JPS6111800A - 残差励振型ボコ−ダ - Google Patents

残差励振型ボコ−ダ

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JPS6111800A
JPS6111800A JP59132385A JP13238584A JPS6111800A JP S6111800 A JPS6111800 A JP S6111800A JP 59132385 A JP59132385 A JP 59132385A JP 13238584 A JP13238584 A JP 13238584A JP S6111800 A JPS6111800 A JP S6111800A
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哲 田口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は残差励振型ボコーダ、特にスペクトル包絡情報
をパタンマツチング手段にょシ伝送する手段と残差波形
の高域周波数成分を分析側で再生する手段とを備えた残
差励振型ボコーダに関する。
〔従来技術〕
入力音声信号をL P C(Linear Predi
ctionCoefficient、線形予測係数)分
析して得られるLPC係数とともに波形情報としての残
差波形のうち予め設定する領域の低域周波数成分に関す
る情報を分析側から合成側に伝送し、合成側では入力し
た低域周波数成分を利用して復元した高域周波数成分と
ともに残差波形を合成し、これとLPC係数とによって
合成フィルタを動作せしめて高品質の入力音声信号の再
生を行なう残差励振型ボコーダはRELP (Re5i
dual Exciting LinearPredi
ction vocoder )の略称によってもよく
知られている。
このf(、ELPは、LPC係数とともに、モデル化し
た残差波形を分析側から合成側に送出する従来の一般的
なボコーダに比して、残差波形の1部の低域周波数成分
をモデル化を介することなく分析側から合成側に送出す
るという形式で波形の一部伝送を行なっている点で基本
的に再生音質が優れてお’) 、4.8 K b / 
s  (キロピット7秒)程度の従来タイプのボコーダ
の伝送ビットレート帯域でも高品質の再生音が得られる
C0DEC(C0derD ’E Corder )と
して近時多用されつつある。
しかしながら、従来のこの種のHELPにあっては、分
析側から合成側に供給する残差波形情報は利用可能なデ
ータビットレートの関係から予め設定する周波数領域の
低周波成分に限定されておシ、高周波成分はこの低周波
成分を合成側で非線形回路に印加してその高調波成分と
して得られるものを位相情報は無視して単純加算するの
が基本的手法となっておシ、位相の再現性が得られない
ため再生音声の波形が入力音声信号と異なったいわゆる
RELP音と言われる再生歪が発生する欠点があること
はよく知られている。
このようなR,ELP音を改善するために分析側に高域
周波数再生手段を設けた残差励振型ボコーダが近時利用
されつつある。これは合成側で残差波形を再生するため
に使用されるトランスバーサル型の高域再生フィルタの
タップ係数を分析側で推定したうえ合成側に供給するも
のであシ、合成側で使用する高域再生フィルタと同じ構
成のトランスバーサルフィルタを対象とし、低域周波数
と合成すべき高域周波数に対する位相条件を含むインパ
ルスレスポンス特性の設定すなわちタップ係数の設定を
実施したうえ、これを合成側に供給するものである。
しかしながら、従来のこの種の残差励振型ボコーダにお
いては、合成側で発生する高周波成分は分析側から供給
を受けた低周波成分を非線形回路に印加することによっ
て生成される高調渡分を利用しているため所望の高周波
再生が得難いことがしばしば発生するという欠点がある
又、従来のこの種の残差励振型ボコーダにおいてはLP
C係数を直接的に量子化して伝送しているために、残差
波形に中外な情報量を割尚てることが困難となシ、高音
質の再生音を得難いことがしばしば発生するという欠点
がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は上述した欠点を除去しスペクトル包絡情
報をパタンマツチング手段によシ伝送する手段を有し、
且つ、高域周波数成分再生手段を分析側に備えた残差励
振型ボコーダにおいて、残差波形低域周波数成分のダウ
ンサンプル値を零レベルサンプルの内挿を介して基準サ
ンプリング変換標本系列としたサンプルを利用しかつ非
線形回路を利用することなく高域再生フィルタのタップ
係数を推定する手段を備えて入力音声信号の分析ならび
に合成を図ることによシ、大幅なRELP音の改善が安
定かつ確実に図れる残差励振型ボコーダ金提供すること
にある。
〔発明の構成〕
本発明のボコーダは、入力音声信号のスペクトル包絡情
報をパタンマツチング手段によシ伝送する手段を有し、
且つ入力音声信号の残差波形の高域周波数成分を分析側
で再生する手段を有する残差励振型ボコーダであって、
予め設定する基準サンプリング周波数による残差波形の
基準サンプル値と前記基準サンプリング周波数を予め設
定する割合で減周したダウンサンプリング周波数による
残差波形低域周波数成分のダウンサンプル値間に前記基
準サンプリング周波数のタイミングで零レベルの内挿点
を設定しつつ形成する残差波形低域周波数成分の基準サ
ンプリング変換標本系列にもとづきかつ非線形回路を介
することなく合成側に備えるべきトランスバーサル型の
高域再生フィルタの係数を推定する高域再生フィルタ係
数推定手段を備えて構成される。
〔実施例〕
次に図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図向は本発明による残差励振型ボコーダの第一の実
施例の分析側の構成を示すブロック図、第1図(均は合
成側の構成を示すブロック図である。
第1の実施例は入力音声信号のスペクトル包絡情報をパ
タンマツチング手段によシ伝送するに当シ、入力音声信
号を分析して得られるLPC係数と最もスペクトル距離
の小さな標準パタンを選択し、前記パタンに対応するラ
ベルを伝送する形式0式% 第1図向に示す分析側はA/Dコンバータl。
LPC分析器2.量子化/復号化器3.LPC逆フィル
タ4.  LPF (LowPass Filter 
)  5゜ダウンテンプラ6、量子化/復号化器7.フ
ィルタ係数推定器(υ8.量子化器9.電力算出器10
゜量子化器11および多重化器12を備えて構成され、
また第1図向に示す合成側は多重分離・復号化器1).
