JPS595166B2 - ポンプ制御油圧回路の制御方法 - Google Patents

ポンプ制御油圧回路の制御方法

Info

Publication number
JPS595166B2
JPS595166B2 JP54134259A JP13425979A JPS595166B2 JP S595166 B2 JPS595166 B2 JP S595166B2 JP 54134259 A JP54134259 A JP 54134259A JP 13425979 A JP13425979 A JP 13425979A JP S595166 B2 JPS595166 B2 JP S595166B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swash plate
amount
pump
switching valve
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54134259A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5659006A (en
Inventor
吉男 中島
和男 本間
鋭機 和泉
正晃 宇「野」
克郎 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP54134259A priority Critical patent/JPS595166B2/ja
Priority to US06/123,087 priority patent/US4369625A/en
Priority to SE8001459A priority patent/SE448762B/sv
Priority to DE19803007011 priority patent/DE3007011C2/de
Priority to FR8004111A priority patent/FR2449751A1/fr
Priority to GB8006247A priority patent/GB2045360B/en
Publication of JPS5659006A publication Critical patent/JPS5659006A/ja
Publication of JPS595166B2 publication Critical patent/JPS595166B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポンプ制御油圧回路、特に油圧ポンプと複数個
のアクチュエータとを閉回路で接続したポンプ制御油圧
回路の制御方法に関するものである。
油圧ショベル等の建設機械においては、アーム、アーム
バケットなどの可動部材は油圧アクチュエータによって
動作される。
このアクチュエータの操作油圧回路には、省エネルギー
の面から、複数個の両頌転油圧ポンプに、切換弁を介し
てそれぞれ1個もしくは2個の油圧アクチュエータを閉
回路接続したものが使用されつつある。
そしてこの種の油圧回路は各アクチュエータに対応する
操作レバーにより切換弁を切換えると共に、油圧ポンプ
の斜板傾転量を制御して、油圧ポンプからの圧油を所定
のアクチュエータに供給するものであるが、操作レバー
を急速に操作した場合、油圧ポンプの斜板傾転速度も急
速に作動するようになっている。
このようなアクチュエータの速度の急速な変fヒは、例
えば慣性の大きな可動部材を駆動および停止する場合に
、この可動部材に対して加速度および減速度として作用
するので、可動部材は円滑に動作せず、ショックを生ず
る。
この結果、操作性が良好でないという欠点があった。
本発明は上記の事柄にもとづいてなされたもので、操作
性の良いポンプ制御油圧回路の制御方法を提供すること
を目的とするものである。
本発明の特徴とするところは、切換弁を介して両頌転油
圧ポンプを複数個のアクチュエータに閉回路接続し、各
アクチュエータに対応する操作レバーの操作により、前
記切換弁を切換えおよび両順転油圧ポンプの斜板順転量
を制御するポンプ制御油圧回路において、前記操作レバ
ーの操作によるポンプの斜板傾転速度の最大値を、各ア
クチュエータの動作に適するように設定した斜板傾転速
度の範囲内であるか否かをサンプリング周期毎に判別し
、この判別により斜板傾転速度の最大値を、設定した斜
板傾転速度に制御して、アクチュエータの加速度を制限
するものである。
以下本発明を図面に示す実施例について説明する。
第1図は本発明の制御方法の一例を適用したポンプ制御
油圧回路の全体構成を示す図である。
図において、1,2は油圧シリンダ、3は両頌転油圧ポ
