JPS6042863B2 - 冷蔵庫内箱の製造方法 - Google Patents
冷蔵庫内箱の製造方法Info
- Publication number
- JPS6042863B2 JPS6042863B2 JP6795179A JP6795179A JPS6042863B2 JP S6042863 B2 JPS6042863 B2 JP S6042863B2 JP 6795179 A JP6795179 A JP 6795179A JP 6795179 A JP6795179 A JP 6795179A JP S6042863 B2 JPS6042863 B2 JP S6042863B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner box
- partition wall
- wall member
- vacuum forming
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Refrigerator Housings (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は冷蔵庫内箱の製造に係わり、特に冷蔵庫本体
内を複数個の貯蔵室に区分けする仕切壁を有する内箱の
製造に関するものである。
内を複数個の貯蔵室に区分けする仕切壁を有する内箱の
製造に関するものである。
従来、この種の冷蔵庫は第１図に示すように冷蔵庫本体
１内を冷凍室２０と冷蔵室３０とに区分けするための仕
切壁４を所定の位置に設けるのに、あらかじめ第２図に
示すように貯蔵室６の内壁を形成する内箱３をプラスチ
ックシートにより真空成形法で形成し、これを外箱２に
嵌合し、内箱３と外箱２との間の間隙１２にポリウレタ
ンフォームを注入固化させてキャビネットを形成した後
に、仕切壁部材５を挿入する方法が行なわれている。
１内を冷凍室２０と冷蔵室３０とに区分けするための仕
切壁４を所定の位置に設けるのに、あらかじめ第２図に
示すように貯蔵室６の内壁を形成する内箱３をプラスチ
ックシートにより真空成形法で形成し、これを外箱２に
嵌合し、内箱３と外箱２との間の間隙１２にポリウレタ
ンフォームを注入固化させてキャビネットを形成した後
に、仕切壁部材５を挿入する方法が行なわれている。
この方法のように、仕切壁部材５を内箱３にあとから挿
入する構造の場合は、仕切壁部材と内箱との相関寸法差
によつて、挿入の後に両者の接合面間に隙間が生じるこ
とがある。
入する構造の場合は、仕切壁部材と内箱との相関寸法差
によつて、挿入の後に両者の接合面間に隙間が生じるこ
とがある。
この隙間は仕切壁によつて区分された各貯蔵室間の気密
保持を不完全にするだけでなく、貯蔵食品から出る貴注
や、水が流れ込み、不潔になり易くまた、貯蔵室の温度
設定によつてはこの隙間の中に流れ込んだ液体が凍結し
て体積膨張を起し仕切壁部材５及び内箱３を変契約は損
傷するという恐れがある。この問題点を解決するため、
例えば特開昭５３一１０７７７時公報に示されたように
真空成形用雌型内に別に成形された仕切壁を成形型の一
部として配設し内箱を成形する方法が提案されており、
仕切壁が内箱の裏面側に包み込まれて成形されるため隙
間は生じることなく、したがつて水等が流れ込む恐れが
ない。しかしながら、仕切壁は内箱材で覆われるため、
仕切壁の形状は著るしく劣り色、光沢など前述した仕切
壁部材の挿入方式のものに比べ製品価値が低いものであ
つた。
保持を不完全にするだけでなく、貯蔵食品から出る貴注
や、水が流れ込み、不潔になり易くまた、貯蔵室の温度
設定によつてはこの隙間の中に流れ込んだ液体が凍結し
て体積膨張を起し仕切壁部材５及び内箱３を変契約は損
傷するという恐れがある。この問題点を解決するため、
例えば特開昭５３一１０７７７時公報に示されたように
真空成形用雌型内に別に成形された仕切壁を成形型の一
部として配設し内箱を成形する方法が提案されており、
仕切壁が内箱の裏面側に包み込まれて成形されるため隙
間は生じることなく、したがつて水等が流れ込む恐れが
ない。しかしながら、仕切壁は内箱材で覆われるため、
仕切壁の形状は著るしく劣り色、光沢など前述した仕切
壁部材の挿入方式のものに比べ製品価値が低いものであ
つた。
この発明はかかる欠点を解消するためになされたもので
、冷蔵庫の貯蔵室の内壁を形成する内箱を一枚のプラス
チックシートによる真空成法によつて成形する際に、貯
蔵室を複数個の貯蔵室に区分けするための仕切壁部材を
あらかじめ真空成形用雄型に形成された切欠き部内にセ
ットしておいてから、仕切壁部材を真空成形型の一部と
して内箱を成形することにより、成形時の内箱の熱収縮
により内箱内壁と仕切壁部材とをより強固に密着固定さ
