JPS61155028A - 4輪駆動車 - Google Patents

4輪駆動車

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JPS61155028A
JPS61155028A JP59275825A JP27582584A JPS61155028A JP S61155028 A JPS61155028 A JP S61155028A JP 59275825 A JP59275825 A JP 59275825A JP 27582584 A JP27582584 A JP 27582584A JP S61155028 A JPS61155028 A JP S61155028A
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JP
Japan
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differential
gear
wheel drive
case
hydraulic
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Application number
JP59275825A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Miura
政勝 三浦
Tatsuya Iwatsuki
岩附 龍矢
Masanori Kubo
政徳 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Priority to US06/813,003 priority patent/US4763749A/en
Publication of JPS61155028A publication Critical patent/JPS61155028A/ja
Priority to US07/231,008 priority patent/US4911260A/en
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/34Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
    • B60K17/344Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear
    • B60K17/346Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear
    • B60K17/3462Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear with means for changing distribution of torque between front and rear wheels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は横置エンジン式の4輪駆動車に関する。
[従来の技術] 4輪車両は旋回時に前車輪と後車輪との間に旋回半径に
伴う回転速度差が生じる。このため4輪駆動車は、路面
と駆動軸とがすべりを生じにくい舗装路など摩擦係数の
高い路面で旋回走行を行うと前輪の駆動軸と後輪の駆動
軸の間に戻りトルク(駆動軸の回転差)が発生するため
、戻りトルクによる走行性の悪化、タイヤの摩耗の増大
、耐久性の劣化を防ぐため、舗装路などの摩擦係数の高
い路面では4輪駆動から2輪駆動へ切替を行うパートタ
イム式の4輪駆動車ど、前輪駆動軸と後輪駆動軸とに動
力を分割して伝達するセンターディファレンシャル機構
を有した常時4輪駆動のフルタイム式の4輪駆動車とに
分類される。
従来の横置エンジンを搭載したフルタイム式の4輪駆動
車は、前車輪の右輪と左輪に動力を分割して伝達する前
輪用差動装置、後車輪の右輪と左輪に動力を分割して伝
達する後輪用差動装置およびセンターディファレンシャ
ル機構を備えるため、4つの駆動輪のうち1つの駆動輪
でも浮いたり、スリップするなど負荷重がかからなくさ
れると、他の3つの駆動輪へは動力が伝達されない欠点
を有していた。このため従来のフルタイム式の4輪駆動
車のセンターディファレンシャル機構には、前輪駆動軸
および後輪駆動軸に伝達するトルクの出力差が大きくさ
れることにより作動する機械式作動(カム機構、バネ力
などで摩擦機構に差動抵抗を発生させる構造)によりセ
ンターディファレンシャル機構の差動機構をロックさせ
、前輪駆動軸および後輪駆動軸に伝達されるトルクを制
限し、駆動輪の1つが浮いても他の駆動軸に動力を伝達
するデフロック機構が設けられていた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記に示す横置エンジン搭載のフルタイム式4輪駆動車
の従来の技術では、センターディファレンシャルの差動
機構をロックさせるデフロック機構は、前輪駆動軸およ
び後輪駆動軸に伝達するトルクの出力差が大きくされる
ことにより作動する機械式であるため、次の問題点を有
していた。
イ)差動装置を任意にデフロックすることができなかっ
た。
口)R械式のデフロック機構はデフロック開始時点の設
定が困難であった。
ハ)デフロック開始時点を車両走行状態に適応させて可
変することができなかった。
本発明の目的は、横置エンジン搭載車のセンターディフ
ァレンシャルの差動機構を容易に作動制御することので
きる4輪駆動車の提供にある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決すべく、本発明の4輪駆動車は、出力
軸が車体横方向に伸びるよう配設されたエンジンと、該
エンジンの出力軸に駆動連結された入力軸、該入力軸に
変速機構を介して駆動連結され、車体横方向に延びるよ
う配設された出力軸を有するトランスミッションと、該
トランスミッションの出力軸に駆動連結され、前輪側動
力伝達機構および後輪側動力伝達機構に動力を分割して
伝達するセンターディファレンシャルとを備えた4輪駆
