JPS60199770A - 車両の四輪操舵装置 - Google Patents

車両の四輪操舵装置

Info

Publication number
JPS60199770A
JPS60199770A JP59056179A JP5617984A JPS60199770A JP S60199770 A JPS60199770 A JP S60199770A JP 59056179 A JP59056179 A JP 59056179A JP 5617984 A JP5617984 A JP 5617984A JP S60199770 A JPS60199770 A JP S60199770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
steering mechanism
oil
cylinder device
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59056179A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Furuya
古谷 茂樹
Hirotaka Kanazawa
金澤 啓隆
Teruhiko Takatani
高谷 輝彦
Isamu Chikuma
竹間 勇
Satoru Shimada
悟 島田
Hiroshi Eda
広 恵田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Mazda Motor Corp
Original Assignee
NSK Ltd
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd, Mazda Motor Corp filed Critical NSK Ltd
Priority to JP59056179A priority Critical patent/JPS60199770A/ja
Publication of JPS60199770A publication Critical patent/JPS60199770A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/1554Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a fluid interconnecting system between the steering control means of the different axles
    • B62D7/1572Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a fluid interconnecting system between the steering control means of the different axles provided with electro-hydraulic control means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、前輪、後輪共に転舵させるようにした車両の
四輪操舵装置に関するものである。
(従来技術) 前輪、後輪共に転舵させるようにした車両の四輪操舵装
置にあっては、前輪転舵機構に連係されたステアリング
機構の操作変位すなわちハンドル舵角を、該ステアリン
グ機構から大きく後方へ離れた後輪転舵機構へ伝達する
必要がある。このハンドル舵角の後輪転舵機構への伝達
を、例えば特開昭55−91457号公報に示すように
、揺動レバー等を用いた機械重連1h、手段によって行
なった場合は、この機械的連動手段の車体に対する取回
しく配設)が極めて複雑、面倒化する。
そこで、車体前後方向に大きく離れたステアリング機構
と後輪転舵機構とを、オイルを介して流体的に連動させ
ることが考えられる。しかしながら、この場合は、温度
変化に伴なう連動用流体的連動系とオイルとの熱膨張の
差、あるいは該流体的連動系内へのエア混入等により、
ステアリング機構と後輪転舵機構との連動関係の狂いす
