JPS6033777B2 - 光通信ガラスファイバ用被覆剤 - Google Patents

光通信ガラスファイバ用被覆剤

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JPS6033777B2
JPS6033777B2 JP54037259A JP3725979A JPS6033777B2 JP S6033777 B2 JPS6033777 B2 JP S6033777B2 JP 54037259 A JP54037259 A JP 54037259A JP 3725979 A JP3725979 A JP 3725979A JP S6033777 B2 JPS6033777 B2 JP S6033777B2
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    • C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00—Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/10—Coating
    • C03C25/104—Coating to obtain optical fibres
    • C03C25/106—Single coatings
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00—Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/00865—Applying coatings; tinting; colouring
    • B29D11/00875—Applying coatings; tinting; colouring on light guides

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、光通信ガラスフアィバ用被覆剤、詳しくは、
光通信ガラスフアィバ用のシリコーン系被覆剤に関する
ものである。
光通信ガラスフアィバは、極めて直径が小ミいため強度
的に弱く表面の汚れを避けるため、その上にプラスチッ
ク、例えばナイロン、ポリエチレン、ポリウレタン、ェ
ボキシ樹脂、シリコーン樹脂等によるプラィマリコート
（一次被覆）するのが一般的である。
とりわけシリコーン樹脂は耐熱性、耐候性、耐寒性等の
点からもっとも好ましいプラィマリコート剤であるが、
その化学構造に基因して硬いという欠点、換言すれば柔
軟性が乏しいという欠点あるいは混入した空気の泡が抜
けにくいという欠点、硬化が遅く被覆作業性がよくない
という欠点がある。
本発明者は、かかる従来公知のプラィマリコート剤の持
った欠点を改良すべ〈鋭意検討した結果本発明に到達し
た。
本発明の目的は、混入した空気の泡が抜けやすく、光通
信用ガラスフアィバ上へ被覆しやすく、硬化が迅速であ
り、該ガラスフアイバへの密着性が良好であり柔軟性に
富んだ皮膜を形成する光通信ガラスフアィバ用被覆剤を
提供することにある。
すなわち、本発明は、イ ２５ｏｏにおける粘度が１０
０〜１５００比Ｐであり、両末端ビニル基封鎖のメチル
フェニルポリシロキサン（ただし、メチル基とフェニル
基のモル比が１′１〜１０／１である）
１０の重量部ロ ２５００における粘度が０．７
〜５００比ｐであり、１分子中に少なくとも３個のけし
、素原子結合水素原子を有するメチルハイドロジェンポ
リシロキサン本成分中のけし、素原子結合水素原子とィ
）成分中のけし、素原子結合ビニル基のモル比が０．８
′Ｉ〜１０／Ｉとなるのに十分な量ハ 白金または白金
化物 白金金属としてィ），ロ）両成分の合計量の
１〜１０００ｐｐｍからなることを特徴とする光
通信ガラスフアィバ用被覆剤に関するものである。
これを詳しく説明すると「ィ）成分は、本発明被覆剤の
主体となる成分であり、ハ）成分の触媒作用のもと ロ
）成分により架橋して柔軟なェラストマーを形成する。
本成分の主鎖はポリシロキサンであり、側鎖にはメチル
基とフェニル基の両方を有する。通常は直鎖状であるが
わずかに分枝していてもよい。好ましくは直鎖状である
。かかるポリシロキサンとしては、メチルフエニルシロ
キサン単位のみからなる単一重合体、ジメチルシロキサ
ン単位とメチルフェニルシロキサン単位の共重合体およ
びジメチルシロキサン単位とジフェニルシロキサン単位
の共重合体がある。このポリシロキサンの末端は必ずビ
ニル基が存在しており、ピニル基のほかには、メチル基
のみ、フェニル基のみまたはメチル基とフェニル基の両
方が存在している。
この末端ビニル基のみで架橋するのであり、この点に意
味がある。このポリシロキサン中のけし、素原子結合メ
チル基とげし、素原子結合フェニル基のモル比は１／１
〜１０／１とされるが、１ハより小さくなると硬化阻害
を起こす傾向が出てき、１０／Ｉより大きくなると３成
分混合時に混入した空気の泡が抜けにくいからである。
また、このポリシロキサンの粘度は２５ｑ０において１
００〜１５００比Ｐとされるが、１０比Ｐ未満であると
皮膜が硬いのと３成分混合時の粘度が低くて皮膜の厚み
が薄くなりすぎるからであり、１５００比ｐを超えると
皮膜が柔軟すぎるのと３成分混合物が粘瀬すぎて被覆作
業性が低下するからである。
なお、好ましくは５００〜１０００比Ｐである。ロ）成
分は、ィ）成分の架橋剤であり、ムナい素原子結合水素
原子がィ）成分のけし、素原子結合ビニル基に付加して
ィ）成分を架橋させてェラストマー状とする。本成分は
、分子構造上直鎖状、分枝鎖状、環状、網状のいずれで
あってもよい。
本成分としては、両末端トリメチルシリル基封鎖のメチ
ルハイドロジヱンポリシロキサン、両末端トリメチルシ
リル基封鎖のジメチルシロキサン・メチルハイドロジェ
ンポリシロキサン共重合体、両末端ジメチルハィドロジ
ェンシリル基封鎖のメチルハイドロジェンポリシロキサ
