JPS60249101A - 高屈折率プラスチツクレンズ - Google Patents

高屈折率プラスチツクレンズ

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JPS60249101A
JPS60249101A JP10447684A JP10447684A JPS60249101A JP S60249101 A JPS60249101 A JP S60249101A JP 10447684 A JP10447684 A JP 10447684A JP 10447684 A JP10447684 A JP 10447684A JP S60249101 A JPS60249101 A JP S60249101A
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JP
Japan
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refractive index
acrylate
meth
component
monomer
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JP10447684A
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English (en)
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Tadanori Fukuda
福田 忠則
Masami Saito
斉藤 正巳
Sadayuki Sakamoto
坂本 定之
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高屈折率プラスチックレンズに関するもので
、眼鏡、光学素材等に利用されるものである。
〔従来の技術〕
プラスチックレンズは、ガラスレンズに比べて作り易く
、また軽量で耐衝撃性が良いために眼鏡レンズに用いた
場合に安全性が高いという利点がある。従来のプラスチ
ックレンズ用樹脂には、アクリル樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、アリルジグリコールカーボネート樹脂、ポリス
チレン樹脂等が使用されている。このうち視力矯正用眼
鏡用プラスチックレンズとして広く使われているのは、
熱硬化性樹脂であるジエチレングリコールビスアリルカ
ーボネートである。この樹脂(CR−39)は、耐衝撃
性が優れること、レンズ度数が温度の変化で大きく変わ
らないこと、ざらに切削性、加工性が良好である等積々
の特長を有している。
しかし、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート
は屈折率が1.50であり、この樹脂を凹レンズにした
場合、ガラスレンズに比べてレンズの端厚みが大きくな
るという欠点がある。これはレンズ度数が大きくなると
特に顕著である。
この欠点を改善するため、近年種々のプラスチックレン
ズ用樹脂が提案されている。
たとえば特公昭58−17527号公報にはビルスフエ
ノール基を有するジメタクリレートとクロルスチレンの
共重合体が1,591の屈折率を与えることが記載され
ており、また特公昭58−14449号公報にはテトラ
ブロモビスフェノール基を有するジメタクリレートとク
ロルスチレンの共重合体が1,603の屈折率を有する
ことが記載されている。
上記によって得られる共重合体は、無色透明で屈折率も
高く、また寸法安定性、切削加工性にも優れている。
しかしわれわれが試験した結果では、屈折率の高いもの
は耐衝撃性が弱く、両者のバランスは悪かった。屈折率
が1.60近辺の共重合体を基材とするレンズは、広く
使われているCR−39のレンズに比べて、落球衝撃性
が不良であった。
一方、屈折率に関しては、無機ガラスレンズのコバ厚み
(屈折率1,523、レンズ中心厚み1.0mm )に
対抗できるためには、樹脂基材の屈折率の値は1.60
以上であることが望ましいと考えている。
然るに特公昭58−14449において、屈折率値を1
.60以上にするためには、核ハロゲン置換の芳香環を
有する特定のジメタクリレートまたはアクリレートを使
用することが必要である。2.2−ビス(4−メタクリ
ロキシエトキシ−3,5−ジブ0モフエニル)プロパン
のように、核ハロゲンの種類としては塩素よりも臭素が
好適である。またジメタクリレートおよびジアクリレー
トの比較では、後者の方が屈折率は若干高(なるが、1
官能性単量体への溶解性が劣るために、総合的には前者
の方が好ましい結果を得ている。
さらに、芳香環を有するラジカル重合が可能な1官能性
単量体としては、クロルスチレン、ブロムスチレン等ハ
ロゲンを含有するものが、屈折率を向上させ得る点から
