JPS6042867B2 - 冷蔵庫内箱の製造方法 - Google Patents
冷蔵庫内箱の製造方法Info
- Publication number
- JPS6042867B2 JPS6042867B2 JP10040179A JP10040179A JPS6042867B2 JP S6042867 B2 JPS6042867 B2 JP S6042867B2 JP 10040179 A JP10040179 A JP 10040179A JP 10040179 A JP10040179 A JP 10040179A JP S6042867 B2 JPS6042867 B2 JP S6042867B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner box
- partition wall
- vacuum forming
- wall member
- plastic sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Refrigerator Housings (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は冷蔵庫内箱の製造に係わり、特に冷蔵庫本
体内を複数個の貯蔵室に区分けする仕切壁を有する内箱
の製造に関するものである。
体内を複数個の貯蔵室に区分けする仕切壁を有する内箱
の製造に関するものである。
従来、この種の冷蔵庫は第１図に示すように冷蔵庫本
体１内を複数個の貯蔵室４に区分けするための仕切壁を
所定の位置に設けるのに、あらかじめ貯蔵室４の内壁を
形成する内箱３を真空成形法によりプラスチックシート
で形成し、これを外箱２に嵌合し内箱３と外箱２との間
の空間にポリウレタンフォームを注入固化してキャビネ
ットを形成した後、仕切壁部材を挿入する方法が行なわ
れていた。
体１内を複数個の貯蔵室４に区分けするための仕切壁を
所定の位置に設けるのに、あらかじめ貯蔵室４の内壁を
形成する内箱３を真空成形法によりプラスチックシート
で形成し、これを外箱２に嵌合し内箱３と外箱２との間
の空間にポリウレタンフォームを注入固化してキャビネ
ットを形成した後、仕切壁部材を挿入する方法が行なわ
れていた。
この方法のように、仕切壁部材を内箱にあとから挿入
する構造の場合は、仕切壁部材と内箱との相関寸法差に
よつて、挿入の後に両者の接合面間に隙間が生じる。
する構造の場合は、仕切壁部材と内箱との相関寸法差に
よつて、挿入の後に両者の接合面間に隙間が生じる。
この隙間は仕切壁によつて区分された各貯蔵室間の気
密保持を不完全にするだけでなく、貯蔵食品から出る貴
注や、水が流れ込み、不潔になり易く、また、貯蔵室の
温度設定によつてはこの隙間の中に流れ込んだ液体が凍
結して体積膨脹を起し仕切壁部材５および内箱３を変形
、あるいは損傷するという事故を起すなどの欠点があつ
た。
密保持を不完全にするだけでなく、貯蔵食品から出る貴
注や、水が流れ込み、不潔になり易く、また、貯蔵室の
温度設定によつてはこの隙間の中に流れ込んだ液体が凍
結して体積膨脹を起し仕切壁部材５および内箱３を変形
、あるいは損傷するという事故を起すなどの欠点があつ
た。
この問題を解決するために、例えば特開昭５３一１０
７７７腸公報に示されたように真空成形用雌型内にあら
かじめ別に成形された仕切壁を成形型の一部として配設
し内箱を成形する方法が提案されており、仕切壁が内箱
の裏面側に包みこまれて成形されるため隙間は生じるこ
となく、したがつて水等が流れこむ恐れはない。 しか
しながら、仕切壁は内箱材て覆われるため、仕切壁の形
状は著しく劣り色、光沢など前述した仕切壁部材の挿入
方式にのものに比べ製品価値の低いものであつた。
７７７腸公報に示されたように真空成形用雌型内にあら
かじめ別に成形された仕切壁を成形型の一部として配設
し内箱を成形する方法が提案されており、仕切壁が内箱
の裏面側に包みこまれて成形されるため隙間は生じるこ
となく、したがつて水等が流れこむ恐れはない。 しか
しながら、仕切壁は内箱材て覆われるため、仕切壁の形
状は著しく劣り色、光沢など前述した仕切壁部材の挿入
方式にのものに比べ製品価値の低いものであつた。
この発明はかかる欠点を解消するためになされたもので
