JPS5837568Y2 - 打撃装置 - Google Patents

打撃装置

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JPS5837568Y2
JPS5837568Y2 JP676280U JP676280U JPS5837568Y2 JP S5837568 Y2 JPS5837568 Y2 JP S5837568Y2 JP 676280 U JP676280 U JP 676280U JP 676280 U JP676280 U JP 676280U JP S5837568 Y2 JPS5837568 Y2 JP S5837568Y2
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JP
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pressure
chamber
hammer
striking
receiving surface
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JP676280U
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JPS56109879U (ja
Inventor
郁男 伊藤
Original Assignee
株式会社 帝国鑿岩機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はたがねなどの作用工具に往復運動により衝撃
エネルギを与えるピストン式のハンマをそなえた打撃装
置の改良に関するものである。
一般にさく岩槻やブレーカなどの打撃装置を使用する際
は、第1図Aに示すようにたがねなどの作用工具80の
先端を岩石などの被破砕物81に接触させ、ハウジング
82に内装したハンマ83により作用工具80の頭部を
打撃して被破砕物81に打撃を与える。
ところが第1図Bに示すように被破砕物が軟弱であって
1回の打撃により作用工具80が被破砕物81に相当量
くい込んでしまった場合は、ハンマ83が作用工具81
の頭部を打撃できないいわゆる空打ち現象を生じ、ハン
マのピストン部84がシリンダ端部85内に嵌り込んで
から急停止することになるため、シリンダ等打撃装置の
各部に大きな衝撃力がかかり損傷を発生させるおそれが
ある。
また上記の他に打撃装置の使用中に作用工具が被破砕物
中にはさまれて抜けなくなった場合に、作用工具を能率
的に被破砕物から引抜くために空打ちをおこなって打撃
装置に振動を与えながら打撃装置を引上げることがあり
、このように作業上止むを得ずおこなう空打ちによって
も打撃装置に損傷が発生するおそれがある。
この考案は上記従来の欠点を解消するもので、正規の作
用工具打撃位置を越えて下降するハンマを油圧力により
減速させることにより、ハンマが作用工具を打撃しない
空打ち時においても打撃装置に損傷を生じることがない
打撃装置を提供しようとするものである。
以下第2図によってこの考案の一実施例を説明する。
図中、1はハウジングで、このハウジングに設けたシリ
ンダ2内に、ハンマ3が上下方向に摺動自在に内装され
ている。
4はハンマの上部ピストン、5は下部ピストン、6はハ
ンマの上部小径部、7は中部小径部、8は下部小径部で
ある。
下部小径部8の直径は上部小径部6より小さく、従って
下部ピストンの上昇用受圧面9の面積は上部ピストンの
下降用受圧面10の面積より大きい。
シリンダ2の内壁面とハンマ3の各ピストン部とによっ
て、シリンダ2内には容積可変の上部室11と下部室1
2、および容積不変の中部室13が形成されている。
14は下部室12の下側に該下部室に連続して設けた緩
衝室で、細径部14aと環状溝部14bとから成り、細
径部14 aの内径は下部ピストン5の外径より僅少量
大きい。
20はハンマ3の往復運動制御用の切換弁で、そのスプ
ール21はハウジング22内に上下方向に摺動自在に内
装されている。
23はスプールに設けられたハンマ駆動回路切替用の環
状凹溝部、24はスプールの上部小径部、25は該上部
小径部より直径の小さい下部小径部であり、従ってスプ
ールの上部受圧面26の面積は下部受圧面27の面積よ
り大きい。
この各受圧面とハウジング22に設けられ各小径部が嵌
り込む穴とにより上部パイロット室28および下部パイ
ロット室29が形成されている。