高域再生フィルタ14.乗算器15゜LPC合成フィル
タ16およびD/Aコンバータ17等を備えて構成され
る。
入力端子101から入力した音声信号は、A/Dコンバ
ータlに供給され予め設定する高域周波数、本実施例で
は3,4KHz以上の成分をカットする低域フィルタリ
ングを実施したのち、予め設定する基準サンプリング周
波数8 K Hzでサンプリングしたうえ所定のビット
数のデジタル量に変換し量子化入力音声データとしてL
PC分析器2およびLPC逆フィルタ4に送出される。
f3 KHzのサンプリング周波数は入力音声信号の最
高周波数を3.4KHz と設定した条件のもとてナイ
キストレートを勘案して決定されたものである。LPC
分析器2は、このようにして入力する量子化入力音声デ
ータに対し予め設定する窓関数を乗算するウィンドウ処
理を基本フレーム周期ごとに次次に実施したうえ基本フ
レームごとに計測する自己相関係数を利用しよく知られ
るAuto Coreelation法による手法で所
定の次数のLPC係数を抽出するLPC分析を行なう。
このようにしてLPC分析器2から出力されるLPC係
数は量子化/復号化器3によって量子化され多重化器1
2に供給されるとともに、またこの量子化LPC係数デ
ータをいったん復号化したうえLPC逆フィルタ4に供
給する。量子化/復号化器3はパタンマツチング処理に
よfiLPc係数を分析し、LPC係数データをノくタ
ンのラベルという形式で符号化し、更にLPC係数に復
号化するものである。第10図は量子化/復号化器3の
構成の一例を示すブロック図である。以下、第10図を
用いて量子化/復号化器3を詳しく説明する。
LPC分析器2から出力されるLPC係数はノくタン照
合プロセッサ1001へ供給される。ノ(タン照合プロ
セッサ1001は入力されたLPC係数と最も空間ベク
トル距離が近い標準)(タンを標準)くタンメモリ10
02に記憶されている複数の標準ノくタン(本実施例で
は4096=2″)から選択する。
(以後、この選択処理を「マツチング」と云う)。
次にマツチングの原理を簡単に説明する。このマツチン
グはマツチング特性が全般的にすぐれているもの、すな
わち全周波数範囲にわたって空間ベクトル距離、いわゆ
るスペクトル距離が接近しているものを標準パタンから
選択する。
N次のLPC係数のそれぞれはN次のパラメータ空間に
おけるびとつの空間ベクトルを表わすものと考えること
ができ、従ってLPG係数による周・波数間の空間ベク
トルを表わすスペクトル距離は二つのLSP係数の近似
度を表わすマツチング尺度として利用されることはよく
知られている。
上述した標準パタンは予め音声資料をLPC分析して得
られる標準的LPC係数の分布パタンであシ、予め設定
する種類、本実施例では212穐類を用意し、またスペ
クトル距離は次の(1]式に示すDijによって基本的
に示される。
(1)式において1.jはそれぞれLPC分析における
処理単位区間としてのフレーム番号s 8i(vlt8
j(麹はフレームi、jの対数スペクトルである。
(1)式は通常法の(2)式の近似式に変換利用される
(2)式においてPK’リ 、、Ktj)はyv−Ai
およびjにおけるN次のLPC係数、WKはN次のLP
Cスペクトル感度である。上述したNは全極型のLPC
デジタルフィルタの次数、本実施例にあってはlOと対
応し、そのLPC係数αl、α2゜・・パα1oを示す
。さらにN次のスペクトル感度WKはN次、本実施例の
場合は10次のLPC係数の微少変化によって発生する
スペクトル変化の程度を示す。
再び第1O図を用いて説明する。パタン照合プロセッサ
1001はLPC係数が入力されると、最小距離レジス
タ1004を経験的に知られている前記(4式に示すD
ijの最大値よシも大きな値DOに初期設定する。更に
ラベルレジスタ1005を例えば”4096”に初期設
定する。次にパタン照合プロセッサ1001は標準パタ
ンに付されたラベルllO艷に相等するスタート番地0
*l O=0 (0*10のlOはLPCの次数10に
相等する)を標準パタンメモリ1002へ、LPC係数
α1に対応するスペクトル感度W1を指定する番地Oを
スベクトル感度メモリ1003へ出力し、スペクトル距
離りをII OHに設定する。次にパタン照合プロセッ
サ1001は標準パタンメモリ1002よシ出力される
ラベルII□I+の標準パタンのα1(0)  <前記
(4式に於いてPl′′)に相等する)とスペクトル感
度メモIJ1003よシ出力されるスペクトル感度W1
と、LPC分析器2よシ供給されたLPC係数の第1番
目の係数α1 (前記(4式に於いてPlo)に相等す
る)とから、 D =W1(al(0’ −al” ) 2を算出する
。次にパタン照合プロセッサ1001は標準パタンメモ
リ1002に出力している番地データをインクリメント
し、即ち0+1=1とし、更にスペクトル感度メモリ1
003へ出力している番地データをインクリメントし、
即ち0+1=1とし、α2.W2を入力する。パタン照
合プロセッサ1001は前記求めたDにW2(α−−α
、(r) )2で算出される量を加算し D−Wl(αl−α1) +W’2(αJ0)−α2町
2(0)     +11  2 =ΣWK(αK(0)−α/) 、 2に雪1 を求める。以下同様にパタン照合プロセッサtootは
標準パタンメモリ1002へ番地データを2,3゜4、
・・・10と次々に、スペクトル感度メモリ1003へ
番地データを2. 3. 4.・・・と次々に与えを算
出する。
(3)式で与えられるDは標準パタンα と入力LPC
係数データα との距離1)orである。
次にパタン照合プロセッサ1001は最小距離レジスタ
1004に記憶されているデータDOと前記])otと
を比較し、DO>Dotの場合には、最小距離レジスタ
1004にDOとして])otを再設定し、史にラベル
レジスタ1005にラベルn □ Ifを示すII 0
1を再設定する。Do<Dotの場合にはノ(タン照合
プロセッサ1001は最小距離レジスタ1004とラベ
ルレジスタ1005とに対する再設定は実施しない。D
o =Dorの場合は、前記再設定は実施しても、しな
くともよい。
次にパタン照合プロセッサtootは標準)くタンに付
されたラベルIIIに相等するスタート番地1*l O
=10を標準パタンメモリ1002へ、LPC係数α1
に対応するスペクトル感度W1を指定する番地II O
