JP3122939B2 - 健康座具 - Google Patents

健康座具

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JP3122939B2
JP3122939B2 JP09220811A JP22081197A JP3122939B2 JP 3122939 B2 JP3122939 B2 JP 3122939B2 JP 09220811 A JP09220811 A JP 09220811A JP 22081197 A JP22081197 A JP 22081197A JP 3122939 B2 JP3122939 B2 JP 3122939B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭・会社・
病院・工場等に配置して使用され、へその下2cm程の
体内中心位置の通称丹田(以下本明細書中丹田とい
う。)を中心とした横方向への8字状に体を揺動させ、
肩こりや腰痛等から内蔵障害まで病気を起こしにくい体
に整え、健康の促進をはかる健康座具に関する。
【0002】
【従来の技術】人間の自然な動作は、へそ下2cm程の
体内中心位置の通称丹田を中心に、体を左右方向で折り
返す8字状に移動する運動を繰り返し、体の筋肉を均一
に使い、筋肉に片寄った負担がかからないものとなって
いる。しかし、現代の生活様式は、歩くより座った状態
での生活が多くなっており、前記記載のように体が8字
状に移動することが少なくなり、体の筋肉に片寄った負
担がかかり易く、肩こりや腰痛等から内蔵障害までさま
ざまな病気を引き起こす原因となっている。又歩く場合
も、片手にカバン等を持って歩くことが多く、カバンを
持った側に重心が片寄り易く、体は丹田から外れた位置
を中心として8字状に移動してしまい、体の筋肉に片寄
った負担がかかり易く、前記の様な病気を引き起こす原
因となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は従来のこれらの問題点を解消し、体を
丹田を中心とした8字状に繰り返し揺動させる運動を容
易に且つ確実に行うことが出来、体の筋肉にかかる片寄
った負担を和らげ、肩こりや腰痛等から内蔵障害までさ
まざまな病気を引き起こしにくい体に整え、効果的な健
康促進を図ることが出来る健康座具を提供することにあ
る。第2の課題は、座板の傾斜を自動で行うことで、体
をリラックスした状態で整えることが出来、より高い健
康促進を図ることとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 基台の上面に人が腰掛ける座板を前後左右の全方
位で傾くように傾動自在に支持し、前記座板を傾斜状態
で保持するガイドを前記基台上に環状に突設し、前記座
板の傾斜角を基台の左右側で大きく且つ基台の前後側に
近づくに従って徐々に小さくなるように前記ガイドの高
さとガイドの突設位置を調整し、前記ガイドで前記座板
の傾斜角を前方側及び後方側で小さくして前方側から後
方側へ又は後方側から前方側へ傾動させ易くして前記座
板を傾斜方向が8字状に変化する傾動運動にさせ易く
し、前記座板に腰掛けた人の体を座板と共に8字状に揺
動させ易くしたことを特徴とする健康座具 2) 腰掛ける人の重心位置となる座板の下面位置を支
持する支持具を座板と基台との間に立設した前記1)記
載の健康座具 3) 座板の下面に複数の突出棒を設け、同突出棒がそ
れぞれゆるやかに挿入される孔を複数基台に設け、同孔
にそれぞれ対応する前記突出棒を挿入し、前記基台の孔
から下方へ突出した各突出棒にスプリングを圧縮状態で
挿入し、前記突出棒の下端部にスプリングの落下を防ぐ
ストッパーを設け、前記座板を下方へ付勢する前記スプ
リングで人が腰掛けていない座板を略水平に保つ前記
2)記載の健康座具 4) 基台の上面に人が腰掛ける座板を前後左右の全方
位で傾くように傾動自在に支持し、同座板の外周部分を
独立して昇降可能な昇降具を3つ以上前記座板の外周部
分の下方の前記基台に所定間隔あけて設け、基台の前方
側又は後方側から前記座板の傾斜方向を一方向へ約半周
変え且つ元の前方側又は後方側へ前記座板の傾斜方向を
変えると共に前記座板の傾斜方向を他方向へ約半周変え
るように前記昇降具を制御する制御部を設け、傾斜方向
を8字状に変化させる座板に腰掛けた人の体を座板と共
に8字状に揺動させることを特徴とする健康座具 5) 腰掛ける人の尻の滑りを防止するガードを座板に
