JPS6011578A - 燐酸塩螢光体 - Google Patents

燐酸塩螢光体

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JPS6011578A
JPS6011578A JP58118996A JP11899683A JPS6011578A JP S6011578 A JPS6011578 A JP S6011578A JP 58118996 A JP58118996 A JP 58118996A JP 11899683 A JP11899683 A JP 11899683A JP S6011578 A JPS6011578 A JP S6011578A
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phosphate
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柿田 修作
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千尋 吉田
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    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/10Screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は燐酸塩螢光体に関する。
更に詳しくは、特定の特性を有する、高輝度でかつ高輝
度維持率を有する燐酸塩螢光体に関するものである。
マンガンを主付活剤とし、亜鉛を含む2価金属のオルト
燐酸塩を主母体としてなる燐酸塩螢光体(以下単に又は
必要によし燐酸塩螢光体と略称する)は、電子線励起下
に於て、高輝度の赤色発光を示し、通常陰極線管用螢光
体に用いられる。また、この螢光体は70%残光時間(
励起停止後発光輝度が、その10%にまで低下するのに
要する時間)が長いという性質を有するので、陰極線管
のうちでも特にコンピューターの端末ディスプレイ装置
、航空機管制システムの表示装置等のカラーテレビジョ
ン用陰極線管よシも遅い走査速度が採用されるディスプ
レー用陰極線管に汎用されている。
この種の燐酸塩螢光体は、組成式がZns (PQI)
!:Mnで表わされる燐酸塩螢光体を基本組成とし、公
知技術、例えば特公昭に3−7g’lり7号や、本出願
人が先に提案した特開昭左1.−/、2/、2!;g号
、特開昭j!;A−/3乙g7.3号、特開昭!f7−
g7グg7号、特願昭3乙−73907.2号等に示さ
れるように母体の一部が置換されたシ、あるいは他の共
付活剤や添加物を組成中に含むものである。
1−かじながら、これらの燐酸塩螢光体は、長時間の電
子線励起によシ、他の一般の螢光体に比べ著しい輝度の
低下を起し、しかもその初輝度も十分なものではなかっ
た。そのため、ディスプレー用陰極線管等に使用した場
合に輝度低下により色ずれを生じたり、初輝度の不充分
なことから他の発光色螢光体を励起する電子銃との間に
、使用電流の隔差が必然的に大きくなり、所謂電流バラ
ンスを悪くする等の不都合が見られた。
更に燐酸塩螢光体は、水に対する溶解度が犬きく、かつ
加水分解し水和塩になシ易いという性質を有しており、
そのため、該螢光体の表面部分から順次不発光性になる
という現象がみられた。
それをさけるために螢光体製造時の焼成後の処理工程お
よび陰極線管螢光膜作成工程中に、水湿潤状態が長く紗
かないような各種工夫がなされてきたが、それらは特殊
な処理手段全必要とし、技術的のみならず経済的にも、
好ましいものとけ言兄なかった。
従って、本発明の目的は初輝度が向上し、輝度維持率が
高く、加水分解しにくい燐酸塩螢光体を提供することに
ある。
本発明者等は、前記目的を達成するために、各種燐酸塩
螢光体について鋭意研究を重ねた結果、炭酸亜鉛、酸化
亜鉛および水酸化亜鉛の少なくとも7つよりなる亜鉛化
合物とオルトリン酸を主に用いて反応せしめ、その反応
生成物を螢光体製造原料として用いると、意外にも前記
本発明の目的が達成されることを見出゛した。
しかして、本発明の前記燐酸塩螢光体は以下のような特
徴を有している。
(I) 該螢光体の、25°〜4too℃におけるグロ
ー特性曲線において、最高強度位置が200°〜llo
℃の範囲にあるか、および/もしくは、(II) 該螢
光体を、励起波長がコθθ〜、2gOnmと3gO〜1
It−〇nmにある励起エネルギーで励起したとき、そ
れらの発光の最高強度をそれぞれla、、jbとすると
、Ia/fbがθ、乙〜3.0の範囲内にある。
そこで本発明の燐酸塩螢光体の製造方法の一具体例を示
す。
まず、亜鉛化合物と必要に応じてマグネシウム、カルシ
ウム、ストロンチウム、バリウムおよびベリリウムの少
なくとも7種から成る2価金属の炭酸塩、酸化物あるい
は水酸化物の少なくとも7種とオルト燐酸により微粒子
から成る7次粒子の凝集体(2次粒子)を共沈させる。
次に、このようにして得られた亜鉛を含むコ価金属のオ
ルト燐酸塩の共沈物を母体原料としてマンガン付活7次
粒子の粒径は攪拌速度、液温、pH等を制御する事によ
って、調整することが出来るを行う。
冑、従来の燐酸塩螢光体の製造方法としては亜鉛化合物
、燐酸第コアンモニウム等のリン酸塩、!ンガン化合物
および融剤等を乾式で混合するか、溶媒を用いてペース
ト状にて混合した原料を焼成するというような方法がお
こなわれていた。また上述のように各螢光体原料を機械
