JPS61180036A - 流体封入式防振組立体 - Google Patents

流体封入式防振組立体

Info

Publication number
JPS61180036A
JPS61180036A JP2142685A JP2142685A JPS61180036A JP S61180036 A JPS61180036 A JP S61180036A JP 2142685 A JP2142685 A JP 2142685A JP 2142685 A JP2142685 A JP 2142685A JP S61180036 A JPS61180036 A JP S61180036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
cylindrical
elastic member
annular
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2142685A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Funahashi
舟橋 芳樹
Takanobu Minamino
高伸 南野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP2142685A priority Critical patent/JPS61180036A/ja
Publication of JPS61180036A publication Critical patent/JPS61180036A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/14Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
    • F16F13/16Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially specially adapted for receiving axial loads

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は自動車等において用いられる防振支持体に係り
、特に所定の取付軸に取り付けられて、その軸方向の振
動を効果的に減衰乃至は遮断するようにした、組付けや
製作性の良好な且つ防振効果に優れた、防振支持体とし
ての流体封入式防振組立体に関するものである。
(従来技術) 自動車等の車両のサスペンションに用いられる防振支持
体の一種に、所定の取付軸に取り付けられて、主として
その軸方向の振動を減衰乃至は遮断するようにした防振
組立体がある。例えば、自動車のボディマウント乃至は
キャブマウント、或いはメンバーマウントやストラット
バー・クッションなどに用いられる防振支持体がそれで
ある。
ところで、この様な防振支持体においては、従来、ゴム
弾性体が単体で、或いは合成樹脂、帆布などとの複合体
で用いられて、ゴム弾性体の弾性作用に基づいて振動の
減衰乃至は遮断が図られていたため、高周波域での振動
騒音を低減するために動バネ定数の低いゴムを使用する
と、ゴムの損失係数が必然的に小さくなるところから減
衰特性が低くなり、このため低周波域での振動(揺れ)
を低減することは著しく困難であった。
一方、ゴムの弾性と流体の流動抵抗とを利用して低動バ
ネ特性と高減衰特性とが共に得られる弾性支持体が、特
公昭48−36151号公報や特公昭52−16554
号公報などにおいて提案されているが、それらは、何れ
も主として径方向に振動荷重を受けるようにされた構造
のものであるため、構造上の制約から、テンション・ロ
ンド、ストラットバー等の防振装置のように、軸方向に
主荷重を受けるように取り付けられる防振支持体に対し
ては、そのまま適用することが困難であったのである。
(解決課題) このため、本発明者らは、先に、特願昭59−5858
4号として、内筒金具の外周に配置される円筒状のゴム
弾性体内に、それぞれの端部に開口する二種のポケット
部を設ける一方、該ゴム弾性体内に剛性のある円筒部材
を埋設せしめ、そして前記二種のポケット部を適当なオ
リフィス手段、例えば該円筒部材の筒壁部を軸方向に貫
通する孔によって連通せしめた流体入り防振支持体を提
案したが、この構造では、その組立性乃至は製作性が今
一つ充分でない他、その構造上において二種のポケット
部を連通せしめる長いオリフィスを形成することが困難
である問題を内在している。
しかして、従来から知られているように、流体室となる
二つのポケット部間を連通せしめるオリフィスの長さが
