JPS595906B2

JPS595906B2 - 音声・画像提示装置

Info

Publication number: JPS595906B2
Application number: JP53099733A
Authority: JP
Inventors: 能夫阿部; 俊次良知; 真一松下
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1978-08-15
Filing date: 1978-08-15
Publication date: 1984-02-07
Also published as: JPS5526764A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、通常のオーディオ用磁気テープやオーディオ
用テープレコーダもしくは、それと同種または類似の装
置を使用して、音声情報および画像情報を再生し、音声
の発音とともに画像表示するようにした装置に関するも
のである。

従来、画像信号の記録装置としてビデオテープレコーダ
やビデオディスク装置などがあるが、こ・れらは画像
信号をアナログ信号で磁気テープやディスクに記録する
もので、精細な画像を動画でしかも実時間で記録でき、
テレビディスプレイを使つて再生できるところに特徴が
あり、テレビ放送やテレビカメラなどの画像信号の記録
に使われている。

本発明は、上述のビデオテープレコーダやビデオディス
ク装置と異なり、記録媒体、再生装置とも従来のオーデ
ィオ用磁気テープ、オーディオ用テープレコーダもしく
は、それと同種または類似の装置を使用して音声情報と
画像情報を同時的に提示可能にした装置を提供するもの
である。

なお、画像としては、固定ヘッドを使用したオーディオ
テープレコーダもしくは、それと同種または類似の装置
を使用することから、単位時間に処理できる情報量が制
限されるため、図形、文字、静止画、アニメーシヨンな
どが主となるが、情報、教育、娯楽などの分野での用途
は極めて広い。以下に本発明について図面を参照して詳
細に説明する。第１図は本発明で提示する音声情報およ
び画像情報を磁気テープに記録するための記録装置の一
実施例を示す概略構成図を示し、図中の１はテレビジョ
ンカメラなどで構成した画像信号入力部、２は制御・処
理部、３は操作・制御信号入力部、４は画像メモリ部、
５は変調器、６はマイクロフォンや、その他の音響装置
などより成る音声信号入力部、１は通常の固定ヘッド使
用のステレオ・オーディオテープレコーダもしくは、そ
れと同種または類似の装置より成る記録再生器（または
記録器）、８，９は記録再生器７の入力端子である。第
２図は第１図の記録装置にて記録された音声情報および
画像情報を再生提示するようにした本発明の一実施例を
示す概略構成図を示し、図中の１０は第１図の７と同様
の固定ヘッド使用のステレオ・オーディオテープレコー
ダもしくは、それと同種または類似の装置より成る記録
再生器（または再生器）、１１，１２は上記記録再生器
１０の出力端子、１３は復調器、１４は制御・処理部、
１５は操作入力部、１６は画像メモリ部、１７はテレビ
ジョン受像機等を使つた表示部、１８はスピーカなどに
より構成した音声信号出力部である。第３図は本発明で
取扱う磁気テープ上の信号の記録形態の一例を示し、図
中の１９，２０はステレオの２チャンネルのトラックを
示し、ここでは１９は右チャンネル、２０は左チャンネ
ルとして表わしている。また、２１，２２，２３は記録
された信号の種類を示し、２１は制御用のプログラムデ
ータ、２２は画像データ、２３は音声信号の記録部を示
している。第４図は第２図における画像メモリ部１６の
構成例を示す図で、図中の４１は全画面メモ１ハ４３お
よび４５は一部画面メモ１ハ４７はバッファメモリ、４
２，４４，４６は読出制御回路である。

さて、第１図において、画像信号入力部１は静止画、ア
ニメーシヨン、図形などの画像情報を入力する場合には
テレビジョンカメラとアナログ−デジタル変換器を用い
て構成し、画像情報を符号化して制御・処理部２へ供給
する。また、文字や簡単な図形などの画像情報は文字、
図形発生器を用いて構成し、デジタル画像信号を制御・
処理部２に供給する。制御・処理部２では画像信号入力
部１からの画像信号（デジタル信号）をオーディオテー
プレコーダすなわち記録再生器７の記録速度に合わせる
ため、一時、これを画像メモリ部４に転送して記憶させ
る。