なわち所定のハンドル舵角に対する後輪の転舵角がずれ
たり、ステアリング剛性が低下する等の問題を生じるお
それがある。
(発明の目的) 本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、
ステアリング機構と後輪転舵機構とをオイルを介して流
体的に連動させたものを前提として、温度変化やエア混
入等により生じるこの連動用流体的連動系内におけるオ
イル量の変化を711i償して、常に所定のハンドル舵
角に対して所定の後輪転舵角が得られるようにした車両
の四輪操舵装置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 本発明にあっては、ステアリング機構と後輪転舵機構と
をオイルを介して流体的に連動させるため、ステアリン
グ機構に連動して容積変化される前側作動シリンダ装置
を設けて、ハンドル舵角を該前側作動シリンダ装置から
のオイル給排量に変換する一方、後輪転舵機構に連係さ
れたピストンを備えた後側被作動シリンダ装置を設けて
、この後側被作動シリンダ装置を前側作動シリンダ装置
に対して流体的に接続することにより、前側作動シリン
ダ装置の容積変化(ハンドル舵角)を、後側被作動シリ
ンダ装置における上記ピストンの変位として取り出すよ
うにしである。
また、上記両シリンダを含む流体的連動系に対しては、
オイルブリード装置を設けであるが、このオイルブリー
ド装置は、上記流体的連動系に接続されたオイルリザー
バタンクを備えて、該オイルリザーバタンクの作用によ
り、温度変化等を補償してに流体的連動系内がオイルが
常に充満されるようにしである。勿論、ハンドル舵角が
前側作動シリンダ装置より後側被作動シリンダ装置へ確
実に伝達されるように、ハンドルを左右いずれかに操作
したときには、上記流体的連動系のうち少なくとも前側
作動シリンダ装置により加圧される側の加圧側流体系に
ついては、」−2オイルリザーバタンクとの連通が遮断
されるようにしである。
さらに、ステアリング機構が左右いずれにも操作されて
いないときに、前記後側被作動シリンダ装置内のピスト
ンを中立位置に保持させておく保持手段を設けて、ハン
ドルが左右いずれにも操作されていない中立位置のとき
には、これに対応して後輪も中立位置にあるようにして
、ハンドル舵角に対する後輪の転舵角が常に所定にもの
となるように補正すると共に、流体的連動系の一部が破
損等してオイルが多量に漏れたりすることにより、ステ
アリング機構と後輪転舵機構との流体的連動関係が完全
に破壊された場合にあっても、この保持手段により、後
輪が転舵されないままの中立位置を確保してその勝手な
動きを規制するようにしである。
(実施例) 本実施例にあっては、ハンドル舵角に対する後輪転舵角
を変更するための転舵比変更装置を備えたものを示して
あり、このため、オイルによりステアリング機構と後輪
転舵機構との流体的連動は、実質的に、ステアリング機
構と上記転舵比変更装置との間において構成するように
したものを示しである。
第1図において、IRは右前輪、ILは左前輪、2Rは
右後輪、2Lは左前輪であり、左右の前輪lR,lLは
前輪転舵機構Aにより連係され、また左右の後輪2R1
2Lは後輪転舵機構Bにより連係されている。
前輪転舵機構Aは、実施例では、それぞれ左右一対のナ
ックルアーム3R13Lおよヒタイロッド4R14Lと
、該左右一対のタイロッド4R14L同志を連結するり
レーロッド5とから構成されている。この前輪転舵機構
Aにはステアリング機構Cが連係されており、このステ
アリング機構Cは、実施例ではラックアンドビニオン式
とされている。すなわち、リレーロッド5にはラック6
が形成される一方、該ラック6と噛合うピニオン7が、
シャフト8を介してハンドル10に連結されている。こ
れにより、ハンドル9を右に切るような操作をしたとき
は、リレーロッド5が第1図左方へ変位して、ナックル
アーム3R13Lがその回動中心3R’、3L’を中心
にして上記/\ンドル9の操作変伍量つまり/・ンドル
舵角に応じた分だけ同図時計方向に転舵される。同様に
、/\ンドル9を左に切る操作をしたときは、この操作
変位量に応じて、左右前輪IR1ILが左へ転舵される