ンプ、4は油圧ポンプ3の斜板順転制御装置、5は油圧
ポンプ3と油圧シリンダ1,2とを接続する閉回路中に
設けた切換弁、6は油圧シリンダ1の操作レバー、7は
操作レバー6の操作量検出器、8は油圧シリンダ2の操
作レバー、9は操作レバー8の操作量検出器、10は油
圧ポンプ3の斜板の順転量を検出する変位計、11は切
換弁制御回路で、油圧シリンダ1,2との結合の優先順
位を判定し、この判定により切換弁5に位置切換信号を
出力する。
この例では、油圧ポンプ3と油圧シリンダ1との結合関
係に対して優先順位を高くしである。
12はポンプ制御回路で、レバー操作量、切換弁制御回
路11および変位計10の出力に基づいて各油圧シリン
ダ1,2に適した斜板傾転速度を演算し、この演算値を
斜板順転制御装置4に出力する。
この切換弁制御回路11およびポンプ制御回路12は第
2図および第3図に示すフローチャートに沿って演算処
理を実行する。
この演算処理については後述する。
13はチャージポンプ、14はチャージポンプ13のリ
リーフ弁15はチャージポンプ13の出口側に設けたチ
ェック弁、16はフラッシング弁、17はフラッシング
弁16の戻りポートに設けたリリーフ弁、18は油圧ポ
ンプ3のリリーフ弁である。
次に上述した構成において、その制御方法を第2図、第
3図に示す演算処理フローチャートおよび第4図に示す
タイミングチャートを用いて説明する。
最初に本発明の制御方法を適用した場合の油圧ポンプ3
および切換弁5の動作を第4図のタイミングチャートに
よって説明する。
第4図において、Aは操作レバー8の操作量、Bは操作
レバー6の操作量、Cは油圧ポンプ3の斜板順転量、D
は切換弁5のb位置への切換え信号、Eは切換弁5のa
位置への切換え信号を示す。
この第4図のタイムチャートは時刻t1 において操
作レバー8を短時間で中立から最大操作量まで引いたの
ち、時刻t2において操作レバー6を、短時間で中立か
ら最大操作量まで引き、時刻t3において操作レバー6
を短時間で中立位置に戻し、更に時刻t4 において操
作レバー8を短時間で中立位置に戻した場合を示してい
るものである。
まず時刻t1以前の制御開始時には操作レバー6および
操作レバー8ばともに中立位置にあるから油圧ポンプ3
の斜板は中立にあり(C)、切換弁5の位置も中立にあ
る(DおよびE)。
次に時刻t1 で操作レバー8を急激に最大操作量ま
で引くと、切換弁5は第1図に示すa位置に切換わり、
油圧ポンプ3と油圧シリンダ2とが結合する。
そして、油圧ポンプ3の斜板順転量は油圧シリンダ2の
動作に適した最大速度で増加する。
このとき、油圧ポンプ3の斜板傾転速度は油圧シリンダ
2の加速度に対応するものであり、油圧シリンダ2の駆
動する負荷の慣性が小さい場合には斜板傾転速度の最大
値は高く設定されており、操作レバー8の操作に対して
油圧シリンダ1は適正な加速度で加速される。
次に時刻t2 で操作レバー6を操作すると、前述の
ごとく、油圧ポンプ3と油圧シリンダ1との結合の優先
順位を高く決めであるため、油圧ポンプ3と油圧シリン
ダ2との結合を解き、油圧ポンプ3は油圧シリンダ1に
結合させなければならない。
しかし、その切換えを即座に行なうと、激しいショック
が発生する。
このため、まず、切換弁5の切換え位置をa位置に保持
したままで、油圧ポンプ3の斜板順転量を減じ、中立ま
で戻してやる。
このときの斜板傾転の減少速度は油圧シリンダ2の減速
度に対応するため、加速時の場合と同様に、油圧シリン
ダ2の適正減速度に相当する斜板頌転速度で油圧ポンプ
3の斜板を中立に戻してやる。
そして、斜板が中立に戻った後に切換弁5をb位置に切
換えて、油圧ポンプ3を油圧シリンダ1に結合させる。
続いて、今度は油圧シリンダ1を加速するために油圧ポ
ンプ3の斜板傾転量を増加させる。
このときの斜板傾転速度は油圧シリンダ1の加速度に対
応するため、最大斜板傾転速度の適正値は油圧シリンダ
2を加速する場合と異なる。
すなわち、油圧シリンダ1の駆動する負荷の慣性が油圧
シリンダ2のそれよりも大きい場合には最大斜板傾転速
度をより低く設定しなければならない。
時刻t3 で操作レバー6を急激に中立に戻した場合
も、油圧ポンプ3の斜板傾転量の減少速度は油圧シリン
ダ1の減速度に対応した適正な最大値に制御される。
そして、油圧ポンプ3の斜板が中立に戻る払操作レバー
8は引かれたままであるから、切換弁5がa位置に切換
わって油圧ポンプ3と油圧シリンダ2との結合が復活し
、再び油圧シリンダ2は適正加速度で加速される。
時刻t4 で操作レバー8を急激に中立位置に戻1−だ
場合も油圧シリンダ2は適正減速度で減速し、油圧ポン