せ、内箱内に仕切壁を同時に形成し得るようにした内箱
の製造方法を提供しようとするものである。以下図示実
施例について、この発明の詳細な説明する。
、冷蔵庫の貯蔵室の内壁を形成する内箱を一枚のプラス
チックシートによる真空成法によつて成形する際に、貯
蔵室を複数個の貯蔵室に区分けするための仕切壁部材を
あらかじめ真空成形用雄型に形成された切欠き部内にセ
ットしておいてから、仕切壁部材を真空成形型の一部と
して内箱を成形することにより、成形時の内箱の熱収縮
により内箱内壁と仕切壁部材とをより強固に密着固定さ
せ、内箱内に仕切壁を同時に形成し得るようにした内箱
の製造方法を提供しようとするものである。以下図示実
施例について、この発明の詳細な説明する。
第３図において、８は内箱３を成形するための真空成形
用雄型で、仕切壁部材５をセットするための切欠き部９
を設けている。そして、プラスチックシート１０を真空
成形しようとする前に、あらかじめこの切欠き部９に仕
切壁部材５をセットする。なお、この仕切壁部材はプラ
スチック材を射出成形により成形し、その中空部に断熱
材を挿入している。次に第４図に示すように真空成形用
雄型８の切欠き部９に仕切壁部材５をセットした状態で
その上方にプラスチックシート１０を位置させる。そし
てこのシートを加熱軟化させて成形が開始される。この
とき、仕切壁部材の三方側面部は、上記真空成形用雄型
８の外表面側に露出し、真空成形型の一部として形成さ
れる。
用雄型で、仕切壁部材５をセットするための切欠き部９
を設けている。そして、プラスチックシート１０を真空
成形しようとする前に、あらかじめこの切欠き部９に仕
切壁部材５をセットする。なお、この仕切壁部材はプラ
スチック材を射出成形により成形し、その中空部に断熱
材を挿入している。次に第４図に示すように真空成形用
雄型８の切欠き部９に仕切壁部材５をセットした状態で
その上方にプラスチックシート１０を位置させる。そし
てこのシートを加熱軟化させて成形が開始される。この
とき、仕切壁部材の三方側面部は、上記真空成形用雄型
８の外表面側に露出し、真空成形型の一部として形成さ
れる。
そして第５図のようにプラスチックシート１０は通常の
真空成形法と同様に成形が完了し、真空成形用雄型８及
び仕切壁部材５に密着している。
真空成形法と同様に成形が完了し、真空成形用雄型８及
び仕切壁部材５に密着している。
この状態のまま、プラスチックシート１０は冷却される
過程で、収縮しながら硬化し、硬化した後、内箱は真空
成形用雄型８から離型される。このとき仕切壁部材の三
方側面は、プラスチックシートによつて成形された内箱
３の内壁面と接するとともに冷却時の熱収縮により抱き
付いた状態で密着したまま、内箱内の仕切壁４として構
成され、第６図に示すように内箱組立１１となる。この
内箱組立１１を外箱２内に嵌め込み、このとき形成され
た間隙１２内にポリウレタンフォームの発泡原液を注入
発泡させて断熱壁を形成することにより冷蔵庫本体１を
構成する冷蔵庫のキャビネットは完成する。この発明は
以上述べたように、貯蔵室を複数個の貯蔵室に区分する
ための仕切壁部材を、あらかじめ真空成形用雄型内にセ
ットしておいてから、一枚のプラスチックシートを真空
成形法で内箱を成形するとともに成形された内箱の冷却
時の熱収縮により、内箱内壁と仕切壁部材をより強固に
密着させ内箱内に仕切壁を構成するようにしたから、内
箱と仕切壁部材との間の相互間の寸法差による隙間は生
じ得ず、上記各貯蔵室間は気密的に保持されるとともに
貯蔵食品から出る食汁や、水が流れ込み不潔になる恐れ
はなくなるなど食品衛生上好ましい効果を有するのであ
る。
過程で、収縮しながら硬化し、硬化した後、内箱は真空
成形用雄型８から離型される。このとき仕切壁部材の三
方側面は、プラスチックシートによつて成形された内箱
３の内壁面と接するとともに冷却時の熱収縮により抱き
付いた状態で密着したまま、内箱内の仕切壁４として構
成され、第６図に示すように内箱組立１１となる。この
内箱組立１１を外箱２内に嵌め込み、このとき形成され
た間隙１２内にポリウレタンフォームの発泡原液を注入
発泡させて断熱壁を形成することにより冷蔵庫本体１を
構成する冷蔵庫のキャビネットは完成する。この発明は
以上述べたように、貯蔵室を複数個の貯蔵室に区分する
ための仕切壁部材を、あらかじめ真空成形用雄型内にセ
ットしておいてから、一枚のプラスチックシートを真空
成形法で内箱を成形するとともに成形された内箱の冷却
時の熱収縮により、内箱内壁と仕切壁部材をより強固に
密着させ内箱内に仕切壁を構成するようにしたから、内
箱と仕切壁部材との間の相互間の寸法差による隙間は生
じ得ず、上記各貯蔵室間は気密的に保持されるとともに
貯蔵食品から出る食汁や、水が流れ込み不潔になる恐れ
はなくなるなど食品衛生上好ましい効果を有するのであ
