JPS5993699A - 複室タンクの排出液体混同防止装置 - Google Patents

複室タンクの排出液体混同防止装置

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JPS5993699A
JPS5993699A JP19813582A JP19813582A JPS5993699A JP S5993699 A JPS5993699 A JP S5993699A JP 19813582 A JP19813582 A JP 19813582A JP 19813582 A JP19813582 A JP 19813582A JP S5993699 A JPS5993699 A JP S5993699A
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chamber
liquid type
tank
liquid
bottom valve
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JP19813582A
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守 小野塚
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、種類の異なる液体を個別に収容運搬する複室
タンクの排出液体混同防止装置に関する。
種類の異なる液体例えばガソリン、灯油、軽油を各室に
個別に収容して運搬する複室タンクにおける排出作業は
、従来法のようにして行なわれている。
第1図に示すように排出しだい液種が例えば灯油である
場合、作業者は先ず複室タンク3の上または側面の表示
板2により灯油が第2室3Bに収容されていることを確
認した後、室3B上に設けられた操作ハンドル4Bを操
作し、それによって開閉する底弁5Bを開口して灯油を
排出している。
しかし、作業者が時として感違いしたり誤操作し、所望
の液種と異なる液体を収容した他の室の操作ハンドルを
操作すると、例えばガソリンスタンドの灯油タンクに軽
油を排出するといった手違が生じる。
また、各種液体を貯蔵している液体貯蔵基地におりる複
室タンクへの積込み作業において、各室に前記表示板の
記載と違った液種を誤って積込んでいると、作業者が表
示板に従って正しく排出操作をしても排出すべき液種が
所望のものでないという事態が生じる欠点がある。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたもので
、所望の液種を各室より排出する場合の作業者の感違い
や誤操作を回避でき、また、運搬前に複室タンクの各室
に積込まれる液種の混同が生じることのない複室タンク
の排出液体混同防止装置を提供することを目的とする。
以下、本発明をその実施例に基づいて詳細に説明する。
第2図は、本発明に係る排出液体混同防止装置のリレー
回路1oである。なお、以下の各構成の説明において複
室タンク3の各室における底弁など同一機能を有するも
のには、第1室、第2室、第3室ごとにそれぞれ同一の
添字A、B、Cを付して区別する。
本発明は、複室タンク3が搭載された車両11(第4図
参照)に装着され、第2図に示すように液種判別用通電
体12と、これらを介して液体貯蔵基地の各液種タンク
に対応して設けられた異なる通電端子が接続されたこと
を検知する通電検知手段13と、貯蔵基地の液種タンク
より運搬用複室タンク3の各室に積込まれる液種を判別
する積込み液種判別手段14と、複室タンクの各室毎に
積込まれた液種を積込み液種判別手段14の信号に基づ
いて記憶する積込み液種記憶手段15と、排出詩作業者
が排出液種を指定する排出液種指定手段16と、この排
出液種指定手段16と前記積込み液種記憶手段15とか
らの信号に基づいて後述する底弁ロック解除手段19に
解除信号を出力する底弁ロック解除指令手段17と、底
弁を開閉するための操作ハンドルの開口操作を阻止する
底弁開口操作ロック手段18 (第3図参照)と、前記
底弁ロック解除指令手段17からの信号に基づいて前記
底弁開口操作ロック手段18の作動を解除させる底弁ロ
ック解除手段19とを、その主たる構成としている。
