JPS61114248A - カプセルトナ− - Google Patents

カプセルトナ−

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JPS61114248A
JPS61114248A JP59236083A JP23608384A JPS61114248A JP S61114248 A JPS61114248 A JP S61114248A JP 59236083 A JP59236083 A JP 59236083A JP 23608384 A JP23608384 A JP 23608384A JP S61114248 A JPS61114248 A JP S61114248A
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capsule toner
silica
outer shell
treated silica
toner
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、静電記録方式において形成された潜像を可視
画像とするために用いられるカプセルトナーに関するも
のである。
[発明の背景] 一般に電子写真法と呼ばれている静電記録方式は、潜像
上に形成されたトナー像を転写紙などの支持媒体上に移
し、その支持媒体上に定着し可視化することからなる記
録方式である。そして支持媒体にトナー像を定着させる
方法としては、加熱定着、溶剤定着及び圧力定着の三種
類の方法が知られている。
圧力定着法は熱や溶剤を使わないため、加熱定着法や溶
剤定着法に附随する種々の障害が発生することなく、ま
たアクセスタイムも速く、高速定着方式にも追随が可能
である点などの各種の利点を本来的に持っている。
しかしながら、圧力定着法は、加熱定着法や溶剤定着法
に比べて定着性が悪く、定着後の画像を擦ると剥がれや
すい点、定着に相当高い圧力を必要とするため、転写紙
のような支持媒体の繊維が破壊されることなどによる媒
体の疲労が発生し易く、また支持媒体の表面が過度の光
沢を持つようになりやすい点、そして高い圧力を付与す
る加圧ローラーの小型化には限界があるため、複写装置
全体の小型化が制限を受ける点など種々問題がある。圧
力定着法に附随する上記のような問題点を解決するため
に、トナーをマイクロカプセルに納めた形態としたカプ
セルトナーが既に開発されている。カプセルトナーは、
カーボンブラックのような表示記録材料を含有する芯物
質の周囲に、圧力の付与により破壊する性質を持つ外殻
を形成させることにより得られるマイクロカプセル形態
のトナーである。そしてカプセルトナーは、その定着に
高い圧力を必要としない点、定着性が優れている点など
において圧力定着法に適したトナーであるとされている
[従来技術およびその問題点] しかしながら、従来知られているカプセルトナーは、電
子写真用トナーとして本来必要とされる緒特性において
必ずしも満足できるものとはいえない。
すなわち、電子写真用現像剤として用いるトナーは、粉
体特性が良く、現像性能において優れ、潜像を形成する
表面である感光体表面を汚すことがないことなどが必要
とされており、さらに二成分現像方式の場合には使用す
るキル9フ粒子の表面を汚すことがないことなどが必要
とされる。また圧力定着法に用いるトナーとしては、圧
力定着性が良いこと、そして圧力定着に用いる加圧ロー
ラーへのオフセット現象(トナーが加圧ローラー表面に
付着してローラーが汚れる現象)が発生しにくいことな
どが必要となる。
従って、圧力定着法に用いるトナーは、粉体特性、紙な
どの支持媒体への定着性(定着された画像の保存性も含
む) 、 ilオフセット性、また利用する現像方式に
応じて帯電性および/または導電性などの緒特性の全て
において高いレベルになければならない、しかしながら
