JPS63316062A - カプセルトナ− - Google Patents

カプセルトナ−

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JPS63316062A
JPS63316062A JP62152543A JP15254387A JPS63316062A JP S63316062 A JPS63316062 A JP S63316062A JP 62152543 A JP62152543 A JP 62152543A JP 15254387 A JP15254387 A JP 15254387A JP S63316062 A JPS63316062 A JP S63316062A
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JP
Japan
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binder
capsule toner
toner
titanate
coupling agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP62152543A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Hosoi
憲行 細井
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63316062A publication Critical patent/JPS63316062A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/093Encapsulated toner particles
    • G03G9/0935Encapsulated toner particles specified by the core material
    • G03G9/09357Macromolecular compounds
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G9/0935Encapsulated toner particles specified by the core material
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、電子写真法の記録方法において形成された潜
像を可視画像とするために用いられるカプセルトナーに
関する。
[発明の背景] 電子写真法などの記録方式におけるトナー像の定着方法
としては、加熱定着、溶剤定着および圧力定着の三種類
の方法が知られている。そして、環境上の問題などから
昨今は溶剤を使用しない加熱定着方法および加圧定着方
法が利用されることが多い。
加熱定着法には従来から着色材料とバインダーとからな
るトナーが使用されている。また加圧定着法においても
通常のトナーが利用されているが、近年トナーをマイク
ロカプセルに納めた形態としたカプセルトナーの利用が
検討されている。
カプセルトナーは、カーボンブラックのような着色材料
およびポリマー、油性溶剤などのバインダーを含有する
芯物質の周囲に、圧力の付与により破壊する性質を持つ
樹脂外殻を形成させて得られるマイクロカプセル形態の
トナーである0通常のトナーは、カーボンブラックのよ
うな着色材料を結着性成分中に分散させた状態で含有し
てなるトナーである。
[従来技術およびその問題点] 従来知られているカプセルトナーおよび通常のトナーは
、トナーとして本来必要とされる諸特性において必ずし
も満足できるものとはいえない。
たとえば電子写真用の現像剤として用いるトナーは、粉
体特性が良く、現像性圭において優れ、潜像を形成する
表面である感光体表面を汚すことがないことなどが必要
とされており、さらに二成分現像方式の場合には使用す
るキャリア粒子の表面を汚すことがないことなどが必要
とされる。また圧力定着法に用いるトナーとしては、圧
力定着性が良いこと、そして圧力定着に用いる加圧ロー
ラーへのオフセット現象(トナーが加圧ローラー表面に
付着してローラーが汚れる現象)が発生しにくいことな
