JPS60248934A - 空調装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はウオール空調装置に関し特にビルディングなど
における室内利用空間の増加、建物階高の低減並びに空
調機械室の大幅低減を図るための空調装置を完全内蔵し
た空調装置に関する。

従来の技術 これまでは一体型空調機を外壁部の床面上に設置したり
天井に吊るしたりしていた。捷だ機器設置にあたり該外
壁部分に給排気口を設けていた。

このため従来の方法では、例えば床置型の場合には室内
の壁際を空調機が占有しその分利用空間が減少したり捷
だ天吊り型の場合には天井内を空調機が占有するために
階高を必要以上に高くしなければならなかった。更に給
排気口が外壁部分にあるため建築意匠的問題に加え、給
排気に伴う外壁の汚れ、風雨の吹き込み等に対し特別な
配慮が必要であった。本発明はかかる点を解決せんとす
るものである。

上記問題点を解決するため本発明は空調機の室内ユニッ
ト部と室外ユニット部とをカーテンウオール内に重ね合
せて一体化するように設置して冷暖房換気機能をもたせ
ると共に外気との間に熱遮断機能をもたせかつ捷だウオ
ール内表面から室内へ対する輻射機能をもたせることに
よシ室内空間の減少を防ぎ、また給排気口を建物の方立
の情実へ設けることによシ外壁の外観及び汚れを改善し
たものである。

作　用 本発明は空調機をカーテンウオール内へ収納しておシ、
室内の利用空間を狭めることはなく、また給排気口を方
立の情実に設けであるので、建築意匠上の問題、゛外壁
の汚れ、風雨の吹き込み等の問題を解消している。

実施例 本発明は、第１図に示すように、空調装置１゜を完全に
内蔵し側面に給排気用開口５８．６ｏをもつ全面カーテ
ンウオールＡと、このカーテンウオールへ〇給排気用開
口５８．６ｏと外気とを結ぶため側方から外方へ連続す
る空気流通部１４をもったカーテンウオール望捷しくは
方立部Ｂ、Ｂ。

と、を建物外壁部において交互に連結配置している。

空調装置１０は、第２図に示すような、室内側に配置さ
れた室内側熱交換器としての室内ユニット２０と、室外
側に配置された室外側熱交換器としての室外ユニット２
２と、を二重に重ねて配設した構造となっている。

室内ユニット２０は上部に室内送風機２４を収容してい
る空所２６を有している。この空所の室内側壁面には横
に長い通気口２８が形成されている。この通気口２８は
室内吹出口として機能する。

また該室内ユニット２０の下部にも同様に空所６０が形
成されている。この下部空所６０はその室内側壁面に横
に長い互いに分断された２つの通気口３４．６６が形成
されていると共に圧縮機６２等（第６図）が収納されて
いる。長い方の通気口６４は室内循環空気を吸込む室内
吸込口として機能し、一方短い方の通気口３６は室内空
気の一部を外気中へ放出し後述する。ように室内の換気
を図るための室内空気排気口として機能している。

室内ユニット２０の上下の空所２６．３０は、内部に室
内交換器ろ８を収容した中間空所４０によって連接され
ている。中間空所４００室内側は、上下の空所２６．６
０と平坦をなす面で構成されているが室外側は中間空所
が凹んだ形状となっている。更に図示の例では該室内側
平坦面の左側縁の通気ロ３６上部は下側空所６０の一部
と一緒に切取られている。切取られた下側空所６０の上
面には開口（図示なし）が形成されている。該開口上に
は好ましくは全熱交換器４２が配置され、との全熱交換
器４２を介して前記室内空気排気口６６及び開口から室
内の空気の一部が室外ユニット２２へ供給され、次いで
室外へ放出されている。