詳述すると、液種判別用通電体12は第3図に示すよう
に複室タンク3の各室3Δ〜3Cに対応して個別に設け
られ、例えば各室の液体の積込みおよび排出に使用され
る俳人口21A〜21Cの近傍に設けられた液種判別用
通電体12A〜12Cよりなる。そして、これらは異な
る液!盾を大量に保管している貯蔵基地22(第4図参
照)の各液種タンク22a〜22cごとに設けられた例
えばd−ディングアーム23a〜23cの先端に個別に
装着された通電端子24a〜24cに適宜接続されるも
のである。
この液種判別用通電体12A〜12Gは第5図(a)に
示すように、同一形状の接点tl〜t4を有し、これら
のいづれにも接続可能な液種タンク側の通電端子24a
〜24cば同図(a)〜(C)に示すように各タンクご
とに異なる位置で導通する接点を有する。そして、前記
通電検知手段13は、上述の各液種判別用通電体12A
−12cの各接点に接続され通電により作動するリレー
R1〜R3、R4〜R6、R7−R9(第2図参照)を
有し、複室タンク3のどの室にいかなる液種タンクの液
体が積込まれよ・うとしているかを検知するものである
。すなわち、貯蔵基地22の各液種タンク内には常に定
められた液種が収容されているので、液種タンクの1つ
の通電端子が複室タンク3側の液種判別用通電体12の
いづれか1つに接続されると、一義的にその室に積込ま
れる液種が定まり、これに対応する前記R1〜R9のい
づれかのリレーが作動し、次に述べる積込み液種判別手
段14により積込み液種を判別させることができるよう
になっている。
積込み液種判別手段14は前記通電検知手段13のリレ
ーR1〜R9により作動する常開接点r1〜r9とそれ
ぞれに接続されたリレーRIO〜R18とを有し、複室
タンク3のどの室にいかなる液種タンクめ液体が積込ま
れようとしているかを判別するものである。
積込み液種記憶手段15は、上記の積込み液種判別手段
14からの信号を受けて積込まれる液種とそれが収容さ
れる室とを記憶するもので、前記積込み液種判別手段1
4に設けられたリレーR10〜R18により作動する組
合わされた常開接点および常開接点rlo〜r18とに
より作動するリレーR19〜R27と、これらのリレー
の作動を保持する常開接点r19〜r27からなる自己
保持回路とが設けられている。
すなわち、積込み液種判別手段14で判別された液種と
収容室が自己保持されるリレーR19〜R27で記憶さ
れ、それと共にこれらの作動により後述する積込み液種
表示手段30にその記憶信号と同一の信号を出力するよ
うになっている。
排出液種指定手段16は、例えば第6図(a)に示す表
示体25に併設されたブツシュ式の排出液種指定ボタン
PBI〜PB3である。これは作業者が複室タンク3よ
り運搬先のガソリンスタンド26 (第7図参照)のス
タンドタンク26a〜26cに排出するときその排出液
種を指定するものであるが、上述の指定ボタンに限らず
作業者が操作することにより排出液種を指定できる信号
を次に述べる底弁ロック解除指令手段17に出力できる
ものであればよい。
底弁ロック解除指令手段17ば、排出液種指定手段16
の指定ボタンPBI〜PB3を押ずことにより通となる
常開接点p1〜p3と、積込み液種記憶手段15のリレ
ーR19〜R27の作動により通となる常開接点r19
〜r27とを有し、複室タンク3の各室の液種と排出し
たい液種とが一致したとき作動するリレーR28〜R3
0とこれらのリレーを自己保持する常開接点r28〜r
30とを有している。そして、これは底弁ロック解除手
段19に解除信号を出力できるようになっている。
底弁開口操作ロック手段18(18A〜18C)は、第
3図およびその一部拡大である第8図に示すように、複
室タンク3の各室ごとに設けられている底弁5A〜5C
の例えば操作ハンドル4A〜4Cの一部に穿設された凹
陥部27A〜27Cなどにソレノイドにより係合するロ
ック体である。
これば次に述べる底弁ロック解除手段19からの信号が
入力された場合のみそのロックが解除され、プッシュプ
ルケーブル28A〜28Cおよびベルクランク29A〜
29Cを介して操作ハンドル4A〜4Cでもって、各底
弁5A〜5Cを積込みおよび排出時に個別に開口できる
ようにするものである。