る。
また、真空成形型に雄型を使用したから、あらかじめ射
出成形等で成形した形状、色および光沢等を有する仕切
壁部材を生地のまま内箱組立として構成できるので、美
観を損うことなく、製品価値を高めることができる。
出成形等で成形した形状、色および光沢等を有する仕切
壁部材を生地のまま内箱組立として構成できるので、美
観を損うことなく、製品価値を高めることができる。
なお上記実施例は１真空成形法ョで説明したが、これは
真空成形型側から真空引を行ないプラスチックシートを
成形する方法であるが、これとは逆にプラスチックの外
側から真空成形型に向つて圧力を加える１圧空成形法ョ
によつて成形しても上記と同様な効果が得られることは
もちろんである。
真空成形型側から真空引を行ないプラスチックシートを
成形する方法であるが、これとは逆にプラスチックの外
側から真空成形型に向つて圧力を加える１圧空成形法ョ
によつて成形しても上記と同様な効果が得られることは
もちろんである。
また第７図はこの発明による他の実施例を示すもので、
内箱３の内壁に密着した仕切壁部材５の下面を支持する
ように内箱３の内壁に凸条１３を形成した例であり、こ
の場合も上記と同様効果を有することは明白である。
内箱３の内壁に密着した仕切壁部材５の下面を支持する
ように内箱３の内壁に凸条１３を形成した例であり、こ
の場合も上記と同様効果を有することは明白である。
第１図は一般の冷蔵庫の側断面図、第２図は従来の冷蔵
庫の構成を説明する要部断面図、第３図ないし第６図は
この発明の実施例に関するもので、第３図は真空成形用
雄型と仕切壁部材を装着．する前の関係図、第４図およ
び第５図は仕切壁部材を真空成形用雄型に装着して真空
成形工程前と成形後の状態を示す説明図、第６図は内箱
組立の側断面図、第７図はこの発明の他の実施例を示す
第１図に相当する側断面図である。
庫の構成を説明する要部断面図、第３図ないし第６図は
この発明の実施例に関するもので、第３図は真空成形用
雄型と仕切壁部材を装着．する前の関係図、第４図およ
び第５図は仕切壁部材を真空成形用雄型に装着して真空
成形工程前と成形後の状態を示す説明図、第６図は内箱
組立の側断面図、第７図はこの発明の他の実施例を示す
第１図に相当する側断面図である。
Claims (1)
- １ 一枚のプラスチックシートにより真空成形法で一体
に内箱を成形するとともにこの内箱内を仕切壁により複
数個の貯蔵室に区分する内箱の製造において、真空成形
用雄型に仕切壁部材をセットする切欠き部を備え、この
切欠き部に仕切壁部材をセットし、上記仕切壁部材を真
空成形型の一部として内箱を成形することにより、上記
仕切壁部材が内箱内に仕切壁としての位置で、成形時内
箱の熱収縮により、仕切壁の外周面を抱持し密着固定さ
せたことを特徴とする冷蔵庫内箱の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6795179A JPS6042863B2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-05-31 | 冷蔵庫内箱の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6795179A JPS6042863B2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-05-31 | 冷蔵庫内箱の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55160278A JPS55160278A (en) | 1980-12-13 |
| JPS6042863B2 true JPS6042863B2 (ja) | 1985-09-25 |
Family
ID=13359756
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6795179A Expired JPS6042863B2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-05-31 | 冷蔵庫内箱の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6042863B2 (ja) |
-
1979
- 1979-05-31 JP JP6795179A patent/JPS6042863B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55160278A (en) | 1980-12-13 |
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