JPH102760A - ロータリーエンコーダの回転体 - Google Patents
ロータリーエンコーダの回転体Info
- Publication number
- JPH102760A JPH102760A JP15203996A JP15203996A JPH102760A JP H102760 A JPH102760 A JP H102760A JP 15203996 A JP15203996 A JP 15203996A JP 15203996 A JP15203996 A JP 15203996A JP H102760 A JPH102760 A JP H102760A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slit plate
- rotary
- boss
- groove
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転スリット板の面振れ低減による性能向上
と取付強度アップによる信頼性向上を実現するロータリ
ーエンコーダ用回転体の提供を目的とする。 【解決手段】 ボス１の回転スリット板取付面に溝３を
周方向に形成するとともに、貫通穴４，５を均等に２個
を設けて、接着の際に貫通穴５の一つを残して残りの貫
通穴４から接着剤６を注入する。貫通穴５から空気を排
出させながら溝３と回転スリット板２とでできた空間に
沿って接着剤６は均一に拡がる。
と取付強度アップによる信頼性向上を実現するロータリ
ーエンコーダ用回転体の提供を目的とする。 【解決手段】 ボス１の回転スリット板取付面に溝３を
周方向に形成するとともに、貫通穴４，５を均等に２個
を設けて、接着の際に貫通穴５の一つを残して残りの貫
通穴４から接着剤６を注入する。貫通穴５から空気を排
出させながら溝３と回転スリット板２とでできた空間に
沿って接着剤６は均一に拡がる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はロータリーエンコー
ダに使用される回転体に関するものである。
ダに使用される回転体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、モータの保守の容易さからＡＣサ
ーボモータの需要が増加しロータリーエンコーダが普及
している。
ーボモータの需要が増加しロータリーエンコーダが普及
している。
【０００３】ロータリーエンコーダはインクリメンタル
エンコーダとアブソリュートエンコーダに大別され、イ
ンクリメンタルエンコーダは、回転方向が判別できるよ
うに互いに９０度位相差を有するＡ相，Ｂ相の信号と１
回転１パルスの基準Ｚ信号とＡＣサーボモータの通電相
切り替えのためのコミュテーション信号Ｕ，Ｖ，Ｗ相を
備えたものが一般的である。
エンコーダとアブソリュートエンコーダに大別され、イ
ンクリメンタルエンコーダは、回転方向が判別できるよ
うに互いに９０度位相差を有するＡ相，Ｂ相の信号と１
回転１パルスの基準Ｚ信号とＡＣサーボモータの通電相
切り替えのためのコミュテーション信号Ｕ，Ｖ，Ｗ相を
備えたものが一般的である。
【０００４】またアブソリュートエンコーダは電源投入
後直ちに１回転内の絶対位置が認識できるエンコーダ
で、インクリメンタルエンコーダを用いた制御システム
において必要とされる電源投入直後に行う機械位置とコ
ントローラとの位置合わせ動作である原点復帰動作が不
要であることから、多関節ロボットをはじめとする大型
のロボット用サーボモータなどに普及している。
後直ちに１回転内の絶対位置が認識できるエンコーダ
で、インクリメンタルエンコーダを用いた制御システム
において必要とされる電源投入直後に行う機械位置とコ
ントローラとの位置合わせ動作である原点復帰動作が不
要であることから、多関節ロボットをはじめとする大型
のロボット用サーボモータなどに普及している。
【０００５】図３は従来のロータリーエンコーダを示
し、１７は発光素子、１８は受光素子、１９は固定スリ
ット板、２０は回路基板、１５はモータ軸、１６はエン
コーダフレームで、以上から回路部が構成されている。
１４は回転体でモータ軸１５に装着されている。
し、１７は発光素子、１８は受光素子、１９は固定スリ
ット板、２０は回路基板、１５はモータ軸、１６はエン
コーダフレームで、以上から回路部が構成されている。
１４は回転体でモータ軸１５に装着されている。
【０００６】回転体１４は図４のように、ボス１１と回
転スリット板１２とで構成され、接着剤１３で固着して
いる。ガラス製の回転スリット板１２は表面にコミュテ
ーション信号などを発生させるスリットパターンを備え
ている。
転スリット板１２とで構成され、接着剤１３で固着して
いる。ガラス製の回転スリット板１２は表面にコミュテ
ーション信号などを発生させるスリットパターンを備え
ている。
【０００７】以下に回転体１４の組立方法について説明
する。まずボス１１を治具のモータ軸に挿入固定し回転
スリット板取付面に接着剤１３を塗布する。
する。まずボス１１を治具のモータ軸に挿入固定し回転
スリット板取付面に接着剤１３を塗布する。
【０００８】その上に回転スリット板１２をのせて仮固
着した後、治具のモータ軸をゆっくり回転させる。この
時回転スリット板１２のスリットパターンを利用し光学
機器を使いスリットパターンの偏心量が規格に入るよう
に回転スリット板１２の外周に力を加えて心出しを行い
回転スリット板１２をボス１１に本固着している。
着した後、治具のモータ軸をゆっくり回転させる。この