、これまでに知られているカプセルトナーは上記のよう
な緒特性について必ずしも満足できるものではなかった
特に、これまでに知られているカプセルトナーは粉体特
性が充分でないものがあり、このようなカプセルトナー
は、多数のカプセル粒子の二次的な凝集による塊状体が
生成したり、また製造直後においては粉末状態であって
も高湿、高温の環境に置くか、あるいは大気中で室温下
要時間放置すると凝集を起す傾向がある。また、実際の
現像装置内における現像工程においてもカプセルトナー
の凝集が発生することも多く、そのような場合には、現
像された可視画像の解像力の著しい低下などの障害が発
生する。
[発明の目的] 本発明の目的は、粉体特性が良く、特に流動性の良好な
カプセルトナーを提供することを目的とする。
さらに詳しくは本発明は、安息角が小さく、製造直後は
勿論、長期間の保存あるいは環境条件の変動においても
二次凝集などが殆ど発生せず、流、動性の良好なカプセ
ルトナーを提供することを目的とする。
[発明の要旨1 本発明は、芯物質と、該芯物質の周囲に形成された外殻
よりなるカプセルトナーにおいて、該外殻の表面に、一
次粒子の平均粒径が10mp、以下の疎水性処理シリカ
が付着もしくは含有されていることを特徴とするカプセ
ルトナーにある。
特に本発明のカプセルトナーの外殻に付着もしくは含有
されている疎水性処理シリカが、ジメトチルジクロルシ
ラン処理シリカであることが好ましい。
[発明の効果] 本発明のカプセルトナーは、特にオイル保持率が高く、
調製直後は勿論のこと、長期間保存した後も耐凝集性な
どの粉体特性に優れており、従って、電子写真法の実施
のために用いる現像剤として優れた特性を示す、また、
本発明のカプセルトナーは、非常に良好な流動性を示し
、従って、本発明のカプセルトナーを使用することによ
り現像された可視画像の解像力も向上する。
[発明の詳細な記述] 本発明のカプセルトナーは、芯物質と、該芯物質の周囲
に形成された外殻よりなる基本構造を有するものである
本発明のカプセルトナーの芯物質には、通常、ポリマー
および油性溶剤よりなるバインダー並びに表示記録材料
などが含まれる。
本発明のカプセルトナーの芯物質を構成する成分のうち
バインダーの成分であるポリマーに特に制限はない、芯
物質として含有されるポリマーの例としては、ポリオレ
フィン、オレフィンコポリマー、スチレン系樹脂、スチ
レン・ブタジェンコポリマー、エポキシ樹脂、ポリエス
テル、ゴム類、ポリビニルピロリドン、ポリアミド、ク
マロン・インデン共重合体、メチルビニルエーテル・無
水マレイン酸共重合体、アミン樹脂、ポリウレタン、ポ
リウレア、アクリル酸エステルのホモポリマーもしくは
コポリマー、メタクリル酸エステルのホモポリマーもし
くはコポリマー、アクリル酸と長鎖アルキルメタクリレ
ートとの共重合体オリゴマー、ポリ酢酸ビニル及びポリ
塩化ビニルなどを挙げることができ、本発明のカプセル
トナーの芯物質は、これらが単独、混合状態のいずれの
状態で含有されているものであってもよい。
」二記のバインダー用ポリマーとして特に好ましいもの
は、アクリル酸エステルのホモポリマーもしくはコポリ
マー、メタクリル酸エステルのホモポリマーもしくはコ
ポリマー、またはスチレン−ブタジェンコポリマーであ
る。
バインダーの構成成分である油性溶剤にも特に制限はな
いが、通常は、上記のポリマーを溶解もしくは膨潤させ
得る沸点150℃以1−の高沸点溶媒(以下、単に高沸
点溶媒ともいう)が使用される。含有される高沸点溶媒
の例としては、フタル酸エステル類(例、ジエチルフタ
レート、ジブチルフタレート);脂肪族ジカルボン酸エ
ステル類(例、マロン酸ジエチル、シュウ酸ジメチル)
;リン酸エステル類(例、トリクレジルホスフェート、
トリクレジルホスフェート);クエン醜エステル類(例
、0−アセチルトリエチルシトレート、トリブチルシト
