JPS61178351A - 複写機における給紙搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、給紙手段から感光体までの給紙搬送途上に複
写紙検出器とこの複写紙検出器の搬送方向下流側に搬送
手段とを設け、該搬送手段の上流側において複写紙に撓
みを形成してその先端補正中 を行なうようにした複写機における給紙搬送装置に関す
る。

（従来の技術） 一般に、静電写真複写機においては、光学系の駆動と同
期して複写紙を搬送するようにしているが、給紙手段、
例えば給紙カセットの近傍に設けた給紙ローラの回転時
、この給紙ローラと複写紙との間の摩擦力等により給紙
力が不安定になることがあり、これに起因して複写紙が
その搬送方向に対して斜めになる所謂斜行状態で搬送さ
れることがあるため、前記複写紙の先端を静止している
搬送手段、例えば搬送ローラ対のニンプ位置に当接させ
た状態で撓ませるようにして、搬送途上において複写紙
の先端補正を行なうようにしている。

即ち、前記搬送ローラ対の上流側に複写紙検出器を設け
、この検出器が複写紙を検出して所定時間を後に搬送ロ
ーラ対が回転し始めるようにして、先端補正をしつる程
良の撓みが該搬送ローラ対の上流側において形成される
ようにしていた。そして、従来のこの種複写機において
は、搬送ローラ対の上流側において必らす撓みが形成さ
れるようにするため、前記時間ｔを比較的大さく設定し
ていた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記時間ｔを大きくすると撓みは必らず
形成されるが、それだけ複写紙の搬送が停止されること
となり、複写の高速化という観点からは好ましくない。

一方、複写紙検出器の動作特性にはバラツキがあり、こ
れを無視して上記時間ｔを設定しても効果的ではない。

本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、搬送手
段の上流側において必らす撓みを形成しうるようにし、
しかも前記時間ｔは、複写紙検出器の動作のバラツキを
充分克服してもなおかつ最小必要限となるようにして、
複写の高速化を図り、複写紙の先端補正を効果的に行な
わしめることを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明は複写紙検出器が複写
紙を検出して後下記に示す時間ｔｌ＋ｔｚの間は、搬送
手段の回転を停止せしめるようにしている。

ｔｌ；前記複写紙検出器の下流側検出限界位置から前記
搬送手段へ複写紙を搬送して該搬送手段の上流側に所定
の撓みを形成しうるに足る時間。

ｔ２：前記複写紙検出器の上流側検出限界位置から下流
側検出限界位置へ複写紙が搬送されるのに要する時間。

上記において、複写紙検出器の上流側検出限界位置とは
、複写紙検出器が搬送されてくる複写紙を検出し、検出
信号を出力する最上流側の位置のことをいい、又、下流
側検出限界位置とは、同様に、検出信号を出力する最下
流側の位置のことをいう。例えば、後述する実施例にお
けるホトインタラプタＰ　、１とアクチュエータＡＣと
を組み合わせた検出器心を例にとって具体的に説明する
（第３図、第４図参照）と、動作特性のバラツキにより
検出ＲＫは、複写紙が搬送されてさたとき、アクチュエ
ータＡＣが位＠ＵＬにあるときＯＮする場合、位置４÷
壱→ＭＬにあるときＯＮする場合、位置ＤＬにあるとき
ＯＮする場合等があり、位ｔｆｔＵＬが上流側検出限界
位置、位置ＤＬが下流側検出限界位置である（詳細は後
述実施例を参照）。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明を適用した複写機１００の概略を示す
断面図であり、第２図は給紙搬送装置の要部を示す断面
図である。図において、１は直円筒状の感光体で、その
円周近傍には回転方向（図中矢印で示す）に従って順次
、帯電装置２、現像装ｒｆｉ３、転写装置４が配置され
ている。５は給紙カセット、６は複写紙である。７は給
紙カセット５の近傍に設けられる給紙ローラである。

８は感光体１に形成されるトナー像と同期して回転制御
されるレジストローラとしての機能を有する搬送手段で
、主ローラ８ａと従ローラｂとから成る搬送ローラ対で
ある。そして、図示してないが、前記給紙ローラ７及び
主ローラ８ａは公知手段であるバネクラッチを有する回
転軸にそれぞれ軸着されており、該バネクラッチをソレ
ノイドによって制御することにより、回転軸と各ローラ
間の駆動の伝達並びにその解除を行なえるよう構成され
ている。