時回転スリット板１２のスリットパターンを利用し光学
機器を使いスリットパターンの偏心量が規格に入るよう
に回転スリット板１２の外周に力を加えて心出しを行い
回転スリット板１２をボス１１に本固着している。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構造では、ボスの接着面に塗布する接着剤は間に溜ま
った空気などで余剰分が不均一に拡がり、接着時に回転
スリット板とボスの間に不均一な接着層を作り回転スリ
ット板の面振れが大きくなり、ロータリーエンコーダの
出力信号が正しく出力されないという問題点を有してい
た。
の構造では、ボスの接着面に塗布する接着剤は間に溜ま
った空気などで余剰分が不均一に拡がり、接着時に回転
スリット板とボスの間に不均一な接着層を作り回転スリ
ット板の面振れが大きくなり、ロータリーエンコーダの
出力信号が正しく出力されないという問題点を有してい
た。
【００１０】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、モータ回転時の回転スリット板の面振れ低減による
性能向上と取付強度アップによる信頼性向上を実現する
ロータリーエンコーダの回転体を提供することを目的と
する。
で、モータ回転時の回転スリット板の面振れ低減による
性能向上と取付強度アップによる信頼性向上を実現する
ロータリーエンコーダの回転体を提供することを目的と
する。
【００１１】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のロータリーエンコーダの回転体は、ボスの回
転スリット板取付面に一周以上の溝と、その溝の中に二
つ以上の貫通穴を備えている。
に本発明のロータリーエンコーダの回転体は、ボスの回
転スリット板取付面に一周以上の溝と、その溝の中に二
つ以上の貫通穴を備えている。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明は、コミュテーション信号
などをスリットパターンで備えた回転スリット板と、前
記回転スリット板を取付けモータ軸に固定するボスとか
らなる回転体において、前記ボスの回転スリット板取付
面に一周以上の溝とその溝の中に二つ以上の貫通穴を備
え、前記回転スリット板と前記ボスを固着したロータリ
ーエンコーダの回転体としたものであり、ボスの回転ス
リット板取付面に溝を設けたので接着剤が溝に沿って拡
がり、貫通穴を設けたので空気の溜まりによる接着剤の
片寄りがなく接着層を均一にすることができる。
などをスリットパターンで備えた回転スリット板と、前
記回転スリット板を取付けモータ軸に固定するボスとか
らなる回転体において、前記ボスの回転スリット板取付
面に一周以上の溝とその溝の中に二つ以上の貫通穴を備
え、前記回転スリット板と前記ボスを固着したロータリ
ーエンコーダの回転体としたものであり、ボスの回転ス
リット板取付面に溝を設けたので接着剤が溝に沿って拡
がり、貫通穴を設けたので空気の溜まりによる接着剤の
片寄りがなく接着層を均一にすることができる。
【００１３】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【００１４】図１，図２において、１はボス、２はコミ
ュテーション信号などをスリットパターンで備えた回転
スリット板で、接着により一体化されるものである。す
なわち、ボス１の回転スリット板取付面には溝３が周方
向に形成してある。そして、この溝３には周方向に１８
０度の間隔をおいて、上方に開放した貫通穴４，５が連
設してある。したがって、一方の貫通穴４より接着剤６
を注入すると、この接着剤６は他方の貫通穴５より空気
を排出させながら溝３と回転スリット板２とでできた空
間に均一充填されることとなる。
ュテーション信号などをスリットパターンで備えた回転
スリット板で、接着により一体化されるものである。す
なわち、ボス１の回転スリット板取付面には溝３が周方
向に形成してある。そして、この溝３には周方向に１８
０度の間隔をおいて、上方に開放した貫通穴４，５が連
設してある。したがって、一方の貫通穴４より接着剤６
を注入すると、この接着剤６は他方の貫通穴５より空気
を排出させながら溝３と回転スリット板２とでできた空
間に均一充填されることとなる。
【００１５】固着する時は従来と同様に治具に取り付け
て仮固着後に心出しをしたあと接着剤６に紫外線を照射
して本硬化させ固着する。
て仮固着後に心出しをしたあと接着剤６に紫外線を照射
して本硬化させ固着する。
【００１６】また、ボス１の溝３に接着剤６を塗布した
後に回転スリット板２をのせてもよく、この場合ボス１
と回転スリット板２の間にある余剰な接着剤６や空気は
貫通穴４，５から排出され、均一な接着層が得られる。
後に回転スリット板２をのせてもよく、この場合ボス１
と回転スリット板２の間にある余剰な接着剤６や空気は
貫通穴４，５から排出され、均一な接着層が得られる。
【００１７】なお本実施例で溝を一周としたが一周以上
であれば何周でもよい。また、溝は外周に設ける方が面
振れをより抑制でき、貫通穴は溝上に２個としたが２個
以上でもよい。
であれば何周でもよい。また、溝は外周に設ける方が面
振れをより抑制でき、貫通穴は溝上に２個としたが２個
以上でもよい。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明は、回転スリット板
の面振れの低減によるロータリーエンコーダの性能の向
上と取付強度の向上による信頼性の向上を同時に図るこ
とができる。