動車において、前記センターディファレンシャルは、該
センターディファレンシャルの差動機構のロックおよび
解除を行う油圧式摩擦クラッチ機構を備えたことを構成
とする。
[作用および発明の効果] 上記構成よりなる本発明の4輪駆動車は、横置エンジン
搭載のフルタイム式4輪駆動車のセンターディファレン
シャルに、センターディファレンシャルの差動機構のロ
ックおよび解除を行う油圧式摩擦クラッチa構を設ける
ことにより、センターディファレンシャルの差動機構を
容易に作動制御することができる。
[実施例] つぎに本発明の4輪駆動車を図に示す一実施例に基づき
説明する。
第1図および第2図は、本発明の第1実施例を示すフロ
ント横置エンジン、フルタイム式の4輪駆動用の自動変
速機の断面図である。
自動変速機100は、流体式トルクコンバータ200と
トランスミッション300と4輪駆動用トランスファ4
00とトランスミッション300の下部のオイルパン内
に締結して設けられた図示しない油圧制御装置とから構
成される。
トランスミッション300は、第1遊星歯車装置U1、
第2遊星歯車装置U2と、油圧サーボにより作動される
2つの多板クラッチCI、C2,1つのバンドブレーキ
B1.2つの多板ブレーキB2、B3.1つの一方向り
ラッチF1.1つの一方面ブレーキF2を備える前進3
段後進1段のアンダードライブ変速装置300Aと、第
3遊星歯車装置U3と、油圧サーボにより作動される1
つの多板クラッチC3,1つの多板ブレーキB4.1つ
の一方向ブレーキF3を備える副変速装置 300Bと
から構成される。
自動変速機100の変速機ケース110は、複数の分割
体からなりそれぞれボルトで強固に締結されている。
トルクコンバータ200は右方(図示右側)が開いたト
ルクコンバータケース120内に収容され、図示しない
エンジンの出力軸であるクランク軸1の駆動を受けて回
転するフロントカバー201、該フロントカバ−201
内周に溶接された円環板状のリアカバー202、該リア
カバー202の内周壁面の内壁に周設されたポンプイン
ペラ203、該ポンプインペラ203に対向して配置さ
れたタービンランナ204、該タービンランナ204を
保持しているタービンシェル205、一方向クラッチ2
06を介し、変速機ケース110に連結された固定軸2
07に支持され、入力回転数の低い時トルク容量を増大
させるステータ208、前記フロントカバー201と夕
ごビンシェル205との間にフロントカバー201とタ
ービンシェル205を同一回転とする直結クラッチ(ロ
ックアツプクラッチ)209を備えている。前記トルク
コンバータケース120の左方(図示左側)に連続する
筒状のトランスミッションケース130とトルクコンバ
ータケース120の間には内部に外歯歯車150aと内
歯歯車150bを備えた内接歯車オイルポンプ150を
収容し、内周で右方に突出する筒状部151を有するオ
イルポンプボディ152がトランスミッション300を
内包するトランスミッションケース130の右方に締結
され、リアカバー202の内周端部と連結された延長部
材210が筒状部151の内周を介して外歯歯車150
aの内周とスプライン嵌合されている。また前記オイル
ポンプボディ152の左方には、前記筒状部151と同
軸状で後向きに突出する筒状のフロントサポート153
を有するオイルポンプカバー154が締着されて前記オ
イルボンブボディ152とオイルポンプカバー154が
トルクコンバータケース120とトランスミッションケ
ース130との隔壁155を形成している。トランスミ
ッションケース130内は上半にアンダードライブ変速
装置300Aが配設されるアンダードライブ機構室13
0Aと下半に副変速装置3003が配設される副変速機
構室1303とを有し、アンダードライブ機構室130
Aの左方には、右向きに突出する筒状のセンタサポート
156を有し、出力歯車13を支持するアルミニウム合
金製よりなる固定部材157が設けられ、固定部材15
7と、トランスミッションケース130の左方よりボル
トにより締結されたリアカバー140の間が変速装置の
出力歯車室141を形成していて、リアカバー140に
は前記フロントサポート153と同軸心の筒状リアサポ
ート142が右向きに突設されている。
前記筒状のアンダードライブ機構室130Aの側方に平
行して設けられた筒状の副変速機構室130Bの右方の
中心部には、トルクコンバータケース120に穴状のフ
ロントサポート158が設けられ、左方には、右向きに
長く突出する筒状の内周部材159Aを有する固定部材
159がボルトでトラスミッションケース130に締着
されている。
フロントサポート153の内側にはトルクコンバータ2
00のステータ208を支持する一方面クラッチ206
の固定軸207が嵌着され、該固定軸207の内側にト
ルクコンバータ200の出力軸であるトランスミッショ
ン300の入力軸11が回転自在に支持されている。該
入力軸11はフロントサポート153から左方に突出し
ている左端部11Aが大径であり、該左端部11Aの中
心に左向きの穴1iBが形成されている。該入力軸11
の左方には、入力軸11に直列的に配された第1中間伝
動軸12が回転自在に装着され、該第1中間伝動軸12
は、その右方先端部が穴113内に摺接し、左端は、前
記出力歯車13の中心の筒状部13Aの内側穴13B内
にスプライン嵌合し、出力歯車13の筒状部13Aは固
定部材157のセンタサポート156およびリアサポー
ト142と、出力歯車13の筒状部13Aとの間には出
力歯車13の回転を円滑に行なうボールベアリング10
1.102を介して支持されている。第1中間伝動軸1
2の右端側外側にはサンギア軸14がベアリングを介し
て回転自在に外嵌している。
前記出力歯車13に歯合する副変速装置3003の入力
歯車15は、その中心の筒状部15Aが内周部材159
Aにローラベアリング103を介して支持され、その内
側穴15B内には副変速機構室1308の中心を貫通す
る第2中間伝動軸16の左端部がスプライン嵌合されて
いる。第2中間伝動軸16は、中間部にフランジ状の突
起16Aが設けられるとともに、右端部がローラベアリ
