JPS5998342A - 磁気再生装置のサ−ボ回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気再生装置のサーボ回路に係り、高速再生モ
ード時に基準信号をドラムモータの回転検出信号に位相
同期せしめ、キャプスタンモータの回転位相をこの基準
信号に同期せしめることによシ、ドラムモータの回転と
キャプスタンモータの回転が位相同期して高速再生モー
ド時に発生するノイズバーが画面の一定位置に固定され
て目視しやすい再生画面となる磁気再生装置のサーボ回
路を提供することを目的とする。

映像信号を磁気テープにその長手方向上斜めのトラック
で記録し、これを再生する磁気記録再生装置において、
記録時には映像信号の垂直同期信号の記録位置が斜めの
平行な記録トラックの端部に揃い、再生時にはヘッドが
記録トラックを正確に走査する必要がある。このため、
一般にこの種のいわゆるヘリカルスキャン型磁気記録再
生装置（以下単に磁気記録再生装置という）においては
、回転ヘッドの回転速度を制御する速度制御ループとそ
の回転位相を制御する位相制御ループとよシなるヘッド
サーボ回路と、磁気テープを走行させるキャプスタンの
回転速度を制御する速度制御ループとその回転位相を制
御する位相制御ループとよシなるキャプスタンサーボ回
路とがある。

ノーマル再生時においては、ヘッドサーボ回路の位相制
御ループによって回転ヘッドの回転に応じて検出された
比較信号を基準信号と位相比較して得た位相誤差信号で
回転ヘッドの回転位相を基準信号に同期させておシ、更
に、キャプスタンサーボ回路の位相制御ループによって
再生されたコントロールパルスを上記基準信号と位相比
較して得た位相誤差信号でキャプスタンの回転位相を基
準信号に同期させている。これによって再生されたコン
トロールパルスっまシキャグスタンモータの回転は回転
ヘッドの回転と位相同期がとれた状態にある。

一方、磁気記録再生装置において、るね気テープをノー
マル再生時の例えば７倍柱度の高速で記録時と同方向（
ｊ＠方向）又は逆方向に走行させ、回転ヘッドにより再
生を行ないっ＼所望記録位置を検索する高速サーチ再生
を行なうことがある。この高速サーチ再生の際上記の如
く磁気テープは順方向又は逆方向に高速で走行するだめ
、この高速サーチ再生時の回転ヘッドと磁気テープとの
相対走査線速度はノーマル再生時のそれとは異なる。

このため、高速サーチ再生時の再生映像信号の水平走査
周波数がノーマル再生時の正規のそれとは異なシ、この
再生信号をテレビジョン受像機に供給しても、再生画面
の水平同期がはずれて正常な再生画像が得られない。

そこで、この高速サーチ再生時においても水平同期のと
れた再生画像をうるために再生映像信号の水平走査周波
数がノーマル再生時のそれ（例えば映像信号がＮ’Ｌ’
ＳＣ方式カラー映像信号の場合１５．７３４　ｋＨｚ　
）と同じになるように再生を行なう必要がある。このた
めには、高速サーチ再生時において回転ヘッドをテープ
の走行方向に応じてノーマル再生時の回転より速めて又
は遅らせて回転させる必要がある。即ち高速サーチ再生
時のテープ走行方向がノーマル再生時の走行方向と同方
向（順方向）の時は回転ヘッドをノーマル再生時の回転
速度よシ犬なる速度で回転させ、逆方向の時は小々る速
度で回転させる必要がある。そこで、上記へッドサーポ
回路において、高速サーチ再生時には位相制御ループを
遮断し、かつ再生水平同期信号の水平走査周波数を周波
数／電圧変換して萄た電圧を回転ヘッドを回転させるモ
ータ（以下ドラムモータという）に印加する回路構成と
しである。これにょシ、高速サーチ再生時においても、
その回転ヘッドと磁気テープとの相対走査線速度がノー
マル再生時のそれと同じになるよう、回転ヘッドはその
回転を制御される。

