JPS61213256A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

Info

Publication number
JPS61213256A
JPS61213256A JP5427585A JP5427585A JPS61213256A JP S61213256 A JPS61213256 A JP S61213256A JP 5427585 A JP5427585 A JP 5427585A JP 5427585 A JP5427585 A JP 5427585A JP S61213256 A JPS61213256 A JP S61213256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
weight
polypropylene
polyethylene
formulas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5427585A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Chiba
千葉 一正
Seiji Tanaka
清治 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP5427585A priority Critical patent/JPS61213256A/ja
Publication of JPS61213256A publication Critical patent/JPS61213256A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分骨〉 本発明は成形性、物性の改良されたポリアルキレンテレ
フタレート系樹脂組成物に関するものである。
〈従来の技術〉 ポリエチレンテレフタレートはすぐれた機械的性質、化
学的性質および電気的性質を有し、繊維、フィルムとし
て広く用いられている。
しかしながら、すでによく知られているように特に射出
成形品としてプラスチック製品用途に使用する場合には
、ポリエチレンテレフタレートは結晶化速度が遅いため
に、通常の100℃未満という成形金型を使用すると、
成形品の形状安定性や寸法安定性が悪く、成形品表面の
外観も著しく悪いなどの欠点が指摘されている。
したがって、従来ポリエチレンテレフタレートの射出成
形は130℃以上の高温金型?使う必要があったが、こ
のような高い金型温度では、成形サイクルが長くなり、
生産性という面では極めて不利になっている。このなめ
に、これまでにもポリエチレンテレフタレートの結晶化
?促進させ、上記したような欠点?改良すべく、数多く
の提案がされている。その提案のほとんどは、ポリエチ
レンテレフタレートの結晶核剤や結晶化促進剤などの化
合物を添加するものであり、代表例として、タルクなど
の無機質微粒子(特公昭44−7542号公報)、有機
カルボン酸のアルカリ金属塩化合物(特公昭48−40
97号公報)、有機カルボン酸す) IJウムと低分子
可塑剤系化合物の併用(特開昭54−158452号公
報)などが知られている。また、強靭性にすぐれ、剛性
低下の小さい物性バランス良好なポリエチレンテレフタ
レート系樹脂組成物カ、ポリエチレンテレフタレート、
ポリアミド樹脂およびエポキシ基含有エチレン系共重合
体を、特定量混合することにより得られるとの報告があ
る(特開昭55−92759号公報)。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明者らも通常の金型温度で射出成形可能で、しかも
物性がすぐれなポリエチレンテレフタレート系樹脂組成
物を開発すべく、特にポリエチレンテレフタレート、ポ
リアミドおよび変性ポリオレフィンの組合せについて詳
細検討したところ、エポキシ基含有する変性ポリオレフ
ィンの場合には、ポリアミドおよびポリエステルとの反
応性が大きいために、射出成形における流動性が悪化し
、さらに該変性ポリオレフィンがエチレン系共重合体の
場合には、軟化点が比較的低いので、成形時の離型性が
悪化することが判明した。すなわち、ポリエチレンテレ
フタレート系成形材料では、通常の金型温度で十分結晶
化した成形品を得ることが第1に重要な課題であるが、
実用的には流動性や離型性が良好なこと、物性がすぐれ
ていることも必要であり、解決すべき問題点なのである
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本発明者らは、通常の100℃未満の金型を用い
て射出成形を行なった場合でも十分結晶化した成形品が
離型性よく得られ、しかもすぐれた物性を発揮する樹脂
組成物について検討したところ、ポリエチレンテレフタ
レートに対し、脂肪族ポリアミドおよび特定の官能基?