の面振れの低減によるロータリーエンコーダの性能の向
上と取付強度の向上による信頼性の向上を同時に図るこ
とができる。
【図１】本発明の一実施例の回転体の断面図
【図２】本発明の一実施例のボスの断面図
【図３】ロータリエンコーダの構造図
【図４】従来の回転体の断面図
１ ボス ２ 回転スリット板 ３ 溝 ４，５ 貫通穴 ６ 接着剤
Claims (1)
- 【請求項１】コミュテーション信号などをスリットパタ
ーンで備えた回転スリット板と、前記回転スリット板を
モータ軸に固定するボスとからなり、前記ボスの回転ス
リット板取付面に一周以上の溝を形成するとともに、同
溝と外部を連通する二つ以上の貫通穴を備え、貫通穴の
１つより上記溝に接着剤を注入するようにして、前記回
転スリット板と前記ボスを固着したロータリーエンコー
ダの回転体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15203996A JPH102760A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | ロータリーエンコーダの回転体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15203996A JPH102760A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | ロータリーエンコーダの回転体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH102760A true JPH102760A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15531729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15203996A Pending JPH102760A (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | ロータリーエンコーダの回転体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH102760A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004173953A (ja) * | 2002-11-27 | 2004-06-24 | Aiwa Raito:Kk | ガラス構造体 |
| US20120121855A1 (en) * | 2010-11-16 | 2012-05-17 | Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. | Adhesive assembly and method for making same |
| US8704157B2 (en) | 2009-04-14 | 2014-04-22 | Mitsubishi Electric Corporation | Optical rotary encoder and manufacturing method thereof |
| US9982697B2 (en) * | 2013-03-20 | 2018-05-29 | Sulzer Mixpac Ag | Fastening element for attaching to a wall |
-
1996
- 1996-06-13 JP JP15203996A patent/JPH102760A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004173953A (ja) * | 2002-11-27 | 2004-06-24 | Aiwa Raito:Kk | ガラス構造体 |
| US8704157B2 (en) | 2009-04-14 | 2014-04-22 | Mitsubishi Electric Corporation | Optical rotary encoder and manufacturing method thereof |
| DE112009004660B4 (de) * | 2009-04-14 | 2016-10-20 | Mitsubishi Electric Corporation | Drehgeber und Verfahren zum Herstellen davon |
| US20120121855A1 (en) * | 2010-11-16 | 2012-05-17 | Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. | Adhesive assembly and method for making same |
| US8580370B2 (en) * | 2010-11-16 | 2013-11-12 | Fu Tai Hua Industry (Shenzhen) Co., Ltd. | Adhesive assembly and method for making same |
| US9982697B2 (en) * | 2013-03-20 | 2018-05-29 | Sulzer Mixpac Ag | Fastening element for attaching to a wall |
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