このように高速サーチ再生時には位相制御ループが遮断
されるため、回転ヘッドの回転と基準信号との位相同期
がとれず、再生されたコントロールパルスと回転ヘッド
の回転との位相同期がとれなくなる。このため、高速サ
ーチ再生時に、回転ヘッドが磁気テープ上のアジマス角
度の異ナルトラックを再生するとき再生画面上に生ずる
ノイズバーが再生画面の上下方向に移動し、非常に見辛
いという欠点があった。このため、ヘッドサーボ回路の
回転ヘッドの回転に応じて検出された比較信号とキャプ
スタンサーボ回路の再生されたコントロールパルスとを
直接位相比較して回転ヘッドの回転とキャプスタンモー
タの回転を位相同期させることも考えられるが、この場
合は、ノーマル再生時と高速再生時の回路構成が異なる
ため、多くの切換回路を必要とし、回路構成が複雑とな
る欠点がある。また、回路を簡単にするためノーマル再
生時にもヘッドサーボ回路の回転ヘッドの回転に応じて
検出された比較信号とキャプスタンサーボ回路の再生さ
れたコントロール信号とを直接位相比較して回転ヘッド
の回転とキャプスタンモータの回転を位相同期させても
よいが、ノーマル再生時において回転ヘッドの回転の不
安定さがキャプスタンサーボ系に悪影響を与え、キャプ
スタンモータの回転が不安定間なるという欠点がある。

本発明は上記の欠点を除去したものであシ、以下図面と
共にその一実施例につき説明する。

第１図は本発明になる磁気再生装置のサーボ回路の一実
施例のブロック系統図を示す。同図中、１はドラムモー
タで、ヘリカルスキャン型磁気記録再生装置の例えば２
個の回転ヘッドを記録時、ノーマル再生時等では１８０
０　ｒｐｍで回転する直流モータである。このドラムモ
ータ１の回転速度は周波数発電機（ＦＯ）２により回転
速度に比例した周波数に変換され、寸だドラムモータ１
゛の回転位相はドラムピックアップヘッド３により検出
される０ まず、ヘッドサーボ回路の記録時及びノーマル再生時の
動作につき説明する。記録時及びノーマル再生時にはス
イッチｓｉ　、Ｓ２は夫々接点Ｎ側に閉成接続される。

このとき、ドラムピックアップヘッド３より取り出され
た第２図（ト）に示す如き位相検出パルス（ドラムパル
ス）ａは２分岐されて増幅器４，５を経て単安定マルチ
バイブレータ（モ／マル？）　６　、７に夫々供給され
、ここで所定時間遅延される。モノマルチ６．７より取
り出されたパルスはフリップフロップ８のリセット端子
、セット端子に印加され、その安定状態を順次反転させ
る。これにょシ、フリップフロップ８がらは例えば２個
の回転ヘッドの各トラック走査期間に対応した第２図（
Ｂ）に示す矩形波すが取シ出される。この矩形波ｂｉｌ
−１，台形波発生回路９に供給されて第２図Ｃ）に示す
如き台形波Ｃに変換されて位相比較器１０に供給される
。

また、発振器４によシ発生された例えば繰り返し周波数
３２　ｋＨｚの第２図０に示す如きパルスｄは、分周器
１２で分周されて繰り返し周波数３０Ｈｚ程度の第２図
（ト）に示す如き矩形波ｅとされる。

この矩形波ｅはへラドサーボ回路及びキャプスタンモー
ボ回路夫々の位相制御ループの基準信号となるものであ
り、この矩形波ｅはモノマルチ１３゜１４に供給される
。モノマルチ１３に供給された矩形波ｅは一定時間Ｔだ
け遅延されて第２図ηに示すパルスｆとされてパルス発
生回路１５に供給され、これよりその立下シ時点で第２
図０に示すサンプリングパルスｇが取シ出される。この
サンプリングパルスｇは位相比較器１０に供給され、こ
こで台形波発生回路９よシの台形波Ｃの傾斜部の電圧を
サンプリングする。位相比較器１０でサンプリングホー
ルドされた位相比較誤差信号はスイッチＳ１を介して混
合増幅器１６に供給される。

聾だ、周波数発電機２より取り出された回転速度検出パ
ルスは増幅器１７を経てＦ−Ｖ変換器１８に供給され、
ここで周波数−電圧変換されて速度誤差信号とされた後
混合増幅器１６に供給され、ここで上記位相比較誤差信
号と混合増幅される。

この混合増幅器１６よシ取り出された誤差電圧はドラム
モータ１に印加され、ドラムモータ１の回転速度及び回
転位相を制御する。ここで、ドラムピックアップヘッド
３、増幅器４，５、・モノマルチ６．７、フリップフロ
ップ８、台形波発生回路９、位相比較器１０、発振器１
１、分局器１２、モノマルチ１３、パルス発生回路１５
及び混合増幅器１６は位相制御ループを構成し、寸だ、
周波数発電機２、増幅器１７、Ｆ−Ｖ変換器１８及び混
合増幅器１６は速度制御ループを構成し、これらでヘッ
ドサーボ回路を構成している。