有するポリエチレン、ポリプロピレンあるいはポリ(4
−メチルペンテン−1)を配合することにより、極めて
効果的に成形性、物性がすぐれた樹脂組成物が得られる
ことを見出した。さらに、この脂肪族ポリアミドおよび
特定の官能基を有するポリエチレン、ポリプロピレンや
ポリ(4−メチルペンテン−1)?特定量配合する方法
は、ポリエチレンテレフタレートのみならず、ポリアル
キレンテレフタレート一般の成形性、物性を改良するう
えで、極めて有効であることを見出し、本発明に到達し
た。特にポリアルキレンテレフタレートと脂肪族ポリア
ミドは基本的に異種のポリマーであり、両者の混和性は
互いに一方の成分が多い配合組成領域では比較的良好で
、一方のマ) IJラックス中に他方が微分散しな構造
?呈するが、両者の等量組成近辺では粗大相分離を起こ
し、実用価値の高い材料が得られない。しかし、実に驚
くべきことに本発明で規定した特定の官能基を有する変
性ポリオレフィンハ、ポリアルキレンテレフタレートと
脂肪族ポリアミドの溶融混練時に両ポリマーの相溶化剤
として極めて有効に作用することが判明した。その結果
、本発明のポリアルキレンテレフタレート、脂肪族ポリ
アミドおよび特定の官能基を有する変性ポリオレフィン
からなる靭脂組成物は広い配合組成領域にわたって極め
て相溶性良好で、三成分がお互いに緊密に混和しており
、すぐれた物性?発揮するのである。
すなわち、本発明は(A)アルキレンテレフタレート単
位を主たる構成単位とする熱可塑性ポリエステル=35
〜98重量%、(B)脂肪族t:+)アミド:1〜60
重量%および(C)下記式(I)〜(V)で表わされる
少なくとも一種の官能基を有する単量体成分を導入した
ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリ(4−メチル
ペンテン−1)から選ばれた少なくとも一種の変性ポリ
オレフィン:1〜30重澄%からなる樹脂組成物を提供
するものである。
−OOR,(I) (ここでR1−R6は水素原子または炭素数1〜30の
脂肪族、脂環族、あるいは芳香族基2表わす) 本発明で用いられる(A)アルキレンテレフタレート単
位を主たる構成単位とするポリエステルとは、炭素数2
〜6のアルキレン部分を有するジオール成分、なとえは
エチレングリコール、プロピレン2リコール、l・4−
ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1・5−ベ
ンタンジオール、1・6−ヘキサンジオールなどとテレ
フタル酸あるいけそのエステル形成性誘導体との縮合反
応により得られる単位からなるポリエステルホモポリマ
ーおよび該単位tSOモル%以上含有する共重合体、混
合体を包含する。
共重合成分としてのジオール成分の例を挙げると、2−
エチルヘキサン−1弓−ジオール1シクロヘキサンジオ
ール、シクロヘキサンジメタツール、2・2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン、分子量400〜6,
000の長鎖グリコール、すなわちポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコールおよびこれらの混合物などであり、また共重
合成分としてのジカルボン酸成分の例を挙げるとイソフ
タル酸、オルトフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ビ
ス安息香酸、ヒス(p−カルボキシフェニル)メタン、
4@4−ジフェニルエーテルジカルボン酸、4・4′−
ジフェノキシエタンジカルボン酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、アゼライン酸、ドデカンニ酸、1・3−シクロヘ
キサンジカルボン酸、1・4−シクロヘキサンジカルボ
ン酸あるいはこれらのエステル形成性誘導体などの単独
ないしけ混合物が挙げられる。p−オキシ安息香酸、p
−ヒドロキシメチル安息香酸などのオキシ酸を共重合成
分として用いることも可能であり、さらに少量の多官能
性成分を共重合してもよい。特に本発明で有用なポリエ
ステルは、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレートである。ここで用いられるポリエステル
の重合度につ瞬ては、フェノール/テトラクロルエタン
混合溶媒(674重量比)により、30℃で測定した極
限粘度が0.4以上であることが好ましい0 本発明で用いられる(B)脂肪族ポリアミドは脂肪族の
アミノ酸、ラクタムあるいはジアミンとジカルボン酸全
主たる構成成分とするポリアミドである。その主要構成
成分の代表例?挙げると、6−アミノカプロン酸、11
−アミ/ウンデカン醗、12−アミノドデカン酸などの
アミノ酸、ε−カプロラクタム、ω−ラウロラクタムな
