JPS6049432B2 - イ−ジ−ピ−ルフィルムの製造方法 - Google Patents

イ−ジ−ピ−ルフィルムの製造方法

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JPS6049432B2
JPS6049432B2 JP56016814A JP1681481A JPS6049432B2 JP S6049432 B2 JPS6049432 B2 JP S6049432B2 JP 56016814 A JP56016814 A JP 56016814A JP 1681481 A JP1681481 A JP 1681481A JP S6049432 B2 JPS6049432 B2 JP S6049432B2
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JP
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easy
resin
sealing
blend
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JP56016814A
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JPS57131556A (en
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衛 吉本
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオレフィン系樹脂層とイージーピール可能なシ
ール層を有するイージーピールフイルムの製造方法に関
し、特にイージーピール可能なシール層の構成とそのイ
ージーピール層が単独では連続的に平滑なフィルム面が
得られなかつたのを得られるようにした共押出し方法に
特徴を有する製造方法に関するものである。
包装体に要求される性能として製造及ひ流通段階におい
ては内容物を保護し、かつ内容物は取り出しやすいこと
、つまり密封性とイージーピール性と対位する機能を兼
ねそなえていることを要求されるようになつて来たが、
これまでシール層がPPやPE等のオレフィン系樹脂層
の包装体の場合、相手側のシール層としてはやはり同系
統の樹脂が選択されていたがその場合包装体としては密
封性はあるがイージーピール性はなかつた。
このため最近ではシール層がオレフィン系樹脂層の場合
、包装体をイージーピール化するために特定の異樹脂を
ある比率でブレンドした異樹脂ブレンド樹脂層をシール
層とすることにより密封性を有しながらイージーピール
できる包装体を得らJれることがわかつたが、これらを
単独で共押出した場合、いろいろ問題が正じた。例えば
PE又はEVA70〜95重量%にポリブテンー15〜
30重量%をブレンドした異樹脂ブレンド樹脂層を更に
PPがシール層の場合、相手側のシール層としては−P
P20〜80重量%にPE20〜8踵量%をブレンドし
た異樹脂層を使うことにより包装体は密封性があつてか
つイージーピールできるようになるが、これらのシール
層の厚みとしては50μ程度あればシール層としての機
能を果たすため一般的には50μ以下の場合が多いが、
前述のような異なる樹脂をブレンドした異樹脂ブレンド
樹脂層を単独で押出した場合、お互いの樹脂の相溶性が
良くない組み合わせのため、溶融時の伸びが悪く、その
ため、ダイスを出た後でフィルムが切れやすく連続生産
できず、更に得られたフィルムは互いの樹脂の相溶性が
悪いため、フィルム表面の肌荒れが生じてしまい、この
フィルムを他のフィルムとラミネートした場合、エアー
を巻き込み熱成形した場合発泡した状態となりフィルム
としては使えなかつた。このため、オレフィン系のシー
ル層とシールされて密封性を有しながらイージーピール
できる前述のような異樹脂ブレンド樹脂をシール層とし
、これらを連続的に生産てき、かつ肌荒れを生じさせな
いで得られないかその製造方法について種々検討した結
果、PE又はEVAのシール層とシールされてイージー
ピール可能なPE又はEVAにポリブテンー1をブレン
ドした異樹脂ブレンド樹脂層やPPのシール層とシール
されてイージーピール可能なPPICPEをブレンドし
た異樹脂ブレンド樹脂層をこれらの樹脂層の押出し加工
性を改善するための加工性改善樹脂層と組み合わして同
時に共押出しすることにより、異樹脂プレンF樹脂層が
ダイスを出た後の引落し時に切れることなく連続的に生
産でき、かつ表面にも肌荒れがなく複合化された状態で
共押出しされた複合フイルl、を得ることができた。こ
のようにPE又はEVAにポリブテンー1をブレンドし
た異樹脂ブレンド樹脂層あるいはPPに.PEをブレン
ドした異樹脂ブレンド樹脂層は単独て押出した場合50
μ程度の薄いフィルムを得ることは困難であつたが、本
発明のようにこれらの異樹脂ブレンド樹脂層と加工性改
善用の樹脂層を組み合わして、例えばPP/(PP+H
DPEブレンド)樹脂層や(PE+ポリブテンー1ブレ
ンド)/アイオノマー/6Ny樹脂層のような組み合わ
せで共押出しした場合、PPや6Ny等の加工性に助け
られて異樹脂ブレンド樹脂層もその機能を損うことなく
50μ以下のごく薄のフィルムも容易・にできるように
なつた。
本発明の製造方法によつて得られたフィルムは容器の本
体用及びプタ材用としても使用でき、シール層としては
厚みは50μ以下で充分てあるため、特に容器本体用と
して使用する場合加工性改善樹脂層は熱成形性の良好の
ものが望ましい。なお、加工性改善樹脂層としてはPE
NEVAlアィオィマー、PP.sNy..EVAけん
化物又はPSの単独層あるいは、これらを組み合わして
複合層としたものであつて、これらの樹脂層と異樹脂ブ
レンド樹脂層間には必要に応じ接着剤層が設けられてい
る。次に実施例について述べるが実施例1,2は異樹脂
ブレンド樹脂層をシール層として容器本体に使つた場合
、実施例3はl異樹脂ブレンド樹脂層をシール層として
ふた材に使つた場合で、それぞれオレフィン系樹脂層を
