JPS6059959A - ブラシレスモ−タにおけるコイル係着機構およびその形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ブラシレスモータにおけるコイル係着機構お
よびその形成方法に係り、すくに比較的小型のブラシレ
スモータにおけるコイル係着機構およびその形成方法に
関する。

従来より一般に実施されているブラシレスモータのコイ
ル係着機構としては、コイル支持板の所定位置に係止用
突起を植設し、しかるのちモールド等によって当該コイ
ル全体を被覆し固定するという手法のものが多い。

しかしながら、かかる従来技術にあっては、係止用突起
の多数個を所定位置に配置し植設しなければならず、作
業が煩雑となり、従って生産性が悪く、かつ永年使用に
際しては前記係止用突起の破損もしくは離脱に伴うコイ
ルの離脱もしくは短絡等が生じるという不都合があった
。

本発明の目的は、かかる従来技術の有する不都合を改善
し、とくに生産性を著しく向上せしめると共にコイル装
着部′の絶縁不良を排除することのできるブラシレスモ
ータのコイル係着機構およびその形成方法を提供するこ
とにある。

このため、本発明では、ステータ部のコイル支承板さ、
このコイル支承板に設けられた複数のコイル係止用突起
とを有するブラシレスモーフにおけるコイル係着機構に
おいて、前記コイル支承板を磁性材料にて形成すると共
に、このコイル支承板の所定位置に、プレス加工によっ
て前記複数のコイル係止用突起を形成する等の構成を採
用し、これによって前記目的を達成しようとするもので
ある。

以下、本発明の第１実施例を第１図ないし第４図に基づ
いて説明する。

第１図において、１はロータ部、２はステータ部を示す
。前記ロータ部１は、円板状回転体３と、この回転体３
の中心軸部分に貫挿固着された回転軸４と、前記回転体
３の図における下端部に装着されたドーナツ状の永久磁
石５とによって構成されている。また前記ステータ部２
は、スペーサ支柱６，７．８を介して一体化された鋼板
等の磁性材料からなる第１および第２の支持板９，１０
と、この内の第１の支持板９の図における上面中央部に
固着されたロータ用軸受部１１と、前記第２の支持板１
０上に前記永久磁石に対向して平面的に装備された複数
の駆動コイル１２　、１３　、・・・とにより構成され
ている。このステータ部２には、さらに回転速度検出用
の光送受信部１８が装備され、これに対向して前記ロー
タ部１側にはスリット状の光反射板１９が装着されてい
る。そして、前記光送受信部１８には光電変換部（図示
せず）が接続され、この光電変換部の出力信号に基づい
て前述したロータ部１が定速制御されるようになってい
る。

前記ステータ部２の第２の支持板１０、すなわちコイル
支承板には、前述した光電変換部その他の電気的配線等
を固着装備するためのＪＪ’！２１　、２２　。

冴がモールド成型され、さらに本実施例では前述したス
ペーサ支柱６，７．８もモールド成型によって同時に形
成されるようになっている。かかる点においてステータ
部２の生産性が著しく改善されている。この第２の支持
板１０の第１図ないし第３図における上面側には、第４
図に示すようにその全面に絶縁コーティング１０Ａが施
されており、これによって従来より必要としていた絶縁
フィルムの装着作業が不要となっている。また、この第
２支持板１０には、前記各駆動コイル１２　、１３　、
・・・の装備箇所に配線用凹溝１２Ａ、　１３Ａ　、・
・・が各々形成され、これによって当該各コイル１２　
、１３　、・・・の各々が傾くことなく前記第２支持板
１０に装着され、前述した永久磁石５に対向し得るよう
になっている。更に前記第２支持板の絶縁コーティング
ＩＯＡが施された面には、前記各駆動コイル１２　、１
３　、・・・を係着するための係止用突起３０　、３１
　、・・・３５がプレス加工により形成され、これによ
って各駆動コイル１２〜１７が効果的に係着され、また
当該コイル１２〜１７に対する鎖交磁束も増加すること
がらモータの出力増が図られるという利点が生じている
。２５はロータ部１に対する回転制御用のプリント基板
を示す。