的に混合して螢光体原料混合物を得るかわりに、母体構
成元素、付活剤元素および共付活剤元素をオルト燐酸塩
として共沈させる事も提案されていた。
しかしながら、従来の共沈による方法は、たかだか硫酸
亜鉛や硝酸亜鉛等の亜鉛化合物と、リン酸水素アンモニ
ウムおよびリン酸ナトリウムの如き酸塩等のリン酸化合
物の溶液とを反応させ、共沈物を作るものでアシ、その
ような方法で得られた共沈物を螢光体原料として製造し
た燐酸塩螢光体は、本発明の目的ならびに効果を全く満
足しないものであった。
要するに本廃明をある局面から眺めれば、「オルト燐酸
」を使用するという事に発明の特徴の一部がある。
ちなみに他の燐酸例えば「メタ−」 「パラ−」「ポリ
−」等の各種燐酸、ならびにそれらの塩では、本発明の
目的を達成することができないことが判明している。
そこで以下本発明の燐酸塩螢光体の製造方法について更
に詳細に説明する。
まず、亜鉛と必要に応じてマグネシウム、カルシウム、
ストロンチウム、バリウムおよびベリリウムの少なくと
も7種から成るΩ価金属の炭酸塩、酸化物あるいは水酸
化物の少なくとも7種を純水中に分散させる。次に該液
体を高速攪拌しているオル) IJン酸溶液中に一気に
添加する。かくして亜鉛を含むΩ価金属のオル) IJ
ン酸塩の微粒子から成る7次粒子の凝集体(,2次粒子
)の共沈物を得る。
別法としてΩ価金属を純水中に分散させた液体を、マン
ガン化合物例えばマンガンの炭酸塩の如きものを少なく
とも7種を溶解濾せたオルトリン酸溶液に高速攪拌下で
一気に添加することにより、マンガンオルトリン酸塩の
微粒子から成る7次粒子の凝集体(2次粒子)の共沈物
を得る。
この様にして得られた共沈物を脱水乾燥して螢光体の母
体原料もしくは母体と付活剤の原料とする。
前記共沈による母体原料には塩化物、炭酸塩、硫化塩等
のマンガン化合物全付活剤として添加混合する。伺、必
要に応じて共付活剤や添加物および融剤を適尚量混合す
る。特にめる燐酸塩螢光体の組成元素で、前記以外の元
素についても酸化物、炭酸塩あるいは水酸化物等の化合
物を前記溶液中に添加して共沈させてもよい。
上述の螢光体原料は共沈もしくは混合する場合も、各螢
光体原料を化学量論的にめる螢光体の組成式となるよう
な割合で共沈もしくけ秤取する。
このようにして得られた共沈物は、−欠粒子の大部分が
最長辺/最短辺が一以上の直方体板状結晶粒子である微
細粒子の凝集体(二次粒子)である。
混合は常法による。すなわち、ボールミル、ミキサーミ
ル、乳鉢等を用いて(乾式で)行ってもよいし、水、ア
ルコール、弱酸等を媒体としペースト状態として(湿式
で)行ってもよい。
なお、一般に得られる螢光体の発光輝度、粉体特性等を
向上させることを目的として、螢光体原料混合物にさら
に融剤を添加混合することが多いが、本発明の螢光体の
製造においても、特に塩化アンモニウム(NH4α)、
炭酸アンモニウムC(N+−14)t Cog ) 等
のアンモニウム塩を融剤として螢光体原料混合物に適当
量添加混合し、上記のような目的を達成することができ
る。
次に、上記螢光体原料混合物をアルミナルツボ、石英ル
ツボ等の耐熱性容器に充填して焼成を行う。
焼成は空気中(酸化性雰囲気中)、窒素ガス雰囲気、ア
ルゴンガス雰囲気等の中性雰囲気中あるいは少量の水素
ガスを含有する窒素ガス雰囲気、炭素雰囲気等の還元性
雰囲気中でgOθ℃乃至1100℃の温度で7回もしく
は2回以上行う。なお、最終焼成(焼成が7回しか行わ
れない場合にはその焼成)は、必ず還元性雰囲気中で行
う。
焼成時間は耐熱性容器に充填される螢光体原料混合物の
量、採用される焼成温度等によって異なるが、一般に上
記焼成温度範囲においては0.3乃至S時間が適当であ
る。焼成後、得られる焼成物を粉砕、洗浄、乾燥、篩分
は等螢光体製造において一般に採用される各操作によっ
て処理して本発明の螢光体粒子を得る。
この様にして得られた本発明の燐酸塩螢光体の一例を従
来の燐酸塩螢光体と比較すると、以下のように全く異な
ったものであった。
本発明の燐酸塩螢光体は従来の燐酸塩螢光体に比べ初輝
度で3〜70%以上も高い。
また第1図は組成式がZn5(PO2)t:Mnで表わ
される燐酸塩螢光体に、233.7nmの紫外線を7分
間照射した後、直ちに常温(a左℃)よりりOO℃迄t
、 3 ’C/ sec の昇温速度で昇温した時の熱
発光をホトマルで測定し、温度と熱発光強度との関係を
めた所謂グロー特性曲線である。第1図の曲線1は従来
の燐酸塩螢光体であシ、曲線2は本発明の燐酸塩螢光体
である。
この図からも明らかなように、従来の燐酸塩螢光体は、
23°〜/左0℃の範囲内に最高強度位置を有している
が、本発明の燐酸塩螢光体は、むしろ、200’〜グ0
0℃の範囲に最高強度位置を有している。
このように本発明の螢光体は、従来の螢光体と、光に関
する各種物性が著しく異なるものである。
淘、一般的に本発明の燐酸塩螢光体は製造方法によりグ
ロー特性曲線に若干の相違を有している。
しかし、2り0〜/左θ℃の範囲に有るピークと1.2
00°〜lIOθ℃の範囲に有るピークとの比がココ3
〜/:10Kあるものの使用が好ましい。
次へ第2図け、200nmから左00nmの紫外線で組
成式がZns (PO2)2 : Mnで表わされる燐
酸塩螢光体を照射した時の、発光強度を示すものである
曲線1は従来の燐酸塩螢光体によるものでろ択曲線2は
本発明の燐酸塩螢光体によるものである。
この図からも明らかな様に、両者の発光特性が全く異な
っている。例えば励起波長が2θ00−2g0nと、?
