JPS5937066A

JPS5937066A - 衝撃動工具

Info

Publication number: JPS5937066A
Application number: JP14439482A
Authority: JP
Inventors: 岡田　弘志
Original assignee: NIHON NUMBER PLATE KK
Current assignee: NIHON NUMBER PLATE KK
Priority date: 1982-08-18
Filing date: 1982-08-18
Publication date: 1984-02-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、コンクリートブレーカ等の衝撃油圧動工具
に関するものである。

シリンダの内側にピストンをスライド自在に設け、この
ピストンの外周中途に形成した大径部の下面に流体圧力
を加える下室と、ピストン上部に対応する王室とに流体
圧力を交互に供給して一ヒ記−ピストンを上下動させ、
その下降時に下方に配置したチゼルを打撃するようにし
た衝撃油圧動工具は、普通、流体供給通路と流体排出通
路との間に切換バルブを設け、この切換バルブの作用に
よって流体の供給経路を切換えるようにしているため、
上記バルブの切換え作動によってサージ圧が発生し、工
具本体にきわめて大きな衝撃力が作用すると共に、油圧
ゴムホースの破損や漏れを生じるなどの欠点がある。

そこで、この発明は」二記の欠点を解消し、切換バルブ
の［２Ｊ換え動作によって発生するサージ圧を吸収する
ことができるよう番こした衝撃油圧動工具を提供するこ
とを目的としている。

この発明の構成は、シリンダの内部にチゼル打撃用のピ
ストンをスライド自在に挿入し、このピストンの外円中
途に形成した大径部の下面に油圧を加える王室を設け、
この下室に連通させた第１油路の油圧によって高圧ガス
を封入した蓄圧器が作用するようにし、油圧供給経路の
切換バルブが作動したときのサージ圧を蓄圧器で吸収す
るようにしたものである。

以下、この発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。

なお、説明の都合上、第１図の左側を」二とし、かつ右
側を下として以後説明する。

第１図に示すように、シリンダ１の内側にはピストン２
が昇降可能に嵌合されており、そのピストン２の下方に
チゼル３か設けられている。

また、シリンダ１の内側上部には栓体４を嵌合してシリ
ンダ１の上端に取付けたシリンダヘッド５て抜は止めし
、その栓体４の下部に設けた小径軸部６をピストン２の
上端から軸方向に形成した所要深さの孔７に挿入し、上
記ピストン２の」一方に形成された空間を」１室８とし
ている。

上記小径軸部６の子端から軸方向に延びる縦孔９にはエ
ア通路１０が連通し、そのエア通路１０の端部をシリン
ダ１の外周一部で開口させてピストン２か上昇した際の
孔７及び縦孔９のエアを外部に排出させるようにしであ
る。

ピストン２は、外円の上端および中途に大径部１１．１
２を備え、下側大径部１２の下面に油圧を加える下室１
３がシリンダ１の内側に形成されている。またシリンダ
１の内側には、−に室８と下室１３との間に第１．第２
の周溝１４．１５が設けられ、この二つの周溝１４．１
５はピストン２が下降位置にあるとき互に連通し、」−
記ピストン２か上昇するとピストン２の下側大径部１２
て遮断されるようになっている。

さらに、前記シリンダ１の外＋７ｉ１一部には弁箱１６
が取付けられ、この弁箱１６の内側に形成した弁室１７
に切換バルブ１Ｂがスライド可能に嵌合し、上記バルブ
１８の上端に当接した加圧ロッド１９の上部が弁室１７
の」二端板２０に形成したロッド挿入孔２１に挿入され
そのロッド挿入孔２１１こ連通させた加圧室２２に臨ん
でいる。

前記弁室１７の内周には、上部から第１周溝２３第２１
’ｉ’６ｉ２４、ｌ　３　ｒ＃］　ａ２５．１４１ｍ溝
２６お、Ｊ：。

び第５同溝２７か形成され、一方切換バルブ１Ｂには第
１周溝２３と第２周溝２４間の突出部内内面に対応する
第１軸部２８、第２固溝２４と第３同溝２５間、および
第３同溝２５と第４固溝２６間の突出部内周面に対応す
る第２軸部２９、さらに第４周溝２６と第５同溝２７間
の突出部内周面に対応する第３軸部３ｏがそれぞれ形成
されている。この構成によって、切換バルブ１８が下降
位置にあるとき、第４固溝２６と第５固溝２７のみが連
通し、また切換バルブ１８か上昇位置にあるとき、第３
固溝２５と第４固溝２６のみを連通させるようになって
いる。