底弁ロック解除手段19は、底弁ロック解除指令手段1
7のリレーR28〜R30の作動により通となる常開接
点r28〜r30とソレノイド5oA−3oCとからな
り、これらのソレノイドの作動により底弁開口操作ロッ
ク手段18のロック状態を解除するものである。なお、
底弁5A〜5Cは排出時のみならず積込み時にも開口さ
せなければならないので、別途手動操作により積込み時
のロック状態を解除する切換えスイッチなどを設けてお
いてもよいが、図示するように積込み時に通電される液
種判別用通電体12A〜12Cにより作動する通電検知
手段13のリレーR1〜R9でソ1/ノイド5oA=S
oCを作動させるべく、常開接点r1〜r3、r4〜r
6、r7〜r9を常開接点r28〜r30に並列に介在
させておくとよい。
上記構成に加えて、第2図に示すような積込シ液種表示
手段30を設けておくと、排出作業時における目視1+
’[をすることができる。
略述すると、積込み液種表示手段3oば、複室タンク3
の各室にいがなる液種が収容されているかを作業者に確
認させるために、該当ランプを点灯させるものである。
すなわち、前記積込み液種記憶手段15のリレーR19
〜R27で作動する常開接点r19〜r27により、前
述の表示体25のランプPLI〜PL9を点灯させるよ
うになっている。なお、リレーR,19〜R27が自己
保持されている限りランプの点灯が維持されることは述
べるまでもない。この積込み液種表示手段3゜におりる
表示は、上述のようにランプを点灯させるもののほか、
文字や色などで表示するものであってもよい。
以上述べた構成によれば、次のようにして複室タンクの
各室内の液体を混同することなく排出することができる
先ず、貯蔵基地22における複室タンク3への積込み作
業から述べる。
複室タンク3を搭載した車両11を第4図に示すように
貯蔵基地22の積込みラック31に横付けする。そして
、積込みラック31横の作業者が複室タンク3の第1室
3Aの俳人管20への俳人口21Aに多関節式のローデ
ィングアーム23aの先端を接続する。そして、ローデ
ィングアーム23aに付設された通電端子24aを第1
室の俳人口21A近傍に設けられた液種判別用通電体1
2Aに接続する。
なお、この接続作業は俳人口21A近傍と異なる位置例
えば複室タンク3の下部側面に集中配置された液種判別
用通電体(図示せず)を用いて行なってもよいが、上述
のようにローディングアーム23aの複室タンク3への
接続時に行なうようにしておけば、接続手間が少なくま
た接続間違いの起こることも回避することができる。加
えて、作業者が従来のように複室タンク3に上ることも
な(地上より容易に作業することができる。
ところで、発火性液体の積込みおよび排出時には静電気
による災害が発生することがあり、これを防止するため
消防法で定められているアースをとる。これは車両11
に設げられているアース線32を積込みラック31に設
けられたアース口33に接続することにより行なわれる
。この場合、アース線32に代え第5図(a)〜(C)
に示すように各液種判別用通電体12A〜12Cにアー
ス端子t5を、通電端子24a〜24Cにアース線34
を内蔵しておくと、アース線接続作業と通電体接続作業
を一度に行なうことができ、従来から必要とされている
のと変わらない手数で通電接続が可能となる。
このようにして液種判別用通電体12Aの接点t1とR
2が通電端子24aにより導通され、通電検知手段13
のリレーR1が車両11の電源から接点t1を介して供
給される電力により作動する。これによって、積込み液
種判別手段14に介在された常開接点r1が通となり、
リレーRIOが作動して第1室3Aに液種タンク22a
内の液種例えばガソリンが積込まれることが判別される
この結果、積込み液種記憶手段15の常開接点rlOが
通となる。しかし、液種判別用通電体12Aにおいて接
点t1とR3、およびtlとR4が接続されていないた
めに作動しないリレーR2、R3により断が維持されて
いる積込み液種判別手段14の常開接点r2、r3とに
よりリレーR11、R12は作動しない。その結果、積
込み液種記憶手段15の常閉接点rll、r12は通を
常開接点rll、r12は断を維持するので、リレーR
19〜R21のうちのりレーR19のみが作動する。そ