nをスペクトル感度メモリ1003へ出力し、スペクト
ル距離りを1lO1lに設定する。
更にパタン照合プロセッサtoolはラベル1111の
標準パタンのα1 と前記のWlと前記のα1(1)と
からD=Wl(α1(1)−α、(t)、zを算出する
。次にパタン照合プロセッサ1001は標準パタンメモ
リ1002へ供給する番地データを11.12.・・・
20と次々に与え、スペクトル感度メモリ1003へ供
給する番地データを1,2.・・・IOと次々と与えて と入力LPC係数データα11)との距離D lxであ
る。
次にパタン照合プロセッサ901は最小距離レジスタ9
04に記憶されているデータI)oと前記Dllとを比
較し適宜、最小距離レジスタ1004とラベルレジスタ
1005とを書替える。
以下、次々にラベル1211. 11)11.・・・、
”4095”の標準パタンとめ照合を実施する。
最後にパタン照合プロセッサ1001はラベルレジスタ
の内容を符号化データとして多重化器12へ出力し、ラ
ベルレジスタの内容に対応する標準パタンデータを復号
化データとしてLPC逆フィルタ4へ出力する。
再び第1図に戻って説明する。
LPC逆フィルタ4は、第1図(均に示す合成側のLP
C合成フィルタ16とはインパルス応答特性が逆特性の
フィルタであシ、かつLPC合成フィルタ16と量子化
誤差による影響を同一のものとするため量子化/復号化
器3でいったん復号化したLPC係数データを受け、こ
れによ、9A/Dコンバータ1の出力から受ける量子化
入力音声信号の残差波形に関するデータのみを抽出し、
これをLPF5.  フィルタ係数推定器(1) 8 
、電力算出器10等に供給する。
LPF5はボコーダのデータビットレートその他の条件
を勘案して設定する高域遮断特性を有するLow Pa
5s Filterであシ、LPC逆フィルタ4から受
ける残差波形のうち、1KHzを高域遮断周波数として
残差波形のうち1KHz以下の低域周波数成分をダウン
テンプラ6に供給する。
ダウンサンプラ6は、入力した1KHz以下の低域周波
数成分を基本サンプリング周波数を予め設定する割合1
本実施例ではl/4にダウンしたダウンサンプリング周
波数2KHzによってサンプリングしてこれを量子化/
復号化器7に送出する。
量子化/復号化器7は、こうして入力した残差波形低域
周波数成分を量子化してこれを多重化器12に送出する
とともに、これを復号化したデータをフィルタ係数推定
器(1)8に供給する。このフィルタ係数推定器(1)
8に供給するダウンサンプリングデータを量子化/復号
化器7による復号化処理ずみのデータとするのは、合成
側における高域再生フィルタ14における量子化誤差の
影響とフィルタ係数推定器(1)8における量子化誤差
の影響とをほぼ同一の状態とするためである。
なお、量子化/復号化器7における残差波形低域周波数
成分の量子化、復号化処理は本実施例では後述する電力
算出器10よシ供給される電力データによシ、正規化し
て実行される。正規化処理によp残差波形低域周波数成
分の量子化を効率よく行なっている。
フィルタ係数推定器蒐1)8はLPC逆フィルタ4から
は8KHzの基準サンプリング周波数による残差波形の
サンプル系列を入力し、また量子化/復号化器7からは
2 K Hzのダウンサンプリング周波数による残差波
形低域周波数成分のダウンサンプル系列を入力し次のよ
うにして合成側に備えるべき高域再生フィルタのタップ
係数の推定を実施する。
第2図18)は第1図四、 IB)に示す本発明第一の
実施例において入力音声信号の残差波形を基本サンプリ
ング周波数でサンプリングした残差波形の一例を示す残
差波形基準テンプル標本図、第2図1b)は残差波形の
低域周波数成分をダウンサンプリング周波数でサンプリ
ングしたダウンサンプルの一例を示すダウンサンプル標
本図、第2図(C)は第2図(b)に示す残差波形低域
周波数成分のダウンサンプル標本に対し基準サンプリン
グ周波数に対応する基準サンプリング変換を実施した残
差波形低域周波数成分基準サンプリング変換標本系列で
ある。
以下に第2図18)、 (b)および(C)をβ照しつ
つ第1図IA)、 [B)の実施例について説明する。
第2図(a)に示す残差波形標本列は、LPC逆フィル
タ4からのgKHz?ンプリング出力であシ、第2図1
b)に示す残差波形低域周波数成分ダウンサンプル標本
は量子化/復号化器7による2 K Hzサンプリング
出力で、これをさらに8KHzの基本サンプリング周波
数による標本に変換したのが第2図(C1に示すal、
  az、  as、  at、  as、  asお
よびb1〜b5の標本群である。これらの標本群のうち
al−36は第2図(b)に示す標本に泡応するもので
あシ、またb1〜bsは標本al−a6間に内挿され全
体として8KHzの基準サンプリング変換を図るために
等間隔に配列された零レベルの標本点であシ、このよう
にして恰も5KHzの基準サンプリング周波数による標
本と同様なイメージで残差波形低域周波数成分のダウン
サンプル標本の基準サンプリング変換が図れる。
フィルタ係数推定器(1)8はこのようにして2KHz
のダウンサンプル周波数によるダウンサンプル標本化列
を8KHzの基準サンプリング周波数による標本化イメ
ージで系列化し、これを合成側に備えるべき高域再生フ
ィルタとしてのトランスバーサルフィルタと同様な内蔵
フィルタの入力として供給する。このトランスバーサル
フィルタのタップ係数は音声資料等にもとづいて予め設
定する初期値から次のようにして学習同定法あるいはA
−b −8(Analysis −by −8ynth
esis  )法等の手法にもとづき分析7ンームごと
に制御されつつ決定される。
すなわち、フィルタ係数推定器(1)8に第2図(bl
K示す2KHzサンプリングの残差波形低域周波数成分
の標本化系列が入力されるとこれは第2図fc)に示す
8KHzサンプリングイメ一ジ標本化系列に変換されて
内蔵トランスバーサルフィルタに印加され、音声資料等
にもとづいて予め設定するタップ係数初期値を付与した
トランスバーサルフィルタ出力と、別に入力する第2図
(a)に示す如き残差波形の3KHzサンプリング標本
化系列とを比較することによって得られる誤差出力を得
る。
本実施例の場合はこの誤差出力の電力を算出しこの誤差
電力の大きさに対応してトランスバーサルフィルタの係
数を分析フレームごとに制御しつつ誤差を力の最小化が