長い程、低周波振動に対する減衰効果が大きくなるので
あって、それ故オリフィス長さが制約されることは、防
振支持体としての防振性能のより一層の向上を図り得な
いこととなるのである。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、上記した課題を解決するため
に為されたものであって、その特徴とするところは、所
定の取付軸に取り付けられて、主としてその軸方向に入
力せしめられる振動を減衰乃至は遮断するようにした防
振組立体において、(a)かかる所定の取付軸が挿通せ
しめられる内筒金具と、(b)内周縁部に円筒状の内側
フランジ部が立設され且つ周方向に少なくとも一つの切
欠穴を有する円環状プレートと、該プレートに一体加硫
成形され且つ該プレートの前記切欠穴に対応する部分に
開口部を有する所定のポケット部が設けられた円環状の
ゴム弾性体とを有し、前記内筒金具が嵌挿されてその外
側に取り付けられる第一弾性部材と、(c)該第一弾性
部材の前記円環状プレートの外周縁部との間においてカ
シメ固定される一方、該円環状プレートの内側フランジ
部の径方向外側に相対向するように位置して、該内側フ
ランジ部との間に円環状の収容部を形成する円筒状の外
側フランジ部が設けられた円環状の取付金具と、内周縁
部において前記内筒金具に取り付けられる円環状の端部
金具と、それら取付金具と端部金具との間に一体加硫成
形され、前記内筒金具の外周に所定距離能して配置され
て該内筒金具との間に所定の流体収容部を形成する円筒
状のゴム弾性体とを有し、該内筒金具の軸方向に該内筒
金具の外周部において前記第一弾性部材に組み合わせら
れて連結される第二弾性部材と、(d)前記第一弾性部
材のゴム弾性体に設けられたポケット部と前記第二弾性
部材のゴム弾性体の内側に形成される流体収容部とから
構成される流体収容機構と、(e)前記第一弾性部材の
円環状プレートの内側フランジ部と前記第二弾性部材の
取付金具の外側フランジ部との間に形成される前記円環
状の収容部内に収容され、前記流体収容機構のポケット
部と流体収容部とを連通せしめる、少なくとも周方向に
所定長さで延びる流体通路を有する円環状のオリフィス
部材と、(f)前記流体収容機構のポケット部内並びに
流体収容部内にそれぞれ封入された所定の非圧縮性流体
とを含むように、構成したことにある。
なお、かかる本発明に従う構造において、前記オリフィ
ス部材は、好適には、一部において不連続部とされた周
溝を一方の側の面に設けたリング部材の複数を少なくと
も含むように構成され、そしてそれらリング部材を重ね
合わせることによって、前記流体通路の少なくとも一部
が該周溝にて形成されるようになっており、また前記第
二弾性部材の取付金具側には、所定の取付プレートが配
置され、且つ該取付プレートに対して、該第二弾性部材
のゴム弾性体が加硫接着された構造が、一般に採用され
ることとなる。
また、本発明の好ましい具体例においては、前記第二弾
性部材の端部金具は、その内周縁部に円筒状の取付フラ
ンジ部を有するように構成され、そしてこの取付フラン
ジ部が内筒金具の内孔内に嵌合せしめられることによっ
て、かかる第二弾性部材が内筒金具に対して取り付けら
れるように構成され、更にまた該内筒金具は、その一方
の端部側の外周面にフランジ様の受けプレートを有して
おり、該内筒金具が嵌挿される前記第一弾性部材が、該
受けプレートにて該内筒金具の軸方向における一方向の
動きを規制されるように構成されている。
さらに、本発明の好ましい具体例に従えば、前記第一弾
性部材には、複数のポケット部が周方向に設けられ(一
般に、それらポケット部に対応して円環状プレートには
複数の切欠穴が形成されている)、そしてそれら複数の
ポケット部は、適当なオリフィス手段、例えば第一弾性
部材の円環状プレートに設けられた周方向の溝が、前記
円環状のオリフィス部材にて覆蓋されることにより形成
されるオリフィスによって、連通せしめられるようにな
っている。
更にまた、本発明にあっては、好適には、第一弾性部材
のゴム弾性体が、円環状プレートの円筒状の内側フラン
ジ部内周面に沿って一体的に延びる弾性筒体部を有して
おり、この弾性筒体部内を前記内筒金具が挿通せしめら
れることによって、該円環状プレートと該内筒金具との
間の軸に直角な方向の荷重が、かかる弾性筒体部にて受
け止められるように構成されている。
(作用・効果) 従って、このような本発明に従う防振組立体におけるオ
リフィス構造にあっては、従来の如き単なる板状体に貫
通孔を設けたり、連通パイプを取り付けたり、或いは内
筒金具の表面にオリフィス形成スリーブを嵌挿せしめた