ング104を介して前記穴状フロントサポート158内
に回転自在に支持される。
第2中間伝動軸16上のローラベアリング104とフラ
ンジ状の突起16Aの間には、中間にばね材105を挾
み先端に締着されるナツト163で予め予圧調整されて
組付けられた一対のテーパートローラベアリング106
を介して2軸式自動変速機(アンダードライブ装置30
0Aと副変速装置3003とからなる多段式変速装置)
の出力歯車17Aを形成し、トランスミッション300
の出力軸17が支持され、該出力軸17の出力歯車17
Aはトランスフp 400の駆動大歯車510に歯合し
ている。
前記第2中間伝動輪16上のフランジ状の突起16Aと
内周部材159Aの間には、筒状のサンギア軸18がブ
ツシュを介して回転自在に支持され、内周部材159A
の外側には、筒状の外周部材19がブツシュを介して回
転自在に支持され、サンギア軸18の左端外側と外周部
材19の右端内側とがスプライン嵌合されている。
前記アンダードライブ機構室130A内において、まず
右方には、左方に開口する第1油圧サーボドラム20が
フロントサポート153に回転自在に外嵌され、その内
外周壁間に環状ピストン21が嵌め込まれてクラッチO
の油圧サーボC−2を形成するとともに内周壁側にリタ
ーンスプリング22、外周壁の内側にクラッチOが装着
されている。該第1油圧サーボドラム20の左側には、
左方に開口するとともに右方に環状突起23を有する第
2油圧サーボドラム24が入力軸11の左端部11Aに
固着され、該左端部11Aと外周壁との間に環状ピスト
ン25が嵌め込まれてクラッチCI の油圧サーボC−
1を形成するとともに内周側にリターンスプリング26
、外周壁の内側にクラッチC1が装着されていて、さら
に環状突起23の外周にクラッチαが装着され、クラッ
チOを介して第1.2油圧サーボドラム20.24が連
結されている。該第2油圧サーボドラム24の左側には
、第1遊星歯車装置U1 が設けられ、そのリングギア
R1はクラッチC1を介して第2油圧サーボドラム24
に連結され、キャリアP1  は前記第1中間伝動軸1
2の右端部にスプライン嵌合し、サンギアS1はサンギ
ア軸14と一体に設けられている。また、第1.2油圧
サーボドラム20.24および第1遊星歯車装置U1 
を最小空間でカバーするよう成型された連結ドラム27
が、その右端で第1油圧サーボドラム20の外側に固着
され、左端は、第1遊星歯車装置U1 の左側でサンギ
ア軸14に連結され、外周側にバンドブレーキB1が設
けられている。
第1遊星歯車装置U1 外側の連結ドラム27の外側の
余剰空間27Aには、左方に開口する環状の第3油圧サ
ーボドラム28が固定され、ピストン29が嵌め込まれ
てブレーキB2の油圧サーボ3−2を形成する。該油圧
サーボB−2の左側のトランスミッションケース130
内側に形成されたスプライン溝30には、右方からブレ
ーキB2、一方向ブレーキ「2のアウタレース31、多
板ブレーキB3の順に装着され、その左側の固定部材1
57のセンタサポート156外周側とトルクコンバータ
200の間の環状穴にピストン32が嵌め込まれて多板
ブレーキB3の油圧サーボ3 =3を形成し、また該油
圧サーボB−3のリターンスプリング33はセンタサポ
ート156右端に装着されたフランジ板34により支持
されている。前記多板ブレーキB2の内側には、サンギ
ア軸14をインナレースとする一方向りラッチF1が設
けられ、アウタレース35が多板ブレーキB2の内周と
接続され、前記一方向クラッチF1の左側に第2遊星歯
車装置U2が装着されている。該第2遊星歯車装@U2
は、サンギア&がサンギア@14と一体に形成され、キ
ャリアP2が外側の一方向ブレーキF2のインナレース
36に連結されるとともに多板ブレーキB3と連結され
、リングギアR2が第1中間伝動軸12に連結されてい
る。
出力軸17の左側に第3遊星歯車装@U3が設けられ、
そのリングギアR3は第2中間伝動輪16の突起16A
にフランジ板37を介して結合され、キャリアP3はク
ラッチC3と連結する環状突起38を背設した出力ドラ
ム39を介して入力部である連結筒40と結合され、サ
ンギアS3はサンギア軸18に形成されている。第3遊
星歯車装置U3の左側には、右方に開口する第4油圧サ
ーボドラム41が前記固定部材159の内周部材159
Aの外周に筒状部材であるベアリングを介して回転自在
に設けられた外周部材19に固着され、その外周壁と外
周部材19の間に環状ピストン42が嵌め込まれてクラ
ッチC3の油圧サーボC−3を形成するとともに外周部
材19側にリターンスプリング43、外周壁の内側にク
ラッチC3が装着され、該クラッチC3を介してキャリ
アP3 と連結されている。第4油圧サーボドラム41
の左側に外周部材19をインナレースとする一方向ブレ
ーキF3が設けられ、その左側に外周部材19とトラン
スミッションケース130の間にブレーキB4が設けら
れ、その左側の固定部材159の内周部材159A外周
側とトランスミッションケース130の間にピストン4
4が嵌め込まれブレーキBLの油圧サーボB−4を形成
し、ブレーキB4の外周側に等間隔に設けられた溝にリ
ターンスプリング45が嵌め込まれている。外周部材1
9は第3遊星歯車装置U3のキャリアP3、出力ドラム
39およびクラッチC3の係合を介して動力の伝達を受
けて回転するよう設けられている。
トランスミッション300は、車速、スロットル開度等
車両走行条件に応じて油圧制御装置(図示しない)から
各摩擦係合装置の油圧サーボに選択的に出力する油圧に
より、各クラッチおよびブレーキの係合または解放が行
われ、前進4段の変速または後進1段の変速を行うよう
になっている。
各クラッチ、ブレーキ、一方向クラッチおよび一方向ブ
レーキの作動と達成される変速段(RANGE)の−例
を表1に示す。
表1 表1において、Eは対応するクラッチ、ブレーキが係合
していることを示し、×は対応するクラッチおよびブレ
ーキが解放していることを示す。
しは対応する一方向クラッチがエンジンドライブ状態に
おいて係合しているが、その係合はこれと並列に組込ま
れたクラッチあるいはブレーキによって動力の伝達が保