室外ユニット２２は、前記室内ユニット２０の外側の凹
部へ嵌合し全体で第１図にＡで示すような直方体を構成
するような形状をなしている。即ち左側縁部には内部に
室外送風機５０を収容する比較的厚い空所５２が形成さ
れまたそこから右方には比較的うすい、内部に室外熱交
換器５４を収容する空所５６が連通している。室外ユニ
ット２２０両側面には開口５８．６０が形成されると共
に、左端の空所５２の下面には前記空白ユニット２０の
空所３０上面に設けた図示していない開口に対置した開
口（図示なし）が設けてあり、室内空気の一部と外気中
へ排出することを可能としている。

室外ユニット２２の側面の開口５８へ外気を導入しヒー
トポンプを介して側面の開口６ｏから室内空気の一部と
共に外気へ放出する空気流通部１４を構成している空気
流通カーテンウオール即ち、それ自体建物の一部を形成
している例えば方立部Ｔ３．Ｂ、は第１．６．４．５、
更に第８．９図に示すように、中央部分７０．７０′、
７０＃には建物の上下方向に伸びる溝７２．７２′、７
２″が形成されている。該溝７２．７２′、７２’の内
部にある流通部１４は第５図に示すように溝７２．７２
テア２″から左右に通じる通路７′４．７４′、７４″
、７６．７６′、７６″となっている。該通路７４．７
４′。

７４″、７６．７６′、７Ｃ端には開ロア８．８０が夫
々設けられている。以下において、説明の容易のため第
５図に示す方立構造に関し述べると、この通路の開ロア
８には室外ユニット２２の空所５２の側面開口５８が接
続されており、溝７２から導入される外気が通路７４、
開ロア８を介して室外ユニット２２へ自由に流入できる
ようになっている。一方、通路７６には、第１図に示す
空調装置１０と鏡像的に構成した実質的に同一の空調装
置１０の、室外ユニット２２が、該ユニット２２の空所
５２に設けた開口５８を有する側面が同様に接続される
よう配置されている（第４図）。

尚、方立部は、例示として掲げた図示の形状に限定され
るものではない。

更にまた該方立部Ｂに隣接する方立部Ｂ１も方立部Ｂと
実質的に同一の構造を有しているが、ただ隣接する方立
部Ｂ、は外気を空調装置１０へ導入する代シ、該装置１
０から外気へ空気を放出する作用をするため望ましくは
通路７４．７６の室内側半分には開ロア８．８０が設け
られていない（第４図）。即ち本発明では隣接する方立
部が交互に外気導入部、空気排出部、外気導入部・・・
・・・とし、て作用する。これに伴なって空調装置１ｏ
の室外ユニット２２もその側面５８．６ｏの位置が第４
図に示すよ５に交互に変っている。

本発明において、例えば室内を冷房（又は暖房）する場
合について述べろ。この場合、室外ユニット２２の熱交
換器５４を凝縮器（又は蒸発器）として作動させ一方室
内ユニット２０の熱交換器ろ８を蒸発器（又は凝縮器）
として作動させる。

この状態で室内外ユニット２０．２２の送風機２４．５
０を駆動すると、空調機１０の室外ユニット２２及び室
内ユニット２０の熱交換器５４、ろ８が互いに二つに仕
切られた平板状中空空間５６．４０に内蔵されているだ
め、方立部Ｂの溝７２から送風機５０により導入された
高（低）湛外気Ｃ７は通路７４、開ロア８を介しくＣ２
）、室外ユニット２２の側面の開口５８から該室外熱交
換器５４を経て水平に流動し側面６０の開口を抜け（Ｃ
１）他方の方立部Ｂ、の開口、通路を通り溝７２から放
出（Ｃ，）　される。一方室内ユニット２０では室内循
環空気Ｄ１の大部分が室内空気吸込口３４から吸込まれ
蒸発器（又は凝縮器）として機能している熱交換器６８
を介して低温（高温）化しながら上昇し、室内吹出口２
８から室内へ放出Ｄ２される。また室内循環空気の一部
Ｄ３は室内ユニット２００通気口３６から吸込まれ、室
外ユニット２２の空所５２へその下面５３−１設けた通
気口を介して吸込まれ（Ｄ４）前述室外循環空気の一部
（Ｃ６）と−緒に方立部Ｂ、の溝７２から外気中へ放出
される。一方、この室内空気の放出を補填するだめ、方
立部Ｂから導入された外気の一部Ｃ，ｉ、；ｌ：、方立
部Ｂの開ロア８ｖＣ対置している全熱交換器４２及び室
内ユニット２０の下方空所６０の側壁へ設けたスリット
状開口４４を介して、室内循環空気流Ｃ７となって室内
へ給気（Ｄ２）される。なお実施例では両ユニット２０
．２２間において室内空気を一部換気する場合に全熱交
換器４２を経るようにしているが、このことは本発明に
おいて何ら必須事頂ではな（、外気を直接、方立部Ｂの
開ロア８から、室外ユニット２２の空所５２下部へ形成
せる通気手段（図示なし）を介して室内ユニット２０の
前記開口４４へ導入することも出来る。