ン、両末端ジメチルハィドロジェンシリル基封鎖のジメ
チルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重
合体、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラ
シロキサン、ベンタメチルトリハイドロジエンシクロテ
トラシロキサン、トリ（ジメチルハイドロジェンシロキ
サン）メチルシランが例示される。
本成分の粘度は０．７〜５００比Ｐとされるが、０．７
ｃＰ未満では加熱硬化時に漣散しやすく、５００比Ｐを
越えると被覆作業性が低下するからである。
本成分中のけし、素原子結合水素原子は１分子中少なく
とも３個存在すればよいが、あまり多すぎると硬化皮膜
が硬くなるので好ましくは３川固以下である。本成分は
ィ）成分に対し本成分中のけい素原子結合水素原子とィ
）成分中のけし、素原子結合ビニル基のモル比が０．８
／１〜１０′１となる量配合される。０．８′１未満で
は硬化が甘くなり、１０′１を越えると皮膜が硬くなり
すぎるからである。
ハ）成分は、ィ）成分とロ）成分が付加反応により架橋
してェラストマーを形成するための触媒である。この白
金または白金化合物には、微粉末状白金、これを保持担
体に吸着させたもの、白金黒、塩化白金酸、塩化白金酸
ナリウム、塩化白金酸カリ、四塩化白金、アルコール変
性塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィンとの鰭体、白金
のジケトンキレート化合物が例示される。本成分は、イ
）成分とロ）成分の合計量に対して白金量に換算して１
〜１０００ｐｐｍとされるが、ｌｐｐｍ未満では硬化速
度が遅く、換算１０００ｐｐｍを越えると３成分混合時
のポットライフが短くなりすぎ、るのと不経済だからで
ある。
好ましくは１〜２００ｐｐｍある。本発明の被覆剤はィ
），ロ），ハ）３成分を混合することによって容易に製
造されるが、混合機としては液状混合用に通常使用され
ているものであればよい。この３成分の混合すると室温
でも硬化が進行するので、ポットライフをなが〈する意
味でトリアリルイソシアヌレート、トリアゾール類、ニ
トリル化合物、アセチレン系化合物などのィンヒビター
を徴量添加することが好ましい。さらに必要に応じて、
ヒュームドリシカや沈降法シリカなどの補強性充填剤、
石英微粉末やけいそう士などの増量充填剤、耐熱剤、難
燃性向上剤、顔料、有機溶剤などを添加してもよい。本
発明の被覆剤は、ィ）成分として特定構造および特定粘
度のメチルフェニルポリシロキサンとロ）成分として特
定構造および特定粘度のメチルハイドロジェンポリシロ
キサンを適度な比率で配合しているため、３成分混合時
に混入した空気の泡を抜きやすく、光通信ガラスフアィ
バ上へ被覆作業しやすく、硬化が迅速であり、該ガラス
フアィバによく密着した。しかも柔軟性に富んだしかも
泡のない硬化皮膜を形成するという特徴がある。この被
覆剤で被覆された光通信用ガラスフアィバは「空気の泡
が残存することのない硬化皮膜を有するので光伝送特性
を劣化させることがないという特徴がある。
したがって遠距離および近距離通信用光ファイバケーブ
ルの素線として、又一般産業用光ファイバケーブルの素
線有用である。次に、実施例にかかげるが、「部」とあ
るのは「重量部」を、「％」とあるのは「重量％」を意
味し、粘度は２５００における値を示す。実施例 １ 粘度が７００比Ｐであり、両末端がビニル基封鎖のメチ
ルフェニルポリシロキサン（メチル基とフェニル基のモ
ル数が２．５ノ１である）１０疎郡と粘度が＆Ｓｔであ
り、両末端がトリメチルシリル基封鎖のジメチルシロキ
サンメチルハイドロジエンシロキサン共重合体（ジメチ
ルシロキサン単位１０、メチルハイドロジェンシロキサ
ン単位４である）４部と塩化白金酸のインプロピルアル
コール溶液１％溶液０．群部をよく混合した後、２側Ｈ
ｇ下に５分間保ったところ、混合時に混入した空気の泡
を完全に除去することができた。
この中に直径１５０仏の光通信用石英ガラス系フアィバ
を単線状で浸潰し、ただちに引き上げ垂直状にして３３
０℃の熱気中に２秒間保つたところ、被覆層は腰厚約４
０仏のェラストマに変化していた。このェラストマは無
色透明であり、泡が存在せず均一であり、屈折率が１．
４９ありガラスフアィバに密着していた。実施例 ２粘
度が３００比Ｐであり、両末端ビニル基封鎖のメチルフ
ェニルポリシロキサン（メチル基とフェニル基のモル比
が４／１である）１０碇部とテトラメチルハイドロジェ
ンシクロテトラシロキサン２部と塩化白金酸のオクチル
アルコール０．５％溶液０．５部をよく混合した後、２
側Ｈｇ下に５分間保ったところ、混合時に混入した空気
の泡を完全に除去することができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ イ ２５℃における粘度が１００〜１５０００ｃＰ
    であり、両末端ビニル基封鎖のメチルフエニルポリシロ
    キサン（ただし、メチル基とフエニル基のモル比が１／
    １〜１０／１である）１００重量部ロ ２５℃における
    粘度が０．７〜５０００ｃＰであり、１分子中に少なく
    とも３個のけい素原子結合水素原子を有するメチルハイ
    ドロジエンポリシロキサン本成分中のけい素原子結合水
    素原子とイ）成分中のけい素原子結合ビニル基のモル比
    が０．８／１〜１０／１となるのに十分な量ハ 白金ま
    たは白金化合物 白金金属としてイ），ロ）両成分の合計量の１〜１００
    ０ｐｐｍからなることを特徴とする光通信ガラスフアイ
    バ用被覆剤。
JP54037259A 1979-03-28 1979-03-28 光通信ガラスファイバ用被覆剤 Expired JPS6033777B2 (ja)

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