プ3が中立に戻った後に、切換弁5もn位置(中立位置
)に戻る。
以上、操作レバー6および8を急激に操作した場合を例
にとって、本発明の制御方法を適用したときの油圧ポン
プ3および切換弁5の動作を説明したが、操作レバー6
および操作レバー8の操作が緩やかに行なわれた場合に
は、油圧ポンプ3の斜板傾転量は操作レバー6および操
作レバー8の操作量に追従して、緩やかに変化すること
は勿論である。
次に上述の動作を実現するための制御方法を第2図およ
び第3図のフローチャートを用いて説明する。
第2図において、一点鎖線を示す右側のルーチンは、左
側のルーチンの破線内の実行手順が切換弁5aONに代
わることを除いては左側のルーチンの破線内のものと同
じであるので省略しである。
まず第4図に示した時刻t1以前の制御開始時において
は操作レバー6および操作レバー8はともに中立位置に
あるので、切換弁制御回路11およびポンプ制御回路1
2は左側のルーチンに沿って演算処理の実行を開始する
まず、このルーチンの初期設定を行なう。
これは、本発明の制御方法では切換弁5の切換えを、前
述の如く、油圧ポンプ3の斜板を中立に戻してから行な
っている。
そのために斜板順転の中立を判定する手順が後の方にあ
り、斜板順転が中立になると、順転中立の判定完了フラ
グを立てるようにしている。
初期設定とは、右側のルーチンから左側のルーチンへ入
ったときには、との順転中立の判定完了フラグをクリア
することを意味するものであり、引続き左側のルーチン
を繰返し実行する場合にはこの手順を飛ばして、次の手
順へ移る。
次の手順は斜板順転の中立判定である。
第4図の時刻t1以前では斜板順転は中立であるから、
順転中立の完了判定フラグを立てる。
次に再び斜板順転の中立を判定するが、当然斜板は中立
にあるので、切換弁5を中立位置(n位置)にするだめ
の信号を出力する。
このため、油圧ポンプ3は油圧シリンダ1にも、また油
圧シリンダ2にも結合していない状態となっている。
次に操作レバー8の操作量に対応した仮の傾転指令を出
力するが、操作レバー8は中立位置にあるので、斜板最
大速度制限制御を経て、斜板制御装置4には斜板傾転速
度の指令が出力される。
この一連の演算処理は、あるサンプリング時間ΔTに1
回の割合で繰返し行なわれている。
次に第4図に示した時刻t□ で操作レバー8を中立か
ら最大操作量まで急激に操作すると、優先順位判定手順
によって、演算処理は第2図に示す右側のルーチンに移
って実行される。
すなわち、このルーチンの初期設定と斜板順転の中立判
定の手順を行ない、切換弁5をa位置に切換える信号を
切換弁5に出力する。
次に操作レバー8の操作量を仮の順転指令量Xとして、
斜板最大速度制限制御ルーチンへ出力する。
この斜板最大速度制限制御の演算処理は第3図に示すフ
ローチャートに沿って実行される。
第3図において、前述したレバー操作量による仮の順転
指令量Xは、1回前に実行された演算処理において斜板
制御装置4に出力された順転指令量Yと比較されて、そ
の偏差Z(=X−Y)が求められる。
一方、切換弁5の位置を判定して、1サンプリング時間
当りの斜板傾転量の適正最大増分量ΔYを撰択する。
すなわち、切換弁5がb位置のときには適正最大増分量
ΔYとして油圧シリンダ1に対する適正値ΔY1 を
選び、そうでないときにはΔYとして油圧シリンダ2に
対する適正値ΔY2 を選ぶ。
今回は切換弁5はa位置に切換わっているから、ΔY2
を選んでそれを適正最大増分量ΔYとする。
次に前に演算した偏差Zの絶対値と適正最大増分量ΔY
とを比較し、I21≦ΔYならば仮の順転指令量Xをそ
のまま斜板順転指令量Yとして斜板制御装置4へ出力す
る。
Z〉ΔYのときには次にZの正負を判定し、2〉0なら
ば1回前の演算処理結果として斜板制御装置4に出力さ
れだ順転指令量YにΔYを加えて。
新たな順転指令量Yとして斜板制御装置4に出力する。
またZくOの場合には、Y=Y−ΔYの演算を実行して
、新たな順転指令量Yを斜板制御装置4に出力する。
第4図のタイミングチャートの例では時刻t□ で急激
に操作レバー8を操作した場合であるから、lzl>Δ
Yであり、かつ、Z〉0であるから、新たな順転指令量
Yば1回前の順転指令量Yに適正最大増分量ΔY−ΔY
2 を加えた値として出力される。
この演算はサンプリング時間ΔTに1回の割合で実行さ
れるから、油圧ポンプ3の斜板順転量はΔTの時間間隔
でΔY2 ずつ増えてゆく。
したがって斜板の最犬頌転速度はΔY2/A Tに制限
される。
そして、Z−0すなわちレバー操作量による仮の順転指
令量Xと斜板制御装置4へ出力される順転指令量Yとが
一致すると、斜板順転量は一定値に保たれる。