証されていることから必ずしも必要とされないこと(ロ
ック)を示す。(L)は対応する一方向クラッチがエン
ジンドライブ状態においてのみ係合し、エンジンブレー
キ状態において係合しないことを示す。ざらにfは対応
する一方向クラッチがフリーであることを示す。
トランスファ400は、前輪側と後輪側とに動力を分割
して伝達する差動装置にデュアルプラネタリギアセット
を用いた第4遊星歯車装置U4を適用し、該差動装置で
ある第4遊星歯車装置U4のロックおよび解除を行う油
圧式クラッチ機構530を備えたセンターディファレン
シャル機構500と、該センターディファレンシャル機
構500より動力の伝達を受けて駆動され、前輪を駆動
するはすば式のフロント用差動装置610を有する前輪
側動力伝達機構600と、前記センターディファレンシ
ャル機構500より動力の伝達を受け、後輪側へ回転方
向を変換して動力の伝達を行う後輪側動力伝達機構70
0とからなる。
センターディファレンシャル機構500は、トランスミ
ッション300の出力軸17の出力歯車17Aと噛合し
、出力軸17より動力の伝達を受ける駆動大歯車510
と、トランスミッションケース130の前輪側動力伝達
機構600と同軸状で右方に突出して設けられた筒状部
131の内周で円錐ころ軸受521を介して回転自在に
支持されるレフトケース522、トランスミッションケ
ース130の右方に締結して設けられたセンターディフ
ァレンシャル機構500の右方を内包するトランスファ
ケース160の内周で円錐ころ軸受523を介して回転
自在に支持されるライトケース524からなり、前記駆
動大歯車510と共にボルトで締結して設けられた内部
に前輪側動力伝達機構600のフロント用差動装置61
0を内包するセンターデフケース520と、該センター
デフケース520のライトケース524内のフロント用
差動装置610の右側側方位置に取付けられたリングギ
アRQ4、該リングギアR(14と噛合するアウターピ
ニオンギアOPΩ4、該アウターピニオンギアOPり4
と噛合するインナーピニオンギアIP(14、該インナ
ーピニオンギアIPg4と噛合するサンギア5(14、
前記アウターピニオンギア0Po4およびインナーピニ
オンギアlPo4を回転自在に支持するプラネタリキャ
リアPC4からなる第4遊星歯車装置Uムと、前記セン
ターデフケース520のライトケース524のフロント
用差動装@610の外周位置の内周に設けられた内周ス
プライン531と第4遊星歯車装置U4のプラネタリキ
ャリ/’PC4の左方にフロント用差動装置610の外
周位置とされるよう突設して設けられた環状突起532
の外周に設けられた外周スプライン533に互いに噛合
して取付けられた多板クラッチC4、該多板クラッチC
4のトランスミッション300側とされるレフトケース
522の位置に設けられた円環状穴525内に多板クラ
ッチOAを押圧すべく気密に嵌め込まれたピストン53
4、円環状穴525とピストン534との間にピストン
534を作動油の給排ににり駆動する油圧サーボC−4
、および多板クラッチC4とピストン534の間には、
多板クラッチC4側に中間部位のピストン534側に突
設した支点535aを有するクラッチ押圧板535、該
クラッチ押圧板535と内周位置がピストン534と当
接し、中間位置でクラッチ押圧板535の支点535a
と当接し、外周位置でスナップリング536に係止され
たテコ式リターンスプリング537が配設されて設けら
れた油圧式クラッチ機構530とからなる。油圧サーボ
C−4への作動油の給排制御はトランスミッション30
0の下部に設けられた図示しない油圧制御装置により行
われ、油圧制御装置から油圧サーボC−4への作動油の
供給手段は、油圧サーボC−4が多板クラッチC4より
トランスミッション300側で筒状部131の外周位置
に設けられ、油圧制御装置からトランスミッションケー
ス130内の図示しない油路、トランスミッションケー
ス130の図示しない油路から筒状部131内に設けら
れた油路538、該油路538と筒状部131の外周と
が連通ずる筒状部131に設けられた油路539、該油
路539と油圧サーボC−4とが連通するレフトケース
522に設けられた油路540を通じて行われ、油圧サ
ーボC−4に作動油の供給を行うことにより、多板クラ
ッチC4が係合し、トランスミッション300の出力軸
17の出力が駆動大歯車510、センターデフケース5
20および多板クラッチC4を介して環状突起532に
伝達されてセンターデフケース520に取付けられたリ
ングギアRo4とプラネタリキャリアPC4を同回転に
し、差動装置である第4遊星歯車装置U4をロックする
。油圧サーボC−4の作動油を排出することにより多板
クラッチC4の係合が解放されて、ライトケース524
に伝達された動力は第4遊星歯車装置Uムのリングギア
R(14に伝達され、リンクギアRg4に伝達された動
力はインナービニオンギアIPg4およびアウターピニ
オンギア0Pa4を介してサンギアSg4およびプラネ
タリキャリアPctに分割して伝達される。
前記油圧制御装置の油圧サーボC−4の作動油の給排は
、運転者の任意切換および車両走行状態に適応して図示
しない電子制御装置により作動するよう設けられている
前輪側動力伝達機構600は、レフトデフケース612
およびセンターディファレンシャルll椛500の第4
遊星歯車装置U4のサンギア5(14と一体に設けられ
たライトデフケース613とがボルトにより締結して設
けられたフロントデフケース611、該フロントデフケ
ース611に支持されたディファレンシャルピニオンシ
ャフト614、該ディファレンシャルピニオンシャフト
614に回転自在に支持されたディファレンシャルピニ
オン615、該ディファレンシャルピニオン615と左
方で噛合するディファレンシャルレフトサイドギア61
6、前記ディファレンシャルピニオン615と右方で噛
合するデイファレンシャルライトサイドギア617から
なるフロント用差動装置610を有し、ディファレンシ
ャルレフトサイドギア616の内周に前左輪を駆動する
前左輪推進軸601をスプライン嵌合し、ディファレン
シャルライトサイドギア617の内周に前右輪を駆動す