gO−11,2θnmにある励起エネルギーで励起した
とき、発光の最高強度をそれぞわ1a11bとすると、
従来の燐酸塩螢光体は[a/ Ib Li3、り、本発
明の燐酸塩螢光体はT a / lb ”= 7.gで
るる。
すなわち本発明の燐酸塩螢光体は、従来の燐酸塩螢光体
に比べ紫外線(特に短波の紫外線)での発光がすくなく
、更にl a / 1.b比も従来のものに比較し顕著
に低いものである。
本発明け、このla/Ib比と、螢光体の輝度劣化特性
との間に密接な関係のある事を本発明者等が見出したこ
とに、特徴の一部を有するものである。
さらにこのことを具体的に説明すると、試料となる燐酸
塩螢光体の螢光膜に、加速電圧、20 KV、電流密度
10pA/cf!の陰極線を75分間照射した場合(強
制劣化テスト)に於て、初期輝度を700とした場合と
照射後の輝度との比を、所謂輝度維持率(%)としてめ
、かつ、前述のfa/Ibとの関係を調べたところ第3
図に示すような結果が得られた。
なお第3図においてX印は従来の燐酸塩螢光体であり、
O印は本発明の燐酸塩螢光体である。
この図より明らかな如く、従来の燐酸塩螢光体はI a
 / 、’lb比が3.3以上であり、しかも輝度維持
率はg3%以下である。
一方本発明の燐酸塩螢光体は、Ia/Tb比が3以下で
あり、しかも輝度維持率は90%以上を示) している
更に多くの実験を行った結果、輝度維持率がgり%以上
(長時間に焼けを生じない)であるためには、Ta/J
bが3.θ以下である必要のあることが確認された。
一方、上記1a/Ibの値がO06以下のものは、その
他の特性で好ましくない欠点の生ずる傾向が確認された
、よって本発明のI a / ] Ib= 0. g 
〜3.0の範囲、特にI a / Ib = /、0−
 a2.左の範囲が好ましい。
また本発明における前述の(I)と(mの特性は、本発
明において少なくとも一方を有している事が必須である
また燐酸塩螢光体は水に対する溶解度が大きい。
そのため、一般に螢光体塗布用のポリビニールアルコー
ル水溶液等の水溶液中で加水分解し易すい傾向があシ、
それによシ輝度低下、螢光体塗布液の粘度変化を招き、
普通安定性を欠くというような問題があった。
第り図は、ポリビニールアルコール水溶液中に入れられ
た燐酸塩螢光体スラリーの経時変化(攪拌中)を、時間
と粘度変化の関係で示すものである。曲線1は従来の燐
酸塩螢光体であり、曲線2は本発明の燐酸塩螢光体でお
る。
この図からも明らかなように、従来の燐酸塩螢光体は加
水分解してスラリー粘度が大きく変化するため、通常の
塗布法と異なった特殊な塗布プロセスを選ぶ必要があっ
たが、本発明の燐酸塩螢光体のスラリー粘度は曲線2に
示すようにほとんど変化しないので、従来周知の通常の
塗布法が使用し得るという利点を有する。
以上述べたように、本発明の燐酸塩螢光体は、従来の燐
酸塩螢光体に比べ区別し得る特定特性を有しておシ、か
つ初輝度が5〜10%以上も高く、輝度維持率も70〜
77%向上し、さらに水に対して安定である等、工業的
実施に際し極めて顕著な効果を示すものである。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
実施例/ 炭酸亜鉛 ZnCO333,2,4’ SF燐 酸 H
,PO4,230,乙? 炭酸マンガン MnCO5AY、 g f甘ず、上記配
合比の各種原料を純水中で共沈せしめた。得られたオル
ト燐酸亜鉛マンガン水和物を石英ルツボに充填して電気
炉に入れ、空気中で900℃の温度で/、3時間焼成し
た。かくして、組成式がZns (POa)t : 0
.0 左Mnで示される螢光体を得た。この螢光体は第
1図の曲線2に似た/70’CKビークを有するグロ特
性を示した。また第、2図の曲線2に示すような励起ス
ペクトルをa 示し、励起スペクトル比(/、b) = /、llりで
あった。
次にイ1ノられた螢光体をガラスパネルにポリビニール
アルコール、重クロム酸アンモニウム等ノ塗布液を用い
て塗布した。得られた陰極線管の輝度は、777%であ
シ輝度維持率はq、2.夕%であった。
実施例コ 酸化亜鉛 ZnOコクク、/1 燐 酸 H,PO4,230,乙? 炭酸マンガン MnCO5A;、 g fまず、上記配
合比の各種原料全純水中で共沈せしめた。得られたオル
ト燐酸亜鉛マンガン水和物を石英ルツボに充填し、次い
で電気炉に入れ空気中でワOO℃の温度で/、夕時間焼
成して、組成式が、Zns (PO4)2 : 0 、
0 左Mnで示される螢光体を得た。この螢光体は第1
図の曲線2に似た/り0℃にピークを有するグロー特性
を示した。また第2図の曲線2に近似した励起スペクト
ルを示した。
(励起スペクトル比1a/ I b = /、7.2)
次に得られた螢光体を、ガラスパネルにポリビニルアル