次に、キャプスクンサーボ回路を説明するに１９はキャ
プスタンモータであり、磁気テープ（図示せず）はこの
キャプスタンモーター９によシ回転駆動されるキャプス
タンとピンチローラに挟持されて走行せしめられる。こ
のキャプスタンモーター９の回転は周波数発電機（Ｆ（
ｈ）２０により例えば記録時及びノーマル再生時に繰シ
返し周波数７２０Ｈｚとなるような回転速度に比例した
周波数のパルスに変換される。まず、記録時について説
明する。記録時にはスイッチＳ３は接点Ｒ側に閉成接続
される。このとき、周波数発電機２０より取り出された
検出パルスは増幅器２１を経て分局器２２及び可変分周
器２３に供給される。分周器２２は上記検出パルスを冴
分周した後その立下りに位相同期した第２図頓に示す如
き繰り返し周波数路３０Ｈｚのサンプリングパルスｈと
し、スイッチＳ３を介して位相比較器２４に供給する。

一方、モノマルチ１４は分周器１２より供給される矩形
波ｅを一定時間遅延して第２図（Ｉ）に示す如き矩形波
ｉとして台形波発生回路２５に供給し、この矩形波ｉは
ここで第２図（のに示す如き台形波ｊに変換されて位相
比較器２４に供給されている。

上記のサンプリングパルスｈはその立上シでこの位相比
較器２４で台形波ｊの傾斜部の電圧をサンプリングし、
ここでサンプリングホールドされた位相比較誤差信号は
混合増幅器２６に供給される。

まだ、可変分周器２３は入力端子２７を介して磁気再生
装置の全体の制御を行なう制御回路（図示せず）よシの
信号を供給されておシ、記録時及びノーマル再生時には
その分周比を１／６とし、高速サーチ時にはその分周比
をｌ／４２とするものである。増幅器２１よシの検出パ
ルスはこの可変分周器２３で分周されて周波数路１２０
Ｈｚとされだ後Ｆ−■変換器２８に供給され、ここで周
波数−電圧変換されて速度誤差信号とされた後混合増幅
器２６に供給され、ここで上記位相誤差信号と混合増幅
される。この混合増幅器２６よＱ取シ出された誤差電圧
はキャプスタンモータ１９に印加され、キャプスタンモ
ータ１９の回転速度及び回転位相を制御する。

また、再生時にはスイッチＳ３は接点Ｐ側に接続する。

ノーマル再生時において、コントロールヘッド（図示せ
ず）で再生されｆｃ第第２輸Ｎ示す如きコントロールパ
ルスｋが入力端子２９より入来スル。このコントロール
パルスｌ（は増幅器３０で増幅された後可変分局器３１
に供給される。可変分周器３１は入力端子２７よシ供給
される制御信号によってノーマル再生時にその分周比を
１とし、高速サーチ時にその分周比を１／７とするもの
でアシ、上記コントロールパルスにはここで分周された
後その立下りに位相同期した第２図（６）に示す如きサ
ンプリングパルスｅとされ、スイッチ８３を介して位相
比較器２４に供給される。このサンプリングパルスｔは
台形波ｊをサンプリングし、サンプリングホールドされ
た位相誤差信号は混合増幅器２６に供給され、記録時と
同様にしてキャブ又’ｔ”−、コ／　）ロールヘッド、
増幅器３０、可変分周器３１と、発振器１１、分局器１
２、モノマルチ１４、台形波発生回路２５、位相比較器
２４、混合増幅器２６は位相制御ループを構成し、周波
構成し、これらでキャプスタンサーボ回路が構成されて
いる。

このように記録時及びノーマル再生時において、ドラ１
５モータ１及びキャプスタンモータ１９夫々の回転は共
に基準信号である矩形波ｅと完全に位相同期しており、
この結果、ドラムモータ１の回転とキャプスタンモータ
１９の回転は位相同期“している。

次に高速サーチ再生時の動作につき説明する。

高速サーチ時にはスイッチ８１．８２は夫々接点Ｈ側に
閉成接続される。これによって、ヘッドサーボ回路の位
相制御ループは遮断され、再生水平同期信号を周波数−
電圧変換して得た電圧、もしくはこの電圧に等しい所定
の一定電圧が入力端子３２よす混合増幅器１６に供給さ
れ、ここで速度誤差信号と混合増幅され、得られた誤差
信号がドラムモータ１に供給される。これによってノー
マル再生時の７倍程度の速度で走行されている磁気テー
プよυの再生状像信号中の水平同期信号が記録時及びノ
ーマル再生時と同一となるようドラムモータ１の回転速
度を制御する。