こととなる。
後輪転舵機構Bも、前輪転舵機構Aと同様に、それぞれ
左右一対のナックルアームl0R110Lおよびタイロ
ッド11R,lILと、該タイロッドIIR1IIL同
志を連結するリレーロッド12と、を有し、実施例では
、後輪転舵機構Bが油圧式のパワーステアリング機構り
を備えた構成とされている。このパワーステアリング機
構りについて説明すると、リレーロッド12にはシリン
ダ装置13が付設されて、そのシリンダ13aが車体に
固定される一方、シリンダ13a内を2室13b、13
cに画成するピストン13dが、リレーロッド12に一
体化されている。このシリンダ13a内の2室13b、
13cは、配管14あるいは15を介してコントロール
バルブ16に接続されている。また、このコントロール
バルブ16には、それぞれリザーバタンク17より伸び
る配管18.19が接続され、オイル供給管となる一方
の配管18には、図示を略すエンジンにより駆動される
オイルポンプ20が接続されている。上記コントロール
バルブ16は、そのコントロールロッド21がスラ゛イ
ディング式とされたいわゆるブースタバルブタイプとさ
れて、該コントロールロッド21の入力部21aが後述
する転舵比変更装置Eの移動部材として兼用され、また
コントロールロッド21の出力部21bは、後輪転舵機
構Bのリレーロッド1.2に一体化されている。
このようなパワーステアリング機構りにあっては、既知
のように、上記コントロールロ・ンド21が第1図左方
向に変位させると、リレー口・ンド12が第1図左方向
へ変位され、これにより、ナックルアームlOR,lO
Lがその回動中心lOR′、10L′を中心にして第1
図時計方向に回動して、後輪2R12Lが右へ転舵され
る。そして、この転舵の際、コントロールロッド21の
変位量に応じて、シリンダ装置13の室13b内にはオ
イルか供給され、上記リレーロッド12を駆動するのを
補助する(倍力作用)。同様に、コントロールロッド2
1を第1図右方向に変位させたつ ときは、この変位量に応じて、シリンダ装置13の倍力
作用を受けつつ(オイルは室13bへ供給される)、後
輪2R12Lが左へ転舵されることになる。
なお、第1図中13e、13fは、リレーロッド12を
ニュートラル位置へ付勢しているリターンスプリングで
ある。
転舵比変更装置Eの一例を第2図により説明すると、前
記コントロールロッド21の入力部21aは、車体Fに
対して車幅方向に摺動自在に保持されており、その移動
軸線を文1として示しである。また、この転舵比変更装
置Eは、揺動アームz9を有しており、この揺動アーム
29は、その基端部が、ホルダ30に対してピン31に
より揺動自在に枢着されている。このホルダ30は、そ
の回動軸30aが、前記入力部21aの移動軸縄文、と
直交する直交縁立2を中心として回動自在に車体Fに保
持されている。そして、前記ピン31は、この画縁立、
とA、2との交点部分に位置すると共に、直交線fL2
と直交する方向に伸びている。
前記ホルダ30と揺動アーム29との連結部分を第3図
に示してあり、ホルダ30のU字」ニニ又部間に前記ピ
ン31が架設され該ピン31に対して、一対のアンキュ
ラ軸受32を介して、揺動アーム29の基端部が回動自
在に嵌合されている。
この第3図中、33は軸受32(ピン31)に対する揺
動アーム29の抜は防止用のハブ、34はそのロックナ
ツトであり、また、35は止輪36と共働してピン31
のホルダ30に対する抜は防止を行なうハブ、37はそ
のロックナツトである。したがって、揺動アーム29は
、ピン31を中心にして揺動自在とされるが、ホルダ3
0を回動させることによって、このピン31と移動軸線
1+ とのなす傾斜角すなわち、ピン31を中心とした
揺動軌道面の移動軸縁立、と直交する面(実施例ではこ
の面が「基準面」とされている)に対する傾斜角が可変
とされる。
前記揺動アーム29の先端部と入力部21aとは、連結
部材38により連結されている。この連結部材38は、
途中に回動継手部を有しないで、その軸線方向の剛性か
十分に確保されたものとされ、実施例では、ロッド39
とアーム40とを有する。このロッド39とアーム40
とは、互いにねじ結合され、口・ンクナット41を利用
