JPS5941672Y2 - 映像信号再生装置 - Google Patents

映像信号再生装置

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JPS5941672Y2
JPS5941672Y2 JP5895482U JP5895482U JPS5941672Y2 JP S5941672 Y2 JPS5941672 Y2 JP S5941672Y2 JP 5895482 U JP5895482 U JP 5895482U JP 5895482 U JP5895482 U JP 5895482U JP S5941672 Y2 JPS5941672 Y2 JP S5941672Y2
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video
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video signal
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義輝 小阪
眞司 平野
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日本ビクター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は映像信号再生装置に係り、少なくとも一部が1
フイールドおき毎に記録されたカラー映像信号を再生す
るに際して、動画像の振動を略除去し得た再生装置を提
供することを目的とする。
一般に映像信号の少なくとも一部を1フイールドおき毎
に、例えがカラー映像信号の偶数フィールド若しくは奇
数フィールドのみを記録しこれを再生する如きVTR(
以下DTV−ダブルトレースVTR−という)は、通常
のフルフィールドVTRにくらべて磁気テープの消費量
が1ですむま ため、レコーデツドテープが小型、軽量、ローコストに
できる等の特長を有する。
フルフィールドVTRにより再生されるカラー映像信号
は、第1図Aに示す如く、横軸に示すフィールド番号1
,2,3,4,5,6のカラー映像信号を順次に再生さ
れる。
一方、DTVにより再生されるカラー映像信号は、例え
ば奇数フィールドのみ記録した場合、第1図Bに示す如
く、偶数フィールドの情報が欠けているため奇数フィー
ルドの情報を2度ずつ繰り返してモニターテレビジョン
に再生していた。
しかして、上記従来のDTVの再生画面上の動画につい
ては、その動きを追う人間の目の心理的な慣性が期体す
る動画像の時間経過に伴なう位置との間で、前後に振動
しながら移動するように見え、上記期待位置と実際の再
生画像位置との差の幅の部分が、上記カラー映像信号の
フィールド周波数を60Hzとした場合、3011zの
フリッカ−(ちらつき)となって知覚される。
この幅は動画の速度に比例し、静止画では零であること
はいうまでもない。
なお、画面全体の明るさのフリッカ−は生じない。
すなわち、従来のDTVの再生画は、コマ繰り返し再生
による動画像のフリッカ−があり、目や頭が疲れて不快
になる等の欠点があった。
本考案は上記欠点を除去するものであり、第2図以下と
共にその名実施例につき説明する。
第2図は本考案装置を説明するための映像信号のフィー
ルド番号と再生順序との関係を示す。
DTVの再生画面における動画像のフリッカの原因の本
質は、従来のように1つおき毎のフィールドを2度ずつ
繰り返して再生する点にあり、情報の半減が原因なので
はない。
その証拠にフィールド周波数60Hzの映像信号を1フ
イールドおき毎に記録して情報を半減しても、再生時同
一フィールドを繰り返さず、1秒間30フイールドだけ
再生すると、画面全代の明るさは30Hzのフリッカ−
として知覚されるが動画の振動はなくなり、動画が円滑
に動くようになる。
従って、DTv再生画の動画フリッカ一対策としては、
同じフィールドの映像を繰り返して再生しなければよい
そこで、この点に着目し、例えば奇数フィールドのみ記
録した場合、第2図に示す如く、再生順序の偶数番は、
情報の欠けている偶数フィールドをはさんだ前後の奇数
フィールドの信号の和を再生し、その平均値的な映像を
人間の視覚心理的な積分効果によって合成させることに
