JPH0754416Y2 - 家屋軒先部の構造 - Google Patents
家屋軒先部の構造Info
- Publication number
- JPH0754416Y2 JPH0754416Y2 JP1991081512U JP8151291U JPH0754416Y2 JP H0754416 Y2 JPH0754416 Y2 JP H0754416Y2 JP 1991081512 U JP1991081512 U JP 1991081512U JP 8151291 U JP8151291 U JP 8151291U JP H0754416 Y2 JPH0754416 Y2 JP H0754416Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- joint
- house
- web
- beams
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋根軒先部の下方に家
屋空間を設けることができ、屋内スペースを拡げうる家
屋軒先部の構造に関する。
屋空間を設けることができ、屋内スペースを拡げうる家
屋軒先部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】近年、
壁、床、屋根などをパネルを用いて形成するいわゆるプ
レハブ工法の家屋が普及している。一方、図4に略示す
るように、限られた敷地内で居住空間を増すため、外壁
wからはみ出す屋根rの軒先部下方に家屋空間aを設け
ることが提案されている。
壁、床、屋根などをパネルを用いて形成するいわゆるプ
レハブ工法の家屋が普及している。一方、図4に略示す
るように、限られた敷地内で居住空間を増すため、外壁
wからはみ出す屋根rの軒先部下方に家屋空間aを設け
ることが提案されている。
【0003】しかしながら屋根rが勾配を有して形成さ
れる家屋の軒先部では、前記家屋空間aの外壁をなす壁
パネルの簡易な取付手段がなく、従って前記軒先部の下
方に簡易な構成で家屋空間を形成しうる新規な構造のも
のの出現が強く要望されていた。
れる家屋の軒先部では、前記家屋空間aの外壁をなす壁
パネルの簡易な取付手段がなく、従って前記軒先部の下
方に簡易な構成で家屋空間を形成しうる新規な構造のも
のの出現が強く要望されていた。
【0004】本考案は、屋根の軒先部の下方に設けられ
る家屋空間の外壁をなす壁パネル上端を支持する前面梁
を、継ぎ梁を用いて屋根梁に連結することを基本とし
て、簡易な構成で家屋空間を形成でき、屋内スペースを
拡げうる家屋軒先部の構造の提供を目的としている。
る家屋空間の外壁をなす壁パネル上端を支持する前面梁
を、継ぎ梁を用いて屋根梁に連結することを基本とし
て、簡易な構成で家屋空間を形成でき、屋内スペースを
拡げうる家屋軒先部の構造の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、屋根梁上端に
屋根パネルを前記屋根梁からはみ出して配することによ
り形成される屋根の軒先部の下方に家屋空間を設ける家
屋軒先部の構造であって、前記屋根梁に内端がボルト止
めされかつ全長さが前記屋根パネルと同傾斜で軒先に向
かってのびる複数の継ぎ梁と、前記継ぎ梁の外端で屋根
梁と平行にかつ継ぎ梁の該外端で途切れることなくのび
る前面梁とを連結金具により結合し、かつ前記前面梁に
より前記家屋空間の外壁をなす壁パネル上端を支持する
とともに、前記継ぎ梁は、ウエブの上下にフランジを設
けることにより両側面に溝部を有する形鋼材からなり、
かつ前記連結金具は、前記継ぎ梁の前記ウエブにボルト
止めされる第1の取付片と、この第1の取付片に前記継
ぎ梁の前記外端を外にこえる位置でかつ前記前面梁と平
行に固定される第2の取付片とを有し、しかもこの連結
金具は、前記ウエブの両側に配されかつ各第1の取付片