る前右輪推進軸602をスプライン嵌合してなり、サン
ギアSg4に伝達された動力はフロント用差動装置61
0の作動により前左輪推進軸601と前右輪推進軸60
2に動力を分割して伝達する。
後輪側動力伝達機構700は、内部に前輪側動力伝達機
構600の前右輪推進軸602を有し、外周左端が回転
自在に支持される第4遊星歯車装@Uムのプラネタリキ
ャリアPC4の内周右端とスプライン連結された大歯車
軸701、該犬歯車軸701の右方側の外周にスプライ
ン嵌合して設けられた大歯車702、該大歯車702と
噛合し、動力を後輪側へ伝達するスリーブヨーク703
を後方外周にスプライン連結した後車輪推進軸704と
一体に設けられた小歯車705からなり、大歯車軸70
1は、中間部がトランスファケース160の右方に締結
された大歯車ケース170の内周と円錐ころ軸受706
、右方側が大歯車ケース170の右方に締結された前右
輪推進軸602をボールベアリング603を介して回転
自在に支持する推進軸支持ケース180の前右輪推進軸
602と同軸状に設けられた左方に突出する筒状ボス部
181の内周の円錐ころ軸受707および大歯車702
を介して回転自在に支持され、後車輪推進軸704は、
大歯車ケース170の後部に締結された小歯車ケース1
90の内周と円錐ころ軸受708.709を介して回転
自在に支持されている。これによりプラネタリキャリア
PC4に伝達された動力は、大歯車軸101、大歯車7
02、小歯車705、後車輪推進軸704およびスリー
ブヨーク703を介して後方駆動輪側に伝達される。
上記の如く多板クラッチを差動装置の外周位置に設ける
ことにより多板クラッチの摩擦面積が大きくされるため
クラッチ容量を大きくでき、大排気間車への適用に好適
である。また多板クラッチを差動装置の外周位置に設け
ることによりトランスファの軸方向寸法を短くすること
ができる。センターディファレンシャル機構の差動装置
にデュアルプラネタリギアセットを用いることにより、
前輪側動力伝達機構と後輪側動力伝達機構とにトルク比
を均等に配分することかできる。油圧式摩擦クラッチを
センターデフケースの内部に配設するためトランスファ
をコンパクトに設計でき、車両搭載性が向上する。油圧
式摩擦クラッチの油圧室(油圧サーボ)を摩擦係合部材
(多板クラッチ)の油圧制御装置側に設けることにより
作動油給排用の油路を短くすることができるため、作動
油供給手段をシンプル化することができる。摩擦係合手
段にテコ式リターンスプリングを用いることにより、小
さなスペースで大きな係合トルク容量を得ることができ
る。
第3図は本発明の第2実施例を示す自動変速機のトラン
スファの断面図である。
本実施例のトランスファ400Aは、前記実施例同様前
輪側と後輪側とに動力を分割して伝達する差動装置にデ
ュアルプラネタリギアセットを用いた第4遊星歯車装置
UiAを適用し、該差動装置である第4遊星歯車装置L
JtAのロックおよび解除を行う油圧式クラッチ機構5
30Aを備えたセンターディファレンシャル機1500
Aと、該センターディファレンシャル機構500八より
動力の伝達を受けて駆動され、前輪を駆動するはすば式
のフロント用差動装置610Aを有する前輪側動力伝達
機構600Aと、前記センターディファレンシャル機構
500Aより動力の伝達を受け、後輪側へ回転方向を変
換して動ノコの伝達を行う後輪倒動ノJ伝達機構700
Aとからなる。
センターディファレンシャル機構500Aは、トランス
ミッション300の出力軸17の出力歯車17Aど噛合
し、出力fN117より動力の伝達を受ける駆動大歯車
510Aと、トランスミッションケース130の前輪側
動力伝達機構600Aと同軸状で右方に突出して設けら
れた筒状部131の内周で円錐ころ軸受521八を介し
て回転自在に支持されるレフトケース522A、トラン
スミッションケース130の右方に締結して設けられた
センターディファレンシャル機構500^の右方を内包
するトランスファケース160^の内周で円錐ころ軸受
523Aを介して回転自在に支持されるライトケース5
24Aからなり、前記駆動大歯車510Aと共にボルト
で締結して設けられた内部に前輪側動力伝達機構600
Aのフロント用差動装置610Aを内包するセンターデ
フケース52oAと、該センターデフケース520Aの
ライトケース524A内のフロント用差動装置610A
の右側側方位置に取付けられたリングギアR(14A1
該リングギアR1)4Aと噛合するアウタービニオンギ
アOPg4A、該アウタービニオンギアOP!114A
と噛合するインナービニオンギアIP(14A、該イン
ナービニオンギアlPI34Aと噛合するサンギア5g
4A、前記アウターピニオンギア0P(14Aおよびイ
ンナービニオンギアIPg4Aを回転自在に支持するプ
ラネタリキャリアPC4Aからなる第4遊星歯車装置U
zAと、前記センターデフケース520Aのライトケー
ス524へのフロント用差動装置610Aの外周位置の
内周に設けられた内周スプライン531Aと第4遊星歯
車装置LJ4へのプラネタリキャリアPC4^と連結さ
れたフロント用差動装置610Aのフロントデフケース
611Aのライトデフケース613Aの外周に設けられ
た環状突起532Aを含む外周に設けられた外周スプラ
イン533Aに互いに噛合して取付けられた多板クラッ
チC4A、該多板クラッチ04Aのトランスミッション
300側とされるレフトケース522Aの位置に設けら
れた円環状穴525A内に多板クラッチC4Aを押圧す
べく気密に嵌め込まれたピストン534A、円環状穴5
25Aとピストン534^との閤にピストン534^を
作動油の給排により駆動する油圧サーボC−4A、およ
び多板クラッチCiAとピストン534Aの間には、多
板クラッチC4A側に中間部位のピストン534A側に
突設した支点535aAを有するクラッチ押圧板535
八、該クラッチ押圧板535Aと内周位置がピストン5
34八と当接し、中間位置でクラッチ押圧板535Aの
支点535aA・と当接し、外周位置でスナップリング
536Aに係止されたテコ式リターンスプリング537
Aが配設されて設けられた油圧式クラッチ機構530八