密封性を有しながらイージーピールできる包装体となつ
ている。実施例1 500μのPPシートを熱成形してカップ容器とし、こ
れにふた材をシールした包装体の開封のイージーピール
化の検討を行つた。
なお、PPがシール層の場合、相手側のシール層として
はPPにPEをブレンドした異樹脂ブレンド樹脂層を使
うことにより密封性があつてかつイージーピール化でき
ることが実験により判明した。
(従来法) (PP6O重量%+HDPE4O重量%)の異樹脂ブレ
ンド樹脂を、L/D28の9h押出機を使つて押出した
ところ、200μ以下では引落し時にフィルムが切れて
引き取りができなかつたが、押出し条件及びダイスのリ
ップクリアランスを調整し150μ迄は押出し可能にな
つたが、前述の異樹脂ブレンド樹脂層の単独押出しでは
希望する50μ程度のフィルムを得ることはできなかつ
た。
(本発明の方法) そこでL/D28の90rf1In押出機とL/D28
の65Tf0n押出機と2層マニホールドダイからなる
共押出装置を使用して、1PP(MlO.7)450μ
、2(PP6O重量%+1IDPE4踵量%)の異樹脂
ブレンド樹脂50μの2層フィルムを共押出したところ
、何ら支障なく連続生産でき、性能面ではPP単体シー
トとほとんど同じであつた。
このシートを(PP+HDPE)ブレンド樹脂層がシー
ル面となるようにカップ状に熱成形して容器本体とし、
これにPP/PETよりなるふた材をPP面をシール層
としてシール層同志をシール圧力2k9/C!t1シー
ル温度180℃、シール時間3秒のシール条件でシール
したところ密封性はありながらシール強度1100V/
15wnと手で容易にイージーピールすることができた
。実施例2 シール層がPEの場合、密封性を有しながらイージーピ
ールできるためには相手側のシール層にPEにポリブテ
ンー1をブレンドした異樹脂ブレンド樹脂層を使うこと
により密封性があつてかつイージーピールできる包装体
を得られることが実験結果より判明している。
(従来法) (PE85重量%+ポリブテンー115重量%)の異樹
脂ブレンド樹脂を実施例1と同様な押出機を使つて、7
0μのフィルムを押出したところフィルムは連続的に生
産できたが、表面が肌荒れしていた。
このためこのフ,イルムとKコートした15μのポリエ
ステルフィルムをドライラミした結果、フィルム全面に
わたつてラミネートの凹部に気泡を含んでいて商品化で
きなかつた。(本発明の方法) そこでL/D289―押出し機、L/D285O順押出
し機、L/D2865mln押出機と3層マニホールド
タイからなる共押出装置を使用して、1(LDPE85
重量%+ポリブテンー115重量%)異樹脂ブレンド樹
脂層70μ、2アイオノマー10μ、36Ny50μよ
りなる3層構成の複合フィルムを押出したところ発泡も
なく、見ばえのする外観を有していた。
このフィルムを異樹脂ブレンド樹脂層がシール層になる
ようにして深絞り成形し容器本体とし、これにシール層
がPEであるKコートポリエステル/PEよりなるふた
材を140′Cl2kg/cl、2秒のシール条件でシ
ールした所、包装体の外観は発泡もなく更に密封性を有
していながらシール強度は、600y/15朋と低くイ
ージーピールできた。実施例3 透明性良好なPP容器とシールできかつ、イージーピー
ルできるふた材について検討した。
通常ふた材は各種のフィルムを単層押出し、これらをド
ライラミして複合化している。又ふた材は一般に耐熱性
を有する層とシール層に分けられ、耐熱性を有する層は
シール時にフィルムが熱盤へ付着するのを防ぐ目的であ
つて、PPがシール層の場合、耐熱層を有する層として
はPETやNy層が用いられる。(従来法) (PP6O重量%(MI2.O)+HDPE4O重量%
(MI7.O))の異樹脂ブレンド樹脂を実施例1と同
様な方法で押出したところ、連続して押出せる範囲の厚
みではフィルム表面が肌荒れしていてこのフィルムに0
Nyをドライラミしたところ気泡を多く含んだフィルム
となり実用上問題があつた。
(本発明法)そこで、実施例2て使用した3層押出機で
、16Ny(厚み構成比30%)、2接着層の変性PP
(5%)、3従来法て検討した(PP+HDPE)の異
樹脂ブレンド樹脂(65%)よりなる3層フィルムを共
押出ししたところ、30p迄気泡もない状態で連続押出
しフィルム化できた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 オレフィン系樹脂層とイージーピール可能な異樹脂
    ブレンド樹脂層と加工性改善樹脂層とを共押出してなる
    イージーピールフイルムの製造方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の異樹脂ブレンド樹脂層
    がPE又はEVAにポリブテン−1をブレンドして共押
    出してなるイージーピールフイルムの製造方法。 3 特許請求の範囲第1項記載の異樹脂ブレンド樹脂層
    PPとPEをブレンドして共押出してなるイージーピー
    ルフイルムの製造方法。 4 特許請求の範囲第1項記載の加工性改善樹脂層がP
    E、EVA、アイオイマー、PP、Ny、EVAけん化
    物又はPSの単独層、あるいはこれらを組み合わして複
    合層として共押出してなるイージーピールフイルムの製
    造方法。 5 特許請求の範囲第2項記載の異樹脂ブレンド樹脂の
    ブレンド比率がPE又はEVA70〜95重量%、ポリ
    ブテン−15〜30重量%であるイージーピールフイル
    ムの製造方法。 6 特許請求の範囲第3項記載の異樹脂ブレンド樹脂ブ
    レンド比率がPP20〜80重量%、PE20〜80重
    量%であるイージーピールフイルムの製造方法。
JP56016814A 1981-02-09 1981-02-09 イ−ジ−ピ−ルフィルムの製造方法 Expired JPS6049432B2 (ja)

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