がウエブを挟んでボルト止めされるとともに、各連結金
具は、前記第2の取付片を前記前面梁にボルト止めする
ことにより継ぎ梁と前面梁とを結合する。
屋根パネルを前記屋根梁からはみ出して配することによ
り形成される屋根の軒先部の下方に家屋空間を設ける家
屋軒先部の構造であって、前記屋根梁に内端がボルト止
めされかつ全長さが前記屋根パネルと同傾斜で軒先に向
かってのびる複数の継ぎ梁と、前記継ぎ梁の外端で屋根
梁と平行にかつ継ぎ梁の該外端で途切れることなくのび
る前面梁とを連結金具により結合し、かつ前記前面梁に
より前記家屋空間の外壁をなす壁パネル上端を支持する
とともに、前記継ぎ梁は、ウエブの上下にフランジを設
けることにより両側面に溝部を有する形鋼材からなり、
かつ前記連結金具は、前記継ぎ梁の前記ウエブにボルト
止めされる第1の取付片と、この第1の取付片に前記継
ぎ梁の前記外端を外にこえる位置でかつ前記前面梁と平
行に固定される第2の取付片とを有し、しかもこの連結
金具は、前記ウエブの両側に配されかつ各第1の取付片
がウエブを挟んでボルト止めされるとともに、各連結金
具は、前記第2の取付片を前記前面梁にボルト止めする
ことにより継ぎ梁と前面梁とを結合する。
【0006】
【作用】屋根梁からはみ出して配された屋根パネルによ
り形成される屋根の軒先部の下方に家屋空間を設ける。
このように屋根軒先部の下方の空間を利用して家屋空間
を形成するため、立地条件等を大巾に変更することなく
屋内スペースを拡大しうる。
り形成される屋根の軒先部の下方に家屋空間を設ける。
このように屋根軒先部の下方の空間を利用して家屋空間
を形成するため、立地条件等を大巾に変更することなく
屋内スペースを拡大しうる。
【0007】又前記家屋空間の外壁をなす壁パネル上端
は、屋根梁と平行にのびる前面梁により支持されるとと
もに、該前面梁は、前記屋根梁に内端がボルト止めされ
る継ぎ梁に連結金具を介して支持される。このように家
屋空間の架構体は、前面梁、継ぎ梁により簡易な構成で
便宜に形成でき、施工性を損なうことなく屋内スペース
を拡げうる。
は、屋根梁と平行にのびる前面梁により支持されるとと
もに、該前面梁は、前記屋根梁に内端がボルト止めされ
る継ぎ梁に連結金具を介して支持される。このように家
屋空間の架構体は、前面梁、継ぎ梁により簡易な構成で
便宜に形成でき、施工性を損なうことなく屋内スペース
を拡げうる。
【0008】さらに前記継ぎ梁は、その全長さが屋根パ
ネルと同傾斜で軒先に向かってのびるため、この継ぎ梁
をI形鋼などの形鋼材から容易に製造でき、コストの節
減を図りうるとともに、前面梁と継ぎ梁とは、この継ぎ
梁のウエブを挟んで第1の取付片がボルト止めされる2
つの連結金具を用いて結合されたため、継ぎ梁に、その
外端で途切れることなくのびる前記前面梁を強固に連結
でき、家屋品質を高めうる。
ネルと同傾斜で軒先に向かってのびるため、この継ぎ梁
をI形鋼などの形鋼材から容易に製造でき、コストの節
減を図りうるとともに、前面梁と継ぎ梁とは、この継ぎ
梁のウエブを挟んで第1の取付片がボルト止めされる2
つの連結金具を用いて結合されたため、継ぎ梁に、その
外端で途切れることなくのびる前記前面梁を強固に連結
でき、家屋品質を高めうる。
【0009】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において本考案の家屋軒先部の構造は、屋根梁2
上端に屋根パネル3を前記屋根梁2からはみ出して配す
ることにより形成される屋根Rの軒先部Aの下方に家屋
空間Sを設けるものであって、前記屋根梁2に内端がボ
ルト止めされかつ全長さが前記屋根パネル3と同傾斜で
軒先に向かってのびる複数の継ぎ梁4…と、該継ぎ梁4
の外端で屋根梁2と平行にかつ継ぎ梁4の該外端で途切
れることなくのびる前面梁5とを、連結金具6により結
合するとともに、前記前面梁5により前記家屋空間Sの
外壁をなす壁パネル7上端を支持する。
