JPS6031479B2 - 純コンドロイチナ−ゼcの製造法 - Google Patents

純コンドロイチナ−ゼcの製造法

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JPS6031479B2
JPS6031479B2 JP1455178A JP1455178A JPS6031479B2 JP S6031479 B2 JPS6031479 B2 JP S6031479B2 JP 1455178 A JP1455178 A JP 1455178A JP 1455178 A JP1455178 A JP 1455178A JP S6031479 B2 JPS6031479 B2 JP S6031479B2
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sulfate type
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【発明の詳細な説明】 本発明はコンドロィチン硫酸Cタイプ分解酵素であるコ
ンドロィチナーゼCの製造法に関するものであり、さら
に詳しくはコンドロィチナーゼCの部分精製液をコンド
ロィチン硫酸8タイプで処理したコンドロィチン硫酸B
タイプ固定化アガロースを分離剤とするカラムクロマト
グラフイーに付することを特徴とする純コンドロィチナ
ーゼCの製造法に関するものである。
コンドロィチン硫酸Cタイプは動物の結合組織中に見出
される酸性ムコ多糖体の一種で、その保水性により細胞
の新陳代謝を円滑ならしめ、組織の柔軟性の維持を図つ
ているものと推測されているが、その構造、物性、生物
活性などについては不明な部分が多く、例えばその構造
についても一応推定されてはいるが確立されてはいない
コンドロィチン硫酸Cタイプの構造を明確にすることは
コンドロイチン硫酸Cタイプの生体内における役割の追
求、さらに生理機序を明らかにする上で極めて望ましい
ことであり、これらを明らかにすることはコソドロィチ
ン硫酸Cタイプの医薬用、食品添加用、さらに化粧用へ
の用途の拡大に大きく寄与するものと考えられる。この
ようにコンドロィチン硫酸Cタイプの研究において、温
和な条件下であるためにこれを必要以上に痛めることな
く分解するコンド。
ィチナーゼCに対する期待は大きく、コンドロイチナー
ゼCの果たす役割は大きいものがある。コンドロィチナ
ーゼCに関してはミケラシ−らによってコンド。
ィチン硫酸またはへパリンを添加した堵地で培養したフ
ラボバクテリウム属の菌体内に該酵素が産生されること
を見出され、アガロースを支持体とする露気泳動法によ
って分離精製されている。(Y.A.Michelac
ci & C.P.Dietrich:J.Bio1.
Chem.、251、1154(1976))。しかし
、この方法では露気泳動という手法であるために、コン
ドロィチナーゼCを大量に分離精製するには適した方法
とは云い難い。本発明者らはこのような従来法の難点を
解決し、他の酵素を含まない高純度のコンドロィチナー
ゼCを大量に分離、精製する方法について鋭意研究を行
なった結果、コンドロィチナーゼCの部分精製液をコン
ドロィチン硫酸Bタイプで処理したコンドロィチン硫酸
Bタイプ固定化アガロ−スを分離剤とするカラム・クロ