どが必要となる。
従って、圧力定着法に用いるトナーは、粉体特性、紙な
どの支持媒体への定着性(定着された画像の保存性も含
む)、非オフセット性、また利用する現像方式に応じて
帯電性および/または導電性などの諸特性の全てにおい
て高いレベルになければならない、しかしながら、これ
までに知られているトナーは上記のような諸特性につい
て必ずしも満足できるものではなかった。
例えば、近年複写装置全体の小型化などに伴ない、熱が
複写装置内に蓄桔されやすくなり、そのため、現像装置
内に保存されたカプセルトナーは、高湿、高温の環境条
件に置かれる傾向にある。このような環境条件に置かれ
たカプセルトナーにおいては、保存直後は粉末状態であ
っても長時間の保存後には、カプセルトナーの芯物質中
に含有されたバインダーの構成成分である油性溶剤が外
殻を介してにじみ出し、それがカプセルトチ−表面に付
着状態で存在した場合に、トナー粒子間の染集が顕著に
発生するとの問題がある。
また、従来のカプセルトナーが充分に満足できない特性
の一つとしてはカプセルトナーの摩擦帯電性が充分でな
いことがある。すなわち、鉄粉などのキャリアー粒子あ
るいは一成分系現像法における現像スリーブなどとトナ
ーとを摩擦することによりトナーを帯電させ、この帯電
トナーを潜像に吸引させる方式の電子写真法に利用する
トナーは、高い摩擦帯電性を有することが望ましい、し
かしながら、従来のカプセルトナーは通常の温度、湿度
の環境条件においては、摩擦帯電性の高いものでも、高
温、高湿の環境条件においては摩擦帯電性が低下する傾
向があり、そのため摩擦帯電性が温度、湿度などの環境
条件の影響を受けやすく、安定して鮮明な画像を形成す
ることが困難な場合がある。
上記圧力定着法に有利であると知られているカプセルト
ナーは、一般に水系溶媒中に分散させた芯物質(カーボ
ンブラック等の着色材料と油性溶剤を有するバインダー
成分とを含む疎水性物質)の小滴の周囲に重合体からな
る外殻を形成してマイクロカプセルの製造し、次いでこ
のマイクロカプセルを分離乾燥することにより製造され
る。
本発明者の検討によると、前記カプセルトナーの問題点
は、上記製造工程において芯物質中の着色材料やその他
の微粒子物質が、外殻との界面あるいは外殻の内部に入
りこみ外殻の気密性を低下させる傾向にある処に存する
。すなわち、これは、芯物質中の着色材料やその他の微
粒子物質には極性の高いものが多く重合時の溶媒である
水との親和性が強いことから、外殻形成時に外殻内部か
ら出ようとする力が強く働くことに起因している。
このように外殻の気密性が低下することによって、外殻
の外にバインダーあるいはバインダー中の油性溶剤が浸
み出たりした場合は粉体特性としての流動性の低下が起
こり、また油性溶剤が飛散したりした場合は定着性の劣
化が生じることになり、さらに磁性粒子が外殻中または
表面に出た際には帯電安定性の低下などがもたらせるこ
とが明らかになった。
[発明の目的] 本発明は、新規な電子写真用カプセルトナーを提供する
ことを目的とする。
さらに1本発明は、流動性、定着性およびPl擦帯電性
が向上した電子写真用カプセルトナーであって、かつ保
存安定性の優れたカプセルトナーを提供することを目的
とする。
[発明の要旨] 本発明は1着色材料とバインダーとを含む芯物質が樹脂
外殻により封入されてなるマイクロカプセル形態のカプ
セルトナーであって、 該バインダーが、固体ポリマーと、該固体ポリマーを溶
解もしくはmfrRすることのできる沸点が150℃以
上の有機溶媒とを含む粘度が1000〜100000c
p (25℃)の範囲にある油性バインダーであり、 該樹脂外殻が、界面重合法、内部重合法および外部重合
法からなる群より選ばれた重合法によって該芯物質の周
囲に形成されたものであり。
そして、 該芯物質中に少なくともシラン系カップリング剤および
/またはチタン系カップリング剤を含有することを特徴
とするカプセルトナーにある。
[発明の効果] 本発明のカプセルトナーは、上記構成をとることにより
芯物質である着色材料と粘着性を有するバインダー成分
とが外殻内部に確実に保持されて、外殻中に入りこんだ
り外に浸み出したりすることがほとんどない、従って、
本発明のカプセルトナーは流動性をはじめ帯電安定性、