とからなる。油圧サーボC−4Aへの作動油の給排制御
はトランスミッション300の下部に設けられた図示し
ない油圧制御装置により行われ、油圧制御装置から油圧
サーボC−4Aへの作動油の供給手段は、油圧サーボC
−4Aが多板クラッチCtAよりトランスミッション3
00側で筒状部131の外周位置に設けられ、油圧制御
装置からトランスミッションケース130内の図示しな
い油路、トランスミッションケース130の図示しない
油路から筒状部131内に設けられた油路538A、該
油路538Aと筒状部131の外周とが連通する筒状部
131に設けられた油路539A、該油路539Aと油
圧サーボC−4Aとが連通するレフトケース522Aに
設けられた油路540Aを通じて行われ、油圧サーボC
−4Aに作動油の供給を行うことにより、多板クラッチ
04Aが係合し、センターデフケース520Aのライト
ケース524八内に取付けられたリングギアRg4Aと
、該リングギアR(14Aと噛合するアウタービニオン
ギアOPg4A、該アウタービニオンギアOPg4Aと
噛合するインナービニオンギアIP(J4Aを回転自在
に支持するプラネタリキャリアPC4Aとが同回転とな
り、差動装置である第4遊星歯車装置LI4Aをロック
する。油圧サーボC−4Aの作動油を排出することによ
り多板クラッチC4Aの係合が解放されて、センターデ
フケース520Aのライトケース524Aに伝達された
動力はリングギアRa4Aに伝達され、リングギアR(
14Aに伝達された動力はインナービニオンギアIP(
J4AおよびアウターピニオンギアQpg4Aを介して
プラネタリキャリアPC4AおよびサンギアS !11
4Aに分割して伝達される。
前輪側動力伝達機構600Aは、センターディファレン
シャル機構500Aの第4遊星歯車装置U4Aのプラネ
タリキャリアPC4Aに連結して設けられたレフトデフ
ケース612Aおよびライトデフケース613Aとがボ
ルトにより締結して設けられたフロントデフケース61
1A、該フロントデフケース611Aに支持されたディ
ファレンシャルピニオンシャフト614A。
該ディファレンシャルピニオンシャフト614Aに回転
自在に支持されたディファレンシャルピニオン615A
、該ディファレンシャルピニオン615Aと左方で噛合
するディファレンシャルレフトサイドギア616A、前
記ディファレンシャルピニオン615Aと右方で噛合す
るディファレンシャルライトサイドギア617Aからな
るフロント用差動装jii610Aを有し、ディファレ
ンシャルレフトサイドギア616Aの内周に前左輪を駆
動する前左輪推進軸601Aをスプライン嵌合し、ディ
ファレンシャルライトサイドギア617Aの内周に前右
輪を駆動する前右輪推進軸602Aをスプライン嵌合し
てなり、プラネタリキャリアPC4Aおよびライトデフ
ケース613Aに伝達された動力はフロント用差動装置
610Aの作動により前左輪推進軸601Aと前右輪推
進軸602Aに動力を分割して伝達する。
後輪側動力伝達機構700Aは、内部に前輪側動力伝達
機構600Aの前右輪推進軸602Aを有し、外周左端
が第4遊星歯車装置U4Aのサンギア3 g4Aを回転
自在に支持するサンギア軸550Aの外周右端とスプラ
イン連結された大歯車軸701^、該犬歯車軸701A
の右方側の外周にスプライン嵌合して設けられた大歯車
702A、該大歯車102Aと噛合し、動力を後輪側へ
伝達するスリーブヨーク703Aを後方外周にスプライ
ン連結した後車輪推進軸704Aと一体に設けられた小
歯車705Aからなり、大歯車軸701Aは、中間部が
トランスファケース160Aの右方に締結された大歯車
ケース170Aの内周と円錐ころ軸受706A。
右方側が大歯車ケース170Aの右方に締結された前右
輪推進軸602Aをボールベアリング603Aを介して
回転自在に支持する推進軸支持ケース180^の前右輪
推進軸602Aと同軸状に設けられた左方に突出する筒
状ボス部181Aの内周の円錐ころ軸受707Aおよび
大歯車ro2Aを介して回転自在に支持され、後車輪推
進軸704Aは、大歯車ケース110Aの後部に締結さ
れた小歯車ケース190Aの内周と円錐ころ軸受708
A、 709Aを介して回転自在に支持されている。こ
れにより第4遊星歯車装置ULAのサンギア5p4Aに
伝達された動力は、サンギア軸550A、大歯車軸70
1A、大歯車702A、小歯車705A、後車輪推進軸
704Aおよびスリーブヨーク703Aを介して後方駆
動輪側に伝達される。
第4図は本発明の第3実施例を示す自動変速機のトラン
スファの断面図である。
本実施例のトランスファ400Bは、前輪側と後輪側と
に動力を分割して伝達する差動装置にシングルタイプの
プラネタリギアセットである第4遊星歯車装置ULBを
適用したセンターディファレンシャル機構500Bと、
該センターディファレンシャル機構500Bの該差動装
置である第4遊星歯車装置U4Bのロックおよび解除を
行うセンターディファレンシャル機構500Bと別体に
設けられた油圧式クラッチ機構450Bと、前記センタ
ーディファレンシャル機構500Bより動力の伝達を受
けて駆動され、前輪を駆動するはすば式のフロント用差
動装置610Bを有する前輪側動力伝達機構600Bと
、前記センターディファレンシャル機構500Bより動
力の伝達を受け、後輪側へ回転方向を変換して動力の伝
達を行う後輪側動力伝達機構1008とからなる。
油圧式クラッチ機構450Bは、センターディファレン
シャル機構500Bに動力の伝達を行なうとともに内部
に前輪側動力伝達機構600Bのフロント用差動装@6
10Bを配設し、トランスミッションケース130の前
輪側動力伝達機構600Bと同軸状で右方に突出する筒
状部131の内周で円錐ころ軸受461Bを介して回転
自在に支持されるレフトケース462Bと、トランスミ
ッションケース130の右方に締結して設けられた油圧
式クラッチ機構450Bの右方を内包するトランスファ
ーケース160Bの内周で円錐ころ軸受463Bを介し
て回転自在に支持されるライトケース464Bとからな
り、トランスミッション300の出力軸17の出力歯車
17Aと噛合してトランスミッション300より動力の