マトグラフィに付することによって、容易に大量の高純
度コンドロィチナーゼCが得られることを見出し本発明
に到達した。
すなわち、本発明の目的は他の酵素を含まない高純度の
コンドロィチナーゼCを大量に、かつ容易に得ることに
あり、本発明の目的は、本発明の方法に従って分離、精
製を行なうことによって、容易にその目的を達すること
ができる。
次に本発明をさらに詳細に説明する。
本発明はコンドロィチナ−ゼCの部分精製液を、コンド
ロィチン硫酸Bタイプ処理を行なったコンドロィチン硫
酸Bタイプ固定化アガロースを分離剤とするカラムクロ
マトグラフィーによってさらに精製し、高純度のコンド
ロィチナーゼCを製造する方法にあるが、本発明におけ
るコンドロィチナーゼCの部分精製液とはコンドロィチ
ナ−ゼC産生菌体を破壊して得られる抽出液を、例えば
プロタミン硫酸処理した後ヒドロキシアパタィトカラム
クロマトグラフィー、ゲル炉過法、分別沈澱法等によっ
て部分的に精製して得られるコンドロィチナーゼC含有
画分をいうが、なかでもヒドロキシア/ぐタイトカラム
クロマトグラフイーによる分画が好ましい。
コンドロィチナーゼC産生菌体としてはフラボバクテリ
ウム属の菌、なかでも特にフラボバクテリウ ム・ヘパ
リナム(FlaVo戊ct的側hepannum)が挙
げられるが、培養に際しては、培地にコンドロィチン硫
酸またはへパリン酸を添加すると菌体内に高濃度にコン
ドロィチナーゼCが蓄積される。
したがって本発明のコンドロィチナーゼCの部分精製液
としてはコンドロィチン硫酸またはへパリンを添加した
培地を用いて培養したフラボバクテリウム属の菌体を破
壊して得られる抽出液をプロタミン硫酸処理しヒドロキ
シアパタイトを用いたカラムクロマトグラフイーによっ
て部分的に精製されたものが最も適している。フラボバ
クテリウムへパリナムをコンドロイチン硫酸を添加した
培地を用いて培養すると該菌体内にコンドロイチナーゼ
C、コンドロイチナーゼB、コンドロイチナーゼACな
どの諸酵素が産生される。また、コンドロィチン硫酸の
代りもこへパリンを添加した培地を用いても、該菌体に
コンドロイチナーゼC、コンドロイチナーゼB、ヘパリ
ナーゼ、ヘパリチナーゼ、コンドロイチナーゼACなど
の諸酵素が産生される。このようにして得られた菌体を
超音波処理などの通常の方法によって菌体を破壊し、得
られる抽出液のpHを調整してプロタミン硫酸を加え、
遠心分離して得られる上7青液をヒドロキシアパタィト
カラムに負荷し、次いで0.09 Mの緩衝液に添加し
た塩化ナトリウムの濃度を0.2Mまで、または塩化ナ
トリウムを添加することなく緩衝液の濃度を0.19
Mまで直接的に高めながら熔出を行なうとコンド。
ィチナーゼC含有画分が溶出してくる。このとき、コン
ドロイチン硫酸を添加した培地を用いて培養した菌体の
抽出液を用いた場合にはコンドロィチナーゼBが、ヘパ
リンを添加した培地を用いて培養した菌体の抽出液を用
いた場合にはへパリナーゼが該画分に共存している。本
分画で用いるヒドロキシアパタィトは目から調整したも
のを用いても、または市販品を用いても何ら差し支えな
い。
本分画で用いる緩衝液は中性附近にpHにあるものであ
れば、何れを用いても差し支えない。
中性以外のpH城ではコンドロィチナーゼCが失活する
恐れがあるので好ましくない。また緩衝液の濃度は0.