して、その連結長さが所定の長さとなるように調整保持
されている。このような連結部材38は、そのロッド3
9がボールジヨイント42を介して揺動アーム29の先
端部に連結され、またアーム40は、回動継手43を介
して、入力部21aに回動自在に連結されている。この
回動継手43部分について第4図により説明すると、入
力部21aに対しては、一対のアンギュラ軸受44を介
してアーム40が回動自在に嵌合されており、該アーム
40の軸受44に対する抜は防止が、ハブ45およびロ
ックナツト46によってなされている。また、軸受44
の入力部21aに対する抜は防止が、ハブ47およびロ
ックナツト48によってなされていうる。なお、アーム
40は、入力部21aとの干渉を避けるべく屈曲されて
いるが、直線状のロッド39の軸線延長線上に、回動継
手43(入力部21aと第2アーム42との連結部分)
が位置するようにされている。
前述のような連結部材38により、揺動アーム29の先
端部となるボールジヨイント42と、回動継手42との
間隔は、常に一定に保持されることになる。したがって
、上記ず−ルジョイント42が第2図左右方向に変位す
れば、この変位に応じて、入力部21aが第2図左右方
向に変位されることとなる。
揺動アーム29のピン31を中心とした揺動は、ステア
リング機構Cの操作変位すなわちハンドル舵角に応じて
なされるものであり、このため実施例では、連結部材3
8のロッド39に対して、回動付与アーム49が設けら
れている。この回動付与アーム49は、本体部材50と
先端部材51とを有し、本体部材50の基端部に形成さ
れた回動軸49aが、移動軸線1+上にあるように車体
Fに対して回動自在に保持されている。また、先端部材
51は、本体部材50に対して上記回動軸49aと直交
する方向に摺動自在に嵌合され、その先端部は、ボール
ジヨイント52を介して、連結部材38のロッド39に
連結されている。そして、回動付与アーム49の回動軸
49aに取付けた傘歯車53に対して、後述する入力ロ
ット77の後端部に取付けた傘歯車54が噛合されてい
る。このような回動付与アーム49により、揺動アーム
29は、ハンドル舵角に応じた量だけピン31を中心に
して揺動されることになるが、ピン31の軸線と移動軸
縁立、とが傾斜していると、このピン31を中心とした
揺動に伴なって、ボールジヨイント42が第2図左右方
向すなわち移動軸線見!方向に変位し、この変位は、連
結部材38を介して入力部21aに伝達されて、該入力
部21aが変位されることになる。そして、このボール
ジヨイント42の第1図左右方向の変位は、ピン31を
中心とした揺動アーム29の揺動角が同じであったとし
ても、ピン31の傾斜角すなわちホルダ30の回動角が
変化すると、変化されることになる。勿論、連結部材3
8は、途中にボールジヨイントやピン等の回動継手部を
有しないので、たとえ移動軸縁立、に対して傾斜してい
ても、ボールジヨイント42の変位をがたつきなく入力
部21aに伝達して、ステアリング剛性を高める上で大
きく寄与する。
前記傾斜角を変更するため、第5図にも示すように、ホ
ルダ30の回動軸30aに対して、ウオームホイールと
してのセクタギア55が取付けられると共に、該セクタ
ギア55に噛合するウオームギア56が、ソレノイド、
モータ等からなる傾斜角変更手段としてのアクチュエー
タ57により回転駆動されるようになっている。そして
、このホルダ30の回動角すなわち傾斜角は、ポテンシ
ョメーテ等からなる転舵比検出センサ58により検出さ
れるようになっている。
ここで、」二連した揺動アーム29のピン31を中心と
した揺動角および揺動アーム29の傾斜角(ピン31の
傾斜角)が、ボールジヨイント42(入力部21a)の
移動軸線文、方向の変位に与える影響について、第7図
、第8図により説明する(なお、この第7図、第8図に
おいては、揺動アーム29、連結部材38等は模式化し
て示しである)。この第7図、第8図において、いま、
揺動アーム29のピン31を中心とした揺動角を0、移
動軸縁立、と直交する基準面をδ、揺動アーム29の揺
動軌道面が上記基準面δとなす傾斜角をα、ボールジヨ
イント42のピン31からの偏心距離をrとすると1.