好ましく、これら特定の1官能性単量体を使用すること
が屈折率を高めるためには重要である。
上記の屈折率を向上させ得る特定車m体をそれぞれに用
いた共重合体では、そのレンズの落球衝撃性が0R−3
9に比べて不良で、プラスチックレンズの特徴が失われ
ていると言って過言ではない。
この落球衝撃性は、上記ジメタクリレートまたはアクリ
レートの、芳香環とメタクリロイル基またはアクリロイ
ル基との間に存在するエーテル結合の数が多くなる程良
くなる傾向がある。しかし逆に屈折率の値は低下し、両
者バランスしない問題があった。
一方、樹脂に靭性と適度の高、屈折率を持たせるためポ
リウレタンを混合あるいは共重合させる方法も知られて
るいる。
たとえばUSP 4,360.6531]Lホ’Jti
Lz (7リルカーボネート)と末端アクリレートポリ
ウレタンとの共重合体が強度、耐衝撃性および光学的透
明性を看することが記載され、またEPC公開5956
1A公報にはヒドロキシメタクリレートとキシレンジイ
ソシアネートの反応物が1.55以上の屈折率を有する
ということが記載されている。
しかし、これらの樹脂は矯正用レンズをつくるに十分な
高屈折率を有していない。
特願昭58−158109において、われわれは例えば
、2−イソシアネートエチル−2,6−ジイツシアネー
トヘキサノエートと2−(4−アクリロキシエトキシ−
3,5−ジブロモフェニル)−2−(4−ヒドロキシエ
トキシ−3,5−ジブ0モフエニル)プロパンとを反応
させたウレタン化アクリルモノマーとビニルモノマーと
の共重合体を用いることによって屈折率が高く、かつ衝
撃性が優れた重合体を得ることが出来ることを提案した
本発明は更にこのビニル単量体として、ジビニルベンゼ
ン等、ラジカル重合が可能な多官能性単量体を使用する
ことによって、屈折率が高く、かつV段、芒衝撃性の優
れた、重合体をつくることが出来、目的とするレンズを
得ることが出来ることがわかり、本発明に到ったもので
ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、好ましくは1.60以上の高屈折率を
有し、かつ衝撃性の優れたプラスチックレンズを提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の構成は、下記A成分およびB成分から成る単量
体混合物の共重合体から成ることを特徴とする高屈折率
プラスチックレンズである。
(A)核ハロゲン置換芳香環を有するモノ(メタ)アク
リレートが2または3個の官能基を有する多官能化合物
の官能基と反応したジまたはトリ(メタ)アクリレート
化合物 (B)A成分以外のラジカル重合可能な多官能性単量体
または該単量体20重量%以上と伯のビニル単量体との
混合物 以下、本発明の構成を更に具体的に説明する。
本発明で使用するA成分は核ハロゲン置換芳香環を有す
るモノ(メタ)アクリレートと2または3個の官能基を
有する多官能化合物との反応物であるが、そのうち核ハ
ロゲン置換芳香環を有するモノ(メタ)アクリレートの
具体例としては次のものを挙げることができる。
4−ヒドロキシモノブロムフェニル(メタ)アクリレー
ト、4−ヒドロキシジブロムフェニル(メタ)アクリレ
ート、4−ヒドロキシトリブロムフェニル゛(メタ)ア
クリレート、4−ヒドロキシテトラブロムフェニル(メ
タ)アクリレート、 □4−ヒドロキシエトキシモノブ
ロムフェニル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシエ
トキシジブロムフェニル(メタ)アクリレート、4−ヒ
ドロキシエトキシトリブロムフェニル(メタ)アクリレ
ート、4−ヒドロキシテトラブロムフェニル(メタ)ア
クリレート、4−ヒドロキシモノブロムスチレン、4−
ヒドロキシジブロムスチレン、4−ヒドロキシトリブロ
ムスチレン、4−ヒドロキシテトラブロムスチレン、4
−ヒドロキシエトキシモノブロムスチレン、−4−ヒド
ロキシエトキシジブロムスチレン、4−ヒドロキシエト
キシトリブロムスチレン、4−ヒドロキシエトキシテト
ラブロムスチレン、3−(2,4,6−)リブロムフェ
ノキシ)−2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−
(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロムフェ・ニル)−2
−(4−アクリロキシ−3,5−ジブロムフェニル)プ
ロパン、2−(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロムフェ
ニル)−2−(4−メタクリロキシ−3,5−ジブロム
フェニル)プロパン、2−(4−ヒドロキシエトキシ−
3,5−ジブロムフェニル)−2−(4−アクリロキシ
−3,5−ジブロムフェニル)プロパン、2−(4−ヒ
ドロキシエトキシ−3,5−ジブロムフェニル)−2−