より、失われた偶数フィールドを補なう(例えば(1+
3)/2=2.(3+5)/2=4等のように)。
そして、また再生順序の奇数番は、これと一致する番号
のフィールドの信号のみを再生する。
これにより、偶数フィールドは直線近似(動画の1秒間
の移動が直線的であるという近似)の0 合成されたものではあるが、とにかく第1図Aに示すフ
ルフィールドVTRと同じ再生方法に極めて近くなる。
本考案装置により動画の振動が殆どなくなることが実験
的に確められた。
第3図A、Bは夫々本考案装置の1実施例の回転ヘッド
とドラムとの関係を示す平面図及び正面図である。
同図A中、1はドラムで、例えば反時計方向に回転する
このドラム1上に、ビデオヘッドH2とR3とは夫々ド
ラム1の円周上180゜隣り合った位置に通常のフルフ
ィールドVTRと同様の設計にて設けられる。
また、ビデオヘッドH1とR7とは夫々通常のDTVの
設計の指針に従ってドラム1上に取り付けられる。
すなわち、ビデオヘッドH1は、ビデオヘッドH2とヘ
ッド回転方向上(180−α)0隣接して設けられ、ビ
デオヘッドH3に対してα0ドラム円周上に隣接して設
けられる。
いま、ドラム1の半径をR1ヘッドH1とR3とのドラ
ム円周上の長さをaとすると、上記角度αは α=百(rad ) (1)となる。
また、ビデオヘッドH1の回転面は、ビデオヘッドH2
及びH8の回転面に対して第3図Bに示す如く、長さP
だけ低い高さ位置とされている。
これにより、トラックピッチはPとなる。また、第4図
に示す如く、磁気テニプ3の矢印4で示すテープ走行方
向と矢印5で示すビデオヘッドの回転方向とのなす角を
θとすると、上記長さaは となる。
但し、Tは後述する如く、ビデオヘッドH1及びR2の
再生出力を遅延する可変遅延線(以下VDLと略す)の
中心遅延変化量(単位μ5ec)で、また走査線数52
5本でフィールド周波数60Hzの映像信号を記録する
ものとする。
従って、上記(1) j (2)及び(3)式より上記
角度αは、となる。
これにより、ビデオヘッドH1〜H3は第4図に示すよ
うな相対位置を示し、同図はビデオヘッドH1とR2は
共に同一トラックの垂直同期パルスを、またビデオヘッ
ドH3が次のトラックの垂直同期パルスを夫々同時に再
生している場合を示す。
磁気テープ3はビデオヘッドH1〜H3を有するドラム
1に1800強の角度範囲に亘って添接されているため
、ビデオヘッドH2は第4図に示す状態から次のドラム
半回転の間、磁気テープ3をトレースできず、ビデオヘ
ッドH1とR3のみが夫々相隣るビデオトラック上を同
時にトレースする。
そして、更に次の半回転では、ビデオヘッドH1及びR
3・は磁気テープ3をトレースできず、ビデオヘッドH
2はビデオヘッドH3が今までトレースしていたトラッ
クをトレースする。
このように、ビデオヘッドH1とH8とは常に相隣るビ
デオトラックを同時にトレースするため、これらの再生
出力の振幅を7にして加え合わせる一方、ビデオヘッド
H2の再生出力の折幅はそのままとすることにより第2
図に示す如き再生を行ない得る。
なお、第3図A中、2及び2′は夫々ドラム1の円周上
180°隣接してドラム1上に図示の如く設けられたマ
グネットで、磁気ヘッド也よりビデオヘッド半回転につ
き1度パルス(ドラムパルス)を出力するためのもので
ある。
しかし、第3図A及びBに夫々示す機械的な構成だけで
は上記ビデオヘッドH1の再生出力映像信号の位相と、
ビデオヘッドH3の再生出力映像信号の位相とは夫々互
いに一致せず、このためこれら両信号をそのまま加え合
わせることはできない。
すなわち、磁気テープ3の幅方向のテンションむらや、
録画又は再生時のテープテンションのばらつき、ワウ・
フラッタ−、ジッタ等があるからである。
そこで、上記ビデオヘッドH1及びH3の出力映像信号
の位相合わせ等のために以下の電気的な手段を講じる必
要がある。
第5図は前記問題点を解決し得る装置のブロック系統図
を示す。
同図中、第3図A、Bと夫々同一部分には同一符号を附
し、その説明を省略する。
第5図において、ESWlは固定接点X及びyを有する
電子スイッチで、上記磁気ヘッドH4よりのドラムパル
スにより、その可動接片が1フイールド毎に交互に切換
わるべく構成されている。
まず、ビデオヘッドH1とH8とが夫々相隣るビデオト
