JPS602626A - 磁気特性のすぐれた一方向性珪素鋼板の製造方法 - Google Patents
磁気特性のすぐれた一方向性珪素鋼板の製造方法Info
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- JPS602626A JPS602626A JP58110743A JP11074383A JPS602626A JP S602626 A JPS602626 A JP S602626A JP 58110743 A JP58110743 A JP 58110743A JP 11074383 A JP11074383 A JP 11074383A JP S602626 A JPS602626 A JP S602626A
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- silicon steel
- earth metal
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/12—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D3/00—Diffusion processes for extraction of non-metals; Furnaces therefor
- C21D3/02—Extraction of non-metals
- C21D3/04—Decarburising
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、鋼板の圧延方向に磁化容易軸<ooi>が十
分に揃った結晶粒を持つ磁束密度が高く、鉄損の低い一
方向性珪素鋼板の製造方法に関するものである。
分に揃った結晶粒を持つ磁束密度が高く、鉄損の低い一
方向性珪素鋼板の製造方法に関するものである。
主として変圧器等の鉄心用材料として用いられる一方向
性珪素鋼板に要求される特性は、一定の磁化力において
得られる磁束密度が高いこと、および一定の磁束密度を
与えた場合にその鉄損が低いことである。その代表値と
して、磁化力1000A/mにおける磁束密度(Ih
a 、テスラ)、および磁束密度1.7テスラ、周波数
50Hzにおける鉄損(W17’ / 5 0 、 W
/ Kg)によッテ表わされる。
性珪素鋼板に要求される特性は、一定の磁化力において
得られる磁束密度が高いこと、および一定の磁束密度を
与えた場合にその鉄損が低いことである。その代表値と
して、磁化力1000A/mにおける磁束密度(Ih
a 、テスラ)、および磁束密度1.7テスラ、周波数
50Hzにおける鉄損(W17’ / 5 0 、 W
/ Kg)によッテ表わされる。
従来の一方向性珪素鋼板は、通常2.0 − 4.0%
のSiを含む低炭素鋼に微量のIn. S. Se等の
インヒビター成分元素を含ませて溶製した素材を熱間圧
延した後、中間焼鈍を含む2回以上もしくは1回の冷間
圧延により所定の板厚に仕上げ、該冷延鋼板に脱炭をか
ねた1次再結晶焼鈍を施し,この脱炭鋼板の表面にMg
Oを主成分とする焼鈍分離剤を塗布した後、2次再結晶
および鋼板中の不純物除去のための最終仕上げ焼鈍をす
ることにより製造されている。すなわち、最終仕上げ焼
鈍によって2次再結晶粒を(l 10) <001>方
位に揃って発達させるとともに、鋼中の不純物が除去さ
れて良好な磁気特性が得られる。
のSiを含む低炭素鋼に微量のIn. S. Se等の
インヒビター成分元素を含ませて溶製した素材を熱間圧
延した後、中間焼鈍を含む2回以上もしくは1回の冷間
圧延により所定の板厚に仕上げ、該冷延鋼板に脱炭をか
ねた1次再結晶焼鈍を施し,この脱炭鋼板の表面にMg
