JPS6039588B2 - 自動車の車体前部構造 - Google Patents
自動車の車体前部構造Info
- Publication number
- JPS6039588B2 JPS6039588B2 JP7641280A JP7641280A JPS6039588B2 JP S6039588 B2 JPS6039588 B2 JP S6039588B2 JP 7641280 A JP7641280 A JP 7641280A JP 7641280 A JP7641280 A JP 7641280A JP S6039588 B2 JPS6039588 B2 JP S6039588B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dash panel
- section
- bonnet
- panel
- cowl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D25/00—Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
- B62D25/08—Front or rear portions
- B62D25/081—Cowls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、自動車の車体前部構造の改良に関する。
従来、自動車の車体前部構造としては、第１図に示す如
く、ラジエーターやエンジン２等を収納したエンジン室
３とステアリングホイール４を臨ませた車室５とを、ダ
ッシュパネル６で仕切る一方、フロントウィンド７下部
を、カウルパネル８の後端部８ａとダッシュパネルアッ
パー９の後端部９ａとで支持すると共に、カウルパネル
８の前端部８０とダッシュパネルアッパー９の前端部ｇ
ｂとダッシュパネルロア「１０の前端部１０ｂと三層に
重ねてスポット溶接し、閉断面の空間１１を形成してカ
ウルパネル８の上面にベンチレータ用のスリット１２を
形成たものが実用化されている。
く、ラジエーターやエンジン２等を収納したエンジン室
３とステアリングホイール４を臨ませた車室５とを、ダ
ッシュパネル６で仕切る一方、フロントウィンド７下部
を、カウルパネル８の後端部８ａとダッシュパネルアッ
パー９の後端部９ａとで支持すると共に、カウルパネル
８の前端部８０とダッシュパネルアッパー９の前端部ｇ
ｂとダッシュパネルロア「１０の前端部１０ｂと三層に
重ねてスポット溶接し、閉断面の空間１１を形成してカ
ウルパネル８の上面にベンチレータ用のスリット１２を
形成たものが実用化されている。
上記従来の車体前部構造では、カウルパネル８を逆Ｌ形
に折曲させて閉断面の空間１１を形成しているから、前
ヒンジ式のボンネット１３を開いてエンジン２のニード
ル・アイドルの調節用ビス１４を調節操作する場合、ほ
ぼ垂直に立上つたカウルパネル１８の逆Ｌ形部分が邪魔
して調節操作が困難になるのみならず、製造・組立時に
おいては、閉断面の空間１ １内の露着塗装が不完全に
なりやすく、また、ワイパー用のモー夕，リンク等の組
込み、調節等が困難であり、さらに、スリット１２から
空間１１内に入った枯葉や塵挨等を取り除くのが困難で
ある等、種々の問題があった。
に折曲させて閉断面の空間１１を形成しているから、前
ヒンジ式のボンネット１３を開いてエンジン２のニード
ル・アイドルの調節用ビス１４を調節操作する場合、ほ
ぼ垂直に立上つたカウルパネル１８の逆Ｌ形部分が邪魔
して調節操作が困難になるのみならず、製造・組立時に
おいては、閉断面の空間１ １内の露着塗装が不完全に
なりやすく、また、ワイパー用のモー夕，リンク等の組
込み、調節等が困難であり、さらに、スリット１２から
空間１１内に入った枯葉や塵挨等を取り除くのが困難で
ある等、種々の問題があった。
本発明は、上記従釆の諸問題点に鑑みてなされたので、
カウルパネルの前端部をダッシュパネルアッパーの前端
部よりも後方に位置させて、カウルパネルの垂直な立上
りをなくし、エンジンのニードル調節等が容易に行なえ
るようにすると共に、カウルパネルとダッシュパネルア
ッパーとで前面が開□する開断面を形成させ、衝撃力を
吸収できるようにする一方、ボンネットの後端部に、上
面と後面とにベンチレータ用のスリットを形成したグリ
ルボックスを取付け、ボンネットの閉止時のみ、グリル
ボックスの下面側を、ダッシュパネルアッパーの上面に