りする構造のものとは異なり、第一弾性部材と第二弾性
部材との組み合わせ連結によって形成される、前者の円
環状プレートの内側フランジ部と後者の取付金具の外側
フランジ部との間の円環状の収容部内に、所望の通路断
面積と通路長さを有する各種の円環状のオリフィス部材
を収容せしめることによって、少なくとも周方向に所定
長さで延びる所望の流体通路が巧みに形成されることと
なる。
そして、これによって、流体収容機構を構成するポケッ
ト部と流体収容部とを仕切る仕切り手段としても機能す
るオリフィス部材の構造を、それほど複雑なものとする
ことなく、オリフィス(連通路)の長さを効果的に長く
することが可能となり、またその断面積も比較的任意に
設定することが可能となって、目的とする防振組立体に
おける減衰効果を有効に高め得たのである。
また、かかる本発明の構造に従えば、第一弾性部材と第
二弾性部材とを組み合わせて、該第一弾性部材の円環状
プレートの外周縁部と第二弾性部材の取付金具の外′#
@縁部とをカシメ固定することにより、それらを−挙に
連結せしめて、前記ポケット部と流体収容部とから構成
される流体収容機構を一挙に形成することが可能である
ところから、そのような場合において、その組付は性乃
至は製作性が一段と向上されることとなるのである。
(実 施 例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
その実施例を図面に基づいて詳細に説明することとする
先ず、第1図及び第2図には、それぞれ本発明の流体封
入式防振組立体に係るストラットバー・クッション装置
の一実施例の平面図及び縦断面説明図が示されている。
そして、それらの図において、本発明に従う防振組立体
は、図示しないストラットバーの如き所定の取付軸が挿
通せしめられて取り付けられる内筒金具10と、該内筒
金具10が嵌挿せしめられた、第一弾性部材としての下
側クッションゴム12と、このクッションゴム12に組
み合わせられる、第二弾性部材としての上側クッション
ゴム14と、更にこれら二つのクッションゴム12.1
4の間に介装されたオリフィス部材16とを組み付けて
、構成されている。
ところで、この本発明に従う防振組立体を構成する内筒
金具10は、第3図及び第4図から明らかなように、筒
体18と、その一端部に溶接などによって固定された受
皿状のフランジ様の受けプレート20とから構成されて
いる。また、この内筒金具10の筒体18の他方の端部
の内外周面には、大きな段付部22及び小さな段付部2
4がそれぞれ設けられている。
また、下側クッションゴム(第一弾性部材)12は、第
5図及び第6図から明らかなように、内周縁部に円筒状
の内側フランジ部26を有する円環状プレート28と、
この円環状プレート28に一体加硫成形された円環状の
ゴムブロック30とから構成されており、更にかかる円
環状プレート28には、周方向に所定の位相差をもって
三個の湾曲した切欠穴32.32.32が設けられてい
る。そして、この切欠穴32に対応する開口部を有する
ように、前記ゴムブロック30部分に、所定の大きさの
ポケット部34がそれぞれ設けられており、かかる切欠
穴32において該ボケ7)部34が開口せしめられた構
造とされている。
また、この下側クッションゴム12のゴムブロック30
から張り出したゴム材料が、円環状プレート28の切欠
穴32を通って、該円環状プレート28の反対側の面に
おいて前記切欠穴32の開口を挟むように、それぞれ周
方向に延びる円形の内側シール突条36及び外側シール
突条38を形成していると共に、該円環状プレート28
に、周方向に切欠穴32,32間をつなぐように形成さ
れた湾曲凹陥部40内において、同じく切欠穴32.3
2をつなぐように、凹溝42が形成されている。
さらにまた、かかるゴムブロック30は、円環状プレー
ト28の内側フランジ部26の内周面に沿ってその軸方
向に延び、更に該内側フランジ部26から所定長さ突出
した状態で円筒部44を有し、そしてその先端部にリン
グ状の金具46を有している。なお、このリング状金具
46の外周縁部には、円筒部44から一体的に延びる周
方向のゴムシール部48が形成されている。
一方、第二弾性部材としての上側クッションゴム14は
、第7図及び第8図に示されるように、円筒状のゴムブ
ロック50と、その両端部に一体的に加硫接着された端
部金具52と、カシメ金具(取付金具)54及び取付プ
レート56とから構成されている。そこにおいて、端部
金具52は円環状をなし、その内周縁部に、筒状のゴム
ブロック50内に位置するように円筒状の取付フランジ
部58を有している。また、カシメ金具54は、その円