図れるようなフィルタ係数の推定を学習同定法やA−b
−8法等の手法によって実施する。
第3図は第1回向に示すフィルタ係数推定器+1)8の
構成を詳細に示すブロック図である。
フィルタ係数推定器(1)8は合成側に備えるべき高域
再生フィルタと基本的に同一構成のトランスバーサルフ
ィルタ81.減算器82および電力算出器83を備えて
構成され、トランスバーサルフィルタ81には量子化/
復号化器7の出力のうち第2図(b) K示す如き残差
波形低域周波数成分ダウンサンプルが入力され、また8
KHzサンプリング周波数の供給をうけつつ次のように
してフィルタ係数の推定を行なう。
taわチ、トランスバーサルフィルタ81は、第2図(
b) K示すような残差波形低周波成分ダウンサンプル
を入力するとこれにもとづいて第2図(C)の如き残差
波形低域周波数成分の基準サンプリング変換標本化系列
に変換、初期設定タップ係数によるトランスバーサルフ
ィルタの出力を出力ライン811を介して減算器82に
送出、LPC逆フィルタ4の出力する残差波形との差を
とシこの誤差出力を出力ライン821を介して電力算出
器83に供給、その電力を算出する。
フィルタ係数推定器(1)8はこうして算出された誤差
電力にもとづいてトランスバーサルフィルタ81のタッ
プ係数の制御を実施しつつ誤差電力の最小化が図れたと
きのタップ係数を推定フィルタ係数として出力し量子化
器9によって量子化データとしたのち多量化器12に供
給する。
このようにして残差波形の低域周波数成分のダウンサン
プルのg K Hz サンプリングイメージ標本化系列
を図ったうえ学習同定法やA−b−8法にもとづき非線
形回路を用いることなくフィルタの係数の推定が可能と
なる。
電力算出器10は残差波形を入力し、分析フレームごと
の短時間平均音声電力を算出しこれを量子化器11と量
子化/復号化器17とに送出、所定の量子化を施したう
え多重化器12に供給する。
この短時間平均音声電力は、合成側でLPG合成フィル
タ16によって入力音声信号を再生する場合、再生すべ
き音声のレベル設定のために利用されるが、入力音声信
号のレベルが長時間にわたってほぼ一定であるときなど
はこのデータ送出は不要である。
多重化器12はこうして供給された各量子化データを予
め設定する方式で多重化して伝送路を介して合成側に送
出する。
第1図(均の合成側では多重化されて分析側から供給さ
れた各量子化データを多重分離・復号化器1)によって
多重化分離し、さらに復号化したうえ、第2図1b)に
示す如き残差波形低域周波数成分のダウンサンプリング
標本化データは出力ライン1)01を介して高域再生フ
ィルタ14に、また推定フィルタ係数データも出力ライ
ン1)02を介して高域再生フィルタ14に供給される
。また短時間平均音声電力データは入力ライン1)03
を介して乗算器16に、更にラベルの形式に変換されて
いるLPC係数データは多重分離・復号化器1)に内蔵
されている、分析側に有する標準パタンメモリ1002
と同一内容のメモリよシ復号化されたLPC係数データ
を読出し、出力ライン1)04を介してLPC合成フィ
ルタ16にそれぞれ供給される。
高域再生フィルタ14は、推定フィルタ係数をタップ係
数とするトランスバーサルフィルタを内蔵し、入力した
ダウンサンプリング標本化サンプルをいったん第2図(
C)に示す如<8KHzサンプリングイメージの標本に
変換してこれをフィルタ入力として第2図(a)に示す
如き8KHzサンプリングの残差波形データを再生する
。この残差波形データは乗算器15に供給され、入力ラ
イン1)03を介して入力する短時間平均音声電力との
乗算を介して再生残差波形データのレベル修正を行なっ
たうえこれをLPC合成フィルタ16に供給する。
LPC合成フィルタ16は、入力ライン1)04を介し
て入力するLPC係数をフィルタ係数とし、再生残差波
形ゲータを駆動音源情報として入力音声信号をデジタル
的に再生しこれをD/Aコンバータ17に供給、アナロ
グ量に変換したうえさらに内蔵LPFによって所定の低
域周波数成分だけを出力端子1701に出力する。
第4図は本発明第二の実施例における分析側の構成を示
すブロック図である。第4図に示す分析側の構成はフィ
ルタ係数推定器(418の内容のみが第1図(5)、第
3図と異なるのみであシ、他の同一記号のものは全く同
様であるのでこれらに関する詳細な説明は省略する。
また第二の実施例における合成側は第1図向に示す第一
の実施例における合成側と同一の構成であるのでこれに
ついても詳細な説明は省略する。
第4図に示す第二の実施例におけるフィルタ係数推定器
(418は、第1図向に示すフィルタ係数推定器(l)
8がいわゆる学習同定法やA−b−8法等によって入力
音声信号の残差波形との差を最小ならしめるインパルス
応答をもつトランスバーサルフィルタのフィルタ係数を
推定しようとするものであるのに対し、フィルタ係数を
遂次的に変化しつつ最適インパルス応答をもつトランス
バーサルフィルタを決定しようとする、いわゆるフォワ
ード的フィルタ係数設定手段によってフィルタ係数を推
定する点が異る。
第5図は第4図に示すフィルタ係数推定器(2)18の
構成を詳細に示すブロック図である。
第5図のフィルタ係数推定器(2) 18は、相互相関
回路181 、自己相関回路182および最大値検索回
路183等を備えて構成される。
第2図(b)に示すような残差波形低域周波数成分ダウ
ンサンプルが量子化/復号化器7から相互相関回路18
1と自己相関回路182に供給されると、相互相関回路
tStは2KHzのダウンサンプリング周波数によるこ
のダウンサンプルを第2図(C)の如く零レベルサンプ
ルを内挿させながら見掛上8 K Hzサンプリング標
本化系列に変換したうえこれとLPC逆フィルタ4から
出力される第2図(a)に示すような3KHzサンプリ
ングの残差波形との相互相関系列を算出しこれを最大値
検索回路183に送出する。
また自己相関回路182は、2KHzのダウンサンプリ
ング周波数によるダウンサンプル波形の零レベル内挿に
よる8KHzサンプルイメージ化を図って第2図(C)
に示す如き標本化系列を発生したうえ、この8KHzイ
メージ化サンプルの自己相関係数列を算出する。これら
相互相関係数列と自己相関係数列の算出には8 K H
zサンプリング周波数が利用される。
さて、最大値検索回路183に供給される相互相関係数
列は予め設定する限定された遅れ時間内でその最大値を