水密に当接させて、グリルボックスの後面で閉断面を形
成させるよにして、ボンネットの開放状態における開断
面での露着塗装の確実化、ワイパー用モータ等の細付け
容易化、枯葵等の取り除きの容易化を図るようにしたも
のである。以下、本発明の実施例を添付図面について詳
細に説明する。
カウルパネルの前端部をダッシュパネルアッパーの前端
部よりも後方に位置させて、カウルパネルの垂直な立上
りをなくし、エンジンのニードル調節等が容易に行なえ
るようにすると共に、カウルパネルとダッシュパネルア
ッパーとで前面が開□する開断面を形成させ、衝撃力を
吸収できるようにする一方、ボンネットの後端部に、上
面と後面とにベンチレータ用のスリットを形成したグリ
ルボックスを取付け、ボンネットの閉止時のみ、グリル
ボックスの下面側を、ダッシュパネルアッパーの上面に
水密に当接させて、グリルボックスの後面で閉断面を形
成させるよにして、ボンネットの開放状態における開断
面での露着塗装の確実化、ワイパー用モータ等の細付け
容易化、枯葵等の取り除きの容易化を図るようにしたも
のである。以下、本発明の実施例を添付図面について詳
細に説明する。
第２図および第３図に示すように、車体側において、フ
０ントウィンド１７の下部、カウルパネル１８の後端部
１８ａとダッシュパネルアッパー１９の後端部１９ａと
で、接着剤２０を介して支持する一方、ダッシュパネル
アッパー１９の前端部１９ｂとダッシュパネルロアー２
２の前端部２２ｂとの立上りを重ねてスポット溶接し、
シール部材２３を鉄着すると共に、カウルパネル１８の
前端部１８ｂをダッシュパネルアッパー１９の前端部１
９ｂよりも後方に位置させて、レインレール２４を形成
するその立上物こシール材２５を鉄着する。
０ントウィンド１７の下部、カウルパネル１８の後端部
１８ａとダッシュパネルアッパー１９の後端部１９ａと
で、接着剤２０を介して支持する一方、ダッシュパネル
アッパー１９の前端部１９ｂとダッシュパネルロアー２
２の前端部２２ｂとの立上りを重ねてスポット溶接し、
シール部材２３を鉄着すると共に、カウルパネル１８の
前端部１８ｂをダッシュパネルアッパー１９の前端部１
９ｂよりも後方に位置させて、レインレール２４を形成
するその立上物こシール材２５を鉄着する。
この結果、カウルパネル１８とダッシュパネルアッパー
１９とで前面が開口した開断面が形成されるようになる
。
１９とで前面が開口した開断面が形成されるようになる
。
なお、２１はウインドモールである。一方、前ヒンジ式
のボンネット２６の後端部２６ｂには、車幅方向に長い
関口３４設け、該開□３４に、ボンネット２６の上面と
連続して同一面をなし、スリット２７，・・・・・・，
２７を形成した上板部２８と、閉口３４からボンネット
２６内に挿入され、後面３０ａにスリット２９，・・・
・・・，２９を形成したボックス部３０とを組合わせて
なる合成樹脂製のグリルボックス３１を鉄め込み、該グ
リルボックス３１の周囲ツバ３２を開□３４の周囲にビ
ス３３，・・・・・・，３３で固定する。
のボンネット２６の後端部２６ｂには、車幅方向に長い
関口３４設け、該開□３４に、ボンネット２６の上面と
連続して同一面をなし、スリット２７，・・・・・・，
２７を形成した上板部２８と、閉口３４からボンネット
２６内に挿入され、後面３０ａにスリット２９，・・・
・・・，２９を形成したボックス部３０とを組合わせて
なる合成樹脂製のグリルボックス３１を鉄め込み、該グ
リルボックス３１の周囲ツバ３２を開□３４の周囲にビ
ス３３，・・・・・・，３３で固定する。
該ボンネット２６は、閉止時にはその後端部２６ｂがカ
ウルパネル１８のシール材２５に水密に当接し、グリル
ボックス３１の底部３０ｂがダッシュパネルアッパー１
９とダッシュパネルロアー２２とのシール材２３に水密
に当藤して、カウルパネル１８とダッシュパネルアッパ
ー１９とで形成された開断面の閉口を、グリルボックス
３１の後面３０ａで閉じて閉断面の空間３５を形成する
ようになる。なお、上記ダッシュパネルアッパー１９と
ダッシュパネルロアー２２とは必ずしも別体にする必要
はなく、一枚もののダッシュパネルとして構成しても良
い。
ウルパネル１８のシール材２５に水密に当接し、グリル
ボックス３１の底部３０ｂがダッシュパネルアッパー１
９とダッシュパネルロアー２２とのシール材２３に水密
に当藤して、カウルパネル１８とダッシュパネルアッパ
ー１９とで形成された開断面の閉口を、グリルボックス