(4−メタクリロキシ−3,5−ジブロムフェニル)プ
ロパン、2−(4−ヒドロキシエトキシ−3,5−ジブ
ロムフェニル)−2−(4−アクリロキシエトキシ−3
,5−ジブロムフェニル)プロパン、2−(4−ヒドロ
キシエトキシ−3,5−ジブロムフェニル)−2−(4
−メタクリロキシエトキシ−3,5−ジブロムフェニル
)プロパン、2− (4−ヒドロキシジェトキシ−3,
5−ジブロムフェニル)−2−(4−アクリロキシジェ
トキシ−3,5−ジブロムフェニル)プロパン、2−(
4−ヒドロキシジェトキシ−3,5−ジブロムフェニル
)−2−(4−メタクリロキシジェトキシ−3,5−ジ
ブロムフェニル)プロパンテトラブロムキシリレンジイ
ソシアネートなどである。
上記化合物の中で特に好ましいものは、2−(4−ヒド
ロキシエトキシ−3,5−ジブロムフェニル)−2−、
(4−アクリロキシエトキシ−3,5−ジブロムフェニ
ル)プロパン、2−(4−ヒドロキシエトキシ−3,5
−ジブロムフェニル)−2−(4−アクリロキシ−3,
5−ジブロムフェニル)プロパン、2−(4−ヒドロキ
シジエトキシー3.5−ジブロムフェニル)−2−(4
−メタクリロキシジェトキシ−3,5−ジブロムフェニ
ル)プロパンおよびこれらの混合物である。
またこの七ツマ−は分子中に−01−1、−COO反応
し易い官能基を含有させ、次に述べる2または3個の官
能基を有する多官能化合物と反応させる。
次にA成分中に2または3個の官能基を有する多官能化
合物としては次のものを挙げることかできる。
多官能イソシアネートとしては、 ヘキサメチレンジイソシアネート、 イソホロンジイソシアネート、 2.2.4−トリメチルへキシリレンジイソシアネート
、 ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、リジンジイ
ソシアネートメチルエステル、キシリレンジイソシアネ
ート、 ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、トリレ
ンジイソシアネート、 4.4′ −ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネートのビウレッ1〜化反応生成
物、 ヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロールプロ
パンとの反応アダクト体、 ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変
性体、 2−イソシアネートエチル−2,6−ジイツシアネート
ヘキサノエート、 1.6.11−ウンデカントリイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの反
応アダクト体、 キシリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパン
との反応アダクト体、 ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサンと1〜リ
メチロールプロパンとの反応アダクト体、などがある。
多官能アミンとしては、 トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペン
タメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタ
メチレンジアミン、デカメチレンジアミン、キシリレン
ジアミン、ジアミノトルエン、ジアミノ安息香酸、4,
4′ −ジアミノジフェニルエーテル、4.4′ −ジ
アミノジフェニルメタン、4.4′−ジアミノジフェニ
ルスルホン、ピペラジン、1−(2−アミノエチル)ピ
ペラジン、1.3−ジアミノプロバノール、リジン、メ
ラミンなどがある。
多官能エポキシとしては、 テトラメチレンジグリシジルエーテル、2−オキシトリ
メチレンジグリシジルエーテル、1−メチルエチレンジ
グリシジルエーテル、2.2−ビス(p−グリシドキシ
フェニル)−プロパンなどがあり 多価カルボン酸としては、 マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スペリ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、i、i’i−ウンデ
カンジカルボン耐、マレイン酸、イタコン酸、ブタント
リカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸などがある
上記多官能化合物の中で、特に好ましいものは、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、ビス(イソシアネー
トメチル)シクロヘキサン、2−イソシアネートエチル
−2,6−ジイツシアネートヘキサノエート、1,6.