環形状の内周縁部に円筒状の外側フランジ部60を有す
る一方、その外周縁部に、背の低い円筒状のカシメ部6
2を有している。さらに、かかるカシメ金具54の外側
フランジ部60の先端部が内側に折り曲げられていると
共に、その折曲部にゴムブロック50から一体的に延び
るゴムシール部64が形成されている。
そして、かかるカシメ金具54の円筒状の外側フランジ
部60部分に、取付プレート56が嵌合せしめられると
共に、該カシメ金具54の平坦部分に対して、プロジェ
クション溶接等によって固定せしめられている。この取
付プレート56は、第7図から明らかなように、両端部
に取付穴66をそれぞれ有し、この取付穴66を介して
、振動が伝達される二つの部材の内の一方に取り付けら
れるようになっている。
なお、このような上側クッションゴム14は、端部金具
52と、一体化されたカシメ金具54及び取付プレート
56との存在下において、ゴムブロック50を加硫成形
することによって、該ゴムブロック50をそれら金具に
固着せしめて、一体内に形成されるものである。
そして、かくの如き下側クッションゴム12と上側クツ
シロンゴム14とが組み合わされて、それらの円環状プ
レート28の内側フランジ部26とカシメ金具54の外
側フランジ部60との間に形成された、円環状の収容部
内に収容される、オリフィス部材16は、第9図及び第
10図に示される如きリング部材68の二つを重ね合わ
せて構成されているのである。
すなわち、それらの図から明らかなように、リング部材
68は、一部が不連続部70とされた周溝72を一方の
側の面に有しており、そしてかかる周溝72の端部に該
リング部材68の厚さ方向に貫通する連通孔74が形成
されている。そして、このようなリング部材68の二つ
がそれらの周溝72を対向させて、且つそれらの連通孔
74が互いに他方の周溝72の端部側に位置するように
して、重ね合わされ、これによって二つのリング部材6
8の間に所定断面積の周溝72の長さを有する、周方向
に延びる流体通路76 (第2図参照)が形成され、そ
して該流体通路76の両端部において、連通孔74.7
4によってオリフィス部材16の厚さ方向(リング部材
68の重ね合わせ方向)の両側に連通せしめられるよう
になっているのである。
かくの如き構造の内筒金具10、下側クッションゴム1
2、上側クッションゴム14及びオリフィス部材16を
組み合わせて、第1図及び第2図に示される如き防振組
立体を組み付けるに際しては、先ず、下側クッションゴ
ム12に対して内筒金具10の筒体18を嵌挿せしめ、
該内筒金具10の皿状の受けプレート20に下側クッシ
ロンゴム12のゴムブロック30の下部を着座せしめる
次いで、所定の非圧縮性流体、例えば水、アルキレング
リコール、ポリアルキレングリコール、シリコーン油或
いは液状の低分子量重合体などの中において、該下側ク
ッションゴム12における円環状プレート28の内側フ
ランジ部26の外周面に対して、組み合わせられた二つ
リング部材6.8゜68からなるオリフィス部材16を
嵌め込んだ状態下において、上側クッションゴム14を
更に重ね合わすようにして、内筒金具10の外周に配置
せしめ、そして該上側クッションゴム14の端部金具5
2の取付フランジ部58を、内筒金具10の筒体18の
内側段付部22に嵌め込む一方、該上側クツシロンゴム
14のカシメ金具54のカシメ部62をカシメて、下側
クッションゴム12の外周縁部に固定せしめることによ
って、組付操作は終了することとなる。
そして、このような組付けによって、上側クッションゴ
ム14のゴムブロック50の内側には、該ゴムブロック
50と、端部金具52と、オリフィス部材16と、下側
クッションゴム12のゴムブロック30から一体的に延
びる円筒部44とに囲まれた、一つの流体室としての流
体収容部78が形成され、下側クッションゴム12のポ
ケット部34と共に、流体収容機構を構成することとな
るが、それら流体収容部78やポケット部34内には、
上述の如(下側クッションゴム12と上側クッションゴ
ム14とが所定の非圧縮性流体中において組み付けられ
ることとなるため、そのような非圧縮性流体が同時に封
入されることとなる。
また、かかる組付操作において、円環状のオリフィス部
材16は、下側クッションゴム12の円環状プレート2
8の内側フランジ部26と上側クッションゴム14のカ
シメ金具54の外側フランジ部60との間に形成される
収容部内に収容されて、それらフランジ部26.60に
て挟み付けられた状態で保持されることとなるが、この
ようなオリフィス部材16によって、前記流体収容機構
のポケット部34と流体収容部78が仕切られることと
なり、下側クッションゴム12のゴムブロック30内に