また、フリップフロップ８よシ取り出された矩形波ｂＦ
ｉ、台形波発生回路１７に供給されると共に、スイッチ
Ｓ２を介して分周器１２にリセットパルスとして印加さ
れる。従って、基準信号である分周器１２の出力する第
２図（ｅ）に示す矩形波ｅは矩形波すの立下シに同期し
て立下シ、矩形波ｅは矩形波すに同期がとられている。

この矩形波ｅから記録時及びノーマル再生時と同様にし
て台形波ｊが形成され位相比較器２４に供給される。

また、入力端子２７より供給される制御信号により可変
分周器２３，３１の分周比は夫々１／４２　。

１／７とされる。このため、ノーマル再生時の略７倍の
速度で回転しているキャプスタンモータ１９０周波数発
電機２０によシ検出されたパルスは可変分局器２３で周
波数路１２０Ｈｚとされた後Ｆ−Ｖ変換器２８で周波数
−電圧変換され、キャプスタンモータ１９を高速サーチ
再生時の定常回転をせしめるための速度誤差信号として
混合増幅器２６に供給される。また、入力端子２９よシ
入来するノーマル再生時の略７倍の周波数のコントロー
ルパルスは増幅器３０を経た後可変分周器３１で１／７
分周されてノーマル再生時と同様の第２図（ト）に示す
如きサンプリングパルスｔとされてスーｒツチＳ３を介
して位相比較器２４に供給され、台形波ｊをサンプリン
グする。サンプリングホールドされた位相誤差信号は混
合増幅器２６で速度誤差信号と混合増幅されて誤差電圧
とされ、キャプスタンモータ１９に供給され、キャプス
タンモータ１９の回転速度及び回転位相を制御する。

このように、高速サーチ再生時においても台形波Ｃと基
準信号である矩形波ｅとは完全に位相同期しておシ、こ
の矩形波ｅと再生されたコントロールパルスとは完全に
位相同期している。つまり、ドラムモータ１とキャプス
タンモータ１９との回転は高速サーチ再生時においても
記録時及びノーマル再生時と同様に完全に位相同期して
いる。このため、高速サーチ再生時の再生画面上に生ず
るノイズバーは再生画面の一定位置に固定しておシ、上
下に移動することはない。従って高速サーチ再生時の再
生画像が非常に目視しやすくなる。また、第１図示の回
路では、ノーマル再生時においてドラムモータ１、キャ
プスタンモータ１９夫々の回転は夫々独立して基準信号
である矩形波ｅに位相同期しているだめ、ドラムモータ
１の回転の不安定さがキャプスタンモータ１９の回転に
影響を与えることはない。

なお、第１図示の回路は再生と共に記録も行なえるもの
であるが、これは分局器２２、スイッチＳ３がなく再生
だけを行なうものであっても良い。

上述の如く、本発明になる磁気再生装置のサーボ回路は
、高速再生モード時にドラムモータへの誤差信号の供給
を停止すると共に、基準信号を回転検出信号に位相同期
せしめ、キャプスタンモータの回転位相を回転検出信号
に同期した基準信号に同期せしめるよう構成してなるだ
め、ノーマル再生モード時はもちろん高速再生モード時
にもドラムモータの回転とキャプスタンモータの回転と
が完全に位相同期し、高速再生モード時に再生画面上に
発生するノイズバーが画面の上下方向に移動せず一定位
置に固定され、再生画面が目視しやすい等の特長を有す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明回路の一実施例のブロック系統図、第２
図（５）〜（ト）は夫々第１図の動作説明用信号波形図
である。 １・・・ドラムモータ、２．２０・・・周波数発電機、
３・・・ドラムピックアップヘッド、８・・・フリップ
フロップ１．９　、２５・・・台形波発生回路、１０．
２４・・・位相比較回路、１２，２２・・・分周器、１
６．２６・・・混合増幅器、１８・・・Ｆ−Ｖ変換器、
８１〜Ｓ３・・・スイッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ノーマル再生モード時において回転ヘッドを回転させる
   ドラムモータの回転検出信号と一定周波数の基準信号と
   を位相比較して得た誤差信号を該ドラムモータに供給し
   該ドラムモータの回転位相を該基準信号に同期せしめる
   と共に、再生されたコントロールパルスと該基準信号と
   を位相比較して磁気テープの走行を行なうキャプスタン
   モータの回転位相を該基準信号に同期せしめる磁気再生
   装置のサーボ回路において、高速再生モード時に該ドラ
   ムモータへの該誤差信号の供給を停止すると共に、該基
   準信号を該回転検出信号に位相同期せしめ、該キャプス
   タンモータの回転位相を該回転検出信号に同期した基準
   信号に同期せしめるよう構成してなることを特徴とする
   磁気再生装置のサーボ回路。