次に第4図のタイミングチャートにおける時刻t2
で操作レバー6を操作する払優先順位の判定により、演
算処理は第2図の左側のルーチンへ移る。
そして初期設定に続いて、斜板の中立判定を行なうが、
斜板傾転ばそのとき最大値になっており、当然中立には
ないから、まず斜板を中立に戻すだめの仮の順転指令と
してX−0を斜板最大速度制限制御のルーチンへ出力す
る。
このときには切換弁5ばまだa位置を保持しているから
、適正最大増分量ΔYとして油圧シリンダ2に対応する
値ΔY2 を選択する。
そして、IZ1ンΔYであり、かつZくOであるからY
=Y−ΔYの演算を行なって斜板制御装置4へ順転指令
量Yを出力する。
前にも述べたように、この処理はサンプリング時間ΔT
に1回の割合で実行されるから、油圧ポンプの斜板順転
量はΔTの時間間隔でΔY2ずつ減少してゆく。
したがって、このときの斜板頌転速iu−ΔY2/ΔT
に制限される。
そして、Z=Oすなわち斜板が中立に戻ると、傾転中立
の判定完了フラグを立て、切換弁を一旦中立位置に戻す
続いて操作レバー6による仮の順転指令Xを斜板最大速
度制限制御ルーチンへ出力する。
第3図の斜板最大速度制限制御ルーチンでは前と同様に
、Z=X−Yの演算を行ない、次に切換弁5の位置の判
定を行なう。
このときには切換弁5ばまだb位置に切換わっていない
から、斜板順転量の適正最大増分量ΔYとしてΔY2
を、とりあえず選択し、lzl>ΔY、Z>0のルート
を通って斜板制御装置4に順転指令量Y=ΔY2 を
出力する。
次の演算処理サイクルでは第2図の左側のルーチンの初
期設定、中立判定完了の手順を飛ばして破線で囲んだ手
順に移る。
ここで、改めて斜板の中立の判定を行なうが、前のサイ
クルでY−ΔY2 を出力しているため、中立ではな
いので切換弁5をb位置に切換える出力を出し、油圧ポ
ンプ3と油圧シリンダ1とを結合させる。
そして操作レバー6の操作量を仮の順転指令量Xとして
斜板最大速度制限制御ルーチンに出力する。
第3図の斜板最大速度制限制御ルーチンでは前と同様に
偏差Zを演算する。
次に切換弁5はすてにb位置へ切換わっているため、斜
板順転量の適正最大増分量ΔYとして、油圧シリンダ1
に対応して設定したΔY1 を選択する。
そして、lzl>Δy、z>oのルートを通って、Y=
Y+ΔYの演算を行なって、斜板制御装置4へ順転指令
量Yを出力する。
したがって以後の演算処理サイクル毎に油圧ポンプ3の
斜板順転量ばΔY1 刻みで増大し、斜板傾転速度はΔ
Y1/ΔTに制限される。
このときΔY2>ΔY1と設定しておけば、油圧シリン
ダ2を駆動する場合よりも斜板傾転速度は小となる。
そして時刻t□から油圧シリンダ2を加速したときと同
様にZ=0、すなわち斜板順転指令量Yが操作レバー6
の操作量に対応した仮の順転指令量Xと等しくなるまで
油圧ポンプ3の斜板順転量が増大することになる。
次に時刻t3 で操作レバー6を急激に中立に戻した
ときには、第2図のフローチャートの優先順位判定によ
って、演算処理は再び右側のルーチンに移る。
このときは初めに初期設定、斜板中立判定を行なうが、
油圧ポンプ3の斜板順転量Yは最大値となっているから
、斜板を中立に戻すために仮の順転指令量としてX=O
を斜板最大速度制限制御ルーチンに出力する。
このルーチンでは時刻t2 で斜板を中立に戻したとき
と同様の制御を行なうが、切換弁5はb位置に切換わっ
ているため、順転量の適正最大増分量ΔYとしてΔY1
を選択し、斜板順転速度は一ΔY1/ATに制御さ
れる。
油圧ポンプ3の斜板が中立に戻ると、斜板順転中立の判
定完了フラグを立て、その次に切換弁5を一旦n位置に
戻す。
その後で操作レバー8の操作量に基づく仮の順転指令量
Xを斜板最大速度制限制御ルーチンに出力し、再び斜板
順転量の適正最大増分値ΔYとして油圧シリンダ2に対
応して設定した値ΔY2を選択する。
そしてlzl>ΔY:2>0のルートを通って斜板制御
装置4に順転量Y=ΔY2 を出力する。
次の演算処理サイクルでは第2図の右側のルーチンの初
期設定、中立判定完了の手順を飛ばして、破線で囲んだ
手順に移り、今度は切換弁5をa位置に切換えて油圧ポ
ンプ3と油圧シリンダ2を結合させる。
それ以後は時刻t1から油圧シリンダ2を加速した場合
と同様に斜板順転速度をΔY2/ATに制御しながら、
斜板順転量を増大させる。
時刻t4 で、操作レバー8が急激に中立位置へ戻さ
れると、第2図のフローチャートの優先順位の判定によ
り演算処理は左側のルーチンへ移る。
この場合も初期設定、順転の中立判定を行ない、斜板最
大速度制限制御ルーチンに斜板順転を中立に戻すだめの
仮の順転指令量としてX=0を出力する。