は、それぞれ独立した非圧縮性流体を収容する三つのポ
ケット部34.34.34が形成されるのである。
しかしながら、それら三つのポケット部34゜34.3
4は、円環状プレート28に設けられた、周方向に切欠
穴32をつなぐ方向に延びる凹溝42がオリフィス部材
16によって覆蓋されることにより形成されるオリフィ
ス80によって、相互に連通せしめられている。そして
、それぞれ非圧縮性流体を収容する上下の流体収容部7
8とポケット部34の一つとは、オリフィス部材16の
両側の連通孔74.74及び周方向に延びる流体通路7
6によって相互に連通せしめられることとなる。
このように、下側クッシタンゴム12と上側クッシラン
ゴム14とは、取付金具54のカシメ部によるカシメ固
定によって一体的に連結されることなるが、そのような
カシメ金具54と円環状プレート28との間は、該円環
状プレート28に設けられた外側シール突条34によっ
て効果的にシールされ、封入された非圧縮性流体がそれ
ら金具の隙間から外部に洩れ出すようなことはなく、ま
た上側クッションゴム14の端部金具52と内筒金具1
0の筒体18端部との嵌合部にあっても、該端部金具5
2に対して下側クッションゴム12のゴムブロック30
に一体的に形成された円筒部44端部の金具46が該筒
体28め外側の段付部24に嵌め込まれた状態で押し付
けられ、そしてそれらの間に、ゴムシール部48が介在
せしめられることによって、流体収容部78内の非圧縮
性流体が内筒金具10側に洩れ出すようなこともないの
である。
従って、かかる構造の防振組立体にあっては、内筒金具
10の筒体18内に、テンション・ロンド、ストラット
バー等の所定の取付軸が挿通せしめらて取り付けられる
一方、取付プレート56がその取付穴66を介して車両
の車体等に取り付けられて、主としてその軸心方向に振
動荷重を受けると、それぞれのクッションゴム12.1
4のゴムブロック30.50の変形により、流体収容部
78とポケット部34との間で、オリフィス部材16の
流体通路76を通じての非圧縮性流体の流動が惹起され
、これによって、よく知られているように、流体の流通
抵抗による大きな減衰作用が発現され、以て効果的な防
振が為され得るのである。
その際、そのような振動減衰効果を左右する流体通路7
6の断面積やその長さは、円環状のオリフィス部材16
によって、周方向に延びるように位置せしめられてより
一層長くせしめられ、またその断面積も周溝72の断面
積の大きさによって任意に設定し得るところから、効果
的な減衰作用が得られることとなるのである。
加えて、ここでは、下側クッションゴム12には、三個
のポケット部34.34.34が独立して設けられ、そ
してそれらがオリフィス80によって相互に連通せしめ
られているところから、たとえこじり方向の荷重が入力
しても、それらポケット部34内の流体がオリフィス8
0を介して相互に流動せしめられ、これによってそのよ
うな荷重に対する減衰作用も発揮することが出来るよう
になっている。
また、内筒金具lOと取付プレート56との間において
、軸心に直角な方向の荷重が入力した場合においては、
そのような荷重は、下側クッションゴム12のゴムブロ
ック30から一体的に延びる円筒部44が内筒金具10
の筒体18と下側クッションゴム12の円環状プレート
28の内側フランジ部26との間に存在するところから
、そのような円筒部440弾性によって、効果的に受け
止められることとなるのである。
さらに、上側の構造に従えば、下側クッションゴム12
の円環状プレート28の外周縁部に、上側クッションゴ
ム14のカシメ金具54のカシメ部62を単にカシメる
だけで、そ°れらの組付操作を完了せしめることができ
、これによってその組付作業をより一層向上せしめるこ
とができる。
以上、本発明の一実施例を説明してきたが、これは文字
どおりの例示であって、本発明がかかる実施例に限定し
て解釈されることを意図するものでは決してないことが
理解されるべきである。本発明は、その主旨を逸脱しな
い限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更
、修正、改良などを加えた形態において実施され得るも
のであり、本発明は、そのような実施形態のものをも含
むものである。
例えば、上記実施例では、第一弾性部材とじての下側ク
ッションゴム12に設けられたポケット部34は、周方
向に等角度間隔で三つ設けられ、しかもそれらがオリフ
ィス80によって相互に連通せしめられるように構成さ
れているが、そのようなポケット部は、少なくとも1つ
設けられておればよく、また複数のポケット部が設けら