このボールジヨイント42の移動軸線文、方向の変位X
は、X=rtanαe sinθとなって、αおよびθ
をパラメータとする関数なる。したがって、傾斜角αを
ある一定の値に固定すれば、Xはθの関数つまりハンド
ル舵角に応じたものとなり、この傾斜角αの値を変更す
れば、ハンドル舵角が同じであったとしてもXの値が変
化することになる。そして、この傾斜角αの変更がとり
もなおさず転舵比の変更となる。
前述のように傾斜角を調整して転舵比を変更する一例と
して第6図に示すような場合がある。この第6図におい
ては、車速に応じて転舵比を変更するようにしたもので
、実施例では、β1〜β6の6種類の転舵比特性曲線を
得るようにしたものである。なお、この第6図において
、β鵞、β2は、後輪2R12Lが前輪IR1ILに対
して逆方向に転舵されるいわゆる逆位相転舵の場合であ
り、β、〜β6が、後輪2R12Lが前輪IR1ILに
対して同方向に転舵される同位相転舵の場合であり、β
3が、ハンドル舵角に関係なく後輪転舵角が零とされた
通常の前輪のみの操舵と同じような場合である。勿論、
この逆位相と同位相とでは、第7図、第8図で示した傾
斜角αが、同位相の場合に十であれば、逆位相では−と
なり、後輪2R12Lが転舵されないβ、の場合は、傾
斜角αが零である。
上述のような車速に応じて転舵比を変更する制御例を第
9図に示しである。すなわち、制御回路59は判別回路
60、比較回路61、駆動回路62を有し、車速センサ
63からの車速信号が判別回路60に入力される。そし
て、比較回路61には、」二記判別回路60からの判別
信号が入力されると共に、実際の傾斜角αを検出する転
舵比検出センサ58からの転舵比信号が入力され、この
判別信号と転舵比信号とを比較した比較結果に基づき、
駆動回路62からアクチュエータ57へ出゛力されるよ
うになっている。このようにして、フィードバック制御
を行ないつつ、車速に応じて、揺動アーム29の傾斜角
αつまり転舵比が設定されることになる(第7図の転舵
比特性曲線β、〜β5の選定)。なお、第1図中64は
バッテリである。
ところで、アクチュエータ57としてステッピングモー
タを用いた場合は、モータ回転角を小さくとれるので、
ウオームギア56の使用と含まって傾斜角の緻密な制御
が可能であり、転舵比特性曲線を連続的すなわち無段階
的に変更することも可能となり、さらに所定の転舵比に
保持しておくための保持電流を流す必要がなくなって、
消費電力を低減できる。また、アクチュエータ57とし
てDCモータを用いた場合は、回転トルクが大きいので
装置の小型を図ることができ、また熱、振動、電圧降下
に対して信頼製の高いものとなり、特にDCCサーモー
タを用いれば、緻電な制御をも行なえることとなる。さ
らに、傾斜角変更手段としてのアクチュエータ57によ
り、ウオームギア56、ウオームホイール55を介して
揺動アーム29の傾斜角を変更するようにすれば、ウオ
ームギア56により緻密に傾斜角を制御することができ
、また、後輪2R12Lからのキックバック等の外力を
該ウオームギア56で吸収して、所定の傾斜角位置に揺
動アーム29を確実に保持することができる。
前述のような転舵比変更装置Eとステアリング機構Aと
は、流体的連動系Fにより連動されており、実施例では
、ステアリング機構Aに連係した前輪転舵機構Aを介し
て連動させるようになっている。すなわち、前輪転舵機
構Aのリレー口・ンド5に対しては前側作動シリンダ装
置71が付設され、車体に固定されたそのシリンダ71
a内を2室71b、71cに画成するピストン71dが
、リレーロッド5に一体化されている。一方、転舵比変
更装置Eの近傍には、後側被作動シリンダ装置72が設
けられ、車体に固定されたそのシリンダ72a内を2室
72b、72cに画成するピストン72dに対して、ピ
ストンロッド72eが一体化されている。この両シリン
ダ装置71.72は、その一方の室71b、72b同志
が配管73により、また他方の室71c、72c同志が
配管74により、それぞれ接続され、これにより、前輪
転舵機構Aにおけるリレーロッド5の第1図左右方向の
変位に応じて、後側被作動シリンダ装置72のピストン
ロッド72eが第1図左右方向に変位されるようになっ
ている。そして、ピストンはラド72eの第1図左右方
向の変位は、該ピストンロッド72eに形成したラック
75、該ラック75に噛合するピニオン76を介して、
転舵比変更装置Eの回動付与アーム48に連動された前
記入力ロット77に伝達されるようになっている。
上述のような前側作動シリンダ装置71と後側被作動シ
リンダ装置72と配管73.74とにより、ステアリン
グ機構Cと後輪転舵機構Bとの流体的連動系Fが構成さ
れるが、この流体的連動系Fにおいては、例えば前側作
動シリンダ装置71のピストン71dが第1図左方へ変
位したときには、後側被作動シリンダ装置72のピスト