また、切換バルブ１８の軸心位置には戻り通路３１か形
成され、この戻り通路３１の下部に連通させた流量絞り
孔３２か第３軸部３０の外因で開口している。

前記弁箱１６に形成した給油通路３３は、弁室１７の第
３固溝２５と連通し、この第３周溝２５に連通ずるよう
シリンダ１に形成した第１油路３４の下端かシリンダ１
の下室１３蚤こ連通している。

また、第１油路３４と弁箱１６内の加圧室２２とは通路
３５および周溝３６を介して連通しており、さらに第１
油路３４の上端が栓体４に設けた油室３７と連通してい
る。

油室３７の」１方には蓄圧室３８か形成され、この蓄圧
室３８に張設したゴム板３９は蓄圧室３８に充填したガ
スの圧力Ｉこよって蓄圧室３８の底面に密着しており、
その底面と油室３７との間の仕切壁部に多数の小孔４０
を形成して油室３７の流体圧力かコム板３９に作用する
ようにしである。

前記の油室３７とシリンダ１の周溝１４とは第３浦路４
１を介して連通し、その第３浦路４１の途中に操作バル
ブ４２を設け、シリンダヘッド５のハンドル４３に並設
した操作レバー４４を握ると、上記バルブ４２が第３油
路４１を全閉するようになっている。

第３油路４１はシリンダ１の第１固溝１４と連通し、一
方策１固溝１４は弁箱１６の第１固溝２３と連通し、そ
の第１周溝２３に排油通路４５が連通している。

前記弁箱１６の第４固溝２６とシリンダ１の上室８は第
２浦路４６を介して連通している。また、弁箱１６の第
２固溝２４とシリンダ１の第２固溝１５は通路４７を介
して連通している。

実施例で示す衝撃油圧動工具は上記の構造から成り、こ
の衝撃油圧動工具は、給油通路３３に圧送した油圧によ
ってピストン２を上下動させ、上記ピストン２の下降時
にその下方のチゼル３を打撃してコンクリート等の被破
砕物を破壊するものである。

いま、第３油路４１の途中に設けた操作ノクルブ４２が
開放状態であると、給油通路３３に圧送された油は、第
３周溝２５から第１浦路３４に流れ、その第１油路３４
の上方向］こ流れる浦は、油室３７−第３浦路４１−シ
リンダ１内の第１固溝１４−・弁箱１６内の第１周溝２
３を流れて排油通路４５から流出するため、ピストン２
は移動しない。

そこで、操作レバー４４の操作によって操作バルブ４２
を作動せしめ、第３油路４１を全閉状態とすると、給油
通路３３から第３周溝２５に流れて第１油路３４に流れ
る油が下室１２に流入するため、ピストン２の下側大径
部１２の下面に圧力が作用し、上記ピストン２が上方向
に移動する。

一方、第１油路３４の油は、通路３５および周溝３６か
ら加圧室２２に流れて加圧ロッド１９を押し下げるため
、切換バルブ１８は、弁室１７の下方に停止する状態（
第１図の状態）に保持される。

ピストン２の一ヒ方向の移動によって、上室８の油は加
圧され、この加圧部は第２浦路４６から弁箱１６の第４
固溝２６および第５１：’ｄ溝２７に流れ、さらに流量
絞り孔３２、戻り通路３１を流れて第１固溝２３から排
油通路４５に流れる。上室８の排油は、」１記のように
、絞り孔３２を通過するため、上室８の油圧力は次第に
高圧となり、この高圧の浦をピストン２の上方向の移動
によって排油通路４５に押し出すため、第１浦路３４に
流れる油の、圧力も高くなり、その圧力は油室３７およ
び小孔４０を介してゴム板３９の下面に作用し、上記圧
力が設定圧力（蓄圧室３８のガス圧力）を超えると、ゴ
ム板３９が上方向にわん曲し、蓄圧室３Ｂのガスを圧縮
する。