、冷蔵庫の内壁を形成する内箱を一枚のプラスチックシ
ートによる真空成形法によつて形成する際、庫内を複数
個の貯蔵室に区分けするための内箱の内壁に接する側壁
周縁部に凹凸を設けた仕切壁部材をあらかじめ真空成形
用雄型に形成された切欠き部内にセットしておいたから
、仕切壁部材の側壁周縁部を真空成形型の一部として内
箱を成形することにより、成形時の内箱の熱収縮により
内箱内壁と仕切壁部材とをより強固に密着固定させ、内
箱内に仕切壁を同時に形成しうるようにした内箱の製造
方法を提供しようとするものである。
、冷蔵庫の内壁を形成する内箱を一枚のプラスチックシ
ートによる真空成形法によつて形成する際、庫内を複数
個の貯蔵室に区分けするための内箱の内壁に接する側壁
周縁部に凹凸を設けた仕切壁部材をあらかじめ真空成形
用雄型に形成された切欠き部内にセットしておいたから
、仕切壁部材の側壁周縁部を真空成形型の一部として内
箱を成形することにより、成形時の内箱の熱収縮により
内箱内壁と仕切壁部材とをより強固に密着固定させ、内
箱内に仕切壁を同時に形成しうるようにした内箱の製造
方法を提供しようとするものである。
以下、図示実施例についてこの発明の詳細な説明すると
、第２図はこの発明に係る冷蔵庫のキャビネットの側断
面図で、１は冷蔵庫本体、２，３はこの本体を形成する
外箱および内箱、４は上記本体内に形成される貯蔵室、
５はこの貯蔵室を複数個の室に区分けする仕切壁、６は
上記外箱２と内箱３を組立てるとともにこれら両箱間に
形成される空間にポリウレタンフォームの発泡原液を注
入固化させて構成した断熱壁である。
、第２図はこの発明に係る冷蔵庫のキャビネットの側断
面図で、１は冷蔵庫本体、２，３はこの本体を形成する
外箱および内箱、４は上記本体内に形成される貯蔵室、
５はこの貯蔵室を複数個の室に区分けする仕切壁、６は
上記外箱２と内箱３を組立てるとともにこれら両箱間に
形成される空間にポリウレタンフォームの発泡原液を注
入固化させて構成した断熱壁である。
第３図は真空成形型の側断面図を示し、７は上記内箱を
真空成形等で成形するための真空成形用雄型で、その中
間には仕切壁部材を着脱自在に配設するための切欠き部
８が設けられている。９は上記仕切壁５の側壁で、上記
内箱と当接する周縁部には第７図に示すように凹凸条１
０を射出成形等によソー体に成形されている。
真空成形等で成形するための真空成形用雄型で、その中
間には仕切壁部材を着脱自在に配設するための切欠き部
８が設けられている。９は上記仕切壁５の側壁で、上記
内箱と当接する周縁部には第７図に示すように凹凸条１
０を射出成形等によソー体に成形されている。
１１はこの仕切壁の中空部に充填された断熱材である。
次にこの発明による冷蔵庫のキャビネットの製造手順に
ついて説明すると、まず内箱３を真空成形により成形加
工する。すなわち、第６図に示すように真空成形用雄型
の切欠き部８内に仕切壁５部材を挿入しておく。つぎに
上記真空成形用雄型７の上方に間隙をおいてプラスチッ
クシート１２を仮設する。
ついて説明すると、まず内箱３を真空成形により成形加
工する。すなわち、第６図に示すように真空成形用雄型
の切欠き部８内に仕切壁５部材を挿入しておく。つぎに
上記真空成形用雄型７の上方に間隙をおいてプラスチッ
クシート１２を仮設する。
そして周知の真空成形法の成形工程によりプラスチック
シートを１００℃〜１６０℃に加熱、軟化させ柔軟な状
態で成形が開始される。すなわち真空成形用雄型７の表
面あらかじめ設けられた多数の真空穴（図示していない
）からの真空引き圧により、プラスチックシートは吸引
され真空成形型の表面形状に沿つて成形される。このと
き仕切壁５部材は真空成形型にセットされて成形型の一
部を構成している。従つてプラスチックシートが当接す
る仕切壁の側壁９周縁部に形成された凹凸条１０に沿つ
てプラスチックシートは加熱軟化されてその断面形状の
とおりに密着することが可能となる。
シートを１００℃〜１６０℃に加熱、軟化させ柔軟な状
態で成形が開始される。すなわち真空成形用雄型７の表
面あらかじめ設けられた多数の真空穴（図示していない
）からの真空引き圧により、プラスチックシートは吸引
され真空成形型の表面形状に沿つて成形される。このと
き仕切壁５部材は真空成形型にセットされて成形型の一