Oを主成分とする焼鈍分離剤を塗布した後、2次再結晶
および鋼板中の不純物除去のための最終仕上げ焼鈍をす
ることにより製造されている。すなわち、最終仕上げ焼
鈍によって2次再結晶粒を(l 10) <001>方
位に揃って発達させるとともに、鋼中の不純物が除去さ
れて良好な磁気特性が得られる。
通常、磁気特性を向上させるための手法として、各種の
工程1例えば、熱間冷間圧延時のパススケジュール、1
次再結晶焼鈍および2次最結晶焼鈍時のヒートパターン
などの改善が考えられ、多くの提案がなされ、それぞれ
に成果が得られている。しかしながら、いずれも工程改
善による手法は、各種の含有成分が一定の範囲に変動し
て溶製される一方向性珪素鋼素材の全てに効果があると
は限らず、極端な場合には、かえって磁気特性を劣化さ
せることもある。すなわち、工程改善による手法には、
ある程度の不安定性は避は得ないのである。この不安定
性を無くするためには、素材組成と工程条件の極めて厳
密な管理が要求され、経済的な面あるいは生産効率の面
から実現することは困難である。
工程1例えば、熱間冷間圧延時のパススケジュール、1
次再結晶焼鈍および2次最結晶焼鈍時のヒートパターン
などの改善が考えられ、多くの提案がなされ、それぞれ
に成果が得られている。しかしながら、いずれも工程改
善による手法は、各種の含有成分が一定の範囲に変動し
て溶製される一方向性珪素鋼素材の全てに効果があると
は限らず、極端な場合には、かえって磁気特性を劣化さ
せることもある。すなわち、工程改善による手法には、
ある程度の不安定性は避は得ないのである。この不安定
性を無くするためには、素材組成と工程条件の極めて厳
密な管理が要求され、経済的な面あるいは生産効率の面
から実現することは困難である。
本発明はこのような従来の製造方法上の欠点を克服し、
操業上に何ら支障なく、高磁束密度、低鉄損の一方向性
珪素鋼板を製造する方法を提供しようとするものである
。
操業上に何ら支障なく、高磁束密度、低鉄損の一方向性
珪素鋼板を製造する方法を提供しようとするものである
。
本発明によれば、上述した1次再結晶焼鈍を行う前に、
アルカリ土類金属化合物を鋼板に所定量固着するという
簡便な手法により、上記目的を達成することができる。
アルカリ土類金属化合物を鋼板に所定量固着するという
簡便な手法により、上記目的を達成することができる。
アルカリ土類金属化合物の鋼板への固着は、アルカリ土
類金属化合物溶液への浸漬法によるのが好適である。
類金属化合物溶液への浸漬法によるのが好適である。
次に本発明による磁気特性のすぐれた一方向性珪素鋼板
の製造方法につき詳細に説明する。
の製造方法につき詳細に説明する。
一般に一方向性珪素鋼板の製造においては、インヒビタ
ーと呼ばれる1次再結晶粒の正常な粒成長を抑制するM
nS、 MnSe等の析出物、あるいはsbなどの粒界
偏析元素の働きによって、最終仕上げ焼鈍中に形成され
る2次再結晶粒の(11(N<001>方位を圧延方向
に揃えて磁気特性のよい成品を得ている。
ーと呼ばれる1次再結晶粒の正常な粒成長を抑制するM
nS、 MnSe等の析出物、あるいはsbなどの粒界
偏析元素の働きによって、最終仕上げ焼鈍中に形成され
る2次再結晶粒の(11(N<001>方位を圧延方向
に揃えて磁気特性のよい成品を得ている。
本発明者等の検討の結果、この2次再結晶の核となりう
る起源は、熱間圧延板の表層から厚さの1/10程度に
存在する(110)<001>方位を持つ未再結晶粒で
あることという知見を得ている。すなわち、2次再結晶
は鋼板の極く表層から起るのであり、表層の(110)
<001>方位の1次再結晶粒が多いほど2次再結晶の
核発生が容易となり、2次再結晶が円滑に進むために磁
気特性が向」ニするものと考えられる。表層の(11O