05M以下でなければならない。0.08Mを超える濃
度ではコンドロィチナーゼCが溶出する恐れがあるので
好ましくない。
本分画を行なう際緩衛液に添加された塩化ナトリウムの
濃度が0.2 Mを超える濃度、または緩衝液の濃度が
0.19Mを超える濃度ではコンドロィチナーゼBある
いはへパリナーゼの混入量が増えるので好ましくない。
次いでコンドロィチン硫酸Bタイプを固定化したビーズ
状のアガロースに、さらにコンドロィチン硫酸Bタイプ
を結合せしめたものを充填した力ラムに該画分を負荷し
、緩衝液に添加された塩化ナトリウムの濃度を0.19
Mまで、または塩化ナトリウムを添加することなく緩衝
液の濃度を0.惚けまで直線的に高めながら溶出を行な
うことによって、共存する他酵素を含まない高純度のコ
ンドロィチナーゼCを容易に得ることができる。本精製
に用いるコンドロィチン硫酸Bタイプ固定化用のアガロ
ースとしては官能基としてカルボキシル基、ェポキシ基
またはアミノ基を本精製に用いるコンドロィチン硫酸B
タイプ固定化用のアガロースとしては官能基としてアミ
ノ基カルボキシル基またはヱポキシ基を有するアガロー
スであれば何れを用いても差し支えないが特にビーズ状
に成形されたアガロースが好ましい。
このような官能基を有するアガロースを目から調製した
ものを用いても、または市販されているもの、例えばA
H−セファロース(Sepharose)姫、活性ェポ
キシセフア ロース(Epoxy−activated
Sepharose)服、活性シァノゲンブロマィドセ
フアロース(CNBr−Activaにd Sepha
rose)燈あるいは服(以上何れもスェーデン国ファ
ルマシャ・ファイン・ケミカルズ社の商標名)などを用
いても何ら差し支えない。このようなアガロースにコン
ドロィチン硫酸Bタイプを固定化する方法は既に知られ
ているィンマンの方法(J.K.lnman:Memo
船 mEmymolo瓢、34、30、1974)に準
じて行なう。
すなわち、官能基を有するアガロースの懸濁液にコンド
ロィチン硫酸Bタイプ液を加え、これにカルボジィミド
類を加えて反応せしめた後アガロ−スを分取することに
よって容易にコンドロィチン硫酸Bタイプ固定化アガロ
ースを得ることができる。このようにして得られたコン
ドロィチン硫酸Bタイプ固定化アガロースに、さらにコ
ンドロィチン硫酸Bタイプを加えて処理する。
すなわち、カラムにコンドロィチソ硫酸Bタイプ固定化
アガロースを充填し、コンドロィチン硫酸Bタイプ溶液
を流してコンドロィチン硫酸Bタイプで処理する。また
この処理はコンドロィチン硫酸Bタイプ固定化ァガロー
スをコソドロィチン硫酸Bタイプ溶液中に浸潰しても良
い。この際用いる緩衝液は濃度が0.3M未満で、pH
が6〜8の範囲にあるものであれば、何れを用いても差
し支えない。
緩衝液の濃度が0.3M以上の濃度ではコンドロィチン
硫酸Bタイプの結合量が低下するので好ましくない。ま
た、6未満および8を超えるpH城ではコンドロィチン
硫酸Bタイプの結合量が低下するので好ましくない。コ
ソドロィチン硫酸Bタイプ固定化アガロースにさらにコ
ンドロィチン硫酸Bタイプで処理したアガロースを用い
ることによってのみ、コンドロィチナーゼCは収率よく
、かつ高純度に精製することができる。
このコンドロィチン硫酸Bタイプで処理したコンド。ィ
チン硫酸Bタイプ固定化ァガロースを用いると高い収率
を与える。また、このようにコンドロィチン硫酸Bタイ
プで処理を行なったコンドロィチン硫酸Bタイプ固定化
アガロースを用いて精製すると、高純度のコンドロィチ
ナーゼCが効率よく得られるばかりでなく、連続使用に
際して適宜コンドロィチン硫酸Bタイプで処理を行なう
ことによって簡単に再生することができ、コンドロィチ
ン硫酸Bタイプのアガロースへの固定化から始める必要
がないので、中途で簡単な再生法を導入することによっ
て長期にわたる連続精製が可能であるという大きな利点
