JPS601626Y2 - 組立てデスク - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、組立、分解容易で保管、輸送便利な組立てデ
スクに関し、袖部と脚部とをまく板で連結立設腰脚部、
袖部の上面に止め具で天板を取付けてなるものである。

図面に記載した実施例に基いて本考案の詳細を説明すれ
ば、１は袖部、２は板状脚部で、３はまく板である。

袖部１と脚部２とは、まく板両側に該まく板と一体又は
別体のもので構成した固定溝４に各袖部１と脚部２の前
部内面に固着した固定具５，５を嵌入して連結するもの
である。

該固定溝４をまく板３と一体に構成するには、まく枚用
鋼板を利用してその両端をまく板両側端面長さ方向に略
Ｔ形材の固定具５，５の根元巾と略同巾に開口４ａＬ、
、且つその内部に固定具５を嵌入しうる拡開部４ｂを設
けるように折り曲げるものである。

又、別体に構成するときには、合成樹脂で該構造物を別
途作成しておき、それを固着利用する。

固定具５，５は、第３図に示すごとく断面略Ｔ形材で、
これをビス等で袖部１又は脚部２に固着し、かつ固定溝
４に嵌入容易なように固定具５の長さ方向における一側
の凸条６ａ、６ａの巾を第３図のように他側６．６の巾
よりも狭くし、該−側を固定具５，５がまく板３の固定
溝４，４に挿着する方向端に位置させて固着している。

袖部１と脚部２とまく板３の上面には、次に天板７を止
め具８で取付ける。

止め具８は、第６図にその断面図を示したように、口形
フレーム９の天板を下方に折り曲げ支持片１１とし、−
′これに弾性体１２例えばスプリングの取付部１３を突
設し、フレーム９を構成する側壁間に設けた軸１０につ
め部１４を下端に設けた係止片１５を軸着し、つめ部１
４の背面１６と支持片１１の弾性体取付部１３間に弾性
体１２を弾着し、係止片１５を外方に弾発し、これをス
トッパー１７で一定位置に設定し、つめ部１４に対し内
方に押圧力が加わったときに弾性体１２を圧縮しうるよ
うにしており、又、フレーム側壁は、天板装着孔に挿着
しうるように下端を小さくテーパ状に形成している。

そして、該止め具８は、天板７下面に設けた掛合溝１８
と挿脱孔１９とよりなる取付孔２０に止め具８の頭付ピ
ン２１の頭を挿脱孔１９に挿入し、掛合溝１８に摺動、
挟着させて天板下面に取付ける。

取付孔２０は第２図に図示する如く、その設定方向が同
一方向にならないように、例えば活部１の上側の取付孔
２０の設定方向に対し脚部２上側の取付孔２０が反対方
向になるよう設けるなどする。

そうすることによって、天板取付後、天板７に対し一定
方向の力が作用しても天板７が活部１、脚部２上で移動
することがない。

一方、天板７を活部１、脚部２上面に取付けるに、天板
７の取付孔２０に頭付ピン２１を嵌め込んで取付けた止
め具８に対応する位置にテーパ付ガイド２２を内設して
天板装着孔２３を設け、これに天板７に取付けた止め具
８を上方から押し込み係止片１５のつめ部１４をテーパ
付ガイド２２の下端で係止し取付けるものである。

即ち、その組立では、活部１と脚部２とをまく板３の両
側に設けた固定溝４に活部１と脚部２に固定した固定具
５を嵌入して連結し、次いで天板７下面の取付孔２０に
挿脱孔１９から掛合溝１８に止め具８の頭付ピン２１を
挿入して挟持させて後、天板７を活部１、脚部２の上面
に載置し、押圧して止め具８を天板装着孔２３に圧入し
、該孔のガイド２２下端に係止片１５のつめ部１４を係
止して取付け、本考案に係るデスクを組立てるものであ
る。

以上のように本考案に係る組立てデスクは、■ 安定し
た活部１と板状の脚部２とを、その前部内面に固着した
固定具５を板状まく板３の両側固定溝４に嵌入してまく
板３と線状に連結し、この上に天板７を止め具８で取付
け、組立てているものであるから、本デスクに使用する
部材数が少く、従って組立て作業が簡単で、誰でも短時
間で組立てられ、組立てられたものも活部１、脚部２、
まく板３間にガタつきゃひずみを生じることがなく強固
である。

と同時に、この組立て可能性から、組立てる前にコンパ
クトで運搬の自由化、保管の便利化、包装の節約化、製
造工程の簡略化を達成することができる。

２ 又、天板７と活部１、脚部２が、天板７を活部１と
脚部２の上に載置し軽く押圧するだけで強力に取付けら
れかっこのときに多数の装着孔２３と止め具８の中央位
置がずれても、装着孔２３のテーパ付ガイド２２をつめ
部１４とフレーム９が摺動・求心するとともに横長の掛
合溝１８を止め具８の頭付ピン２１が摺動・求心してそ
の位置が調整されて装着され、止め具８と装着孔２３と
が多数あっても互の取付けが可能となって、該デスクの
組立てを簡便かっ、確実になしている。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すものであって、第１図は組
立てデスクの分解状態を示す斜視図、第２図は天板の下
面図、第３図は固定具の斜視図、第４図はまく板の部分
断面図と正面図、第５図は止め具の斜視図、第６図は断
面図である。 １：活部、２：脚部、３：まく板、４：固定溝、５：固
定具、６：凸条、７：天板、８：止め具、９：フレーム
、１０：軸、１１：支持片、１２：弾性体、１３：取付
部、１４：つめ部、１５：係止片、１６：背面、１７：
ストッパー １８：掛合溝、１９：挿脱孔、２０：取付
孔、２１：頭付ピン、２２：テーパ付ガイド、２３：天
板装着孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 凸条を断面略Ｔ形となして構成した固定具を袖部と
   脚部の前端内面に上下方向に固着し、該固定具を、まく
   板の両側に設けられる開口と拡開部からなる固定溝に挿
   着して袖部、脚部とまく板を連結し、つめ部を先端に有
   する係止片とこれを背後から弾発する弾性体と該弾性体
   の支持片とをフレームに組み込んでなる止め具を天板の
   下面に形成した取付孔に取付け、該止め具を袖部と脚部
   の上面に設けた天板装着孔に嵌着して天板を固定してな
   ることを特徴とする組立てデスク。 ２ まく板の固定溝に挿着する方向端における固定具の
   凸条巾を他側の凸条巾より狭くしてなる固定具を利用し
   た実用新案登録請求の範囲第１項記載の組立てデスク。 ３ 多数の取付孔のいくつかを残りの取付孔と設定方向
   を異にして設けてなる実用新案登録請求の範囲第１項又
   は第２項記載の組立てデスク。 ４ 天板装着孔としてテーパ付ガイドを内設したものを
   利用してなる実用新案登録請求の範囲第１項又は第２項
   又か第３項記載の組立てデスク。