)<001>方位を強めるためには、熱延時に表層の(
110) <001>方位を強めておく\ か、または1次再結晶焼鈍時に強めるかのいずれかが考
えられる。前者の場合は、熱延仕上げ温度を低下させる
ことが考えられるのであるが、あまりに低温に過ぎると
表面欠陥が多発し、限界かある。従って、通常工程を用
いたままで1次再結晶焼鈍時に(110) <001>
方位を強めることが容易な手法であり、かつ安定的なも
のであるとの判断から、本発明者等は各種の手法で実験
を崩り返した。その結果、1次再結晶焼鈍前に鋼板表面
にアルカリ土類金属化合物を1.0〜0.0001mo
]/ fLの濃度の溶液として、塗布することにより
固着させるという極めて簡便な手法により、磁気特性の
向上が達成できた。
る起源は、熱間圧延板の表層から厚さの1/10程度に
存在する(110)<001>方位を持つ未再結晶粒で
あることという知見を得ている。すなわち、2次再結晶
は鋼板の極く表層から起るのであり、表層の(110)
<001>方位の1次再結晶粒が多いほど2次再結晶の
核発生が容易となり、2次再結晶が円滑に進むために磁
気特性が向」ニするものと考えられる。表層の(11O
)<001>方位を強めるためには、熱延時に表層の(
110) <001>方位を強めておく\ か、または1次再結晶焼鈍時に強めるかのいずれかが考
えられる。前者の場合は、熱延仕上げ温度を低下させる
ことが考えられるのであるが、あまりに低温に過ぎると
表面欠陥が多発し、限界かある。従って、通常工程を用
いたままで1次再結晶焼鈍時に(110) <001>
方位を強めることが容易な手法であり、かつ安定的なも
のであるとの判断から、本発明者等は各種の手法で実験
を崩り返した。その結果、1次再結晶焼鈍前に鋼板表面
にアルカリ土類金属化合物を1.0〜0.0001mo
]/ fLの濃度の溶液として、塗布することにより
固着させるという極めて簡便な手法により、磁気特性の
向上が達成できた。
この原因について、集合組織、脱炭反応の面から検討を
行なった結果、Transactions l5IJ、
vol。
行なった結果、Transactions l5IJ、
vol。
15(1975)、 P324に開示されるように、低
炭素鋼の再結晶焼鈍前にSなどの化合物を塗布すること
により、表層の黒鉛析出が抑制されること、また逆に、
アルカリ土類金属化合物によって黒鉛析出が促進される
ことから、本発明に係わる素材に関してもアルカリ土類
金属化合物の鋼板表面への固着によって、表面の脱炭が
急速に進行したことが推察される。この急速な表層の脱
炭によって、表層の(Ill<001>方位の1次再結
晶粒が通常より発生しやすい状況になり、結果的に表層
(1to)<oot>方位が強まったことが、磁気特性
向上に結びついたものと考えられる。
炭素鋼の再結晶焼鈍前にSなどの化合物を塗布すること
により、表層の黒鉛析出が抑制されること、また逆に、
アルカリ土類金属化合物によって黒鉛析出が促進される
ことから、本発明に係わる素材に関してもアルカリ土類
金属化合物の鋼板表面への固着によって、表面の脱炭が
急速に進行したことが推察される。この急速な表層の脱
炭によって、表層の(Ill<001>方位の1次再結
晶粒が通常より発生しやすい状況になり、結果的に表層
(1to)<oot>方位が強まったことが、磁気特性
向上に結びついたものと考えられる。
前述の塗布乾燥法は実施例にも示すような浸漬によって
もよく、所定量のアルカリ土類金属化合物が塗布されれ
ば良い。
もよく、所定量のアルカリ土類金属化合物が塗布されれ
ば良い。
」−述の塗布乾燥法は、アルカリ土類金属化合物を鋼板
表面に固着させることを目的とするものである。塗布乾
燥による場合、鋼板表面に上記化合物が巾に付着してい
るものと考えられる。
