JPS6018651A - 減速機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は減速機に係り、特に、外観寸法が小形で、小さ
な減速比のものから大きな減速比のものまで容易に得ら
れるローラ減速機に関するものである。

〔発明の背景〕

まず、従来のロー２減速機を説明する。

第１図は、従来のローラ減速機の一例を示す断面図であ
る。この第１図におｉて、８はモータ、７は、とのモー
タ８の軸に直結された入力軸、４は、減速機クーパ１０
に固定されたベアリング１１によって軸支された出力軸
、３は、この出力軸４に嵌入固定された複数本のピン、
１は、これらのピン５にベアリン・グ２を介して嵌入さ
れ、前記入力軸７の外周面上に配設されたロー２．６は
、減速機ローラ１０にＡ定され、前記ロー２１牙入力軸
７に押しつけている加圧リング、９は、減速機ローラ１
０に固定されたモータフレームである。

このように構成したローラ減速機において、モータ８を
駆動して入力軸７が回転すると、モータ８の回転入力は
入力軸７へ伝達され、さらにロー２１へ伝達され、との
ローラ１は自転と公転運転を行なう。そしてこのロー２
１の公転運動のみがビン３を介して出力軸４へ伝達され
るものである。

第２図は、従来のロー２減速機の他の例を示゛　すもの
であり、第２図（ａ）は縦断面図、第２図（Ａ）は、第
２図（−）のｈ−ｉ断面図（ただし、減速機ケースを取
除いた状態）である。この第２図において、１６は、減
速機ローラ（１）１７に固定されたベアリング２２で軸
支された入力軸、１５け、この入力軸１６の外周面上に
複数個配設された内側ローラ、１９は、減速機ケース（
２）　１　Ｂに、固定されたベアリング２１で軸支され
た出力軸、１４は、外側ローラ１３およびリング１２に
より、出方・廟９に、直接、および入力軸１６に内側ロ
ー２１５を介して押しつけられている中間ローラ、５は
、前記減速機ケース（１）　１７、（２）　１１３同士
を締結して、リング１２に加圧力を与えることができる
ボルトである。

このようにｌｌｌ戎したローラ減速機において、入力軸
１６が駆、＃ｈされると、この回転入力は内側ローラ１
５へ＠達され、この内側ロー２１５の回転が中間ローラ
１４を介して出力軸１９へ伝達されるものでちる。

以上説明した、第１図および第２図に係る従来のローラ
減速機では大きい減速比を得ることが困難であシ（得ら
れる減速比は高々１：１５程度）、大きい減速比を得る
ためにはローラ減速機の寸法を大形にしなければならず
、したがって高価になった。また、所定減速比以上のも
のは外観寸法が急激に大きくなり、ローラ減速機を標準
化する上での障害にもなっていた。

〔発明の目的〕

本発明は、上記した従来技術の欠点を除去して、外観寸
法が小形で、小さな減速比のものから大きな減速比のも
のまで容易に製作することができるローラ減速機の提供
を、その目的とするものである。

〔発明の概要〕

本発明に係る減速機の構成は、軸部の一端側に大径ロー
ラを他端側に小径ローラを形成してなる遊星ローラを、
前記軸部の回転軸心と入力軸の回転軸心とが串打で且つ
前記大径ローラが前記入力軸の外周面上に当接するよう
にして３個以上配設し、これらの大径ローラの外接円を
内径とする固定リングで該大径ローラを前記入力軸に押
圧し、前記遊星ローラの自転および公転を可能とするよ
うに該遊星ローラの前記軸部をベアリングを介して支持
するリテーナを設は前記小径−一２の内接円を外径とす
る内側ローラを前記３個以上の小径ローラで支持するよ
うにして設け、前記小径ローラの外廣円を内径とする出
力リングで該小径ローラを前記内側ローラに押圧し、前
記入力軸の回転軸心の延長上に回転軸心を有する出力軸
を前記出力リングと一体に設けるようにしたものである
。

さらに詳しくは次の通りである。

すなわち、入力軸と出力軸の回転軸心は同一線上にあシ
、これと平行に６個の遊星ローラの回転軸心が配置され
る。これらの遊星ローラの回転軸心と、前記入力軸およ
び出力軸の回転軸心との平行がくずれると、ロストモー
シーンとなるので、°前記３個の遊星ローラを、その自
転および公転運動を可能とするようにベアリングを介し
て支持するリテーナを配置し、前記遊星ローラのねじれ
を防止するようにしたものである。

