストレッチを行うだけでなく、反らし姿勢に移行する前に準備姿勢である前屈姿勢をとらせることで、体に負担をかけず、スムーズ且つ効果的なストレッチ動作を行わせるものとなっている。
また、図3(d)→図3(e)のとき、下肢38はその自重により、フットレスト26の下肢載置面28に載置されたまま同伴して下方に下がることになり、使用者Mは自然に反らし状態をとることができるようになる。
このように、本実施形態のマッサージ椅子1は、単に、使用者を反らし姿勢にすることで全身ストレッチを行うだけでなく、反らし姿勢に移行する前に準備姿勢である前屈姿勢をとらせることで、体に負担をかけず、スムーズ且つ効果的なストレッチ動作を行わせるものとなっている。
また、図3(d)→図3(e)のとき、下肢38はその自重により、フットレスト26の下肢載置面28に載置されたまま同伴して下方に下がることになり、使用者Mは自然に反らし状態をとることができるようになる。
このとき、下肢38は、フットレスト部4に対して拘束されていないため、下肢38が無理矢理引っ張られるなどして、筋肉を痛めたりする不具合が生じにくいばかりか、過剰な反らし状態になった場合でも、使用者Mは適宜足を浮かす等して、楽な姿勢をとることが可能である。ゆえに、使用者Mに過度なストレッチ作用が加わることを防ぐことができ、体の固い老人やリハビリ中の患者にも優しいストレッチを行うことができる。
加えて、使用者Mが反らし状態にある際に、背もたれ部3に内蔵されたマッサージ機構8に備えられた揉み玉22は、使用者Mの背中に向かって突出した上で、背中を押圧するように作用する押圧体22として作用し、この押圧体22により確実に反らし姿勢が維持され、効果的なストレッチ作用を生み出すことが可能となる。この状態で、マッサージ機構8を駆動させ、揉み玉22によるマッサージを行うことは好ましい。
加えて、使用者Mが反らし状態にある際に、背もたれ部3に内蔵されたマッサージ機構8に備えられた揉み玉22は、使用者Mの背中に向かって突出した上で、背中を押圧するように作用する押圧体22として作用し、この押圧体22により確実に反らし姿勢が維持され、効果的なストレッチ作用を生み出すことが可能となる。この状態で、マッサージ機構8を駆動させ、揉み玉22によるマッサージを行うことは好ましい。
かかる反らし姿勢を、数秒間若しくは使用者Mが所望する時間だけ維持し、再度、図3(b)の状態に戻り、複数回ストレッチ動作をするようすることは非常に好ましい。
ストレッチ動作・パターンIIを選択した場合、マッサージ椅子1の背もたれ部3及びフットレスト部4は図4に示すような動きをする。
すなわち、使用者Mが、パターンIIのストレッチ動作を開始するようにコントローラ32を介して制御手段33に指令を出した場合、まず、着座した姿勢(図4(a))から、フットレスト部4は座部2に対して前上がりの傾斜状態になり、背もたれ部3は後上がり傾斜状態となって使用者Mは前屈姿勢となる。このとき、フットレスト部4の水平面からの傾きはα=50°であり、背もたれ部3の水平面からの傾きはβ=50°である(図4(b))。
ストレッチ動作・パターンIIを選択した場合、マッサージ椅子1の背もたれ部3及びフットレスト部4は図4に示すような動きをする。
すなわち、使用者Mが、パターンIIのストレッチ動作を開始するようにコントローラ32を介して制御手段33に指令を出した場合、まず、着座した姿勢(図4(a))から、フットレスト部4は座部2に対して前上がりの傾斜状態になり、背もたれ部3は後上がり傾斜状態となって使用者Mは前屈姿勢となる。このとき、フットレスト部4の水平面からの傾きはα=50°であり、背もたれ部3の水平面からの傾きはβ=50°である(図4(b))。
その後、背もたれ部3を徐々に後に倒していって略水平状態β=0°とし、続いてフットレスト部4を略水平状態α=0°とする(図4(c)→図4(d))。
さらに、フットレスト部4を前下がり状態α=−30°とすることで、使用者Mの背中が海老ぞり状態となる(図4(e))。このときも、下肢38は、その重みにより、フットレスト26の下肢載置面28に載置されたまま同伴して下方に下がることになり、自然に使用者Mは反らし姿勢をとることができる。
ストレッチ動作・パターンIII選択した場合、マッサージ椅子1の背もたれ部3及びフットレスト部4は図5に示すような動きをする。
さらに、フットレスト部4を前下がり状態α=−30°とすることで、使用者Mの背中が海老ぞり状態となる(図4(e))。このときも、下肢38は、その重みにより、フットレスト26の下肢載置面28に載置されたまま同伴して下方に下がることになり、自然に使用者Mは反らし姿勢をとることができる。
ストレッチ動作・パターンIII選択した場合、マッサージ椅子1の背もたれ部3及びフットレスト部4は図5に示すような動きをする。
まず、着座した姿勢(図5(a))から、フットレスト部4は座部2に対して前上がりの傾斜状態になり、背もたれ部3は後上がり傾斜状態となる。このとき、フットレスト部4の水平面からの傾きはα=50°であり、背もたれ部3の水平面からの傾きはβ=50°である。使用者Mは前屈姿勢となっている(図5(b))。
その後、フットレスト部4の前上がり状態を徐々に解除、すなわち傾き具合を小さくし、略水平状態α=0°とし、続いてフットレスト部4を略水平状態β=0°とする(図5(c)→図5(d))。
その後、フットレスト部4の前上がり状態を徐々に解除、すなわち傾き具合を小さくし、略水平状態α=0°とし、続いてフットレスト部4を略水平状態β=0°とする(図5(c)→図5(d))。
