JPS5941548Y2 - カムの取付機構 - Google Patents

カムの取付機構

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Publication number
JPS5941548Y2
JPS5941548Y2 JP14341080U JP14341080U JPS5941548Y2 JP S5941548 Y2 JPS5941548 Y2 JP S5941548Y2 JP 14341080 U JP14341080 U JP 14341080U JP 14341080 U JP14341080 U JP 14341080U JP S5941548 Y2 JPS5941548 Y2 JP S5941548Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
cam
base plate
locking
tip
Prior art date
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Expired
Application number
JP14341080U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5767344U (ja
Inventor
利春 藤原
Original Assignee
クラリオン株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by クラリオン株式会社 filed Critical クラリオン株式会社
Priority to JP14341080U priority Critical patent/JPS5941548Y2/ja
Publication of JPS5767344U publication Critical patent/JPS5767344U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は押釦スイッチ等におけるカムの取付機構に関す
るものである。
押釦スイッチの一種として、ブツシュ・ブツシュタイプ
と称されるものがある。
この型のスイッチは、押釦を一度押すと押釦が押進状態
に停止しスイッチがON (又は0FF)となり、更に
もう一度押すと押釦が元の状態に後退しスイッチがOF
F (又はON)となるものである。
そして、この上うな押釦スイッチの動作は、第1図に示
す如く、スイッチのベース板1上に取付けられた特殊形
状のカム2と、押釦側の操作レバー3側に設けられたピ
ン4とを次のように順次係合させることによって行なわ
れる。
(1)まず、押釦を押すと、操作レバー3が前進し、こ
れに設けたピン4がカム2の先端の外縁部2aに沿って
移動し、カム2をその軸5を中心として回動させる。
(2)ピン4がカム2の切欠き2bに達しこれに進入す
ると、カム2は軸5との間に設けたトーションバネ6の
作用により元の方向に回転する。
その結果、ピン4は切欠き2bの中央側にある係止部2
cに係合し、操作レバー3はこの位置に停止し、スイッ
チがONとなる。
(3)この状態で、もう一度押釦を押すと、ピン4は係
止部2cから外れて切欠き2bの奥へ入り込む。
すると、操作レバー3を常に復帰側へ押圧しているスプ
リング7の作用によりピン4は後退を開始する。
(4)切欠き2bの手前側の縁には、先端が上方へ向い
たテーパー状突片2dが形成されているので、後退する
ピン4はこの突片2dの部分からカム2の下面に入り込
み、カム2を持ち上げながらその下を通過し、その結果
操作レバー3が第1図の如き元の状態に戻るのでスイッ
チはOFFとなる。
このように、ブツシュ・ブツシュタイプの押釦スイッチ
にあっては、ベース板1上に左右並びに上下に回動する
カム2が取付けられているが、このカムの取付手段とし
ては、従来から第2図又は第3図の如きものが採用され
て来た。
まず、第2図の従来型は、上端にフランジ5aを一体に
形成した軸5を挽物部品によって作成し、この下端をベ
ース板1の取付孔内に挿入して裏側でカシメ止めしたも
のである。
しかし乍ら、この従来型は、カシメ作業時に軸5が曲っ
て取付けられるおそれがあり、そのために格別の注意を
要するので作業が難しい欠点があった。
特に、この従来型でカシメ作業に先立ってベース板1と
カム2との間に復帰用のトーションバネ6を入れた場合
には、このバネの力によってカシメ時に軸が曲がり易く
取付が不完全となるケースが多かった。
一方、第3図の従来型は、挽物部品から戊る軸5の下端
をカシメによってベース板1に固定した後、軸5の上部
にネジ5bを用いてカム2(及びトーションバネ6)を
取付けたものである。
この型は、カシメ作業時に軸にカムやトーションバネが
取付けられていないため、カシメ作業が比較的行い易い
利点はあるものの、それでも軸が曲らない様に充分注意
する必要はあった。
また、この従来型は、ネジ止めという工数が増え、しか
もネジの緩み防止にも注意を払わなければならなかった
このように、従来型はいずれもカシメ結合という面動な
作業を必要とし、しかも軸の取付等の不具合に起因して
カムの正常動作が行なえずに押釦のロック不良を生ず゛
る欠点があった。
また、それを解消するため、部品の加工、組付に高い精
度が要求され、コスト高となる不都合もあった。
本考案は、上述の如き従来型の欠点を解消せんとして提
案されたもので、その目的とする処は、カムを取付ける
軸やその固定用ブツシュ等の各部材をプラスチック成型
品によって構成し、しかもワンタッチでベース板に固定
することのできる「カムの取付機構」を提供することに
ある。
進んで、本考案を第4図以下に示す実施例に基いて具体
的に説明する。
第4,5図は、ベース板と軸とをプラスチックによって
一体成型した実施例である。
図中、符号11はベース板、12はベース板11の表面
に一体に突設した軸である。
13はベース板11の裏面に一体形成された複数本の係
止爪で、これらの係止爪13は円筒状に配置され、各係
止爪13の先端には内側に向って屈曲部14が形成され
ている。
そして、前記軸12及び係止爪13の中央には固定ブツ
