JPS61157486A

JPS61157486A - 自転車用デイレ−ラ−

Info

Publication number: JPS61157486A
Application number: JP59280808A
Authority: JP
Inventors: 正士長野
Original assignee: Shimano Inc
Current assignee: Shimano Inc
Priority date: 1984-12-29
Filing date: 1984-12-29
Publication date: 1986-07-17
Anticipated expiration: 2009-09-14
Also published as: US4734084A; DE3546361C2; FR2578303B1; DE3546361A1; FR2578303A1; JPH0671916B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は自転車用ディレーラ−１詳しくは、多段スプロ
ケット装置を装着した自転車フレームに支持して、前記
多段スプロケット装置の一つのスプロケットに駆動チェ
７を選択的に掛換える自転車用ディレーラ−に関する。

（従来の技術）一般に、リヤ側多段スプロケット装置と共に用いるリヤ
ディレーラ−は、自転車フレームにおけるホークエンド
に固定する固定部材と、一対のリンク部材及びチェン案
内具をもった可動部材とから成るリンク機構を備え、こ
のリンク機構を、前記多段スプロケット装置における小
径スプロケットの軸方向外方に配置して、前記固定部材
をホークエンドに固定し、操作ワイヤの操作により前記
可動部材を往復移動させて、前記チェン案内具のプーリ
ーに掛設した駆動チェ７を前記多段スプロケット装置の
一つのスプロケットに掛換えて、所定の変位段位に変速
する如く構成されている。

（発明が解決しようとする問題点）所が、以上の如くリンク機構の固定部材を自転車フレー
ムのホークエンドに固定した場合、前記リンク機構は、
前記フレームに対し外方に突出しており、しかも、前記
リンク機構をガードする部材は、一般に設けられていな
いため、例えば自転車の転倒により前記リンク機構が地
面とか他物に衝突したりして、該リンクｎ横に、変速抵
抗より大きな力が作用すると、読方により前記リンク機
構における特に固定部材が前記フレームに対し多段スプ
ロケット装置の軸方向内方に塑性変形し、その結果、チ
ェン案内具の多段スプロケットｖｉ置に対する位置が狂
い、変速性が悪くなる問題があった。

所で、前記リンク機構における固定部材の耐強度を高め
た場合、該固定部材の前記変速抵抗より大きな力による
塑性変形は少なくなるけれども、その代り、自転車フレ
ームにおけるホークエンドが塑性変形する問題がある。

本発明の目的は、従来のディレーラ−において、自転車
の転倒などにより、リンク機構に変速抵抗より大きな力
が作用したとき、リンク機構、自転車フレームが塑性変
形する問題点を解決しようとするものであって、前記変
速抵抗より大きな力で弾性変位する変位手段を設けるこ
とによって、自転車が転倒したりした場合に、前記リン
ク機構及び自転車フレームが塑性変形するのを防止でき
るようにしたのである。

（ｒ、’ｉ　Ｊｊｆｆ点を解決するための手段）しかし
て、本発明は、自転車フレーム（Ｆ）５　に同定する固
定部材（１）と、該固定部材（１）に対し自転車に装む
する多段スプロケット′装置（Ｓ）の軸方向に、揺動可
能に枢支した２本のり部材（５）とから成るリンク機構
（Ａ）を備えた自転車用ディレーラ−であって、前記リ
ンク機構　　　　　１（Ａ）に変速抵抗より大きな力が
作用したとき、前記リンク機構を前記フレーム（Ａ）に
対し前記多段スプロケッ）！置（Ｓ）の軸方向に弾性変
位する変位手段を設けたものである。

（作用）自転車の転倒などにより、リンク機構（Ａ）に変速抵抗
より大きな力が作用した場合、変位手段が自転車フレー
ム（Ｆ）に対し多段スプロケット装！　（Ｓ）の軸方向
に弾性変位して、前記変速抵抗より大きな力を減衰し、
この変速抵抗より大きな力による前記リンク機構（Ａ）
及び自転車フレーム（Ｆ）の塑性変形を防ぐのである。

（実施例）以下本発明のディレーラ−の実施例を図面に基づいて説
明する。

図面に示したものは、リヤディレーラ−であって、その
基本構造は、第１〜３図に示した通り、自転車フレーム
（Ｆ）のホークエンド（Ｈ）に固定する固定部材（１）
と、該固定部材（１）に対し自転車の後ハブに装置する
多段スプロケット装ｇｌ（Ｓ）の軸方向に揺動可能に支
持する２本のリンク部材（２）（３）と、これらリンク
部材（２）（３）に支持するチェン案内具（４）をもっ
た可動部材（５）とから成るリンク機構（Ａ）により構
成されるものである。

