JPS60155899A - 自動火器の遊底緩衝器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特許請求の範囲第１項の上部概念に記載した
自動火器の遊底緩衝器に関する。

上記した種類の公知の遊底緩衝器においては、特にスイ
ス国特許第５５２２５７号および第５８２５４２号公報
に記載されている如く、弾性要素としてガスを充填され
た容器が用いられている。この容器はゴム又は金属蛇腹
により造られている。しかしこの様な公知の遊底緩衝器
は次に示す様な種々の欠点を所有している。即ち、 （１）　ガスが充填されている容器は、その容器に後か
らガスを充填するためにそれに対応するガスフラスコが
必要であり、そして現在十分なガス圧力が容器内に存在
して騒るかどうかを認識することが不可能である。

（６） （２）緩衝ピストンのはね返るエネルギーは、上記の如
き公知の遊底緩衝器においては十分に制動されず、従っ
て遊底緩衝器全体の摩耗が比較的大である。

（３）油圧液体の漏洩損失が公知の遊底緩衝器において
は比較的大きく、とのととは何時も、十分な油圧液体が
なお存在しているかどうかに注意していなければならな
いという欠点を持っていることになる。

本発明の目的は、上記した様な３つの欠点を所有してい
ない様な遊底緩衝器を創成することである。特に残留し
ている液体の圧力および残留している液体の量が示され
ていなければならない。さらに遊底緩衝器の内部に移動
可能に配置されている部材、特に緩衝器ピストンの制動
トパッキングは改良されていなければならない。

本発明による遊底緩衝器は、特許請求の範囲第１項の上
部概念に記載した特徴のほかに、特許請求の範囲第１項
に記載されている発明の特徴を所有しているものである
。

（４） 本発明による遊底緩衝器は、上記した様な公知になって
いる遊底緩衝器に対して次の様な有利な点を持っている
。

（１）弾性を発揮する手段として、ガス容器の代りに皿
状のばねの束を使用したため、遊底緩衝器は温度の変動
に対して著しく影蕃されなくなった。

（２）はね返υを緩衝したため遊底緩衝器の個々の部材
の摩耗は著しく減少した。

上記とは別の有利な点は次の記述において明らかにされ
る。

本発明の遊底緩衝器の１つの実施例が次の記述において
、添付図により、詳細に説明される。

第１図によれば遊底緩衝器１ｏは緩衝器容器１１を所有
し、この容器の内部には２つの円筒状の室１２および１
３が存在し、これらの室の軸線は相互に平行になってい
る。第一の室１２の中には円筒殻１４が挿入され、この
円筒殻の中で緩衝器ピストン１５が推移可能に導かれて
いる。円筒殻１４は蓋１６によシ閉鎖され、と（５） の蓋は１つの開口を所有し、との開口を通って緩衝器ピ
ストン１５の左側の端が突出している。

円筒殻１４の内部には、ピストン１５のほかに、なおは
ね返り緩衝装置１７が存在し、この緩衝装置は３個のば
ねリング１８．１９および２０から成シ立っておシ、こ
れらのうち２つのばねリング１８と２０は外側の円錐状
の面がばねリング１９の内側の円錐状の面に接触してい
る。ばねリング１８はそれの正面をリング２１を介して
蓋１６に支えられそしてばねリング２ｏはそれの正面を
リング２２を介して緩衝器ピストン１５の肩部に支えら
れている。隙間を填ぎそして案内するため緩衝器ピスト
ン１５は３個のリング状溝の中に金属のバッキングリン
グ２５および合成材料から成る案内リング２４および前
同様に合成材料から成る２つのバッキングリング２５お
よび２６を所有している。第二の室１３の内部でけ押圧
ピストン２７が推移可能に導かれておシ、このピストン
にはピストンロンド２８が取付けられておシ、このピス
トンロンドは林状（６） の蓋２９を貫通して突出しＣいる。ピストンロッド２８
は皿状のばねの束６０によう取囲まれている。この皿状
のばねの束６０は若干側の皿状ばね５１，３２から成シ
立ち、このばねは円錐状の内側および円錐状の外側を所
有し、この際それぞれ２個の皿状ばね３１がそれらの内
側をピストン２７に向け、そしてそれぞれ２個の隣接す
る皿状ばね３２がそれらの外側をピストン２７に向けて
いる。皿状ばねの束５０はそれの一方の端が抑圧ピスト
ン２７に、そしてもう一方の端が蓋２９に支えられ、蓋
２９は緩衝器容器１１にねじ込まれている。ピストン２
７とピストンロッド２８は中央部に穿孔６３を所有して
おり、この穿孔は一方の端で栓６４によって閉鎖されて
いる。