シュの挿入孔15が貫通している。
一方、16は軸12に嵌着する固定ブツシュで、この固
定ブツシュ16は、その頂部にフランジ17を有すると
共に、その軸部18の下端には外方に膨らんだ膨出部1
9を具えている。
この膨出部19の外径は、軸12の挿入孔15内に進入
することができ、しかも各係止爪先端の屈曲部14間の
隙間よりも大きなものである。
この上うな構成を有する本実施例の取付機構によってカ
ム20をベース板11に取付けるには、次のようにする
まず、軸12及び係止爪13は既にベース板11と一体
成型されているので、その軸12にカム20(及びトー
ションバネ)を嵌込む。
次いで、固定ブツシュ16の軸部18を軸12の挿入孔
15内に挿入し、先端の膨出部19を係止爪先端の屈曲
部14に係合させる。
この場合、各係止爪13はプラスチック製であるため、
固定ブツシュの膨出部19に押されて一旦は外方に広が
り、膨出部19の通過後は元に戻ってこれを係止する。
このようにすると、軸12に嵌込まれたカム20は、固
定ブツシュのフランジ17によって押えられ軸12から
外れることが防止される。
次に、第6,7図に示す第2実施例について説明する。
この実施例は、ベース板と、軸及び係止爪を別体とした
ものである。
即ち、本実施例においては、軸12と係止爪13とはプ
ラスチックの一体成型品によって形成されている。
また、軸12の基部(軸12と係止爪13との境界部分
)には、フランジ21が張出されており、一方、ベース
板11側には、このフランジ21を嵌込む円形の凹部2
2と、係止爪13を嵌着する取付孔23とが設けられて
いる。
而して、この実施例の機構においてカム20を取付ける
には、ベース板11の取付孔23内に係止爪13を挿入
し、同時に軸側のフランジ21をベース板11の凹部2
2内に嵌込む。
この状態で、軸12に1・−ジョンバネ24及びカム2
0を嵌込み、更にその挿入孔15内に固定ブツシュ16
の軸部17を挿入すると、ブツシュ先端の膨出部に押し
広げられて、係止爪とベース板の取付孔とが係合し、軸
12がベース板11から抜は出ないようになる。
同時に、固定ブツシュ16も、その先端膨出部と係止爪
の先端とが係合するので、軸12に対し固定され、固定
ブツシュのフランジによって軸12上にカム及び1・−
ジョンバネが取付けられる。
以上の通り、本考案によれば、固定ブツシュを軸の挿入
孔に嵌込むだけのワンタッチの作業でカムの取付を行う
ことが可能となるので、従来のカシメ結合やネジ止めに
比較してカムの取付が極めて簡単になる効果がある。
また、軸や固定ブツシュ、必要によってはベース板まで
もプラスチックの成型品によって構成することができる
ので、寸法、精度の高い部品を容易に得ることが可能と
なる。
更に、挽物部品やネジを用いた従来型に比較してコスト
も安くなり、またプラスチック材料を選択することによ
って適度剛性を持たすことも可能であるから、機械部品
としての耐久性、信頼性も高い。
因みに、本考案の取付機構は、ブツシュ・ブツシュタイ
プの押釦スイッチ以外のカムの取付にも採用し得るもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ブツシュ・ブツシュタイプ押釦スイッチの一
例を示す斜視図、第2,3図はそれぞれ従来型のカムの
取付機構を示す斜視図、第4図は本考案の第一実施例の
斜視図、第5図は同上断面図、第6図は第二実施例の斜
視図、第7図は同上断面図である。 11・・・・・・ベース板、12・・・・・・軸、13
・・・・・・係止爪、14・・・・・・屈曲部、15・
・・・・・挿入孔、16・・・・・・固定ブツシュ、1
7・・・・・・フランジ、18・・・・・・軸部、19
・・・・・・膨出部、20・・・・・・カム、21・・
・・・・フランジ、22・・・・・・凹部、23・・・
・・・取付孔、24・・・・・・トーショーバネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸の下部に複数本の係止爪が一体に形成され、珪つこれ
    ら係止爪は筒状に配置されていると共に、この軸の中央
    には固定ブツシュの挿入孔が貫通し、これら軸及び係止
    爪はベース板と一体化され、軸の外周にはカムが嵌込ま
    れ、軸の挿入孔内及び係止爪の内側には固定ブツシュの
    軸部が挿入されて軸部先端と係止爪先端とが係合してお
    り、更に固定ブツシュ上端にはフランジが形成されてこ
    れによりカムが軸から抜は出ないように係止されている
    ことを特徴とするカムの取付機構。
JP14341080U 1980-10-09 1980-10-09 カムの取付機構 Expired JPS5941548Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14341080U JPS5941548Y2 (ja) 1980-10-09 1980-10-09 カムの取付機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14341080U JPS5941548Y2 (ja) 1980-10-09 1980-10-09 カムの取付機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5767344U JPS5767344U (ja) 1982-04-22
JPS5941548Y2 true JPS5941548Y2 (ja) 1984-11-30

Family

ID=29503158

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14341080U Expired JPS5941548Y2 (ja) 1980-10-09 1980-10-09 カムの取付機構

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JPS5767344U (ja) 1982-04-22

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