JPS5978724A - 中空回転体の曲り修正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、円筒部とベロ一部とが軸方向に交互に一体的
に形成されてなる中空回転体の真直度測定々らびに曲り
修正を一台の装置で可能にした中空回転体の曲り修正装
置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

ある種のプラントにあっては円筒部とベロ一部とが軸方
向に交互に一体的に形成されてなる中空回転体を必要と
するものがある。

ところで、上記のような中空回転体にあっては、ペロ一
部の形成されている部分の剛性が低いため、ペロ一部分
が曲υ易く、そのため、プラントに組込む前に上記臼り
を修正する必要がある。

このような中空回転体の曲りを修正する手順としては、
まず、上記中空回転体の真直度を測定して曲りの位置、
方向および大きさを調べ、次にこの曲りを修正し、その
後、再び真直度を測定して上記臼りが解消したことを確
認するようにしている。

しかして、上記のように曲り修正を行なうに当っては、
一般に、真直度の測定と曲りの修正とを独立した別々の
装置で実施するようにしている。このため、曲りの測定
、それに基づく修正の都度、中空回転体を移動させて、
異なる装置に装着しなおさなければならず、曲り修正を
完了するまでに長時間を必要とし、作業能率が低いとい
う問題があった。

また、真直度測定用と、曲り修正用との二つの独立した
装置を必要としていたため、装置を設置する広いスイー
プを必要とする問題もあった。

〔発明の目的〕

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、簡単な構成でもってペロー付き
中空回転体の真直度の測定および曲りの修正を実施でき
、もって作業能率の向上化および据付スペースの減少化
を図れる中空回転体の曲り修正装置を提供することにあ
る。

〔発明の概要〕

本発明に係る曲り修正装置は、円筒部とペロ一部とが軸
方向に交互に一体的に形成されてなる中空回転体が載架
支持される形態に上記中空回転体の両端部を支持すると
ともに上記中空回転体をその軸心線口りに回転可能に支
持する一対の真直度測定用支持台と、この一対の真直度
測定用支持台間に設けられ前記ペローを境にして隣接す
る前記円筒部位置において前記中空回転体を選択的に載
架支持する少なくとも２個の修正用支持台と、これら修
正用支持台間でかつ前記真直度測定用支持台に支持され
た前記中空回転体よシ上方位置に配置され上記修正用支
持台が接触する前記２つの円筒部に選択的に押圧力を付
与する加圧機構と、前記一対の真直度測定用支持台と前
記修正用支持台との重力方向の相対位置を可変する手段
とを具備してなることを特徴としている。

〔発明の効果〕

このような構成の曲り修正装置で、中空回転体の真直度
を測定する場合には、回転体が載架支持される形態に回
転体の両端の円筒部を一対の真直度測定用支持台で支持
させ、上記回転体を軸心壕わりに回転させた状態でたと
えば修正用支持台の先端を各円筒部の外周面に接近さぜ
る。そして回転体の１回転中において上記先端と上記外
周面との間の間隙が最大となった位置を測定して上記回
転体の曲り方向を検出し、さらに上記修正用支持台を回
転体の軸心と平行する方向に移動させて曲りが生じてい
るペロ一部を検出する。

次に、複数の修正用支持台のうち隣接する修正用支持台
で曲シが生じているペロ一部がほぼ中央に位置するよう
に上記ペロ一部の両側の円筒部位置において中空回転体
を載架支持させる。

この状態で加圧機構を作動させてペロ一部を塑性変形さ
せることによって曲りを修正する。そして、曲りが修正
された回転体の真直度を再び前述の手順に従って測定し
て、」二記曲りが解消されたことを確認する。

したがって、回転体を一度装置にセットすれば、真直度
測定用支持台、修正用支持台、加圧機構を適宜操作する
のみで上記回転体の真直度測定および曲シ修正を実施す
ることができ、真直度測定および曲り修正を別々の装置
で実施する場合に比較して、作業能率を大幅に向上させ
ることができる。

また、真直度測定機構と曲り修正機構とを−つの装置に
組込んでいるので、従来のように独立した二つの装置を
設置した場合に比較して、装置の簡単化、小型化および
据付面積の減少化を図ることもできる。

〔発明の実施例〕

第１図は本発明の一実施例に係る中空回転体の曲シ修正
装置の概略構成を示す要部正面図である。

この曲り修正装置は大きく分けて、水平に配置された架
台１と、この架台１の上面の両端近傍位置に設けられ被
修正中空回転体２の両端を、この回転体が載架支持され
る形態に支持する一対の真直度測定用の支持台３ｈ、３
ｂと、上記架台１上で上記支持台３ｍ、３ｂを結ぶ線に
沿って敷設されたレール４上に配置された一対の修正用
支持台５ｈ、５ｂと、との修正用支持台５ａ、５ｂよシ
上方位置に配置され支持台３８゜３ｂに支持された上記
回転体２に還部的に加圧力を付与する一対の加圧体６ａ
　＋　６　ｂとで構成されている。

なお、前記回転体２は、円筒部７とペロ一部８とが交互
に軸方向に一体的に形成されたもので、この例では両端
が円筒部７によって形成されている。

しかして、前記支持台３＆、３ｂは、下端が架台１の上
面に固定された支柱９の上端に断面形状がＵ字形の支持
枠１０を取着し、この支持枠１０に第２図に示すように
回転体２の円筒部７の下面を支持する２本のローラー１
ノをベアリングを介して軸１２で回転自在に支持させた
ものとなっている。

前記各修正用支持台５ｔｈ、５ｂは、前記レール４上に
、このレール４の敷設方向に移動自在に設けられた油圧
駆動機構１３の２ストンノ４の上端に断面形状がＵ字形
の支持枠１５を取着し、この支持枠１５に第３図に示す
ように回転体２０円筒部７を支持する接触部材１６をベ
アリングを介して軸１７で取付けだものとなっている。