検索する。この場合前記遅れ時間に対応するタップ位置
がたとえばタップτであシかつこのタップτにおける相
互相関係数をφTとし、また自己相関回路182におい
て得られる自己相関係数列の遅れ零における自己相関係
数をψ0とすると、φ1をψ。で除した値Cτ=φ1/
ψ。
がトランスバーサルフィルタのタップτにおけるタップ
係数となる。
次いで、前述した相互相関係数列から01倍された前記
自己相関係数列をタップ位置τを自己相関値ψ0の位置
に一致して減する演算を実施し、このような演算を繰返
しつつCτを次次に求めてトランスバーサルフィルタの
全フィルタ係数を決定しこれを推定フィルタ係数として
出力する。第5図に示す補正メツセージはこのようにし
てCτを次次に演算、出力するために必要とするデータ
である。
こうしてトランスバーサルフィルタの係数の連続的変化
のもとに最大インパルス応答を得るフォワード的係数設
定が実施でき、RELF音を大幅に抑圧した残差励振型
ボコーダの分析と合成処理が安定、確実に行なうことが
できる。
第6図四、(均はそれぞれ本発明の第三の実施例におけ
る分析側内および合成側(B)の構成を示すブロック図
である。
第6図向においてはフィルタ係数推定器+3) l 9
が、また第6図tB)におい、では係数再生器(1) 
20および高域再生フィルタ21がそれぞれ第1図(5
)。
IB)におけるものと異なるかもしくは追加されている
のみで、他はすべて同一であるのでこれらに関する詳細
な説明は省略する。
第6図向に示すフィルタ係数推定器(3) 19は、第
1図向に示すフィルタ係数推定器(1)8のほかに零位
相化回路等を備えて構成され、前者で得られた合成側の
高域再生フィルタの推定係数をさらに位相線形フィルタ
の係数に変換し、零位相化をはかったうえ出力ライン8
02に出力する。
第7図(A)u第6図向に示す第三の実施例の分析側に
おいて形成する高域再生フィルタ予測係数特性図、第7
図(均は第7図向の零位相化予測係数特性図である。以
下第7図向、(B)を1照しながら第6図四、(B)の
実施例を説明する。
フィルタ係数推定器(3719は、まず第1図向に示す
フィルタ係数推定器(1)8とほぼ同様にして第7図内
に示すような推定フィルタ係数を発生する。
次にこの推定フィルタ係数はトランスバーサルフィルタ
による複素スペクトルとしての係数群からほぼ同じイン
パルス応答特性を示す位相線形フィルタによるパワース
ペクトルとしての第7図(B)に示す係数群に変換さ些
る。この変換によって形成される係数群は位相情報は失
ってしまうが第7図向におけるトランスバーサルフィル
タ係数群と同一のタップ数でエネルギー中心位置は不変
、かつ左右対象なタップ係数すなわちインパルス応答列
が得られる。仁のようにエネルギー中心位置が不変であ
れば位相情報を失っても高域再生フィルタの係数として
実用上殆んど問題はない。
さて第7図(均に示す線形位相フィルタ係数群は左右対
称性を有するのでエネルギー中心位置から左右いずれか
、全体のほぼ1/2のみを推定係数として合成側に送出
しても容易に全体を再生することが可能である。フィル
タ係数推定器(3) 19からはこのような理由から全
係数群のは#?!″1/2の係数群のみが量子化器9に
送出され、所定の量子化を施されて多重化器12に供給
され他の量子化データとともに多重化されて第6図tH
Jの合成側に伝送される。
第6図(坊に示す合成側では多重分離・復号化器1)か
ら出力ライン1)01を介して多重化分離。
復号化した推定係数データを係数再生器11)20に供
給する。このようにして供給される推定係数データは第
6図(B)に示す係数群の中心タップ位置ぶんを含みほ
ぼ1/2である。係数再生器[1) 20はこの係数群
にもとづき再び第61郵)に示す対称化係数群を再生し
たのちこれら係数群をタップ係数として構成されるトラ
ンスバーサルフィルタを利用する高域再生フィルタ21
に供給し、他は第1図向等によって説明したとほぼ同様
にして再生入力音声信号を出力端子1701に出力し、
かくして推定係数の伝送データビットレートを大幅に低
減した分析2合成が可能となる。
第8図囚、(B)は本発明の第四の実施例における分析
側(Aおよび合成側0の構成を示すブロック図である。
第8図向はフィルタ係数推定器(4) 22が、また第
8図(ロ)は係数再生器(2) 23および高域再生フ
ィルタ24以外はそれぞれ第1図問9回と同様であるの
でこれらに関する詳細な説明は省略する。
第8図四、向に示す第四の実施例は、第1図向に示すフ
ィルタ係数推定器(1)8と同様にして得られる高域再
生フィルタのタップ係数群をこれとほぼ同一の電力スペ
クトルを有しかつエネルギー中心位置は不変である三角
波包絡配列の推定係数列となるように変換し、分析側か
ら合成側にはこの三角波包絡を構成する変換推定係数列
と実変換系数列との差の成分のみを伝送するという方法
で伝送データレートの減少を図るものである。
第9図向は第8図向に示す第四の実施例の分析側におい
て形成する高域再生フィルタ予測係数特性図であシ、第
7図向と基本的にはほぼ同一の内容を示し、第9図向は
第9図向の推定係数群をほぼ同一電力スペクトルに保ち
つつ得られる三角形包絡分布変換特性図である。
第9図IB)は第9図向の係数群に対しその概略的な包
絡線が所望の三角形状となるように変換される。この変
換は第9図四に示す係数群をフーリエ変換し、所望の三
角形状の係数が有する位相推移に一致するように、第9
図四のフーリエ変換値を位相調整することによシ実現さ
れる。
変換係数群の包絡が三角形状となるようにする動機は、
一般的に声帯振動波形が三角形の波形をとるととKもと
づいて配慮したものであ)、仁のような変換によって位
相情報を喪失しても、この包絡形状とエネルギー中心位
置不変の係数配列特性から合、成による再生音声品質に
は殆んど影響を与えないで済む。
こうして、三角形の包絡分布を示しかりほぼ同一の電力
スペクトルを有するような係数系列に変換されたあと所
望の三角形状との差成分のみをフィルタ係数推定器(匂
22から出力し量子化器9を介して量子化データとして
多重化器12に送出、これから合成側に伝送する。
第8図(B)に示す合成側は、多重分離拳復号化器によ
って復号再生した所望の三角形状との差成分を出力ライ
ン1)01を介して係数再生器(923に供給し、これ
によ)分析側で減じた所望の三角形状を付加して係数群