すなわち、画像メモリ部４はバッファメモリとなる。ま
た、操作・制御信号入力部３からは第２図の再生装置の
制御・処理部１４で画像メモリ部１６や表示部１７など
の制御・処理を実行させるための命令信号（第１図の制
御・処理部２、第２図の制御・処理部１４ともマイクロ
プロセッサーを中心として構成する方がより合理的であ
り、この場合の命令信号はプログラムである）を供給す
る。

ここで、制御・処理部２は上記の操作・制御信号入力部
３からの命令信号と画像メモリ部４に記憶された画像信
号を記録再生器７の記録速度（１２００〜９６００ＢＰ
Ｓ程度）に同期させて変調器５に転送するが、転送する
信号の順序は第３図のトラック１９の記録信号形態で示
すように、まず、第２図の再生装置の制御・処理部１４
への命令信号（プログラムデータ）を送出し、次に画像
メモリ部４に記憶されている画像信号（画像データ）を
読みだし転送する。その結果、命令信号と画像信号が直
列信号となつて変調器５に転送されることになる。転送
されてきたこの直列信号は変調器５で数１００〜数１０
０Ｈｚの搬送波信号で位相変調、周波数変調、振幅変調
などの変調方法で変調し、この変調された信号は記録再
生器７の入力端子８に供給される。記録再生器７として
、現在多用されている通常の固定ヘッド使用のステレオ
・オーディオテープレコーダを使用すると、入力端子８
，９はステレオ録音の２録音入力端子で、ここでは８を
右チャンネル入力端子、９を左チャンネル入力端子とし
ている。

この記録再生器７の入力端子８には前述のように変調器
５からの出力信号が供給されるが、入力端子９には、従
来の音声を録音する時と全く同じ手段、すなわち、マイ
クロフォンや他のオーディオ装置からの音声信号を入力
する音声信号入力部６からの音声信号を供給する。

なお、第１図の記録装置を第２図の装置に組人れた場合
には上記記録再生器７を制御・処理部１４によつて制御
可能である。以上のような構成で、記録再生器７の入力
端子８に命令信号と画像信号を、そして入力端子９に音
声信号を供給し、記録再生器７で磁気テープにステレオ
録音すると、第３図のトラック１９，２０に示すように
、右チャンネルトラックには命令信号（プログラムデー
タ）と画像信号（画像データ）が、そして左チャンネル
トラックには音声信号が記録される。

そして、命令信号および画像信号と音声信号との記録の
タイミングは、これが再生された時の表示の種類によつ
て任意に設定することができ、例えば、音楽の歌詩を表
示しながら、丁度歌詩の部分の伴奏音楽を音声信号とし
て記録するようにタイミングを設定でき、また、静止画
または動画等を表示したとき、それの解説のナレーシヨ
ンをタイミングを合わせて記録できる。

第２図は第１図の記録装置で記録した磁気テープを再生
するようにした本発明の一実施例の概略構成図であるが
、記録再生器１０は第１・図の記録再生器７と同じオー
ディオテープレコーダが使用できることは言うまでもな
い。

さて、出力端子１１，１２は記録再生器１０のステレオ
の２再生出力端子であり、１１を右チャンネルの出力端
子、１２を左チャンネルの出力端子とする。

前述したように磁気テープの右チャンネルトラックに命
令信号および画像信号が記録されているものとして、記
録再生器１０で磁気テープを再生すると、出力端子１１
には命令および画像信号の直列信号が変調された状態で
再生され、取り出される。

そして、この信号を復調器１３で復調し、デジタル信号
の命令および画像信号に変換する。復調器１３からの命
令および画像信号は制御・処理部１４に供給されるが、
制御・処理部１４はマイクロプロセッサーを中心に命＋
（プログラム）を記憶するＲＡＭ（ランダム・アクセス
・メモリ）各種の制御・処理を行なうコントローラなど
を以つて構成し、まず、命令信号はプログラムを記憶す
るＲＡＭに収納する。そして、このＲＡＭに収納された
命令を逐次実行することで制御・処理部１４は動作を行
なう。なお、一定の命令のみを実行する場合は、これを
ＲＯＭ（リード・オンリー・メモリ）とすることも可能
である。次に、画像信号が供給されると、制御・処理部
１４によつて上記画像信号は画像メモリ部１６へ転送さ
れ記憶される。