る。図において本考案の家屋軒先部の構造は、屋根梁2
上端に屋根パネル3を前記屋根梁2からはみ出して配す
ることにより形成される屋根Rの軒先部Aの下方に家屋
空間Sを設けるものであって、前記屋根梁2に内端がボ
ルト止めされかつ全長さが前記屋根パネル3と同傾斜で
軒先に向かってのびる複数の継ぎ梁4…と、該継ぎ梁4
の外端で屋根梁2と平行にかつ継ぎ梁4の該外端で途切
れることなくのびる前面梁5とを、連結金具6により結
合するとともに、前記前面梁5により前記家屋空間Sの
外壁をなす壁パネル7上端を支持する。
【0010】屋根梁2は、本例ではウエブの上下にフラ
ンジを設けたI形鋼からなり、例えば角鋼管から形成さ
れる家屋の柱20、20間に両端部をボルト止めするこ
とにより水平に架け渡される。又屋根パネル3は、溝形
鋼からなる枠材21…を溝部を向き合わせて接合してな
る枠組上面に屋根下地板22を添着した1体可搬のパネ
ル体であって、軒先の枠材21外面には木質の軒先材2
3が配設されるとともに、該軒先材23上面に広小舞い
24が添着する。
ンジを設けたI形鋼からなり、例えば角鋼管から形成さ
れる家屋の柱20、20間に両端部をボルト止めするこ
とにより水平に架け渡される。又屋根パネル3は、溝形
鋼からなる枠材21…を溝部を向き合わせて接合してな
る枠組上面に屋根下地板22を添着した1体可搬のパネ
ル体であって、軒先の枠材21外面には木質の軒先材2
3が配設されるとともに、該軒先材23上面に広小舞い
24が添着する。
【0011】屋根パネル3は、棟部から軒先にのびる中
の枠材21A下面を固着する受片26Aと、前記屋根梁
2の上フランジ上面に固着される固定片26Bとを有し
た支持金具26を介して屋根梁2上端に、該屋根梁2か
ら外方にはみ出す軒先部Aを有して屋根勾配をもって固
定される。
の枠材21A下面を固着する受片26Aと、前記屋根梁
2の上フランジ上面に固着される固定片26Bとを有し
た支持金具26を介して屋根梁2上端に、該屋根梁2か
ら外方にはみ出す軒先部Aを有して屋根勾配をもって固
定される。
【0012】又前記継ぎ梁4は、ウエブ4Aの上下に前
記屋根勾配と同傾斜でのびるフランジを設けることによ
り両側面に溝部を有するI形鋼からなり、その内端に垂
直に固着された矩形の取付板29を前記屋根梁2の上下
のフランジの外縁間に架設された矩形の固定板30にボ
ルト止めすることにより、その全長さが前記屋根パネル
3と同勾配を有して屋根梁2に固定される。なお継ぎ梁
4の上フランジと前記取付板29とには、三角形状の垂
直な補強プレート31が固着され、継ぎ梁4の内端部の
強度を高めている。
記屋根勾配と同傾斜でのびるフランジを設けることによ
り両側面に溝部を有するI形鋼からなり、その内端に垂
直に固着された矩形の取付板29を前記屋根梁2の上下
のフランジの外縁間に架設された矩形の固定板30にボ
ルト止めすることにより、その全長さが前記屋根パネル
3と同勾配を有して屋根梁2に固定される。なお継ぎ梁
4の上フランジと前記取付板29とには、三角形状の垂
直な補強プレート31が固着され、継ぎ梁4の内端部の
強度を高めている。
【0013】このような継ぎ梁4は、屋根梁2に複数か
つ平行に固定され、その各外端には、前記前面梁5が連
結金具6を用いて結合される。
つ平行に固定され、その各外端には、前記前面梁5が連
結金具6を用いて結合される。
【0014】前面梁5は、本例では水平なウエブの両端
に垂直なフランジ5A、5Bを設けたH形鋼からなり、
継ぎ梁4の各外端で途切れることなく前記屋根梁2と平
行にのびるとともに、その内のフランジ5Aと前記継ぎ
梁4のウエブ4Aとに夫々ボルト止めされる第1、第2
の取付片9A、9Bを有する連結金具6により、継ぎ梁
4と前面梁5とを結合する。
に垂直なフランジ5A、5Bを設けたH形鋼からなり、
継ぎ梁4の各外端で途切れることなく前記屋根梁2と平