第３．４図を使用して、本発明に係る減速機の原理を説
明する。

第３図は、本発明に係る減速機の原理を説明するための
要部略示断面図、第４図は、ｆ４３図に係る減速機の部
分断面斜視図である。

図において、３１は入力軸、３２は、軸部３２１１の一
端側に大径ローラ５２Ａ　１ｆ：曲端側に小径ローラ５
２ｃを形成してなる遊星ローラである。そしてこの遊星
ローラ３２の凹成軸心と入力軸３１の回転軸心とが平行
で、且つ大径ローラ５２Ａが入力１１１１３１の外周面
上に当廣するようにして、複数個（この場合、３個）の
遊星ロー、７３２・がｃ及けられている。３６け、これ
らの遊里ローラ３２の大径ローラ５２ｈの外接円を内径
とする固定リングであシ、この固定リング３６で前記３
個の大径ローフ５２Ａヲ入カ！１１３１に押圧している
。５５は、前記小径ローラ３２ｅの内接円を外径とする
内列ａ−ラで、この内側１”ｌ　−、Ｐ５！Ｍｌ：、３
調の小径ロラ５２ｅで支持されている。３５は、ｆ＃Ｊ
記小径ローラ！１２０の外接円を内径とする出力りング
であシこの出力リング３５で前記３備の小径ローラ５２
ｅを内側ローラ３５に押圧している。そして、前記出力
リング５５は、入力軸５１の回転軸心の延長上に回転軸
心を有する出方軸Ｊ４と一本になっている。

このように構成した減速機において、入力軸３１が１転
数歯で回転すると、この回転は３個の５遊星ローラ３２
へ伝・婁されて、自１１５および公転運動を行なう。そ
して、この自転および公転運動は、内側ローラ３５、お
よび出力リング３３、すなわち出力軸３４へ伝達され、
出方軸３４が回転数Ｎｏで回転する。

とのときの回転数の比Ｎ　ｏ　／　Ｎ　ｔは次式で与え
られる。

ただしｄ書：入力軸３１の直径 ｄ’：ａ星ＣＩ−、）３２の大径ローラ３２Ａの直径 １纏　：固定リング５６の内径 ｌ！４：遊星ロー、５３２の小径ローラ５２ｅの直径 ｄｍ：出力リング３３の内径 ここで、遊星１’−：）５２の公転直径をｌとし、ト１
４／　ｔｔ　＊とすれば、ｄ１ミｌ　−ｄ　２　、　ｄ
ｓ　＝ａ　ｌ　＋ｄ黛ｄＢ　ａｓ　ｌ＋　′ＦＬｄ’ｌ
　、　ｄ４　ｅｓｔ　’Ｂ、ｄＭとなるので、これらを
前記（１）式に代入すると、次式のようになる。

ｐＪａ　１　（ｌＲ＋“′）・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・（２）Ｎ＊　２　２（
ｌ＋Ｒｄり この（２）式において、遊星。−２５２の大径。−２３
２−の直径ｄＭと入力軸５１の直径ｄｌを一定とし、几
−ｄ４／ｄ黛を１近くまで増加させると、すなわち遊星
ロー２３２の小径ロー−）３２＃の直径ｄ４を大径ロー
２５２ｂの直径ｄ！に近づけると、前記回転数の比Ｎ・
／Ｎ　ｉの値は０に収速する。

このことカーら、本発明は、几＝＝　ｄ　４　／　ｄ　
！を変えるだけで、外観寸法を変えずに、減速比〔１：
　（Ｎｉ　／Ｎｏ　）　：Ｉの小さいものから大きいも
のまで容易に製作することができるローラ減速機を提供
することができる。

〔発明の実施例〕

以下本発明を実施例によって説明する。

第５図は、本発明の一実施例に係ろ峨速機の：＠河図で
ある。この第５図において、第３図と同一番号を付した
ものは同一部分である。そして、２０はモータであり、
このモータ２０の出力軸が当該減速機の入力軸３１（中
央体であって中、空ではない）Ｋなっている。５７は減
速機ケースであり、この減速機ケース３７に固定リング
３６がＳ請されている。２８はリテーナ、２／は、この
リテーナ２８上の等分割角度位置に固定されたベアリン
グ（５個）でめシ、これらのベアリング２７によって３
個の遊星ローＦ　３２　（中央体ンが軸部５２ｍで軸支
されている。そして前記リテーナ２８は、２個のスラス
トベアリング２３．２４とベアリング２５．２６を介し
て減速機ケース３７によって支持されている。したがっ
て、遊星ロー２６２は、このリテーナ２日によって自転
および公転運動が可能なように支持されてｉる。５８．
３９は、内側ロー２３５（中央体）の軸方向（第５図に
おいて左右方向）移動を拘束するための鋼球である。２
９は、減速機ケース５７に固定され、出力軸５４を軸支
するベアリン／、５．Ｏは締付はナツトである。