又、前記固定部材（１）は、前記ホークエンド（Ｈ）に
固定するブラケット（１１）と、該ブラケット（１１）
に水平軸（６）を介して枢支するベース体（１２）とか
ら成り、このベース体（１２）の一方側には一対の取付
片が相対向して設けられ、これら取付片に、一対のピン
、（７）（８）を介して、前記リンク部材（２）（３）
を＠若するの・であり、また前記リンク部材（２）（３
）の遊端に、一対のピン（９）（ｔｏ）を介して、前記
可動部材（５）を枢着するのである。

この可動部材（５）は、前記ベース体（１２）と似た形
伏で、その一方側に取付片が相対向して設けられ、この
取付片に前記した２本のピン（９）（１０）を取付けて
リンク部材（２）（３）と互いに揺動可能に枢支するの
であり、他方′側には前記水平軸（６）と同方向に延び
る横軸（２０）を介してプーリー（４１）をもった前記
チェノ案内具（４）が一定範囲のみ回転可能に取付けら
れている。

又、以上の如く構成するリンク機構（Ａ）には、例えば
前記リンク部材（２）（３）の何れか一方と、可動部材
（５）又はベース体（１２）との間にリターンばね（図
示せず）を設けて、前記チェノ案内具（４）を、多段ス
プロケット装置（Ｓ）の軸方向即ち、トップ側又はロー
側、通常はトップ側に付勢するのであり、また、前記リ
ンク部材（２）（３）の何れか一方、又は可動部材（５
）の一つに、操作ワイヤ（Ｗ）の固定具（２１）を設け
るのであって、前記ワイヤ（Ｗ）の牽引操作により前記
リターンばねに抗して前記リンク機構（Ａ）を変形させ
、的記チェン案内具（４）のプーリー（４１）に掛設し
た駆動チェノを、前記多段スプロケット装置（Ｓ）の軸
方向に移動させ、前記チェノを前記スプロケットの一つ
に掛換えるのである。

又、ｎ’ｓ記チェン案内具（４）と可動部材（５）との
間にはテン７Ｍンばね（２２）が介装されており、この
テノン１ンばね（２２）の作用で、前記リンク機構（Ａ
）には、前記水平軸（６）を中心とする第１図反時計方
向の力が作用することになる。

以上説明した構造は、ディレーラ−の基本構造で、既知
のものと何ら変りはなＩｌ＼。従ってその構造は以上の
説明で十分理解できよう。

しかして、第１〜３図に示した実施例では、前記リンク
機構（Ａ）における固定部材（１）のブラケット（１１
）に、前記リンク機構（Ａ）に変速抵抗より大きな力が
作用したとき、前記リンク機構（Ａ）を前記フレーム（
Ｆ）に対し前記多段スプロケット装置ｉｌｔ　（Ｓ）の
軸方向に弾性変位させる変位手段を設けたのである。

この変位手段は、前記ブラケット（１１）を、板ばねな
どの弾性材料で形成することにより構成されるのであっ
て、前記多段スプロケット装置？２（Ｓ）の一つのスプ
ロケットへのチェノの書換時、前記リンク機構（Ａ）に
作用する変速抵抗の力では弾性変形することなく前記ホ
ークエンド（Ｈ）に対する位置が保たれ、又、自転車の
転倒などにより前記リンク機構（Ａ）に変速抵抗より大
きな力が作用したとき、前記ブラケット（１１）が、前
記ホークエンド（）Ｉ）に対し多段スプロケット装置ｉ
！　（Ｓ）の軸方向内方に弾性変形して、前記変速抵抗
より大、きな力を減衰させる如く成すのである。

前記ブラケット（１１）を弾性材料で形成する場合、例
えば位置厚１．６１−程度の板ばねを用い、その一端部
に凹状の挿通溝（ｌｌａ）を設け、又他端部にねじ孔（
１１ｂ）を設けて、このねじ孔（ｌｌｂ）に前記水平軸
（６）を取付け、また前記挿通溝（ｌｌａ）を前記後ハ
ブのハブ軸（Ｂ）に挿通し、ロックナツト（Ｃ）により
前記ブラケット（１１）をホークエンド（Ｈ）に固定す
るのである。

