JPS5934642Y2 - パネル取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は床組加工を簡易、迅速かつ正確に形成でき装置
鉄骨構造のプレハブ家屋においてとくに好適に採用しつ
るパネル取付装置に関する。

例えば軽酸鉄骨構造のプレ７・ブ家屋においては。

従来、床下地はラチス梁等を用いた床梁に大引受金具を
取付けた上、該金具に大引を架は渡しかつ根太、床板等
を順次添設することにより施工してきたため、その作業
は煩雑であり又多くの工数と工期とを要するとともに、
用いる部材の品質のバラツキ又施工者の施工能力差によ
り、均一かつ優れた下地を常にうろことは困難であった
。

本考案はかかる問題点を解決しうるパネル取付装置の提
供を目的とし、以下本考案の一実施例を図面により説明
する。

第１〜２図は本考案のパネル取付装置が２階の床部を構
成するのに使用されるその一実施例を示し、図において
本考案のパネル取付装置１は、２階用の床梁であってラ
チス材を用いた水平材２と、該水平材２に載置される固
定具３と、床パネル４とからなり、固定具３は、前記水
平材２上に載置されかつ螺結、固定される基板５の一端
に、壁パネル６下端の条溝７に嵌挿しうる立上り板８を
、前記水平材上に位置させて立設するとともに、基板５
の他端には、水平材２からその側壁９を越えて側方かつ
略水平に突出する大引受板１０を側設する。

なお該大引受板１０はその先端で折返すとともに水平材
２の側壁９で垂下する保持板１１が下設され、又前記大
引受板１０には折返し部を貫通する透孔ａ１２が適宜ピ
ッチで並設される。

床パネル４は鋼製の角筒材を用いた、根太１３である枠
材に面材１４を添設したものであって前記透孔ａ１２の
取付ピッチと等しいピッチにて透孔ｂ（図示せず）が設
けられかつ透孔すの穿設位置ではその上板１５、外板１
６を切欠き窓部１７を透設する。

然して本考案のパネル取付装置は、固定具３を、その基
板５を水平材２に載置しかつ保持板１１とともに水平材
２上に固定することにより、立上り板８により外壁パネ
ル６の下端を支承でき、又水平材２から側出する大引受
板１０により床パネル４の根太１３を保持でき又床パネ
ル４の他端を適宜の内部巣１８で支承することにより床
組を形成しうる。

叙上のごとく本考案のパネル取付装置は、壁パネルと床
パネルとを同時に支承でき、建築物骨組構造および床組
施工の手間を大巾に減じその工期を短縮しつる。

さらにその取付作業はきわめて簡易、迅速化され、かつ
個人差によるバラツキをなくして品質の均一化がはかり
うる。

なお床パネルに鋼板製の根太を用いるときには床パネル
の強度を向上し又根太配置本数を減じうる。

又本考案のパネル取付装置は、階下の床組施工にも使用
できそのとき水平材とは所謂基礎を意味する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のパネル取付装置の一実施例を示す斜視
図、第２図はその要部を示す部分断面図である。 ２・・・水平材、３・・−固定具、４・・−床パネル、
５・・・基板、６−・・壁パネル、８・・−立上り板、
１０・・・大弓受板、１３・・・根太、１４・・・面材
。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 水平材と、該水平材上に載置、固定される基板に壁パネ
   ル下端を支承する立上り板を前記水平材上で立設しかつ
   前記基板に水平材からその側方かつ略水平に突出する大
   引受板を側設した固定具と。 根太に添設される面材を有しかつ固定具の大引受板によ
   り根太が支承される床パネル、とを具えるパネル取付装
   置。