部を構成している。従つてプラスチックシートが当接す
る仕切壁の側壁９周縁部に形成された凹凸条１０に沿つ
てプラスチックシートは加熱軟化されてその断面形状の
とおりに密着することが可能となる。
そして第７図に示すようにプラスチックシート１２が真
空成形用雄型７の形状のとおりに吸着され成形されるの
と同様に、第８図に示すように仕切壁５部材の側壁９の
形状に沿つてプラスチックシート１３が吸着されるので
、側壁９表面の凹凸条が多ければそれだけプラスチック
シートの喰い付きも多くなり、より強固にかつ高度に内
箱内壁に仕切壁部材を密着固定することができる。この
状態でプラスチックシート、すなわち内箱は冷却され、
冷却の過程で熱収縮しながら硬化し、硬化した後真空成
形用雄型７から離型される。このとき、仕切壁部材の側
壁９周縁部は、プラスチックシートによつて成形された
内箱３の内壁面に接するとともに冷却時の熱収縮により
抱きついた状態で密着したまま、内箱内の仕切壁として
構成され内箱組立１３となる。
空成形用雄型７の形状のとおりに吸着され成形されるの
と同様に、第８図に示すように仕切壁５部材の側壁９の
形状に沿つてプラスチックシート１３が吸着されるので
、側壁９表面の凹凸条が多ければそれだけプラスチック
シートの喰い付きも多くなり、より強固にかつ高度に内
箱内壁に仕切壁部材を密着固定することができる。この
状態でプラスチックシート、すなわち内箱は冷却され、
冷却の過程で熱収縮しながら硬化し、硬化した後真空成
形用雄型７から離型される。このとき、仕切壁部材の側
壁９周縁部は、プラスチックシートによつて成形された
内箱３の内壁面に接するとともに冷却時の熱収縮により
抱きついた状態で密着したまま、内箱内の仕切壁として
構成され内箱組立１３となる。
そしてこの内箱組立１３は外箱２に嵌め込まれ、両箱内
に形成された壁間の空間にポリウレタンフォームを注入
固化させて、断熱壁６を形成することにより冷蔵庫本体
１を構成する冷蔵庫のキャビネットは完成する。この発
明は以上述べたように構成したから内箱内壁と仕切壁部
材はより高度に、かつ強固に密着される。
に形成された壁間の空間にポリウレタンフォームを注入
固化させて、断熱壁６を形成することにより冷蔵庫本体
１を構成する冷蔵庫のキャビネットは完成する。この発
明は以上述べたように構成したから内箱内壁と仕切壁部
材はより高度に、かつ強固に密着される。
また仕切壁部材と内箱との間に相互間の寸法差による隙
間は生じ得ないから、仕切壁を支持する別部材や別手段
を施す必要もない。さらに食汁や水等をこぼしても隙間
がないのでしみ込む恐れはなくなるものである。さらに
また、真空成形型に雄型を使用するようにしたから、あ
らかじめ射出成形等で成形した形状、色、光沢などを有
する仕切壁部材を生地のまま内箱組立として構成するこ
とができるので、美観を損うことなく、製品価値を高め
ることができる。
間は生じ得ないから、仕切壁を支持する別部材や別手段
を施す必要もない。さらに食汁や水等をこぼしても隙間
がないのでしみ込む恐れはなくなるものである。さらに
また、真空成形型に雄型を使用するようにしたから、あ
らかじめ射出成形等で成形した形状、色、光沢などを有
する仕切壁部材を生地のまま内箱組立として構成するこ
とができるので、美観を損うことなく、製品価値を高め
ることができる。
なお上記実施例では仕切壁５部材の側壁周縁部に凹凸条
を設けたが、これに変えて凹凸状の突起を多数設けても
上記と同様な効果を有するものである。
を設けたが、これに変えて凹凸状の突起を多数設けても
上記と同様な効果を有するものである。
また説明文中の１真空成形法ョは真空成形用雄型側から
真空引きをする方法であるが、逆にプラスチックシート
の外側から真空成形型に向つて圧力を加える１圧空成形
法ョによつても同様の効果が得られるものである。
真空引きをする方法であるが、逆にプラスチックシート
の外側から真空成形型に向つて圧力を加える１圧空成形
法ョによつても同様の効果が得られるものである。
第１図は従来の冷蔵庫のキャビネットの側断面図、第２
図ないし第８図はこの発明の実施例に関するもので、第
２図は冷蔵庫のキャビネットの側断面図、第３図は真空
成形型の側断面図、第４図は仕切壁部材の斜視図、第５
