JPS6072004A - ダイレクト教示型工業用ロボットの制御装置 - Google Patents

ダイレクト教示型工業用ロボットの制御装置

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JPS6072004A
JPS6072004A JP17986183A JP17986183A JPS6072004A JP S6072004 A JPS6072004 A JP S6072004A JP 17986183 A JP17986183 A JP 17986183A JP 17986183 A JP17986183 A JP 17986183A JP S6072004 A JPS6072004 A JP S6072004A
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robot
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clutch
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那須 昭司
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恭秀 永浜
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正直 村田
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Kobe Steel Ltd
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はダイレクト教示型工業用ロボットに於けるクラ
ッチのスベリによる影響を受けず、且つ安定性に優れた
制御装置を提供するものである。
一般に工業用ロボットの教示方法は、大きく分けてオペ
レータがリモートコントロールボックスのスイッチを操
作してロボットをインチング操作で動かして教示するリ
モートコントロール式ティーチング方式と、ロボットア
ームの先端或いは手首や工具をオペレータが直接操作し
て入力にて教示するダイレクト教示(マニュアル教示と
も呼ぶ)方式とがある。後者は前者と比べて教示時間の
短縮及び複雑な軌跡を能率良く教示できるという長所が
あるが、人力で容易に教示操作を行い得るように成す為
に、駆動源とアーム等のロボット要素との間にクラッチ
機構等を挿入して軽動化する機構が必要であり、かかる
軽動化機構を設けた結果、ロボット要素の位置検出器は
前記クラッチよりも後側即ちロボット要素側に取り付け
る必要がある(°リモート教示方式のようにモータ等の
駆動源側に位置検出器を取り付けるとクラッチOFF時
、即ち教示時に位置データを取り込むことが出来ない)
。そして通雷、ロボット要素は駆動源とロボット要素と
の間に減速機等の伝達手段を設けており、かかる伝達手
段はギアのバックラッシュやねじれ、撓み等による制御
の遅れを有している為にロボット要素側に取り付けた位
置検出器からの出力を主フィードバツク量とすると制御
ループ内に伝達手段による振動等が入り制御が不安定と
なる為、ループゲインを上げて制御の高速化を図ると発
振状態となるという欠点を有するものであった。
本発明者は、上記のような欠点を解消する為、駆動源に
よって減速機等の伝達手段を介してアーム等のロボット
要素を駆動するダイレクト教示型工業用ロボットの制御
装置に於いて、駆動源の位置を検出する第1の位置検出
手段と、ロボット要素の位置を検出してその位置情報を
制御系の入力側ヘフィードバソクする第2の位置検出手
段と、第1図及び第2の位置検出手段によって得られた
位置情報から、駆動源とロボット要素間の位置のずれに
相当する位置差情報を算出し、これを制御系の入力側に
フィードパ・ツクする変換手段と、教示時に第2の位置
検出手段から送出されるロボ・ノド要素の教示位置デー
タを逐次記憶する位置記憶手段と、教示時に生じた第1
及び第2の位置検出手段の位置の差を再生時にクリアす
る為のリセット手段と、再生時に上記位置記憶手段から
取り出した教示位置データと上記位置差情報との合成値
と、教示位置データとの差の信号に一定ゲインを乗じて
駆動系に出力する制御手段とを有してなることを特徴と
するダイレクト教示型工業用ロボットを発明し既に出願
した(特願昭57−190093号)。
これはロボットアーム等のロボット要素側から位置検出
しながらあたかも駆動源側の位置検出を行っているよう
に補正するもので、この為に駆動源側にも位置検出器を
取り付け、2個の位置検出器の差をロボット要素側の位