上記ピストン２が上昇してシリンダ下室１３とシリンダ
１の第２周溝１５とが連通ずると、下室１３の油は第２
周溝１５および通路４７から弁室１７の第２同ａ２４【
こ流れ、切換バルブ１Ｂの第１軸部２８の下面に作用す
る。この下面は、加圧ロッド１９の上端面の面積より大
きくなっているため、上記切換バルブ１８は上方向に移
−動し、第３同溝２５と第４固溝２６とが連通ずる（第
２図参照）。

切換バルブ１８の上記のようｆｌ切換え動作によって、
シリンダ１の下室１３と上室８とか連通ずると共に、給
油通路３３と上室８か連通してピストン２の」二端面と
下側大径部１２の下面に油圧が作用し、ざらに蓄圧室３
８のガス圧力に対応する油室３７の圧力も作用するため
、ピストン」二端面と下側大径部１２の下面の面積差に
よって、上記ピストン２が急速に下降してチゼル３の上
端を打撃する。したがって、チゼル３の下端をコンクリ
ート路面の被破砕物に押し付けておくことにより、上記
チゼルによって、被破砕物を破壊することができる。

なお、ピストン２が下降すると、シリンダ１内の第２固
溝１５と排油通路４５とが連通ずるため、加圧ロッド１
９の上端面にＩＪｕわる油圧により、加圧ロッド１９お
よび切換バルブ１Ｂが下降して第１図の状態に戻り、操
作バルブ４２によって第３油路４１を全閉している間、
」−記の作用が繰り返し行なわれる。

この発明は、給油通路３３とシリンダ下室１３とを連通
させる第１油路３４の油圧によって高圧ガスを封入した
蓄圧室３８のゴム板３９が加圧変形するようにしたこと
が特徴であり、このような構成によって、第１油路３４
と第２浦路４６とを連通・遮断する切換バルブ１８の切
換操作によって生じるサージ圧を蓄圧室のガス圧によっ
て吸収することかでき、衝撃圧力による工具の振動を小
さくし、昇順や配管、計器類の破損や漏れを防止するこ
とができる。また、シリンダ上室に連通ずる第２油路の
油が流量絞り孔を流れて排油通路に流動するようにした
ので、ピストンを上方向に移動させる油圧によって蓄圧
室のガス圧を確実に高圧化させることができ、ピストン
上端面に高い圧力を付与することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係る衝撃油圧動工具の一実施例を
示す縦断正面図、第２図は同上の作動状態を示す断面図
である。１・・シリンダ、２・・・ピストン、８・・・上室、１
２・・・大径部、１３・・・下室、１８・・・切換バル
ブ、３２・・・絞り孔、３３・・・給油通路、３４・・
・第１浦路、３８゛°°蓄圧室、３９・・・ゴム板、４
５・・・排油通路、４６・・・第２浦路特許出願人　　日本ニューマチツク工業株式会社同　代
理人　鎌　　１）　文　　二

Claims

【特許請求の範囲】

シリンダの内側にチゼル打撃用のピストンをスライド自
在に嵌合した衝撃動工具において、前記シリンダの内側
には、ピストンの外周中途に設けた大径部の下面に対応
する王室と、ピストンの上端面１こ対応する上室とを形
成し、上記下室１こ連通させた第１油路および上室に連
通させた第２油路と、給油通路および排油通路との間に
は、前記ピストンが上昇したとき、第１浦路と第２浦路
、および給油通路とを連通させ、下降したとき、第１油
路と第２浦路とを遮断して第１浦路と給油通路、および
第２油路と排油通路とを連通させる切換バルブを設け、
」二記排浦通路と第２油路との連通部に流量絞り孔を形
成し、前記下室に連通させた第１油路の油圧が高圧ガス
を封入した蓄圧室のゴム板の下面に作用するよう第１油
路とゴム板下面との間に通路を形成した衝撃動工具。