JPS607192B2 - 糊付糸の熱風乾燥方法 - Google Patents

糊付糸の熱風乾燥方法

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Publication number
JPS607192B2
JPS607192B2 JP8870776A JP8870776A JPS607192B2 JP S607192 B2 JPS607192 B2 JP S607192B2 JP 8870776 A JP8870776 A JP 8870776A JP 8870776 A JP8870776 A JP 8870776A JP S607192 B2 JPS607192 B2 JP S607192B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot air
temperature
yarn
drying chamber
suction port
Prior art date
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Expired
Application number
JP8870776A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5314851A (en
Inventor
克彦 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Industrial Co Ltd
Priority to JP8870776A priority Critical patent/JPS607192B2/ja
Publication of JPS5314851A publication Critical patent/JPS5314851A/ja
Publication of JPS607192B2 publication Critical patent/JPS607192B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は糊付糸の熱風乾燥方法に関するものである。
従来の方式の糊付糸の熱風乾燥機では、乾燥室内に供給
される熱エネルギーの量を常に一定量に保ち同一条件下
で糸の乾燥を行う目的のため、乾燥室の気流吹出口付近
や乾燥室の中央部付近に熱電対等の感温体が設けられて
いる。
そして感温体が設けられている部分の温度がある定めら
れた一定値を保つ様に、熱風送出用ヒーターが自動的に
制御されるべく構成されている。ところで熱風乾燥機に
おいては多くの場合気流吹出口から吸引口に向って下降
する温度勾配が存在し、しかもそのような温度勾配は糸
速に伴なつて変化する。
このような温度勾配およびその変化は当然のことながら
糊付糸の乾燥度に影響してくる。ところが上記したよう
な従釆の制御方式では、気流吹出口付近や乾燥室の中央
部付近で感温を行なっているために、そのような温度勾
配およびその変化による影響を全然検知できないか、例
えできたとしても不完全である。即ち従来の制御方式で
は感温体が設けられている位置付近の熱風温度を一定に
保つ機能はあっても、温度勾配およびその変化の糊付糸
の乾燥室への影響を考慮した上で必要に応じて乾燥室内
への供給熱エネルギーを変化させるという機能は有して
いないのである。また、感温体が設けられている部分の
熱風温度を決定する際、糸の走行が停止している場合や
、低速走行の場合にも糸による悪影響が加えらない様に
設定する必要がある。このため、必然的に設定温度が低
く定められる傾向があり、糸の乾燥効率が低いという欠
点を有している。従って乾燥効率を上げる必要があるた
め、乾燥室を長く形成したり熱風の速度を上げる等の工
夫が行われている。ところが、この様な工夫により、乾
燥中の糸に無理な張力が加わり糸が互いに接触した状態
で乾燥する事がある。
従って、これを無理に引裂く際に、糸切れ等の事故や毛
羽立ちを誘発する事がある。本発明の目的は乾燥室内を
通過する糸の量や走行速度に応じて乾燥室内に適宜のエ
ネルギー量を供給し、更に上述の様な従来の方式の熱風
乾燥機の欠点を除去した糊付糸の熱風乾燥方法を提供す
る事にある。
本発明は上記の目的を糊付糸の乾燥に使用された後の熱
風温度を定められた設定値に保持する事によって達成し
ようとするものである。
更に具体的には熱電対等の感温体が糸の乾燥に使用され
た後の熱風の温度を感知すべく気流吸引口付近に設けら
れており、この感温体の出力を受けてヒーター制御器が
糸の乾燥に使用された後の熱風温度を定められた一定値
に保つ様に熱風送出用ヒーターを制御する如く形成され
ている。以下添附の図面に示す実施態様によって、更に
詳細に本発明について説明する。
糊付糸Yが走行する様に形成されている乾燥室1には気
流吹出口3が吹出ダクト4を介してファン9とヒーター
7に接続され、気流吸引口5は吸引ダクト6を介してヒ
ーター7に接続されている。
更に気流吸引口5付近に熱電対等の感温体11が設けら
れており、その出力がヒーター制御器13に入力されて
いる。
又、ヒーター制御器13の出力側はヒーター7に接続さ
れている。即ち、ヒーター7によって加熱された熱風が
ファン9によって加速されて吹出口ダクト4を介して気
流吹出口3から乾燥室1内に吹出される。
続いて熱風は乾燥室1内で糊付糸Yの乾燥に使用されて
熱エネルギーを奪われた後、再び気流吸引口5から吸引
ダクト6を介してヒーター7に環流する様に形成されて