レート);安息香酸エステル$11(例、ブチルベンゾ
エート、ヘキシルベンゾエート);脂肪族酸エステル類
(例、ヘキサデシルミリステート、ジオクチルアジペー
ト);アルキルナフタレン類(例、メチルナフタレン、
ジメチルナフタレン、モノイソプロピルナフタレン、ジ
イソプロピルナフタレン);アルキルジフェニルエーテ
ル類(例、0−1m−1P−メチルジフェニルエーテル
);高級脂肪酸または芳香族スルホン酸のアミド化合物
類(例、N、N−ジメチルラウロアミド、N−ブチルベ
ンゼンスルホンアミド);トリメリット酸エステル類(
例、トリオクチルトリメリテート)およびジアリールア
ルカン類(例、ジメチルフェニルフェニルメタンなどの
ジアリールメタン、l−フェニル−1−メチルフェニル
エタン、l−ジメチルフェニル−1−フェニルエタン、
1−エチルフェニル−1−フェニルエタンなどのジアリ
ールエタン)などを挙げることができ、本発明のカプセ
ルトナーの芯物質は、これらが単独、混合状態のいずれ
の状態で含有されているものであってもよい。
本発明のカプセルトナーは、バインダーの成分である油
性溶剤として、]−記高沸点溶媒のほかに更に芯物質に
含有されるポリマーを実質的に溶解もしくはIli潤す
ることのない100〜120℃(好ましくは140〜2
20℃)の範囲の沸点を有する有機性液体(以下、中に
有機性液体とも言うこともある)を含有することもでき
る。有機性液体の例としては、脂肪族飽和炭化水素など
を挙げることができ、脂肪層飽和炭化水素は炭素数の異
るものの混合体であってもよい。
本発明においてバインダーは、ポリマーと高沸点溶媒で
ある油性溶媒とを含む組成物であることが好ましい。
電子写真用トナーのための表示記録材料糧としては、カ
ーボンブラック、グラフト化カーボンブラックなどが一
般的に用いられているが、また青色、赤色、黄色などの
各種の有彩色着色剤も用いられている。本発明のカプセ
ルトナーも表示記録材料としてもそれらの公知の表示記
録材料を用いることができる。
本発明のカプセルトナーの芯物質には磁性粒子が含有さ
れていてもよい。この磁性粒子としては公知の磁性トナ
ー用の磁性粒子(磁化しうる粒子状物質)を用いること
ができる。そのような磁性粒子の例としては、コバルト
、鉄またはニッケルなどの金属単体、合金もしくは金属
化合物などからなる磁性粒子を挙げることができる。な
お、磁性粒子として黒色のマグネタイトなどの有色磁性
粒子を用いる場合には、そのマグネタイトなどの有色磁
性粒子を磁性粒子と表示記録材料の両者の作用を兼ねる
成分として用いることもできる。
本発明のカプセルトナーの外殻を形成する樹脂は、水性
媒体中にて油滴状の分散された芯物質の周囲に外殻を形
成ことができる樹脂であれば特に制限はないが、カプセ
ルトナーとしての特性を考慮すると、その外殻樹脂は、
ポリウレア、ポリウレタン、ポリアミドあるいはポリエ
ステルであることが好ましい、これらの樹脂は単独で外
殻を形成しても、また混合物として外殻を形成してもよ
い。そして、本発明のカプセルトナーの外殻は、ポリウ
レア樹脂および/またはポリウレタン樹脂であることが
外殻の強度、柔軟性などを考慮すると好ましく、更にま
た外殻の強度、柔軟性などの点を考慮して上記ポリウレ
ア樹脂および/またはポリウレタン樹脂に更にポリアミ
ド樹脂を含む複合壁とすることもできる。
本発明のカプセルトナーは、」二記のような芯物質の周
囲に形成された外殻の表面に、一次粒子の平均粒径が1
0mp以下の疎水性処理シリカが付着もしくは含有され
ていることが必要である。
本発明のカプセルトナーの外殻表面に付着もしくは含有
されている疎水性処理シリカは、まず、その一次粒子の
平均粒径がl Om#L以下であることが必要である。
一次粒子の平均粒径がl Ompより大きいとカプセル
トナーの安息角が、たとえば40度よりも大きくなり、
得られるカプセルトナーの粉体特性が低下し、特にトナ