11−ウンデカントリイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネートのイソシアヌレート変性体などである
。これら多官能イソシアネート化合物は、上述の(メタ
)アクリレートモノマのOH基と反応させウレタン化(
メタ)アクリルモノマーを合成する。
A成分として代表的な化合物を上記で例示したが、本発
押では必らずしも該化合物に限定されるものではない。
次にB成分としては、ラジカル重合が可能な多官能性単
量体(A成分を除く)を少なくとも20重量%含有する
ビニル単量体である。
多官能性単量体としては、ジビニルベンゼン、ジアリル
フタレート、ジアリルイソフタレート、トリアリルトリ
メリテート等が挙げられる。さらに、2.2−ビス(4
−メタクリロキシエトキシ−3,5−ジブロムフェニル
)プロパン、2.2−ビス(4−アクリロキシエトキシ
−3,5−ジブロムフェニル)プロパン等も使用するこ
とができる。上記の多官能性単量体の中ではジビニルベ
ンゼンが特に有用である。
一方、上記の多官能性単量体と共に使用する単量体は、
1官能性単量体であり、特に限定されるものでは無い。
屈折率を向上させる観点から、1官能性単量体としては
分子中に芳香環を有する単量体が好ましく、具体例を挙
げると次の通りである。
スチレン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、ブロモ
スチレン、ジプロモスチレン、ヨードスチレン、フェニ
ル(メタ)アクリレート、モノクロロフェニル(メタ)
アクリレート、ジクロロフェニル(メタ)アクリレート
、トリクロロフェニル(メタ)アクリレート、モツプロ
ムフェニル(メタ)アクリレート、ジブロムフェニル(
メタ)アクリレート、トリブロモフェニル(メタ)アク
リレート、ペンタブロムフェニル(メタ)アクリレート
、モノクロルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、
ジクロルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、トリ
クロルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、モノブ
ロムフェノキシエチル(メタ)アクリレート、ジブロム
フェノキシエチル(メタ)アクリレート、トリプロパン
エノキシエチル(メタ)アクリレート、ペンタブロムフ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート、N−ビニルカル
バゾール、ベンジルアクリレートなどである。
上記のビニル単量体の中でスチレン、クロルスチレン、
ブロムスチレン、ジクロロスチレン、トリブロモフェニ
ルメタクリレート、トリブロモフェノキシエチルメタク
リレートおよびこれらの混合物等が特に好ましい。
本発明のA成分および日成分の総量において、A成分の
使用量は50〜90重量%、特に60〜10重量%の範
囲が好ましく、一方、B成分の使用ωは10〜50重量
%、特に30〜40重量%の範囲が好ましい。
A成分の使用量が50重早%以下になると、レンズの衝
撃性が低下する傾向があること、光学特性としてのアラ
へ数が30以下になり易く、色収差がより顕箸になる問
題がある。一方、A成分の使用量が9o@ ff1%以
上になると、A成分およびB成分混合液の粘度が高くな
り過ぎて注型作業が困難になること、さらに重合が十分
に進みにくくなるために、レンズの熱軟化温度が低下す
る問題がある。
また、B成分において多官能性単量体の使用間は20重
量%以上含有することが必要である。この多官能性単量
体を使用することは、本発明の目的を達成するための必
須とする点である。多官能性単量体の使用量が20重量
%未満では、高屈折率の値を有し、かつ衝撃性の優れた
プラスチックレンズを得ることが困群である。
本発明のプラスチックレンズの製造方法は公知の注型重
合法で行なうことができる。具体的に説明すると本発明
のA−8成分を混合し、通常の重合開始剤を加えて、予
備的にある程度反応を進行させ(予備重合)、空気等の
溶存ガスを真空脱気した後に、モールドに注入し、加熱
して重合させる。
加熱温度は最初比較的低温(たとえば40〜50℃)で
反応を行ない、反応の進行とともに温度を110℃程度