このように構成した本実施例の減速機において、モー！
２’Ｏを駆動すると、この回転は、入方軸３１に当接す
る・旋層ロー２３２の大径ｏ　−：）３２ｉへ伝達され
る。固定リング５６が減速扇ロース５７に固定されてい
るので、遊星ローラ３２は自転および公転直径１　（，
４５図参照）で公転する。この５個の遊星ローラ３２の
自伝、公蔽運動は、前記リテーナ２８でＪ！雇ローラ５
２が支持された状態で行なわれ、出力リング３３、内側
ロー、７３５へ伝達される。出力リング５３の回転、ナ
なわち出力軸３４の回転は、遊星ローラ３２の大径ロー
ラ５２Ａの直径ｅＬｌと小径ローラ３２ｃの直径ｄ４と
の差によって生じ、ｅＬｌ、ｄｔ、ｄｉ、　（４４、Ｌ
ｌｓ（第３図参照）がいろいろの寸法の場合、入力軸３
１０回転、孜Ｎｊと出力軸３４の回転数Ｎｏの比は前記
した（す、（２）式によって与えられる。

以上説明した実施例によれば、Ｒ＝　、１４／　ｄ２を
変化させるだけで、外観寸法を変えることなく小さい減
速比（１：ｉ）のものから大きい減速比（遊星ローラ３
２Ｉ２どの加工精度から１　：１０００Ｇ程度）のもの
までを容易に、製作することができるローラ減速機を提
供することができるのご、大（きい減速比を有する減速
機も安価に製作することができるとともに、減速機の標
準化に際しては、いろいろの減速比をもつ減速機に対し
て共通の部品を使用することができるので、減速機の標
準化が容易になるという効果がある。これを、ユーザ側
から見れば、減速比の大小にかかわらず据付寸法が変ら
ないので、取扱易いという便利さがある。また、リテー
ナ２８を使用して、遊星ロー２５２を自転および公転Ｊ
Ｍ動が可能なように支持しているので、遊星ローラ３２
ＶＣロストモーシ璽ンが生ずることはない。

なお、上記実施例においては、入力軸３１、遊星ローラ
３２、内側ロー２３５をいずれも中実体としたが、入力
軸、遊星ローラ、内側ローラのうち少なくとも１部品、
たとえば入力軸を中空にし、且つその外径を正規寸法よ
りもプラス寸法に製作するようＫしてもよい。

このように構成すれば、該部品を組立てたときに締まシ
嵌めとなり、相手部品との接触点（転勤接触点）にお９
て互いに予荷重がかふるので、摩擦ＷＥ＠におけるトル
ク伝動を確実なものとすることがでむるという効果がち
る。まだ中空にしたため、組付は時の弾性変形量が中実
体よりも大きく、寸法の誤差はこの弾性変形量で吸収で
きるので、該部品の加工精度を中実体のものほど高ｉ′
ぎ度にしなくてもよいという利点もある。

さらに、前記各実施例は、遊里ロー２３２を３個使用す
るものでちるが、遊星ローラの数は３個以上であっても
よ−。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように本発明によれば、外観寸法が
小形で、小さな減凛比のものから大きな減速比のものま
で容易に製作することができるローラ減速機を提供する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のローラ減速機の一例を示す断面図、第
２図は、従来のローラ減速機の池の例を示すものであり
、第２図（ａ）は縦断面図、第２図（’Ａ）は、第２図
（ａ）のＡ−Ａ断面図１，１５図は本発明に係る減速機
の原理を説明するだめの要部略示断面図、第４図は、第
３図に係る減速機の部分断面斜視図、第５図は、本発明
の一実施例に係る減速機の断面図である。 ２７・・・ベアリング　２８・・リテーナ６１・・・入
力軸　３２・・・遊星ローラ５２ｇ・・・軸１ｔｌＳ　
５２３・・・大径ロー２３２ｅ・・・小径ローラ　３３
・・・出力リング３４・・・出力軸　３５・・・内側ロ
ーラ３６・・・固定リング。 代理人弁理士　高　橋　明　夫 慈　１　口 第２国 扇　３固

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｔ　軸部の一端側に大径ローラを他端側に小径ロー２を
   形成してなる遊星は−ラを、前記軸部の回転軸心と入力
   軸の回転軸心とが平行で且つ前記大径ローラが前記入力
   軸の外周面上に当接するようにして６個以上配設し、こ
   れらの大径ｐ−２の外接円を内径とする固定リングで該
   大径ローラを前記入力軸に押圧し、前記遊星ローラの自
   転および公転を可能とするように該遊星ローラの前記軸
   部をベアリングを介して支持するリテーナを設け、前記
   小径ａ−９の内接円を外径とする内側ローラを前記３個
   以上の小径ローラで支持するようにして設け、前記小径
   ロー２の外接円を内径とする出力リングで該小径ロー２
   を前記内側四−２に押圧し、前記入力軸の回転軸心の延
   長１例回転軸心を有する出力軸を前記出力リングと一体
   に設けるようにしたことを特徴とする減速機。 ２、入力軸、遊星ローラ、内側ローラのうちの少なくと
   も１部品を中空にし、巨り該部品の径をグラス寸法に製
   作するようにしたものである特許請求の範囲第１項記載
   の減速機。