コール、重クロム酸アンモニウム等の塗布液を用いて塗
布した。得られた陰極線管の輝度は10g%であり、輝
度維持率は97.4’%であった。
実施例3 水酸化亜鉛 Zn(CHL Ωワざ、/V燐 酸 Hs
PO* 230.Afj’炭酸−17ガン MnCO5
!r、ざ1まず上記配合の原料を、純水中で共沈せしめ
た。
得られたオルト燐酸亜鉛マンガン水和物を石英ルツボに
充填し次に電気炉に入れ、空気中900℃の温度で/、
3時間焼成した。かくて組成式がZns (PO4) 
t :θ、0左Mnで示される螢光体を得た。
この螢光体は第1図の曲線2に示すような/り0℃に近
似したグロー特性を示した。また第2図の曲a2に近似
した励起スペクトルを示した(励起スペクトルIa /
 lb = 7.g/ )。次に得られた螢光体をガラ
スパネルにポリビニルアルコール、重クロム酸アンモニ
ウム等の塗布液を用いて塗布した。得られた陰極線管の
輝反は、109%であシ、輝度維持率は? 、J’、、
2%であった。
実施例り 炭酸亜鉛 ZnC0133リクグ 水酸化カルシウム Ca(OH)、 0.gf燐 酸 
H,PO,コ30・乙? まず上記配合の原料を純水中で反応せしめた。
得られたオルト燐酸亜鉛水和物に炭酸マンガンMnCO
5、!;、g ?をボールミルにて充分混合し、石英ル
ツボに充填した後、電気炉に入れ空気中90O℃の温度
で、2.0時間焼成した。かくて組成式が(Zn、 C
a) s (PO4)t : 0. (B Mnで示さ
れる螢光体を得た。
この螢光体は第1図の曲線2に示すような770℃に近
似したピークを有するグロー特性を示した。
また、第2図の曲線2に近似した励起スペクトルを示し
た。(励起スペクトル比1a / lb = /、6乙
)また粒子形状は■■■■■■1111Il■11−■
■−90%以上が長方形の板状結晶であった。次いで得
られた螢光体をガラスパネルにポリビニルアルコール、
重クロム酸アンモニウム等の塗布液にて塗布した。得ら
れた陰極線管の輝度は、707%であシ輝度維持率はワ
ク、・7%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、グロー特性曲線である。図に於て1は従来の
燐酸塩螢光体、2は本発明の燐酸塩螢光体によるもので
ある。 第2図は、コθ(7nmから左左Onmの紫外線で、燐
酸塩螢光体を照射した時の発光強度を示すものである。 図に於て1は従来の燐酸塩螢光体、2は本発明の燐酸塩
螢光体によるものである。 第3図は、輝度維持率(%)と、Ia/、lbとの関係
を示すものである。 第り図はポリビニルアルコール水溶液中に入れられた燐
酸塩螢光体スラリーの経時変化を、時間と粘度変化の関
係で示すものである。 唸ぐポ雁セ(醍葆馴) ず続補正書 59,6.−1 昭和 年 月 日 1、事件の表示 昭和58年 特許願 第118996号2、発明の名称
 燐 酸 塩 螢 光 体3、補正をする者 事件との関係 出願人 名 称 化成オプトニクス株式会社 4、代理人 5、補正命令の日付 自 発 (1)明細書を別紙の通り全文訂正する。 (2) 図面の第1図及び第2図を削除し、第1(a)
図、第1(b)図、第2(a)図及び第2山)図を補充
する。 明 細 書 /発明の名称 燐酸塩蛍光体 コ、特許請求の範囲 (1)亜鉛を少なくとも含む2価金属のオルト燐酸塩を
主母体とし、かつ主付活剤としてマンガンを含む燐酸塩
蛍光体において、 m n蛍光体の、2 、t ’C〜ti−oo℃におけ
るグロー特性曲線において、最高強度位置が200℃〜
llOθ℃の範囲にあるか、または、(Iり 該蛍光体
を励起波長が200〜ユg Onmと3gO〜’l−2
0nm にある励起エネルギーで励起したとき、それら
の発光の最高強度をそれぞれTa 、 Tbとすると、
T a/I bが0.乙〜3.0の範囲内にあるかのい
ずれか少なくとも一方の特性を有することを特徴とする
燐酸塩蛍光体。 3、明の詳細な説明 更に詳しくは、特定の特性を有する、高輝度でかつ高輝
度維持率を有する燐酸塩蛍光体に関するものである。 マンガンを主付活剤とし、亜鉛を含むコ価金属のオルト
燐酸塩を主母体としてなる燐酸塩蛍光体(以下単に又は
必要により燐酸塩蛍光体と略称する)は、電子線励起下
に於て、高輝度の赤色発光を示し、通常陰極線管用蛍光
体に用いられる。また、この蛍光体は70%残光時間(
励起停止後発光輝度が、そのIO%Kまで低下するのに
要する時間)が長いという性質を有するので、陰極線管
のうちでも特にコンピューターの端末ディスプレイ装置
、航空機管制システムの表示装置等のカラーテレビジョ
ン用陰極線管よりも遅い走査速度が採用されるディスプ
レー用陰極線管に汎用されている。 この種の燐酸塩蛍光体は、組成式がZn x,( po
 4) 2 :Mn で表わされる燐酸塩蛍光体を基本