ーの流動性が低下する。一次粒子の平均粒秤が10mμ
を越える疎水性処理したシリカ(たとえば、12m#L
程度のもの)を、カプセルトナーの外殻に付着もしくは
含有させたものは既に知られているが、このようなシリ
カをその外殻の表面に付着もしくは含有させたカプセル
トナーは、たとえば、安息角が40度以上となるなど、
その粉体特性、特に流動性に関して本発明のカプセルト
ナーと比較すると劣る結果となる。
さらにこのような極微粉末状のシリカは、疎水化処理が
施されていることが必要である。たとえば、一次粒子の
平均粒径が10mp以下であっても疎水化処理されてい
ないシリカが外殻の表面に付着もしくは含有されている
カプセルトナーは、製造直後においては、良好な流動性
を示すこともあるものの、このようなシリカが通常有す
る吸湿性あるいは吸水性のため、時間の経過と共に空気
中などに存在する水分を吸収して凝集性が高まるため、
このシリカ粉末を介してトナー粉末自体も次第に凝集し
て塊状体を生成するなど、その粉体特性および流動性が
悪くなる。従って、カプセルトナーが経時変化を起さな
いようにするためには、シリカが疎水性処理されたもの
であることが望ましい。
このように本発明のカプセルトナーの外殻表面に付着も
しくは含有されているシリカは、疎水性処理シリカであ
ること、そして、その一次粒子の平均粒径が10mμ以
下であることの両要件を満足するものであること粉体特
性の改良のためには必要である。
疎水性処理シリカは、その一次粒子の平均粒径が10m
#L以下であれば特に制限はない、このような疎水性処
理シリカの例としては、ジメチルジクロルシラン処理シ
リカ、ヘキサメチルジシラザン処理シリカ、オクチルト
リメトキシシラン処理シリカおよびシリコーンオイル処
理シリカなどを挙げることができるが、本発明のカプセ
ルトナーの外殻に付着もしくは含有されている疎水性処
理シリカは、ジメチルジクロルシラン処理シリカである
ことが好ましい、特に本発明のカプセルトナーは、ジメ
チルジクロルシラン処理シリカの大部分が外殻表面に付
着状態で存在しているカプセルトナーであることが好ま
しい。
なお、本発明において1−記の疎水性処理シリカがカプ
セルトナーの外殻の表面に付着している状態とは、疎水
性処理シリカの大部分が、その粒子の一部がトナーの外
殻の表面と単に接した状態で存在している状態を言い、
また、外殻の表面に含有されている状態とは、疎水性処
理シリカの大部分が、少なくともその粒子の一部が外殻
の表面近傍に埋設された状態で存在している状態を言い
、イ・1着もしくは含有された状態とは上記の付着され
た状態および埋設された状態を含み、かつ両者の中間的
な存在状態をも包含する。
」;記疎水性処理シリカの含有率に特に制限はないが、
疎水性処理シリカが付着もしくは含有されていないカプ
セルトナーの重量に対して0.05〜10重量%の範囲
で付着もしくは含有されていることが好ましく、0.1
〜5重量%のの範囲で付着もしくは含有されていること
が特に好ましい、0.05重量%より少ないと本発明の
目的とする程度に流動性が改善されないことがあり、一
方、10重量%を越える場合には、生産コストが1貝す
るのみで効果がそれほど向I Lないことが多い。
本発明のカプセルトナーの製造法に特に制限はない。製
造法の例としては、芯物質の周囲に外殻を形成し、形成
されたマイクロカプセルを水洗し、乾燥して得られたカ
プセルトナーに疎水処理シリカを混合する方法、前記の
方法により得られたマイクロカプセルを水洗した後、水
に疎水性処理シリカを分散させたものを混合する方法、
疎水処理シリカを分散状態で含有する水性媒体中にて、
該水性溶媒中に油滴状に分散させた芯物質の周囲に外殻
を形成させて、得られたマイクロカプセルを水洗し、乾
燥する方法などの方法により製造することができる。特
に第一番目に例示した乾燥して得られたカプセルトナー