上記画像メモリ部１６は、第４図に例示するごとき構成
となつている。

同図において、全面画メモリ４１には読出制御回路４２
が付属せられ、制御・処理部１４の制御によつて、表示
部画面の最上端の位置に、全画面メモリのどの部分から
表示を始めるかを制御する。これにより、例えば表示部
１７の垂直同期信号に合わせて全画面メモリ４１の表示
部分の位置を１ライン分のメモリ毎に移動すれば、表示
画像は垂直方向に動作し、スクロール表示が可能となる
。さらに、上記全画面メモリ４１の中で、表示されてい
ない部分（例えば垂直同期期間にある部分）を順次バッ
ファメモリ４７によつて書きかえれば、表示部１７の画
面には垂直方向に長い帯状の画像を時間の経過と共に表
示することが可能となる。

これは例えば音声情報が音楽である場合に、その再生音
楽に合わせて歌詞等を表示画面に表示するという、いわ
ゆる音楽と画像の両掲示機能を有する『カラオケ』装置
を、通常のオーディオカセットテープを使用して実現し
得ることを意味する。また、第４図の読出制御回路４４
，４６は、部画面メモリ４３，４５を全画面中のどの位
置に表示するか、または表示しないかを制御・処理部１
４の制御によつて制御する。これにより、例えば人が歩
いているような動作を表示しようとする場合、一部画面
メモリ４３，４５は表示部１７の垂直同期に合わせて交
互にバッファメモリ４７からの動作パターン（例えば足
の上下動等）を順次表示し、読出制御回路４４，４６に
より、その位置を移動させれば、表示部１７の画面には
人が画面内を歩行している様子をパターン表示すること
ができる。すなわち、低速度の画面メモリの書替えと、
少ない画面メモリによつて、画面に動画を表示すると共
に、その動画に合つた音声情報を発音させることができ
る。この場合も通常のオーディオ用磁気テープを使用し
て実現できる。なお、上述のバッファメモリ４７のデー
タは、順次磁気テープより読取ることもできるし、最初
に全てのデータを読取つておくこともできる。表示部１
７はテレビジョン受像機の表示部（映像部）を使用する
が、画像信号をテレビジョン画面に表示するためには、
画面走査のタイミングに合わせて画像メモリ部１６を制
御し、信号を読み出して表示部１７に供給しなければな
らない。

このような制御、処理も制御・処理部１６で処理する。
また、文字や簡単な図形の場合は１かＯの２値のデジタ
ル信号をそのまま表示部１７に供給して表示ができるが
、静止画など多階調を必要とする画像の場合には制御・
処理部１４はデジタル−アナログ変換器も含めて構成し
、符号化された信号をアナログ信号に変換して表示部１
７に供給する。

また、テレビジョン受像機へ画像信号を供給する場合、
画像信号を赤、青、緑信号に分離し、テレビジョン受像
機の赤、青、緑信号の原色駆動回路の入力端に供給し、
カラー表示する構成とすることでカラー画像を得ること
ができる。一方、記録再生器１０の出力端子１２には音
声信号が再生され、取り出される。

この音声信号は音声信号増幅器、スピーカ等で構成する
音声信号出力部１８へ供給し、音声を出す。なお、この
音声信号出力部１８は表示部１７で使用するテレビジョ
ン受像機の音声回路、スピーカを使用できることは勿論
である。操作入力部１５は表示部１７の表示画像と対話
したり、表示画像を修正したり、その他種種の制御や操
作を行なうためのライトペン、キーボード、タブレット
等を構成された操作入力部である。