第２図によれば２つの室１２および１３は逆止め弁３５
によシ相互に結合され、その際この逆止め弁３５は第２
の室１３から第一の室１２に向う油圧液体の通過のみを
許している。別な表現によれば逆止め弁３５は第一の室
１２に向（７） つてのみ開放される。この逆止め弁３５は球３６を所有
し、この球は栓３８の内部の軸方向の穿孔３７を閉鎖す
ることが可能になっている。栓３８の内部に固定されて
いるピン３９は、球５６が逆止め弁５５から脱出するの
を阻止している。

栓３８はさらに横孔４０を所有し、との横孔は上記の軸
方向の穿孔３７を貫徹し、斯くして液体は一方の穿孔か
ら別の穿孔に流入可能になっている。横孔４０は暗渠４
１を介して室１３に結合しそして軸方向の穿孔６７は暗
渠４２を介して室１２に結合する。栓６８はねじ４３を
所有しそして緩衝器容器１１の中にねじ込まれる。

ねじ４３は、室１２の内部の圧力が室１３の内部の圧力
よシも著しく高い時、球５６が穿孔３７を完全に塞いで
いる時でも、比較的僅かな液体を暗渠４２から暗渠４１
に通過するのを可能ならしめている。ピストン２７はリ
ング状の溝を２本所有し、これらの溝の中に案内リング
４５又はバッキングリング４４が存在する。

上記した遊底緩衝器の作動態様は次の様であ（８） る。

上記の遊底緩衝器１０は、図示されていない火器の遊底
の軌道の後端に位置する。遊底は一つの射撃の発射の後
で後方に勲きそして遊底緩衝器１０の緩衝ピストン１５
に衝突する。遊底が緩衝ピストン１５に衝突することに
よって、この緩衝ピストンが推移しそして第一の室１２
の内部に包含されている液体、例えばシリコン油を圧縮
する。この圧縮の際、逆止め弁３５は室１２の内部に包
含されている液体が第一の室１２から第二の室１５に到
達するのを妨げている。遊底が再び前方に動きそしても
はや緩衝器ピストン１５に圧力を加えない様になると、
第一の室１２の内部に存在する液体は再び圧力から解放
され、その際緩衝器ピストンも前方に動きそしてはね返
シ緩衝装置１７に衝突する。３個のげねリングの間の摩
擦によって緩衝器ピストン１５の運動が抑制される。第
二の室１６の内部にはピストン２７の前方に前同様に液
体が存在しており、この液体は予備緊張されている（９
） 皿状ばねの束３０によって圧力が加えられている。皿状
ばねの束３０の予備緊張はねじ込むことが可能な林状の
蓋２９によって調節される。

上記予備緊張は、ピストンロッド２８の端部が第１図に
示す様に蓋２９の底と同一面に存在している時に望み通
シの値に到達する様になっている。緩衝器容器１１の内
部の蓋２９の位置から、双方の室１２および１！Ｉの内
部に十分な量の液体が存在するかどうかが判る。双方の
室１２および１３が十分な量の液体を包含しているなら
ば、蓋２９の底は第１図に示す如く緩衝器容器１１の後
方正面と同一面に位置する。斯くして上記した遊底緩衝
器１０は２つの告知装置を包含しており、それらは室１
２および１３の内部の圧力の大きさがどれ程かおよび如
伺なる量の液体が双方の室１２および１３の内部に存在
しているかを告知するものである。