まで上昇させて、ゆっくり付加重合させることが、レン
ズのひずみを少なくさせる点で好ましい。
重合開始剤としては、公知の各種のものを使用できるが
、所望の反応温度に応じて選択すべきである。たとえば
、1,1−アゾビスシクロヘキサンカーボネート、ジイ
ンプロピルパーオキシジカーボネート、1.1’ −ア
ゾビスシクロヘキサンナイトレート、ジーtert−ブ
チルパーオキサイドなどが良好である。
本発明の樹脂を成分とするプラスチックレンズは反射防
止、高硬度付与、耐摩耗性、耐薬品性向上、防曇性付与
などの表面改質を行なうため、公知の物理的あるいは化
学的方法を施すことが可能である。
特に屈折率の異なる2層の被膜を表面に形成して反射防
止加工をIMtこと、ポリシロキサンおよびシリカゾル
等を塗布して表面に高硬度の被膜を形成させることおよ
びこれを染色してファツション性を持たせること、表面
に金属膜を蒸着等の手段で形成させミラー効果を与える
こと、および表面に吸湿性被膜を形成させ曇りを防止さ
せること等は好ましく行なうことができる。
前記重合に際し、離型剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、
着色防止剤、帯電防止剤、蛍光染料、各種安定剤等の添
加剤の添加は必要に応じて選択して使用することができ
る。
本発明をさらに具体的に説明するために、以下実施例お
よびそれに対応する比較例を示した。これらの結果から
、本発明の特に核ハロゲン置換の芳香環を有する特定の
ウレタン化多官能メタクリレートまたはアクリレートを
用いることが、^屈折率化、剛性率ならびに衝撃性の向
上に有効であることが理解されよう。もちろん、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、実施例、比較例において、下記の試験法によって
諸物性を測定した。
〔測定方法〕
屈折率およびアツベ数:アラへ屈折計を用いて、温度2
0℃、波長5892.9人のD線の条件で測定した。
色調;レンズ成型品の色調を目視により判定した。
耐落球衝撃性;中心厚1.6mのレンズを用いてFDA
規格に基づ(落球衝撃テストを行ない、レンズ面にカケ
、ヒビ、破損が生じないものを合格とした。
曲げ弾性率および曲げたわみ:JIS K7203に従
って測定した。ただし試験片の形状は、30m×10作
X311Wn、支点間距離は22何とし、曲げたわみ量
は破断時の値を測定した。
実施例1 ヘキサメチレンジイソシアネート 7.0重量部、2−
(4−アクリロキシエトキシ−3,5−ジブ0モフエニ
ル)−2−(4−ヒドロキシエトキシ−3,5−ジブロ
モフェニル)プロパン63.0重量部、およびジビニル
ベンゼン(ダウ・ケミカル社製、商品名” D V B
 −)−I P ”耗痕80%)30重量部からなる混
合液に、NGO−OH反応触媒としてジブチル錫ジラウ
レート0.01 重1%、および重合開始剤としてジー
tert−ブチルパーオキサイド0.1重量%を加えよ
く混合した。この調整液を直径75(財)のレンズ成型
用ガラス型とポリエチレン製のガスケットで構成された
鋳型の中へ流しこみ注型重合を行なった。最初50℃で
4時間加熱してNC010H反応を完結させ、引き続い
て80℃まで3時間かけて連続的に昇温し、さらに80
℃で9時間、90℃で9時間、100℃で9時間、11
0℃で9時間、120℃で5FR1ill加熱した。重
合終了後、徐々に冷却し重合体を鋳型より取り出した。
重合体の諸物性を表1に示した。得られたレンズは強靭
で剛性が高く、屈折率n、は1.61と高く、アラへ数
は31であった。
実施例2 実施例1に用いたジビニルベンゼン(ダウ・ケミカル社
製、商品名” D V B −HP”純度80%)に代
えて、三共化成(株)製ジビニルベンゼン(純度56%
)を用いた以外は実施例1と同一の組成の混合液を調整
した。この混合液にNGO−OH反応触媒としてジブチ
ル錫ジラウレートを0.01重量%加え、35℃で20
時間加熱した。その後室温まで冷却し、ラジカル重合開
始剤として、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート
、0.1重量%およびジーtert−ブチルパーオキサ
イド0.1重M%を加えた。この調整液を実施例1と同