以上詳しく説明したように、本発明は従来のオーディオ
用の磁気テープに従来のステレオ・オーディオテープレ
コーダもしくは、それと同種または類似の装置ならひに
、テレビジョン受像機などの画像表示部を使用すること
で、音声の発音とともにスクロール画、動画の画像表示
を可能としたものである。なお、上記オーディオテープ
レコーダもしくは、それと同種または類似の装置として
は通常のカセット式テープレコーダ、オープンテープレ
コーダのいずれも使用できるが、小形で操作の簡単なり
セット方式を使用する方が有利である。この場合、テー
プ速度は４．７５ＣＴ１Ｌ／秒と低速であるが、本発明
の装置では何ら支障はない。さらに本発明は、カセット
テープに音声信号とともに画像信号、マイタロコンピユ
ータに対する命令信号を記録しておき、カセットテープ
の交換によつて、上記種々の機能を同一機器で容易に変
更して使用することが可能である。

また、第１図における画像メモリ部４、第２図における
画像メモリ部１６とも、メモリ素子としては半導体メモ
リや磁気バブルメモリで構成し得る。

本発明の用途は、歌詩を表示しながら伴奏音楽を流すい
わゆるカラオケ、紙芝居に類するような絵物語とナレー
シヨン、語学練習、音楽とともに図形がいろいろ変化す
る表示、料理や育児などの音声解説付の表示、各種のゲ
ームなど、多くの種類がある。

しかも種々の色の表示も可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明で再生する音声・画像情報を記録する記
録装置の一実施例の概略構成図、第２図は本発明の一実
施例の概略構成図、第３図は本発明で取扱う磁気テープ
上の信号の記録形態の一例を示す図、第４図は第２図に
おける要部の構成例を示すブロック図である。１・・・・・・画像信号入力部、２・・・・・・制御・
処理部、３・・・・・・操作・制御信号入力部、４・・
・・・・画像メモリ部、５・・・・・・変調器、６・・
・・・・音声信号入力部、７・・・・・・記録再生部、
１０・・・・・・記録再生部、１３・・・・・・復調器
、１４・・・・・・制御・処理部、１５・・・・・・操
作入力部、１６・・・・・・画像メモリ部、１７・・・
・・・表示部、１８・・・・・・音声信号出力部、１９
，２０・・・・・・トラック、２１・・・・・・制御用
のプログラムデータの記録部、２２・・・・・・画像デ
ータの記録部、２３・・・・・・音声信号の記録部、４
１・・・・・・全画面メモリ、４２，４４，４６・・・
・・・読出制御回路、４３，４５・・・・・・一部画面
メモリ、４７・・・・・・バッファメモリ。

Claims

【特許請求の範囲】１磁気テープを定速駆動し、かつ一方のチャンネルト
ラックに記録されたアナログ音声情報を固定ヘッドを使
用して再生する音声情報再生手段および他方のチャンネ
ルトラックに記録されたデジタル画像情報と電子計算機
用プログラムデータを固定磁気ヘッドを使用して再生し
、表示画面に画像表示する画像情報再生手段を具備し、
かつ、前記画像情報再生手段は、前記固定磁気ヘッドに
よつて再生されるデジタル画像情報および電子計算機用
プログラムデータを復調する復調器と、その復調器から
のデジタル画像情報を記憶し、スクロール表示と動画表
示の少なくとも一方の表示を可能にする画像メモリ部と
、前記復調器からのデジタル画像情報を前記画像メモリ
部へ転送した後に、その画像メモリ部からデジタル画像
情報を読出す制御・処理部と、その制御・処理部から読
出されるデジタル画像情報を表示する画像表示部とを含
めて成り、かつ前記再生された電子計算機用プログラム
データにより前記制御・処理部を制御するように構成し
たことを特徴とする音声・画像提示装置。２画像情報再生手段は、画像表示部の表示画面を任意
に制御すべく制御・処理部へ制御信号を入力する操作入
力部を含めて構成されていることを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の音声・画像提示装置。３画像メモリ部は、複数個の部分画像メモリと、それ
らの部分画像メモリを全画面中のどの部分に表示するか
を制御する読出制御回路を有し、動画を表示可能なるよ
うに構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
１項または第２項記載の音声・画像提示装置。４磁気テープを定速駆動し、それに記録されているア
ナログ音声情報およびデジタル画像情報をそれぞれ再生
するのに、ステレオ再生可能なオーディオテープレコー
ダもしくは、それと同種または類似の装置を使用するよ
うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項または
第２項記載の音声・画像提示装置。