置検出器の出力値に加算することにより駆動源側の位置
をめるものであった。
そのため上記発明(特願昭57−190093号)によ
る場合、減速機等の撓みやねじれによる遅れが相殺され
、ロボット要素側の位置を検出しつつ、あたかも駆動源
側の位置信号を用いて制御を行うように制御が安定し、
ループゲインを上げても発振状態になる等の不都合が生
じなくなった。
ところがこのような制御が正確に行われる為には、クラ
ッチが繋がっている時(再生時)にクラッチのスベリが
皆無であることが条件であるが、取付スペースや軽量化
の為、手軽の摩擦クラッチを用いた場合、かかるスベリ
を皆無にすることは困難で、このクラッチのスベリによ
り位置決め精度が低下する。
また上記発明(特願昭57−190093号)において
は、クラッチを繋ぐ時における位置差情報をゼロクリア
することにより、教示作業前後のクラッチの噛み合い位
置のずれによる位置検出誤差を0にしているが、これは
ロボット要素と駆動源との間に存在する減速機等の可撓
要素の変形がセロクリア時に皆無であることが前提であ
る。ロボットにはこの為バネバランス装置が設けである
が、このようなバネバランス機構を用いても減速機等の
変形を完全にゼロにすることは困難で、リセットする毎
に少量の誤差を生じる欠点があった。
本発明は上記のようなりラッチのスベリによって生じる
制御精度の低下を防止することを目的さするものであり
、その要旨とする処が、モータ。
油圧シリンダ等の駆動源により、減速機、クラッチ機構
等を介してロボットアーム等のロボット要素を駆動する
ダイレクト教示型工業用ロボットの制御装置に於いて、
前記駆動源の動きを検出する第1の位置検出器と、ロボ
ット要素の位置を検出してその位置情報を制御系の入力
側へフィードバックする第2の位置検出手段と、上記第
1の位置検出器と第2の位置検出器との出力値の差をめ
る比較手段と、上記比較手段の出力信号から低周波成分
を除去して制御系へ伝達するローカットフィルタとを有
してなる点にあるダイレクト教示型工業用ロボットの制
御装置を提供するものである。
第1図に本発明を適用することの出来るダイレクトティ
ーチング型の溶接ロボットの一例を示す。
旋回台301は内部にモータ、減速機、クラッチ等の駆
動部を有し、矢印θ1の方向に旋回する。
アーム及び手首用の駆動部302はカバーで囲まれロボ
ットの左右に各々1個当て設けられており、それぞれに
アーム用駆動部と手首用駆動部とが1個ずつ内蔵されて
いる。
即ち該駆動部302の側面に取り付けた第1アーム用モ
ータ314は、後に第2図に用いて詳述する如く減速機
、クラッチを経て第1アーム用リンク313.を旋回さ
せる。第1アーム用モーク314の直上に軸10を中心
に揺動自在の第1アーム304に一体的に取り付けたア
ーム304aと、上記第1アーム用リンク313.と、
更にこれらアーム313a及び304.を連結するリン
ク313トとが平行リンクを構成している。リンク31
3.の回転に伴ってアーム304a及び第1アーム30
4がアーム313aと同方向に同角度だけ矢印θ2の方
向に回転する。
第2アーム305は第1アーム304の先端に取り付け
た軸11に揺動自在に取り付けられており、駆動部30
2の裏側(図のモータ314の裏側)に取り付けられた
第2アーム用モータ(314′)によって回転駆動され
るリンク14と、前記軸10を中心として回転自在に軸
支されたリンク13と、該リンク13及び14を連結す
るウェードリンク316によって第1の平行リンクが形
成され、リンク13と、該リンク13の先端と前記第2
アームの後端部12とを連結する連結リンク303と、
前記第1アーム304、と第2アーム305の後端部1
2とが第2の平行リンクを構成しており、この2組の平
行リンクにより前記第2アーム用モータ314′の回転
によって第2アーム305が矢印θ3の方向に回転する
更に手首については、第1アーム304の根元部左右画
側に揺動用のモータ315と、その裏側に設けた旋回用
のモータ3工5′とが取り付けられており、これらの手
首駆動用モータによって第1アーム及び第2アーム内に
内蔵されたチェーンが回転し、かかるチェーンの末端部
は手首機構部306まで到達しており、手首3063に
θ、力方向揺動運動と05方向の旋回運動を与え、手首
306aに取り付けられた溶接トーチ308を任意の位
置に導くと共に、溶接動作に必要な任意の姿勢をとらせ
る。
次いで前記第1アーム及び第2アームの重力モーメント
を相殺する為の重力バランス機構について説明する。ま
ず第1アームについては、前記のように第1アーム30
4の下端に軸IOを中心に回転自在に軸支されたリンク
13と、これに平行のリンクエ4と、上記リンク13.