を再生、これらを高域再生フィルタ24に供給する。
高域再生フィルタ24は、これら係数群をそのタップ係
数とし、かつ出力ライン1)02を介してgKHzサン
プリングイメージ化を図った残差波形低域周波数成分を
入力として高域周波数成分を含む全残差波形奪再生する
合成側はこのあと、第1図向に示す内容と同一の再生動
作を実施して入力音声信号を再生し、かくしてRELP
音を基本的に除去するとともに高域再生フィルタのタッ
プ係数の伝送データビットレートを著しく低減した分析
9合成処理が可能となる。
尚、上述の説明では第1図四、第4図、第6図四、第8
図四に各々電力算出器10を備え、第1図(B)、第6
図(B)、第8図向に各々乗算器15を備えていたが、
量子化/復号化器7の残差波形低域周波数成分の量子化
、復号化処理に関する電力データによる正規化処理を行
なわず、絶対レベルの量子化、復号化処理を行なうので
あれば、前記電力算出器10と乗算器15とは不要であ
る。
811図は本発明第五の実施例における分析側の構成を
示すブロック図である。第11図に示す分析側に於いて
第1図に示す第1の実施例と同一の構成のものは同一の
記号が付されておシ、これらに関する詳細な説明は省略
する。
また第五の実施例における合成側は第1図(均に示す第
1の実施例における合成側と同一の構成であるので、こ
れについても詳細な説明は省略する。
第11図に示す第5の実施例は入力音声信号のスペクト
ル包絡情報をメタ/マツチング手段により伝送するに当
)、 l)入力音声信号を分析して得られるLPC係数と最も
スペクトル距離の小さな標準パタンと、2番目にスペク
トル距離の小さな標準パタンとの2種類の標準パタン候
補を予備的に選択し、2)前記選択された2種類の標準
パタン候補の各々を用い、て、各々独立に前述の第1の
実施例に於ける残差波形の算出、フィルタ係数推定等の
一連の分析処理を実行し、更に本来、合成側で実行され
る音声再生処理を実行する。
3)災に2種類の予備的に選択された標準パタン候補に
対応する2種類の再生音声各々と入力音声とのS/N比
を測定する。
4)前記S/N比の良好な標準パタン候補を標準パタン
と決定する。
ことによシ、残差励振型ボコーダに於いて、よ)適切な
パタンマツチングを行なうものである。
A/Dコンバータlは出力をLPC分析器2および波形
メモリ29へ出力する。LPC分析器2は分析したLP
C係数を量子化/復号化器25へ出力する。量子化/復
号化器25Vi例えば第12図に示す構成であシ、量子
化/復号化器3に補助ラベルレジスタ1201を追加し
て構成されるものである。以下、第12図を用いて量子
化/復号化器25を説明する。パタン照合プロセッサt
ootはLPC係数が入力されると、最小距離レジスタ
1004を経験的に知られている前記(′4式に示すD
ijの最大値よシも大きな値DOに初期設定する。
更にラベルレジスタ1005と補助ラベルレジスタ12
01を例えば’4096” に初期設定する。次にパタ
ン照合プロセッサ1001は標準パタンに付されたラベ
ルll01に相等するスタート番地0*10=0 (0
*l OのlOはLPCの次数10に相等する)を標準
パタンメモリ1002へ、LPG係数α1に対応するス
ペクトル感度Wlを指定する番地0をスペクトル感度メ
モリ1003へ出力し、スペクトル距離りを1Ollに
設定する。次にパタン照合プロセッサtootは標準パ
タンメモリ1002よシ出力されるラベル1lONの標
準パタンのα1(@(前記(4式に於いてPl(′ゝに
相等する)とスペクトル感度メモリ1003よシ出力さ
れるスペクトル感度W1と、LPC分析器2よシ供給さ
れたLPC係数の第1番目の係数α1(1)(前記(り
弐に於いてPl(′ゝに相等する)とから、 D=Wl(α1(0)−α、(t) 、 zを算出する
。次にパタン照合プロセッサ1001は標準パタンメモ
リ1002に出力している番地データをインクリメント
し、即ち0+l=1とし、更にスペクトル感度メモリ1
003へ出力している番地データをインクリメントし、
即ち0+1=1とし、α2.W2を入力する。パタン照
合プロセッサlOlは前記求めたDにW2(α2(0)
−α、(t) 、 ’;tで算出される量を加算し I)=Wl(αII)−a”)2+W2(a!”−a2
”) 2を求める。以下同様にパタン照合プロセッサ1
001は標準パタンメモリ1002へ番地データを2,
3゜4、・・・10と次々に、スペクトル感度メモリ1
003へ番地データを2. 3,4.・・・10と次々
に与えを算出する。
(3)式で与えられるDは標準パタンα(0)と入力L
PC係数データα(f)との距離Do!である。
次にパタン照合プロセッサ1001は最小距離レジスタ
1004に記憶されているデータDOと前記Doxとを
比較し、Do)Dotの場合には、最小距離レジスタ1
0041cDoとして])oiを再設定し。
更にラベルレジスタ1005にラベルIIolを示す+
1011を再設定する。次にパタン照合プロセッサ1o
otは、ラベルレジスタ1005に記憶されていた”4
096”  を補助ラベルレジスタ1201へ出力する
。Do<DoIの場合にはパタン照合プロセッサ100
1は最小距離レジ、’=l 1004とラベルレジスタ
1005とに対する再設定は実施しない。DO==DO
tの場合は、前記再設定は実、施しても、しなくともよ
い。
次4Cパタン照合プロセッサ1001は標準/くタンに
付されたラベルl1IIlに相等するスタート番地t*
t o=t oを標準メタ/メモリ1002へ、LPC
係数αIK対応するスペクトル感度Wlを指定する番地
lOMをスペクトル感度メモリ1003へ出力し、スペ
クトル距離りを濶01に設定する。
更にパタン照合プロセッサtootはラベル111の標
準パタンのα1 と前記のWlと前記のαl とからD
=Wt(α1−αl) を算出する。次にパタン照合プ
ロセッサtootは標準パタンメモリ1002へ供給す
る番地データを11,12.・・・。
20と次々に与え、スペクトル感度メモリ1003へ供
給する番地データを1,2.・・・lOlと次々と与え
て と入力LPC係数データa との距離Dxtである。
次にパタン照合プロセッサ1001は最小距離レジスタ
1004に記憶されているデータDoと前記Dllとを
比較し適宜、最小距離レジスタ1005とラベルレジス
タ1005とを書替え、更にラベルレジスタ1005の
