JPS61151794A - 紙葉類鑑別装置におけるセキユリテイスレツドの検知方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紙葉類（紙幣および有価証券等＞ｔＳ別装置に
おけるセキュリティスレッドの検知方法に関し、特に紙
葉類の搬送方向に対しセキュリティスレッドが平行であ
る場合の検知方法に関する。

〔従来の技術〕

近年、印刷物の複写技術が高度に卒り、複写されたもの
と真正のものとの判別が極めて困難になってきた。そこ
で、最近の紙幣、有価証券等には用紙の、中にセキュリ
ティスレッドを入れたものが、多くなってきた。セキュ
リティスレッドは第７図に示されるように、紙幣１１等
の一部にアルミニウムまたはプラスチック等の薄板をは
さみ込むことによって得られる（第７図下方の円に囲ま
れた部分拡大図参照）、セキュリティスレッド１２を構
成するプラスチック製スレッドおよびアルミ・ニウム箔
製スレッド、および紙幣１１の光の波長に対する透過率
が第８図に示される０図中曲線８１はプラスチック製ス
レッド、曲線８３は紙幣、直線８２はアルミニウムスレ
ッドの透過率をそれぞれ示す、この特性図によれば、プ
ラスチック製スレッドは波長５．５〜６マイクロメード
ルの赤外域で紙幣により透過率が小さい箇所があり、識
別可能となるのでセキュリティスレッド１２の検出に赤
外線が用いられる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来のセキュリティスレッドの検知方法
は、固定された赤外線光源からセキュリティスレッドを
含む紙幣を照射して、その透過光を検知器において受け
ることによって行うため、第９図に例示するように、紙
幣１１の搬送方向（矢印１５で表示）がセキュリティス
レッド１２に対して直角方向であれば問題はないが、搬
送方向とセキュリティスレッド１２の長手方向が平行で
ある場合には、長手方向が搬送路の幅に対して短かい紙
幣の場合検知器９１が必ずしもセキュリティスレッド１
２の透過光を受けることができるとは限らず、検知器９
１においてセキュリティスレッド１２の検出ができない
場合があった０本発明は紙葉の搬送方向とセキュリティ
スレッドの長手方向が平行である場合のセキュリティス
レッドの検知方法における問題点を解決しようとするも
のである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記問題点を改善する方法を提供するもので
、その手段は、紙葉類の搬送部、真偽判定部、および金
種判定部を具備し、搬送方向に対して平行なセキュリテ
ィスレッドを有する紙葉類の鑑別を行う紙葉類鑑別装置
において、該真偽判定部に含まれる赤外線光源からの光
ビームを該セキュリティスレッドに対してほぼ直角方向
に走査して照射し、紙葉類のセキュリティスレッド部か
らの透過光を該真偽判定部に含まれる赤外線検知器によ
り受光し、該赤外線検知器からの該透過光の２値化され
た電気信号出力が一定間隔で連続的に一定個数発生する
ことを検出し、セキュリティスレッドの検知を行うよう
にした、紙葉類鑑別装置におけるセキュリティスレッド
の検知方法によってなされる。

〔作　用〕

本発明の方法によって、赤外線ビームをセキュリティス
レッドに対してほぼ直角方向に走査してセキュリティス
レッド部分を照射して、その透過光を検知器で受光し、
電気信号に変換すれば、はぼ規則正しい信号出力が得ら
れ、その規則に従って出力が得られることを検出すれば
セキュリティスレッドの検知を行うことができる。赤外
線ビームは或幅をもって走査するためのセキュリティス
レッド部分を必ず照射することができ、赤外線検知器は
走査幅にわたって検知できるようになっているのでセキ
ュリティスレッドを確実に検知できる。

〔実施例〕

本発明の一実施例としての紙葉類鑑別装置におけるセキ
ュリティスレッドの検知方法を行う装置の構成が第１図
、第２図、および第３図を参照して説明される。

第１図に示されるように本装置は紙幣１１にはさみ込ま
れたセキュリティスレッド１２の部分を矢印１３のよう
に赤外線光源を走査して照射する。

紙幣１１に対して光源と反対側には走査された光源から
の透過光を受けるように赤外線検知器１４が配置される
。矢印１５は紙幣１１の搬送方向を指示する。

第２図には本装置の光学系が示される。赤外線光源２３
からの光はレンズ系２２でビーム径を細く収束されて、
ガルバノミラ−２１に照射される。

ガルバノミラ−２１は電源が供給されると振動して、光
ビームの反射方向を変え、光ビームをセキュリティスレ
ッド１２の長手方向に対し直角方向に走査する。走査さ
れた光ビームは紙幣１１のセキエリティスレッド部を通
過して赤外線検知器１４で検知され、電気信号に変換さ
れ信号処理系へ送られる。赤外線検知器１４は走査ビー
ムが常時検知できるよう長方形の検知窓を有する。

第３図には、光ビームの走査軌跡３１が示される。光ビ
ームの走査によって、光ビームのセキュリティスレッド
１２の通過点ａ　”−ｃの通過時間ｔ１とｃ　”−ｅの
通過時間ｔ２が交互に繰り返される。