どのラクタム、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレ
ンジアミン、2112・4−/2・4・4−トリメチル
へキサメチレンジアミン、5−メチルノナメチレンジア
ミンなどのジアミン、アジピン酸、スベリ、ン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、ドデカンニ酸、ジグリコール酸
などのジカルボン酸などであり、これらの脂肪族成分以
外に少量の芳香族成分や脂環族成分、tとえばパラアミ
ノメチル安息香酸、メタキシリレンジアミン、パラキシ
リレンジアミン、1・8−ビス(アミノメチル)シクロ
ヘキサン、l拳4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン、1−アミノ−3−アミノメチル−3・51−トリメ
チルシクロヘキサン、ビス(4−アミノシクロヘキシル
)メタン、ビス(a−メチル−4−tミノシクロヘキシ
ル)メタン、2・2−ビス(4−アミノシクロヘキシル
)プロパン、ビス(アミノプロピル)ピペラジン、アミ
ノエチルピペラジン、テレフタル酸、イソフタル酸、2
−クロロテレフタル酸、2−メチルテレフタル酸、5−
メチルイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタ
ル酸など?導入した共重合ポリアミド、混合ポリアミド
の使用も可能である。特に本発明で有用なポリアミドは
ポリカプロアミド(ナイロン6)、ポリヘキサメチレン
アジパミド(ナイロン66)、ポリへキサメチレンジア
ミン(ナイロン610)、ポリへキサメチレンドデカミ
ド(ナイロン612)、ポリウンデカメチレンアジパミ
ド(ナイロン116 )、ポリウンデカン゛アミド(ナ
イロン11)、ポリドデカンアミド(ナイロン12)な
どである。ここで用いられるポリアミドの重合度の制限
はなく、1%の濃硫酸溶液t−25℃で測定しな相対粘
度が2.0〜5.0の範囲内にあるポリアミドを任意に
選択できる。
本発明で用いられる(C)変性ポリオレアインは、下記
式CI)〜ff)で表わされるカルボン酸基、カルボン
酸エステル基、酸無水物基、酸アミド基、イミド基、ア
ミノヒドロキシエチル基から選ばれた少なくとも一種の
官能基を有する単量体成分(以下、官能基含有成分と称
する)を導入したポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
(4−メチルペンテン−1)およびエチレン、プロピレ
ン、4−メチルペンテン−1を主成分とし、ブテン−1
、ペンテン−1、イソブチレン、l・4−へキサジエン
、ジシクロペンタジェン、2・5−ノルボルナジェン、
5−エチル−2・5−ノルボルナジェン、5−エチリデ
ンノルボルネン、5−(I−プロペニル)−2−ノルボ
ルネン、ブタジェン、イソプレン、スチレンなどを微量
共重合成分とする共重合体から選ばれる。
−OOR,(I) (ここでR1−R6は水素原子または炭素数1〜80の
脂肪族、指環族、あるいは芳香族基を表わす) 官能基含有成分の例を挙げると、アクリル酸、メタアク
リル酸、マレイン酸、7マル酸、イタコン酸、クロトン
酸、メチルマレイン酸、メチルフマル酸、メサコン酸、
シトラコン酸、グルタコン酸、マレイン酸水素メチル、
イタコン酸水素メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタアクリル酸メ
チル、メタアクリル酸2−エチルヘキシル、メタアクリ
ル酸ヒドロキシエチル、メタアクリル酸アミノエチル、
マレイン酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、エンドビシ
クロ−〔2・2・l〕−5−ヘプテン−2・8−ジカル
ボン酸、エンドビシクロ−〔2φ2・1)−5−へブテ
ン−2・8−ジカルボン酸無水物などのα・β−不飽和
カルボン酸誘導体ならびにここで記したa11β−不飽
和カルボン酸、そのエステル、その無水物あるいはアク
リル酸グリシジル、メタアクリル酸グリシジル、アリル
グリシジルエーテル、ビニルグリシジルエーテルなどの
エポキシ基含有不飽和化合物にアンモニア、メチルアミ
ン、エチルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、ド
デシルアミン、オレイルアミン、ステアリルアミン、シ
クロヘキシルアミン、ベンジルアミン、アニリン、ナフ
チルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、メチル
エチルアミン、ジプチルアミン、ジステアリルアミン、
ジシクロヘキシルアミン、エチルシクロヘキシルアミン
、メチルアニリン、フェニルナフチルアミン、メラミン
、エタノールアミン、8−アミノ−1−プロパツール、