ラックを同時に再生する場合、上記電子スイッチESW
Iは固定接点Xに閉成接続された。
これにより、ビデオヘッドH1により再生された例えば
フィールド番号3の映像信号は映像検波回路6に供給さ
ぁここで検波された後同期分離回路7及びVDL12に
夫々供給される。
同期分離回路7により分離されて取り出された水平同期
信号は、位相比較器10に供給される。
一方、ビデオヘッドH3により再生された例えばフィー
ルド番号5の映像信号は映像検波回路8に供給され、こ
こで検波された後同期分離回路9及び加算器14に夫々
供給される。
同期分離回路9の出力水平同期信号は上記位相比較器1
0に供給され、ここで同期分離回路7よりの水平同期信
号と位相比較される。
この位相比較器10より上記両水平同期信号の位相差に
応じて取り出された位相比較誤差電圧は可変遅延線制御
回路11に供給される。
可変遅延線制御回路11の出力信号はVDL12に制御
信号として供給さkVDL12の遅延量を制御する。
すなわち、VDL12の遅延量はある一定の遅延T(前
記(3)及び(4)式に示すTと同一)を中心にして可
変遅延線制御回路11の出力により変動する。
ここで、上記遅延量TはVDL12の変化範囲の中心値
に選定される。
これにより、VDL12の入力である映像検波回路6の
出力再生映像信号は1.その位相をVDL12により映
像検波回路8の出力再生映像信号の位相と常に一致せし
められてVDL12より加算器14に供給さぁここで映
像検波回路8の出力再生映像信号と加え合わされる。
この加算器14の出力信号は、上記電子スイッチESW
Iを通して出力端子15より取り出される。
次に、ビデオヘッドH2のみが磁気テープ3のビデオト
ラックを再生する場合、上記電子スイッチESWIはド
ラムパルスにより固定接点y側に切換接続される。
このときは、ビデオヘッドH2により再生された例えば
フィールド番号5の映像信号のみが、映像検波回路13
及び電子スイッチESW1を夫々通して出力端子15よ
り取り出される。
このようにして、ビデオヘッドH1及びH3より夫々再
生された映像信号を加え合わせた映像信号と、ビデオヘ
ッドH2より再生された映像信号とが夫々1フイールド
毎に交互に再生される。
このDTVの再生映像信号はそのジッタを補正さへしか
も動画の振動及び画面全体の明るさのフリッカ−を略除
去し得た映像信号としてモニターテレビジョンに写し出
される(ディスプレイされる)。
なお、上記実施例中、(2)及び(3)式のbが零、す
なわち遅延量T=0となるようビデオヘラ下H1及びH
3を機械的に配設し、かつ映像検波回路8と加算器14
との間に遅延量T′の固定遅延線挿入するよう構成して
も良い。
第6図は本考案装置の第1実施例のブロック系統図を示
す。
同図中、第5図と同一部分には同一符号を附し、その説
明を省略する。
本実施例はカラー映像信号を輝度信号と搬送色信号とに
分離し、輝度信号を周波数変調(FM)し、搬送色信号
を周波数変調輝度信号帯域よりも低い帯域へ周波数変換
した後、これら両信号を多重してその奇数フィールド若
しくは偶数フィールドのみを記録されたカラー映像信号
を再生するものである。
第6図において、ESWl 、ESW2.ESW3は夫
々固定接点X及びyを有する電子スイッチで、磁気ヘッ
ドH4よりのドラムパルスにより夫夫連動して切換わる
べく構成されている。
ビデオヘッドH1により再生されたカラー映像信号は、
高域フィルタ、リミッタ及びFM復調器等よりなる輝度
信号検波回路16に供給され、ここで再生FM輝度信号
を分離検波されて再生輝度信号とされた後低域フィルタ
17を通してVDL18に供給される一方、同期分離回
路7に供給される。
また、上記再生カラー映像信号は、低域フィルタ20に
供給され、ここで再生低域変換搬送色信号を分離された
後VDL21に供給される。
一方、ビデオヘッドH3よりの再生カラー映像信号は、
上記輝度信号検波直路16と同一構成回路の輝度信号検
波回路23に供給される。
輝度信号検波回路23よりの再生輝度信号はキャリア成
分を除去する低域フィルタ25を通して同期分離回路9
及び後述する加算器28に夫々供給される。
ここで、本実施例で使用するVDL18及び21は、例
えばBBD(パケット・ブリゲート・デバイス)のよう
に比較的クロック周波数が低く、かつ入力をサンプルホ