行にのびるとともに、その内のフランジ5Aと前記継ぎ
梁4のウエブ4Aとに夫々ボルト止めされる第1、第2
の取付片9A、9Bを有する連結金具6により、継ぎ梁
4と前面梁5とを結合する。
【0015】連結金具6は、継ぎ梁4のウエブ4Aにボ
ルト止めされる台形板状の第1の取付片9Aと、該第1
の取付片9Aの垂直な外縁9A1から前記継ぎ梁4の外
端を外にこえる位置でかつ前面梁5と平行に突出ししか
も該前面梁5の内フランジ5Aにボルト止めされる第2
の取付片9Bとを具えるとともに、該第2の取付片9B
は、その上端から内方に継ぎ梁4と同傾斜でのびる斜め
片33と一体成形された略L字状の基体34を前記第1
の取付片9Aの側面に固定することにより形成される。
又連結金具6は、図2に示すように前記継ぎ梁4のウエ
ブ4Aの両側に配されるとともに、各連結金具6、6の
前記第1の取付片9A、9Aがウエブ4Aを挟んでボル
ト止めされる。このように対称な2つの連結金具6、6
を用いて、継ぎ梁4と前面梁5とを結合する。
ルト止めされる台形板状の第1の取付片9Aと、該第1
の取付片9Aの垂直な外縁9A1から前記継ぎ梁4の外
端を外にこえる位置でかつ前面梁5と平行に突出ししか
も該前面梁5の内フランジ5Aにボルト止めされる第2
の取付片9Bとを具えるとともに、該第2の取付片9B
は、その上端から内方に継ぎ梁4と同傾斜でのびる斜め
片33と一体成形された略L字状の基体34を前記第1
の取付片9Aの側面に固定することにより形成される。
又連結金具6は、図2に示すように前記継ぎ梁4のウエ
ブ4Aの両側に配されるとともに、各連結金具6、6の
前記第1の取付片9A、9Aがウエブ4Aを挟んでボル
ト止めされる。このように対称な2つの連結金具6、6
を用いて、継ぎ梁4と前面梁5とを結合する。
【0016】このように屋根梁2と平行に保持される前
面梁5の下方には、前記家屋空間Sの外壁を形成する壁
パネル7が配される。
面梁5の下方には、前記家屋空間Sの外壁を形成する壁
パネル7が配される。
【0017】壁パネル7は、断面略矩形の木質の枠材3
6…を矩形に接合してなる枠組の表裏に面材37、37
を貼着してなるパネル体であって、その下端は、前記前
面梁5の下方かつ該前面梁5と平行にのびしかも家屋空
間Sの床面を形成する床パネルP端縁を支持するラチス
梁39の上弦材39A上面に立設された立上げ片40
に、壁パネル7の下の枠材36A下面に設けられた条溝
41を嵌合することにより支持され、又壁パネル7の上
端は、本例では取付金具43を用いて前面梁5に支持さ
れる。
6…を矩形に接合してなる枠組の表裏に面材37、37
を貼着してなるパネル体であって、その下端は、前記前
面梁5の下方かつ該前面梁5と平行にのびしかも家屋空
間Sの床面を形成する床パネルP端縁を支持するラチス
梁39の上弦材39A上面に立設された立上げ片40
に、壁パネル7の下の枠材36A下面に設けられた条溝
41を嵌合することにより支持され、又壁パネル7の上
端は、本例では取付金具43を用いて前面梁5に支持さ
れる。
【0018】取付金具43は、壁パネル7の上の枠材3
6B上面に固着される脚片44の略中央から垂直に立上
がる立上げ片45を介して前面梁5の内フランジ5A内
面に当接する立片46を有する後金具43Aと、該後金
具43Aの前記立上げ片45にボルト止めされる垂片4
7上端から外方に折曲がりかつその先端に前面梁5の外
フランジ5B外面に当接する立片49を有する前金具4
3Bとからなる。壁パネル7の上端は、前記後金具43
Aの立上げ片45に前金具43Bの垂片47をボルト止
めし、後金具43A、前金具43Bの各立片46、49
間に前面梁5の内外のフランジ5A、5Bを挟持するこ
とにより、前面梁5に支持される。
6B上面に固着される脚片44の略中央から垂直に立上
がる立上げ片45を介して前面梁5の内フランジ5A内
面に当接する立片46を有する後金具43Aと、該後金