一方30は圧油供給用の高圧管路で、スプール21の大
径部が嵌り込むバルブ穴31に設けた環状の入口室32
、下部パイロット室29、およびシリンダの上部室11
に連通しており、その人口33は外部に設けた油圧バン
プなどの圧力供給源34に接続されている。
また35は戻り油用の低圧管路でシリンダに設けた環状
の低圧室36およびバルブ穴に設けた環状の出口室37
に連通しており、その出口38はタンク39に接続され
ている。
40はシリンダの下部室12と、バルブ穴に設けた環状
の供給兼排出室41に連通ずる供給兼排出管路である。
また42はシリンダ2に設けた環状のパイロット室43
と上部パイロット室28とを連通ずる管路、44はパイ
ロット室43と緩衝室14とを連通ずる管路である。
なお45は高圧管路30の適所に設けたアキュムレータ
、46は大気中あるいはタンク39に連通ずる低圧室、
47はハウジング1に上下動自在に挿入されたたがね、
48はその抜は止め具である。
なお上記構成においてハウジング1および22は、ハン
マおよびスプール21等を収容可能なように固着可能に
適宜分割しである。
次に上記構成になる打撃装置の動作を説明する。
第1図はハンマ3が作用工具打撃位置においてたがね4
7を正常に打撃した瞬間を示し、ハンマの下降用受圧面
10には高圧管路30からの高油圧Pが作用している。
一方切換弁20のスプールの環状凹溝部23は出口室3
7と供給兼排出室41を連通しているので、ハンマの上
昇用受圧面9には低圧管路35のほぼOに等しい低油圧
P。
が作用している。
図示のハンマ3の位置においてパイロット室43が高圧
の上部室11に開口するので、管路44を経て高圧油が
緩衝室14に流入するとともに、スプール21の上部受
圧面26に圧力Pが作用してスプール21は下方(矢印
X方向)へ駆動されて環状凹溝部23が供給兼排出室4
1と入口室32とを連通ずるので、ハンマ3の上昇用受
圧面9には圧力Pが作用し、上昇用受圧面9の面積は、
下降用受圧面10の面積より大であるので、下降用受圧
面10に作用する圧力Pによる押下刃に打勝ってハンマ
3が上昇する。
ハンマ3の上昇によりパイロット室43が上部ピストン
4により遮断され、次いで低圧室36が中部室13に開
口し、ハンマ3がほぼ上部反転位置に達するとパイロッ
ト室43が中部室13に開口して低圧室36、低圧管路
35と連通ずる。
これによって緩衝室14は低圧管路35に連通ずること
になり、一方切換弁の上部パイロット室28は管路42
および中部室13を介して低圧管路35と連通ずること
になるので、スプール21は上方に駆動され、スプール
21が上昇して環状凹溝部23が供給兼排出室41と出
口室37とを連通ずると、下部室12は供給兼排出管路
40を介して低圧管路35に連通し、ハンマの上昇−用
受圧面9に作用する圧力はP。
まで低下するので、ハンマ3は下降用受圧面10に作用
する圧力Pにより下方に駆動されることになり、以下上
記の運動を繰り返す。
次にハンマ3の空打動作について説明する。
第2図において鎖線50で示すようにたがね47が下方
へ移動してしまっている状態では、ハンマ3は実線で示
す正常の作用工具打撃位置を越えて高速のまま下方へ運
動し、下部ピストン5は切換弁20の切換動作完了前の
まだ低圧の下部室12を越える鎖線51で示すように緩
衝室14内に進入する。
この緩衝室14は前述のように管路44、パイロット室
43、および上部室11を経て高圧管路30に連通して
いるので、ハンマの上昇用受圧面9に高油圧Pが作用し
、ハンマ3は適宜の減速度で減速して反転上昇する。
この際に発生する過渡的な衝撃圧はアキュムレータ45
により吸収される。
ハンマ3の上昇によってパイロット室43が上部ピスト
ン4によって閉鎖されるが、このときすでに切換動作を
完了している切換弁20により下部室12内の圧力はP
となっているので、ハンマ3は上昇を継続する。
ハンマ3の上部反転位置における反転動作は前記の正常
打撃時と同様であり、以下同様にして空打ちを繰返すこ
とができるのである。
なお上記実施例において、緩衝室14を管路44により
直接パイロット室43に接続するかわりに、緩衝室14
を管路42または上部パイロット室28に接続して間接
的にパイロット室43に接続しても、同様な作用効果が
得られる。
また上記実施例においてパイロット室43は切換弁20
作動用のパイロット室と緩衝室14の圧力切換用のパイ