14を連結する垂直のウェードリンク316とが平行リ
ンクを成し、ウェードリンク316の上端部Bは常にリ
ンク13とウェードリンク316との接続点りの鉛直線
上にあり、該上端部Bと第2アームの後端Aとの間には
、引張りスプリング等より成るバネバランス機構310
が張設されており、この三角形ABDの形とバネバラン
ス機構310の張力により第1アーム304にθ°2方
向の回転モーメントが作用し、第1アーム304の重力
モーメントが打ち消される。尚バネバランス機構310
の引張力については、取付長さであるAB間の距離に比
例するように構成すれば、第1アームの傾き角度θ2の
値に関係なくバランス出来る。又第2アームについては
、第2アーム305の軸11回りの重力モーメントを前
記バネバランス機構310の自重とウェードリンク31
6等の自重により相殺している。このような重力バラン
スを用いることにより教示時の操作に力を要しないと共
に、後記するように位置制御の精度が向上する。
次にダイレクトティーチングに不可欠な軽動化機構と位
置決め用の位置検出器を取り付けた駆動機構の一例とし
てアーム用の駆動機構について第2図を参照して説明す
る。このような駆動機構はアーム動作用ばかりでなく旋
回台301の旋回駆動や手首部の作動用にも用いること
が出来る。
第2図に於いて、Mは駆動用のDCサーボモータで、こ
のモータMの反出力軸側にはモータMの回転角度の変化
に応じてパルスを発生させるパルスエンコーダE、と、
速度検出器としてのタコジェネレーク81とが取り付け
られている。又出力側には間怠形で大きな減速比を得る
ことの出来るハーモニックドライブ減速機41 (商品
名:ハーモニソクドライブシステム社製)が取り付けら
れており、該減速機の出力軸にはクラッチ51が取り付
けられている。このクラッチは摩擦板56.57の部分
が接触又は離脱することにより減速機41の出力軸42
の回転がロボット要素駆動軸59に伝達(ON)され、
又は遮断(OFF)される。
該クラッチ51の構造はコイル53を取り巻くロータ5
2が出力軸42に固着されており、コイル53とロータ
52とは非接触でコイル53は該駆動機構のケース54
に固着されている。
ロボット要素駆動軸59に一体的に取り付けたスプライ
ン軸58にスプライン嵌合され、軸方向に摺動自在のア
ーマチュア55は、コイル53が励磁されるとロータ5
2側に引き寄せられ、前記摩擦板56と57が密着する
。また逆にコイル53が励磁されていない状態では図示
せぬスプリングによってアーマチュア55はコイル53
とは反対の方向に移動され、摩擦板56.57が離れる
更に上記ロボット要素駆動軸59には、同軸に大歯車6
0が刻設されており、該大歯車60はケーシングに回転
自在に取り付けられた軸61に同軸一体の小歯車63と
噛み合い、更に軸61に同軸一体の大歯車64は、パル
スエンコーダE2の駆動軸68に取り付けられた小山車
66と噛み合っている。上記ロボット要素駆動軸59に
は、前記第1図に示した平行リンクの一部が取り付けら
れ、該ロボット要素駆動軸59の回転によって第1アー
ム304又は第2アーム305が駆動される。
上記パルスエンコーダE、が後記する駆動源モータM側
の位置を検出する為の第1の位置検出手段の構成要素で
あり、又パルスエンコーダE2がロボット要素の位置を
検出する為の第2の位置検出手段の構成要素である。
従ってモータMが回転すると減速機41の出力軸42が
低速で回転し、クラッチ51がON状態であると、出力
軸420回転がロボット要素駆動軸59に直接伝達され
る。そしてロボット要素駆動軸590回転はギヤ60,
63,64.66を介してパルスエンコーダE2に伝達
される。モータ(駆動源)M側のパルスエンコーダE1
とロボット要素駆動軸59側のパルスエンコーダE2の
出力パルス数を揃える為にギヤ列60.63,64.6
6が挿入されている。即ち減速機41の減速比が例えば
300である場合、上記ギヤ列の増速比を30とし、パ
ルスエンコーダE2の駆動軸68の一回転光たりの発生
パルス数を100パルスとすれば、パルスエンコーダE
2は1回転当たり1000パルスを出力するようなもの
をもちいればよい。このような両パルスエンコーダの出
力パルス数を揃えることにより後の演算が容易となる。
但しパルス数を揃える為には分周器等を用いてもよい。
このような2カ所に取り付けた位置検出器E1及びE2
のそれぞれのパルス数を和算してモータMの出力軸42
の回転角度及びアーム等のロボット要素の回転角度に対
応したカウント数θ、及びθdを得ることが出来る。定
速運転状態では減速1M41等のねじれかないためこの
θ□とθ!は1対1に対応する。
次に本発明の第1の実施例に係る制御装置全体のブロッ
ク図を第3し1に示す。この制御装置は図に示すように