ジェタノールアミン、モルホリン、α−アミノ−2−ピ
ロリドン、α−アミノ−ε−カプロラクタム、α−モノ
メチルアミノ−ε−カプロラクタム、α−モノエチルア
ミノ−ε−カプロラクタム、α−モノベンジルアミノ−
ε−カプロラクタム、末端アミノ基のナイロンオリゴマ
ーなどを付加せしめて得られるN−置換アミド化合物、
N−置換イミド化合物、N−置換ヒドロキシエチル化合
物などである。つまり前記式(I) −(i) ・(W
)および(V ) ノRt 〜Ra ハ水素原子または
炭素数1〜80の脂肪族、指環族あるいは芳香族残基を
表わし、さらに好ましくは炭素数1〜20のアルキル基
、シクロアルキル基、ヘテロ原子含有シクロアルキル基
、アリル基が好適である。
これらの官能基含有成分を導入する方法は、エチレン、
プロピレン、4−メチルペンテン−1などと共重合せし
めたりあるいはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(
4−メチルペンテン−1)にラジカル開始剤を用いてグ
ラフト導入することが可能である。官能基含有成分の導
入量は変性ポリオレフィン全構成成分に対して0.00
1〜10モル%、好ましく Fio、01〜5モル%の
範囲内が適当である。
官能基含有成分量が0.001モル%未満では、ポリエ
チレンテレフタレートおよび脂肪族ポリアミド成分に対
する相溶性が不十分で緊密な混合状態を呈する組成物が
得られないので好ましくなく、一方官能基含有成分量が
10モル%を越えると変性ポリオレフィンの安定性が低
下し、ゲル化などの副反応が生起しやすくなるので好ま
しくない。
本発明で特に有用な変性ポリオレフィンの具体例として
は、ポリエチレン−g−無水マレイン酸共重合体(”g
”tfグラフ)1−表わす、以下同じ)、ポリプロピレ
ン−g−無水マレイン酸共重合体、ポリ(4−メチルペ
ンテン−1)−g−無水マレイン酸共重合体、ポリプロ
ピレン−g−マレイミド共重合体、・ポリプロピレン−
g−Mフェニルマレイミド共重合体、ポリプロピレン−
g−Nシクロヘキシルマレイミド共重合体、ポリエチレ
ン−g−マレイミド共重合体、ポリ(4−メチルペンテ
ン−1)−g−マレイミド共重合体、ポリプロピレン−
g −無水マレイン酸にα−アミノ−ε−カプロラクタ
ムを付加せしめな共重合体、ポリプロピレン−g−メタ
アクリル酸グリシジルにα−アミノ−ε−カプロラクタ
ムを付加せしめた共重合体、ポリプロピレン−g−アク
リル酸共重合体、ポリプロピレン−g−メタアクリル酸
メチル共重合体、プロピレン/アクリル酸共重合体、4
−メチルペンテン−1/メタアクリル酸共重合体などを
挙げることができる。変性ポリオレフィンの重合度につ
いては特に制限なく、通常メルトインデックスが0.0
5〜50g/10分、 好ましくt!0.1〜80g/
10分の範囲内にあるものを任意に選択できる。なお、
本発明の変性ポリオレフィンには官能基含有成分を含ま
ない通常のポリオレフィンを少量混合することも可能で
ある。
本発明の樹脂組成物は(A)熱可塑性ポリエステル:3
5〜98重量%、より好ましくは40〜95重M%、(
B)脂肪族ポリアミド:l〜60重量%、より好ましく
け3〜55重景%および(C) 変性ポリオレフィン=
1〜80重量%、より好ましくは2〜28重量%を配合
することにより構成される。各成分の配合比が前記範囲
を外れると射出成形性、離形性、物性など多くの点で目
的とする効果が得られなり。
本発明の樹脂組成物には、その成形性、物性?損わない
限りにおいて他の成分、tとえば顔料、染料、補強材、
充填材、耐熱剤、酸化防止剤、耐候剤、滑剤、結晶核剤
、離型剤、可塑剤、難燃剤、帯電防止剤、その他の重合
体など?添加導入することができる。特に補強材、充填
材の添加は重要で、ガラス繊維、アスベスト繊維、炭素
繊維、グラファイト繊維、クラステナイト、タルク、炭
酸カルシウム、雲母、クレー、チタン酸カリウィスカー
、ガラスピーズなどの繊維状ないし粉末状強化材を添加
配合することができる。
本発明の樹脂組成物の製造法は特に制限なく、ポリアル
キレンテレフタレート、脂肪族ポリアミドおよび変性ポ
リオレフィンを王者同時にあるいは各々二成分を予備混
合して、まtはせずに一軸または多軸の押出機に供給し
、溶融混練する方法が最も一般的である。本発明の樹脂
組成物は射出成形、押出成形、吹込成形、圧縮成形など
通常の熱可塑性樹脂に対して用いられる成形に供するこ
とにより物性のすぐれた成形品を得ることができ、これ
らの成形品は各種自動車部品、機械部品、電気・電子部
品、一般雑貨などとして有用である。
〈実施例〉 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
なお実施例および比較例に記したポリマーおよび成形品
の特性評価は次の方法により実施した。
(I)  ポリアミドの相対粘度 : J工S  K6