伝達を受ける駆動大歯車510Bとともにボルトで締結
して設けられた差動装置ケース460B、該差動装置ケ
ース4608のライトケース464Bのフロント用差動
装置610Bのトランスミッション300側の側方位置
の内周に設けられた外周スプライン451Bとフロント
用差動装置610Bのフロントデフケース611Bのレ
フトデース612Bの外周に設けられた外周スプライン
452Bに互いに噛合して取付けられた多板クラッチ0
4B、該多板クラッチC<9のトランスミッション30
0側とされるレフトケース462Bの位置に設けられた
円環状穴465B内に多板クラッチCABを押圧するべ
り機密に嵌め込まれたピストン453B、円環状穴46
5Bとピストン4535との間にピストン4538を作
動油の給排により駆動する油圧サーボC−4B、および
多板クラッチCABとピストン453Bの間には、多板
クラッチCjB側の中間部位でピストン4538側に突
設した支点454aBを有するクラッチ押圧板454B
、該クラッチ押圧板454Bと内周位置がピストン45
3Bと当接し、中間部でクラッチ押圧板454Bの支点
454aBと当接し、外周位置でレフトケース462B
とライトケース464Bの接合部の内周に設けられた外
周溝455Bに係止されたテコ式しターンスプリング4
56Bが配設されて設けられてなる。油圧サーボC−4
Bへの作動油の給排制御はトランスミッション300の
下部に設りられた図示しない油圧制御装置により行われ
、油圧制御装置から油圧サーボC−4Bへの作動油の供
給手段は、油圧サーボC−4Bが多板クラッチC4Bよ
りトランスミッション300側で筒状部131の右側側
部に設けられ、油圧制御装置からトランスミッションケ
ース130内の図示しない油路、トランスミッションケ
ース130の図示しない油路から筒状部131内に設け
られた油路471B、該油路471Bと筒状部131の
外周とが連通する筒状部131に設けられた油路472
B、該油路412Bと油圧サーボC−4Bとが連通ずる
レフトケース522Bに設けられた油路473Bを通じ
て行われる。
センターディファレンシャル機構500Bは、左方側が
トランスファケース160Bの右方に締結された大歯車
ケース170Bの内周と円錐ころ軸受706Bを介して
回転自在に支持され、右方内部に第4遊星歯車装置UL
Bの左方側を内包するレフトケース522B、および右
方側が、大歯車ケース170Bの右方に締結され、前右
輪推進軸602Bをボールベアリング603Bを介して
回転自在に支持する推進軸支持ケース180Bの内周と
円錐ころ軸受707Bを介して回転自在に支持され、左
方内部に第4遊星歯車装置UrBの右方側を内包するラ
イトケース524Bからなり、後輪側動力伝達機構70
0Bの大歯車702Bおよび第4遊星歯車装置UzBの
リングギアR(14Bとともにボルトにより締結された
センターデフケース520Bと、該センターデフケース
520Bに取付けられたリングギアR(14Bと噛合す
るピニオンギアPa4B 、該ピニオンギアp g4B
と噛合するサンギア5g4B、前記ピニオンギアP C
148を回転自在に支持するプラネタリキャリアPC4
Bからなる第4遊星歯車装置ULBとからなる。プラネ
タリキャリアPC4Bはピニオンギアp g4Bを回転
自在とするピニオンシャフト561Bと、該ピニオンシ
ャフト561Bを支持するシャフト支持部材562Bと
からなり、該シャフト支持部材562Bは左方に延長し
て設けられ、差動装置ケース460Bの右端内周とスプ
ライン連結して設けられている。サンギア3 (14B
はフロント用差動装置610Bのフロントデフケース6
11Bのライトケース61邦の右端内周とスプライン連
結するサンギア軸570Bと一体的に設けられている。
油圧式クラッチ機構450Bの油圧サーボC−4Bに作
動油の供給を行うことにより、多板クラッチ04Bが係
合し、差動装置ケース460Bとフロントデフケース6
11Bが同一回転とされる。これによりシャフト支持部
材562Bおよびサンギア軸570Bを介してプラネタ
リキャリアPC4Bとサンギア3 (J4Bとが同回転
とされ、差動装置である第4遊星歯車装置UaBをロッ
クする。油圧サーボC−4Bの作動油を排出することに
より多板クラッチ04Bの係合が解放されて、差動装置
ケース460Bに伝達された動力はシャフト支持部材5
62Bを介して第4遊星歯車装置UzBのプラネタリキ
ャリアPC4Bに伝達され、プラネタリキャリアPC4
Bに伝達された動力はピニオンギアP !1148を介
してサンギア3 g4BおよびリングギアR(74Bに
分割して伝達される。
前輪側動力伝達機構6008は、油圧式クラッチ機構4
50B内部に設けられたレフトデフケース612Bおよ
びライトデフケース613Bとがボルトにより締結して
設けられたフロントデフケース611B、該フロントデ
フケース6118に支持されたディファレンシャルピニ
オンシャフト614B、該ディファレンシャルピニオン
シャフト614Bに回転自在に支持されたディファレン
シャルピニオン615B、該ディファレンシャルビニオ
ン615Bと左方で噛合するディファレンシャルレフト
サイドギア616B、前記ディファレンシャルビニオン
615Bと右方で噛合するディファレンシャルライトサ
イドギア617Bからなるフロント用差動装置6108
を有し、ディファレンシャルレフトサイドギア616B
の内周に前左輪を駆動する前左輪推進軸601Bをスプ
ライン嵌合し、ディファレンシャルライトサイドギア6
17Bの内周に前右輪を駆動する前右輪推進軸602B
をスプライン嵌合してなり、フロントデフケース611
Bに伝達される動力はフロント用差動装置610Bの作
動により前左輪推進軸6018と前右輪推進軸602B
に動力を分割して伝達する。
後輪側動力伝達機構700Bは、センターディファレン
シャル機構500Bのセンターデフケース520Bの外
周に締結された大歯車702B、該大歯車702Bと噛
合し、動力を後輪側へ伝達するスリーブヨーク703B
を後方外周にスプライン連結した後車輪推進軸704B
と一体に設けられた小歯車705Bからなり、後車輪推
進軸704Bは、大歯車ケース170Bの後部に締結さ