突設した前記1)〜4)いずれか記載の健康座具 6) 基台を所定高さ位置で支持する脚の上端に基台を
左右方向へ旋回自在に設けてイスの形状にした前記1)
〜5)いずれか記載の健康座具 7) 正回転及び逆回転が可能な回転盤を回転台本体の
上面に設けた回転台の該回転盤を基台の下面に設け、前
記回転盤と前記回転台本体とをスプリングで連結し、前
記回転盤の正回転・逆回転の回転幅を前記スプリングで
狭くした前記1)〜5)いずれか記載の健康座具にあ
る。
【0005】
【作用】本発明によれば、人の重心移動、若しくは制御
部で制御される昇降具により座板が傾動され、その傾動
は、基台の後方側へ傾斜した座板が基台の左右側へ傾斜
方向を連続して変えていく8字状に傾動する場合と、基
台の前方側へ傾斜した座板が基台の左右側へ傾斜方向を
連続して変えていく8字状に傾動する場合とがある。座
板に腰掛ける人は、人の中心位置となる丹田位置が座板
の中央部付近にくるように座板の上に深く腰掛けてお
く。請求項1記載の発明では、座板は、腰掛けた人の重
心移動により、重心側が低くなるように傾き、又座板の
傾斜角度はガイドによって基台の左右側で大きく傾き、
且つ基台の前後側で小さく傾くような構成であり、座板
の傾斜角度が小さくなることで、基台の前後側に座板の
傾斜方向が来たことを腰掛けた人が知ることが出来る。
このように、腰掛けた人の重心移動で座板の傾斜方向を
8字状に繰り返し変えていくことで、座板に腰掛けた人
が人の中心位置となる丹田を中心とした8字状に揺動し
ていくものとなり、腰周りの筋肉や体中の筋肉をほぐし
て体中の疲れを取り除き、健康の促進を図る。座板3の
上面にはクッション材17を設けて座り心地を良くして
いる。
【0006】又、請求項1記載の健康座具は、回転イス
の上に載置したり非回転イスの上に回転台等を介在して
健康座具が左右方向へ旋回可能な状態としておく場合
と、旋回しないように載置する場合とがある。望ましい
のは、前者での健康座具を旋回可能に載置して使用する
ことであり、健康座具を旋回可能に載置した場合を説明
すると、基台の後方側から左右方向の一方向へ傾けると
共に基台の前方側へ8字状に傾動させる場合では、基台
の前方側へ座板を傾けた場合に座板の傾斜角度が小さく
なることで基台が水平な旋回方向へやや回転する。基台
をやや旋回させたことで、座板を基台の前方側からやや
斜め後方側へ傾けさせ易くなり、体を8字状に傾動運動
させ易くなった。基台の前方側から左右方向の一方向へ
傾けると共に基台の後方側へ8字状に傾動させる場合で
も、基台の後方側から前方側へ傾け易く、体を8字状に
傾動運動させ易くなった。請求項7記載の発明では、基
台の下面に回転台の回転盤を設けており、且つスプリン
グで回転盤の回転幅を狭くしているので、基台が必要以
上に回転することを防止している。又、座板が傾動する
ことで旋回した基台をスプリングが収縮する力で元の位
置にもどり易くなり、体を8字状に傾動運動させ易くな
った。
【0007】座板の中央部よりやや後方位置の下面を支
持具で支持した場合では、支持具で支持された位置を中
心として座板が傾斜していくので、この支持された位置
の上に丹田がくるように腰掛けることで、丹田を中心と
した8字状の移動を確実に行えることが出来る。腰掛け
ていない場合の座板が略水平に保持されるように座板の
外周部分を上方へ付勢した場合は、座体が付勢力によっ
て略水平状態にもどろうとするので、座板の傾斜方向を
前方側から後方側へ又は後方側から前方側へ変えること
が楽に且つスムーズに行える。
【0008】請求項4記載の発明では、独立的に作動す
る各昇降具が制御部により制御され、座板を自動的に前
記同様の8字状に傾斜させていくので、座板に腰掛けた
人はリラックスした状態で前記同様に座板と共に8字状
に揺動する。
【0009】
【発明の実施の形態】基台の素材の一例としては、木・
プラスチック・金属・アルミ等がある。基台には脚を設
ける場合と脚を設けない場合とがあり、前者では回転イ
スの上又は回転部材を介してイスやテーブルや台の上に
載置し健康座具を旋回可能とすることが望ましい。後者
の脚を設けた場合では、基台を脚に旋回自在に設ける場
合が望ましいが、固着させる場合もある。又脚にはキャ
スターを付けて移動自在とする場合と、キャスターを付
けない場合とがある。座板の傾斜方向は腰掛けた人の重
心移動で変える場合と、座板を昇降させる昇降具を制御