定着性が格段に向上しており、さらには保存安定性につ
いても優れているので長期間保存したのちも、上記性能
の低下もほとんどない。
また、カプセル形成時のシラン系カップリング剤および
チタン系カップリング剤の働きによると考えられるが、
得られるカプセルトナーは粒径分布が狭いので、画質が
良好であることや分級操作が不要であるなどの利点があ
る。
[発明の詳細な記述] 本発明のカプセルトナーは、たとえば、下記の方法を利
用して製造される。
カプセルトナーを製造するに際して、まずマイクロカプ
セルを、水系媒体中にて、樹脂外殻を界面重合法、内部
重合法または外部重合法により、着色材料とバインダー
組成物とを含む油滴の周囲に形成することにより製造す
るが、このマイクロカプセルの製造方法は既に知られて
いる。すなわち、マイクロカプセルを製造する際に用い
る公知の原料を使用し、通常の方法に従って行なうこと
ができる。
本発明のカプセルトナーにおいて、バインダーの成分と
して用いる固体ポリマーの例としては、次のような化合
物を挙げることができる。
ポリオレフィン、オレフィンコポリマー、スチレン系樹
脂、スチレン・ブタジェンコポリマー、エポキシ樹脂、
ポリエステル、ゴム類、ポリビニルピロリドン、ポリア
ミド、クマロン・インデン共重合体、メチルビニルエー
テル・無水マレイン酸共重合体、アミノ樹脂、ポリウレ
タン、ポリウレア、アクリル酸エステルのホモポリマー
もしくはコポリマー、メタクリル酸エステルのホモポリ
マーもしくはコポリマー、アクリル酸と長鎖アルキルメ
タクリレートとの共重合体オリゴマー、ポリ酢酸ビニル
、ポリ塩化ビニル。
上記のバインダー用ポリマーとして特に好ましいものは
、アクリル酸エステルのホモポリマーもしくはコポリマ
ー、メタクリル酸エステルの永モボリマーもしくはコポ
リマー、またはスチレン・ブタジェンコポリマーである
バインダーの成分として用いる有機溶媒は、上記のポリ
マーを溶解もしくは膨潤させうる沸点150℃以上の高
沸点溶媒(単に高沸点溶媒ともいう)である、この高沸
点溶媒の例を以下に記載する。
フタル酸エステル類(例、ジエチルフタレート、ジブチ
ルフタレート);脂肪族ジカルボン酸エステル類(例、
マロン酸ジエチル、シュウ酸ジメチル);リン酸エステ
ル類(例、トリクレジルホスフェート、トリクレジルホ
スフェート);クエン酸エステル類(例、0−アセチル
トリエチルシトレート、トリブチルシトレート);安息
香酸エステル類(例、ブチルベンゾエート、ヘキシルベ
ンゾエート);脂肪族酸エステル類(例、ヘキサデシル
ミリステート、ジオクチルアジペート);アルキルナフ
タレン類(例、メチルナフタレン、ジメチルナフタレン
、モノイソプロピルナフタレン、ジイソプロピルナフタ
レン);アルキルジフェニルエーテル類(例、0−1m
−1P−メチルジフェニルエーテル);高級脂肪酸また
は芳香族スルホン酸のアミド化合物類(例、N、N−ジ
メチル°ラウロアミド、N−ブチルベンゼンスルホンア
ミド);トリメリット酸エステル類(例、トリオクチル
トリメリテート)ニジアリールアルカン類(例、ジメチ
ルフェニルフェニルメタンなどのジアリールメタン、l
−フェニル−1−メチルフェニルエタン、l−ジメチル
フェニル−1−フェニルエタン、l−エチルフェニル−
1−フェニルエタンなどのジアリールエタン)、塩素化
パラフィン類。
本発明のカプセルトナーのバインダーの成分として用い
る高沸点溶媒としては1通常の樹脂外殻への影響(溶解
、劣化促進など)が非常に低い非エステル系の高沸点溶
媒、特にアルキルナフタレン、アルキルジフェニルエー
テル、ジアリールアルカンが好ましい。
本発明のマイクロカプセルのバインダーは固体ポリマー
と高沸点溶媒との組合せ(通常は重量比で1:0.2〜
1:20.好ましくは1:0.5〜l:10、特に好ま
しくは1:l〜1:10)からなることが望ましく、ま
たこのバインダーは粘度が1000−100000cp
 (25℃)の範囲(好ましくは、5000〜4000
0cp)の高粘度の油性液体であることが望ましい。
本発明のカプセルトナーで用いる固体ポリマーと高沸点
溶媒との組合せからなるバインダー組成物は、該ポリマ
ーを実質的に溶解もしくは膨潤することのない沸点が1
00〜250℃の範囲内にある有機溶媒(以下、単に不