上記接触部材１６の上記円筒部７の外周面に当接する面
は上記円筒部７の曲率とほぼ同じ曲率を有する円弧状に
形成されており、また上記接触部材１６は、上記軸１７
によって、上記一対の修正用支持台ｌａ、５ｂを含む面
内を自由に回動できるようになっている。

前記各加圧体６ｍ、６ｂの上記円筒部７に当接・する部
分は前記修正用支持台５　ａ　、　５　’ｂと同一構成
であり、各加圧体６ａ、６ｂの支持枠１５はロッド１８
に共通に連結され、このロッド１８は前記レール４上に
載置された油圧駆動機構（図示せず。）に連結されてい
る。

なお、前記各修正用支持台５　ａ　＋　５ｂおよび前記
各加圧体６ａ、６ｂの各支持枠１５の重力方向位置は、
各油圧駆動機構の油圧をｉ周整することによって任意に
設定される。

上記の構成にあって、回転体２の真直度を測定する場合
には、上記回転体２の両端の円筒部７を支持台Ｊａ、Ｊ
ｂ上に載置し、上記回転体２を回転させて真直度を測定
し、曲り方向と曲りが生じているペロ一部を検出する。

次に上記的りを修正する場合には、第４図に示すように
油圧部Ｉｌｉ／Ｉ機構１３の油圧を調整して各修正用支
持台５ａ、５ｂを上昇させ、曲りが生じているペロ一部
８の両側の円筒部７を各修正用支持台／ｉ　ａ　＋　５
　ｂで上記回転体２０両端の円筒部７が支持台３ｇ、３
ｂから離れる程度の高さに載架支持し、この状態で第５
図に示すように、上記各修正用支持台５ａ、５ｂにて支
持された各円筒部７の上記支持位置より内側位置を、各
加圧体６ａ、　６ｂにて上側から下方に向けて加圧する
ことによって上記のペロ一部８における曲りを修正する
。

このように１台の装置でもって、回転体２の真直度の測
定および曲りの修正を実施することができるので、前述
した効果が得られる。

また、この実施例においては、各修正用支持台５ｍ　、
５ｂおよび各加圧体６ａ、６ｂにおける接触部材１６の
円筒部７に当接する面を上記円筒部７の曲率とほぼ同じ
曲率を有する円弧状に形成しているので、加圧体６ｔｈ
、６ｂで上記円筒部７を刀口圧しても上記円筒部７の加
圧部分が局部的に変形することはない。したがって、た
とえ薄肉に形成された回転体２であっても、変形防止用
の拘束リングを使用する必要がないので作業能率をさら
に向上させることができる。

また、上記した各接触部材１６をＵ字形の支持枠１５を
使って各修正用支持台５ｍ、５ｂを含む面内に回動自在
に取付けているので、曲りを修正する場合に、第５図に
示すように、回転体２が大きく傾斜した場合であっても
、上記接触部材１６の上記円筒部７の外周面に接する面
の一部が上記外周面から離れることはない。したがって
、上記のような場合でも円筒部７に変形を起こさせるこ
となく、曲り修正を行なうことができる。

なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。すなわち、実施例では各修正用支持台５＆、５ｂを
油圧駆動機構によって上下動させるようにしたが、真直
度測定用の支持台３へ、３ｂを、たとえば油圧駆動機構
で上下動させるようにしてもよい。また、レール４を敷
設し、各修正用支持台５ａ＋５ｂおよび加圧体６ｇ、６
ｂを水平方向に移動可能に設けたが、たとえば実施例の
場合を例にとると各円筒部７の中間部をそれぞれ支持す
る６台の修正用支持台を架台に固定するようにしてもよ
いし、゛まだ、加圧体を５台設けてもよい。

さらに、回転体のベロ一部の数も特に限定されるもので
はない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る中空回転体の曲り修正
装置の概略構成を示す要部正面図、第２図および第３図
はそれぞれ同装置の要部を取り出して示す側面図、第４
図および第５図はそれぞれ同装置の使用例を説明するた
めの説明図である。 １・・・架台、２・・・中空回転体１．？　ａ　、　３
　ｂ・・・真直度測定用支持台、５ｇ、５ｂ・・・修正
用支持台、６ＦＬ、６ｂ・・・加圧体、７・・・円筒部
、８・・・ペロ一部、１１・・・ローラー、１０．１５
・・・支持枠、１２．１７・・・軸、１６・・・接触部
材。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　円筒部とベロ一部とが軸方向に交互に一体的
   に形成されてなる中空回転体の曲りを修正するものであ
   って、前記中空回転体が載架支持される形態に上記中空
   回転体の両端部を支持するとともに上記中空回転体をそ
   の軸心線口りに回転可能に支持する一対の真直度測定用
   支持装置において前記中空回転体を選択的に載架支持持
   された前記中空回転体より上方位置に配置され上記修正
   用支持台が接触する前記２つの円筒部に選択的に押圧力
   を付与する加圧機構と、前記一対の真直度測定用支持台
   と前記修正用支持台との重力方向の相対位置を可変する
   手段とを具備してなることを特徴とする中空回転体の曲
   り修正装置。
2. （２）前記各修正用支持台および前記加圧機構は、前記
   円筒部に当接する面が上記円筒部の曲率にほぼ合致した
   曲率面に形成されてなる接触部材と、この接触部材を前
   記一対の真直度測定用支持台に支持された真直の中空回
   転体の軸心線に直交しかつ重力方向に直交する軸回りに
   回動自在に支持する支持枠とを備えてなることを特徴と
   する特許請求の範囲第（１）項記載の中空回転体の曲り
   修正装置。