組成とし、公知技術、例えば特公昭!f;3−7g’1
7/号や、本出願人が先に桿案じた特開昭夕4−7.2
/2Arg号、特開昭左乙−/3Ag73号、特開昭5
7−g7’1g7号、特開昭左g−り03g0号等に示
されるように母体の一部が置換されたり、あるいは他の
共付活剤や添加物を組成中に含むものである0 しかしながら、これらの燐酸塩蛍光体は、長時間の電子
線励起により、他の一般の蛍光体に比べ著しい輝度の低
下を起し、しかもその初輝度も十分なものではなかった
。そのため、ディスプレー用陰極線管等に使用した場合
に輝度低下により色ずれを生じたり、初輝度の不充分な
ことから他の発光色蛍光体を励起する電子銃との間に、
使用電流の隔差が必然的に大きくなり、所謂電流バラン
スを悪くする等の不都合が見られた。 更に燐酸塩蛍光体は、水に対する溶解度が大きく、かつ
加水分解し水和塩になり易いという性質を有しており、
そのため、該蛍光体の表面部分から順次不発光性になる
という現象がみられた。 それをさげるために蛍光体製造時の焼成後の処理工程お
よび陰$i線管蛍光膜作成工程中に、水湿潤状態が長く
続かないような各種工夫がなされてきたが、それらは特
殊な処理手段を必要とし、技術的のみならず経済的にも
、好ましいものとは言えなかった。 従って、本発明の目的は初輝度が向上し、輝度維持率が
高く、加水分解しにくい燐酸塩蛍光体を提供することに
ある。 本発甲者等は、前記目的を達成するために、各種燐酸塩
蛍光体について鋭童研究を重ねた結果、炭酸亜鉛、酸化
亜鉛および水酸化亜鉛の少なくとも7つよりなる亜鉛化
合物とオルトリン酸を主に用いて反応せしめ、その反応
生成物を蛍光体製造原料として用いると、童外にも前記
本発明の目的が達成されることを見出した。 しかして、本発明の前記燐酸塩蛍光体は以下のような特
徴を有している。 (1) 該蛍光体のコ左0〜ti−oo℃におけるグロ
ー特性曲線において、最高強度位置が20θ0〜り00
℃の範囲にあるか、および/または、(II) 該蛍光
体を、励起波長が200〜2 g Onmと3gO〜l
Iコθnm にある励起エネルギーで励起したとき、そ
れらの発光の第・高強度をそれぞれTa 、 Tbとす
ると、Ia/Tbが0.6〜3.0の範囲内にある。 そこで本発明の燐酸塩蛍光体の製造方法の一具体例を示
す。 まず、前記亜鉛化合物と必要に応じてマグネシウム、カ
ルシウム、ストロンチウム、バリウムおよびべIJ リ
ウムの少なくとも/秤から成るΩ価金属の炭酸塩、酸化
物あるいは水酸化物の少なくとも7種、およびオルト燐
酸により、微粒子から成る7次粒子の凝集体(,2次粒
子)を共沈させる。 次に、このようにして得られた亜鉛を含むΩ価金属のオ
ルト燐酸塩の共沈物を母体原料とし、マンガン化合物を
付活剤原料としてマンガン付活を行なうことを特りとす
るものである。上記/次粒子の粒径は攪拌速度、液温、
p■等を制御する事によって、調整することが出来る。 尚、従来の燐酸塩蛍光体の製造方法としては亜鉛化合物
、燐酸第コアンモニウム等のリン酸塩、マンガン化合物
および融剤等を乾式で混合するか、溶楳を用いてペース
ト状にて混合した原料を焼成するというような方法がお
こなわれていた。また上述のよ5に各蛍光体原料を機標
的に混合して蛍光体原料混合物を得るかわりに、母体構
成元素、付活剤元素および共付活剤元素をオルト燐酸塩
として共沈させる事も掃案されていた。 しかしながら、従来の共沈による方法は、たかだか硫酸
亜鉛や硝酸亜鉛等の亜鉛化合物と、リン酸水素アンモニ
ウムおよびリン酸ナトリウムの如き酸塩等のリン酸化合
物の溶液とを反応させ、共沈物を作るものであり、その
ような方法で得られた共沈物を蛍光体原料として製造し
た燐酸塩蛍光体は、本発明の目的ならびに効果を全く満
足しないものであった。 要するに本発明をある局面から眺めれば、「オルト燐酸
」を使用するという事に発明の特徴の一部がある。 ちなみに他の燐酸例えば「メタ−」 「パラ−」「ポリ
−」等の各種燐酸、ならびにそれらの塩では、本発明の
目的を達成することができないことが判明している。 そこで以下本発明の燐酸塩蛍光体の製造方法について更
に詳細に説明する。 まず、亜鉛の炭酸塩、酸化物および水酸化物の少なくと
も7種(必要に応じてマグネシウム、カルシウム、スト
ロンチウム、バリウムおよびベリリウムの少なくとも/
N+から成るΩ価金属の炭酸塩、酸化物あるいは水酸化
物の少なくとも7種を添加する)を純水中に分散させる
。次に該液体を高速攪拌しているオルトリン酸溶液中に
一気に添加する。かくして亜鉛もしくは亜鉛を含むΩ価
金属のオルトリン酸塩の微粒子から成る7次粒子の凝集
体(、!次粒子)の共沈物を得る。 別法として亜鉛もしくは亜鉛を含む上記Ω価金属の炭酸
塩、酸化物および水酸化物の少なくとも/#を純水中に
分散させた液体を、マンガン化合物例えばマンガンの炭