部で制御して自動的に座板の傾斜方向を変える場合とが
ある。傾動装置の駆動源としては、電気・油圧・空圧等
がある。座板に腰掛けた際に人の丹田位置がくる座板の
中央部のやや後方位置の下面を支持具で支持し、支持具
で支持した位置を中心に座板を傾斜させることが望まし
い。ガイドは、基台に間欠的な環状に突設する場合と、
連続的な環状に突設する場合とがある。座板の傾斜角度
はガイドは高さと突設位置の調整で行う。ガイドの平面
は左右対象となるように設けることが望ましい。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜14に示す実施例1は、座板に腰掛けた人の
重心移動で、座板を8字状に傾動させる健康座具を、回
転イスの上に載置した例である。図15〜16に示す実
施例2は、制御装置で制御される昇降具でもって座板を
自動的に8字状に傾動させる例である。図17に示す実
施例3は、健康座具の基台に脚を設けてイス形状とし、
且つ基台を水平方向へ旋回自在とした例である。図18
に示す実施例4は、実施例1での健康座具を腰掛け部分
が旋回しないイスの上に載置した例である。図19,2
0に示す実施例5は、基台の下面に回転台を設けた健康
座具を旋回しないイスの上に載置した例である。
【0011】図1は実施例1の平面図、図2は実施例1
の正面図、図3は実施例1の右側面図、図4は図1での
A−A断面図、図5は図1でのB−B断面図、図6は実
施例1で座板を取り除いた状態での基台の上面を示す平
面図、図7は実施例1でのガイドを横一列に展開させた
状態を示す説明図、図8は実施例1の使用状態を示す説
明図、図9は実施例1での腰掛けた人の重心移動を示す
説明図、図10は実施例1での腰掛けた人の重心移動に
伴う健康座具及び回転イスの旋回の状態を示す説明図、
図11は実施例1で座板を向かって右側へ傾斜させた状
態を示す説明図、図12は実施例1で座板を向って右側
へ傾斜させた状態を示す説明図、図13は実施例1で座
板を前方側へ傾斜させた状態を示す説明図、図14は実
施例1で座板を後方側へ傾斜させた状態を示す説明図、
図15は実施例2を示す断面図、図16は実施例2を示
す断面図、図17は実施例3の使用状態を示す説明図、
図18は実施例4の使用状態を示す説明図、図19は実
施例5の使用状態を示す説明図、図20は実施例5の背
面図である。
【0012】;実施例1(図1〜14参照) 図中1は健康座具、2は図6中における平面図において
横長な前後辺が35cm程・縦長な左右辺が30cm程
・高さが6cm程の木製の基台、3は基台2の上方へ約
2cm程離して前後左右の全方位に傾斜可能に設けた基
台2の上面と同一形状の座板、4は座板3の下面中央部
に取付けられ下端にボール4aが回動自在に取付けられ
ている金属製の支持具、4aは同支持具4の下端のボー
ル、5は座板3の四隅に取付けられ基台側へ均一に付勢
する付勢部材、6は基台2の上面に開口した孔の中に挿
入した外筒、6aは同外筒6内に挿入した内筒、6bは
基台2の上面に開口した孔、7は座板3の下面に固着さ
れ且つ内筒6a内に摺動自在に挿入した上端を座板3に
取付けた突出棒、8は同突出棒7の下端部に挿入した1
対の座金10間に介在させたスプリング、9は突出棒7
の下端に螺合したナット、10は突出棒7に挿入した1
対の座金、11は基台2の上面中央部に設けた支持具4
のボール4aが嵌入する座金、12は基台2の上面に前
後ガイド片12aと左右ガイド片12bとを間欠的な環
状に突設して傾斜状態の座板3を支持していくやや弾力
のあるゴム片を用いたガイド、12aは基台2の前方側
と後方側に配置されるガイド12の部分であり且つ高さ
が左側又は右側に近づくに従って徐々に17mmから1
0mm程まで低く傾斜する前後ガイド片、12bは基台
2の左側と右側に配置されるガイド12の部分であり且
つ高さが10mm程で均一な左右ガイド片、12cはガ
イド12の上面が高い高位置、12dはガイド12の上
面が低い低位置、13は座板3の上面に取付けたクッシ
ョン材、14は座板3の後片側の両隅部分に設けた尻の
脱落防止用の弾力性のあるガード、15は回転イス、1
6は人のへその下2cm程の体の中心位置にある丹田、
17はキャスターである。
【0013】図1〜14に示す実施例1では健康座具1
を回転イス15の上に載置し、基台2の上に前後左右の
全方位へ傾斜自在に設けた座板3の上に人が腰掛ける。
支持具4で支持される座板3の中央部よりやや後方位置