３１の後面３０ａで閉じて閉断面の空間３５を形成する
ようになる。なお、上記ダッシュパネルアッパー１９と
ダッシュパネルロアー２２とは必ずしも別体にする必要
はなく、一枚もののダッシュパネルとして構成しても良
い。
上記のように構成すれば、ボンネット２６の閉止時には
、カウルパネル１８とダッシュパネルアッパー１９とグ
リルボックス３１の後面３０ａとの間で水密の閉断面の
空間３５が形成され「ベンチレータ用の空気は、グリル
ボックス３１の上板部２８のスリット２７から後面３０
ａのスリット２９を通って空間３５に導入され、該空間
３５からベンチレータ装置に供給されるようになる。
、カウルパネル１８とダッシュパネルアッパー１９とグ
リルボックス３１の後面３０ａとの間で水密の閉断面の
空間３５が形成され「ベンチレータ用の空気は、グリル
ボックス３１の上板部２８のスリット２７から後面３０
ａのスリット２９を通って空間３５に導入され、該空間
３５からベンチレータ装置に供給されるようになる。
また、朗断面の空間３５の関口側が合成樹脂製のグリル
ボックス３１の後面３０ａであるから、強度的には開断
面であるのとほぼ同規でき「衝突時にはこの部分が先に
折曲して衝撃力を吸収し、運転者に直接加わることがな
くなる。つぎに、ボンネット２６の開放時には、カウル
バネル１８とダッシュパネルアッパー１９とで開断面が
形成されるようになり、カウルパネル１８の前端部１８
ｂは後方に大きく後退しているので、エンジン２のニー
ドル調節等の調節用ビス１４の調節操作が斜め方向から
容易に行なえる。
ボックス３１の後面３０ａであるから、強度的には開断
面であるのとほぼ同規でき「衝突時にはこの部分が先に
折曲して衝撃力を吸収し、運転者に直接加わることがな
くなる。つぎに、ボンネット２６の開放時には、カウル
バネル１８とダッシュパネルアッパー１９とで開断面が
形成されるようになり、カウルパネル１８の前端部１８
ｂは後方に大きく後退しているので、エンジン２のニー
ドル調節等の調節用ビス１４の調節操作が斜め方向から
容易に行なえる。
また、カウルパネル１８とダッシュパネルアッパー１９
で開断面が形成されているのであるから、製造時におい
て内面の霞着塗装が確実に行なえ、組立時においてワイ
パー用モータ等の粗付け、調節等が容易に行なえると共
に、ボンネット２６の閉止時にグリルボックス３１のス
ＩＪツト２７，２９から枯集等が閉断面の空間３５に入
ってもボンネット２６を開放すれば容易に取り除くこと
ができるようになる。以上の説明からも明らかなように
、本発明は、ダッシュパネルアッパーの前端部より後方
にカウルパネルの前端部を位置させて開断面を形成し、
ボンネットの閉止時には、ベンチレータ用のスリットを
形成したグリルボックスの前面側と相まって閉断面を形
成させることができる。
で開断面が形成されているのであるから、製造時におい
て内面の霞着塗装が確実に行なえ、組立時においてワイ
パー用モータ等の粗付け、調節等が容易に行なえると共
に、ボンネット２６の閉止時にグリルボックス３１のス
ＩＪツト２７，２９から枯集等が閉断面の空間３５に入
ってもボンネット２６を開放すれば容易に取り除くこと
ができるようになる。以上の説明からも明らかなように
、本発明は、ダッシュパネルアッパーの前端部より後方
にカウルパネルの前端部を位置させて開断面を形成し、
ボンネットの閉止時には、ベンチレータ用のスリットを
形成したグリルボックスの前面側と相まって閉断面を形
成させることができる。
従って、ボンネットの開放時は、後退したカウルパネル
の前端部側からエンジンのニードル調節等が容易に行な
えるようになると共に、開断面の空間に入った枯業等の
取り除きも容易に行なえるようになる。
の前端部側からエンジンのニードル調節等が容易に行な
えるようになると共に、開断面の空間に入った枯業等の
取り除きも容易に行なえるようになる。
また、カウルパネルダツシユパネルアッパーとは開断面
だあるから、製造時時に内面の露着塗装が確実に行なえ
ると共に、ワイパー用モータ等の絹付けも容易に行なえ
るようになる。
だあるから、製造時時に内面の露着塗装が確実に行なえ
ると共に、ワイパー用モータ等の絹付けも容易に行なえ
るようになる。
さらに、ボンネットの閉止時は、水密の開断面が形成さ
れるから、外部から雨水等がエンジンルーム内に侵入す
ることがない。
れるから、外部から雨水等がエンジンルーム内に侵入す
ることがない。