様のレンズ型に流し込み40℃で5時間ついで50℃で
5時間加熱して固化させた後、90℃まで4時間かけて
連続的に昇温し、90℃で5時間、100℃で511間
、 110℃で5時間、120℃で5時間加熱した6I
Rられた重合体の諸物性を表1に示した。
実施例3〜7、比較例11、〜3 実施例2と同様の手法によって、組成を変えてレンズを
作製し、その結果を表1に示した。表1より明らかなよ
うに、本発明に係るレンズは、屈折率が高く、耐落球衝
撃性に代表される機械的特性が格段に優れていた。
略号 )IMD I ;ヘキサメチレンジイソシアネートLT
[:2−イソシアネートエチル−2,6−ジイツシアネ
ートヘキサノエート XDI;キシリレンジイソシアネート E[(;ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌ
レート変性体 AEBr 21−IEBr 2 PP : 2− (4
−7りIJ ロキシエトキシー3,5−ジブロモフエ三
ル)−2−(4−ヒドロキシエトキシ−3,5−ジブロ
モフェニル)プロパン DVB−H;ジビニルベンゼン、(ダウ、ケミカル社製
、純度80%) DVB−R;ジビニルベンゼン、(三共化成(株)製、
純度56%) ST;スチレン Cl−8T:クロルスチレン 〔発明の効果〕 本発明のプラスチックレンズは市販のプラスチックレン
ズに比べて次のような優れた効果を発揮する。
・屈折率が高くかつ強靭なプラスチックレンズが得られ
る。
・耐衝撃性が優れる。
・成形重合時の収縮率が比較的小さい。
・(メタ)アクリルモノマー、多官能性化合物および多
官能ビニルモノマーそれぞれについて、適宜に選択する
ことが可能であり、これによって光学的特性を自由に調
整することができる。
・曲げ弾性が優れる。
特許出願人 東 し 株 式 会 社 手続補正書 60.4.2G 昭和 年 月 日 特許庁長官 志賀 学 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第104476号 2、発明の名称 高屈折率プラスチックレンズ −5,補正により増加する発明の数 なし8補正すが 
〈1υ≧ミ、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 下記A成分およびB成分から成る単量体混合物
    の共重合体から成ることを特徴とする高屈折率プラスチ
    ックレンズ。 (A)核ハロゲン置換芳香環を有するモノ(メタ)アク
    リレートが2または3個の官能基を有する多官能化合物
    の官能基と反応したジまたはトリ(メタ)アクリレート
    化合物 (B)A成分以外のラジカル重合可能な多官能性単量体
    または該単量体20重量%以上と他のビニル単量体との
    混合物
  2. (2)A成分の核ハロゲン置換芳香環を有するモノ(メ
    タ)アクリレートが下記一般式で示される化合物である
    特許請求の範囲第(1)項記載の高屈折ここでR1、R
    2は水素またはメチル基、―とnはその合計が0〜4で
    ある整数、Xは塩素、ヨウ素または臭素を表わす。
  3. (3)A成分の2または3個の官能基を有する化合物が
    ジまたはトリイソシアネートである特許請求の範囲第(
    1)項記載の高屈折率プラスチックレンズ。
  4. (4)B成分のラジカル重量可能な多官能性単量体がジ
    ビニルベンゼンである特許請求の範囲第(1)項記載の
    高屈折率プラスチックレンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5384380A (en) * 1993-01-14 1995-01-24 Daiso Co., Ltd. Polymerizable compositions and high refractive plastic lens obtained therefrom

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JPS6051706A (ja) * 1983-08-31 1985-03-23 Toray Ind Inc 高屈折率プラスチツクレンズ用樹脂

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