JPH07227621A - ロール矯正機 - Google Patents

ロール矯正機

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Publication number
JPH07227621A
JPH07227621A JP2267094A JP2267094A JPH07227621A JP H07227621 A JPH07227621 A JP H07227621A JP 2267094 A JP2267094 A JP 2267094A JP 2267094 A JP2267094 A JP 2267094A JP H07227621 A JPH07227621 A JP H07227621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
self
aligning
fixed
raw material
Prior art date
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Pending
Application number
JP2267094A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiko Suzuki
輝彦 鈴木
Ikuo Seki
郁夫 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUZUHIDE KOGYO KK
Original Assignee
SUZUHIDE KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SUZUHIDE KOGYO KK filed Critical SUZUHIDE KOGYO KK
Priority to JP2267094A priority Critical patent/JPH07227621A/ja
Publication of JPH07227621A publication Critical patent/JPH07227621A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動側ロール列のロールが傾くことによる素
材の変形を防止する。 【構成】 複数個の回転可能な片持ち式ロールを上下に
千鳥状に配置し、その下側のロール列を固定側ロール列
1としまたその上側のロール列を昇降可能な移動側ロー
ル列2とし、この両ロール列1,2の間に金属製棒状素
材4を通しその素材4に引っ張りと圧縮の曲げ変形を交
互に加えることにより前記素材4の真直度不整を矯正す
る。移動側ロール列2が設けられる昇降可能な昇降側部
材26に支持シャフト23が固定されかつその支持シャ
フト23上に自動調心作用をもつ自動調心型ベアリング
30が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製棒状素材の真直
度不整を矯正するロール矯正機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のロール矯正機の従来例について
述べる。ロール矯正機は、図3に略体側面図で示される
ように複数個の回転可能な片持ち式ロール10,20を
上下に千鳥状に配置し、その下側のロール列を固定側ロ
ール列1としまたその上側のロール列を昇降可能な移動
側ロール列2としており、この両ロール列1,2の間に
図示左側から右方へ向けて金属製棒状素材4を通しその
素材4に引っ張りと圧縮の曲げ変形を交互に加えること
により前記素材4の真直度不整を矯正する。なお図示の
ロール矯正機は、例えば引き抜き加工装置の後工程とし
て配置され、その加工装置から送りだされてくる素材4
の真直度不整を矯正して製品とするものである。
【0003】前記各ロール列1,2のロール10,20
が図4に断面図で示されている。固定側ロール列1のロ
ール(以下、固定ロールともいう)10は、ロール体1
1の両端面にフランジ板12を添え、支持シャフト13
の先端部にそのフランジ部13aと当接した状態に嵌挿
されかつワッシャ14を介してナット15によって締着
されている。前記支持シャフト13の基端部は図示され
ない機台の固定側部材16にボールベアリング17を介
して回転可能に支持されており、その固定側部材16を
貫通した突出端部に動力伝達用ギヤ18が固定されてい
る。なお各固定ロール10は、ギヤ18を含む図示され
ない駆動力伝達機構を介して図3において右回り方向に
同期回転させられる。
【0004】また移動側ロール列2のロール(以下、移
動ロールともいう)20は、ロール体21の外端面にフ
ランジ板22を添え、支持シャフト23の先端部にその
フランジ部23aと当接した状態に嵌挿されかつワッシ
ャ24を介してナット25によって締着されている。前
記支持シャフト23の基端部は、図示されない圧下装置
の昇降側部材26にボールベアリング27を介して回転
可能に支持されている。なお、素材4の厚さ及び曲げ圧
下量に応じて前記昇降側部材26が図示されない圧下装
置のスクリュ機構を介して昇降調節されることにより、
素材4に対する移動ロール20の矯正圧下力が適正量と
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のロール矯正機に
あっては、素材4に移動ロール20の矯正圧下力が加わ
ると、移動ロール20およびベアリング27の組付上の
クリアランスや支持シャフト23の撓み等により、固定
ロール10に対する移動ロール20の平行度が失われ
る。すなわち図4に示されるように、固定ロール10の
軸線L1 に対し移動ロール20の軸線L2 が傾き、両ロ
ール10,20の間隔が開いた状態となる。このような
傾向は、矯正圧下力が大きく加わる素材4の入側(図3
において左側)の移動ロール20に顕著にあらわれる。
なお実測では、ロール面幅30 mm につきロール面最大
拡開量が約1 mm という結果が出ている。上記のよう
に、移動ロール20に傾きを生じると、素材4の上面
(表面ともいう)に不要な変形を与えてしまい、製品品
質の低下を招くことになる。
【0006】そこで本発明は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は移動側ロール
列のロールが傾くことによる素材の変形を防止すること
のできるロール矯正機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、複数個の回転可能な片持ち式ロールを上下
に千鳥状に配置し、その下側のロール列を固定側ロール
列としまたその上側のロール列を昇降可能な移動側ロー
ル列とし、この両ロール列の間に金属製棒状素材を通
し、その素材に引っ張りと圧縮の曲げ変形を交互に加え
ることにより前記素材の真直度不整を矯正するロール矯
正機において、前記移動側ロール列が設けられる昇降可
能な昇降側部材に支持シャフトが固定されかつその支持