一般にはマイクロコンピュータのCPUによって構成さ
れる演算装置204から出力される目標位置データθ、
の値と、アーム等のロボット要素107の位置を示すカ
ウンタ105の値、即ちθβとを位置制御装置102に
取り込み、ここで両者の差(θ□−θりに適当なゲイン
Klを乗じて位置指令ω。とじて出力し、該位置指令ω
□をD/A変換器103でアナログ量に変換し、比較器
111及び増幅器201を経てモータMを回転させ、該
モータの回転により減速器41を介してロボット要素1
07を回転させる通常の比例制御方式が採用されている
。カウンタ105を駆動する位置検出器E2(第2図参
照)は増分式(インクリメンタル型)パルスエンコーダ
が採用されており、この場合にはアームの回転角度の絶
対値を算出する為に積算器であるカウンタ105を併設
する必要があり、このようなインクリメンタル型パルス
エンコーダを用いた場合には位置検出器E2が第2の位
置検出器に該当する。
本発明に於いては上記のような従来の制御手段に加えて
モータ側にも前記したような第1の位置検出器E、を設
け、更に第1及び第2の位置検出器E、及びE2からの
パルス信号を積算し同時にその差の値をカウントする比
較手段の一種である差カウンタ106を設けている。こ
の場合第1の位置検出器El もインクリメンタルパル
スエンコーダが用いられ、その出力はカウンタ104に
入力され、積算値として差カウンタ106に入力されて
いる。但し第1及び第2の位置検出器としてアブソルー
トタイプのパルスエンコーダを用いることも可能で、こ
の場合カウンタ105,104は省略されると共に、差
カウンタ106は両位置検出器からの出力値の差を単に
演算するものであればよい。第3図示の実施例の場合、
差カウンタ106はθ□とθ!との位置差情報(θ、−
θ。
)をD/A変換器109.増幅器108.及びローカッ
トフィルタ152を経て比較器111ヘフイードバソク
する。
またカウンタ105からの信号は演算装置204にも伝
達されるように構成されており、教示時、演算装置20
4はカウンタ105から入力されるロボット要素107
の位置情報を作業動作の順に記憶装置112へ格納する
前記ローカットフィルタ152は、クラッチ51のスベ
リのように稀に生じる低周波数の変動成分を除去する為
のものである。尚このローカットフィルタ152の遮断
周波数は機械の固有振動数とのかかわりが強く機械振動
は十分に伝達しなければならない為、遮断周波数を機械
の固有振動数の半分以下の値に設定することが望ましい
。一般にロボットの固有振動数は10Hz位であるので
、5H2以下の遮断周波数を有するローカットフィルタ
を用いればよい。
本発明の場合クラッチ51のスベリやリセット時の誤差
が差カウンタ106の出力値(θ□−θりの中に含まれ
るが、この出力値がローカットフィルタ152を通過す
ることにより、クラッチ51のスベリば滑った一瞬ロー
力ットフィルタ152を通過して誤差を生じるが、スベ
リが止まれば、その滑った量はフィルタを通過しないの
でその後は誤差にならない。
またリセット時の誤差は変化として現れないのでフィル
タを通過せず、ロボット要素の検出位置誤差に繋がらな
い。
再生制御に当たっては、記憶装置112がら順次取り出
される教示値が指令値θ1として演算装置204から位
置制御装置102に与えられ、ここでカウンタ105の
出力値θ!との差θ1−θIに一定のゲインに1を乗し
たω。が算出されると共に、更にこのω□がD/A変換
器103を通ってアナログ量に変換された後、比較器1
11に与えられる。比較器111では、ω□−(θ、−
θり(増幅器108のゲインKf=1の場合)の演算が
行われ、結果的にθ1−θa(θ□−θl)−θ1−θ
、の信号がモータMに与えられることにより、θ!を位
置情報としているにもかがゎらず、見かけ上θ□を主フ
イードパンク量として制御していることになり、制御ル
ープの中から減速機等の伝達手段等による機械系統の振
動、ねじれ等を除外出来る。即ちダイレクト教示型ロボ
ットの制御特性がリモートティーチング型ロボットの制
御特性にまで改善されたことになる。又差情報θ、+l
−θlに適当な値Kf (Kf >1)を乗じてω。と
比較すれば加速度フィードバックの効果を生じて更に制
御性能を向上させることが出来る。
又θ□とθlの関係は前記クラッチ51がOFFされて
いる状態、即ち教示動作が行われている状態では無縁で
あるから一致せず、再生時に再び接続した始点でもその
値は当初から異なったものとなる。これでは再生時にθ
□−θlを正しく測定することが出来ない為クラッチ5
1を0NLk時即ち再生開始時に差カウンタ106の値
をリセット(ゼロクリア)する必要がある。この差カウ
ンタ106をリセットすればθ□とθ、との差がOにな
りその後に生じた差情報θ1−θ、の値が減速機41等