を有するものである。次いでコンドロィチン硫酸Bタイ
プを固定化した好ましくはビーズ状のアガロースに、さ
らにコンドロィチン硫酸Bタイプで処理したものを充填
したカラムに該画分を負荷し、濃度0.008M以下の
緩衝液に添加された塩化ナトリウムの濃度を0.19の
まで、また塩化ナトリウムを添加することなく緩衝液の
濃度を0.08 Mまで直線的に高めながら溶出を行な
うことによって、共存する他酵素を含まない高純度のコ
ンドロィチナーゼCを容易に得ることができる。
この場合、塩化ナトリウムの濃度が0.18Mを超える
濃度、あるいは緩衝液の濃度が0.08Kを超える濃度
では共存する他酵素が溶出、混入してくる恐れがあるの
で好ましくない。
溶出に用いる緩衝液は、pHが中性附近にあるものであ
れば何れを用いても差し支えない。
中性以外のpH域ではコンドロィチナーゼBが失活する
恐れがあるので好ましくない。このように、さらにコン
ドロィチン硫酸Bタイプで処理したコンドロィチン硫酸
Bタイプ固定化アガロースを分離別とするカラムクロマ
トグラフィーを用いて精製したコンドロィチナーゼCは
精製前のものに比して約35倍という高い精製度を示し
、また回収率は高い値を与える。
このようにして得られたコンドロィチナーゼCはコンド
ロィチン硫酸Cタイプのみを分解し、他のコンドロィチ
ン硫酸A、Bの各タイプ、へパリチン硫酸などは分解し
ない。
また、その作用至適用温度は20oo、作用至超pH‘
ま8.0で、ミケラシ−らのコンドロイチナーゼC(Y
.M.Michelacci& C.P.Diemch
:J.Biol.Chemへ 251、1154、19
76)と同じ値を示す。次に本発明を調整例、実施例お
よび比較例によってさらに詳細に説明するが、本発明は
その要旨を超えない限りこれらによって限定されるもの
ではない。
調整例 1 菌体の培養 べプトン1.5%、肉エキス0.45%、酵母エキス1
.0%、麦芽エキス1.0%、コンドロィチン硫酸Cタ
イプ(S舎量7.1%)1.0%を含む液体塔地(pH
7.0)にフラボバクテリウム・へパリナムATCCI
3125を接種し、30ooにおいて20時間振盤培養
を行ない、培養液を同液体培地に3%になるように加え
、30ooにおいて2餌寿間振盤培養を行なつた。
調整例 2 菌体の培養 べプトン1.5%、肉エキス0.45%、酵母エキス1
.0%、麦芽エキス1.0%を含む液体培地(pH7.
0)にフラボバクテリウム、ヘパリナムATCCI31
25を接種し、3000において2餌時間振錘培養を行
ない、培養液を同液体培地に3%になるように加え、3
000において培養を行ない、培養1粥時間目にへパリ
ン(半井化学(株)製、150国際単位/雌)を0.0
2%になるように加え、さらに6時間培養を行なった。
調整例 3菌体抽出液の調製 調製例1によって得られたフラボバクテリゥム・ヘパリ
ナムATCCI3125を常法に従って遠心分離して菌
体を集め、洗液後0.7M酢酸塩緩衝液(pH7.0)
30凧‘に菌体5夕を懸濁し、10キロサイクル/秒で
15分間超音波処理を行ない、遠心分離して細胞壁を除
き、菌体注出液を得た。
調整例 4 菌体抽出液の調製 調整例2によって得られたフラボバクテリゥム・ヘパリ
ナムATCCI3125を調整例3と同様に処理して菌
体抽出液を得た。
調製例 5 コンドロィチン硫酸Bタイプ固定化アガロースの調製コ
ンドロィチン硫酸Bタイプ(S含量7.2%)50の9
を含む溶液1の上を、予めpHを47.5に調整したA
H−セファロースの1夕を含む懸濁液6地に加え、1ー
エチルー3−(3−ジメチルアミノプロピノレ)カルボ
ジイミド15のpを含む溶液0.5叫を加え、pHを4
.75に保ちながら一夜室温に保ち、炉過後洗浄してコ
ンド。
ィチン硫酸Bタイプ固定化アガロース1.05夕を得た
。実施例 1 粗コンドロィチナーゼC画分の調製 調製例3によって得られた菌体抽出液をヴィスキングチ