れた場合にあっても、それらの数や相対的な位置関係や
、それらポケット部を適当なオリフィス手段によって相
互に連通せしめるか、或いは独立して上側クッションゴ
ム14内に形成される流体収容部78に対して別個に連
通せしめるか等の構成は、目的に応じて適宜に変更する
ことが可能である。
また、取付プレート56を、前例とは異なり、下側クッ
ションゴム12の円環状プレートに固着した状態で設け
、そしてかかる円環状プレート28の外周縁部を上側ク
ッションゴム14の取付金具(カシメ金具54)の外周
縁部にカシメで、固定するようにした構造も採用可能で
ある。
さらに、よ(知られているように、各クッションゴム1
2.14のゴムブロック30.50の外周部に、第11
図に示される如き拘束リング82゜84を設けて、振動
荷重が加わった際に、ゴムブロック30或いは50が内
側のポケット部34或いは流体収容部78側に大きく膨
出し得るようにして、それらの容積変化量を大きくなし
、以て非圧縮性流体の流動量を大ならしめて、減衰効果
をより一層向上せしめるようにしても何等差支えない。
更にまた、第12図及び第13図に示されるように、オ
リフィス部材16を、二つのリング部材68.68とそ
れらの間を仕切る円環状の仕切り板86とから構成せし
めたり、更にそのような仕切り板86の二枚を用い、そ
れらの間に周方向に延びる流体通路88を有する円環状
のスペーサ部材90を配置せしめて構成したりすること
によって、かかるオリフィス部材16に形成される流体
通路を、二倍或いは二倍の長さとなすことも可能である
。なお、図示はしないが、スペーサ部材86には、第1
2図においては、上下の流体通路76.76を連通せし
める連通孔が設けられており、また第13図の例におい
ては、上側の流体通路76とスペーサ部材90の流体通
路88とを連通せしめ、また該流体通路88と下側の流
体通路76とを連通せしめる連通孔が、それぞれの仕切
り板86.86に設けられている。
また、その他に、上側クッションゴム14の端部金具5
2と内筒金具10との取付構造にあっても、前記例示の
構造が最も好ましいものではあるが、それらの取付けに
よって流体収容部を該上側クッションゴム14内に形成
する構造は、当業者の知識に基づいて、適宜に変更する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る防振組立体の一実施例を示す平面
図であり、第2図は第1図におけるII−■断面図であ
る。第3図乃至第10図は、それぞれ、かかる例示の防
振組立体を構成する部材を示すものであって、第3図は
その内筒金具の平面図、第4図は第3図におけるIl/
−IV断面図であり、第5図は下側クッションゴムの平
面図、第6図は第5図における■−■断面図であり、第
7図は上側クッションゴムの底面図、第8図は第7図に
おける■−■断面図であり、第9図はそのオリフィス部
材を構成するリング部材の平面図、第10図は第9図に
おけるx−X断面図である。第11図は本発明の他の実
施例を示す要部断面説明図であり、第12図及び第13
図はそれぞれ本発明にて用いられるオリフィス部材の他
の例を示す要部断面説明図である。 10:内筒金具 12:下側クッションゴム 14:上側クッションゴム 16:オリフィス部材 20:受けプレート 26:内側フランジ部2日二円環
状プレート 30:ゴムブロック 32:切欠穴 34:ポケット部  42:凹溝 44:円筒部    50:ゴムブロック52:端部金
具   54:カシメ金具56:取付プレート 58:
取付フランジ部60:外側フランジ部 62:カシメ部   66:取付穴 68:リング部材  70:不連続部 72:周溝     74:連通孔 76:流体通路   78:流体収容部80ニオリフイ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の取付軸に取り付けられて、主としてその軸
    方向の振動を減衰乃至は遮断するようにした防振組立体
    にして、 かかる所定の取付軸が挿通せしめられる内筒金具と、 内周縁部に円筒状の内側フランジ部が立設され且つ周方
    向に少なくとも一つの切欠穴を有する円環状プレートと
    、該プレートに一体加硫成形され且つ該プレートの前記
    切欠穴に対応する部分に開口部を有する所定のポケット
    部が設けられた円環状のゴム弾性体とを有し、前記内筒
    金具が嵌挿されてその外側に取り付けられる第一弾性部
    材と、 該第一弾性部材の前記円環状プレートの外周縁部との間
    においてカシメ固定される一方、該円環状プレートの内
    側フランジ部の径方向外側に相対向するように位置して