810(2)  ポリエステルの極限粘度 : ポリマ
ーを7工ノール/テトラクロルエタン混合溶媒(6/4
重量比)に溶解し、80℃で測定した。
(3)  メルトインデックス : J工S  K72
1G(4)引張特性: ASTM D688(5ン曲げ
特性: ASTM D790(6)  アイゾツト衝撃
強度:  ASTM D256(7)寸法安定性 : 
成形後の引張ダンベル試験片をオープン中130℃で1
5時間加熱処理した時の寸法変化率を求めた。
(8)流 動 性 : 渦巻き金型を用いて射出成形流
動長、いわゆるスパイラル70−長す(厚み3朋)t−
測定した。
(9)  離 形 性 : 引張ダンベル試験片の射出
成形において50ショット成形回数の内で金型から突出
しピンによる自然落下回数を離形性2尺度とした。
・ 実施例1 エチレングリコールとテレフタル酸から溶融重合により
極限粘度0.58のポリエチレンテレフタレートを調製
した。ε−カプロラクタムを溶融重合して相対粘度2.
90のナイロン6t−調製した。ボリプロビレンニ無水
マレブン酸を少量のジクミルパーオキシドとと・もに添
加し、押出機?用いて200℃で混練することにより無
水マレイン酸が0.40モル%グラフト導入された変性
ポリプロピレン(メルトインデックス5.(I/10分
)を調製した。
ポリエチレンテレ7タレー)ニア0i1fi%、ナイロ
ン6:20重量%およびポリプロピレン−g−無水マレ
イン醗共重合体:10重量%を予備混合した後、651
111φロ径の押出機を用いて270℃で溶融混練しペ
レット化した。
このペレットを乾燥した後、射出成形機によりシリンダ
一温度275℃、金型温度80℃、射出圧カニ700に
9/c+J  の条件で各種物性測定用試験片を成形し
、成形性?評価するとともにここで得られた試験片の特
性を評価したところ、次に示すように成形時の流動性、
離形性が良好で、しかも十分結晶化した実用価値の高い
ポリエチレン、テレフタレート系材料であることが判明
した。
m動性(スパイラルフロー長さ)   :   60C
1l+離形性(金型からの自然落下率) : 4815
0  回/回引  張  強  度 :   650に
9/C’曲  げ  強  度 :   1.OIOk
g/Cj曲げ弾性率: 2g、1ookg/c+7アイ
ゾツト衝撃強度 = 8に9・Cm/cm /フチ熱処
理時の寸法変化 ;  OJI% ・ 比較例1 実施例1で用いたポリエチレンテレフタレート?実施例
1と全く同様にして射出成形を実施し試験片全得た。こ
こで得られた試験片の寸法安定性は乏しく成形時に結晶
化が十分に進行していないことかわかった。
熱処理時の寸法変化 :  1.40%・ 比較例2 実施例1におけるポリプロピレン−g−無水マレイン酸
共重合体のかわりにグリシジルメタクリレート?グラフ
ト共重合Leエチレン/酢醗ヒニル共重合体(エチレン
成分62%、メルトインデックス5.0g/10分、エ
ポキシ当量約a、ooo)1使用する以外は、実施例1
と全く同様にして押出機による溶融混線および射出成形
を実施したが、流動性および離形性が悪く、実用価値と
いう点で不満足な材料であることがわかった。
流動性(スパイラルフロー長す)  :  82cm離
形性(金型からの自然落下率) = 15回150回・
 実施例2 エチレングリコールとテレフタル酸から溶融重合により
極限粘度0.65のポリエチレンテレフタレートを調製
した。ヘキサメチレンジアミンとアジピン酸の実質的等
モル塩を溶融重合して相対粘度8.00のナイロン66
?調製しな。実施例1と同様にして無水マレイン酸が0
.7モル%グラフト導入された変性ポリプロピレン(メ
ルトインデックス7、0 q 710分)t−調製し七
〇 ポリエチレンテレフタレー):40重fi%、ナイロン
66:4G重量%およびポリプロピレン−g−無水マレ
イン酸共重合体=20重量%を予備混合した後、実施例
1と同様にして、溶融混線および射出成形を実施して成
形性を評価するとともに、ここで得られな試験片の特性
を測定したところ、次のように成形流動性、離形性が良
好で、しかも十分結晶化Lfe実用価値の高い材料であ
ることが判明した。
流動性(スパイラル70−長さ)ニア5CI11離形性
(金型からの自然落下率):49回150回引張   
強  度 :  680に9/”曲  げ  強  度
 :   1.osokg/cd曲げ弾性率: 28,
000に9/ejアイゾツト衝撃強度 :  6.5 
kg −cm/cmノツチ熱処理時の寸法変化 :0.
25% ・ 比較例8 実施例2で用いたポリエチレンテレフタレー):50重
量%およびナイロン66:50重量%を実施例2と同様
にして押出機を用いて溶融混練したが、押出ガツトの曳
糸性が悪く、連続操業安定性が不満足であった。つまり
、ポリプロピレン−g−無水マレイン酸共重合体が存在
しない場合には、ポリエチレンテレフタレートとナイロ