ューブを用いて、流水に対して4℃において一夜透析を
行ない、透析内液80の‘‘こ0.1ハ4になるように
酢酸ナトリウムを加え、州を6.5に調整した後プロタ
ミン硫酸75雌を加えて1時間放置し、遠′0分離して
生じた沈澱を除き、水を加えて2倍に希釈し、ベルナル
ディの方法(G.BCrMrdi:Me仇od in
EmMmology、22、325、1971)に従っ
て調製したヒドロキシァパタィトを充填した力ラム(2
.2×8.0伽)を予め0.08M隣酸塩緩衝液(pH
6.8)を用いて平衝化した後負荷し、次いで同緩衝液
に塩化ナトリウムを加え、その濃度を0.2Mまで直線
的に高めながら1時間当り35泌の流速で溶出を行ない
、溶出液第150〜400泌の画分250の‘にコンド
ロィチナーゼCを得た。
該画分のコンドロィチナーゼCは全活性600単位、蛋
白1服当り58.9単位であった。コンドロィチナーゼ
Cの活性は酵素液o.2私に10mM酢酸カルシウム溶
液0.1の‘を加え、これにコンド。
ィチン硫酸Cタイプを1M当り10mp含む基質溶液0
.1叫を加え、370に1時間保った後直ちに2分間煮
沸し、0.0磯塩酸2.5の‘を加え、遠心分離して得
られる上清液の23加川における吸収を測定した。空試
験として酵素液の代り‘こ水を用いて同様に処理して吸
光度を測定する。このとき吸光度の差が1のときを1単
位とした。該画分にはコンドロィチナーゼCの他にコン
ドロィチナーゼBが検出された。
実施例 2 コンドロィチン硫酸Bタイプ固定化アガロースのコソド
ロィチン硫酸Bタイプによる処理調製例3によって得ら
れたコンドロィチン硫酸Bタイプ固定化アガロース1.
05夕を0.008M隣酸塩緩衝液(pH6.8)10
の‘に懸濁し、これをカラム(1×5弧)に流し込んで
コンドロィチン硫酸Bタイプ固定化アガロースを充填し
、次いでコンドロィチン硫酸Bタイプ50の9を含む同
緩衝液3の‘を負荷し、同緩衝液100私を1時間当り
35奴の流速で流して過剰のコンドロィチン硫酸Bタイ
プを除いた。
負荷したコンドロィチン硫酸Bタイプ50の9に対して
、洗液中に回収したコンドロィチン硫酸Bタイプは15
の9であった。
このことから差し引き35の9のコンドロィチン硫酸B
タイプがコンドロィチン硫酸Bタイプ固定化アガロース
に結合したことになる。コンドロィチン硫酸Bタイプは
ビッタ−およびミュアーのカルバゾール法(J.Bit
にr&日.M.Muir:Anal.Biochem.
、4、330、1962)に従ってコンドロィチン硫酸
Bタイプ水溶液0.5肌に0.95%のホウ酸を含む濃
硫酸3の‘を加え、100ooに10分保ち、0.12
5%カルバゾールェタノール溶液0.1泌を加え、10
0qoに18分保ち、冷却後53血の吸光度を測定し、
得られるウロン酸量からコンドロィチン硫酸Bタイプ量
を算出した。
実施例 3 コンドロィチナーゼCの精製 実施例1によって得られた粗コンドロィチナーゼC溶液
250の‘(全活性60山里位、58.9筆位ノのタ蛋
白)をヴィスキングチューブを用いて、水に対して4℃
において透析した後、実施例2によって得られたコンド
ロィチン硫酸Bタイプ処理を行なったコンドロィチン硫
酸Bタイプ固定化アガロースカラム(1×5cm)に負
荷し、0.009M燐酸塩緩衝液(pH6.8)に塩化
ナトリウムを加え、その濃度を0.18Mまで直線的に
高めながら1時間当り30私の流速で溶出を行ない、溶
出液第125〜250の‘の画分125の上にコンドロ
ィチナーゼCを得た。
該画分のコンドロィチナーゼCは全活性439単位で、
回収率は約72%、また蛋白1の9当り2.050筆位
で38昔という高い精製度を示した。また、該画分には
コンドロィチナーゼBは見出されなかった。実施例 4
粗コンドロィチナーゼC画分の調製 調製例4によって得られた菌体抽出液を、実施例1と同
様に透析、プロタミン硫酸処理を行なった後、ヒドロキ
シアパタィト・力ラムクロマトグラフイを行ない、溶出