酸塩の如きものを少なくとも7種を溶解させたオルトリ
ン酸溶液に高速攪拌下で一気に添加することにより、マ
ンガンオルトリン酸塩の微粒子から成る7次粒子の凝集
体(,2次粒子)の共沈物を得る。 この杼にして得られた共沈物を脱水乾燥して蛍光体の母
体原料もしくは母体と付活剤の原料とする。 尚、前記共沈による母体原料には、塩化物、炭酸塩、硫
化塩等の少なくとも7種のマンガン化合物を付活剤とし
て添加混合してあればよく、更に必要に応じて本願出願
人が先に開示した前述の公開公報に示された共付活剤(
例えば、鉛、砒素)や添加物および融剤を適当量混合す
ることが推奨される。特にめる燐酸塩蛍光体の組成元素
で、前記以外の元素についても酸化物、炭酸塩あるいは
水酸化物等の化合物を前記溶液中に添加して共沈させて
もよい。 上述の蛍光体原料は共沈もしくは混合する場合も、各蛍
光体原料を化学量論的にめる蛍光体の組成式となるよう
な割合で共沈もしくは秤取する。 混合は常法による。すなわち、ボールミル、ミキサーミ
ル、乳C−等を用いて(乾式で)行ってもよいし、水、
アルコール、弱酸等を媒体としペースト状態として(湿
式で)行ってもよい。 なお、一般に得られる蛍光体の発光輝度、粉体特性等を
向上させることを目的として、蛍光体原料混合物にさら
に融剤を添加混合することが多いが、本発明の蛍光体の
製造においても、特に塩化アンモニウム(NH4C6)
、炭酸アンモニウム〔(NH4)2CO3〕等のアンモ
ニウム塩を融剤として蛍光体原料混合物に適当借添加混
合し、上記のような目的を達成することができる。 次に、上記蛍光体原料溜合物をアルミナルツボ、石英ル
ツボ等の耐熱性容器に充填して焼成を行う。 焼成は空り中g1111(酸化性!囲気中X窒素ガス雰
囲気、アルゴンガス雰囲側等の中性雰囲気中至/100
℃の温度で7回もしくは一回以上行う。 焼成時間は耐熱性容器に充填されろ蛍光体原料混合物の
量、採用される焼成温度等によって異なるが、一般に上
紀焼成湛度範囲においては0.3乃至夕時間が適当であ
る。焼成状、得られる焼成物を粉砕、洗浄、乾燥、篩分
は等蛍光体製造において一般に採用される各操作によっ
て処理して本発明の蛍光体粒子を得る。 この様にして得られた本発明の燐酸塩蛍光体の一例を従
来のm酸塩蛍光体と比較すると、以下のように全く異な
ったものであった。 本発明の燐酸塩蛍光体は従来の燐酸塩蛍光体に比べ初輝
度で3〜709以上も高い。 また第1図は、組成式がZn 3 (PO4) 2 :
Mn で表わされる燐酸塩蛍光体にλ!; 3.7 n
m の紫外線を7分間照射した後、直ちに常温(−3°
C)よりグθ0℃迄乙・3°(/s e Cの昇温速度
で昇温した時の熱発光をホトミルで測定し、温度と熱発
光強度との関係をめた所謂グロー特性曲線である。第1
図の曲線1は前述した従来の燐酸塩蛍光体の製造方法で
造られた従来の燐酸塩蛍光体であり、曲線2は本発明の
燐酸塩蛍光体である。 この図からも明らかなように、従来の燐酸塩蛍光体は2
30〜7.5″θ℃の範囲内に最高強度位置を有してい
るが、本発明の燐酸塩蛍光体は、むしろコ000〜1I
oo℃の範囲に最高強度位置を有している。 このように本発明の蛍光体は、従来の蛍光体と、光に関
する各種物性が著しく異なるものである。 尚、一般的に本発明の燐酸塩蛍光体は製造方法によりグ
ロー特性曲線に若干の相違を有している。 しかし多くの実験の結果1.230〜/汐0℃の範囲に
有るピークと、−〇〇°〜llOθ℃の範囲に有るピー
クとの高さの比がコニ3〜/:/θにあった0 次に、第2図は20θnrn から3θOnm の紫外
線で組成式がZn 3(PO4) 2 :Mn で表わ
される燐酸塩蛍光体を照射した時の、発光強度を示すも
のである。 曲@Xは従来の燐酸塩蛍光体によるものであり、曲線2
は本発明の燐酸塩蛍光体によるものである。 この図からも明らかな様に、両者の発光特性が全く異な
っている。例えば励起波長が#200〜.2gOnm 
と3gO〜4’2θnm にある励起エネルギーで励起
したとき、発光の最高強度をそれぞれIa 。 Tb とすると、従来の燐酸塩蛍光体はTa/Tb比3
.7、本発明の燐酸塩蛍光体はTa/Ib # /Jで
ある0 すなわち本発明の燐酸塩蛍光体は、従来の燐酸塩蛍光体
に比べ紫外i!i!(特に短波の紫外線)での発光がす
くなく、更にTa/Ib比も従来のものに比較し顕著に
低いものである。 本発明は、このI a/I b比と、蛍光体の輝度劣化
特性との間に密接な関係のある事を本発明者等が見出し
たことに、特徴の一部を有するものである。 さらにこのことを具体的に説明すると、試料となる燐酸
塩蛍光体の蛍光膜に、加速電圧コQKV。 電流密度70μヤ告の陰極錘を7、ヤ分間照射した場合
(強制劣化テスト)に於て、初期輝度を700とした場