具43Aの前記立上げ片45にボルト止めされる垂片4
7上端から外方に折曲がりかつその先端に前面梁5の外
フランジ5B外面に当接する立片49を有する前金具4
3Bとからなる。壁パネル7の上端は、前記後金具43
Aの立上げ片45に前金具43Bの垂片47をボルト止
めし、後金具43A、前金具43Bの各立片46、49
間に前面梁5の内外のフランジ5A、5Bを挟持するこ
とにより、前面梁5に支持される。
【0019】さらに建込まれた壁パネル7の上端、前記
取付金具43及び前記前面梁5は、図1に示すように壁
パネル7の上の枠材36B上面外端から立上がる幕板5
1により目隠しされるとともに、該幕板51上端には水
平な軒天井材53を介して、上端が前記広小舞い24下
面に至る鼻隠し54が配設される。
取付金具43及び前記前面梁5は、図1に示すように壁
パネル7の上の枠材36B上面外端から立上がる幕板5
1により目隠しされるとともに、該幕板51上端には水
平な軒天井材53を介して、上端が前記広小舞い24下
面に至る鼻隠し54が配設される。
【0020】なお前記家屋空間Sは、図3に示すように
前記軒先部Aの一部に家屋Hから突出するごとく形成し
うるが、該軒先部Aの家屋Hに沿った全長に亘り設けて
もよい。又前記屋根梁2、前面梁5は、断面T字状の形
鋼材、溝形鋼などを用いて形成してもよい。
前記軒先部Aの一部に家屋Hから突出するごとく形成し
うるが、該軒先部Aの家屋Hに沿った全長に亘り設けて
もよい。又前記屋根梁2、前面梁5は、断面T字状の形
鋼材、溝形鋼などを用いて形成してもよい。
【0021】
【考案の効果】叙上の如く本考案の家屋軒先部の構造
は、簡易な構成で軒先部下方に家屋空間を形成すること
ができ、施工性を損なうことなく限られた敷地内で屋内
スペースを拡げることを可能とする。又屋根梁に内端が
ボルト止めされる継ぎ梁は、その全長さが屋根パネルと
同傾斜でのびる形鋼材からなるため、この継ぎ梁の途中
で折曲がり部等を形成することなく簡易な構成で屋根パ
ネル下方に納まり良く配置でき、しかもその製造コスト
などの費用を節減しうる。さらに前記継ぎ梁と、その外
端で途切れることなく屋根梁に平行にのびる前面梁と
は、継ぎ梁のウエブ両側に配されかつ各第1の取付片が
このウエブを挟んでボルト止めされる2つの連結金具の
各第2の取付片を前面梁にボルト止めすることにより結
合されるため、継ぎ梁の外端部を、ウエブに第1の取付
片がボルトにより共付けされる2つの連結金具を用いて
強固に前面梁に固定でき、施工性を低下させることなく
取付強度を高めうるとともに、取付品質を向上しうる。
は、簡易な構成で軒先部下方に家屋空間を形成すること
ができ、施工性を損なうことなく限られた敷地内で屋内
スペースを拡げることを可能とする。又屋根梁に内端が
ボルト止めされる継ぎ梁は、その全長さが屋根パネルと
同傾斜でのびる形鋼材からなるため、この継ぎ梁の途中
で折曲がり部等を形成することなく簡易な構成で屋根パ
ネル下方に納まり良く配置でき、しかもその製造コスト
などの費用を節減しうる。さらに前記継ぎ梁と、その外
端で途切れることなく屋根梁に平行にのびる前面梁と
は、継ぎ梁のウエブ両側に配されかつ各第1の取付片が
このウエブを挟んでボルト止めされる2つの連結金具の
各第2の取付片を前面梁にボルト止めすることにより結
合されるため、継ぎ梁の外端部を、ウエブに第1の取付
片がボルトにより共付けされる2つの連結金具を用いて
強固に前面梁に固定でき、施工性を低下させることなく
取付強度を高めうるとともに、取付品質を向上しうる。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】その要部を示す分解斜視図である。
【図3】本考案の一実施例を概略的に示す平面図であ
る。
る。
【図4】家屋空間の配置を例示する平面図である。