表面に固着させることを目的とするものである。塗布乾
燥による場合、鋼板表面に上記化合物が巾に付着してい
るものと考えられる。
本発明者等は、磁気特性改善効果のあるアルカリ土類金
属化合物の固着量について検討したところ、水溶液とし
て塗布乾燥する場合は、アルカリ土類金属に換算して0
.0001〜1.0 mol/立の濃度の水溶液に浸漬
すればよいことを見出した。塗布液の温度はアルカリ土
類金属化合物の濃度の条件が満足されていればよく、特
に限定する必要はないが、25〜100℃程度の液温か
望ましい。なお、浸漬する時間は問題ではなく、所定濃
度の上記水溶液に浸漬した時、鋼板−Hに形成される水
溶液の膜は浸漬時間に無関係にほぼ一定であるからであ
る。要するに、水溶液の濃度が有効な範囲にあれば良い
。
属化合物の固着量について検討したところ、水溶液とし
て塗布乾燥する場合は、アルカリ土類金属に換算して0
.0001〜1.0 mol/立の濃度の水溶液に浸漬
すればよいことを見出した。塗布液の温度はアルカリ土
類金属化合物の濃度の条件が満足されていればよく、特
に限定する必要はないが、25〜100℃程度の液温か
望ましい。なお、浸漬する時間は問題ではなく、所定濃
度の上記水溶液に浸漬した時、鋼板−Hに形成される水
溶液の膜は浸漬時間に無関係にほぼ一定であるからであ
る。要するに、水溶液の濃度が有効な範囲にあれば良い
。
次に、本発明におけるアルカリ土類金属化合物水溶液の
濃度などの限定理由について、本発明者等の実施した実
験例によって説明する。
濃度などの限定理由について、本発明者等の実施した実
験例によって説明する。
第1図および第2図は、それぞれアルカリ土類金属化合
物の代表例としテMgcI2 、 Sr(NO3) 2
を選び、アルカリ土類金属イオンに換算した濃度と磁気
特性の関係を示す図である。供試材の組成および工程は
後述する実施例3と同一である。単に浸漬した場合、電
解処理した場合とも、0−0001Bol/J1以上で
効果が見られる。0.05 mol/ l程度の濃度が
最も効果が大きく、それ以上濃度を増加させても変化は
少ない。1.0 mol/41を越える場合はフォルス
テライト質被膜形成を阻害するので好ましくない。以上
の結果から、濃度をo、ooot〜1、Omol/文の
範囲に限定した。
物の代表例としテMgcI2 、 Sr(NO3) 2
を選び、アルカリ土類金属イオンに換算した濃度と磁気
特性の関係を示す図である。供試材の組成および工程は
後述する実施例3と同一である。単に浸漬した場合、電
解処理した場合とも、0−0001Bol/J1以上で
効果が見られる。0.05 mol/ l程度の濃度が
最も効果が大きく、それ以上濃度を増加させても変化は
少ない。1.0 mol/41を越える場合はフォルス
テライト質被膜形成を阻害するので好ましくない。以上
の結果から、濃度をo、ooot〜1、Omol/文の
範囲に限定した。
次に、本発明で用いる鋼素材の成分限定理由について説
明する。
明する。
Cは、0.02%より少ないと熱延時に粗大バンド組織
が板厚中央に残存し、2次再結晶が不完全になり、0.
06%より多いと脱炭に長時間を要し、脱炭不良を招き
磁気特性上好ましくないので、0.02〜0,08%の
範囲がよい。
が板厚中央に残存し、2次再結晶が不完全になり、0.
06%より多いと脱炭に長時間を要し、脱炭不良を招き
磁気特性上好ましくないので、0.02〜0,08%の
範囲がよい。
Siは、2.0%より少ないと素材の電気抵抗が低く、
渦電液損失に基づく鉄損値が大きくなり、4.0%より
多いと冷延時に板割れを生じやすいため、2.0〜4.
0%の範囲がよい。
渦電液損失に基づく鉄損値が大きくなり、4.0%より
多いと冷延時に板割れを生じやすいため、2.0〜4.