第１及び２図では室内循環空気Ｄ２を通気口２８から直
吹きしているが、第６及び７図は、室内全域の迅速な空
気循環を考慮し、該循環空気を天井送風パネル１００を
介して室内へ放出する構成を示す。この場合第１実施例
の空気Ｄ２は第７図に示すような、天井送風パネル１０
０内に、外壁からはなれるに従って互いに接近するよう
に垂直案内壁１’０２により循環空気吹出通路１０４を
形成し該通路中央の天井に吹出スリット１ｏ６を設けれ
ばよい。これにより循環空気Ｄ２′は該スリットより利
用空間全域において均一な循環流を発生し所望の空気調
和が達成できるのである。

以上述べた様に、本発明は空調装置１０を完全内蔵し側
面に給排気用開口部５８．６ｏをもつカーテンウオール
Ａと、このカーテンウオールの給排気用開口部５８．６
０と外気とを結ぶための空気流通部７２．７４．７６．
７８．８ｏをもったカーテンウオール（例えば方立部Ｂ
　、　Ｅ、）とを建物の外周部［沿って交互に連結配置
したものであって、空調装置１０の室外ユニット２２及
び室内ユニット２０の熱交換部分５４．３８は各々壁に
滴って二つに仕切られた平板状中空空間５６．４０に内
蔵され、この中空空間を流通する空気は室外ユニット２
２内では水平方向に、一方室内ユニツ）２０内では垂直
方向に流れる構造となっている。まだこの二つのユニッ
ト部と圧縮機６２とを組合せてヒートポンプを構成し、
これらを全てカーテンウオールに完全内蔵している。こ
の結果、室内側中空窓間４０内は冷（暖）房用循環空気
が流通し、室外側中空空間５６内は放（吸）熱用空気が
流通する。

発明の効果 本発明は室外ユニット２２側の空気流通はカーテンウオ
ールの側面に垂直方向に長く配置された開口部によりな
されることが可能となり、空調装置を内蔵したカーテン
ウオールへの外面にこれまでのような給排気用の開口部
を設けろ必要がなく、外壁の汚れ、風雨の空調装置への
直接吹き込み等に対する技術的問題に対処し易く、また
室内の利用空間を全く犠牲にすることがなく、極めて作
業効率のよい空調装置が提供できろ。

空調装置を内蔵したカーテンウオールを、空気流通部を
もつカーテンウオールに連結することによりシステム運
転に必要な給排気を各階にまたがった垂直なラインＶＣ
Ｇって行なうことが可能であり、加えて給排気に必要な
開口面積の確保と空調装置内蔵カーテンウオールとの接
続方法を規格化することによ゛す、該空気流通部をもつ
カーテンウオール部分に自由な外観形状を施すことが可
能となる。

また空調装置の両ユニット２０．２２の二つの中空空間
４０．５６を構成する仕切り板のうち外気側表面板及び
１枚若しくは２枚から成る中間板には断熱機能をもだせ
室内側表面板＋Ｑ［室内への輻射機能をもだせれば冷暖
房換気機能に加えて断熱効果及び輻射効果をもち、省エ
ネルギー化及び室内環境の向上が図れる。