そしてペンチレ−タ用の空気を効率よく取り入れること
ができると共に、この閉断面は、強度的にカウルパネル
とダッシュパネルアッパーとによる開断面と同視できる
ので、衝突時の衝撃力を吸収でき、運転者の安全を図る
ことができる。
ができると共に、この閉断面は、強度的にカウルパネル
とダッシュパネルアッパーとによる開断面と同視できる
ので、衝突時の衝撃力を吸収でき、運転者の安全を図る
ことができる。
第１図は従来の車体前部の側面断面図、第２図は本発明
に係る車体前部の側断面図、第３図は車体前部の斜視図
である。 １７……フロントウインド、１８……力ウルパネル、１
８ｂ・・・・・・前端部、１９・・・・・・ダッシュパ
ネルアッパー、１９ｂ・・・・・・前端部、２２…・・
・ダッシュパネルロアー、２３，２５……シール材、２
７，２９……スリット、３１……グリルボックス、３５
・・・・・・空間。 第１図 第２図 第３図
に係る車体前部の側断面図、第３図は車体前部の斜視図
である。 １７……フロントウインド、１８……力ウルパネル、１
８ｂ・・・・・・前端部、１９・・・・・・ダッシュパ
ネルアッパー、１９ｂ・・・・・・前端部、２２…・・
・ダッシュパネルロアー、２３，２５……シール材、２
７，２９……スリット、３１……グリルボックス、３５
・・・・・・空間。 第１図 第２図 第３図
Claims (1)
- １ フロントウインド下部をカウルパネルとダツシユパ
ネルアツパーとで支持し、カウルパネルの前端部をダツ
シユパネルアツパーの前端部よりも後方に位置させて、
カウルパネルとダツシユパネルアツパーとで前面が開口
した開断面を形成する一方、ボンネツトの後端部に上面
と後面とにベンチレータ用のスリツトを形成したグリル
ボツクスを取付け、ボンネツトの閉止時、グリルボツク
スの下面側を上記ダツシユパネルアツパーの上面に水密
に当接させるようにしたとを特徴とする自動車の車体前
部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7641280A JPS6039588B2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 | 自動車の車体前部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7641280A JPS6039588B2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 | 自動車の車体前部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS574474A JPS574474A (en) | 1982-01-11 |
| JPS6039588B2 true JPS6039588B2 (ja) | 1985-09-06 |
Family
ID=13604512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7641280A Expired JPS6039588B2 (ja) | 1980-06-05 | 1980-06-05 | 自動車の車体前部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6039588B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4012568C1 (ja) * | 1990-04-20 | 1991-06-27 | Mercedes-Benz Aktiengesellschaft, 7000 Stuttgart, De | |
| FR2879161B1 (fr) * | 2004-12-13 | 2007-03-16 | Plastic Omnium Cie | Capot moteur d'un vehicule automobile comportant un auvent arriere integre |
-
1980
- 1980-06-05 JP JP7641280A patent/JPS6039588B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS574474A (en) | 1982-01-11 |
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