さらに、フットレスト部4を前下がり状態(α=−30°)とし、使用者Mを反らし姿勢とする(図5(e))。
以上のストレッチ作動態様(パターンI〜パターンIII)をフローチャート形式で表したものが、図6〜図8であり、このフローチャートに示されたシーケンス手順や、フットレスト部4の上下揺動の回数、揺動角度等がストレッチパターン記憶部35にプログラミングされており、かかるプログラムを書き換えることで各種のストレッチ動作を行わせることが可能である。
以上のストレッチ作動態様(パターンI〜パターンIII)をフローチャート形式で表したものが、図6〜図8であり、このフローチャートに示されたシーケンス手順や、フットレスト部4の上下揺動の回数、揺動角度等がストレッチパターン記憶部35にプログラミングされており、かかるプログラムを書き換えることで各種のストレッチ動作を行わせることが可能である。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
本発明にかかる椅子として、マッサージ椅子1を例示して説明したが、マッサージ機構8を備えていない椅子であってもよく、逆に、上肢37をマッサージ可能な上肢マッサージ機構を備えていているものであっても何ら問題はない。
また、ストレッチ動作時におけるフットレスト部4の角度α及び背もたれ部3の角度βは、例示的に示したものであって、適宜変更可能である。例えば、反らし姿勢時のフットレスト部4の前下がり角度αは、−20°でもよく、−40°であってもよい。
本発明にかかる椅子として、マッサージ椅子1を例示して説明したが、マッサージ機構8を備えていない椅子であってもよく、逆に、上肢37をマッサージ可能な上肢マッサージ機構を備えていているものであっても何ら問題はない。
また、ストレッチ動作時におけるフットレスト部4の角度α及び背もたれ部3の角度βは、例示的に示したものであって、適宜変更可能である。例えば、反らし姿勢時のフットレスト部4の前下がり角度αは、−20°でもよく、−40°であってもよい。
また、使用者Mが前屈姿勢となっているときに、背もたれ部3をさらに前方に揺動し、使用者Mに前屈運動を複数回行わせた上で、反らし姿勢に移行するようにすることは非常に好ましい。
また、背もたれ駆動手段及びフットレスト駆動手段6を構成するアクチュエータとしては、制御手段33により駆動制御可能な油圧シリンダであってもよい。
また、背もたれ駆動手段及びフットレスト駆動手段6を構成するアクチュエータとしては、制御手段33により駆動制御可能な油圧シリンダであってもよい。
1 マッサージ椅子
2 座部
3 背もたれ部
4 フットレスト部
5 背もたれ駆動手段
6 フットレスト駆動手段
33 制御手段
M 使用者
2 座部
3 背もたれ部
4 フットレスト部
5 背もたれ駆動手段
6 フットレスト駆動手段
33 制御手段
M 使用者
Claims (6)
- 座部(2)と、座部(2)の後側にリクライニング可能に設けられた背もたれ部(3)と、座部(2)の前側に前後揺動自在に設けられ且つ前上がりに傾斜可能に支持されているフットレスト部(4)と、着座者(M)の全身のストレッチを可能とするべく、前記前上がり傾斜状態にあるフットレスト部(4)の傾き及び背もたれ部(3)の傾きを変更するストレッチ手段(40)と、を有することを特徴とする椅子。
- 座部(2)と、座部(2)の後側にリクライニング可能に設けられた背もたれ部(3)と、座部(2)の前側に前後揺動自在に設けられたフットレスト部(4)とを有し、前記背もたれ部(3)の傾きを変更するように背もたれ部(3)を駆動する背もたれ駆動手段(5)と、前記フットレスト部(4)の前後揺動の傾きを変更するようにフットレスト部(4)を駆動するフットレスト駆動手段(6)とを備える椅子において、
前記フットレスト部(4)は前上がりに傾斜可能に支持され、前記前上がり傾斜状態にあるフットレスト部(4)の傾きを変更すると共に背もたれ部(3)の傾きを変更することで、着座者Mの全身のストレッチが可能となるように、フットレスト駆動手段(6)及び背もたれ駆動手段(5)を制御する制御手段(33)を有することを特徴とする椅子。 - 前記制御手段(33)は、背もたれ部(3)を後上がりに傾斜させると共にフットレスト部(4)を前上がりに傾斜させ、その状態から、背もたれ部(3)が後方へ略水平に倒れ且つフットレスト部(4)が前下がり傾斜した状態となるように、背もたれ駆動手段(5)及びフットレスト駆動手段(6)を制御することを特徴とする請求項2に記載の椅子。
- 前記背もたれ部(3)には、着座者(M)の背中に向かって突出し且つ当該背中を押圧する押圧体(22)が備わっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の椅子。
- 前記背もたれ部(3)の内部には、着座者(M)の背中をマッサージするマッサージ機構(8)が備えられており、前記押圧体(22)は当該マッサージ機構(8)に設けられた揉み玉であることを特徴とする請求項4に記載の椅子。
- 前記フットレスト部(4)は、着座者(M)の下肢(38)を非拘束状態で載置可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の椅子。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-02-03 JP JP2004026959A patent/JP2005218511A/ja active Pending
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