図は第４図の■一■線の拡大断面図、第６図および第７
図は仕切壁部材を真空成形型に装着して真空成形工程前
と成形後の状態を示す説明図、第８図は第７図のＡ部を
拡大して示す部分断面図である。 なお図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。１は冷
蔵庫本体、３は内箱、４は貯蔵室、５は仕切壁、７は真
空成形用雄型、９は側壁、１０は凹凸部である。
図ないし第８図はこの発明の実施例に関するもので、第
２図は冷蔵庫のキャビネットの側断面図、第３図は真空
成形型の側断面図、第４図は仕切壁部材の斜視図、第５
図は第４図の■一■線の拡大断面図、第６図および第７
図は仕切壁部材を真空成形型に装着して真空成形工程前
と成形後の状態を示す説明図、第８図は第７図のＡ部を
拡大して示す部分断面図である。 なお図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。１は冷
蔵庫本体、３は内箱、４は貯蔵室、５は仕切壁、７は真
空成形用雄型、９は側壁、１０は凹凸部である。
Claims (1)
- １ プラスチックシートにより真空成形法で一体に内箱
を成形するとともにこの内箱内を仕切壁により複数個の
貯蔵室に区分けする内箱の製造において、真空成形用雄
型に仕切壁部材をセットする切欠き部を備え、この切欠
き部に内箱の内壁に接する側壁周縁部に凹凸部を設けた
仕切壁部材をあらかじめ上記真空成形用雄型の切欠き部
にセットしておいてから内箱を成形することにより、上
記仕切壁部材が内箱内の仕切壁としての位置で、成形時
の内箱の熱収縮により、仕切壁の側壁周縁部を抱持し、
内箱内壁と仕切壁部材を密着固定させたことを特徴とす
る冷蔵庫内箱の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10040179A JPS6042867B2 (ja) | 1979-08-07 | 1979-08-07 | 冷蔵庫内箱の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10040179A JPS6042867B2 (ja) | 1979-08-07 | 1979-08-07 | 冷蔵庫内箱の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5625673A JPS5625673A (en) | 1981-03-12 |
| JPS6042867B2 true JPS6042867B2 (ja) | 1985-09-25 |
Family
ID=14272953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10040179A Expired JPS6042867B2 (ja) | 1979-08-07 | 1979-08-07 | 冷蔵庫内箱の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6042867B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996038119A1 (en) * | 1995-06-01 | 1996-12-05 | Batesville Casket Company, Inc. | Method of forming articles of manufacture |
-
1979
- 1979-08-07 JP JP10040179A patent/JPS6042867B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996038119A1 (en) * | 1995-06-01 | 1996-12-05 | Batesville Casket Company, Inc. | Method of forming articles of manufacture |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5625673A (en) | 1981-03-12 |
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