溶解性有機液体ともいう)を更に含むことが望ましい。
不溶解性有機液体の具体例としては、脂肪族飽和炭化水
素もしくは脂肪族飽和炭化水素を主成分とする有機性液
体混合物を挙げることができる。
電子写真用トナーのための着色材料としては、カーボン
ブラック、グラフト化カーボンブラックなどの黒色トナ
ーが一般的に用いられているが、また青色、赤色、貴色
などの各種の有彩色着色剤も用いられている。カプセル
トナーにおいてもそれらの着色材料を用いることができ
る。
カプセルトナーの芯物質には磁性粒子が含有されていて
もよい、この磁性粒子としては公知の単性トナー用の磁
性粒子(磁化しうる粒子状物質)を用いることができる
。そのような磁性粒子の例としては、コバルト、鉄また
はニッケルなどの金属単体、合金もしくは金属化合物な
どからなる磁性粒子を挙げることができる。なお、磁性
粒子として黒色のマグネタイトなどの有色磁性粒子を用
いる場合には、そのマグネタイトなどの有色磁性粒子を
磁性粒子と着色材料の両者の役目を兼ねる成分として用
いることもできる。
本発明のカプセルトナーは、芯物質としてざらにシラン
系カップリング剤および/またはチタネート系カップリ
ング剤が含有していることが必要である。上記カップリ
ング剤を含有した芯物質を含む油滴の周囲に後述する重
合法により外殻が形成される。その際、上記カップリン
グ剤の作用により、着色材料、バインダー等芯物質が外
殻内部に確実に取り込まれ、安定した芯物質保持性を有
するカプセルトナーを得ることができる。さらに、得ら
れたカプセルトナーは粒度分布が狭いため後処理として
分級操作が不要であることや、定着した画質が良好であ
ること等の利点を有する。
上記カップリング剤のシラン系カップリング剤の例とし
ては、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリス(βメト
キシエトキシ)シラン、ビニルトリエトキシシラン、ビ
ニルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロビル
トリメトキシシシラン、β−(3,4エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロビルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロビ
ルメチルジェトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン。
N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン
、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−
クロロプロピルトリメトキシシラン等を挙げることがで
きる。これらのなかで、好ましくはビニルトリメトキシ
シラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシランおよび
γ−クロロプロピルトリメトキシシランである。
チタネート系カップリング剤の例としては、インプロピ
ルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリ
ス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、テト
ラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネー
ト、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)エチレンナ
タネート、テトラ(2,2−’ジアリルオキシメチルー
1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスファイトチタネ
ート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシア
セテートチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチ
タネート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニ
