JP4235943B2 - クラスタ圧延機 - Google Patents

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Description

本発明は、1対のワークロールと、該ワークロールの鉛直方向に配置された1対の中央バックアップロールとを備えたクラスタ圧延機に関する。
クラスタ圧延機は、厚さが数μm〜20μm程度の薄い板材を圧延するための圧延機であって、1対のワークロールと2対以上のバックアップロールとを有する多段式圧延機である。特に4段以上のクラスタ圧延機では、ワークロールの鉛直方向に1対の中央バックアップロールが配置されている。
かかるクラスタ圧延機のワークロールは、大径のワークロールでは弾性変形してしまって薄い板材を圧延できないため、例えば、直径が50mm、幅が1000mmと細長い形状をしている。したがって、ワークロールに撓みが生じやすいという問題がある。そこで、その撓みを解消するために、2対以上のバックアップロールでワークロールをサポートしている(特許文献1参照)。
例えば、図3及び図4に示す特許文献1に記載のクラスタ圧延機は、1対のワークロール30と、2対の第1中間ロール31と、1対の第2中間ロール32と、2対の左右両側に配置されたバックアップロール33と、中央のバックアップロール34と、を備えた14段のクラスタ圧延機である。ここで、図3は特許文献1に記載のクラスタ圧延機のロール配置図であり、図4は図3におけるA−A線断面図である。なお、図3中、35は圧延材である。
図4に示すように、かかるクラスタ圧延機では、中央のバックアップロール34を軸方向に分割した分割ロールを採用している。前記分割ロール(中央のバックアップロール34)は、各ロールがサドル40により遊転自在に支持され、サドル40を独立して上下方向に移動可能とすることによって、クラウン調整可能となっている。なお、図4において、41は第2中間ロール端部の外周面、42は左右両側に配置されたバックアップロールの軸受である。
特開平5−92202号公報、第3欄25〜31行、図1、図2
しかし、上述したクラスタ圧延機では、以下のような問題があった。
(1)分割ロールでは、各ロールが独立しているため、ロール面のレベルを一致させるのが困難かつ面倒であった。
(2)分割ロールでは、各ロールに独立して上下方向に移動可能な分割サドルが設置されているため、構造が複雑であり、保守や点検作業に多大な労力と時間を要していた。
(3)分割ロールを独立して上下方向に移動させてクラウン制御するため、分割ロールのロールマークが各中間ロールを経由して圧延材に転写されてしまう。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、設置・保守・点検が容易で、圧延材にロールマークが転写されにくいクラスタ圧延機を提供することにある。
本発明によれば、1対のワークロールと、該ワークロールの鉛直方向に配置された1対の中央バックアップロールと、を備えたクラスタ圧延機において、前記中央バックアップロールを鉛直方向に圧下する圧下装置と、前記中央バックアップロールをロール軸方向に移動させる駆動装置と、を有し、前記圧下装置は、前記中央バックアップロールを圧下する圧下ビームと、該圧下ビームを支持するとともに鉛直方向に移動させるアクチュエータと、からなり、前記中央バックアップロールの各軸箱にブラケットを設置し、該ブラケットを前記圧下ビームの下面でガイドしつつ前記中央バックアップロールを移動させる、ことを特徴とするクラスタ圧延機が提供される。
上記本発明の構成によれば、中央バックアップロールが分割ロールによって構成されていないので、構造が簡易であり、分割ロールのような設置上の困難さがない。また、ロールマークの原因となるロール端の数が少なく、ロールマークの発生要因を少なくすることができる。また、中央バックアップロールを駆動装置によってオシレーション(左右に移動)することによってロールマークを生じにくくすることができる。さらに、圧延材の形状制御に必要なワークロールの圧下力を付与することができる。その上、簡易な構造で水平を維持しつつ中央バックアップロールをオシレーションさせることができる。
さらに、本発明の好ましい実施形態によれば、前記駆動装置は、前記中央バックアップロールの一端部に接続されたボールネジ機構と、該ボールネジ機構に駆動力を付与する駆動モータと、前記中央バックアップロールの他端部に接続されロール軸方向に所定の圧力を付与するアクチュエータと、からなる。この構成により、複雑な制御を要することなく簡易な構造で中央バックアップロールをオシレーションさせることができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
(1)中央バックアップロールが1つのロールで構成されているため、中央バックアップロールの設置が容易である。
(2)構造が簡易であるため、保守や点検作業が容易である。
(3)中央バックアップロールが1つのロールで構成されているため、ロールマークの発生要因を少なくすることができるとともに、中央バックアップロールをオシレーションすることによってロールマークを生じにくくすることができる。
以下、本発明の最良の実施形態について図1及び図2を参照して説明する。なお各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は本発明のクラスタ圧延機のロール配置図であり、図2は図1におけるA−A矢視図である。なお、図2において、ロールを回転させる駆動装置、クラスタ圧延機全体の支持構造等の図については省略する。
図1に示すクラスタ圧延機は、1対のワークロール1と、2対の中間バックアップロール2,3と、各1対の左右バックアップロール4,5と、ワークロール1の鉛直方向に配置された1対の中央バックアップロール6,6と、を有する12段クラスタ圧延機である。なお、図1において、7は圧延材である。
