JPS60956A - 建築工事用保護シ−ト状物の防汚加工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は建築工事用１保護シートに使用される塩化ビニ
ル樹１指で被覆された合成繊維又は該合成繊維を製織し
た織物の土砂、塵埃、鉱物油、汚水などによる種々な汚
染を防止することを目的とする防汚加工法に関するもの
である。

従来例えばナイロン、ポＩＪ　丘ステル繊維等の合成繊
、維を塩化ビニル樹脂溶融浴に浸油処理して合成繊維の
表面に塩化ビ、ニル樹脂を被覆して製造した塩化ビニル
樹脂被覆繊維〔これをディッピング型（ＤｉＰｐｉｎｙ
ｔｙｐｅ）繊維という〕は断面が凹凸状であるため土砂
や塵埃等が付着し易く、かつ一旦゛付着すると脱落し難
く、そのためディッピング型繊維又は織物は汚染しゃす
く、更にかかる繊維又は織物は使用中被覆塩化ビニル樹
脂中の可塑剤が日光、・特に紫外線を受けて繊維又は織
物の表面に移行し、そのためかかるｉ、Ｉｉ　＆ｉｌｌ
又は織物表面の合成樹脂層が粘性を帯びるため塵埃等が
−そう付着しやすくなる欠点がある。

また合成樹脂繊維束を常温で固体の粉末状熱可塑性合成
（封脂で先づ処理し、ついで押出機（Ｅｘｔｒｕｄｅｒ
）によって合成繊維束表面に付着した熱可塑性樹脂を加
熱溶融せしめて均一に接着被覆せしめて得られた合成繊
維束表面に溶融状塩化ビニル樹脂を接着被覆せしめて製
造した塩化ビニル樹脂被覆合成繊維〔これをエクストル
ーダＷ−（Ｅｘｔｒｕｄｅｒ　ｔｙｐｅ）繊維という。

〕又はこれを製織して製造された塩化ビニル樹脂被覆織
物は前記ディッピング型繊維よりも繊維断面の形状が円
形に近く、比較的塵埃等が旬着し嬬く、まだ一旦付着し
た塵埃等も脱落しやすいが、前記の如く塩化ビニル樹脂
の可塑剤が熱、光、特に紫外線によってエクストルーダ
型繊維の表面に移行し、ディッピング型繊維又は織物の
場合と同様に塵埃等によって汚染されやすい欠点がある
５、 従来は使用ずみの汚染された合成拉（脂被覆織て、大量
使用されるのと、汚染が甚しいだめ、洗ｉｆ６作業がは
なはだ困難であり、従って洗ＺＭには著しく多くの人手
と費用とを要したのである。

上記に鑑み、本発明者は建築工事用保護７−トに使用さ
れる上記ディッピング型又はエクストルーダ型の繊維又
はこれを製織して得られた織物に対して土砂、塵埃など
が付着するのを防止するか又は極力付着を少くして、洗
濯回数を少くシ、かつ洗ＩＭ時土砂、塵埃等が簡単に脱
落しやすくする目的で鋭意研究した結果、非粘性の大な
る弗素系又はメラミン系又はシリコン系の合成樹脂の水
性懸濁液を使用することによって見本に目的を達成して
本発明を完成するに至ったものである。

本発明に使用の弗素系合成樹脂としては例えばパーフル
オロアルキル基含有アクリル共重合ポリマー又はパーフ
ルオロアルキル基含有ウレタン付加体、メラミン系合成
樹脂としてはへキサメチロールメラミン樹脂、更にシリ
コン系合成枝（脂としてはメチル／−イドロジエンポリ
シロギ酸の水性懸濁液が好適で、触媒として使用された
脂肪酸亜鉛塩の分散液を含有している０本発明はエクス
トルーダ型繊維又は該エクストルーダ型繊維を製織して
得られた織物又はディッピング型繊維又は該ディッピン
グ型繊維を製織して得られた織物をそれぞれ上記の合成
樹脂の１〜２０重吊＝ｄ／）の水性懸澗諷で処理し乾燥
して製造する塩化ビニル樹脂被覆繊維又は織物の防汚処
理方法を提供するもので、織物の場合は必′〃に応じて
織目のずれを防止するために防汚処理を施す前に熱処理
をして織目部分を融着しておく必要かある。

本発明に曲用のエクストルーダ型繊維を製造するだめの
常温で固体の粉末状熱り塑匪合成樹脂接着剤としては、
常温で粉末状の熱可塑性合成］モ（脂であれば何れでも
使用可能で、例えばポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リビニルアルコール、ホリエチレン、ポリフロピレン等
が使用可能であるが特に熱可塑性共重合ポリエステルを
主成分とするホットメルト型接着剤で融点１１５〜ｔｚ
５”ｃ、　ｔ３ｓ〜１５０１Ｃ又は１６０〜１７５”Ｃ
’％粉末度１〜２００μの粒度で常温で安定な化合物、
例えば商品名ＰＥＳ、　−１２０Ｆ、、−１４０Ｆ、又
は−１７０ｐ（倒れも東亜合成化学株式会社製）を使用
すると好適である。