いる。又、ヒーター制御器13は感温体11が設けられ
ている部分の気流温度を感温体11からの信号によって
あらかじめ定められた一定温度に保つ様にヒーター7を
制御するべく機能する。以上の構成を有する本発明の作
用効果について次に説明する。糊付糸Yの走行速度が速
く糸Yの乾燥に多量の熱エネルギーを必要とする場合に
は、単位時間当りに多量の熱エネルギーが奪われるから
必然的に気流吸引口5を流れる糊付糸Yの乾燥に使用さ
れた後の熱風の温度が下降し始める。
これを感温体11が感知し、これによってヒーター制御
器13が気流吸引口5の熱風温度をあらかじめ定められ
た設定温度に保つべくヒーター7を制御する。その結果
、自動的に乾燥室1内に気流吹出口3から吹出さる熱風
の温度が上昇し、乾燥室1内に供給される単位時間当り
の熱エネルギー量が適宜の量まで増大する。従って、糊
付糸Yの高速乾燥を行う事が出釆る。この状態で湖付糸
Yの走行速度を高速から低速に切換える場合には、糊付
糸Yの乾燥に少量の熱エネルギーしか必要としなくなる
ため、単位時間当りに奪われる熱エネルギーが少量とな
るから必然的に気流吸引口5に流れる熱風温度が上昇し
始める。
これを感温体11が感知するため、前記したと同機にヒ
ーター制御器13が気流吸引口5を流れる熱風の温度を
設定値に保つべくヒーター7を制御する。この結果、気
流吹出口3から乾燥室1内に吹出される熱風の温度が下
降し乾燥室1内に供給される単位時間当りに熱エネルギ
ー量が減少する。
従って糸Yに熱による損傷を与える事なく糊付糸Yの低
速乾燥を行う事ができる。又、非常にゆっくりと糊付糸
Yを走行させたり或は停止させる場合には、単位時間当
りに必要とする熱エネルギーの量が非常に少ないため前
記の場合と全く同様の作用によって気流吹出口3から吹
出される熱風の温度が下降し、気流吸引口5における熱
風温度とほゞ同一になる。
従って、気流吸引口5における熱風温度を糸に影響を与
えない程度の値に設置すれば、非常にゆっくりとした低
速乾燥時や停止時においても糸Yに熱による悪影響を与
える恐れがないのである。更に高速乾燥を行う場合気流
吹出口3から乾燥室1内に導入される熱風の温度が上昇
するが、糊付糸Yには多量の糊が付着しており、浸潤状
態にあるため糸に悪影響を与えることはない。特に乾燥
室1において糸の導入側に気流吹出口3を設ければ全く
問題はない。又、糊付糸を予備乾燥する目的で熱風乾燥
機を用い、本乾燥をローラー式の乾燥機で行う場合には
、予備乾燥の段階で糸Yに付着している糊を完全に乾燥
する必要がないため問題にならない。以上の説明から明
らかな様に乾燥室の気流吸引口付近に感温体を設け糊付
糸の乾燥に使用された熱風温度を一定値に保つ様にした
)め、糊付糸の乾燥速度を低速から高速に又高速から低
速に切換えても自動的に糸の乾燥に必要な適宜の熱エネ
ルギーが乾燥室内に供給されるのである。
更に、従来の方式の熱風乾燥機の様に乾燥室を長く形成
したり、熱風速度を速める必要なく乾燥効率を大中にあ
げる事が出来る。又、従来の方式の熱風乾燥機において
も、感温体の配置を気流吸引口付近に付換えるだけで簡
単に改良実施できる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
添附の図面は本発明の−実施態様を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 気流吹出口と吸引口を有してかつ前者側から後者側
    に向けて下降する温度勾配を有し、更に該勾配が糸速に
    応じて変化する熱風乾燥室を備えた糊付糸の熱風乾燥機
    において、 該吸引口付近の熱風の温度を感知し、該熱
    風の温度が一定範囲にあるように、吹出口に送出する気
    流の加熱を制御する ことを特徴とする糊付糸の熱風乾
    燥方法。
JP8870776A 1976-07-27 1976-07-27 糊付糸の熱風乾燥方法 Expired JPS607192B2 (ja)

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JPS5314851A JPS5314851A (en) 1978-02-09
JPS607192B2 true JPS607192B2 (ja) 1985-02-22

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62102297U (ja) * 1985-12-18 1987-06-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5755842Y2 (ja) * 1978-09-27 1982-12-02
JPH0331807Y2 (ja) * 1984-12-28 1991-07-05
JPH03167365A (ja) * 1989-11-22 1991-07-19 Hisaka Works Ltd パツケージ繊維製品の乾燥方法およびそれに用いる装置

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JPS62102297U (ja) * 1985-12-18 1987-06-29

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JPS5314851A (en) 1978-02-09

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