0%の範囲がよい。
SとSeは共にMnと結合してNnS 、 NnSeを
形成し、インヒビターとして作用させるために添加する
もので、Sは0.008%未満、Seは0.003%未
満の場合には、生成するMnS 、 Mn5eの1次再
結晶粒の成長抑制効果が弱く、また、いずれも0.1%
を越すと圧延加工性が著しく劣化するので、Sは0.0
08〜0.1%、Seは0.003〜0.1%の範囲に
するのが良い。
形成し、インヒビターとして作用させるために添加する
もので、Sは0.008%未満、Seは0.003%未
満の場合には、生成するMnS 、 Mn5eの1次再
結晶粒の成長抑制効果が弱く、また、いずれも0.1%
を越すと圧延加工性が著しく劣化するので、Sは0.0
08〜0.1%、Seは0.003〜0.1%の範囲に
するのが良い。
次に、本発明を実施例につき具体的に説明する。
〔実施例1〕
CO,040%、Si 2.95%、Mn O,082
%、So、018%を含有する鋼塊を、熱間圧延、均一
化焼鈍および1回の中間焼鈍を含む2回の冷間圧延を経
て0.3 m■の最終板厚とし、湿水素中の脱炭1次再
結晶焼鈍前に、第1表に示すような条件で、Mg(NO
3) 2 、 CaCl2 、 Sr(’NO3) 2
、 BaCl2を表面に付着させ、その後、脱炭焼鈍
、)IgO分離剤塗布工程を経て、820℃から3℃/
hrの加熱速度で1000℃まで昇温した後、1180
℃の水素雰囲気中で5時間純化焼鈍を行なって得た一方
向性珪素鋼板の磁気特性を第1表に示す。
%、So、018%を含有する鋼塊を、熱間圧延、均一
化焼鈍および1回の中間焼鈍を含む2回の冷間圧延を経
て0.3 m■の最終板厚とし、湿水素中の脱炭1次再
結晶焼鈍前に、第1表に示すような条件で、Mg(NO
3) 2 、 CaCl2 、 Sr(’NO3) 2
、 BaCl2を表面に付着させ、その後、脱炭焼鈍
、)IgO分離剤塗布工程を経て、820℃から3℃/
hrの加熱速度で1000℃まで昇温した後、1180
℃の水素雰囲気中で5時間純化焼鈍を行なって得た一方
向性珪素鋼板の磁気特性を第1表に示す。
〔実施例2〕
CO,041%、Si 3.05%、Mn 0.088
%、SeO,017%を含有する鋼塊を、熱間圧延、均
一化焼鈍および1回の中間焼鈍を含む2回の冷間圧延を
経て0.3 !amの最終板厚とし、湿水素中の脱炭1
次再結晶焼鈍前に、第2表に示すような条件で、MgC
l2. Ca(NO3) 2 、 Sr(’0H)2
、8a(NO3) 2を表面に固着させ、その後、脱炭
焼鈍、MgO分離剤塗布工程を経て、850℃で50時
間保持する2次再結晶焼鈍を行なった後、1180℃の
水素雰囲気中で5時間純化焼鈍を行なって得た一方向性
珪素鋼板の磁気特性を第2表に示す。
%、SeO,017%を含有する鋼塊を、熱間圧延、均
一化焼鈍および1回の中間焼鈍を含む2回の冷間圧延を
経て0.3 !amの最終板厚とし、湿水素中の脱炭1
次再結晶焼鈍前に、第2表に示すような条件で、MgC
l2. Ca(NO3) 2 、 Sr(’0H)2
、8a(NO3) 2を表面に固着させ、その後、脱炭
焼鈍、MgO分離剤塗布工程を経て、850℃で50時
間保持する2次再結晶焼鈍を行なった後、1180℃の
水素雰囲気中で5時間純化焼鈍を行なって得た一方向性
珪素鋼板の磁気特性を第2表に示す。
〔実施例3〕
CO,045%、Si 3.35%、Nn O,084
%、Se0.018%、Sb O,025%を含有する
鋼塊を熱間圧延、均一化焼鈍および1回の中間焼鈍を含
む2回の冷間圧延を経て0.3 mmの最終板厚とし、
湿水素中の脱炭1次再結晶焼鈍前に、第3表に示すよう
な条件で、MgCl2 、Ca(OH)2 、 Sr(
NO3) 2、Ba (OH) 2を表面に固着させ、
その後、脱炭焼鈍、MgO分離剤塗布工程を経て、85
0℃で50時間保持する2次再結晶焼鈍を行なった後、
1180℃の水素雰囲気中で5時間純化焼鈍を行なって
得た一方向性珪素鋼板の磁気特性を第3表に示す。
%、Se0.018%、Sb O,025%を含有する
鋼塊を熱間圧延、均一化焼鈍および1回の中間焼鈍を含
む2回の冷間圧延を経て0.3 mmの最終板厚とし、
湿水素中の脱炭1次再結晶焼鈍前に、第3表に示すよう
な条件で、MgCl2 、Ca(OH)2 、 Sr(
NO3) 2、Ba (OH) 2を表面に固着させ、
その後、脱炭焼鈍、MgO分離剤塗布工程を経て、85
0℃で50時間保持する2次再結晶焼鈍を行なった後、
1180℃の水素雰囲気中で5時間純化焼鈍を行なって
得た一方向性珪素鋼板の磁気特性を第3表に示す。
以上の実施例の結果から明らかなように、アルカリ土類
金属化合物の水溶液に浸漬した場合、アルカリ土類金属
化合物の鋼板表面への固着によって、磁束密度で約0.
