JPS6219487Y2 - - Google Patents

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JPS6219487Y2
JPS6219487Y2 JP1980161901U JP16190180U JPS6219487Y2 JP S6219487 Y2 JPS6219487 Y2 JP S6219487Y2 JP 1980161901 U JP1980161901 U JP 1980161901U JP 16190180 U JP16190180 U JP 16190180U JP S6219487 Y2 JPS6219487 Y2 JP S6219487Y2
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panel
cowl
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cowl panel
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JP1980161901U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車の車体前部構造の改良に関
するものである。
従来の自動車の車体前部構造としては、第1図
に示す如く、エンジンルーム1と車室2とを仕切
るダツシユパネル3とで閉断面を形成する略逆L
字状のカウルパネル4の上端部4aを、ダツシユ
パネル3の上端部3aに接続すると共に、カウル
パネル4の下端部には、前方側の水平部4bを設
け、該水平部4bをダツシユパネル3のダツシユ
パネルアツパ5の下端部とダツシユパネルロア6
の上端部とで形成した水平部3bの上面にスポツ
ト溶接で固定するようにしたものである(実開昭
54−118714号公報、米国特許第3170509号明細書
参照)。
ところが、ダツシユパネル3とカウルパネル4
とで閉断面を形成していること、およびダツシユ
パネル3の水平部3bとカウルパネル4の水平部
4bとは水平面でスポツト溶接されていることか
ら、水平方向の剛性が高いという長所がある反
面、衝突時等には、剪断方向に強いスポツト溶接
部分が剥離されにくいために閉断面が変形され
ず、閉断面構造体が後方に移動して衝撃力を吸収
することができないので、フロントガラス7が割
れる危険が高いという短所があつた。
この考案は、上記従来の問題を解決するために
なされたもので基本的には、カウルパネルの下端
部に前方側へ斜め上方に折り返された立上り部を
形成し、該立上り部とダツシユパネルに形成した
斜め前方への立上り部とを重ね合わせて接合固定
して、衝撃力が加わつた場合には、立上り面の接
合部分が容易に剥離してカウルパネルの縦壁部分
のみを変形させて衝撃力を吸収し、フロントガラ
スの割れる危険を減少できるように工夫したもの
である。
以下、この考案の実施例を添付図面について詳
細に説明する。
第2図および第3図に示すように、ダツシユパ
ネル3は、略」状のダツシユパネルアツパ5と、
平板状のダツシユパネルロア6とでなり、カウル
パネル4は、略「状でなる。
ダツシユパネル3の上端部3aにはカウルパネ
ル4の上端部4aを溶接接合して、該上端部4a
上には、フロントガラス7の下端を接着剤8によ
り接合して支持し、モール9でカバーする。
上記カウルパネル4の縦壁面は、ダツシユパネ
ルロア6の縦壁面よりも後方側にオフセツトされ
ている。
なお、10はカウルグリル、11はボンネツト
で、13はカウルパネル4の上部にクリツプ12
で固定したシールラバー、14はエンジン上部に
位置するエアクリーナである。
一方、上記カウルパネル4の下端部には、前方
側へ上方に折り返されて斜め上向きに立上つた立
上り部4cを設けると共に、ダツシユパネル3に
は、ダツシユパネルアツパ5の下端部5aとダツ
シユパネルロア6の上端部6aとで、前方側へ斜
め上向きに立上げて形成された立上り部3cを設
けて、該立上り部3cの後面に上記立上り部4c
を当てがつて両立上り部3c,4cをスポツト溶
接で固定する。
このスポツト溶接作業に際しては、両立上り部
3c,4cは斜め上向きに立上つているので、ス
ポツトガンをエンジンルーム上方より斜め下方に
挿入して溶接することができ、上記従来の水平部
3b,4bと比較して作業性が良い。
上記のようにダツシユパネル3とカウルパネル
4とのスポツト溶接構造を採用すれば、衝突時に
エアクリーナー14が後方に移動してカウルパネ
ル4に衝突力が加わつた場合、カウルパネル4の
立上り部4cがスポツト溶接の性質上、ダツシユ
パネル3の立上り部3cから剥離し得るのでカウ
ルパネル4の縦壁部分のみが変形され、衝突力を
吸収することができるため、ウインドガラス7が
割れる危険が減少するのである。