に混合する方法を利用することが、製造が容易であるこ
と、トナーの流動性を測定しながら疎水性処理シリカの
添加量を調整することができることなどの点で有利であ
る。
本発明のカプセルトナーな製造する方法の具体例を次に
示し更に詳しく説明する。
本発明のカプセルトナーな製造する際には、水性媒体中
に油滴状に乳化分散された芯物質の周囲に外殻を形成さ
せる。
水性媒体中に、表示記録材料およびバインダ(そして所
望により磁性粒子など)を含有する芯物質を油滴状に分
散した後、この芯物質の周囲に、たとえばポリウレア樹
脂および/またはポリウレタン樹脂からなる外殻を形成
させる。なお、本発明のカプセルトナーを製造する際の
上記水性媒体には、メチルセルロースなどの分散安定剤
が含まれていることが好ましい、油滴状に分散された芯
物質の周囲に外殻を形成してマイクロカプセルを製造す
る方法は、既に公知であり、本発明のカプセルトナーを
製造する場合においてもそれらの公知方法を利用するこ
とができる。
本発明のカプセルトナーの外殻を形成する方法としては
、たとえば、界面重合法を挙げることができる。また、
本発明のカプセルトナーの外殻を形成する他の方法とし
ては、内部重合法および外部重合法を挙げることができ
る。
ポリウレア樹脂および/またはポリウレタン樹脂からな
る外殻は、ジイソシアナート、トリイソシアナート、テ
トライソシアナート、ポリイソシアナートプレポリマー
などのポリイソシアナートとジアミン、トリアミン、テ
トラアミンなどのポリアミン、アミノ基を二個以上含む
プレポリマー、ピペラジンおよびその誘導体、ポリオー
ルなどとを水性溶媒中で界面重合法により反応させるこ
とにより、容易にマイクロカプセルの外殻として形成す
ることができる。
本発明のカプセルトナーの外殻として、ポリウレア樹脂
および/またはポリウレタンそしてポリアミド樹脂から
なる複合壁、ポリウレア樹脂とポリアミド樹脂からなる
複合壁、ポリウレタン樹脂とポリアミド樹脂からなる複
合壁、あるいはポリウレア樹脂、ポリウレタン樹脂およ
びポリアミド樹脂からなる複合壁とする場合には、複合
壁は下記の方法により製造することができる。
ポリウレア樹脂とポリアミド樹脂からなる複合壁、ポリ
ウレタン樹脂とポリアミド樹脂からなる複合壁とする場
合には、たとえばポリイソシアナートと酸クロライドそ
してポリアミンとポリオールを用い、反応液となる乳化
媒体のpH調整、ついで加温を行なうことからなる界面
重合法により調製することができる。また、ポリウレア
樹脂とポリアミド樹脂からなる複合壁とする場合には、
ポリインシアナートと酸クロライドそしてポリアミンを
用い、反応液となる水性媒体のPH調整。
次いで加温を行なうことにより調製することができる。
これらのポリウレア樹脂とポリアミド樹脂からなる複合
壁、およびポリウレタン樹脂とポリアミド樹脂からなる
複合壁の製造法の詳細については特開昭58−6694
8号公報に記載されている。このような複合壁からなる
外殻は、特に、磁性粒子を芯物質内に含有するカプセル
トナーを形成するために適している。外殻形成のための
重合反応に関与する千ツマ−は、外殻を形成する樹脂に
よっても相違するが、二種類以上のモノマーを組合わせ
て用いることもできる。そのようなモノマーの組合わせ
の例としては、インシアナート基、チオイソシアナート
基、ビスクロロホルメート基、酸クロライド基およびス
ルホニルクロライド基からなる群より選ばれる基を含む
二官能基性化合物の少なくとも一つと、水、多価アミン
、多価アルコール、多価チオール、多価アミンおよび多
価カルボン酸からなる群より選ばれる化合物の少なくと
も一つとの組合せを挙げることができる。
芯物質の周囲に外殻を形成させることによりマイクロカ
プセルを調製した後、このマイクロカプセルは液相から
分離し、水洗した後乾燥される。
この分離乾燥のための操作は通常、マイクロカプセルを