尚、前記変速抵抗は、通常のチェン書換時、リンク機構
（Ａ）に作用する抵抗であって、例えば、リンク機構（
Ａ）が前記リターンばねの力に抗して変形するときにお
ける抵抗、チェノ案内具（４）で案内する駆動チェノが
大径スプロケットの歯先に持上げられて該大径スプロケ
ットの歯に噛合うときの抵抗などである。

しかして、多段スプロケフ）装置！！（Ｓ）の一つのス
プロケットに駆動チェノを掛換える場合は、従来と同様
、操作ワイヤ（Ｗ）の牽引操作によりリンク機構（Ａ）
をリターンばねの力に抗して変形させ、可動部材（５）
を往動させて、チェノ案内具（４）のプーリー（４１）
に掛設した駆動チェノを小径側スプロケットから大径側
スプロケットに掛換えるのであり、又、前記操作ワイヤ
（Ｗ）の弛ｍｔｉ作により前記リターンばねの復元力で
前記リンク機構（Ａ）を変形させ、前記可動部材（５）
を復動させて前記駆動チェ７を大径側スプロケットから
小径側スプロケットに掛換えるのである。

このチェン書換えによる変速時、前記リンク機構（Ａ）
には通常の変速抵抗しか作用しないので、前記ブラケッ
ト（１１）は弾性変形しないのである、そして、例えば自転車の転倒などにより前記リンク１１
構Ａ）が地面とか他物に衝突したりして、該リンク機構
（Ａ）の特に固定部材（１）に、前記変速抵抗より大き
な力が作用すると、この力により、前記ブラケット（１
１）が、ホークエンド（Ｈ）に対し多段スプロケット装
置（Ｓ）の軸方向に弾性変形し、前記変速抵抗より大き
な力は減衰するのである。そのため、リンク１１構（Ａ
）に変速抵抗より大きな力が作用しても、該リンク機構
（Ａ）及びホークエンド（Ｈ）の塑性変形を防止できる
のである。

又、前記小径スプロケットから大径スプロケットへのチ
ェン書換時、ペダリングが行なわれず、前記駆動チェノ
の移動が停止している伏態で変速操作が行なわれると、
次に説明する如く変速することができるのである。

この場合、小径スプロケットに噛合っている駆動チェ７
は、前記小径スプロケットが回転しない限り大径スプロ
ケット方向に移動させることができないため、前記変速
操作に伴ない、前記ブラケット（１１）が弾性変形し、
このブラケット（１１）の弾性変形により、低速ムに変
速操作することかできるのであり、又、この変速操作に
より、前記ブラケ、）（１１）に弾性復元力を蓄勢し、
ペダリングによる駆動チェ７の循環移動で、該チェ７が
前記大径スプロケット方向に移動可能な杖態になった後
、前記ブラケット（１１）に蓄積した蓄積力で前記チェ
ノ案内ｎ（４）は低速スプロケット方向に移動し、この
チェノ案内具（４）により前記チェ７を低速スプロケッ
トに掛　　　　　！換えることができるのである。

又、前記チェ７の小径スプロケットから大径スプロケッ
トへのチェン書換時、前記チェノ案内具（４）を大径ス
プロケットに対応する適正位置に対しオーバーシフトさ
せて変速性を高める場合、前記ブラケット（１１）を、
前記チェノ案内具（４）のオーバー／アト量だけ弾性変
形させる如く構成すると、変速操作後、前記ブラケット
（１１）の弾性復元力により前記チェノ案内具（４）を
前記大径スプロケットに対応する位置に自動的に復帰さ
せることができるのである。

又、第２の実施例は、第４図の如く前記ブラケ、）（１
１）がなく、前記ホークエンド（Ｈ）に直接固定するベ
ース体（１３）から成る一定部材（１）を備えたディレ
ーラ−において、前記ベース体（１３）の中間部、詳し
くは、前記ホークエンド（Ｈ）への固定側端部（１３ａ
）と前記リンク部材（２）（３）の枢支側端部（１３ｂ
）との中間部に前記変位手段を設けたのである。この場
合、例えば、前記ベース体（１３）を合成樹脂により形
成して、その中間部に薄肉ヒンジ（１３ｃ）を設け、該
薄肉ヒンジ（１３ｃ）を前記変位手段とするのである。