2 屋根梁 3 屋根パネル 4 継ぎ梁4A ウエブ 5 前面梁 6 連結金具 7 壁パネル9A 第1の取付片 9B 第2の取付片 A 軒先部 R 屋根 S 家屋空間
Claims (1)
- 【請求項1】屋根梁上端に屋根パネルを前記屋根梁から
はみ出して配することにより形成される屋根の軒先部の
下方に家屋空間を設ける家屋軒先部の構造であって、前
記屋根梁に内端がボルト止めされかつ全長さが前記屋根
パネルと同傾斜で軒先に向かってのびる複数の継ぎ梁
と、前記継ぎ梁の外端で屋根梁と平行にかつ継ぎ梁の該
外端で途切れることなくのびる前面梁とを連結金具によ
り結合し、かつ前記前面梁により前記家屋空間の外壁を
なす壁パネル上端を支持するとともに、前記継ぎ梁は、
ウエブの上下にフランジを設けることにより両側面に溝
部を有する形鋼材からなり、かつ前記連結金具は、前記
継ぎ梁の前記ウエブにボルト止めされる第1の取付片
と、この第1の取付片に前記継ぎ梁の前記外端を外にこ
える位置でかつ前記前面梁と平行に固定される第2の取
付片とを有し、しかもこの連結金具は、前記ウエブの両
側に配されかつ各第1の取付片がウエブを挟んでボルト
止めされるとともに、各連結金具は、前記第2の取付片
を前記前面梁にボルト止めすることにより継ぎ梁と前面
梁とを結合することを特徴とする家屋軒先部の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991081512U JPH0754416Y2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 家屋軒先部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991081512U JPH0754416Y2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 家屋軒先部の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524730U JPH0524730U (ja) | 1993-03-30 |
JPH0754416Y2 true JPH0754416Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=13748408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991081512U Expired - Lifetime JPH0754416Y2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 家屋軒先部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754416Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS637446A (ja) * | 1986-06-27 | 1988-01-13 | ナショナル住宅産業株式会社 | 屋根パネル支持構造 |
JPH0625534Y2 (ja) * | 1988-11-15 | 1994-07-06 | ナショナル住宅産業株式会社 | 屋根組構造 |
JPH02136456A (ja) * | 1988-11-15 | 1990-05-25 | Natl House Ind Co Ltd | 部分傾斜梁材 |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP1991081512U patent/JPH0754416Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0524730U (ja) | 1993-03-30 |
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