    、該内側フランジ部との間に円環状の収容部を形成する
    円筒状の外側フランジ部が設けられた円環状の取付金具
    と、内周縁部において前記内筒金具に取り付けられる円
    環状の端部金具と、それら取付金具と端部金具との間に
    一体加硫成形され、前記内筒金具の外周に所定距離離し
    て配置されて該内筒金具との間に所定の流体収容部を形
    成する円筒状のゴム弾性体とを有し、該内筒金具の軸方
    向に該内筒金具の外周部において前記第一弾性部材に組
    み合わせられて連結される第二弾性部材と、 前記第一弾性部材のゴム弾性体に設けられたポケット部
    と前記第二弾性部材のゴム弾性体の内側に形成される流
    体収容部とから構成される流体収容機構と、 前記第一弾性部材の円環状プレートの内側フランジ部と
    前記第二弾性部材の取付金具の外側フランジ部との間に
    形成される前記円環状の収容部内に収容され、前記流体
    収容機構のポケット部と流体収容部とを連通せしめる、
    少なくとも周方向に所定長さで延びる流体通路を有する
    円環状のオリフィス部材と、 前記流体収容機構のポケット部内並びに流体収容部内に
    それぞれ封入された所定の非圧縮性流体とを、 含むことを特徴とする流体封入式防振組立体。
  2. (2)前記オリフィス部材が、一部において不連続部と
    された周溝を一方の側の面に設けたリング部材の複数を
    少なくとも含むように構成され、それらリング部材を重
    ね合わせることによって、前記流体通路の少なくとも一
    部が該周溝にて形成されるようにした特許請求の範囲第
    1項記載の防振組立体。
  3. (3)前記第二弾性部材の取付金具側に、所定の取付プ
    レートが配置され、且つ該取付プレートに対して、該第
    二弾性部材のゴム弾性体が加硫接着されている特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の防振組立体。
  4. (4)前記第二弾性部材の端部金具がその内周縁部に円
    筒状の取付フランジ部を有し、該取付フランジ部が前記
    内筒金具の内孔内に嵌合せしめられるようになっている
    特許請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載の防振
    組立体。
  5. (5)前記内筒金具がその一方の端部側の外周面にフラ
    ンジ様の受けプレートを有し、該内筒金具が嵌挿される
    前記第一弾性部材が、該受けプレートにて該内筒金具の
    軸方向における一方向の動きを規制されている特許請求
    の範囲第1項乃至第4項の何れかに記載の防振組立体。
  6. (6)前記所定のポケット部が、前記円環状のゴム弾性
    体内に周方向に独立して複数設けられ、且つそれら複数
    のポケット部が、適当な連通機構を介して相互に連通せ
    しめられている特許請求の範囲第1項乃至第5項の何れ
    かに記載の防振組立体。
  7. (7)前記第一弾性部材を構成するゴム弾性体が、前記
    円環状プレートの円筒状の内側フランジ部の内周面に沿
    ってその軸方向に延びる円筒状の弾性筒体部を一体的に
    有し、該弾性筒体部に対して前記内筒金具が挿通せしめ
    られることにより、該内筒金具と前記円環状プレートの
    内側フランジ部との間に該弾性筒体部が介在せしめられ
    るようにした特許請求の範囲第1項乃至第6項の何れか
    に記載の防振組立体。
JP2142685A 1985-02-06 1985-02-06 流体封入式防振組立体 Pending JPS61180036A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2142685A JPS61180036A (ja) 1985-02-06 1985-02-06 流体封入式防振組立体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2142685A JPS61180036A (ja) 1985-02-06 1985-02-06 流体封入式防振組立体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61180036A true JPS61180036A (ja) 1986-08-12

Family