空調機及びカーテンウオールを一体で生産し取付けるこ
とで建設工事の省力化が図れる。

給排気用の開口部が空調装置内蔵カーテンウオール部の
外面にないため、建築意匠的制約が緩和され、単一製品
化し易くコストダウンが得られ、まだ該給排気用カーテ
ンウオール部に建築的デザインを施こすことにより、同
一空調装置内蔵カーテンウオールを使用しても建物外観
に変化を力えろことが可能である。なお本発明は第６図
に示すような無窓状態での使用以外に、第１０図、第１
１図に示すような使い方も出来ることは理解されよう。

第１０図は空調装置を設けたカーテンウオールＡの上部
に明り取りの窓を設けた例であり、第１１図は空調装置
を設けたカーテンウオールと設けていない窓付カーテン
ウオールとを交互に配設した例を示す。これ以外にも種
々の組合せが可能であることは当然である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の具体例を示す分解斜視図、第２図は本
発明の空調装置の分解斜視図、第６図は本発明を装備し
た建物の部分外観図、第４図は第６、図のＩＶ−ＩＶ矢
視図、第５図は第４図の一部拡大のＶ矢視図、第６図は
本装置を装備した他の一例を示す建物の断面図、第７図
は第６図の■−■矢視図、第８図及び第９図は方立部の
別の実施例であって第５図と同様の図、第１０図及び第
１１図σ本発明を装備しノζ建物の別の実施例を示す第
６図と同様の図である。 符号の説明 Ａ：カーテンウオール　Ｂ：方立部 Ｃ：室外循環空気　Ｄ二室内循環空気 １０：空調装置　１４：空気流通部 ２０：を内ユニツ）　２２：室外ユニット２６：空　所
　２８二通気ロ ３０＝空所　３４：通気口 ろ６：通気口　６８二室内熱交換器 ４０：中間空所　４４：開　ロ ５２：空所　５４：室外熱交換器 ５６：空所　５８．６０：側面間ロ ア０：中央部　７２：溝 ７４．７６：通路 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図　゛ 第ｔｏ　ｒ’ 第１１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）空調装置１０を完全内蔵し側面に給排気用開口部
   をもつカーテンウオールＡと、該カーテンウオールの給
   排気用開口部と外気とを結ぶための空気流通部７２．７
   ４．７６をもったカーテンウオールＢとを建物の外周部
   に沿って交互に連結配置し、該カーテンウオールＡが室
   内ユニット２０と室外ユニット２２とを含み、室内ユニ
   ット２０内では室内循環空気流りが下方から上方への循
   環流を構成し一方室外ユニット２２内では室外循環φ気
   流Ｃが建物外周部ＫＧつて横方向への循環流を構成し、
   かつ前記カーテンウオールＢには上下、方向にイΦ長す
   る溝を設け、該溝がカーテンウオールＡの一側では室外
   循環空気取入口として他側では室外循環空気排出口とし
   て機能していることを特徴とするウオールパネル空調装
   置。
2. （２）カーテンウオールＢが方立部である特許請求の範
   囲第１項記載のウオールパネル空調装置。
3. （３）室外ユニット２２にはその一側面に上下方向へ伸
   長した室外空気流入開口５８を他側面に上下方向へ伸長
   した室外空気流出開口６０を設けると共に、室内ユニッ
   ト２０には内側の上下部分に左右方向に伸長した室内空
   気流出開口２８及び室内空気流入開口３４を設けると共
   に該室外ユニット２２の一側面下方部と室内ユニット２
   ０の内側下方部分の一部分とを互いに連通ずる通気手段
   を設け、該通気手段が室内循環空気及び室外循環空気の
   一部を夫々室外循環空気及び室内循環空気と入れ換えて
   いる特許請求の範囲第１項又は第２項記載のウオールパ
   ネル空調装置。