含有する分散液を噴霧乾燥する方法あるいはマイクロカ
プセルを含有するスラリーを加熱乾燥する方法などによ
り行なわれる。
なお分離乾燥されたマイクロカプセルは、更に加熱処理
を施すことができる。この加熱処理によリカプセルトナ
ーの粉体特性が特に向上する。加熱処理は50〜300
℃の範囲の温度で行なうのが好ましく、さらに80−1
50℃の範囲の温度で加熱することが特に好ましい、加
熱時間′は、加熱温度および使用した芯物質の種類など
により適宜決定することができるが1通常は10分から
48時間、好ましくは2〜24時間加熱される。
加熱処理に用いられる装置、器具については特に制限は
なく、装置の例としては、電気炉、マツフル炉、ホット
プレート、電気乾燥器、流動層乾燥器、赤外線乾燥器な
どを挙げることができる。
このようにして得られたカプセルトナーに所定量の疎水
性処理シリカを混合する。混合方法に特に制限はなく通
常使用されているミキサやV型混合器などを使用するこ
とができる。
得られたカプセルトナーは、優れた粉体特性を示し、特
にその流動性が良好である。
なお、本発明のカプセルトナーの外殻には、所望により
、金属含有染料、ニグロシンなどの荷電調節剤あるいは
その他の任意の添加物質を加えることができる。これら
の添加物質は、外殻形成時、あるいはカプセルトナーの
分離乾燥後など任意の時点でカプセルトナーの外殻に含
有させることができる。
また、本発明のカプセルトナーは、特開昭57−179
860.58−21259.58−66948.58−
86949.58−66950゜58−68753.5
8−70236.58−91464.58−95353
.58−100855.58−100856.58−1
00857.58−100858.58−111050
.58−144932.58−145233号などの各
公報、および 特願昭57−64673.57−175404.57−
189139.58−41960,58−48418.
58−58419.58−57421.58−5742
2.58−174898号特許出願などの明細書に記載
にされたカプセルトナーおよびカプセルトナー製造技術
と適宜組合わせて利用することも可能である。
次に本発明の実施例および比較例を示す。
[実施例1] ポリイソブチルメタクリレート(商品名ニアクリベース
、MM−2002−2:藤倉化成■製)8gを1−イソ
プロピル−フェニル−2−フェニルエタン40gに溶解
し、さらにマグネタイト磁性粒子とを自動乳鉢中で混線
分散して分散液(磁性インク)を調製した。
一方、外殻材料として、酢酸エチル25gにトルイレン
ジイソシアナートとヘキサントリオールの付加化合物(
商品名:デスモジュールL:バイエル社製)logを溶
解した溶液を調製し、この溶液を前記の分散液(磁気イ
ンク)と混合して油性相を調製した。
水性媒体として、メチルセルロース(メトキシ基置換度
:1.8.平均分子量:15000)の4%水溶液20
0gを調製した。
この水性媒体中に前記の油性相混合液体を乳化分散させ
て、油滴粒子の平均サイズが約17μmの水中油滴型エ
マルジョンを調製した。
エマルジョンを約15分間低速攬 した後、ジエチレン
トリアミンの2.5重機%水溶液80gを徐々に滴下し
、60℃の恒温槽にて3時間隔しカプセル化を行なった
得られたマイクロカプセル分散液を自然放置してマイク
ロカプセルを沈降させ、上部の水層を捨て、代りに洗浄
水を加え攬 して自然放置した。
この洗浄操作を20回繰り返し、マイクロカプセル表面
に付着しているメチルセルロースなどを除去した。洗浄
済マイクロカプセルスラリーを100℃に設定したオー
ブン中で乾燥し、カプセルトナーを得た。このカプセル
トナーにジメチルジクロルシランで処理した一次粒子の
平均粒径が7mμの疎水性処理シリカ(商品名:疎水性
シリカR−976、Degussa社製)をカプセルト