ールドするようなアナログシフトレジスタ(半導体素子
遅延回路)である。
従って、本実施例ではビデオヘッドH1及びH3の再生
カラー映像信号を、N780式等の標準カラー映像信号
に復調してから上記VDLに加えるようにすると、vD
Lは1個で済むが色副搬送波周波数(例えば3.58M
Hz)と、VDLへのクロック周波数(例えば5〜7M
Hz程度)とが夫夫ビートを起すので、輝度信号と搬送
色信号用に夫々専用のVDLを使用している。
また、搬送色信号用VDLには第6図に21で示すよう
に、再生低域変換搬送色信号を供給し、VDL21の出
力側に設けられた低域フィルタ22の遮断周波数は、ク
ロック周波数と低域変換されている色副搬送波周波数と
の差以下にされる。
なお、低域フィルタ17はクロック周波数で決まるサン
プリング周波数よりも高い信号成分がVDL18に入っ
てクロックパルスによって低域に変換されたビードを生
ずるのを防ぐために設けられている。
これにより、上記第1実施例と同様に、可変遅延線制御
回路11の出力クロックパルスにより、VDL18及び
21は夫々その遅延量を可変制御されて、上記ビデオヘ
ッドH3よりの再生カラー映像信号と位相の一致した再
生輝度信号及び再生低域変換搬送色信号を、クロック成
分除去のために設けられた低域フィルタ19及び22を
夫々通して加算器28及び電子スイッチESW2の固定
接点Xに夫々加えられる。
加算器28により低域フィルタ19の出力再生輝度信号
と、低域フィルタ25の出力再生輝度信号が夫々加え合
わせられ、この信号は後述する加算器48に供給される
また、低域フィルタ22の出力再生低域変換搬送色信号
は固定接点Xに閉成接続されている電子スイッチESW
2を介してACC(オートマチック・クロマ・コントロ
ール)回路29でそのレベル変動を補正された後周波数
変換器30に供給さへここで後述する周波数変換器37
の出力信号周波数と周波数変換され、もとの色副搬送波
周波数(例えば3.58MHz)を有する搬送色信号に
戻される。
上記周波数変換器30より取り出された再生搬送色信号
は、帯域フィルタ31で不要成分を除去された後、加算
器32に供給される。
この加算器32の出力信号はバースト抜取回路33及び
電子スイッチESW4の可動接片に加えられる。
ところで、本実施例ではDTVの再生低域変換搬送色信
号の振幅と位相を安定化し、かつもとの色副搬送波周波
数を有する搬送色信号にもどすために周知のAPC(オ
ートマチック・フェーズ・コンペンセーター)回路を含
む色信号処理回路(以下カラープロセッサーという)3
8を設けている。
すなわち、帯域フィルタ31の出力再生搬送色信号は、
バースト抜取回路33で例えば3.58MHzのカラー
バースト信号を抜き取られた後、水晶発振器34よりの
3.58MHzの連続波と位相比較器35にて位相比較
される。
この位相比較器35の出力位相比較誤差電圧は、中心周
波数的7kHzの電圧制御発振器(VCO)36に供給
さへその発振周波数を制御する。
このVCO36の出力発振周波数は、周波数変換器37
に供給され、ここで上記水晶発振器34よりの発振周波
数と周波数変換され、これより2人力周波数の和の周波
数(例えば4.3MHz程度)の信号が上記周波数変換
器30,40に供給される。
この周波数変換器37.45の出力信号は、上記再生低
域変換搬送色信号の時間軸変動に追随変化し、周波数変
換器30,40において、再生低域変換搬送色信号との
差信号を作り出すため、上記時間軸変動は除去さへかつ
再生低域変換搬送色信号をもとの搬送色信号に戻すこと
ができる。
もとの周波数に戻された搬送色信号は電子スイッチES
W4のX接点を介して加算器48に供給され、ここでビ
デオヘッドH1及びH3により夫夫再生された輝度信号
の和信号と加え合わされ帯域共用多重化される。
この加算器48の出力信号は輝度信号については記録さ
れてない例えば成る偶数フィールドをはさんだ前後の奇
数フィールドの和の再生映像信号として電子スイッチE
SWIを通して出力端子50より取り出さへ色信号につ
いては、第1図B図示の従来のDTVと同様に記録され
ている奇数フィールドの再生搬送色信号として出力端子
50より取り出される。
次に、ビデオヘッドH2のみが磁気テープのビデオトラ
ックをトレースする期間は、ビデオヘッドH2により再