ルチタネート、テトライソプロピルビス(ジオクチルホ
スファイト)チタネート、イソプロピルジメタクリルイ
ソステアロイルチタネート、イソプロピルイソステアロ
イルジアクリルチタネート、イソプロピルトリ(ジオク
チルホスフェート)チタネート、インプロピルトリクミ
ルフェニルチタネート、イソプロピルトリ(N−アミノ
エチル−アミノエチル)チタネート、ジクミルフェニル
オキシアセテートチタネート、ジイソステアロイルエチ
レンチタネート等を挙げることができる。これらのなか
で、好ましくはイソプロピルトリイソステアロイルチタ
ネート、インプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフ
ェート)チタネートおよびイソプロピルトリ(N−アミ
ノエチル−アミノエチル)チタネートである。
上記カップリング剤をトナー中に含有させることについ
てはすでに公知である0例えば、特開昭58−9153
号公報に上記カップリング剤により処理された磁性粒子
と樹脂よりなる核体粒子の外周に樹脂壁膜を形成したト
ナーが開示されている。しかしながら、これは本発明と
は異なった系であり、効果も異なったものである。すな
わち、上記公報のトナーは固体バインダーのみを用いた
トナーであり、本発明の適用できるトナー系は。
カプセル内部の芯物質に高沸点溶媒(油性溶剤)を用い
た、すなわちその芯物質が粘着性を示す、特に定着性の
優れたカプセルトナーである。
前記カップリング剤の含有率は特に制限はないが、カプ
セルトナーの芯物質に対して0.O1〜1.0wt%が
好ましく、特に好ましくは0.05〜0.3wt%であ
る。
カプセルトナーの外殻を形成する樹脂の種類には、それ
らが芯物質を含む油滴の周囲に界面重合法、内部重合法
、あるいは外部重合法のいずれかの方法により密な樹脂
外殻を形成することのできるものである限り特に制限は
ないが、圧力定着方式に利用するカプセルトナーとして
の種々の特性を考慮すると、その外殻樹脂は、ポリウレ
ア、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステルあるいは
エポキシ樹脂であることが好ましい、これらの樹脂は単
独であっても、また混合物としても外殻形成用の樹脂と
して用いることができる。そして。
本発明のカプセルトナーは、ポリウレア樹脂、ポリウレ
タン樹脂、あるいはポリウレア樹脂とポリウレタン樹脂
との混合物からなることが、外殻の強度、柔軟性などを
考慮すると特に好ましい。
次に、ポリウレタン樹脂、或いはポリウレア樹脂の外殻
からなるカプセルトナーを製造する方法を例にして本発
明のカプセルトナーの製造方法を説明する。
水性液体中において、着色材料およびバインダー(そし
て所望により磁性粒子など)を含有する油滴状に分散さ
れた芯物質の周囲に、ポリウレア樹脂および/またはポ
リウレタン樹脂からなる外殻を形成させることによりマ
イクロカプセルを製造する方法は既に公知であり、本発
明のカプセルトナーを製造するためにもそれらの公知方
法゛を利用することができる。
たとえば、カプセルトナーの製造のために利用すること
のできる重合反応を利用したマイクロカプセルの製造方
法としては、界面重合方法を挙げることができる。また
、本発明において利用することのできる重合反応を利用
したマイクロカプセルの製造方法の他の例としては、内
部重合法および外部重合法を挙げることができる。
ポリウレア樹脂および/またはポリウレタン樹脂からな
る外殻は、ジイソシアナート、トリイソシアナート、テ
トライソシアナート、ポリイソシアナートプレポリマー
などのポリイソシアナートとプレポリマーなどのポリイ
ソシアナートと、ジアミン、トリアミン、テトラアミン
などのポリアミン、アミン基を二個以上含むプレポリマ
ー、ピペラジンおよびその誘導体、ポリオールなどとを
水系溶媒中で界面重合法により反応させることにより、
容易にマイクロカプセルの外殻として形成することがで
きることが知られている。
芯物質の周囲に外殻を形成させることによりマイクロカ
プセルを調製した後、このマイクロカプセルは液相から
分離し、水洗した後乾燥される。
この分離乾燥のための操作は通常、マイクロカプセルを