第４図に、赤外線検知器１４の出力波形が示される。本
図においては、時間が横軸に、検知器出力が縦軸に表示
される。出力信号はスライスレベルＳＬにより２値化さ
れる。記号ａ　ｗ　ｈは第３図のそれに対応する。波形
における曲線４１の部分は紙幣印刷部分に対応し、曲線
４２の部分はスレッド部に対応する。

第５図に信号処理系のブロック回路図が示される。検知
出力信号（ＤＥＴ）は増幅器（Ａ）５１を通って増幅さ
れ、コンパレータ（ＣＯＭＰ）　５２で２値化される。

コンパレータ５２の出力信号は、インタバルｔｌ用信号
検出回路（ｔｔ　ＤＥＴ）　５３とインタバル化２用信
号検出回路（ｔ２　ＤＥＴ）　５４に入力される。検出
回路５３および検出回路５４における波形処理は第６図
の波形図におけるｔ１用検出回路およびｔ２用検出回路
と左端に記載された波形に示されるように行われる。す
なわち、セキュリティスレッド１２を左から右へ、光ビ
ームが横切る時得られる信号をスレッド信号６１とし右
から左へ横切る時得られる信号をスレッド信号６２とす
ると、検出回路５３においてはスレッド信号６２からＬ
ｇｌだけ遅れた所定のパルス幅Ｗｌのウィンドウ信号を
作成し、この信号により波形整形されたスレッド信号６
１をゲートする。検出回路５４においても同様にスレッ
ド信号６１からｔｇ２だけ遅れた所定のパルス幅Ｗ２の
ウィンドウ信号を作成し、この信号により波形整形され
たスレッド信号６２をゲートする。時間ｔｇｌをスレッ
ド信号６２からスレッド信号６１の間の時間にほぼ等し
いように設定し、パルス幅ｗ１を波形整形されたパルス
のパルス幅よりやや大きくしておけば、スレッド信号６
１を常に検知し、かつ紙幣の汚れ等による雑音信号６３
の影響を除去できる。

検出回路５４についても同様にしてスレッド信号６２に
対応する検知回路出力が得られる。

検出回路５３および５４の出力信号をそぞれカウンタ（
ＣＴ）５５および５６で計数すれば、１枚の紙幣１１に
ついて、光ビームがセキュリティスレッドを左から右へ
横切る回数と、右から左へ横切る回数が求められる。こ
の回数は紙幣および搬送速度、走査速度によって、はぼ
一定の値を示すから、比較回路（ＣＯＭＰ　ＣＣＴ）　
５７および５８において或定められた値（ＣＶ）と比較
し、許容値内に入っていれば、セキュリティスレッドの
検知が確実となる。一致回路（ＣＣ）５９は、比較回路
５７および５８のいずれにおいても咳針数値が許容値内
である時、セキュリティスレッドの検知が完了したとす
る信号（ＴＢＳ）を出力する。本回路においては、信号
パルスの連続性を検出しているため、汚れ等の透過率の
極めて低い部分による誤判定がない。

〔発明の効果〕

本発明によれば、紙葉類の搬送方向と平行なセキュリテ
ィスレッドを確実に検知することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としての紙葉類鑑別装置にお
けるセキュリティスレッドの検知方法を行う装置の構成
を示す図、第２図は第１図の装置の光学系を示す図、第
３図は第１図の装置の光ビームによる走査の軌跡を説明
する図、第４図は第１図の装置における赤外線検知器の
出力波形を示す波形図、第５図は第１図の装置の信号処
理系のブロック回路図、第６図は第５図の回路における
　□波形図、第７図は本発明の背景技術を説明する図、
第８図は本発明の背景技術としての光の波長と紙葉類、
セキュリティスレッドの透過率の関係を示す特性図、お
よび第９図は従来方法を説明する図である。 １１・・・紙幣、　１２・・・セキュリティスレッド、
１４・・・赤外線検知器、　２１・・・ガルバノミラ−
１２２・・・レンズ系、　　　２３・・・赤外線光源、
５１・・・増幅器、　　　　　５２・・・コンパレータ
、５３・・・インタバルｔｌ用信号検出回路、５４・・
・インタバル化２用信号検出回路、５５　、５６・・・
カウンタ、　　５７　、５Ｂ・・・比較回路、５９・・
・一致回路、　　　９１・・・赤外線検知器。 第１図 第２図 信号処理系 第３図 第４図 検 知 第５図 第６図 第７図 第８図 ２３４５６７波長（ｐｍ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙葉類の搬送部、真偽判定部、および金種判定部を具備
   し、搬送方向に対して平行なセキュリティスレッドを有
   する紙葉類の鑑別を行う紙葉類鑑別装置において、該真
   偽判定部に含まれる赤外線光源からの光ビームを該セキ
   ュリティスレッドに対してほぼ直角方向に走査して照射
   し、紙葉類のセキュリティスレッド部からの透過光を該
   真偽判定部に含まれる赤外線検知器により受光し、該赤
   外線検知器からの該透過光の２値化された電気信号出力
   が一定間隔で連続的に一定個数発生することを検出し、
   セキュリティスレッドの検知を行うようにした、紙葉類
   鑑別装置におけるセキュリティスレッドの検知方法。