本発明、によって得られたディッピング型繊維もエクス
トルーダ型繊維又はそれらより製織された織物も共に土
砂、塵埃等の汚染物質の付着性が少なく防汚効果が犬で
、しかも塩化ビニル樹脂の可塑剤が被覆繊維表面へ移行
するのを防止する能力のある前記本発明に使用の合成樹
脂によって、繊維表面が均一に接着被覆され、しかも繊
維断面の形状が円形に近いだめ、（イ）土砂、塵埃等が
付着し難いため、建築現場の保護シートとして長期の使
用に耐える０（０）　被覆塩化ビニル樹脂の可塑剤が熱
や光によって繊維表面に移行するのが阻止され、繊Ｋ（
１゜表面が粘性を帯びることがなく土砂、塵埃等が織物
の表面に利殖し難い。

（ハ）更に、だとへ土砂や塵埃等が織物の表面に付着し
ても洗濯によって著しく容易に脱落するため洗濯が簡単
、容易になる。

数々の利点がある。

次に実施例によって本発明を説明する。

実施例　１ 単糸数２８８本のｔｇｑｏｆ、＝−−ルのナイロン無撚
繊維束を常温で粉末状熱可塑性合成樹脂接着剤に供給し
て粉末状熱可塑性合成樹脂接着剤をナイロン繊維束表面
に付着させ、エクストルーダに供給して加熱して接着剤
を均一にナイロン繊維束表面に溶着させ、ついで溶融塩
化ビニル樹脂浴に浸漬処理して製造したエクストルーダ
型繊維を製造し、更に引き続いて１０重量％のパーフル
オロアルキル基含有アクリル共重合ポリマーの防汚加工
用合成樹脂の水性懸濁液浴を通過せしめて被覆塩化ビニ
ル樹脂の表面に更に上記防汚加工用合成樹脂を被覆して
製造した防汚加工繊維を使用して打込数８本×８本／吋
の織物に製織した。

この織物を使用して汚染試験を行った。これを試料ｌと
する。

この場合熱可塑性合成樹脂浴に使用する熱可塑性合成樹
脂接着剤としてはＰＶＡを使用したが、ポリスチレン、
ポリエチレン樹脂の粉末、又は前記ｐＥＳ　−１２０Ｆ
も同様に使用可能である。

実施例、　２ 実施例１において、原料に使用した合成樹脂被覆繊維織
物として実施例１と同一のナイロン無撚繊維束を使用し
、直ちに塩化ビニル溶融浴に浸漬処理して製造したディ
ッピング型繊維を使用して１０重量％のへキサメチロー
ルメラミン樹脂の水性懸濁液による防汚加工を施した繊
維を実施例１と同一の打込数の織物に製織して同様に汚
染試験を行った、これを資料２とする。

実施例　３ 実施例１と全く同様にして防汚加工用合成樹脂として１
０重量％のメチルハイドロジエンボリシロキ酸の水性懸
’ｔ８液を使用することのみを変更して製造した織物を
使用して汚染試、験を行った、これを資料３とする。

比較例 エクストルーダ型繊維及びディッピング型繊維を本発明
の防汚加：工を施、すことなくそのまま製織して実施例
１と同様の織物を製織して汚染試験を行った１、 これを比較資料１．２とした。

資料ｔ、ｚ、３及び比較試料１．２の汚染試験の詰果を
第１表に示した。

ここに　◎　塵埃による汚染が著しく少ない。

○　塵埃による汚染が少ない。

△　塵埃による汚染が大、 ×　塵埃による汚染が著しく大、 である。

特許出願人　泉　株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ　合成繊維束を常温で固体の粉末状熱可塑性合成樹脂
   接着剤で処理し、先づ合成繊維束表＾ 而に伺着した常ｌ昌で固体の粉末状熱可塑性合成樹脂接
   着剤を加熱溶融せしめて繊維束表面に接着せしめ、つい
   で溶融状塩化ビニノ；・４（ｊｔ　ＩＩｆ９を接着被覆
   せしめて製造した塩化ビニル樹脂被覆繊維〔以下エクス
   トルーダ型（Ｅｘｔｒｕｄｅｒｔｙｐｅ　）繊維という
   。〕又はエクストルーダ型繊維を製織して得られた織物
   又は合成繊維束を直ちに溶融状塩化ビニル樹脂浴に浸、
   漬処理して製造した塩化ビニル樹脂被覆繊維〔以下ディ
   ッピング型（Ｄｉｐｐｉｎｙ）繊維という。〕又は該デ
   ィッピング型繊維を製織して得られだ織物をそれぞれ弗
   素系樹脂又はメラミン系（樹脂又はシリコン系樹脂の１
   〜２０重量係の水性ｔＭ　’ｒｌｌｊｆ液で処理し、乾
   燥して製造することを特徴とする塩化ビニル樹脂被覆合
   成繊維又は織物よりなる建築工事用保護シートの防汚加
   工法。