017、鉄損で約0.03〜0.05W/Kg程度の改
善が見られる。
金属化合物の水溶液に浸漬した場合、アルカリ土類金属
化合物の鋼板表面への固着によって、磁束密度で約0.
017、鉄損で約0.03〜0.05W/Kg程度の改
善が見られる。
以上のように、鋼板表面にアルカリ土類金属化合物を固
着させることにより、極めて簡便に磁気特性の向上が得
られ、操業上困難な点あるいは不安定な点が全くないこ
とは、経済性、安定性の両面から本発明の寄与は大きい
。
着させることにより、極めて簡便に磁気特性の向上が得
られ、操業上困難な点あるいは不安定な点が全くないこ
とは、経済性、安定性の両面から本発明の寄与は大きい
。
1
第 1
第1図および第2図は添加するアルカリ土類金属化合物
の濃度と磁気特性との関係を示すグラフである。 5 (1’ 019)■S革1 (6列/ M ’ Os/ LlM) 畦 ■(1・・
・9)■!−単式
の濃度と磁気特性との関係を示すグラフである。 5 (1’ 019)■S革1 (6列/ M ’ Os/ LlM) 畦 ■(1・・
・9)■!−単式
Claims (1)
- CO,02〜0.06%、Si 2.0〜4.0%を含
有する低炭素鋼にs o、oos〜0.1%およびまた
はSeO,003〜0.1%を含有させた一方向性珪素
鋼素材を熱間圧延する工程と、前記熱延鋼板を中間焼鈍
を含む2回以上、もしくは1回の冷間圧延により所定の
板厚に仕上げる工程と、前記冷延鋼板に脱炭をかねた1
次再結晶焼鈍を施す工程と、前記脱炭鋼板の表面に焼鈍
分離剤を塗布した後、最終仕上げ焼鈍する工程を有する
一方向性珪素鋼板の製造方法において、前記1次再結晶
焼鈍を行う前に、アルカリ土類金属に換算して1.0〜
o、oootmol/文のMg、 Ca、 Sr、 B
aのアルカリ土類金属の化合物溶液に鋼板を浸漬するこ
とを特徴とする特許
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58110743A JPS602626A (ja) | 1983-06-20 | 1983-06-20 | 磁気特性のすぐれた一方向性珪素鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58110743A JPS602626A (ja) | 1983-06-20 | 1983-06-20 | 磁気特性のすぐれた一方向性珪素鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS602626A true JPS602626A (ja) | 1985-01-08 |
JPH032211B2 JPH032211B2 (ja) | 1991-01-14 |
Family
ID=14543402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58110743A Granted JPS602626A (ja) | 1983-06-20 | 1983-06-20 | 磁気特性のすぐれた一方向性珪素鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602626A (ja) |
-
1983
- 1983-06-20 JP JP58110743A patent/JPS602626A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH032211B2 (ja) | 1991-01-14 |
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