ン66の等量混合物は、正常な溶融押出しができないほ
ど互いの相溶性が不十分であることが判明した。
・ 実施例8 実m例2で得たポリエチレンテレフタレート240重量
%、ナイロン66:40重量%およびポリプロピレン−
g−無水マレイン醗共重合体:20重量%からなる混合
物100重量部に対し、チョツプドストランドガラス繊
維45重置部?添加し予備混合Ll後、65II11φ
ロ径の押出機を用いて280℃で溶融混練しペレット化
した。このペレットを乾燥した後、射出成形機によりシ
リンダ一温度275℃、金型温度90℃、射出圧カニ 
900kIi/el’の条件で各種物性測定用試験片?
成形し、成形性を評価するとともに、ここで得られた試
験片の特性を評価したところ、次に示すようにすぐれt
特性を発揮すること力fわかった。
流動性(スパイラル70−長す)  :  40Crn
離形性(金型からの自然落下率):45回150回引 
 張  強  度  :  1,4001c9/ell
F曲  げ  強  度  :  2,000 kg/
cj曲げ弾性率: 95,000kg/cdアイゾツト
衝撃強度 :9.(lJc9・cm/cmノツチ熱処理
時の寸法変化 :  0.04%拳 実施例4〜17 熱可塑性ポリエステル、脂肪族ポリアミドおよび変性ポ
リオレフィンの種類、配合量などを変え、実施例1〜8
と同様な操作を行なって得られた試験片の物性を測定し
、第1表に示す結果を得た。
a) PICT:ポリエチレンテレ7タレート、PBT
 :ポリブチレンテレフタレート、PET/工:ポリエ
チレンテレ7タレート/イソ7タレート共重合体(共重
合比90/lO重量%)、PBT/工:ポリプチレンテ
レ7タレート/イソフタレ−)共重合体(共重合比90
/10重量%) 、P]C’l’/PBT:ポリエチレ
ンテレフタレー)/ポリブチレンテレフタレート混合体
(混合比50150重量%) b)N−6:ポリカプロアミド1.N−66:ポリヘキ
サメチレンアジパミド、N−46:ポリテトラメチレン
アジパミド、Pi−12:ポリドデカンアミド、N−6
10:ポリへキサメチレンドデカミド、N−612:ポ
リへキサメチレンドデカミド、N−66/6T:ポリ(
ヘキサメチレンアジパミド/ヘキサメチレンテレフタル
アミド)共重合体(共重合比70/80重11% ) 
、M−6/66 :ポリ(カプロアミド/ヘキサメチレ
ンアジパミド)共重合体(共重合比35/15重量%)
、N−66/N−6:ポリへキサメチレンアジパミドl
ポリカプロアミド混合体(混合比5 G / 50重量
%) (+)(I):下記官能基21.0モル%側鎖に有する
ポリプロピレン。
〔■〕:下記官能基?1.5モル%側鎖に有するポリプ
ロピレン。
〔璽〕:下記官能基ft1.7モル%主鎖中に有するポ
リエチレン。
〔■〕:下記官能基?1.0モル%側鎖に有するポリ(
4−メチルペンテン−1)。
〔V〕二下記官能基to、5モル%主鎖中に有するポリ
エチレン。
! H2 a)  GFニガラス繊維、CP:炭素繊維、T工SM
O:チタン酸カリウィスカー 〈発明の効果〉 本発明の樹脂組成物は、特定の少なくとも三種類のポリ
マー2組合せることにより、次のような特徴を極めて効
果的に発揮することができる。
(I)脂肪族ポリアミドがポリエチレンテレフタレート
の結晶化促進剤として作用し、通常の100℃未満とい
う金型を用いた射出成形においても十分結晶化した長寸
法安定性の成形品を得ることができる。
(2)特定の官能基を有するポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリ(4−メチルペンテン−1)は、ポリアルキ
レンテレフタレート系ポリエステルと脂肪族ポリアミド
との相溶化剤として有効であり、これらの変性ポリオレ
フィンを使用することにより、各成分ポリマーが互いに
緊密に混和した組成物が得られる。その結果、強靭性な
どの物性のすぐれた成形材料の取得が可能である。
(3)  上記変性ポリオレフィンは、ポリエチレンテ
レフタレートの結晶化?妨げることなく、むしろ射出成
形時の流動性や離形性の向上に有効であり、いわゆる射
出成形性が極めて改良された組成物が得られる。
(4)  本発明の組合せは、ポリエチレンテレフタレ
ート以外のポリアルキレンテレフタレート一般に対して
も物性の改善に効果的であり、ここに強度、剛性、耐衝
撃性、寸法安定性などの各種物性が極めて良好にバラン
スした材料の製造が可能になった。
特許出厘人  東し株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)アルキレンテレフタレート単位を主たる構成単位
    とする熱可塑性ポリエステル35〜98重量%、 (B)脂肪族ポリアミド1〜60重量%および (C)下記式( I )〜(V)で表わされる少なくとも
    一種の官能基を有する単量体成分を導入したポリエチレ