して、このリレーR19の作動に伴って通となる常開接
点r19によりリレーR19が自己保持され、積込み終
了後液種判別用通電体12Aと通電端子24aとの切離
しがあっても、その後も積込み液種とその収容室が記憶
される。
さらに、このリレーR19により積込み液種表示手段3
0の常開接点r19が通となるのでランプPLIが点灯
し、表示体25の該当111所すなわち、第1室3Aに
ガソリンが積込まれていることが表示される。
なお、作業者がローディングアーム23aより第1室3
Aに液種タンク22a内のガソリンを積込む作業は、前
記通電検知手段13のリレーR1により底弁ロック解除
手段19の常開接点r1が通となりソレノイドSoAが
作動して底弁開口操作ロック手段18Aのロックが解除
されているので、第3図に示すプッシュプルケーブル2
8Aおよびヘルクランク2’9Aを介して操作ハンドル
4Aにより底弁5Aを開口することができ、その後第4
図に示すローディングアーム23aに付設されたポンプ
駆動スイッチ35aを操作して遠隔的に液種タンク22
aの積込みポンプ36aを駆動して行なわれる。積込み
の終了は作業者がポンプ駆動スイッチ35aを切るかま
たは前もって設定された積込み量を図示しない流量計で
計測し遮断弁などで自動的に停止させることにより行な
われる。
なお、底弁5Aを閉じた後通電端子24aを液種判別用
通電体12Aより外すと、底弁開口操作ロック手段18
八は再びロックされた状態となる。
上述の積込み作業と同様貯蔵基地22の他の液種タンク
22bから複室タンク3の第1室3Aに灯油を積込む場
合は、接続された通電端子24bにより液種判別用通電
体12Aの接点t1とt3が導通され、通電検知手段1
3のリレーR2が作動しこれによって積込み液種判別手
段14のリレーR11が作動する。上述と同様の要領で
積込み液種記憶手段15の常開接点rllが通となるの
でリレーR20が作動し、これに伴って通となる常開接
点r20によりリレーR20が自己保持され、積込み液
種と収容室が記憶される。また、積込み液種表示手段3
0の常開接点r20も通となるので、ランプPL2が点
灯する。このようにして、1つの室には作業者が選定し
た1液種を積込みそれを記憶および表示させることがで
きる。
また、同様に貯蔵基地22の液種タンク22aから複室
タンク3の他の室例えば第2室3Bにガソリンを積込む
場合は、その室の俳人口21Bにローディングアーム2
3aを接続し同時に接続された通電端子24aにより液
種判別用通電体12Bの接点t1とt2が導通され、リ
レーR4が作動する。上述と同様の要領で積込み液種記
憶手段15の常開接点r13が通となりリレーR22が
作動し、これに伴って通となる常開接点r22によりリ
レーR22が自己保持され、積込み液4ftとその収容
室が記憶される。また、積込み11重表示手段30の常
開接点r22も通となるので、ランプPL4が点灯する
同様に次々と貯蔵基地22の各液種タンクより複室タン
ク3の所望の室に液体を積込色・こと力(でき、それら
が積込み液種記憶手段15や表示手段30において記憶
および表示される。した力くって、特別な場合として複
室タンク3の全ての室Gこ同■重類の液体を積込むこと
も何ら差し支えなくマチなねれる。
このような積込み作業において、液種判別用通電体12
A〜12Cおよび俳人管20A〜20C力(複室タンク
3の各室に独立に設けられてGするので、貯蔵基地22
において全室同時に液体を積込も・こともでき、全室へ
の積込み時間の短縮化を図ることができる。
このようにして、貯蔵基地22の各液種タンク内の液体
を車両の複室タンク3の各室Gこ積込むと、積込み作業
における誤操作などが防止され、所望の液種を所望の室
に地上作業のめで積込むこと力くできる。
所定の液種がそれぞれの室に収容されると、mj記積込
み液種記憶手段15における記憶と表示体25における
所定のランプの点灯がl1la先の1911えbf。
ガソリンスタンドまで持続される。
各種の液体を積込んだ複室タンク3より所望の液種をガ
ソリンスタンド26などのスタンドタンクに排出すると
きは、上述の表示体25←こよりその液種が収容されて
いる室を作業者が確認J−ることもできるがそれを行な
うまでもなく、イ乍業者力(表示体25に設けられてい