本発明は、例えば、このような12段クラスタ圧延機のように、ワークロール1の鉛直方向に配置された1対の中央バックアップロール6,6を有するクラスタ圧延機に適用されるものである。もちろん、図3及び図4に示したような14段クラスタ圧延機にも適用することができる。
本発明の特徴は、中央バックアップロール6を鉛直方向に圧下する圧下装置と、中央バックアップロールをロール軸方向にオシレーション(左右に移動)させる駆動装置と、を設けたことを特徴とする。図1及び図2に示したように、従来、複数の分割ロールによって構成されていた中央バックアップロールを単一のバックアップロール6で構成したことにより、構造が簡易であり、設置・保守・点検が容易となる。また、ロールマークの原因となるロール端の数が少ないため、ロールマークの発生要因を少なくすることができ、さらに、中央バックアップロール6をオシレーションすることによってロールマークを生じにくくすることができる。
図2に示すように、圧下装置は、中央バックアップロール6を圧下する圧下ビーム8と、圧下ビーム8を支持するとともに鉛直方向に移動させるアクチュエータ9と、から構成される。この構成により、例えば、圧延材7の幅方向中央部が凸状に膨らんでいるような場合に、圧延材を所定の厚さに圧延するために必要な圧下力をワークロール1に付与することができる。
また、中央バックアップロール6の各軸箱10には、ブラケット11が設置されており、このブランケット11が摺動する圧下ビーム8との接触面には、ブラケット11をガイドする溝が形成されている。この構成により、中央バックアップロール6を所定の圧力で圧下することができるだけでなく、駆動装置による中央バックアップロール6のオシレーションを安定させることができる。
アクチュエータ9は、圧下ビーム8及び上部ハウジングビーム12a(又は下部ハウジングビーム12b)にピン結合されている。これらをピン結合することによって、リンク機構が構成され、例えば、圧延材の厚さが幅方向の一方に偏っているような場合に、一方のアクチュエータ9のみを延伸させて圧延材を所定の厚さに圧延することができる。もちろん、アクチュエータ9を、圧下ビーム8及び上部ハウジングビーム12a(又は下部ハウジングビーム12b)に固定するようにしてもよい。なお、圧下装置は、図2に示すように、上部の中央バックアップロール6側と下部の中央バックアップロール6側の両方に設置することが好ましいが、片側にのみ設けてもよい。
駆動装置は、中央バックアップロール6の一端部に接続されたボールネジ機構13と、ボールネジ機構13に駆動力を付与する駆動モータ14と、中央バックアップロール6の他端部に接続されロール軸方向に所定の圧力を付与するアクチュエータ15と、から構成される。すなわち、アクチュエータ15によって、中央バックアップロール6を常に一方向に付勢しておき、それに対抗する反力を駆動モータ14及びボールネジ機構13によって付与するようになっている。したがって、駆動モータ14を正転・反転させることによって、中央バックアップロール6を左右に移動させることができる。
また、駆動モータ14は、構造上の都合から、駆動軸16に2つのユニバーサルジョイントを介在させて、中央バックアップロール6と駆動モータ13との軸芯をずらして配置されており、支持枠17に固着された架台18上に設置されている。構造上の制限がない場合には、中央バックアップロール6と駆動モータ13との軸芯をずらして配置する必要はないし、架台18は架台18ではなく外部の構造物に固着するようにしてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、駆動装置は中央バックアップロール6の片側又は両側に接続されたアクチュエータであってもよく、あるいは中央バックアップロールが図3の例のように2段以上になっており、最上下部の中央バックアップロールを圧下する構成等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本発明のクラスタ圧延機のロール配置図である。 図1におけるA−A矢視図である。 特許文献1に記載のクラスタ圧延機のロール配置図であり、 図3におけるA−A線断面図である。
符号の説明
1 ワークロール
2,3 中間バックアップロール
4,5 左右バックアップロール
6 中央バックアップロール
7 圧延材
8 圧下ビーム
9 アクチュエータ
10 軸箱
11 ブラケット
12a 上部ハウジングビーム
12b 下部ハウジングビーム
13 ボールネジ機構
14 駆動モータ
15 アクチュエータ
16 駆動軸
17 支持枠
18 架台
30 ワークロール
31 第1中間ロール
32 第2中間ロール
33 左右両側に配置されたバックアップロール
34 中央のバックアップロール(分割ロール)
35 圧延材
40 サドル
41 第2中間ロール端部の外周面
42 左右両側に配置されたバックアップロールの軸受

Claims (2)

  1. 1対のワークロールと、該ワークロールの鉛直方向に配置された1対の中央バックアップロールと、を備えたクラスタ圧延機において、
    前記中央バックアップロールを鉛直方向に圧下する圧下装置と、
    前記中央バックアップロールをロール軸方向に移動させる駆動装置と、を有し、
    前記圧下装置は、前記中央バックアップロールを圧下する圧下ビームと、該圧下ビームを支持するとともに鉛直方向に移動させるアクチュエータと、からなり、前記中央バックアップロールの各軸箱にブラケットを設置し、該ブラケットを前記圧下ビームの下面でガイドしつつ前記中央バックアップロールを移動させる、ことを特徴とするクラスタ圧延機。
  2. 前記駆動装置は、前記中央バックアップロールの一端部に接続されたボールネジ機構と、該ボールネジ機構に駆動力を付与する駆動モータと、前記中央バックアップロールの他端部に接続されロール軸方向に所定の圧力を付与するアクチュエータと、からなることを特徴とする請求項1に記載のクラスタ圧延機。
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