そして、このときには切換弁5がa位置にあるから、適
正最大増分量ΔYとしてΔY2 を選択し、lzl>Δ
y、z<。
のルートを通って、油圧ポンプ3の斜板順転速度を一Δ
Y2/ΔTの値に制御しながら、斜板順転量を中立まで
減少させる。
そして油圧ポンプ3の斜板が中立に戻ったら切換弁5を
n位置に切換えて、油圧ポンプ3と油圧シリンダ2との
結合を断つのである。
なお上述の実施例は斜板順転速度の最大値ΔY/ΔTを
調整するのに、ΔTを一定にしておいてΔYを変えて行
なったか、逆にΔYを一定の単位増分量としておき、Δ
Tを変えることによっても実施することができる。
時間の経過は演算処理のサイクル数で判定することがで
きる。
すなわち、演算処理を1回行なう毎に1ずつ加算される
カウンタを設けておくと、そのカウンタの内容がRにな
ったときには、ΔT=R・Δtの時間が経過したことが
わかる。
ここでΔtは演算処理のサイクルタイムである。
従って、カウンタの内容Rと一定の数値Nとを比較しR
=Nとなったときに斜板順転指令量Yを増減するように
しておけば、斜板順転速度の最大値を制御することがで
きる。
上述の考え方による斜板最大速度制限制御のフローチャ
ートを第5図に示す。
第3図の方法で切換弁5の位置によって斜板傾転量適正
最大増分量ΔYを2゛種類用意してあったのに対して、
ここでは切換弁5の位置に対応させて、カウンタRの内
容と比較する数値Nを2種類用意している。
すなわち、切換弁5がb位置にあるときの斜板順転量の
増加タイミングは、ΔT1=N1Δtとなり、a位置に
あるときの増加タイミングはΔT2−N2Δtとなる。
従ってN1〉N2としておけば油圧シリンダ1に結合し
たときの油圧ポンプ3の斜板頌転最犬速度は、油圧シリ
ンダ2に結合したときよりも小となる。
本発明のポンプ制御油圧回路の制御方法は、例えば油圧
ショベルなどの建設機械におけるブームおよびパケット
を操作する油圧回路に実施すれば、有効である。
すなわち、第1図に示す油圧シリンダ1をブーム操作用
油圧シリンダとし、油圧シリンダ2をパケット操作用油
圧シリンダとした場合に、パケットを急速に動作させる
ことができるので、パケットの数千作業能率を高めるこ
とができる。
また、ブームの起動、停止時にはブームを緩慢な速度で
動作させることができるので、慣性の大きなブームの起
動、停止時に生ずるショックを防ぐことができる。
また上述の実施例は1個の油圧ポンプに2個の油圧シリ
ンダを切換弁を介して閉回路接続した場合であるが、複
数の油圧ポンプに複数の油圧アクチュエータを切換弁を
介して閉回路接続した場合にも実施することが可能であ
る。
さらに上述の実施例における切換弁制御回路およびポン
プ制御回路をマイクロコンピュータによって実施するこ
とも可能である。
以上詳述したように、本発明の制御方法によれば、各ア
クチュエータに適する動作加速度に対応して、油圧ポン
プの斜板順転の最大速度を制御することかできるので、
操作レバーを急速に操作しても各アクチュエータに高い
油圧力が発生しない。
この結果、リリーフ弁を介してエネルギーを消費する必
要がないので、省エネルギーを達成することができ、ま
た慣性の大きい可動部材を駆動、停止する場合に生ずる
ショックも少なくすることができるので、アクチュエー
タによる駆動される可動部材の操作性および作業性能を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制御方法の一例を適用したポンプ制御
油圧回路の全体構成を示す図、第2図は第1図に示され
る優先順位判定回路および斜板傾転量演算回路で行なう
処理の一例を示すフローチャート、第3図は第2図に示
されるフローチャート中の斜板最大速度制限制御で行な
う処理の一例を示すフローチャート、第4図は第2図お
よび第3図に示される処理を実施した場合の作動説明の
ためのタイムチャート、第5図は第2図に示されるフロ
ーチャート中の斜板最大速度制限制御で行なう処理の他
の例を示すフローチャートである。 1.2・・・・・・油圧シリンダ、3・・・・・・両頌
転油圧ポンプ、4・・・・・・斜板順転制御装置、5・
・・・・切換弁、6・・・・・・油圧シリンダ1の操作
レバー、8・・・・・・油圧シリンダ2の操作レバー、
10・・・・・・変位計、11・・・・・・切換弁制御
回路、12・・・・・・ポンプ制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 切換弁を介して両頌転油圧ポンプを複数個のアクチ
    ュエータに閉回路接続し、各アクチュエータに対応する
    操作レバーの操作により、前記切換弁の切換えおよび両