る排出液種指定、IFタン例えばPB3により軽油を指
定すると、複室タンク3内の軽油が収容されている室の
底弁間ロ操イ′1三ロック手段18の口・ツクが解除さ
れ、その底弁を開口して所望の軽油をスタンドタンクG
こ排υ」1−ることができる。
すなわち、第7図に示すように複室タンク3をガソリン
スタンド26の所定のスタンドタンク26Cに排出すべ
く先ずアース線32をアースロ37に接続し、排出した
い所望の液種である軽油の指定ボタンPB3を押す。
積込み液種記憶手段14において第1室から第3室まで
にそれぞれ軽油、ガソリン、灯油が収容されていること
が記憶されているとすると、底弁ロック解除指令手段エ
フの常開接点r21、r22、r26が通となワている
から、通となった常開接点p3とによりリレーR2Bの
みが作動する。
このとき、作業者が指定ボタンPB3を手放しても常開
接点r28により自己保持され、その作動が維持される
これによって底弁ロック解除手段19の常開接点r28
が通となり、ソレノイドSoAが作動し、複室タンク3
の底弁5Aの操作ハンドル4Aに設けられた底弁開口操
作ロック手段18Aのロックのみが解除される。そこで
、底弁5Aを作業者が操作ハンドル4Aでもって開口し
、俳人管20Aの俳人元弁38Aを開口して排出ホース
39cを介して排出することができる。なお、作業者が
誤って他の操作ハンドル4Bまたは4cを操作しても底
弁開口操作ロック手段18B、18Cのロックは解除さ
れていないので、底弁5B、sCはM口することはない
。したがって、誤って異なる液種を排出するといったこ
とは防止される。
上述した構成および作動において、その液種判別通電体
12A〜12Bを第9図に示すような回路40と置換え
てもよい。すなわち、貯蔵基地22の各液種タンクに設
けられる通電端子24a、24b、24C毎に異なる抵
抗Ra、Rb、Rcを介在させ、複室タンク3の液種判
別用通電体12 (図示12Aのみ)の接点を抵抗Ro
と直列に配置し、点Qにおいて生じる電圧の違いにより
回路を切換えるスイッチ41をリレーR1〜R3の間に
介在しておく。
この回路40によれば、通電端子24a〜24C毎に異
なる電圧 Va= (RO/ (Ro+Ra))  ・V。
Vb= (Ro/ (Ro+Rb))  ・V。
Vc= (Ro/ (Ro+Rc)l  ・V。
が点Qに生じるので、これらの電圧に応じて切換わるス
イッチ41が通電すべきリレーR1〜R3を選択する。
その後の作動は上述と異なるところはない。
このような通電回路40によれば、通電端子24a〜2
4cに接続される各液種判別用通電体12A〜12Cは
前述のごとく導線を何本も必要としなく、例えば芯線1
本のシールド線42を用いることができ、長大となる液
種判別用通電体12の接続線を細いもので行なうことが
できる利点がある。 第10図は排出液体混同防止装置
に通用される第2実施例のリレー回路45である。なお
、第2図の構成と異ならない部分には同一の符号を付し
て説明を省く。
この実施例は運搬先のガソリンスタンドにおいて接続さ
れた排出ホースを介して排出すべき液種を排出液種判別
手段により判別し、複室タンク3の1つの室に収容され
ている液種と判別された排出すべき液種と作業者が指定
した液種とが一致した場合にのみその室の底弁開口操作
ロック手段18のロックが解除され、排出液体に混同が
生じないようにしたものである。
したがって、第2図に示す各構成のほかに排出液種判別
手段46と、前述した積込み液種判別手段14とこの排
出液種判別手段46の作動を切換えるための積込み排出
切換え手段47と、スタンドタンクへ排出すべき液種を
排出液種判別手段46の信号に基づいて表示する排出液
種表示手段48と、前記排出液種判別手段46の信号を
も受けることのできる底弁ロック解除指令手段49とが
付加されている。
詳述すると、排出液種判別手段46は、前記通電検知手
段13のリレーR1〜R9により作動する常開接点r1
〜r9とそれぞれに接続されたリレーR34〜R42と
を有し、スタンドタンクにいかなる液種を排出すべきか
を判別するものである。
積込み排出切換え手段47は、前記積込み液種判別手段
14と排出液種判別手段46とが同時に作動するのを回