ロット室とを兼用しているが、両者を別個に設けてもよ
く、たとえば第2図においてパイロット室43に管路4
2のみを接続し、パイロット室43の近傍にパイロット
室43 aを設けてこれに管路44を接続してもよい。
なおこの場合パイロット室43 Hの位置によってはハ
ンマ3がほぼ上部反転位置に達してもパイロット室43
・aが上部ピストン4により閉じられたままである場合
があるが、下部室12が切換弁20により低圧に切換え
られればこの下部室12と一体の緩衝室14内も低圧と
なるので、ハンマ3の反転、下降は支障なくおこなわれ
る。
第3図はこの考案の他の実施例を示し、緩衝室60を下
部ピストン5の外径より適宜量大きな内径を有する円筒
状に構成し、緩衝室内壁と下部ピストン外周との間に積
極的にすきま61を設けた点のみが第2図の実施例と異
なる。
この実施例においては、下部ピストン5進入後の緩衝室
60内の圧油はすきま61.下部室12、供給兼排出管
路40、切換完了前の切換弁の環状凹溝部23を経て低
圧管路35に流出し、この流出油量に応じてピストン上
昇用受圧面9には最初圧力Pより幾分低い圧力が作用し
、スプール21の下方への移動に伴って上記流出油量が
減少するので緩衝室60内の圧力は上昇して最終的に圧
力Pに達する。
従ってハンマ3の減速力はハンマの下方への移動量に応
じて増加し円滑な減速をおこなえ、衝撃圧の発生も少な
いので、アキュムレータ45はなくてもよい。
ただし緩衝室60の軸方向長さをやや大きくする必要が
ある。
なおすきま61を設けるかわりに第2図の実施例におい
て下部室12と環状溝部14bとを連通ずる細い導管を
設ける等の構成としてもよく、さらにこの導管の途中に
可変絞り弁を設ければ空打ち時のハンマの減速度を調節
することができる。
第4図はこの考案のさらに他の実施例を示すもので、図
中第1図と同一符号を付した部分は第1図と同一部分又
は相当部分を示す。
図中、70はハンマ3の上部小径部6が嵌入するガス室
で、圧縮空気あるいは加圧された窒素などの不活性ガス
が封入されている。
低圧室36は上部室11の外側に設けて上部室11を常
に低圧に維持するとともに、高圧管路30に連通ずる環
状溝71をパイロット室43の下方に設けである。
また切換弁の上部パイロット室28は短い管路72によ
って緩衝室の環状溝部14bに連通させである。
下降用受圧面10は上部小径部6の上端面である。
すなわちこの実施例ではハンマの下降用受圧面10に常
に作用するガス室70内の圧縮ガス圧力によりハンマの
下降をおこなわせ、切換弁20の切換により上昇用受圧
面9に油圧Pを作用させて圧縮ガス圧力による押下刃に
打勝ってハンマ3を反転、上昇させるものであり、詳細
な説明は省略するが第2図の実施例と同様な作用効果が
得られるものである。
なお図示のようにパイロット室43の高油圧への切換は
、環状溝71が下部ピストン5の通過により中部室13
に開口することによりおこなわれ、またパイロット室4
3の低油圧への切換は、ハンマ3が上昇して低圧室36
が上部ピストン4の通過により中部室13に開口するこ
とによりおこなわれる。
この実施例においては切換弁の上部パイロット室28と
緩衝室の環状溝部14bとを直接短い管路72で連通し
であるので、空打時に下部ピストン5の緩衝室14内へ
の進入により過渡的に発生する圧力pより大きい高圧力
が減衰することなく上部パイロット室28に伝播するた
め、スプール21の下方への駆動が迅速におこなわれ、
またこのスプール21の移動により上記高圧力の異常上
昇を防ぐという効果が得られる。
またこの実施例においてハンマ上昇時に下部室12から
排出される油はハンマの下降に伴い容積の増大する上部
室11内へ流入するので、ハウジング外部へ流出する油
流による管路抵抗がないため下部室12内の背圧が低く
、ハンマ3を高速度で下降させ能率的な打撃をおこなう
ことができるのである。
なお上記各実施例において、ハンマを下向きに付勢する
駆動源としては油圧、ガス圧などの流体圧以外に圧縮ば
ねなどの弾撥力を利用してもよいし、数種類の駆動源を
併用してもよい。
また切換弁20としては上記以外の構造のものを用いて
もよい。
またパイロット室43は、上記各実施例に示すように下
降中のハンマが作用工具打撃位置に達する直前に高圧管
路に連通しはじめるもののほか、遅くとも下部ピストン
5の緩衝室14内への進入直後までに高圧管路に連通し
はじめるものであればよい。
以上はこの考案をブレーカに適用した場合について説明