の上方に人の丹田16の位置がくるようにして座板3の
上に深く腰掛ける。又人のお尻は、ガード14で支えら
れるので、座板3を傾斜させた状態でもお尻が座板3か
ら滑り落ちにくく、常に安定した状態を保つものとな
り、座板3に腰掛けた人が重心を移動させながら体重を
かけることが出来る。座板3は、左方向又は右方向へ連
続して傾斜させた後に前方向又は後方向へ連続して傾斜
させていく場合に、基台2の上面に設けた前後ガイド片
12a及び左右ガイド片12bからなるガイド12に接
触しながら傾斜していくので座板3が前後ガイド片12
aに当ることで前方向又は後方向へ近ずくに従って傾斜
角度が徐々に小さくなり、前方側又は後方側では、水平
状態に近くなり、座板3の傾斜方向を前方側から後方側
又は後方側から前方側へ容易に変えることが出来る構造
となっている。このため、座板3に腰掛けた人の重心移
動により、座板3の傾斜方向を横方向の8字状に沿って
変えながら繰り返し行い、座板3に腰掛けた人の体を丹
田16を中心として座板3と共に8字状に揺動運動させ
ていく。
【0014】座板3に腰掛けた人の重心移動は、図9に
示すように8字状に移動させていく。このように、重心
移動させると、座板3は当然ながら傾動していくが、回
転イス15の上に載置した健康座具1も水平方向へ旋回
していく。以下、座板3に腰掛けた人の重心移動に伴う
健康座具1及び回転イスの旋回の状態を示す。図10
(a)は、座板3の中央部付近から座板3の後方側に重
心を移動した状態を示し、座板3は図14に示すような
傾斜状態となる。図10(b)は重心を座板3の向って
右側位置に移動させた状態を示し、座板3は図11に示
すような傾斜状態となる。図10(c)は重心を座板3
の前方側に移動させた状態を示し、座板3は図13に示
すような傾斜状態となる。図10(c)における重心移
動では、座板3が、前後ガイド片12aに当って傾斜角
度が小さくなり、健康座具1が回転イス15と共に水平
方向へやや旋回した状態となる。その後図10(d)に
示すように重心を座板3の後方側へ移動させ、座板3を
図14に示すように傾動させる。この場合、健康座具1
及び回転イス15は先の旋回状態のままである。次に図
10(e)に示す重心移動では、座板3が図12に示す
ように傾動する。この場合も健康座具1及び回転イス1
5は先の旋回状態のままである。図10(f)に示す重
心移動では、前記図10(c)における重心移動と同じ
ように座板が前後ガイド片12aに当って傾斜角度が小
さくなり、健康座具1が回転イス15と共に先の旋回方
向とは逆に旋回していく。図10(g)に示す重心移動
では、図10(a)と同じ位置に重心をかけ、座板3を
図14に示すように傾動させる。この場合、健康座具1
と回転イス15は図10(f)の重心移動で旋回した状
態のままである。図10(h)に示す重心移動では、図
10(b)と同じ位置に重心をかけ、座板3も図11に
示すように傾動させる。この場合も健康座具1と回転イ
ス15は前記と同じ旋回状態のままである。その後は、
図10(c)に示すように重心移動を行い、図10
(c)に示すように重心移動を行い、図10(c)から
図10(h)までを繰り返し行って、体を8字状にスム
ーズに揺動させていく。回転イス15の旋回も加わり、
体は大変スムーズに8字状に揺動していく。丹田16を
中心に体を8字状に繰り返し揺動させることで、体の筋
肉にかかる片寄った負担を和げ、肩こりや腰痛等から内
蔵障害までさまざまな病気を引き起こしにくい体に整え
ることが出来、大変効果的な健康促進が図れる。座板3
の外周部は、付勢部材5により、腰掛けていない場合は
水平に保持されるように付勢されているので、座板3の
傾斜方向を後方側から前方側へ又は前方側から後方側へ
変えるときに、少ない力で楽に且つスムーズに行えるも
のとなり、座板3を8字状に繰り返し傾斜させることが
大変スムーズに行える。回転イス15はキャスター17
付きで移動可能としている。
【0015】;実施例2(図15〜16参照) 図中18は基台2の四隅部分にそれぞれ取付けたシリン
ダーを用いた昇降具、19は同昇降具18として用いた
シリンダーのロッド、20は各昇降具18のロッド19
の伸縮を制御する制御装置、21は下端のボール部を基
台に回動自在に埋設して全方向へ揺動自在とした支持具
である。図15〜16に示す実施例2では、制御装置2
0により各昇降具18を制御し、座板3の傾斜方向を前