生されたカラー映像信号は、低域フィルタ27でその低
域変換搬送色信号をろ波されて取り出された後、電子ス
イッチESW2を通してカラープロセッサー38に供給
さぁここでその位相及び振幅を安定化され、かつ、もと
の色副搬送波を有する搬送色信号に戻された後、更に電
子スイッチESW4の可動接片に供給される。
一方、上記ビデオヘッドH2よりの再生カラー映像信号
は輝度信号検波回路26に供給されて輝度信号を再生さ
れた後キャリア成分を除去する低域フィルタ47を経て
加算器49に供給され、ここで上記電子スイッチESW
4よりの再生搬送色信号と加算され帯域共用多重化され
る。
この加算器49より取り出された再生標準カラー映像信
号は、電子スイッチESW1を通して出力端子50に導
かれる。
第7図は本考案装置の第2実施例のブロック系統図を示
す。
同図中、第6図と同一部分には同一符号を附し、その説
明を省略する。
なお、ヘッドH4は省略しである。
本実施例は可変遅延線として例えばCCD(チャージ・
カップルド・デバイス)のように10〜20MHz程度
の比較的高いクロック周波数が使える半導体素子遅延回
路を用いかつこの遅延回路に再生標準カラー映像信号を
入力するようにした点に特徴を有する。
いま、ビデオヘッドH1とH3とが同時に相隣るビデオ
トラックを夫々トレースしている時、ビデオヘッドH3
の出力信号の処理については、上記第2実施例と全く同
様である。
一方、ビデオヘッドH1より得た低域フィルタ20より
の色副搬送波周波数fcの低域変換搬送色信号は周波数
変換器53に供給さへここで、発振器52よりの発振周
波数f9により周波数変換されて標準カラー映像信号の
色副搬送波周波数(例えば3.58MHz)に略等しい
周波数fc+foとされる。
この周波数変換器53の出力は加算器54で輝度信号検
波回路16よりの再生輝度信号と多重され、再生標準カ
ラー映像信号とされて低域フィルタ55を通してVDL
(ここでは例えばCCD)56に供給される。
上記VDLS6の出力再生標準カラー映像信号は帯域フ
ィルタ57で再生搬送色信号を済波されて取り出された
後、周波数変換器58に供給され、ここで上記発振器5
2よりの出力発振周波数f。
により周波数変換されて色副搬送波周波数fcの再生低
域変換搬送色信号とされる。
この周波数変換器57の出力は電子スイッチESW2の
固定接点Xに加えられる。
また、ビデオヘッドH2のみがビデオトラックをトレー
スしている期間は、上記第2実施例と全く同様である。
なお、第1図中、51は輝度信号検波回路16の出力よ
りキャリア成分を除去する低域フィルタである。
本実施例は上記第2実施例にくらべて可変遅延線を1個
で構成できる。
第8図は本考案装置の第3実施例のブロック系統図を示
す。
同図中、第7図と同一部分には同一符号を附し、その説
明を省略する。
本実施例は上記VDL56を用いると共に、その入力を
ビデオヘッドにより再生された周波数変調輝度信号と低
域変換搬送色信号との混合信号とした点に特徴を有する
すなわち、本実施例はビデオヘッドH2及びH3の出力
の処理については上記第2及び第3実施例と同様である
一方、ビデオヘッドH1の出力は低域フィルタ55を通
してVDL56に直接供給される一方、同期分離回路5
9に供給される。
この同期分離回路59より取り出された水平同期信号は
、ビデオヘッドH8の再生出力より分離して得た同期分
離回路60よりの水平同期信号と位相比較器10で夫々
位相比較される。
ここで、上記同期分離回路59及び60は周波数変調輝
度信号より直接、水平同期信号を取り出す回路であるが
、この回路としては本出願人が先に昭和50年2月4日
付の実用新案登録願で提案した「映像信号記録、再生装
置における同期信号分離回路」を用い得る。
なお、ビデオヘッドH1から再生されるFM信号の上限
周波数は5MHzに達するが、クロック周波数として例
えば14MHz以上のものを使用できるVDLを用いる
ことにより、FM信号のキャリアとクロック周波数との
ビートは低域フィルタ17により除去できる。
本実施例は上記第3実施例にくらべて周波数変換器53
及び58、発振器52を省略でき、上記第を実施例にく
らべてVDLが1個で済むため、回路構成が簡単になり
、また検波する前のFM輝度信号をVDLに通すため、
再生輝度信号のS/Nが良い。
上述の如く、本考案になる映像信号再生装置は、1フイ