合と照射俊の輝度との比を、所謂輝度維持率(至)とし
てめ、かつ、前述のTa/Ibとの関係を調べたところ
第3図に示すような結果が得られた。 なお第3図においてX印は従来の燐酸塩蛍光体であり、
○印は本発明の燐酸塩蛍光体である。 この図より明らかな如く、従来の燐酸塩蛍光体はTa/
Ib比が3.、を以上であり、しかも輝度維持率はg3
%以下である。 一方本発明の燐酸塩蛍光体は、Ta/Tb比がコ、3以
下であり、しかも輝度維持率は90%以上を示している
。 更に多くの実験を行った結果、前記輝度維持率がg7%
以上(この強制劣化テストによる値は、陰極線管として
通常の条件で使用した場合に、実用上焼けが問題となら
ない事を示すものである。)であるためには、Ta/I
bが3.0以下である必要のあることが確認された。 一方、上記I a/T bの値が0尾以下のものは、そ
の他の特性(例えば、初輝度の大きさ)で好ましくない
欠点の生ずる傾向が確認された。 Ta/Ibは輝度維持率の虞では3.0以下、好ましく
はコ、3以下であり、初輝度の大きさの点からは0.6
以上、好ましくは/、0以上であった。 即ち、本発明では、Ta/Ib = 0.6〜.3.0
の範囲、特にTa/Ib = /、θ〜コ、左の範囲が
好ましい。 また本発明における前述の(I)と(II)の特性は、
本発明においては少なくとも一方を有している事が必須
である。 また燐酸塩蛍光体は水に対する溶解度が大きい。 そのため、一般に蛍光体塗布用のポリビニルアルコール
水溶液等の水溶液中で加水分解し易すい傾向があり、そ
れにより輝度低下、蛍光体塗布液の粘度変化を招き、よ
って得られる陰極線管の品質安定性を欠くというような
問題があった。 第り図は、ポリビニルアルコール水溶液中に入れられた
燐酸塩蛍光体スラリーの経時変化(攪拌中)を、時間と
粘度変化の関係で示すものである。 曲線1は前記従来の燐酸塩蛍光体であり、曲線2は本発
明の燐酸塩蛍光体である。 この図からも明らかなように、従来の燐酸塩蛍光体は加
水分解してスラリー粘度が大きく変化するため、通常の
塗布法と異なった特殊な塗布プロセスを?ぶ必要があっ
たが、本発明の燐酸塩蛍光体のスラリー粘度は曲線2に
示すようにほとんど変化しないので、従来周知の運営の
塗布法が使用できるという利府を有する。 以上述べたように、本発明の燐酸塩蛍光体は、従来の燐
酸塩蛍光体に比べ区別し得る特定特性を有しており、か
つ初輝度が5〜10%以上も高く、輝#′維持率も70
〜/7%以上向上し、さらに水に対して安全である等、
工業的実施に際し極めて顕著な効果を示すものである。 以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。 実施例/ 炭酸亜鉛 ZnC0,33,2,”+ f燐 酸 Hg
PO4,230,1> F炭酸マン ガン MnCC)5 3−g f まず、上記配合比の各種原料を純水中で共沈せしめた。 得られたオルト燐酸亜鉛マンガン水和物を石英ルツボに
充填して電気炉に入れ、空気中で9θO℃の温度で/、
3時間焼成した。かくして、組成式がZn3(PO4)
2: 0−0 !r Mn で示される蛍光体を得た。 この蛍光体は第1(a)図の曲線2に似た2g0℃に最
高ピークを有するグロー特性を示した。またg 、2 
(a)図の曲線2に示すような励起スペクトルを示し、
励起ス被りトル比(Ia/Ib) = 1l17であっ
た。 次に得られた蛍光体をガラスノやネルにポリビニルアル
コール、重クロム酸アンモニウム等F) 塗布液を用い
て塗布した。得られた陰tFfX線管の輝度は、777
%であり輝度維持率はq、24%であった。 実施例λ 酸化亜鉛 ZnO2’1lI−7? 燐 酸 H3PO4,2、? 0.乙?炭酸マンガン 
MnCO3左−g 11まず、上記配合比の各種原料を
純水中で共沈せしめた。得られたオルト燐酸亜鉛マンガ
ン水和物を石英ルツボに充填し、次いで電気炉に入れ空
気中で900℃の温度で7.3時間焼成して、組成式が
、Zn3(PO4)2: 0−θ!rMnで示される蛍
光体を得た。この蛍光体は第1 (a)図の曲線2に似
た一gO℃に最高ピークを有するグロー特性を示した。 またpA、2 (a1図の曲線2に近似した励起スペク
トルを示した(励起スペクトル化Ta/Tb = /、
72 )。 次に得られた蛍光体を、ガラスパネルにがりビニルアル
コール、重クロム酸アンモニウム等の塗布液を用いて塗
布した。得られた陰極線管の輝度は70g%であり、輝
度維持率はq/、11%であった。 実施例3 水酸化亜鉛Zn(OH)2 −2 qg−/ f燐 酸
 H3PO4コ30.乙 f 炭酸マンガン MnCO35J y まず上記配合の原料を、純水中で共沈せしめた。 得られたオルト燐酸亜鉛マンガン水和物を石英ルツボに
充填し次に電気炉に入れ、空気中900℃の温度で7.