記実施例1と同様に傾斜方向を8字状に沿って変えなが
ら繰り返し行い、座板3に腰掛けた人の体を前記実施例
1同様に丹田16を中心とした8字状に揺動運動させ
て、体を整える例である。実施例2では、座板3の傾斜
を腰掛けた人の重心移動で行うものでなく、制御装置2
0で制御される昇降具18のロッド19の伸縮で行って
いくので、座板3に腰掛けた人はリラックスした状態で
体の整体を行うことが出来、より効果的に健康促進が図
れる。実施例1での支持具21は実施例1の支持具4と
異なり、下端のボール部を基台2に回動自在に埋設させ
ており、座板3を基台2に連結している。その他の符号
・構成や作用・効果は前記実施例1と同じである。
【0016】;実施例3(図17参照) 図中22は基台2に回動自在に設けた脚、23は基台2
の中央部下面に回動自在に取付けた脚22を構成する支
柱、24は同支柱23の下端に放射状に設けた横脚であ
る。図17に示す実施例3では、健康座具1自体の形状
がイスの形状をしている例であり、人は前記実施例1同
様にして座板3に腰掛け、体を8字状に揺動し体を整え
る。基台2は旋回自在であり、大変スムーズに体を8字
状に揺動運動出来る。又、キャスター17付きで移動自
在としている。その他の符号・構成や作用・効果は前記
実施例1と同じである。
【0017】;実施例4(図18参照) 図18中25は腰掛け部分が旋回しないイスである。図
18に示す実施例4は前記実施例1と同一構造の健康座
具1を腰掛け部分が旋回しないイスの上に載置し、前記
実施例1と同様に座板3に腰掛けた人の重心移動で、座
板を8字状に揺動していく例である。イス25の腰掛け
部分は旋回しないが、座板3を重心移動で8字状に十分
傾動出来、体を8字状に揺動運動させ、体を整えること
が出来る。その他の符号・構成や作用・効果は前記実施
例1と同じである。
【0018】;実施例5(図19,20参照) 図19,20中26は正回転・逆回転可能な回転盤27
を回転台本体28の上方に有する回転台、27は同回転
台26の回転盤、28は回転盤27の下方に位置する円
盤状の回転台本体、29は同回転台本体28と回転盤2
7とを連結したスプリングである。図19,20に示す
実施例5では、基台の下面に回転台26の回転盤27を
取付けた構造の健康座具1であり、図19に示すように
回転しないイス25の上に健康座具1を載置し、実施例
1と同様に腰掛けた人の重心移動で、座板3を8字状に
揺動していく例である。イス25の腰掛け部分は旋回し
ないが、回転台26によって基台2は旋回するので、前
記実施例3と同じ動作となる。又、回転台26は回転台
本体28と回転盤27とをスプリング29で連結し、回
転盤27の回転幅を狭くしているので、基台2が必要以
上に回転することを防止している。又、座板3の傾動に
伴い基台2と共に旋回した回転台26の回転盤27は、
スプリング29が収縮する力で元の位置にもどり易くな
っており、体を8字状に揺動運動させ易くしている。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、へその下2cm程の体
内中心位置の丹田を中心にして上半身を8字状に移動す
る運動を老若男女を問わずだれでも容易に且つ確実に繰
り返し行うことが出来、体の筋肉に負担が片寄ることで
疲労がたまった筋肉を確実に和げ、且つ筋肉疲労及び背
骨の不自然な曲がりをなくすことが出来るものとなっ
た。このため、肩こりや腰痛等から内蔵障害等までさま
ざまな病気を引き起こしにくい体に整えることが出来、
高い効率で健康促進が図れるものとなった。座板が傾動
装置により自動で傾斜するものである場合、座板を自ら
が傾斜させる必要がなく、体をリラックスした状態で体
の整体が行え、より効果的な健康促進が図れるものとな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の平面図である。
【図2】実施例1の正面図である。
【図3】実施例1の右側面図である。
【図4】図1でのA−A断面図である。
【図5】図1でのB−B断面図である。
【図6】実施例1で座板を取り除いた状態での基台の上
面を示す平面図である。
【図7】実施例1でのガイドを横一列に展開させた状態
を示す説明図である。
【図8】実施例1の使用状態を示す説明図である。
【図9】実施例1での腰掛けた人の重心移動を示す説明
図である。
【図10】実施例1での腰掛けた人の重心移動に伴う健
康座具及び回転イスの旋回の状態を示す説明図である。