    頌転油圧ポンプの斜板傾転量を制御するポンプ制御油圧
    回路において、前記操作レバーの操作によるポンプの斜
    板傾転速度の最大値を、各アクチュエータの動作に適す
    るように設定した斜板傾転速度の範囲内であるか否かを
    サンプリング周期毎に判別し、この判別により斜板傾転
    速度の最大値を、設定した斜板傾転速度に制御すること
    を特徴とするポンプ制御油圧回路の制御方法。 2 斜板傾転速度の最大値は予め設定される斜板傾転速
    度のサンプリング周期ΔTを一定とし、その許容増分量
    ΔYを変えることにより、調整するようにしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のポンプ制御油圧回
    路の制御方法。 3 斜板傾転速度の最大値は予め設定される斜板傾転速
    度のサンプリング周期ΔTを変え、その許容増分量ΔY
    を一定とすることにより、調整するようにしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のポンプ制御油圧回
    路の制御方法。
JP54134259A 1979-02-26 1979-10-19 ポンプ制御油圧回路の制御方法 Expired JPS595166B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54134259A JPS595166B2 (ja) 1979-10-19 1979-10-19 ポンプ制御油圧回路の制御方法
US06/123,087 US4369625A (en) 1979-06-27 1980-02-20 Drive system for construction machinery and method of controlling hydraulic circuit means thereof
SE8001459A SE448762B (sv) 1979-02-26 1980-02-25 Hydraulisk drivanordning for konstruktionsmaskinerier, innefattande ett flertal slutna hydraulkretsar
DE19803007011 DE3007011C2 (de) 1979-02-26 1980-02-25 Hydraulischer Antrieb für insbesondere Baumaschinen und Steuerverfahren
FR8004111A FR2449751A1 (fr) 1979-02-26 1980-02-25 Systeme d'actionnement pour des machines de construction et procede pour la commande des circuits hydrauliques d'un tel systeme
GB8006247A GB2045360B (en) 1979-02-26 1980-02-25 Drive system for construction machinery

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54134259A JPS595166B2 (ja) 1979-10-19 1979-10-19 ポンプ制御油圧回路の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5659006A JPS5659006A (en) 1981-05-22
JPS595166B2 true JPS595166B2 (ja) 1984-02-03

Family

ID=15124107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54134259A Expired JPS595166B2 (ja) 1979-02-26 1979-10-19 ポンプ制御油圧回路の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS595166B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3266290D1 (en) * 1981-03-30 1985-10-24 Hitachi Construction Machinery Control system for hydraulic circuit means including a variable displacement pump and actuator means