3時間焼成した。かくして組成式がZn3(PO4)2
” 0.0左Mnで示される蛍光体を得た。 この蛍光体は第1(δ)図の曲線2に似た2gθ℃に最
高−一りを有するグロー特性を示した。また第第、2 
(a)図の曲線2に近似した励起ス啄りトルを示した(
励起スペクトルTa/Ib = /、g / )。次に
得られた蛍光体をガラスパネルにポリビニルアルコール
、重クロム酸アンモニウム等の塗布液を用いて塗布した
。得られた陰極線管の輝度は、709%であり、輝度維
持率は93..2%であった。 実施例ヶ 炭酸亜鉛 ZnCOx、 33−2−’l f水酸化カ ルシウムCJOH)2 0−g f 燐 酸 H!、PO4コ30.乙f まず上記配合の原料を純水中で反応せしめた。 得られたオルト燐酸亜鉛水和物に炭酸マンガンMnCO
3!f−g tをボールミルにて充分混合し、石英ルツ
ボに充填した後、電気炉に入れ空気中900℃の温度で
、a、0時間焼成した。かくして組成式が(Zn=Ca
)5(PO4)2 : 0−05 Mnで示される蛍光
体を得た。 この蛍光体は第1(a)図の曲線2に似た2gO℃に近
似した最高ピークを有するグロー特性を示した。また、
第コ(a)図の曲線2に近似した励起スペクトルを示し
た(励起スペクトル比Ta/Ib = l6乙)。 次いで得られた蛍光体をガラスパネルにポリビニルアル
コール、重クロム酸アンモニウム等の塗布液にて塗布し
た。得られた陰wL線管の輝度は、707%であり輝度
維持率は9り、7%であった。 実施例! 炭酸亜鉛 ZnCO337乙、/り 燐 酸 H3PO4230,乙 V 炭酸ff7が7 MnCO3!;−g tまず、上記配
合比の各種原料を純水中で共沈せしめた。得られたオル
ト燐酸亜鉛マンガン水和物を石英ルツボに充填して電気
炉に入れ、空気中で900℃の温度で/、3時間焼成し
た。かくして、組成式がzn!、(po4)2: 0.
θk Mn で示される蛍光体を得た。この蛍光体は第
1(b)図の曲線2に似た約21.0℃に最高ピークを
有するグロー特性を示した。また第2 (bJ図の曲線
2に示すような励起スペクトルを示し、励起スペクトル
比/、9.2であった。 次に得られた蛍光体をガラスパネルにポリビニルアルコ
ール、重クロム酸アンモニウム等)塗布液を用いて塗布
した。得られた陰極線管の輝度は、110%であり輝度
維持率は9.2.9%であった。 実施例乙 炭酸亜鉛 ZnCO3376−/ f 燐 酸 H3PO4230尾 タ まづ上記配合の原料を純水中で反応せしめた。 得られたオルト燐酸亜鉛水和物に硫酸マンガンMnSO
47−6fをボールミルにて充分混合し、石英ルツボに
充填した後、電気炉に入れ空気中900℃の温度で、2
.0時間焼成した。かくして組成式がzn3(po4)
2: 0.0 !; txn で示される蛍光体を得た
。 この蛍光体は第1(b)図の曲線2に似た約コ乙O℃に
近似した最高2−りを有するグロー特性を示した。また
、第、2 (b1図の曲線2に近似した励起スペクトル
を示した(励起スペクトル比1a/Ib=i、g 、2
 )。 次いで得られた蛍光体をガラスフ4ネルにポリビニルア
ルコール、重クロム酸アンモニウム等ノ塗布液にて塗布
した。得られた陰極線管の輝度は、107%であり輝度
維持率はq s、g%であった。 久図面の簡単な説明 第1(a)図及び第1(b)図は、グロー特性曲線であ
る。図に於て1は従来の燐酸塩蛍光体、2は本発明の燐
酸塩蛍光体によるものである。 第、2 (a)図及び第、2(b)図は1.200 n
m から左左Onm の紫外線で、燐酸塩蛍光体を照射
した時の発光強度を示すものである。図に於て1は従来
の燐酸塩蛍光体、2は本発明の燐酸塩蛍光体によるもの
である。 第3図は、輝度維持率(%)と、Ia/Ibとの関係を
示すものである。 第4図はポリビニルアルコール水溶液中属人れられた燐
酸塩蛍光体スラリーの経時変化を、時間と粘度変化の関
係で示すものである。 !i!l!F:、廚婆 盟 5 妖 郵 ”srミ駅獣ボ匍(彎ズ早) 絣牟采ご都帽菰豐) 手続補正書 特許庁長官 志 賀 学 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第118996号、
発明の名称 燐酸塩螢光体 3、補正をする者 事件との関係 出願人 名 称 化成オプトニクス株式会社 4、代理人 5、補正命令の日付 自 発 細書)第8頁第9行目の“硫化塩等”を「硫酸塩等」と
訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)亜鉛を少なくとも含むコ価金属のオルト燐酸塩を
    主母体とし、かつ主付活剤としてマンガンを含む燐酸塩
    螢光体において、 山 該螢光体の2S℃〜1loo℃におけるグロー特性
    曲線において、最高強度位置が一00℃〜1Ioo℃の
    範囲にあるか、または、(If) 該螢光体を励起波長
    が、200−、、It”Onmと330−11.20n
    mK−hる励起エネルギーで励起したとき、それらの発
    光の最高強度をそれぞれla、Ebとすると、Ia/I
    bが0.6〜3.0の範囲内にあるか、 前記(I) 、(If)のいずれか少なくとも一方の特
    性を有することを特徴とする燐酸塩螢光体。
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