内容を補助ラベルレジスタ1201へ退避する。
以下、次々にラベル” 2 ”、  ” 3 m、−、
”4095”の標準パタンとの照合を実施する。
パタン照合プロセッサ1001は必要に応じてラベルレ
ジスタtoos又は補助ラベルレジスタ1201の内容
を符号化データとして多重化器26へ出力し、ラベルレ
ジスタ1005又は補助ラベルレジスタ1201の内容
に対応する標準パタンデータをLPC逆フィルタ4とL
PG合成フィルタ16とへ出力する。
量子化/復号化器7は残差波形低域周波数成分を量子化
してこれを多重化器26に送出するとともに、これを復
号化したデータをフィルタ係数推定器(1)8と高域再
生フィルタ14とに供給する。
フィルタ係数推定器(1)8は推定フィルタ係数を量子
化器9へ出力する。量子化器9は前記係数を量子化し多
重化器26と復号化器28とへ供給する。
復号化器28は量子化されたフィルタ係数を復号化し乗
算器15へ出力する。電力算出器10は残差波形を入力
し分析フレームごとの短時間平均音声電力を算出し、こ
れを量子化器11と量子化/復号化器17とへ出力する
。量子化器11は短時間平均音声電力を量子化し多重化
器26と復号化器28とへ出力する。復号化器28は短
時間平均電力を復号化し乗算器15へ出力する。
高域再生フィ゛ルタ14は量子化/復号化器7よシ供給
された残差波形低域周波数成分から高域を再生し、乗算
器15へ出力する。乗算器15は前記波形に短時間平均
音声電力との乗算を実施してLPC合成フィルタ16へ
出力する。LPC合成フィルタ16は音声を再生しS/
N比算出器3゜へ出力する。波形メモリ29はS/N比
算出器30へ入力音声波形を出力する。S/N比算出器
30は再生音声波形と入力音声波形との差の波形(以下
「誤差波形」と云う)を求め、これの電力PNを算出す
る。更に入力音声波形の電力P!を算出し、S/N比即
ちPN/PIを算出し多重化器26へ出力する。
以上のSN算出処理は前述のラベルレジスタ1005の
内容と補助ラベルレジスタ1004の内容とについて各
々1回づつ実行される。多重化器26はラベルレジスタ
1005の内容に関するSlN比と補助ラベルレジスタ
1201の内容に関するS/N比とを比較し、S/N比
の良好なラベルと前記ラベルに対応するフィルタ係数等
を合成側へ出力する。
熱論S/N比を算出する代シに誤差波形の電力を判定パ
ラメータ、に利用しても本発明は実施できる。又、量子
化/復号化器25は補助ラベルレジスタを高々1ケ有し
ているが必ずしも1ケに限定されない。更にフィルタ係
数推定器(1)8はフィルタ係数推定器12) 18又
はフィルタ係数推定器(3)19と置換し得る。
なお、第1〜第5の実施例においてパタンマツチングの
パラメータとしてαパラメータを使用していたが、これ
はにパラメータ、LSPパラメータ等でも実施し得るこ
とは明らかである。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明によれば、スペクトル包絡情報
をパタンマッチングネ段によシ伝送する手段を有し、且
つ、高域周波数成分再生手段を分析側に備えた残差励振
型ボコーダにおいて、残差波形低域周波数成分のダウン
サンプル値を零レベルサンプルの内挿を介して基準サン
プリング変換標本系列としたサンプルを利用しかつ非線
形回路を利用することなく高域再生フィルタのタップ係
数を推定する手段を備えて入力音声信号の分析ならびに
合成を図ることによシ、大幅なRELP音の改善がきわ
めて安定かつ確実に図れる残差励振型ボコーダが実現で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1区内は本発明第一の実施例における分析側の構成を
示すブロック図、第1図(ハ)は合成側の構成を示すブ
ロック図、第2図[a)は第1図四、(B)に示す本発
明第一の実施例において入力音声信号の残差波形を基本
サンプリング周波数でサンプリングした残差波形の一例
を示す残差波形基本サンプル標本図、第2図(b)は残
差波形の低域周波数成分をダウンサンプリング周波数で
サンプリングしたダウンサンプルの一例を示すダウンサ
ンプル標本図、第2図1c)は第2図(b)に示す残差
波形低域周波数成分のダウンサンプル標本に対し基準サ
ンプリング周波数に対応する基準サンプリング変換を実
施した残差波形低域周波数成分の基準サンプリング変換
標本系列、第3図は第1区内に示す第一の実施例におけ
る分析側のフィルタ係数推定器(1)8の構成を詳細に
示すブロック図、第4図書は本発明の第二の実施例にお
ける分析側の構成を示すブロック図、第5図は第4図に
示す本発明の第二の実施例におけるフィルタ係数推定器
(23)gの構成を詳細式示すブロック図、第6回向は
本発明第三の実施例における分析側の構成を示すブロッ
ク図、第6図tBlは合成側の構成を示すブロック図、
第7と帥 図狼宕揖6回向に示す本発明の第三の実施例の分8図K
l、 (Blは本発明の第四の実施例における分析11
111A)および合成側(B)の構成を示すブロック図
、第9図(5)、(B)は第8回内の第四の実施例にお
ける分析側において形成する高域再生フィルタ予測係数
特性図内およびその同一電力スペクトルによる三角形包
絡分布変換特性図(均、第10図は第1回向に示す第1
の実施例における分析側の量子化/復号化器3の構成を
詳細に示すブロック図、第11図は本発明箱5の実施例
における分析側の構成を示すブロック図、第12図は第
11図に示す第5の実施例における分析側の量子化/復
号化器25の構成を詳細に示すブロック図である。 1・・・・・・A/Dコンバータ、2・・・・・・LP
C分析器、3・・・・・・量子化/復号化器、4・・・
・・・LPC逆フィルタ、5−−−−・・LPF、6−
・・・−・ダウンサンプラ、7・・・・・・量子化/復
号化器、8・・・・・・フィルタ係数推定器(1)、 
 9・・・・・・量子化器、lO・・・・・・電力算出
器、11・・・・・・量子化器、12・・・・・・多重
化器、1)・・・・・・多重分離・復号化器、14・・
・・・・高域再生フィルタ、15・・・・・・乗算器、
16・・・・・・LPC合成フィルタ、17・・・・・
・D/Aコンバータ、18・・・・・・フィルタ係数推
定器(21,19・・・・・・フィルタ係数推定器(3
)、20・・・・・・係数再生器+1)、21・・・・
・・高域再生フィルタ、22・・・・・・フィルタ係数