JPS57161302A (en) * 1981-03-30 1982-10-04 Hitachi Constr Mach Co Ltd Oil hydraulic circuit controller
JPS58165585A (ja) * 1982-03-26 1983-09-30 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧回路の制御装置
JPS58192986A (ja) * 1982-04-07 1983-11-10 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧回路の制御装置
JPS6030490A (ja) * 1983-07-29 1985-02-16 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧ポンプの故障診断装置
JPS6032986A (ja) * 1983-08-01 1985-02-20 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧ポンプの故障診断装置
JPH0721281B2 (ja) * 1986-04-04 1995-03-08 日立建機株式会社 油圧回路
JPH0721306B2 (ja) * 1986-08-19 1995-03-08 本田技研工業株式会社 車両用無段変速機の変速制御装置
JPH0721305B2 (ja) * 1986-08-19 1995-03-08 本田技研工業株式会社 車両用無段変速機の変速制御装置
JPS6391702U (ja) * 1986-12-03 1988-06-14
JPS6391704U (ja) * 1986-12-03 1988-06-14
JPH0512481Y2 (ja) * 1986-12-03 1993-03-31
JPH01116371A (ja) * 1987-10-28 1989-05-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 雪上車の車両走行速度切換装置
JP4632583B2 (ja) * 2001-07-10 2011-02-16 住友建機株式会社 電動閉回路油圧シリンダ駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5659006A (en) 1981-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS595166B2 (ja) ポンプ制御油圧回路の制御方法
JPS5857504A (ja) 油圧回路の制御方法
US4369625A (en) Drive system for construction machinery and method of controlling hydraulic circuit means thereof
JP3106164B2 (ja) 油圧機械の油圧駆動方法及び油圧駆動装置
JPS6342122B2 (ja)
JPS6261742B2 (ja)
JPS5872762A (ja) 油圧駆動装置の制御装置
JP2004036811A (ja) 油圧駆動車の前後進切換制御装置およびその制御方法
JPH1061604A (ja) 建設機械の油圧駆動装置及びその制御方法
JPS6234962B2 (ja)
JP2509311B2 (ja) 建設機械の作業機制御方法
JPH0461171B2 (ja)
GB2045360A (en) Drive system for construction machinery
JP2839567B2 (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JPH093977A (ja) 掘削機の流量制御装置
JPH04285301A (ja) ロ−ドセンシングシステムにおける作業精度向上油圧回路
JPH11303759A (ja) 油圧ポンプの制御装置
JPH0510269A (ja) 可変容量型油圧ポンプの吸収トルク制御方法
JP2871871B2 (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JPS642802B2 (ja)
JP3241062B2 (ja) 作業機のポンプ流量制御装置
JP2633095B2 (ja) 油圧建設機械の油圧制御装置
JP2002317471A (ja) 油圧ショベルの油圧制御回路
JPS6333561B2 (ja)
JP2757009B2 (ja) 建設機械の微操作制御方法