シャフト上に自動調心作用をもつ自動調心型ベアリング
が配置されている。
【0008】
【作用】上記のように構成されたロール矯正機による
と、移動側ロール列のロールの支持シャフトが傾いて
も、自動調心型ベアリングの自動調心作用をもってロー
ル外周面が素材の表面にならうため、素材の表面に不要
な変形を与えない。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。ロール矯正機が図1に略体側面図で示され、そのロ
ールが図2に断面図で示されている。なお本実施例は、
従来例の一部を変更したものであるからその変更部分に
ついて詳述し、従来例と同一もしくは均等構成と考えら
れる部分には同一符号を付して重複する説明は省略す
る。図1に示されるように、移動側ロール列2の移動ロ
ール20には、自動調心作用をもつ自動調心型ベアリン
グ30を配置した自動調心型ロールを採用している。す
なわち図2に示されるように、支持シャフト23の基端
部は図示されない圧下装置の昇降側部材26に固定され
ている。この支持シャフト23の先端部にアダプタスリ
ーブ28をそのフランジ部23aと当接した状態に嵌挿
し、このスリーブ28に自動調心型ベアリング30を組
付けたのち、そのベアリング30の外端面にフランジ板
22を添えかつ支持シャフト23の先端部にワッシャ2
4を介してナット25によって締着している。前記自動
調心型ベアリング30は、自動調心型ローラベアリング
であり、周知のように内輪32と外輪31との間に転動
ローラ33を図示されないリテーナを介して保持した複
列ベアリングである。
【0010】前記自動調心型ロールは、本実施例では図
1に示されるように矯正圧下力が大きく加わる素材4の
入側(図示左側)から第1本目および第2本目に設定し
ており、他のロールは従来と同じである。なお自動調心
型ロールとしては、矯正圧下力が小さい場合はほとんど
ロールに傾きが生じないので、少なくとも矯正圧下力が
大きく加わる入側部分のロールに設定されればよい。
【0011】前記したロール矯正機によると、図1に示
されるように両ロール列1,2の間に図示左側から右方
へ向けて金属製棒状素材4を通しその素材4に引っ張り
と圧縮の曲げ変形を交互に加えることにより前記素材4
の真直度不整を矯正する。このとき自動調心型ロールの
自動調心型ベアリング30の外輪31の外周面がロール
外周面として素材4の表面に接触し回転する。しかして
入側の移動側ロール列2の自動調心型ロール20におい
ては、図2に示されるように支持シャフト23の軸線L
2 が固定側ロール列1のロール10の軸線L1 に対し傾
いても、自動調心型ベアリング30の自動調心作用をも
ってロール外周面すなわち外輪31の外周面が素材4の
表面にならうため、素材4の表面に不要な変形を与える
ことがない。なお実測では、ロール面幅30 mm につき
ロール面最大拡開量が約0.01 mm 以下という結果が
出ている。
【0012】本例では、自動調心型ロールを移動側ロー
ル列2のロール20のうち入側部分のロールに設定した
ので、ロールの傾きが影響しやすい入側部分での変形を
効果的に防止することができる。また、自動調心型ロー
ルの自動調心型ベアリング30の外輪31をローラ体と
して兼用したことにより、別設のローラ体を設ける場合
に比べて部品点数および組付工数を削減し、低コストを
実現することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明のロール矯正機によれば、移動側
ロール列のロール外周面が自動調心型ベアリングの自動
調心作用をもって素材の表面にならうため、そのロール
の支持シャフトが傾いても素材の表面に不要な変形が生
じず、よって高品質の製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す略体側面図である。
【図2】図1におけるロールの断面図である。
【図3】従来例を示す略体側面図である。
【図4】図1におけるロールの断面図である。
【符号の説明】
1 固定側ロール列 2 移動側ロール列 4 素材 10 固定ロール 20 移動ロール 23 支持シャフト 26 昇降側部材 30 自動調心型ベアリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の回転可能な片持ち式ロールを上
    下に千鳥状に配置し、その下側のロール列を固定側ロー
    ル列としまたその上側のロール列を昇降可能な移動側ロ
    ール列とし、この両ロール列の間に金属製棒状素材を通
    し、その素材に引っ張りと圧縮の曲げ変形を交互に加え
    ることにより前記素材の真直度不整を矯正するロール矯
    正機において、前記移動側ロール列が設けられる昇降可
    能な昇降側部材に支持シャフトが固定されかつその支持
    シャフト上に自動調心作用をもつ自動調心型ベアリング
    が配置されている自動調心型ロールを備えたロール矯正
    機。
JP2267094A 1994-02-21 1994-02-21 ロール矯正機 Pending JPH07227621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2267094A JPH07227621A (ja) 1994-02-21 1994-02-21 ロール矯正機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2267094A JPH07227621A (ja) 1994-02-21 1994-02-21 ロール矯正機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07227621A true JPH07227621A (ja) 1995-08-29

Family

ID=12089290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2267094A Pending JPH07227621A (ja) 1994-02-21 1994-02-21 ロール矯正機

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JP (1) JPH07227621A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009160641A (ja) * 2008-01-10 2009-07-23 Nisshin Steel Co Ltd 金属帯のエッジ処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009160641A (ja) * 2008-01-10 2009-07-23 Nisshin Steel Co Ltd 金属帯のエッジ処理方法

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