れた小歯車ケース190Bの内周と円錐ころ軸受708
B、 709Bを介して回転自在に支持されている。
これによりリングギアRa4Bに伝達された動力は、セ
ンターデフケース520B、大歯車702B、小歯車7
05B1後車輪推進軸704Bおよびスリーブヨーク7
03Bを介して後方駆動輪側に伝達される。
上記の如く多板クラッチを差動装置の側方位置に設ける
ことにより、トランスミッションの出力軸およびエンジ
ンの出力軸と差動装置の出力軸との軸間距離を小さくで
きるとともに、センターディフルンシャルの差動機構と
される遊星歯車装置のキャリアを動力の入力部材とし、
サンギアを前記前輪側動力伝達機構への出力部材、リン
グギアを前記後輪側動力伝達機構への出力部材とするこ
とにより駆動系を単純化できるためトランスファをより
コンパクト化でき、車両搭載性を向上することができる
上記実施例はトランスミッションに遊星歯車装置を用い
た自動変速機構を適用した例を示したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、他に手動変速機構、■ベル
ト式無段変速機構など他の変速機構を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第1実施例を示す横置エ
ンジン車に搭載される自動変速機の断面図、第3図は本
発明の第2実施例を示すトランスファの断面図、第4図
は本発明の第3実施例を示すトランスファの断面図であ
る。 図中 1・・・クランク軸 11・・・入力軸 17・
・・出力軸 300・・・トランスミッション 400
.400A、 400B・・・トランスファ 450.
530.530A・・・油圧式クラッチ機構 460・
・・差動装置ケース 500.500A、500B・・
・センターディファレンシャル機構 520.52OA
、 520B・・・センターデフケース 600.60
0A。 600B・・・前輪側動力伝達機構 610.610A
、 610B・・・フロント用差動装置 700.70
0A、 700B・・・後輪側動力伝達機構

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)出力軸が車体横方向に伸びるよう配設されたエンジ
    ンと、該エンジンの出力軸に駆動連結された入力軸、該
    入力軸に変速機構を介して駆動連結され、車体横方向に
    延びるよう配設された出力軸を有するトランスミッショ
    ンと、該トランスミッションの出力軸に駆動連結され、
    前輪側動力伝達機構および後輪側動力伝達機構に動力を
    分割して伝達するセンターディファレンシャルとを備え
    た4輪駆動車において、 前記センターディファレンシャルは、該センターディフ
    ァレンシャルの差動機構のロックおよび解除を行う油圧
    式摩擦クラッチ機構を備えたことを特徴とする4輪駆動
    車。 2)前記油圧式摩擦クラッチ機構は、前記センターディ
    ファレンシャルのセンターデフケース内に設けられたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の4輪駆動車
    。 3)前記センターデフケースは、内部に前輪または後輪
    の一方の側の差動装置を備えることを特徴とする特許請
    求の範囲第2項記載の4輪駆動車。 4)前記油圧式摩擦クラッチ機構は、前記差動装置の外
    周位置に配設されたことを特徴とする特許請求の範囲第
    2項または第3項記載の4輪駆動車。 5)前記油圧式摩擦クラッチ機構は、該油圧式摩擦クラ
    ッチ機構の油圧室を、該油圧室に作動油の給排を行う油
    圧制御装置側に配設したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の4輪駆動車。 6)前記油圧式摩擦クラッチ機構の摩擦係合部材の押圧
    手段は、前記油圧式摩擦クラッチ機構の油圧室に駆動さ
    れるピストン、および該ピストンにより駆動され、前記
    摩擦係合部材を押圧するテコ式リターンスプリングから
    なることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の4輪
    駆動車。 7)前記油圧式摩擦クラッチ機構は、前輪または後輪の
    一方の側の差動装置を内包する差動装置ケース内に設け
    られたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の4
    輪駆動車。 8)前記油圧式摩擦クラッチ機構は、前記差動装置の側
    方位置に配設されたことを特徴とする特許請求の範囲第
    7項記載の4輪駆動車。 9)前記センターディファレンシャルは、前記差動装置
    ケースより動力伝達を受け、前輪または後輪に動力の伝
    達方向を行うべく、回転方向を垂直に変換する動力変換
    歯車の入力歯車内部に設けられたことを特徴とする特許
    請求の範囲第8項記載の4輪駆動車。 10)前記センターディファレンシャルの差動機構は、
    遊星歯車機構を用いたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の4輪駆動車。 11)前記遊星歯車機構は、デュアルプラネタリギアセ
    ットを用いたことを特徴とする特許請求の範囲第10項
    記載の4輪駆動車。 12)前記遊星歯車機構よりなる前記センターディファ
    レンシャルの差動機構は、キャリアを動力の入力部材と
    し、サンギアを前記前輪側動力伝達機構への出力部材、
    リングギアを前記後輪側動力伝達機構への出力部材とし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の4輪
    駆動車。
JP59275825A 1984-12-27 1984-12-27 4輪駆動車 Pending JPS61155028A (ja)

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