ナーの重量に対して1重量%を加え混合した。このカプ
セルトナーは、一つ一つのカプセル粒子が独立して存在
し、かつ非常にサラサラした流動性を示した。このカプ
セルトナーの安息角を測定したところ、34〜36度で
あった。
[比較例1] 実施例1において、一次粒子の平均粒径が7mμのジメ
チルジクロルシランで処理した疎水性処理シリカに代え
、ジメチルジクロルシランで処理した一次粒子の平均粒
径が12mμの疎水性処理シリカ(商品名:疎水性シリ
カR−974、Degussa社製)を使用した以外は
同様に操作してカプセルトナーを製造した。
このカプセルトナーは、一つ一つのカプセル粒子が独立
して存在し、かつサラサラした流動性を示したが、実施
例1で得られたカプセルトナーと比較すると流動性がや
や劣った。また、このカプセルトナーの安息角を測定し
たところ、40〜41度であった。
[比較例2] 実施例1において、一次粒子の平均粒径が7mμのジメ
チルジクロルシランで処理した疎水性処理シリカに代え
、ジメチルジクロルシランで処理した一次粒子の平均粒
径が16 m p、の疎水性処理シリカ(商品名:疎水
性シリカR−972、Degussa社製)を使用した
以外は同様に操作してカプセルトナーを製造した。
このカプセルトナーは、一つ一つのカプセル粒子が独立
して存在し、かつサラサラした流動性を示したが、実施
例1で得られたカプセルトナーと比較すると流動性が明
らかに劣り、また比較例!で得られたカプセルトナーと
の比較においてはその流動性がやや劣った。このカプセ
ルトナーの安息角を測定したところ、43〜45度であ
った。
第1図に上記実施例および比較例で得られたカプセルト
ナーの安息角と疎水処理シリカの一次粒子の平均粒径と
の関係の例を示す。
第1図から明らかなように10mIL以下(実施例1に
おいては7m#L)疎水性処理シリカが外殻の表面に付
着もしくは含有されている本発明のカプセルトナーの安
息角は、たとえば、実施例1においては34〜36度と
非常に低い、比較例1および?で得られた疎水性処理シ
リカの一次粒子の平均粒径がl Om ILを越えるカ
プセルトナーの安息角がいずれも40度以上であること
からしても本発明のカプセルトナーは、粉体特性、特に
流動性が良好であることが明らかである。このような安
息角の差は、カプセルトナーを観察した際に歴然と表わ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、疎水性処理シリカの一次粒子の平均粒径と安
息角との関係を一例を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、芯物質と、該芯物質の周囲に形成された外殻よりな
    るカプセルトナーにおいて、該外殻の表面に、一次粒子
    の平均粒径が10mμ以下の疎水性処理シリカが付着も
    しくは含有されていることを特徴とするカプセルトナー
    。 2、疎水性処理シリカがジメチルジクロルシラン処理シ
    リカであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のカプセルトナー。 3、疎水性処理シリカの含有率が、疎水性処理シリカを
    付着もしくは含有していないカプセルトナーの重量に対
    して0.05〜10重量%の範囲であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項もしくは第2項記載のカプセル
    トナー。 4、外殻が、ポリウレア樹脂および/またはポリウレタ
    ン樹脂からなることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のカプセルトナー。
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