尚、この第２実施例の場合、前記ベース体（１３）自体
をばね材で形成してもよい。

又、第３の実施例は、第５図及び第６因の如く前記ブラ
ケット（１１）とベース体（１２）とから成る固定ブラ
ケット（１）を備えたディレーラ−において、前記固定
部材（１）におけるプラケフ）（１１’）とベース体（
１２）との間に前記変位手段を設けたのである。

しかして、第５図のものは、ベース体（１２）をブラケ
ット（１１）に対し前記水平軸（６）の軸方向に一定量
変位可能に支持して、該ベース体（１２）とブラケット
（１１）との間に、前記ベース体（１２）をブラケット
（１１）に対し離反方向に付勢するコイルばねなどの弾
性体（！４）を介装したのである。この場合、通常の変
速時は、前記弾性体（１４）により前記ベース体（１２
）を定位置に保持し、前記変速抵抗より大きな力で、前
記−弾性１体（１４）が撓み、前記ベース体（１２）が
前記ブラケット（１１）に対し近接方向に変位し、前記
変速抵抗より大きな力の解消により前記弾性体（１４）
の復元力で前記ベース体（１２）が原位置に復帰するの
である。

又、第６図のものは、第５図の場合と同様、ベース体（
１２）をブラケット（１１）に対し水平軸（６）の軸方
向に変位可能に支持する一方、前記ブラケット（１１）
に、前記水平軸（６）より比較的大径の貫通孔（１５）
を設けると共に、このブラケット（１１）と前記水平軸
（６）の端部との間に、前記ベース体（１２）をブラケ
ット（！１）に対し近接方向に付勢するコイルばねなど
の弾性体（１６）を介装したのである。この場合、通常
の変速時は、ベース体（１２）のブラケッ）（ｌｌ）に
対讐る変位を阻止し、前記変速抵抗より大きな力で前記
弾性体（１６）が挟み、前記ベース体（１２）が鎖線の
”如く変位し、前記弾性体（１６）の復元力で原位置に
復帰するのである。

尚、この第３実施例の場合、前記ブラケット（１１）は
、従来と同様、板厚４〜５龍の金属板で形成するのであ
る。

尚、以上の説明ではりャディレーラーについて説明した
が、その他フロントディレーラ−の場合も同様に構成す
ることができるのである。

（発明の効果）以上の如く本発明は、リンク電橋（Ａ）に変速抵抗より
大きな力が作用したとき、前記リンク機構（Ａ）を自転
車フレーム（Ｆ）に対し多段スプロケット装置Ｗ　（Ｓ
）の軸方向に弾性変位させる変位手段を設けたから、自
転車の転倒などにより前記リンク機構に変速抵抗より大
きな力が作用しても、この変速抵抗より大きな力を、前
記変位手段により減衰させることができるのである。そ
のため、変速抵抗より大きな力によるリンク機構（Ａ）
及び自転車フレームＣＦ）の塑性変形を防止でき、チェ
ン案内ｎ（４）の多段スプロケット装置ｔ（Ｓ）に対す
る位置の狂いをな（することができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明ディレーラ−を多段スプロケットＨＷＩ
と共に自転車フレームに組込んだ伏態の実施例を示す正
面図、第２図は同じく一部を省略した側面図、第３図は
ディレーラ−のみの底面図、第４図は別の実施例を示す
正面図、第５図及び第６図は更に別の実施例を示す要部
のみの一部切欠側面図である。（１）・・・・・・固定部材（１１）・・・・・・ブラケット（２）（３）・・・・・・リンク部材（４）・・・・・・チェン案内具（５）・・・・・・可動部材（Ａ）・・・・・・リンク機構（Ｆ）・・・・・・フレーム第１図第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】自転車フレーム（Ｆ）に固定する固定部材（１）と、該固定部材（１）に対し自転車に装着する多
段スプロケット装置（Ｓ）の軸方向に、揺動可能に枢支
した２本のリンク部材（２）（３）と、これらリンク部
材（２）（３）に枢支するチェン案内具（４）をもった
可動部材（５）とから成るリンク機構（Ａ）を備えた自
転車用ディレーラーであって、前記リンク機構（Ａ）に
変速抵抗より大きを力が作用したとき、前記リンク機構
を前記フレーム（Ａ）に対し前記多段スプロケット装置
（Ｓ）の軸方向に弾性変位する変位手段を設けたことを
特徴とする自転車用ディレーラー。