含有するスラリーを加熱乾燥する方法などにより行なわ
れる。
なお分離乾燥されたマイクロカプセルは、更に加熱処理
を施すことができる。この加熱処理によりカプセルトナ
ーの粉体特性が特に向上する。加熱処理は50〜300
℃の範囲の温度で行なうのが好ましく、さらに80〜1
50℃の範囲の温度で加熱することが特に好ましい、加
熱時間は、加熱温度および使用した芯物質の種類などに
より適宜決定することができるが、通常は10分から4
8時間、好ましくは2〜24時間加熱される。
加熱処理に用いられる装置、器具については特に制限は
なく、装置の例としては、電気炉、マツフル炉、ホット
プレート、電気乾燥器、流動層乾燥器、赤外線乾燥器な
どを挙げることができる。
なお、本発明のトナーは、通常使用されているシリカ微
粉末、アルミナ微粉末およびチタン微粉末などの電荷調
節剤をその表面に付与することもできる。
以下余白 次に本発明の実施例と比較例を示す、なお、各側におい
て、「部」は、特に記載のない場合には「重量部」を意
味する。
[実施例1] ポリイソブチルメタクリレート(商品名ニアクリベース
、MM−2002−2:藻食化成■製)20重量%、ポ
リイソブチルメタクリレート(商品名ニアクリベース、
MM−2002−1:藻食化成■製)10重量%を含有
するl−イソプロピル−フェニル−2−フェニルエタン
の溶液40g、マグネタイト磁性粒子(商品名:MTA
−740二戸田工業■製)70gおよびシラン系カップ
リング剤であるγ−アミノプロピルトリエトキシシラン
0.5gを自動乳鉢中で混線分散して分散液(磁性イン
ク)を調製した。
別に酢酸エチル60gに沸点170〜190℃のパラフ
ィンオイル20g、ジメチルフェニルシロキサン(商品
名:シリコーンKF50.3000cs :信越化学工
業■製)3g、ヘキサメチレンジイソシアネート3モル
とトリメチロールプロパン1モルの付加化合物(商品名
:バーノックロー950:大日本インキ化学工業■製)
log及υトルイレンジイソシアネート3モルとトリメ
チロールプロパン1モルの付加化合物(商品名:バーノ
ックD−750:大日本インキ化学工業■製)10gを
溶解した溶液を調製し、この溶液を前記の分散液(磁性
インク)と混合して油性混合液を調製した。ただし、こ
の油性混合液体(芯物質と外殻形成材料の混合体)の調
製は、その液温な25℃以下にWmしながら実施した。
別に、メチルセルロース(メトキシ基置換度:i、a、
平均分子量:15000)の4%水溶液200gにジエ
チレントリアミン1.2gを添加して水性媒体を調製し
、この水性媒体を15℃に冷却した。
この水性媒体中に前記の油性相混合液体を乳化分散させ
て、乳化液中の油滴粒子の平均サイズが約12Bmの水
中油滴型エマルジョンを得た。
エマルジョン調製後もさらに攪拌を続け、約10分後に
、ジエチレントリアミンの2.5重量%水溶液50gを
徐々に滴下し、60℃の恒温槽にてエマルジョン中に含
まれる有機溶媒を除去しながら3時間攪拌し、カプセル
化を終了させた。
次にこのマイクロカプセル分散液を500Orpmの遠
心分離操作にかけ、生成したマイクロカプセルとメチル
セルロース含有水溶液(上澄み液)とを分離し、得られ
たマイクロカプセルスラリーを水に分散させて30wt
%分散液を調製した。
得られたマイクロカプセル分散液をデカンテーション法
により15回水洗を行なった。
こうして得られたマイクロカプセル分散液の粒径をパー
ティクルアナライザー(コールタ−カウンターTA−n
型:コールター社製)にて測定した所、粒径が14.1
牌m、標準偏差2.9鉢mであった。
さらに、疎水性シリカ(日本アエロジル■製RA−20
0H)の水分散物をトナーに対しシリカが(15重量%
となるように添加し、オーブンにより60℃で乾燥しカ
プセルトナーを得た。なお、このカプセルトナーのバイ
ンダー組成物を別に調製して粘度を測定したところ25
000cp(25℃)であった。
得られたカプセルトナーを用いて通常の一成分電子写真
法により形成された負帯電性静電潜像を磁気ブラシ法に
より現像したのち、普通紙に転写して150kg/cr
n’の圧力で定着した。
定着された可視画像は鮮明でカブリがない画像であり、
ルーペで観察した所、細いトナーの飛び散りも見られな
かった。また、この可視画像を定着15分後に指でこす