ン72dが第1図右方へ変位され、このときの前側作動
シリンダ装ff171の室71bと配管73と後側被作
動シリンダ装置72の室72bとが、前側作動シリンダ
装置71のピストン71dのより加圧される加圧側流体
系F1を構成する(このときの後側被作動シリンダ装置
72の室72cと配管74と前側作動シリンダ装置71
の室71cとが、被加圧側流体系F2を構成する)。逆
に、前側作動シリンダ装置71のピストン71dが第1
図右方へ変位したときには、前側作動シリンダ装置71
の室71cと配管74と後側被作動シリンダ装置72の
室72cとが、加圧側流体系F、を構成する一方、後側
被作動シリンダ装置72の室72bと配管73と前側作
動シリンダ装置71の室71bとが、被加圧側流体系F
2を構成する。
なお、配管73.74は、障害物を避けて自由に屈曲等
させて車体に配設すればよいが、走行中にはね上げられ
る小石等による破損を防止するため、サイドシル部内等
極力車体内に配設して、外部へ直接露出するのを避ける
のが好ましい。
前側作動シリンダ装置71のシリンダ71aには、そり
の各室71b、71cに対して、中立位置にあるピスト
ン71d近傍において、開ロア1e、71fが形成され
、核間o71e、71fはそれぞ−・れ、オイルリザー
バタンク78より伸びる配管79.80が接続されてお
り、この開ロア1e、71fとオイルリザーバタンク7
8と配管79.80により1、オイルブリード装置Gが
構成されている。
さらに本発明にあっては、後側被作動シリンダ装置72
のシリンダ71a内には、そのピストン 。
72dを中立位置(後輪2R12Lの転舵が零の状態)
に情勢、保持するリターンスプリング72f、72gが
設けられ、このリターンスプリング72f、72gが、
前記パワーステアリング機構りのリターンスプリング1
3e、13fと共に、保持手段を構成している。
このような構成により1、前側作動シリンダ装置71の
各室71b、71cは、少なくともピストン71dが中
立位置(前輪IR1ILが転舵されていない状態)にあ
るときに、配管79あるいは80を介してオイルリザー
/へタンク78に連通される。これにより、温度変化等
により流体的連動系F内のオイル量が少なくなったりす
る傾向が生じても、流体的連動系Fとオイルリザー/へ
タンク78との間のオイルの給排作用すなわちブリート
作用により、流体的連動系F内はオイルで常に充満され
、前記前側作動シリンダ装置71に連動して後側被作動
シリンタ装置7?(のピストン71d)が確実に駆動さ
れることになる。そして、保持手段としてのリターンス
プリング13e、13f、72f、72gの作用により
、ハンドル9が左右いずれにも操作されない申立位置に
あるときには、後側被作動シリンダ装置72のピストン
72dが中立位置すなわち後輪2R12Lが転舵されな
い中立位置に保持されるので、長期の使用に際しても、
ハンドル舵角に対する後輪転舵角がずれてしまう、とい
うような自体が防止される。
ここで、ハンドル9を左右いずれかに操作して前側作動
シリンダ装置71のピストン71dが変位された場合、
その各室71b、71cのうちピストン71dにより加
圧される側の室71すなわち加圧側流体系F1は、オイ
ルリザーバタンク78との連通を遮断されるので、前述
した前側作動シリンダ装置71による後側被作動シリン
ダ装置72の駆動関係は確実に維持される。なお、第1
図に示す実施例では、各室71b、71cのうち、前側
作動シリンダ装置71のピストン71dの変位により膨
張される側の室すなわち被加圧側一体系F2は、オイル
リザーバタンク78と連通されたままとなって、そのオ
イルブリード機能が維持され続けている。
第10図は本発明の他の実施例を示すもので、前記実施
例と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略
する(このことは以下のさらに他の実施例についても同
様である)。
本実施例では、ハンドル9が左右いずれにも操作されな
いときには、前側作動シリンダ装置71の各室71b、
71cすなわち加圧側流体系F+、被加圧側流体系F2
共に、オイルリザーバタンク78に対する連通を遮断す
るようにしたものである。すなわち、前側作動シリンダ
装置71とオイルリザーバタンク78との間には、三ボ
ート・三ポジションの油圧作動型切替弁81が設けられ
て、該切替弁81と前記開ロア1e、71fとが前記配
管79あるいは80を介して接続され、また切替弁81
とオイルリザーバタンク78とが、配管82を介して接
続されている。そして、シリンダ71aのピストン71
dストローク端付近において、シリンダ71aに形成し
た開ロア1g、71hが、切替弁81に対して、配管8
3あるいは84を介して接続されている。この実施例に
おいては、ピストン71dが第10図左または右のいず
れかに変位されたときは、ピストン71dにより加圧さ