    ン、ポリプロピレンおよびポリ(4−メチルペンテン−
    1)から選ばれた少なくとも一種の変性ポリオレフィン
    1〜30重量%からなる樹脂組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (ここでR_1〜R_6は水素原子または炭素数1〜3
    0の脂肪族、脂環族あるいは芳香族基を表わす)
JP5427585A 1985-03-20 1985-03-20 樹脂組成物 Pending JPS61213256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5427585A JPS61213256A (ja) 1985-03-20 1985-03-20 樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5427585A JPS61213256A (ja) 1985-03-20 1985-03-20 樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61213256A true JPS61213256A (ja) 1986-09-22

Family

ID=12966020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5427585A Pending JPS61213256A (ja) 1985-03-20 1985-03-20 樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61213256A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61213257A (ja) * 1985-03-20 1986-09-22 Toray Ind Inc 樹脂組成物
JPH01178550A (ja) * 1987-12-29 1989-07-14 Toray Ind Inc 熱可塑性樹脂組成物
US4861828A (en) * 1987-04-06 1989-08-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Toughened thermoplastic polyarylate-polyamide compositions
EP0341623A2 (en) * 1988-05-09 1989-11-15 Mitsubishi Kasei Corporation Resin composition
US4942200A (en) * 1987-05-21 1990-07-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyamide-polyarylate composition containing elastomeric modifier and epoxy-functional copolymer
JPH0376758A (ja) * 1989-08-21 1991-04-02 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物
JP2013107955A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Lealea Enterprise Co Ltd 建材製造用の樹脂組成物
JP2013216835A (ja) * 2012-04-12 2013-10-24 Li Peng Enterprise Co Ltd 熱可塑性エラストマー組成物およびその構造体

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58187448A (ja) * 1982-04-27 1983-11-01 Mitsubishi Chem Ind Ltd ポリエステル組成物
JPS6094407A (ja) * 1983-10-01 1985-05-27 ヘミツシエ・ウエルケ・ヒユールス・アクチエンゲゼルシヤフト 官能化ポリ‐α‐オレフイン‐ゴムの製造方法並びに該ゴムを耐衝撃性の熱可塑性組成物の製造に用いる方法
JPS61213257A (ja) * 1985-03-20 1986-09-22 Toray Ind Inc 樹脂組成物

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58187448A (ja) * 1982-04-27 1983-11-01 Mitsubishi Chem Ind Ltd ポリエステル組成物