Ｋは前記搬送手段８の上流側近傍に設けられる複写紙検
出器（以下、検出器という）である。この検出器にとし
て、例えは第３図（５）、（Ｂ）に示すように、ホトイ
ンタラプタＰＩとアクチュエータＡＣとを組み合わせ、
複写紙がアクチュエータＡＣに当接し、これを押圧して
ホトインタラプタＰＩの発光側と受光側との間に設けら
れる遮光板Ｓを回動させ、ホトインタラプタＰＩをＯＮ
させるようにしたものが用いられる。Ｒはアクチュエー
タＡＣと遮光板Ｓをつなぐ連結片である。そして、複写
紙が第３図（５）の矢印Ｙ方向に進行することによりア
クチュエータＡＣが回動し、遮光板Ｓが回動する。

なお、検出器には上述のもののほか、例えばそレソれア
クチュエータを有するリミットスイッチ、マイクロスイ
ッチを用いてもよい。又、フォトセンサを用いてもよい
。

而して、前記搬送手段８は検出器Ｋが複写紙を検出して
後、少なくとも下記に示す時間ｔｌ−）−ｔ２の間は、
その回転が停止するように構成されている。

ここに、時間ｔ１は検出器にの下流側検出限界位置ＤＬ
（以１、位［ＤＬという、第４図参照）から搬送手段８
へ複写紙を搬送して該搬送手段８の上流側に所定の撓み
を形成しうるに足る時間のことをいい、又、時間ｔ２は
前記検出器にの上流側検出限界位置ＵＬ　（以下、位置
ＵＬという、第４図Ｎ参照）から位置ＤＬへ複写紙が搬
送されるのに要する時間のことをいう。

而して、上記時間ｔｌを設定するに際して位置ＤＬを基
準にした理由は次の通りである。検出器にのＯＮ動作後
、搬送手段８の上流側において所定の撓みを形成するに
要する時間を設定する場合、位＠ＵＬを基準とする場合
と、位［ＤＬを基準とする場合とが考えられる。そして
位ｉＵＬを基準とした場合、上記撓みが必要以上に大き
くなりすぎてしまい、複写の高速化を進める上で大きな
障害となる。　　　゛ これに対し、位置ＤＬを基準にして時間ｔｌを設定した
場合、前記搬送手段８の上流側において形成される撓み
Ｗｌは所定かか又はそれ以下である。

この場合、撓みＷｌが常に所定量の大きさのものであれ
ば問題がないが、所定量に満たないときが問題となる。

この撓み量の大小は検出器にの動作特性のバラツキに起
因するものであり、第４図（Ｑに示すように位置ＵＬで
検出器ＫがＯＮとなったとき所定量の撓みが形成されな
いことがおこる。そこで本発明では、検出器Ｋが複写紙
を検出した後、少なくとも時間ｔｌ−１−ｔ２の間は搬
送手段８の回転を停止するようにして、検出器Ｋが位［
ＵＬでＯＮとなった場合にも所定の撓みが形成されるよ
うにしているのである。

９は搬送ベルト、１０は定着装置、１１は排出・ローラ
対、１２はトレイである。１３は複写機１００の本体上
面に設けられる原稿載置部である。なお図示してないが
、原稿載置部１３の近傍には人力テンキー、プリントボ
タン等より成る操作パネルが設けられている。

１４はＩＱ稿を露光するための光学系で、光源１５、反
ＩＪ　ｍ１６　、１７　、１８及びレンズ系１９等より
成る。そして原稿を載置した原稿ｆ２駈部１３がＸ−Ｙ
方向に移動することにより、前記原稿が露光され、所定
倍率の静電層像が感光体１上に形成されるように構成さ
れている。

次に、上記実施例の作動について、第１図、第２図及び
第４図（Ａ）　、　（Ｈ）　、　（Ｃ１を参照して説明
する。

複写機待機中においては、給紙ローラ７、搬送手段８は
停止している。プリントボタンを押圧操作すると、給紙
ローラが第２図において矢印で示す方向に回転を始める
。この回転によって給紙カセット５内の最上位にある複
写紙６がガイド部材に沿って搬送手段８方向へと送り出
される。この複写紙ｔ′の先端が搬送手段８のニップ位
置に当接するまでに検出器ＫをＯＮさせる。