次に、前述した第２支持板１０におけるモールドおよび
絶縁コーティング等に関し、更に具体的に説明する。

前記第２支持板１０は、最初ｌこその素材の状態におい
て一方の面に絶縁コーティングＩＯＡが施される。その
後、第３図に示す如く必要とする形状および所定の貫孔
とともに凹溝１２Ａ〜１７Ａおよびコイル係止用突起３
０〜３５がプレス加工によって形成される。この場合、
凹溝］、２Ａ〜１７Ａおよびコイル係止用突起３０〜３
５部分の絶縁コーチイブＩＯＡは、その延展性より第４
図に示す如くプレス工具のオス型の形状に順応して当該
凹溝１２Ａ〜１．７　Ａおよびコイル係止用突起３０〜
３５の各全域にわたってその才ま略均−に残存し、絶縁
状態が良好に維持される。このため、コイル係止用突起
３０〜３５にて係着される各駆動コイル１２〜】７およ
びその配線部分は、第２支持板１０から充分に絶縁され
る。そして、上記プレス加工が終了すると当該第２支持
板１０は、モールド成型に付され、第２図に示す如くス
ペーサ支柱６〜８、取付部２１　、２２　、２４全体が
一度にモールド成型によって形成されるようになってい
る。

このため、この第１実施例によると、駆動コイル１２〜
１７とそのコイル支承板である第２支持板１０との間に
絶縁フィルムを組み込むという作業が全く不要となり、
当該絶縁フィルムの損傷等に基づく絶縁不良などの事故
を無くすることができ、前述した如くステータ部２の主
要部をなす第２支持板１０部分は、その素材から絶縁処
理およびモールド成型に至るまで総てその自動処理が可
能となり、従って生産性を著しく向上せしめることがで
きるという利点がある。

次に、第２の実施例を第５図ないし第６図に基づいて説
明する。この実施例は、第２支承板１０に駆動コイル１
２〜１７用の凹溝４０　、４１　、・・・柘を設けると
ともに、その各中央部にコイル係止用突起４ＱＡ　、　
４１Ａ　、・・・４５Ａを設けた点に特徴を有しており
、その他の構成は前述した第１実施例と同様の構成が採
られている。

このため、この第２実施例は前述した第１実施例と同様
の作用効果を有するほか、モータ全体をより小型化薄形
化を図り得るという利点があり、更にコイルの保護が凹
溝４０〜４５によりなされるため全体的に耐久性増大を
図り得るという利点がある。

以上のように、本発明によると、従来の如く駆動コイル
を装填する度に絶縁フィルムを組込むという作業が全く
不要となり、従って作業能率を著しく改善することがで
き、絶縁フメルムの不良に基づくコイル装着部の絶縁不
良を排除することができ、コイルの装着作業が容易であ
るばかりでなく、コイル係止用突起が磁性材料にて形成
されていることから当該コイル部分の磁気抵抗を小さく
することができ、従って鎖交磁束の自然増がなされるの
でモータ全体の出力増を図ることができ、前述した如く
コイル支承板の一部を突出せしめてコイル係止用突起を
形成したことから、構成が単純化され尚かつその耐久性
および生産性を著しく向上せしめることができるという
従来にない優れたブラシレスモーフのコイル係着機構お
よびその形成方法を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す断面図、第２図は第
１図の一部をなすコイル支承板部分を示す斜視図、第３
図はモールド成型前のコイル支承板を示す斜視図、第４
図は第３図のＮ−ＩＶ線に沿った部分断面図、第５図は
第２実施例におけるコイル支承板を示す斜視図、第６図
は第５図のＶｌ−Ｖｌ線に沿った部分断面図である。 １０・・・コイル支承板としての第２支持板１０Ａ・・
・絶縁コーティング ３０〜３５　、４０Ａ〜４５Ａ・・・係止用突起特許出
願人　アルプス電気株式会社 ３１　図 第２　図 第３図 寥　４　図 第５　図 第６　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ステータのコイル支承板と、このコイル支承板の
   所定位置に設けられた複数のコイル係止手段とを有する
   ブラシレスモータにおけるコイル係着機構において、前
   記コイル支承板を磁性材料にて形成すると共に、前記コ
   イル係止手段を、プレス加工によって成る係止用突起と
   したことを特徴とするブラシレスモータにおけるコイル
   係着機構。
2. （２）ステータ部のコイル支承板を磁性材料にて形成し
   、このコイル支承板の少なくとも一方の面を絶縁コーテ
   ィングするとともに、この絶縁コーテイング後に、当該
   絶縁コーティングを施した面にプレス加工によって係止
   用突起を形成したことを特徴とするブラシレスモータに
   おけるコイル係着機構形成方法。