ID=12054667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2142685A Pending JPS61180036A (ja) 1985-02-06 1985-02-06 流体封入式防振組立体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61180036A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2609766A1 (fr) * 1987-01-20 1988-07-22 Peugeot Support elastique, notamment pour la suspension d'un moteur de vehicule
US4856750A (en) * 1987-04-13 1989-08-15 Automobiles Peugeot Hydroelastic support, in particular for the suspension of a vehicle engine
US4964623A (en) * 1987-12-07 1990-10-23 Lord Corporation Fluid filled resilient bushing
US5000428A (en) * 1989-12-01 1991-03-19 Lord Corporation Fluid-damped strut
JP2009228718A (ja) * 2008-03-20 2009-10-08 Yamashita Rubber Co Ltd 液封防振装置及びその製法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2609766A1 (fr) * 1987-01-20 1988-07-22 Peugeot Support elastique, notamment pour la suspension d'un moteur de vehicule
US4856750A (en) * 1987-04-13 1989-08-15 Automobiles Peugeot Hydroelastic support, in particular for the suspension of a vehicle engine
US4964623A (en) * 1987-12-07 1990-10-23 Lord Corporation Fluid filled resilient bushing
US5000428A (en) * 1989-12-01 1991-03-19 Lord Corporation Fluid-damped strut
JP2009228718A (ja) * 2008-03-20 2009-10-08 Yamashita Rubber Co Ltd 液封防振装置及びその製法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4925162A (en) Vibration isolating devices
JP3477920B2 (ja) 流体封入式防振支持体
JPH055305Y2 (ja)
US4877262A (en) Cylindrical upper support for shock absorber
JPH0749098Y2 (ja) サスペンション用アッパサポート
JPH0989037A (ja) マウント装置およびその製造方法
JP2678707B2 (ja) 流体封入式筒型防振組立体
JPH08177945A (ja) 流体封入式筒型防振装置
JPH028173B2 (ja)
JPS61144444A (ja) 流体入りブツシユ
JP2002327788A (ja) 流体封入式防振装置
JPS61130639A (ja) 流体入りマウント
JPH026935B2 (ja)
JPS61180036A (ja) 流体封入式防振組立体
JPS61274130A (ja) 流体封入式防振組立体
JP2616064B2 (ja) 流体封入式パワーユニットマウント
JPS61205503A (ja) 車両サスペンシヨンのアツパサポ−ト組立体
JP2001336564A (ja) 流体封入式防振装置
JPS61197833A (ja) 流体入り防振ゴムマウント
JPS61184244A (ja) 流体封入式防振組立体
JPH0519696U (ja) 流体封入式マウントにおける流体室仕切部材
JPH07293627A (ja) 筒型防振装置
JPH0524837Y2 (ja)
JPH0633230Y2 (ja) 流体封入式クツシヨンゴム組立体
JPH0645073Y2 (ja) 流体封入式筒型マウント組立体