遊底が緩衝器ピストン１５に衝突する場合、室１２の内
部に１０００バアルに達する尖頭圧力が発生する。バッ
キングリング２３．２５および（１０） ２６はこの様な圧力の本とで許容し難い漏洩損失が発生
するのを阻止しなければならない。室１３の内部では例
えば１００パアルの一定の圧力が維持されている。バン
キングリング４４は液体が室１３から流出するのを阻止
している。

この室では高い尖頭圧力が発生しないからバッキングに
関する問題は僅かである。

【図面の簡単な説明】

第１図は遊底緩衝器の縦断面図、第２図は第１図のト」
線に沿った第１図と同じ遊底緩衝器の横断面図である。 図において １０・・・遊底緩衝器 １１　・・・緩衝器容器 １２．１３・・・室 １５・・・緩衝器ピストン １７・・・はね返り緩衝装置 １８．１９．２０・・・ばねリング ２３．２（Ｓ・・・バッキングリング ２４・・・案内リング ２９・・・蓋 （１１） ６０・・・皿状のばねの束 ３５・・・逆止め弁 である。 代理人江崎光好 代理人　江　崎　光　史 （１２） 昭和４６年２　月２メロ 特許庁長官　志　賀　学　殿 １、事件の表示 昭和ご７年特許願第７３’７３ｊ９’ｌ−号２、　発明
の名称 荀ケ０・た益めノ２払戻（オ搬し何了祝も−３、補正を
する者 事件との関係　出願人 ４、代理人 住　所　東京都港区虎）門二丁目８番１号（虎の門電気
ビ、・し）〔７「話０３　（５０２）　１４７６　（代
表）〕５、　補正命令の１附 昭和　Ｉ）ｏ年　７月　７　日 ６、　補正の対象 願弔−−卵男癌づ瀦刈丼願≠欄−委任甲←」明細書の類
１内容・七犠染り≠今図面の浄書。　（内容に変更なし
）７、補正の内容 刀１」ホ因り）貝Ｕす

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）−緩衝器容器（１１）、 一緩衝器容器（１１）内に２つの室（１２，１３）、−
   第一の室（１２）の内部に緩衝器ピストン（１５＞、−
   第二の室（１３）の内部に弾性要素（３の、−２つの室
   （１２，１３）を相互に結合しそして第一の室（１２）
   に向ってのみ開放される逆止め弁（３５） を包含している自動火器の遊底緩衝器において、 一弾性要素は、皿状のばねの束（６０）の力を受け、第
   二の室（１３）の内部で推移可能なピストン（２７）か
   ら成υ立っていること、−第一の室（１２）の内部には
   若干側のばねリング（１Ｂ、１９．２０）から成るはね
   返シ緩衝装置（１７）が存在していること、 一緩衝器ピストン（１５）は２つのパツキングリ（１） ング（２３，２６）の間に案内リング（２４）を所有１
   〜でいることを特徴とする自動火器の遊底緩衝器。
2. （２）遊底緩衝器（１０）の２つの室（１２，１己）の
   内部の液体の圧力を告知するための装置を備えたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の遊底緩衝器。
3. （３）遊底緩衝器の２つの室（１２，１５）の内部の液
   体の量を告知するだめの装置を備えたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の遊底緩衝器。
4. （４）皿状のばねの束（５０）は２つの室（１２，１３
   ）の内部に形成される液体の圧力を形成するほかにこの
   圧力を測定するためにも用いられそしてこの目的のため
   測定ばねとして形成されていることを特徴とする特許請
   求の範囲第２項記載の遊底緩衝器。
5. （５）皿状のばねの束（３０）を予備緊張させるため、
   緩衝器容器（１１）の内部にねじ込むことが可能な蓋（
   ２９）が用いられてお）、この蓋はそれと（２） 同時に、室（１２，１５）の内部に存在する液体の充填
   状態を告知するのに役立っていることを特徴とする特許
   請求の範囲第３項記載の遊底緩衝器。