れる側の室の圧力オイルを受ける切替弁81が配管82
を閉とする。このようにして、ハンドル9を左右いずれ
かに操作してピストン71dを中立位置から変位させた
ときは、流体的連動系Fは、完全にオイルリザーバタン
クとの連通を遮断されて、/\ンドル操舵時に流体的連
動系Fが完全に密閉状態となり、この結果第1図の実施
例に比してステアリング剛性を高めることができる。
第11図は、本発明のさらに他に実施例を示すもので、
第10図に示す油圧作動型切替弁81に代えて、ニポー
ト・ニポジションの電磁弁85を設ける一方、この電磁
弁85には前記車速センサ63からの車速信号を入力さ
せるようにして、車速が設定値以上の高速となったとき
に、電磁弁85により配管82を閉とするようにしたも
のである。すなわち、オイルブリードを行なうことは、
ステアリング系のがたつき発生の原因となり易いが、本
実施例では、特に操縦安定性が重視される高速時に流体
的連動系Fとオイルリザーバタンク78との連通を完全
に遮断することによって、上記操縦安定性を確保すると
共に、第10図の場合と同様にステアリング剛性をも高
めるようにしである。
以上実施例について説明したが、本発明はこれに限らず
、例えば次のような場合をも含むものである。
■転舵比の変更は、車速に限らず、例えば車体に作用す
る横加速度の大きさ、あるいは運転者のマニュアル操作
による選択によって変更するようにしてもよく、さらに
はこれ等車速や横加速度等の複数の要素を組み合わせて
転舵比を変更するようにしてもよい。また、転舵比変更
装置は実施例とは異なる他の形式のものを用いてもよく
、あるいはこの転舵比変更装置を有しないものにあって
もよい(この場合は、流体的連動系は、直接後輪転舵機
構Bに連係されることとなる)。
■後輪転舵機構Bはパワーステアリング機構りを有しな
いものであってもよく、逆に、前輪転舵機構Aがパワー
ステアリング機構を有するものであってもよい。
■流体的連動系Fは、前輪転舵機構Aを介することなく
、直接ステアリング機構Cと連係させるようにしてもよ
い。
■保持手段としてのリターンスプリング13e、13f
、72f、72gは、13e、13fあるいは72f、
72gのいずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、ステアリ
ング機構と後輪転舵機構とをオイルを介した流体的連動
により連動させるようにしたので、すなわちこの連動の
ためのオイル配管は障害物等を避けつつ自由に屈曲等さ
せて配設することが可能なので、その車体に対する取り
回しを極めて簡単化することができる。
また、オイルブリード装置によって、上記流体的連動系
内におけるオイル量の変化を補償して、ハンドル舵角を
常に確実に後輪転舵機構へ伝達することができる。
さらに、保持手段により、ハンドル舵角に対する後輪転
舵角を補正して、長期の使用に際しても、ハンドル舵角
に対する後輪の転舵角を常に所定のものに維持すること
ができ、かつ、流体的連動系が破損したような場合には
、後輪を中立位置に保持して、ハンドル舵角とは全く無
関係な後輪の勝手な動きを防止して、安全上も好ましい
ものが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体系統図。 第2図は転舵比変更装置の具体的構成例を示す図。 − 第3図は転舵比変更装置における揺動アームの回動部分
の具体的構成例を示す断面図。 第4図は転舵比変更装置における連結部材とコントロー
ルロッドの入力部との連結部分を示す具体的構成例を示
す断面図。 第5図は転舵比変更装置における傾斜角変更手段を示す
平面図。 第6図は車速に応じて転舵比を変更する場合の一例を示
す特性線図。 第7図、第8図は実施例に示した転舵比変更装置におけ
る転舵比変更の原理を説明するための簡略説明図であり
、第8図は第7図の側面図として示しである。 第9図は転舵比変更のための制御例を示す回路図。 第10図は本発明の他の実施例を示す要部オイル系統図
。 第11図は本発明のさらに他の実施例を示す要部オイル
系統図。 A:前輪転舵機構 B:後輪転舵機構 Cニステアリング機構 F:流体的連動系 F、:加圧側流体系 F2 :被加圧側流体系 Gニオイルブリード装置 IR,IL:前輪 2R12L:後輪 71:前側作動シリンダ装置 72:後側被作動シリンダ装置 72d:ピストン 73.74:配管 78ニオイルリザーバタンク 13e、13f、72f、72g :リターンスプリング(保持手段) 特許出願人 東洋工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前輪転舵機構および後輪転舵機構と、前記前輪転
    舵機構に連係されたステアリング機構と、 前記ステアリング機構に連動して容積変化される前側作