また、上記従来の水平部3b,4bのスポツト
構造では、ボンネツト11とカウルグリルとの間
に位置するシールラバー13から漏洩した雨水等
がカウルパネル4から両水平部4b,3bを回り
込んでダツシユパネルロア6に伝わり、ダツシユ
パネルロア6にグロメツト15を介して挿通する
ワイヤーハーネス、ワイヤーケーブル、配管等1
6や軸受部材17を介して挿通するステアリング
シヤフト18の耐久性を低下させたり錆させたり
する恐れがあつたが、本案では、カウルパネル4
の立上り部4cをU字状に立上げることにより、
レインレール19が形成され、該レインレール1
9を、ホイールエプロン20とレインフオースメ
ントアツパ21とレインフオースメントロア22
とで形成されるフレーム23の開口24a,24
bに接続して、雨水等をレインレール19で受け
て開口24a,24bからフエンダー25の内側
から車外へ排出することができる。
上記実施例では、ダツシユパネルアツパ5の下
端部5aとダツシユパネルロア6の上端部6aと
で立上り部3cを形成したが、アツパ5とロア6
が一体物である場合には、立上り部3cに相当す
る部分を二ツ折させて立上げ、立上り部3cを形
成するようにしても良い。
以上の説明からも明らかなように、この考案は
カウルパネルとダツシユパネルアツパおよびダツ
シユパネルロアとの接合部が斜め状の立上り部に
形成され、カウルパネルの立上り部を後側に位置
させたものであるから、衝突時にカウルパネルに
衝撃力が加わつても、接合部分が剥離してカウル
パネルの縦壁部分のみが変形して衝撃力を吸収す
るので、フロントガラスの割れる危険が減少する
ようになる。
また、ダツシユパネルの立上り部とカウルパネ
ルの立上り部とをスポツト溶接等で接合固定する
場合、エンジンルーム上方からスポツトが斜めに
挿入できるので、従来の水平部のスポツト溶接よ
りも作業性が良くなる。
さらに、カウルパネルの立上り部によりレイン
レールが形成され、該レインレールの両サイドは
左右のフレームに形成される開口に接続されるの
で、雨水等を速やかに排出することができ、エン
ジン補機、あるいはダツシユパネルロアに取付け
られる配線に雨水がかかることがなくなるため、
エンジントラブル等が妨げる。
さらにまた、カウルパネルの縦壁面がダツシユ
パネルロアの縦壁面よりも後方にオフセツトして
いるため、エンジンルームのスペースが拡大す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の車体前部構造の断面図、第2図
はこの考案に係る車体前部構造の断面図、第3図
は第2図の斜視図である。 1……エンジンルーム、2……車室、3……ダ
ツシユパネル、3a……上端部、3c……立上り
部、4……カウルパネル、4a……上端部、4c
……立上り部、7……フロントガラス、19……
レインレール、24a,24b……開口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンルームと車室とを仕切るダツシユパネ
    ルが縦壁状のダツシユパネルロアと略」状のダツ
    シユパネルアツパとからなり、このダツシユパネ
    ルアツパの上側に略「状のカウルパネルを接続し
    て閉断面を形成する車体であつて、 上記カウルパネルの上端部はダツシユパネルア
    ツパの上端部に接続され該接続部にはフロントガ
    ラスの下端が支持されており、カウルパネルの縦
    壁面はダツシユパネルロアの縦壁面よりも後方側
    にオフセツトしており、その下端部は前方側へ斜
    め上方に折り返されて立上り部が形成され、該立
    上り部と、この立上り部よりも前側に位置しダツ
    シユパネルアツパの前端部に形成された斜め前方
    への立上り部と、この立上り部よりも前側に位置
    しダツシユパネルロアの上端部に形成された斜め
    前方への立上り部とが重ね合わされて接合固定さ
    れており、この接合部分のカウルパネルには、車
    幅方向に延びるレインレールが形成され、該レイ
    ンレールの両サイドは左右のフレームに形成され
    る開口に接続されていることを特徴とする自動車
    の車体前部構造。
JP1980161901U 1980-11-11 1980-11-11 Expired JPS6219487Y2 (ja)

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JPS5783079U JPS5783079U (ja) 1982-05-22
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JPS5783079U (ja) 1982-05-22

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