液第200〜400私の画分200の上にコンドロィチ
ナーゼCを得た。
該画分のコンドロイチナーゼCは全活性36山単位、蛋
白1の9当り6の単位であった。また該画分にはへパリ
ナーゼおよびコンドロイチナーゼBが検出された。実施
例 5コンドロィチナーゼCの精製 実施例4によって得られた粗コンドロィチナ−ゼC溶液
200の土(全活性36山単位、6山単位/奴蛋白)を
実施例3と同様にコンドロィチン硫酸Bタイプ処理を行
なったコンドロィチン硫酸Bタイプ固定化アガロースを
用いたカラムクロマトグラフィを行ない、溶出液第12
5〜250の‘の函分125初‘にコンドロィチナーゼ
Cを得た。
該画分のコンドロィチナーゼCは全活性252単位で回
収率は約70%、また蛋白1の9当り2.160単位で
約36倍という高い精製度を示した。また該画分にはへ
パリナーゼおよびコンドロイチナーゼBは見出されなか
った。比較例 1〜2 ヒドロキシアパタィトを用いた分画によって得られたコ
ンドロィチナーゼC画分125叫(全活性30山単位、
29単位/雌蛋白)を透析後、コンドロィチン硫酸Bタ
イプ固定化アガロースおよびさらにコンドロィチン硫酸
Bタイプを結合せしめたコンドロィチン硫酸Bタイプ固
定化アガロースをそれぞれ充填したカラム(1〜5肌)
に負荷し、0.009K隣酸塩緩衝液(pH6.8)に
塩化ナトリウムを添加し、その濃度を0.18Mまで直
線的に高めながら1時間当り30の上の流速で溶出を行
ない、共存する他酵素を含まないコンドロィチナーゼC
を得た。
その結果は第1表に示す通りであった。・士言王、 コ
ンドロィチナ−ゼCの欄の数値はコンドロィチナーゼC
の単位数で表した。
比較例1はコンドロィチン硫酸Bタイプ固定化アガロー
スを用いた。
比較例2はコンドロィチン硫酸Bタイプ固定化アガロー
スを、さらにコンドロィチン硫酸Bタイプ50の夕を含
む0.009の燐酸塩緩衝液(pH6.8)3の‘を負
荷、コンドロィチン硫酸Bタイプ処理し、洗総して過剰
のコンド。
ィチン硫酸Bタイプを除いた後用いた。この結果から明
らかな如く、比較例1では全量24単位のコンドロィチ
ナーゼCしか得られず、回収率が8%であったのに対し
て、比較例2では全量213単位のコンドロィチナ−ゼ
Cが得られ、72%という高い回収率を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンドロイチナーゼCの部分精製液を、コンドロイ
    チン硫酸Bタイプで処理したコンドロイチン硫酸Bタイ
    プ固定化アガロースを分離剤とするカラムクロマトグラ
    フイーに付することを特徴とする純コンドロイチナーゼ
    Cの製造法。 2 コンドロイチナーゼCの部分精製液が、コンドロイ
    チナーゼC産生菌体を破壊した後得られる抽出液をプロ
    タミン硫酸処理しさらにヒドロキシアパタイトを用いて
    分画されたコンドロイチナーゼC含有液である特許請求
    の範囲第1項記載の製造法。 3 コンドロイチナーゼC産生菌体がコンドロイチン硫
    酸またはヘパリンを添加した培地を用いて培養したフラ
    ボバクテリウム属の菌体である特許請求の範囲第1項記
    載の製造法。
JP1455178A 1978-02-10 1978-02-10 純コンドロイチナ−ゼcの製造法 Expired JPS6031479B2 (ja)

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JPS63161443U (ja) * 1987-04-07 1988-10-21
JPH0529671Y2 (ja) * 1989-09-26 1993-07-29
JPH04273U (ja) * 1990-04-17 1992-01-06

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