JPS6094407A (ja) * 1983-10-01 1985-05-27 ヘミツシエ・ウエルケ・ヒユールス・アクチエンゲゼルシヤフト 官能化ポリ‐α‐オレフイン‐ゴムの製造方法並びに該ゴムを耐衝撃性の熱可塑性組成物の製造に用いる方法
JPS61213257A (ja) * 1985-03-20 1986-09-22 Toray Ind Inc 樹脂組成物

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61213257A (ja) * 1985-03-20 1986-09-22 Toray Ind Inc 樹脂組成物
JPH0621222B2 (ja) * 1985-03-20 1994-03-23 東レ株式会社 樹脂組成物
US4861828A (en) * 1987-04-06 1989-08-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Toughened thermoplastic polyarylate-polyamide compositions
US4942200A (en) * 1987-05-21 1990-07-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polyamide-polyarylate composition containing elastomeric modifier and epoxy-functional copolymer
JPH01178550A (ja) * 1987-12-29 1989-07-14 Toray Ind Inc 熱可塑性樹脂組成物
EP0341623A2 (en) * 1988-05-09 1989-11-15 Mitsubishi Kasei Corporation Resin composition
EP0341623A3 (en) * 1988-05-09 1991-07-03 Mitsubishi Kasei Corporation Resin composition
JPH0376758A (ja) * 1989-08-21 1991-04-02 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 熱可塑性樹脂組成物
JP2013107955A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Lealea Enterprise Co Ltd 建材製造用の樹脂組成物
JP2013216835A (ja) * 2012-04-12 2013-10-24 Li Peng Enterprise Co Ltd 熱可塑性エラストマー組成物およびその構造体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6733854B2 (en) Polyamide resin composition and synthetic resin product prepared therefrom
JPS61213256A (ja) 樹脂組成物
JPH0611829B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS61213257A (ja) 樹脂組成物
JPS62283146A (ja) 耐衝撃性樹脂組成物
JPS62277462A (ja) 耐衝撃性樹脂組成物
JPS6063256A (ja) ヒンジ部を有する成形品用樹脂組成物
JPH0481464A (ja) Ppsを含む樹脂組成物
JPH01174555A (ja) 芳香族ポリエステル樹脂組成物の製造方法
JPS61221259A (ja) 樹脂組成物
JPH0525261B2 (ja)
JP2903647B2 (ja) 耐衝撃性ポリアミド系樹脂組成物
JPH064754B2 (ja) 樹脂組成物
JPS60188457A (ja) ポリアミド樹脂組成物
JPH01163250A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPS62164762A (ja) 自動車外装部品
JPH06172595A (ja) 熱可塑性付着仲介剤混合物
JPH0253851A (ja) ポリアミド樹脂組成物
JPS60135443A (ja) 樹脂組成物
JPS61204259A (ja) ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物の射出成形方法
JPH01103662A (ja) ポリアミド樹脂組成物の製造法
JPS63145349A (ja) 樹脂組成物
JPH04337352A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH01204963A (ja) 高剛性樹脂組成物
JPH02206650A (ja) ナイロン46樹脂組成物