推定器(4)、23・°°・・°係数再生器121.2
4・・・・・・高域再生フィルタ、25・・・・・・量
子化/復号化器、26・・・・・・多重化器、27・・
・・・・復号化器、28・・・−・・復号化器、29・
・・・・・波形メモリ、30・・・・・・S/N比算出
器、81・・・・・・トランスバーサルフィルタ、82
・・・・・・減’JE!、83・・・・・・電力算出・
器、181−’・・・相互相関回路、182・・・・・
・自己相関回路、183・・・・・・最大値検索回路、
1001・・・・・・パタン照合プロセッサ、1002
・・・・・・標準パタンメモリ、1003・・・・・・
スペクトル感度メモ1ハ 1004・・・・・・最小距
離レジスタ、1005・・・・・・2ベルレジスタ、1
201・・・・・・補助ラヘルレジスタ。 ¥7@ 亨り固 事/ρ口 /″ψ      /2ρ/      1paj卒l
z回

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力音声信号のスペクトル包絡特性を予じめ準備
    した標準パタンと照合し、標準パタンに付されたラベル
    をスペクトル包絡特性を示す情報として分析側から合成
    側へ伝送する手段を有する残差励振型ボコーダであって
    、予め設定する基準サンプリング周波数による残差波形
    の基準サンプリング値と前記基準サンプリング周波数を
    予め設定する割合で減周したダウンサンプリング周波数
    による残差波形低周波数成分のダウンサンプル値間に前
    記基準サンプリング周波数のタイミングで零レベルの内
    挿点を設定しつつ形成する残差波形低域周波数成分の基
    準サンプリング変換標本系列にもとづき、かつ非線形回
    路を介することなく合成側に備えるべきトランスバーサ
    ル型の高域再生フィルタの係数を推定する高域再生フィ
    ルタ係数推定手段を備えて成ることを特徴とする残差励
    振型ボコーダ。
  2. (2)前記高域再生フィルタ係数手段によって行なわれ
    る高域再生フィルタ係数の推定が合成側に備えるべき高
    域再生フィルタの出力と前記入力音声信号の残差波形と
    の差を最小ならしめるように連続的に係数を変化せしめ
    つつ最適インパルス応答を得るときの係数として求める
    フォワード(forward)的係数設定手法によるも
    のであることを特徴とする特許請求範囲第(1)項記載
    の残差励振型ボコーダ。
  3. (3)前記高域再生フィルタ係数推定手段による高域再
    生フィルタの推定係数をこれとほぼ等価なインパルスレ
    スポンスをもつ位相線型フィルタ係数として変換し出力
    することを特徴とする特許請求範囲第(1)項記載の残
    差励振型ボコーダ。
  4. (4)前記高域再生フィルタ係数推定手段による高域再
    生フィルタの推定係数をこれとほぼ同一の電力スペクト
    ルを有しかつエネルギー中心位置の不変な三角波包絡配
    列の推定係数に変換して出力することを特徴とする特許
    請求範囲第(1)項記載の残差励振型ボコーダ。
  5. (5)入力音声信号のスペクトル包絡特性を予じめ準備
    した標準パタンと照合し、複数のパタン候補を予備的に
    選択し、各パタン候補についてそれぞれ合成側に備える
    べきトランスバーサル型の高域再生フィルタの係数を分
    析側で推定し、更に、各パタン候補に対応する入力音声
    信号と合成音声信号とのS/N比を求め、最もS/N比
    のよいパタン候補に付されたラベルをスペクトル包絡特
    性を示す情報として分析側から合成側へ伝送する手段を
    有する残差励振型ボコーダであって、予じめ設定する基
    準サンプリング周波数による残差波形の基準サンプリン
    グ値と前記基準サンプリング周波数を予め設定する割合
    で減周したダウンサンプリング周波数による残差波形低
    域周波数成分のダウンサンプル値間に前記基準サンプリ
    ング周波数のタイミングで零レベルの内挿点を設定しつ
    つ形成する残差波形低域周波数成分の基準サンプリング
    変換標本系列にもとづきかつ非線形回路を介することな
    く合成側に備えるべきトランスバーサル型の高域再生フ
    ィルタの係数を推定する高域再生フィルタ係数推定手段
    を備えて成ることを特徴とする残差励振型ボコーダ。
  6. (6)前記高域再生フィルタ係数手段によって行なわれ
    る高域再生フィルタ係数の推定が合成側に備えるべき高
    域再生フィルタの出力と前記入力音声信号の残差波形と
    の差を最小ならしめるように連続的に係数を変化せしめ
    つつ最適インパルス応答を得るときの係数として求める
    フォワード(forward)的係数設定手法によるも
    のであることを特徴とする特許請求範囲第(5)項記載
    の残差励振型ボコーダ。
  7. (7)前記高域再生フィルタ係数推定手段による高域再
    生フィルタの推定係数をこれとほぼ等価なインパルスレ
    スポンスをもつ位相線型フィルタ係数として変換し出力
    することを特徴とする特許請求範囲第(5)項記載の残
    差励振型ボコーダ。
  8. (8)前記高域再生フィルタ係数推定手段による高域再
    生フィルタの推定係数をこれとほぼ同一の電力スペクト
    ルを有しかつエネルギー中心位置の不変な三角波包絡配
    列の推定係数に変換して出力することを特徴とする特許
    請求範囲第(5)項記載の残差励振型ボコーダ。
JP59132385A 1984-06-27 1984-06-27 残差励振型ボコ−ダ Granted JPS6111800A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002062899A (ja) * 2000-08-23 2002-02-28 Sony Corp データ処理装置およびデータ処理方法、学習装置および学習方法、並びに記録媒体
JP2002221999A (ja) * 2001-01-25 2002-08-09 Sony Corp データ処理装置およびデータ処理方法、並びにプログラムおよび記録媒体
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