避するため切換えるもので、本実施例では例えば第11
図(a>に示すように、前記液種判別用通電体12A〜
12Cのそれぞれに組み込まれ同図(a)〜(c)に示
す通電端子24a〜24cの接点51により通電される
接点t1、t6を有する切換え用通電体50A〜50C
と、これらの接点の通電により作動するリレーR31〜
R33と、これらによって通となる前記積込み液種判別
手段14に介在された常開接点r31〜r33および断
となる排出液種判別手段46に介在された常閉接点r3
工〜r33とがらなっている。
なお、前記液種判別用通電体12A〜12Cに接点され
るスタンドタンク側の通電端子528〜52cは第11
図(d)に代表的に示すように前述した接点51は設け
られていない。したがって、切換え用通電体50A〜5
0Cの接点t1とt6が通電されたときには積込み液種
判別手段14のみが作動し、接点t1とt6が通電され
ないときには排出液種判別手段46のみが作動する。
ところで、上述したように通電端子522〜52Cが各
スタンドタンクごとに設りられているので、液体判別通
電体12A〜12Cのいづれがの接続があると排出すべ
き液種も一義的に定まるようになりでいる。
排出液種表示手段48は、複室タンク3の各室の俳人口
21A〜21Cに、いがなる液種が収容されているスタ
ンドタンクが接続されているかを作業者に確認させるた
め該当ランプを点灯させるものである。すなわち、前記
排出液種判別手段46のリレーR34〜R42で作動す
る常開接点r34〜r42により、第6図(b)に示す
表示体53(7)ランフ’PL 11〜PL19を点灯
させるようになっている。
底弁ロック解除指令手段49は、常開接点r19〜r2
7のほかに排出液種判別手段46のリレーR34〜R4
2の作動により通となる常開接点r34〜r42が直列
に介在されている。この底弁ロック解除指令手段49の
リレーR28〜R30の作動により底弁ロック解除手段
54のソレノイド5oA−3oAを作動させ、底弁開口
操作ロック手段18A〜18Cによるロックを解除でき
るようになっている。なお、底弁開口操作ロック手段1
8は排出のみならず積込み時にもそのロックが解除され
る必要があるので、図示するように常開接点r28〜r
30のそれぞれに、切換え用通電体47のリレーR31
〜R33の作動により通となる常開接点r31〜r33
を並列に介在してお(とよい。
このようなリレー回路45によれば、排出作業時におい
ても、複室タンク3の各室とガソリンスタンド26のス
タンドタンクとの対応がとれ、排出時の混同を防止する
ことができる。
先ず、貯蔵基地において液種判別用通電体12Aの接点
t1とt2を通電端子24aにより導通し、通電検知手
段13のリレーR1を作動させる。このとき同時に積込
み排出切換え手段47の接点t1とt6も通電端子24
a内の接点51により導通させるので、リレーR3]も
作動する。これによって、積込み液種判別手段14に介
在された常開接点r1およびr31が通となり、リレー
R10が作動して第1室3Aに液種タンク22a内の液
種例えばガソリンが積込まれることが判別される。この
とき、排出液種判別手段46に介在された常開接点r3
1ば断となるので、そのリレーR34〜R36は作動す
ることがない。この後は前記実施例で述べた手順で複室
タンク3の各室にそれぞれの液種が収容され、積込め液
種記憶手段15において例えば第1室から第3室までに
それぞれ軽油、ガソリン、灯油が収容されていることが
記憶されてガソリンスタンド26に運搬される。
各種の液体を積込んだ複室タンク3より所望の液種をガ
ソリンスタンドなどのスタンドタンクに排出するときは
、第7図に示すように排出ホース39Cを接続すると共
に液種判別用通電体12の例えば12Aにスタンドタン
ク26Cの通電端子52cを接続する。第11図(d)
に示す通電端子52cにより接点t1とt4が導通され
るだけで接点t1とt6は導通されることがないので、
通電検知手段13のリレーR3が作動するだけで積込み
排出切換え手段47のリレーR31は作動しない。した
がって、積込み液種判別手段14および底弁ロック解除
手段54に介在された常開接点r31は断の状態が維持
され、排出液種判別手段46に介在された常閉接点r3