のねじれや振動等の量を表す。
このリセット信号を発生するタイミングは再生開始時、
厳密には再生動作を開始する直前に行うことが望ましい
。これは加速している時点では減速機41がねじれてθ
□とθ!がすでに一致していないからである。但しこの
ようなりセント操作は上記したような差カウンタ106
の値を完全にOとするリセット操作のみでなく、教示終
了時に又は再生開始直前に発生している差カウンタ10
6の値を初期差として記憶しておき、再生時に差カウン
タ106から構成される装置差情報から上記初期差を減
算したものを真の位置差情報として比較機111に入力
するようになしても同様のりセント効果が得られる。
第1及び第2の位置検出器としてアブソールトタイプの
エンコーダを使用した場合には、再生に先立ってこれら
の位置検出器の値も合致せる為に第2位置検出器の値を
第1位置検出器に転送する等のリセット信号を用いる。
増幅器108のゲインKfを増大させ減速機41のねじ
れ量を余分にフィードバックすると、このねじれ量は加
速度に比例するものであることから周知の加速度フィー
ドバックの効果が加わることになり、前記のように制御
は一層安定する。
第4図は上記のような差情報θ□−θ!をフィードバッ
クせず、θIのみをフィードバックした一般的ダイレク
ト教示型ロボットにおけるステップ応答であり、減速機
のねじれ等による振動が著しい。
これに対して第5図はKt=1として差情報θ1−θl
をフィードバックしたもので制御がかなり安定している
ことが理解される。また増幅器108のゲインに、を上
げて加速度フィードバックの効果を助長すると、制御は
第6図に示すように更に安定する。
本発明は以上述べた如くモータ、油圧シリンダ等の駆動
源により、減速機クラッチ機構等を介してロボットアー
ム等のロボット要素を駆動するダイレクト教示型工業用
ロボットの制御装置において前記駆動源の動きを検出す
る第1の位置検出器と、ロボット要素の位置を検出して
その位置情報を制御系の入力端ヘフィードバソクする第
2の位置検出手段と上記第1の位置検出器と第2の位置
検出器との出力値の差をめる比較手段と上記比較手段の
出力信号から低周波成分を除去して制御系へ伝達するロ
ーカットフィルタとを有してなることを特徴とするダイ
レクト教示型工業用ロボット制御装置であるから、主フ
ィードバツク量を負荷側(ロボット要素側)から取り出
し、負荷側と駆動源側との差をローカットフィルタで変
化分のみを検出して補償用としてフィードバックループ
を形成させることで、クラッチのスベリや減速機の変形
の影響を受けない正確な位置決めを行うことができ、同
時に減速機のねじれや振動物の影響を受けず制御特性を
安定化させることが可能となり、また負荷側と駆動源側
との差情報は加速度を表わすもので、これをフィードバ
ックすることにより一層安定した制御特性を得ることが
でき、クローズトループ制御方式とセミクローズトルー
プ制御方式の両者の長所を併せもつ制御装置の提供に成
功したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の一般的溶接用のロボット全体の側面図
、第2図は本発明を適用することのできるロボットアー
ムの駆動機構の一例示す側断面図、第3図は本発明の一
実施例である制御装置における信号伝達系統を示すブロ
ック図、第4図乃至第6図は本発明の効果を示すステッ
プ応答のグラフである。 (符号の説明) 204・・・演算装置 102・・・位置制御装置11
1・・・比較器 41・・・減速機51・・・クラッチ
 107・・・ロボット要素104.105・・・カウ
ンタ 152・・・ローカットフィルタ M・・・モータ(駆動源)106・・・差カウンタ(比
較手段) E、、E2・・・パルスエンコーダ。 第4図 第6図 第5図 時間t(s)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 モータ、油圧シリンダ等の駆動源により、減速機、クラ
    ッチ機構等を介してロボットアーム等のロボット要素を
    駆動するダイレクト教示型工業用ロボットの制御装置に
    おいて、 ■前記駆動源の動きを検出する第1の位置検出器と、 ■ロボット要素の位置を検出してその位置情報を制御系
    の入力側へフィードバックする第2の位置検出手段と、 ■上記第1の位置検出器と第2の位置検出器との出力値
    の差をめる比較手段と、 ■上記比較手段の出力信号から低周波成分を除去して制
    御系へ伝達するローカッl−フィルタ、とを有してなる
    ことを特徴とするダイレクト教示型工業用ロボットの制
    御装置。
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