したが、この考案はさく岩槻など他の打撃装置にも適用
できるものである。
以上説明したように、この考案によれば正規の作用工具
打撃位置を越えて下降するハンマのピストンが嵌り込む
緩衝室を設け、この緩衝室を高圧管路に連通させてハン
マの減速をおこなうようにしたので、ハンマは液圧力に
より減速反転するか充分減速後低速度でシリンダ端部に
接触する程度なので、空打ちによる打撃装置の損傷を生
じることがなく、打撃装置の運転を継続したまま通常の
作用工具打撃および空打ちのいずれをも自由におこなう
ことができ、軟弱地盤の破砕や連続空打ちによる作用工
具引抜等も支障なくおこなうことができて、作業能率の
向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A、Bは従来の打撃装置の要部縦断面図、第2図
はこの考案の一実施例を示す打撃装置の縦断面図、第3
図はこの考案の他の実施例を示す打撃装置の要部縦断面
図、第4図はこの考案のさらに他の実施例を示す第2図
相当図である。 2・・・・・・シリンダ、3・・・・・・ハンマ、5・
・・・・・下部ピストン、9・・・・・・上昇用受圧面
、10・・・・・・下降用受圧面、12・・・・・・下
部室、14・・・・・・緩衝室、14 a・・・・・・
細径部、14b・・・・・・環状溝部、20・・・・・
・切換弁、30・・・・・・高圧管路、34・・・・・
・圧力供給源、35・・・・・・低圧管路、43・・・
・・・パイロット室、43 a・・・・・・パイロット
室、44・・・・・・管路、47・・・・・・たがね、
60・・・・・・緩衝室、61・・・・・・すきま、7
0・・・・・・ガス室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下降運動時にたがねなどの作用工具を打撃するようにシ
    リンダ内に上下方向に往復自在に配置され上昇用受圧面
    を有するピストン部をそなえたハンマを、流体圧および
    /または弾撥力により下向きに付勢するとともに、上記
    ハンマの位置に関連して液圧駆動される切換弁の切換動
    作によって上記上昇用受圧面により上記シリンダを区切
    って形成した下部室を高圧管路と低圧管路に交番に連通
    して上記ハンマを上下駆動するようにした打撃装置にお
    いて、上記ハンマの上記ピストン部が嵌り込む緩衝室を
    上記下部室の下側に上記下部室に連通して設け、下降中
    の上記ハンマがほぼ作用工具打撃位置に達したときに高
    圧管路に連通ずるパイロット室を上記緩衝室に管路によ
    り接続したことを特徴とする打撃装置。
JP676280U 1980-01-23 1980-01-23 打撃装置 Expired JPS5837568Y2 (ja)

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JP676280U JPS5837568Y2 (ja) 1980-01-23 1980-01-23 打撃装置

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JP676280U JPS5837568Y2 (ja) 1980-01-23 1980-01-23 打撃装置

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Publication Number Publication Date
JPS56109879U JPS56109879U (ja) 1981-08-25
JPS5837568Y2 true JPS5837568Y2 (ja) 1983-08-24

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ID=29603429

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JP676280U Expired JPS5837568Y2 (ja) 1980-01-23 1980-01-23 打撃装置

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JPS56109879U (ja) 1981-08-25

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