1は通の状態が維持される。その結果、排出液種判別手
段46のリレーR36が作動し、これによって通となる
排出液種表示手段48の常開接点r36によりランプP
L13が点灯する。すなわち、リレーR36が複室タン
ク3とガソリンスタンド26の軽油タンクであるスタン
ドタンク26cとを接続したことが表示体53に表示さ
れる。
このランプによる収容室の確認のいかんに拘わらず、積
込み液種記憶手段15および新たに設けられた排出液種
判別手段46からの信号が底弁ロック解除指令手段49
に入力されるので、それらに対応する常開接点が通とな
った状態にある。したがって、作業者が排出したい液種
を排出液種指定ボタンPB3により軽油を指定すると、
常開接点p3により通となる回路のリレーR2Bのみが
作動する。
これによって、底弁ロック解除手段54の常開接点r2
8が通となりSoAが作動し、複室タンク3の軽油が収
容されている第1室3Aの底弁操作ハンドル4Aの底弁
開口操作ロック手段18Aのロックが解除される。
そこで、作業者がその底弁5Aを開口した後俳人元弁3
8Aを開いて、所望の液種である軽油を排出ホース39
Gからスタンドタンク26cに排出する。このとき、他
の室の操作ハンドルを誤って操作してもその底弁開口操
作ロック手段18B、18Cはロック状態にあるのでそ
の底弁が開口することはない。したがって、操作に誤り
のあることが直ちに解り、所定の底弁を開口すれば所望
の液体を排出でき排出時の混同が生じることを回避でき
る。
上述した液種判別用通電体12A〜12Cの接続と共に
なされる積込み排出切換え手段47の切換え用通電体5
0A〜50Cに接続される液種タンクおよびスタンドタ
ンクの通電端子242〜24C152a〜52Cの接点
51の有無を反対にしてもよい。そのとき、積込み液種
判別手段14および底弁ロック解除手段54にそれぞれ
介在された積込み排出切換え手段の常開接点r31〜r
33を左開接点に、排出液種判別手段46の常閉接点r
31〜r33を常開接点にそれぞれ入れ換えておけばよ
い。
このような積込み排出切換え手段47に代えて第12図
に示すように手動の積込み排出切換え手段55を設け、
これを第6図(C)に示すように表示体56に装着して
積込みおよび排出に先立ち切換えれば、積込み液種判別
手段14の作動と排出液種判別手段46の作動を混乱さ
せるようなことは生じない。
また、排出液種指定手段16に代えて第6図(d)に示
す表示体57のように複室タンク3の排出室を指定する
ボタンを設けておいてもよい。この場合の排出室指定手
段58は第13図に示すような回路となる。このような
場合には、積込み時のみならず排出時においても各室間
時に作業を行なうことができ、また、地上より全ての作
業ができるので、その作業能率が一段と向上する利点が
ある。
以上の実施例において、3種の液体を例にして述べたが
、2室以上の複室タンクであって2種以上の液体を取り
扱う場合全てに適用できることは言うまでもない。
また、それぞれの作動をリレー回路で説明したが、その
ようなリレー回路に代えゲート回路、フリツプフロツプ
などのデジタルICを使用することもできる。
本発明は以上詳細に説明したように、運搬用複室タンク
の各室に対応して設けられ、液体貯蔵基地の各液種タン
クに対応して設けられた異なる通電端子に接続できるよ
うになっている液種判別用通電体と、これらの液種判別
用通電体が通電されたことを検知する通電検知手段と、
前記貯蔵基地の液種タンクより運搬用複室タンクの各室
に積込まれる液種を前記通電検知手段からの信号に基づ
いて判別する積込み液種判別手段と、複室タンクの各室
毎に積込まれた液種を前記積込み液種判別手段の信号に
基づいて記憶する積込み液種記憶手段と、排出詩作業者
が排出液種を指定する排出液種指定手段と、この排出液
種指定手段と前記積込み液種記憶手段とからの信号に基
づいて底弁ロック解除手段に解除信号を出力する底弁ロ
ック解除指令手段と、底弁を開閉するための操作ハンド
ルの開口操作を阻止する底弁開口操作ロック手段と、前
記底弁ロック解除指令手段からの信号に基づいて前記底
弁開口操作ロック手段の作動を解除させる底弁ロック解
除手段と、を具備したので、前記複室タンクより運搬先
のスタンドタンクに所望の液種を排出するため、作業者