    動シリンダ装置と、 前記後輪転舵機構に連係されたピストンを備え、前記前
    側作動シリンダ装置に対して流体的に接続された後側被
    作動シリンダ装置と、前記前側作動シリンダ装置と後側
    被作動シリンダ装置とを含む流体的連動系に対して接続
    されたオイルリザーバタンクを備え、前記ステアリング
    機構が左右いずれかに操作されたときに、前記流体的連
    動系のうち少なくとも該前側作動シリンダ装置により加
    圧される側の加圧側流体系と該オイルリザーバタンクと
    の連通を遮断するオイルブリード装置と、 前記ステアリング機構が左右いずれにも操作されていな
    いときに、前記後側被作動シリンダ装置における前記ピ
    ストンを中立位置に保持させておく保持手段と、 を備えていることを特徴とする車両の四輪操舵装置。
JP59056179A 1984-03-26 1984-03-26 車両の四輪操舵装置 Pending JPS60199770A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59056179A JPS60199770A (ja) 1984-03-26 1984-03-26 車両の四輪操舵装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59056179A JPS60199770A (ja) 1984-03-26 1984-03-26 車両の四輪操舵装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60199770A true JPS60199770A (ja) 1985-10-09

Family

ID=13019878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59056179A Pending JPS60199770A (ja) 1984-03-26 1984-03-26 車両の四輪操舵装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60199770A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6291374A (ja) * 1985-10-17 1987-04-25 Toyota Motor Corp 前後輪操舵車の後輪転舵制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6291374A (ja) * 1985-10-17 1987-04-25 Toyota Motor Corp 前後輪操舵車の後輪転舵制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS60199771A (ja) 車両の四輪操舵装置
JPH08506071A (ja) 車両用4輪操向システム
EP0209117B1 (en) Vehicle steering system
JPH0679900B2 (ja) 車両の4輪操舵装置
JP2001001918A (ja) 油圧式パワーステアリング装置
JPS61295175A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS60199770A (ja) 車両の四輪操舵装置
JPH0567472B2 (ja)
JPS60161262A (ja) 後輪操舵装置
JPH0525709B2 (ja)
JP2528460B2 (ja) 車両の4輪操舵装置
JP2525583B2 (ja) 車両の4輪操舵装置
JPH0679901B2 (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS60193770A (ja) 車両の四輪操舵装置
JP3059478B2 (ja) パワーステアリング装置
JPS60193772A (ja) 車両の四輪操舵装置
JPH052551B2 (ja)
JPS63263173A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPH0611874Y2 (ja) 4輪操舵装置
JPS62227867A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS5967171A (ja) 車両の操舵装置
JPH0679899B2 (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62227870A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPS62227869A (ja) 車両の4輪操舵装置
JPH0679902B2 (ja) 車両の4輪操舵装置