ったが変化は見られなかった。
ざらに、得られたトナーを常温常湿下で一年間保存した
所、流動性に変化は見られずさらさらと流れる状態であ
った。この−年間保存後のトナーを用いて前記と同様の
方法で画像を定着させた所、保存前と変わりのない鮮明
な画像が得られた。
[実施例2] ポリイソブチルメタクリレート(商品名ニアクリベース
、MM−2002−2:藻食化成■!iり20重量%、
ポリイソブチルメタクリレート(商品名ニアクリベース
、MM−2002−1:藻食化成■製)10重量%を含
有するl−イソプロピル−フェニル−2−フェニルエタ
ンの溶液40g、カーボンブラック(商品名ニレ−ベン
−500(RAVEN−500) :コロンビアカーボ
ン日本■製)3g、酸化チタン(商品名:PF−656
、基原産業■製)12gおよびチタネート系カップリン
グ剤であるイソプロピルトリ(N−7ミノエチルー7ミ
ノエチル)チタネートO,Igを自動乳鉢中で混線分散
して分散液(磁性インク)を調製した。
別に酢酸エチル60gに沸点170〜190℃のパラフ
ィンオイル20g、ジメチルフェニルシロキサン(商品
名:シリコーンKF50.3000cs:信越化学工業
■製)3g、ヘキサメチレンジイソシアネート3モルと
トリメチロールプロパン1モルの付加化合物(商品名:
バーノックD−950:大日本インキ化学工業■製)1
0g及びトルイレンジイソシアネート3モルとトリメチ
ロールプロパン1モルの付加化合物(商品名:バーノッ
クD−750:大日本インキ化学工業■製)10gを溶
解した溶液を調製し、この溶液を前記の分散液(磁性イ
ンク)と混合して油性混合液を調製した。ただし、この
油性混合液体(芯物質と外殻形成材料の混合体)の調製
は、その液温を25℃以下に調節しながら実施した。
別に、メチルセルロース(メトキシ基置換度:1.8、
平均分子量:15000)の4%水溶液200gにジエ
チレントリアミン1.2gを添加して水性媒体を調製し
、この水性媒体を15℃に冷却した。
この水性媒体中に前記の油性相混合液体を乳化分散させ
て、乳化液中の油滴粒子の平均サイズが約121Lmの
水中油滴型エマルジ璽ンを得た。
エマルジョン調製後もさらに攪拌を続け、約10分後に
ジエチレントリアミンの2.5重量%水溶液50gを徐
々に滴下し、60℃の恒温槽にてエマルジョン中に含ま
れる有機溶媒を陳去しながら3時間攪拌し、カプセル化
を終了させた0次にこのマイクロカプセル分散液を50
0Orpmの遠心分離操作にかけ、生成したマイクロカ
プセルとメチルセルロース含有水溶液(上澄み液)とを
分離し、得られたマイクロカプセルスラリーを水に分散
させて30wt%分散液を調製した。得られたマイクロ
カプセル分散液をデカンテーション法により15回水洗
を行なった。
こうして得られたマイクロカプセル分散液の粒径をパー
ティクルアナライザー(コールタ−カウンターTA−n
型:コールター社製)にて測定した所、粒径が13.8
ルm、標準偏差2.7終mであった・ さらに、疎水性シリカ(日本アエロジル■製RA−20
0H)の水分散物を、トナーに対し′シリカが0.5重
量%となるように添加し、オーブンにより60℃で乾燥
しカプセルトナーを得た。なお、このカプセルトナーの
バインダー組成物を別に調製して粘度を測定したところ
25000cp(25℃)であった。
得られたカプセルトナーをキャリアと混合して通常の二
成分電子写真法により形成された負帯電性静電潜像を磁
気ブラシ法により現像したのち、普通紙に転写して15
0kg/Cm″の圧力で定着した。
定着された可視画像は鮮明でカブリがない画像であり、
ルーペで観察した所、細いトナーの飛び散りも見られな
かった。また、この可視画像を定着15分後に指でこす
ったが変化は見られなかった。
さらに、得られたトナーを常温常湿下で一年間保存した
所、流動性に変化は見られずさらさらと流れる状態であ
った。この−年間保存後のトナーを用いて前記と同様の
方法で画像を定着させた所、保存前と変わりのない鮮明
な画像が得られた。
[比較例1] 実施例1において、シラン系カップリング剤であるγ−
アミノプロピルトリエトキシシランを使用しなかった以
外は実施例1と同様の方法でカプセルトナーを製造した
15回のデカンテーション後のマイクロカプセル分散液