なお、時間ｔｌ−）−ｔ２経過後、給紙ローラ７は停止
するが、感光体１の表面に形成された潜像が感光体１の
回転に伴なって現像装置３により現像されてトナー像と
なり、このトナー像の最先部と転写装＠４との距離と搬
送手段８に保持されている複写紙６の先端部と転写装置
４との距離とが一致したとき、前記搬送手段８は回転し
始める。

ここで、この検出器ＫがＯＮとなるタイミングは大別し
て３つあり、それぞれの場合について第４図（５）、（
Ｂ）、（Ｑｔ−参照して説明する。

■　同図（５）に示すように、検出器にのアクチュエー
タＡＣが位置ＤＬに来たとき、該検出器ＫがＯＮとなっ
た場合は、該ＯＮ時点において複写紙６は搬送手段８に
最も近すいており、光学系の露光タイミングに合わせて
搬送手段８が回転するまでの間に、前記搬送手段８の上
流側において撓みＷｌを形成し、複写紙６の先端補正が
行なわれる。

■　同図（Ｂ）に示すように、アクチュエータＡＣが位
置ＵＬと位ＩＤＬの中間の位置ＭＬにあるときに検出器
ＫがＯＮとなった場合は、複写紙６の先端が上述の■の
場合に比べて搬送手段８に近ずいていないため、前記撓
みＷｌより小さい撓みＷｌが搬送手段８の上流側で形成
され、複写紙６の先端補正が行なわれる。

（Ｊ、　　同図（Ｃ）に示すように、アクチュエータＡ
Ｃが位置ＵＬに来たとき検出器ＫがＯＮとなった場合は
、記時間ｔｌ　＋ｔ２は、複写紙６が位置ＬＩＬから位
置ＤＬへ搬送され、更に前記位置ＤＬから搬送手段８へ
搬送されて、該搬送手段８の上流側に所定の撓みを形成
しうるに足る時間であるから、この場合においても搬送
手段８の上流側に撓みＷ３が形成される。なお、この撓
みＷ３は上記撓みＷｌよりも小さいが、複写紙６の先端
補正を行なうに十分な大きさであるから、所定の先端補
正が行なわれる。

以上のように、■〜■のいずれの場合にも搬送手段８の
上流側において所定の撓みＷ、、Ｗｌ。

Ｗ３が形成され、搬送中の複写紙６′の先端補正が行な
われる。

（以下余白、次頁へつづく） 上述の実施例では給紙搬送途上にレジストローラとして
機能する搬送手段８を１つしか設けてないが、この搬送
手段８の上流側又は下流側にレジストローラとしての機
能をもたない他の搬送手段を設けてあってもよい。

（発明の効果） 以上詳述したように、本発明によれは検出器の出力によ
って回転が制御される搬送手段の停止時間を、撓みを形
成するに必要最小限に抑えることができるから、従来の
この種複写機に比べて複写に要する時間が短縮され、そ
れだけ複写の高速化が促進される。又、搬送手段の上流
側においては必らず所定量又はそれ以上の撓みを形成す
ることができるので、搬送中の複写紙の先端補正を確実
に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した複写機の概略を示す断面図、
第２図は本発明に係る給紙搬送装置の要部を示す断面図
、第３図（８）、ノ）は複写紙検出器の一構成例を示す
説明図、第４図（５）、　（Ｂ）　、　（Ｃ）は動作説
明図である。 １・・・感光体、８・・・搬送手段、Ｋ・・・複写紙検
出器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 給紙手段から感光体までの給紙搬送途上に、複写紙検出
   器とこの複写紙検出器の搬送方向下流側に搬送手段とを
   設け、該搬送手段の上流側において複写紙に撓みを形成
   してその先端補正を行なうようにした複写機において、
   前記複写紙検出器が複写紙を検出して後、少なくとも下
   記に示す時間ｔ＿１＋ｔ＿２の間は、前記搬送手段の回
   転を停止せしめるようにしたことを特徴とする複写機に
   おける給紙搬送装置。 ｔ＿１、前記複写紙検出器の下流側検出限界位置から前
   記搬送手段へ複写紙を搬送して該搬送手段の上流側に所
   定の撓みを形成しうるに足る時間。 ｔ＿２：前記複写紙検出器の上流側検出限界位置から下
   流側検出限界位置へ複写紙が搬送されるのに要する時間
   。