が開口しようとする底弁の開口操作ロック状態を、排出
液種を指定することにより自動的に解除することができ
る。
したがって、所望の液種を各室より排出する場合の作業
者の感違いや誤操作を回避でき、また、積込み作業時各
室に積込まれる液種に混同が生じることはない。さらに
、液体の積込みおよび排出において各室間時に行なうこ
とができ二作業能率を一段と向上させることができると
共に、従来のように複室タンクに上ることなく地上から
の操作のみで作業が行なえるので、作業の安全を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は異なる液体を収容する従来の複室タンクの断面
図、第2図(1)、(2)は本発明の排出液体混同防止
装置に適用されるリレー回路図、第3図は本発明の複室
タンクの断面図、第4図は貯蔵基地における複室タンク
への積込み状態図、第5図(a)〜(c)は液種判別用
通電体と通電端子の実施例、第6図(a)〜(d)は表
示体の実施例、第7図はガソリンスタンドにおける複室
タンクからスタンドタンクへの排出状態図、第8図は底
弁開口操作ロック手段の拡大図、第9図は液種判別用通
電体および通電端子の他の実施例、第10図(1)、(
2)は第2実施例のリレー回路図、第11図(a)〜(
d)は通電体および通電端子の他の実施例、第12図は
異なる積込み排出切換え手段を有するリレー回路、第1
3図は排出室指定手段の実施例である。 3・・・複室タンク、3A〜3C−各室、5A〜5C−
底弁、10.45− リレー回路、12.12A 〜1
2cm液種判別用通電体、13−通電検知手段、14−
積込み液種判別手段、15−積込み液種記憶手段、16
−排出液種指定手段、17.49−底弁ロック解除指令
手段、18−底弁開口操作ロック手段、19−・底弁ロ
ック解除手段、20A〜20C・−俳人管、22−・−
貯蔵基地、22a〜22cm液種タンク、24a 〜2
4C152a〜52cm・通電端子、26a〜26c−
・−スタンドタンク 特許出願人 極東開発工業株式会社 代理人 弁理士 吉村勝俊(ばか1名)第6図(a) 第6図(b) 第6図(C) 第6図 (d) 7

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 異なる種類の液体を個別に収容する各室に、そ
    れぞれの底弁を有し液体の積込みおよび排出に使用され
    る俳人管が独立して設けられた運搬用複室タンクにおい
    て、 運搬用複室タンクの各室に対応して設けられ、液体貯蔵
    基地の各液種タンクに対応して設けられた異なる通電端
    子に接続できるようになっている液種判別用通電体と、 これらの液種判別用通電体が通電されたことを検知する
    通電検知手段と、 前記貯蔵基地の液種タンクより運搬用複室タンクの各室
    に積込まれる液種を前記通電検知手段からの信号に基づ
    いて判別する積込み液種判別手段と、複室タンクの各室
    毎に積込まれた液種を前記積込み液種判別手段の信号に
    基づいて記憶する積込み液種記憶手段と、 排出詩作業者が排出液種を指定する排出液種指定手段と
    、 この排出液種指定手段と前記積込み液種記憶手段とから
    の信号に基づいて、底弁ロック解除手段に解除信号を出
    力する底弁ロック解除指令手段と、底弁を開閉するため
    の操作ハンドルの開口操作を阻止する底弁開口操作ロッ
    ク手段と、 前記底弁ロック解除指令手段からの信号に基づいて、前
    記底弁開口操作ロック手段の作動を解除させる底弁ロッ
    ク解除手段と、を具備し、複室タンクより運搬先のスタ
    ンドタンクに所望の液種を排出するため、作業者が開口
    しようとする底弁の開口操作ロック状態を、排出液種を
    指定することにより自動的に解除できるようにしたこと
    を特徴とする複室タンクの排出液体混同防止装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6352798U (ja) * 1986-09-24 1988-04-09
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