の粒径をパーティクルアナライザー(コールタ−カウン
ターTA−n型:コールター社製)にて測定した所、粒
径が14.24.m、標準偏差4.5p+mであった。
また、定着された可視画像は鮮明でカブリがない画像で
あったが、細線のにじみが見られた。
ルーペで観察した所、細いトナーの飛び散りが見られた
。また、この可視画像を定着15分後に指でこすったが
変化は見られなかった。
さらに、得られたトナーを常温常湿下で一年間保存した
所、若干のブロッキングがあり、流動性にやや問題があ
った。この−年間保存後のトナーを用いて前記と同様の
方法で画像を定着させた所、少しカブリが見られた。
[比較例2] 実施例2において、チタネート系カップリング剤である
インプロピルトリ(N−7ミノエチルーアミノエチル)
チタネートを使用しなかった以外は実施例2と同様の方
法でカプセルトナーを製造した。
15回のデカンテーション後のマイクロカプセル分散液
の粒径をパーティクルアナライザー(コールタ−カウン
ターTA−n型:コールター社製)にて測定した所、粒
径が14.5JLm、標準偏差4.1ルmであった。
また、定着された可視画像は鮮明でカブリがない画像で
あったが、細線のにじみが見られた。
ルーペで観察した所、細いトナーの飛び散りが見られた
。また、この可視画像を定着15分後に指でこすったが
変化は見られなかった。
さらに、得られたトナーを常温常温下で一年間保存した
所、若干のブロッキングがあり、流動性にやや問題があ
った。この−年間保存後のトナーを用いて前記と同様の
方法で画像を定着させた所、少しカブリが見られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、着色材料とバインダーとを含む芯物質が樹脂外殻に
    より封入されてなるマイクロカプセル形態のカプセルト
    ナーであって、 該バインダーが、固体ポリマーと、該固体ポリマーを溶
    解もしくは膨潤することのできる沸点が150℃以上の
    有機溶媒とを含む粘度が1000〜100000cp(
    25℃)の範囲にある油性バインダーであり、 該樹脂外殻が、界面重合法、内部重合法および外部重合
    法からなる群より選ばれた重合法によって該芯物質の周
    囲に形成されたものであり、そして、 該芯物質中に少なくともシラン系カップリング剤および
    /またはチタン系カップリング剤を含有することを特徴
    とするカプセルトナー。 2、カプセル外殻が、ポリウレア樹脂および/またはポ
    リウレタン樹脂からなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のカプセルトナー。 3、バインダーが中に含まれる沸点が150℃以上の有
    機溶媒が、アルキルナフタレン、アルキルジフェニルエ
    ーテル、ジアリールアルカンおよび塩素化パラフィンか
    らなる群より選ばれる化合物であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のカプセルトナー。 4、上記シラン系カップリング剤が、ビニルトリメトキ
    シシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシランおよ
    びγ−クロロプロピルトリメトキシシランからなる群よ
    り選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のカプセルトナー。 5、上記チタネート系カップリング剤が、イソプロピル
    トリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリス
    (ジオクチルパイロホスフェート)チタネートおよびイ
    ソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チ
    タネートからなる群より選ばれる少なくとも一種である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカプセル
    トナー。
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