ールドおき毎に記録媒体に1フイ一ルド分のビデオトラ
ックを順次形成して記録されたカラー映像信号を再生す
る装置において、同一の上記ビデオトラックを1フイ一
ルド期間ずつ2度繰り返して再生する第1の再生手段と
、該ビデオトラックを1フイールドおき毎に再生する第
2の再生手段と、該第1の再生手段により2度再生され
た同一フィールドのうち後の1フイールドの輝度信号と
該第2の再生手段により該第1の再生手段よりも1トラ
ック分先行して再生されたカラー映像信号とを夫々加え
合わせる加算手段と、該第1の再生手段により2度再生
されるカラー映像信号のうち最初の1フイールドのカラ
ー映像信号とを交互に1フイ一ルド期間ずつ切換える手
段とよりなり、該切換手段の出力より再生カラー映像信
号を得るようにしているため、フリッカとして知覚され
る動画像の振動を略除去でき、また搬送色信号のみ従来
と同様に同一の1フイールドの信号を2フィールド繰り
返し再生することもでき、これにより輝度フリッカ−の
少ない再生カラー映像信号を得ることができ、安価に構
成できる等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図A、Bは夫々従来装置の再生映像信号のフィール
ド番号と再生順序との関係の1例を示す図、第2図は本
考案を説明するための再生映像信号のフィールド番号と
再生順序との関係の1例を示す図、第3図A、Bは夫々
本考案の1実施例の回転ヘッドとドラムとの関係を示す
平面図及び正面図、第4図は本考案の1実施例のビデオ
ヘッドとビデオトラックとの相対位置関係を示す図、第
5図は問題点を解決するために想定を得る装置のブロッ
ク系統図、第6図は本考案の第1実施例のブロック系統
図、第7図は本考案の第2実施例のブロック系統図、第
8図は本考案の第3実施例のブロック系統図である。 6.8・・・・・・映像検波回路、7,9,59,60
・・・・・・同期分離回路、10,35,43・・・・
・・位相比較器、11・・・・・・可変遅延線制御回路
、12,18゜21.56・・・・・・可変遅延線、1
6,23,26・・・・・・輝度信号検波回路、17,
19,20,22゜25.27,47,51.55・・
・・・・低域フィルタ、34・・・・・・水晶発振器、
30,37,53,58・・・・・・周波数変換器、5
2・・・・・・発振器、ESWl 。 ESW2 、ESW4・・・・・・電子スイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1フイールドおき毎に記録媒体に1フイ一ルド分のビデ
    オトラックを順次形成して記録されたカラー映像信号を
    再生する装置において、同一の上記ビデオトラックを1
    フイ一ルド期間ずつ2度繰り返して再生する第1の再生
    手段と、該ビデオトラックを1フイールドおき毎に再生
    する第2の再生手段と、該第1の再生手段により2度再
    生された同一フィールドのうち後の1フイールドの輝度
    信号と該第2の再生手段によりこの輝度信号よりも1ト
    ラック分先行して再生されたカラー映像信号とを夫々加
    え合わせる加算手段と、該第1の再生手段により2度再
    生されるカラー映像信号のうち最初の1フイールドのカ
    ラー映像信号とを交互に1フイ一ルド期間ずつ切換える
    手段とよりなり、該切換手段の出力より再生カラー映像
    信号を得るようにしたことを特徴とする映像信号再生装
    置。
JP5895482U 1982-04-22 1982-04-22 映像信号再生装置 Expired JPS5941672Y2 (ja)

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JP5895482U JPS5941672Y2 (ja) 1982-04-22 1982-04-22 映像信号再生装置

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JP5895482U JPS5941672Y2 (ja) 1982-04-22 1982-04-22 映像信号再生装置

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