【図11】実施例1で座板を向かって右側へ傾斜させた
状態を示す説明図である。
【図12】実施例1で座板を向って右側へ傾斜させた状
態を示す説明図である。
【図13】実施例1で座板を前方側へ傾斜させた状態を
示す説明図である。
【図14】実施例1で座板を後方側へ傾斜させた状態を
示す説明図である。
【図15】実施例2を示す断面図である。
【図16】実施例2を示す断面図である。
【図17】実施例3の使用状態を示す説明図である。
【図18】実施例4の使用状態を示す説明図である。
【図19】実施例5の使用状態を示す説明図である。
【図20】実施例5の背面図である。
【符号の説明】
1 健康座具 2 基台 3 座板 4 支持具 4a ボール 5 付勢部材 6 外筒 6a 内筒 6b 孔 7 突出棒 8 スプリング 9 ナット 10 座金 11 座金 12 ガイド 12a 前後ガイド片 12b 左右ガイド片 12c 高位置 12d 低位置 13 クッション材 14 ガード 15 回転イス 16 丹田 17 キャスター 18 昇降具 19 ロッド 20 制御装置 21 支持具 22 脚 23 支柱 24 横脚 25 イス 26 回転台 27 回転盤 28 回転台本体 29 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 1/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台の上面に人が腰掛ける座板を前後左
    右の全方位で傾くように傾動自在に支持し、前記座板を
    傾斜状態で保持するガイドを前記基台上に環状に突設
    し、前記座板の傾斜角を基台の左右側で大きく且つ基台
    の前後側に近づくに従って徐々に小さくなるように前記
    ガイドの高さとガイドの突設位置を調整し、前記ガイド
    で前記座板の傾斜角を前方側及び後方側で小さくして前
    方側から後方側へ又は後方側から前方側へ傾動させ易く
    して前記座板を傾斜方向が8字状に変化する傾動運動に
    させ易くし、前記座板に腰掛けた人の体を座板と共に8
    字状に揺動させ易くしたことを特徴とする健康座具。
  2. 【請求項2】 腰掛ける人の重心位置となる座板の下面
    位置を支持する支持具を座板と基台との間に立設した請
    求項1記載の健康座具。
  3. 【請求項3】 座板の下面に複数の突出棒を設け、同突
    出棒がそれぞれゆるやかに挿入される孔を複数基台に設
    け、同孔にそれぞれ対応する前記突出棒を挿入し、前記
    基台の孔から下方へ突出した各突出棒にスプリングを圧
    縮状態で挿入し、前記突出棒の下端部にスプリングの落
    下を防ぐストッパーを設け、前記座板を下方へ付勢する
    前記スプリングで人が腰掛けていない座板を略水平に保
    つ請求項2記載の健康座具。
  4. 【請求項4】 基台の上面に人が腰掛ける座板を前後左
    右の全方位で傾くように傾動自在に支持し、同座板の外
    周部分を独立して昇降可能な昇降具を3つ以上前記座板
    の外周部分の下方の前記基台に所定間隔あけて設け、基
    台の前方側又は後方側から前記座板の傾斜方向を一方向
    へ約半周変え且つ元の前方側又は後方側へ前記座板の傾
    斜方向を変えると共に前記座板の傾斜方向を他方向へ約
    半周変えるように前記昇降具を制御する制御部を設け、
    傾斜方向を8字状に変化させる座板に腰掛けた人の体を
    座板と共に8字状に揺動させることを特徴とする健康座
    具。
  5. 【請求項5】 腰掛ける人の尻の滑りを防止するガード
    を座板に突設した請求項1〜4いずれか記載の健康座
    具。
  6. 【請求項6】 基台を所定高さ位置で支持する脚の上端
    に基台を左右方向へ旋回自在に設けてイスの形状にした
    請求項1〜5いずれか記載の健康座具。
  7. 【請求項7】 正回転及び逆回転が可能な回転盤を回転
    台本体の上面に設けた回転台の該回転盤を基台の下面に
    設け、前記回転盤と前記回転台本体とをスプリングで連
    結し、前記回転盤の正回転・逆回転の回転幅を前記スプ
    リングで狭くした請求項1〜5いずれか記載の健康座
    具。
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